48時間経った時点で発酵は沈静化してました。
シュワシュワという音もほとんどなくなりました。
味見してみたらまさにお酒以外の何者でもありません!
甘味がすっかり消えて、ちゃんと酔えるだけのアルコールが作られてます。
冷蔵庫でちょっと冷やしてロックでいただきました。
シードルのように甘味のある炭酸酒を通り越してワインのような味です。
それでもお世辞抜きで(゚Д゚)ウマー。
酒の専門家?のいらっしゃる都内某所で実験は第二段階に入っております。
オレンジジュース、桃ジュース、そして野菜フルーツミックスジュース…。
それぞれに魔法の粉=ドライイーストが投入されフツフツと泡を吐き出しております。
愛い奴、愛い奴。可愛いのぉ♪
山陰ツーリングも概ね無事に終わりました。
日本代表も北朝鮮に勝って無事にW杯出場を決定しました。
さて。ツーレポUPまで時間がかかりますので、少々別のネタをご披露。
兵庫は但馬から京都の丹波を抜けて来たのですが、とちゅうに「サル酒」の看板を見かけました。
「まじかよ!?」と思いましたが、時間がなかったのでその場はスルー。
帰宅後、調べてみたところ丹波のさる酒という商品名が見つかりました。
生薬などを使った健康にいいお酒のようで、残念ながら実際に猿が作ったわけではありません。
…って当たり前ですかね?
ところで話はここで終わりません。
猿酒について検索した結果で「猿酒の作り方」というのを発見!
2chの酒・BAR板では実際に作った人たちのスレッドもありました。
こちらが現行スレッドです。以下、作り方を引用。
■用意するもの
ペットボトル
ドライイースト
100%ジュース
■造り方
1.ペットボトルに7分目くらいまでジュースを注ぐ。
2.ドライイーストを加える。(2グラムくらい・テキトーです)
3.しばらくすると泡が出てくる(イースト菌がアルコールを造っている)
4.たまに気を抜いてやる。
5.たまに混ぜてやる。
6.1週間くらいで完成。
…すごく簡単ですが、材料と手順はこれだけです!
実際に2chでのやり取りを読んでみると、みんないろいろ工夫しながら実際に作ってます。
しかも美味そう。 どうです? 試したくなるでしょ?? でしょ??
ってことでイースト菌とリンゴジュースを早速調達。
実験結果は一週間後~♪
(…ん? スレッドを読むと二三日でいけそうかな?)
風の強い一夜が明けた。5:30、起床。
山陰ツーリングも今日で終わりだ。
朝食は昨日買っておいたコンビニおむすび二つ。
疲れが残ってるのか、あまり美味くない。
テントを撤収してから、脇の藪でNGSを済ませ、6:40、出発。
最後に林道を一本走って行こう。
妙見蘇武林道の本線に出て北上。
ところどころ深い場所もある砂利道で溝が多い。
金山峠までは東側に展望が開けている。
真横から差し込む朝日が眩しい。
7:05、金山峠を通過。ここまでは昨日走った道だ。
峠から先はしばらく舗装路面が続く。
今度は西側の展望が開け始めた。
昨日走った氷ノ山が良く見える。
一箇所、路面崩落で一本橋状態だったが無事クリア。
17:10、東屋が併設された記念碑に到着。
石碑には「蘇道」と大書されている。
ここでキャンプする手もあったなぁ。
記念碑を過ぎてしばらくすると未舗装路面になった。
幅広・フラットで走りやすい尾根沿いのダートをさらに北上。
7:35、終点に到着。
十字路なのだが正面の三川林道はピストンで、左は廃道状態。
必然的に右の県道258に進む。
林間の未舗装路を経て、7:50、R482に合流。
南東へ数分進み、道の駅・神鍋高原に到着した。
飲み物補給して小休止。今日も暑くなりそうだ。
R482をさらに東進し、R426に合流。
8:40、但馬の小京都・出石に到着した。
ここの出石蕎麦を食べたら、後はまっすぐ東京へ帰るつもりだ。
バイクでグルリと街中を回り蕎麦屋を探す。
しかし時間が早過ぎてどこもやってない。
諦めるのも惜しいので時間をつぶしがてら街中を散歩。
出石城址や城下町、おりゅう灯篭や辰鼓楼を見物。
歩き回っているうちに9:00を過ぎた。
街中で官兵衛という店が開店しているのを発見。早速、店内に入る。
まずは名物の皿そば5枚600円と薬味250円を注文。
白焼きの洒落た小皿に小分けされ、打ちたての蕎麦と薬味が出てきた。
美味い。昨日から影を潜めていた食欲が復活。
あっという間に腹の中へ収めて、さらに5枚追加注文。
皿そばは食べたい枚数を注文するシステムになっているのだ。〆て1450円なり。
後から出された蕎麦湯も実に濃厚で、これまた美味かった。
食べ終わる頃、店主が出てきて話しかけてきた。
さっきセローでうろうろしてたのを見かけていたらしい。
店主も元ライダーということで、しばらくバイク談義。
美味しい蕎麦に話が及ぶと、駒ヶ根ICの近くの丸富という店を教えてもらった。
いつか機会があったら訪れてみよう。
9:50、出発。R426を南下。福知山経由で丹波に向かう。
10:20、登尾トンネルを抜け、京都府内に入った。
福知山でR9に合流し、さらに南東へ。
この辺りを走ってる最中に「さる酒」の看板が一瞬目に入った。
「まじかよっ!?」と興味が沸いたが、どんな酒か確かめる暇は無い。残念。
11:15、国道沿いにバイク屋があったので、オイル交換をお願いした。
これで一安心。東京まで持つだろう。
11:40、道の駅・丹波マーケスでトイレ休憩。
給油を済ませ、丹波ICから京都縦貫自動車道路へ乗った。
時刻は12:00。
一気に全線を走り抜け、12:20、沓掛ICで再びR9へ降りてきた。
京都市街は目前だが、混雑が激しいので華麗にスルー。
裏道を使って京都南ICへ抜け、12:45、名神高速道路へ接続。
ここから東京ICまで約500km。のんびりマイペースで行こう。
13:00、琵琶湖南岸の大津SAで休憩。
その後、走り始めてすぐに眠気が襲ってきた。
あわてて黒丸PAへ入り、20分ほどベンチで仮眠。
わずかな時間に思えるが、この仮眠で頭が完全にスッキリした。
14:05、黒丸PAを出発。
14:35、伊吹山を横目に関が原を越え、岐阜県内に入った。
さらに15:00、木曽川を渡って愛知県に入り小牧JCTで中央道に接続。
再び岐阜県内に戻り、15:30、虎渓山PAに到着した。
小腹が空いてきたので、この辺でおやつを食べよう。
ソースカツ丼とうどんのセット750円。
うどんは関西風と関東風の中間のような微妙な味。
ソースカツ丼は普通に美味かった。
16:05、虎渓山PAを出発。東京まで約330km。
16:45、恵那山トンネルを潜って、いよいよ長野県だ。
中央アルプスと南アルプスを左右に眺めながら伊那谷を北上。
長い道のりだが、景観が変化に富み飽きずに済む。
やはり中央道を選んで正解だった。
東名高速道路を使った場合に比べても距離の差は以外に少ない。
17:20、駒ヶ岳SAで小休止。
出石で教えてもらった蕎麦屋に寄りたいが、さすがに時間が無い。
トイレを済ませ、駒ヶ岳を眺めて10分ほどで出発。
18:00、岡谷JCTを過ぎて、南東に進路変更。
18:05、諏訪湖SAに到着。ここから東京まで約180km。
この辺りまで来ると、自分のテリトリーに戻ってきた感がある。
ちょっと安心したところで大休止。
SA内にあるハイウェイ温泉・諏訪湖でのんびり入浴。
19:15、最後の給油を済ませ、諏訪湖SAを出発。
19:35、中央道最高所を過ぎ、山梨県に入った。
すでに日は落ちて、辺りは真っ暗。これまで以上に慎重に走る。
釜無川沿いにずーっと下って、20:00頃、甲府を通過。
さらに東へ進んで、20:40、談合坂SAに到着。
東京まで約60km。ここまで来ればこっちのもんだ。
レストランでほうとう1250円の夕食。
食後、ちょいとベンチに横になって休憩。
満腹の胃が少し落ち着いたところで、21:25、談合坂SAを出発。
神奈川県を抜けて、21:40、小仏トンネルで東京都内へ。
22:20、無事帰宅。予想通り、京都から10時間弱掛かった。
本州の西の果てから開始した正味五日間の山陰ツーリングは、これにておしまい。
青海島から鳥取砂丘にいたる日本海と、秋吉台から妙見山にいたる中国山地を堪能した五日間。
パッとしないイメージは拭えないが、何気ない風景にふと懐かしさを覚える旅だった。
ちなみに「さる酒」についての後日談はこちら。
山陰ツーリング4日目。今朝は5:30に起床。
朝食前に30分ほど鳥取砂丘を散歩してみた。
風が弱いのか、残念ながら期待していたほど大規模な風紋は無い。
それでも朝から壮大な景色を眺められて気持ちよい。
とか言いながら散歩を終えたらバテバテ。長旅の疲れが出始めたのだろうか。
朝食は鳥取の隠れ名物?亀井堂のサンドイッチと豆乳。
サンドイッチと言っても具はツナやハムではない。ジャムやバターピーナッツなどの甘い具だ。
それを薄い食パンに挟み二等分にカットし、レトロな黄色のパッケージで包装したもの。
鳥取全県のスーパーなどで販売されてるそうだ。
期待通り、C級グルメとしておいしかった。
やはり疲れているのか、体が甘いものを欲しているようだ。
朝から快晴なので、ここぞとばかりに天日干し。
セローとテントを駆使して靴下・タオル・バケツ・寝袋を干しまくる。
みっともないが昨日一日雨に降られた身としては気にしてられない。
撤収の間にあらかた乾いた。8:40、荷物を積んで出発。
今日は丸一日林道を探索して、明日は東京へ帰ることになる。
山陰の海ともこれでお別れだ。
まずは向かった先は、なぜか鳥取市役所。
9:00、駐車場にバイクを止め、まっすぐ2Fの食堂へ。
到着するなり食券の自販機でスラーメン250円の食券を購入した。
そう、このスラーメン(素ラーメン)が目的だったのだ。
「中華麺+うどんツユ」という想像し難い組み合わせで全国的に未だ無名の存在。
それにチャレンジするため、朝食も軽めにした。
営業時間は10:30からと後で気づいたが、快く注文を受け付けてくれた。
食堂のおばちゃん、ありがとう!
出てきたのはどんぶりの縁ギリギリまで注がれたツユにストレート麺。
具はネギとモヤシと薄ーい蒲鉾一切れのみ。すこぶるシンプルである。
肝心の味の方は…うーん…美味くない…。期待が大きすぎたのだろうか…。
甘いスープがどうにも後味悪く、麺も茹で過ぎ。おばちゃん、ごめん。
完食したけど僕の口にはあいませんでした。(T-T) 体調が悪かったのかなぁ。
再訪する機会があったら、武蔵屋食堂に挑戦してみよう。
気を取り直して出発。R29を姫路方面に進む。
昨日の雲が嘘のように晴れ渡った空。四方を囲む中国山地の展望も良好だ。
10:00、道の駅・はっとうでトイレ休憩。
そろそろ、気温が上がって暑くなって来た。
県道37を左折して、ふるさとの森方面に北上。
10:30、本日一本目の林道・扇ノ山林道の起点に到着。
この林道、林道への案内板では廃道状態・極悪路と評されている。
慎重に行こう! 気合を入れて出発!
起点から結構荒れ気味だ。クレパスも深くて多い。
しばらく進むと通行止めの看板の先で、いきなり土砂崩れが路面を覆っていた。
バイクを降りて偵察。上り勾配に出来た高さ1m強の盛り土だ。すぐ先がマディだが轍もある。
「大怪我しないか?」「いざという時にはUターン可能か?」がこういう時の僕の判断基準。
これくらいなら行けそうだ。気合一発、力ずくでクリア。
だがホッとしてる間もなく、路面状況は更に酷くなった。
深い溝にガレガレ、急勾配の路面がこれでもかこれでもかと続く。
覚悟してたがハードさは福島の鎌房甲子林道を超えていた。
10:45、舗装林道との3差路に到着して一段落。
ここから峠までの区間は路面状況がまし(?)になるらしい。
5分ほど休憩してから探索再開。幅員は狭く泥濘は多いがガレは少ない。
舗装林道と繋げば走行できるためか、交通量はありそうだ。
全体的に閉塞感のある道だが、トラバース区間で視界が一瞬開けた。
すかっと晴れた日に、こういう林道を走るのは最高の気分だ。
っと、喜んだのもつかのま、また土砂崩れ。
今度は1.5mはある盛大な盛り土。向こう側がまったく見えない。
またバイクを降りて偵察。柔らかい土質のようで刻まれた轍も深い。
が、これも行けそうだ。気合一発、力ずくでクリア。段々、イケイケモードに。
河合谷林道との三叉路を超え、11:07、東因幡林道との分岐点へ到着。
とりあえずスルーして、扇ノ山登山口のある峠まで本線をそのまま進んだ。
峠までの道は溝が多く、長い長い一本橋を余儀なくされた。
いつもなら多少緊張するのだが、ここまでの道のりに比べれば屁でもない。
峠から先も林道は続くが、舗装路面なのでここでUターン。
分岐まで戻って東因幡林道へ進む。
さぁ、極悪林道ともこれでおさらば。
東因幡林道に関する事前情報では特に注意事項も出ていない。
全般的に路面はフラット。雑草が生い茂り、水溜りがあちこちにあるが走りやすい。
鳥取県と兵庫県を隔てる尾根沿いのトラバース路で景色もよい。
このままのんびり完走して国道482号線に抜けようっと♪
…と気楽に進んだのだが、甘かった。激甘だった。
しばらく進むと、また土砂崩れ。
これまでより低い盛り土で無事クリアできたが、まだまだ序の口。
次に現れた土砂崩れはすこぶる豪快だった。もはや小山である。
こりゃ無理だろう、とバイクを降りて入念に偵察。
むぅ。一応、ルートらしきものはあるようだ。
「ここに登って、こっちに進んで…」とシミュレート。
埋もれた木の尖端と崖への転落に注意が必要だが、行けなくは無い。
この先行き止まりで帰ってくることになっても通過は可能だろう。よっしゃ行くか!
どうにか乗り越えたが、その先は倒木が次々と現れた。
上下左右に避けながら突き進んで行くうちにバイクの轍すら見当たらなくなる。
これ、本当にR482まで抜けられるのか…?
そして12:00、満を持してラスボス登場。
直径40cmはあろうかという巨木である。
細々した草木・土砂を巻き添えにして、道に対して斜めに倒れていた。
冷静な僕ならここで引き返すのだが、何しろここまでの間に判断力が壊れている。
「無理だろうけど一応トライしてみるか♪」(゚∀゚)アヒャヒャ
ダイソーの100円ノコギリを取り出し細い枝や倒木を取っ払い、周囲を片付け。
炎天下での作業は辛い。徐々にテンションが下がり始める。15分ほどで作業完了。
助走する余裕は無いが、倒木に対して一応垂直にアプローチできるようになった。
準備OK、いざ勝負!
倒木の前後に置いた石の助力もあって、フロントタイヤはクリア。
さらにリアタイヤが倒木に達し…ない!?
エンジンガードに支えられ、リアタイヤもフロントタイヤも宙に浮いたまま停止…。
いわゆる亀の子状態だ。前後に揺さぶっても動く気配なし。( つД`)
乗車したままでは埒が明かない。丸太の上で慎重にバイクを降りた。
降りたとたんにバイクのバランスが崩れて、その場で転倒…。 。・゜・(ノД`)・゜・。
倒れた方向が下り勾配だわ、荷物は重いわで起こせない。
フューエルコックをOFFにして、倒れたままのバイクから荷物を降ろす。
荷物を降ろし終わって小休止。空荷になったバイクを「えんやこら」と起こして中休止。
倒さないようにバイクを後退させ、亀の子から脱出して大休止…。あぁ…疲れた…。
疲労困憊。さっきまでのハイテンションは消え失せた。
空荷の状態のセローならこの倒木を越えられるかも知れない。
だがこの先へ進んで国道まで抜けられる保証は無い。
もしUターンということになって、またこの倒木を越えなきゃならないとしたら…。
リスクと体力を考えて諦めることにした。
平地までバイクを引っ張ってエンジンを掛…「プスン」…掛からない!?
Σ(゚口゚||| 転倒で壊れたか!?
…と思ったら、フューエルコックを戻し忘れてただけだった。orz
荷物を積み直して、12:50出発。倒木と土砂崩れ満載の道を戻る。
13:20、扇ノ山林道との分岐まで到達して、ようやく安堵。ここから先も極悪路なのに…。
さて、ここからの迂回ルートだが、扇ノ山林道と舗装林道を経て県道37号へ出ることにした。
河合谷林道から県道103号へ抜ける方が次の目的地に近い。
しかしマップルの「通行止め」のコメントが気にいらない。もうUターンは嫌だ。
ってことで、扇ノ山林道の狭い幅員をマッタリと引き返す。
途中、紅葉マークを付けた姫路ナンバーのジムニーがいた。
追い抜いたすぐ先に例の盛り土があった。ジムニーはそこで断念したようだ。
僕の方は舗装林道との三叉路まで特に問題なし。
ここから、あのガレガレの道を下るほうが近道なのだが体力が持たない。
迷わず舗装林道へ進んだ。長い長い下り勾配を経て県道37号に合流。
さらに下って朝通過したR29の分岐に到着したのは14:15。
随分と時間を浪費してしまった。急がねば。
R29を東へ快走。県境が近づくにつれ、山深くなってきた。
とうに昼も過ぎ腹が減ってきたが食べる場所がみつからない。
14:40、新戸倉トンネルを抜け兵庫県に入った。
結局食事を取れぬまま次の目的地、瀞川氷ノ山林道の入り口に到着。
時刻は14:50。時間も無いので、そのまま突入した。
登り勾配の区間は十方山林道並みのガレだったが、午前中の極悪路に比べれば可愛いものだ。
トラバース区間になると路面はフラットに。交通量が意外と多く、四輪車とも何台か見かけた。
峰沿いの道だけあって絶景が続いたが、のんびり眺める時間が無い。
広域基幹林道・瀞川氷ノ山線は全長40数km、未舗装区間約30kmの超ロングダートなのだ。
のんびり走っていては今夜の幕営の準備が覚束ない。疲れた体に鞭打って先を急ぐ。
15:45、南側区間を走り終え、スキー場へ出た。
県道を経由して北側の区間へ。入口で一台のオフ車とすれ違う。
北側区間も一段と景色が素晴らしくて走りやすい。
林道ではなかなかお目にかかれない、長い長い直線もあった。
右手に妙見山や蘇武岳を眺めながら尾根道を北上。
やがて下り勾配になり、16:20、県道89号を経て最後の舗装区間に入った。
通行止めの標識があったがバイクでの通行には支障なし。
16:30、無事に瀞川氷ノ山林道全線を走破してR9に合流できた。
国道に出てすぐ脇にあったGSで給油。
さらに少し南下して、16:35、道の駅・村岡ファームガーデンに到着した。
とりあえず昼食を食べてないのでレストランへ。
但馬牛を使った牛焼肉定食を注文したが、正直、食欲が無い。
うーん、疲れ切ってるせいかなぁ。(´・ω・`)ショボーン
食事は全部食べたが、余り美味しく感じなかった。
幕営に備えて道の駅のトイレでペットボトルに水を補給してR9を南下。
スーパーで買出しも済ませてから、今日のキャンプ地を目指す。
県道259号を左折し、妙見蘇武林道を目指してワインディングを登る。
別に林道を走りたいわけではないが、キャンプ場への近道なのだ。
見晴らしの良い牧場を過ぎ、17:30、妙見蘇武林道とのT字路を右折。
通行止めだが通り抜け可能という事前情報は得ていた。
妙見蘇武林道の状況は翌日のツーレポに任せるとして…17:55、妙見キャンプ場に到着。
…むぅ。誰もいない。
管理棟の扉は閉ざされ、しばらく使ってなさそうだ。張り紙によるとまだ冬季閉鎖らしい。
サイトに行ってみたがトイレも水道も使えず。広場には大きな木が倒れていた。
まぁいいか。普段の野営と同じことだ。
手近にあった平らなスペースにテントを設営。
人気の無いロケーションには慣れてるはずなのだが、何故か心細さを感じる。
疲れきって体力が無くなると、一緒に気力も無くなるものなのだろうか。
一段落した後、気分転換も兼ねてバケツに水を入れて体を拭いた。
昼間汗まみれになったが今夜は風呂に入れないのだ。
ホームレスへの道を一途に歩んでるわけではない。
着替えて何となく気分がサッパリ。ふぅ。
もう半年も閉鎖されたキャンプ場である。
夜が更けるにつれて、ケモノたちの気配が立ち込めてきた。
もちろん気のせいなのかもしれないが、心細さは増す一方。
ただ携帯電話が圏内だったことに救われた。
こんな愚痴を書いたら健さんからの励ましがあった。本当にありがたい…。
明日は東京までの長距離走行が待っている。
うん、ちゃんと寝なきゃ。
5:00起床。まだ雨がポツポツ降っている。
ラジオの天気予報によると夕方まで止まないらしい。
洗濯物が乾かないので憂鬱になる…。何はともあれ米を炊いて朝食。
昨日無事だった卵二個と納豆を混ぜて焼きオカズにした。
食器を片付けがてら、隣のサイトにテントを張っていた神戸からのソロライダーにご挨拶。
バッグに詰められるものは全て詰めてから、本体を濡らさない様テントを畳む。
スカウトの子供たちが朝食の支度を始める頃には撤収を完了した。
雨具を装着して、8:10、出発。
本日、最初の目的地は出雲大社。
R184を北上して出雲市街へ向かう。県道28号を経由してR431に合流。
西へ進んで、8:40、出雲大社に到着。鳥居の前を通り過ぎて駐車場へ。
「出雲」の枕詞「八雲立つ」に相応しく、裏手の八雲山からは雲が沸き立っている。
雨は時折パラパラと降る程度で傘は必要なさそうだ。
長旅をしてると忘れがちだが今日は日曜日。まだ朝早いのに団体の参拝客も多い。
現在でも縁結びの神として信仰を集めているようで、ジジババに混じって年頃の女性もチラホラ。
ガイドに引率された集団と前後しながら境内を一巡り。
出雲大社に祀られている「大国主神(おおくにぬしのみこと)」は一般的に「だいこくさま」と呼ばれている。
仏教の大黒天(大黒様)との混交によるものだが、元来は純粋な日本の神様だ。
同じ日本古来の神々でも、この大国主神を代表とする国つ神と天照大神を始めとする天つ神とは別系統。
神話によれば日本の国土=葦原中国は大国主神によって作られ、天照大神に譲られたと伝えられている。
この神話は、後に大和朝廷となる外来の勢力に土着の豪族が従属する史実を孕んだ物語とも考えられる。
因幡の白兎の昔話でも有名な神様だが、祀られるまでの背景は複雑だったのかも知れない。
出雲そばを食べたくて近辺を散策してみたのだが、まだ時間が早すぎた。
見当をつけていた店はどれもまだ開店前。
出雲で食べるのは諦めて松江に向かうことにした。
再びバイクにまたがって9:30、出発。R431をひたすら東へ向かう。
一畑電鉄の黄色い車輌と抜きつ抜かれつしながら進むと、やがて宍道湖が見えてきた。
断続的に降る小雨に打たれつつ湖の北岸を走り、10:05、道の駅・秋鹿なぎさ公園に到着。
マスツー集団と入れ違いでトイレ休憩。
公園を抜けて湖岸に出られるようになっていた。
さらにR431を東へ走り、10:40、松江市街に入った。
ここから目当ての蕎麦屋を探したのだが、なぜかなかなか見つからない。
案内の地図が大雑把すぎて、ナビの目標ポイントで別の位置を指定してしまっていたのだ。
散々迷った挙句、道行く地元の方に尋ねて解決。
11:00、出雲そばの名店・神代そばへ到着した。
暖簾を潜って着席。地元産の蕎麦粉を使用した三彩割り子そばを注文した。
三段重ねの割子と呼ばれる器に色黒の蕎麦が盛られてやってきた。
三種類の薬味が乗せられたこの麺の上に出汁を直接掛ける、という独特の食べ方。
蕎麦粉の風味豊かな麺は予想していたよりも腰が強く、喉越し・歯ごたえとも素晴らしい。
出汁は醤油がやや勝ちすぎに感じたが、調べてみるとこれも出雲そばの特徴のようだ。
正直、かなり美味かった。これまでに食べてきた蕎麦の中で一二を争うかも知れない。
他所では価格に見合う高級感を出そうと上品さを装う蕎麦が多い。
しかし所詮は雑穀も食べられない痩せた土地の食べ物である。
こういう下品な食べ方(失礼!)の方が性に合っていて、単純に美味く感じるのかも知れない。
食事を終えて、11:20、出発。
松江城の堀を巡り天守閣を遠目に眺めてからR431に合流。
再び東へ、中海の北岸をぐるりと巡る。
境水道大橋を渡って、やってきました鳥取県。時刻はちょうど12:00。
予定外だったが、道案内につられて境港の水木しげるロードに寄り道。
ゲゲゲの鬼太郎やネズミ男の銅像が商店街に並ぶ光景は一種独特。
観光客が意外に多かったが、他に行くとこ無いんだろうなぁ…。
境港から米子へと海岸沿いの国道をさらに東へ。
この辺りの海岸は弓ヶ浜と呼ばれてるそうだ。
海を眺めようと脇道に入ってみたら、浜昼顔が一面に咲いていた。
12:40、米子市街でR9を右折。
しばらく進んで給油を済ませ、大山(だいせん)に向かう。
伯耆富士とも呼ばれる中国山地の最高峰だ。
まっすぐ山麓を登る県道24号だが、行く手の濃い雲が嫌でも目に入る。
標高が上がるにつれて雨が強くなってきた。
13:00、大きな駐車場があったので、休憩ついでに雨具を装着。
大山寺の手前で右折し大山環状道路に入ったが、状況は変わらず。
さっぱり景観が開けない…。
反時計回りに南麓までやってきても大山山頂付近は雲の中だ。
13:30、大山の絶景スポット・鍵掛峠に到着。
駐車スペースで奈良ナンバーの老夫妻と、この状況を愚痴りあった。
伯耆富士・大山は今回のツーリングでも一番の楽しみだったのだが残念無念。
東へ走り、14:00、蒜山大山スカイラインを右折。
鳥取と岡山の県境を経て蒜山高原方面に進む。
蒜山(ひるぜん)もそうだが、なぜか中国地方の山は「せん」と読むケースが多い。
って、そんなこたぁお構いなく、どんどん雨脚が強くなってきた。最悪。
道沿いの展望台や牧場寄りながら南下して蒜山高原に。一応、この辺りは岡山県。
雨脚は弱まる気配が無い。14:20、道の駅・蒜山高原でトイレ休憩というか雨宿り。
ちょうど小腹が空いてきたところ、瀟洒なホテルのレストランがあった。
入ろうかなと思ったが止めといた。びしょ濡れの状態で入るのはやはり憚られる。
八束村でR313に合流。鳥取県の倉吉方面に北上する。
ちなみのこの八束村、横溝正史の八つ墓村のタイトルの着想を得た村らしい。
R313は高速道路並みに整備された道だった。雨が強くて高速走行がちと辛い。
14:45、県境付近にあった道の駅・犬挟(いぬばさり)で大休止。
どうにも空腹なので食堂で犬挟丼ってやつを注文。
「犬丼ひとつー!」と言ってたけど、ごく普通の中華丼なのでご心配なく。
15:05、食事を終えて出発。R313をさらに北上。
平地に下り、海が近づくに連れ天気が回復してきた。
15:40、倉吉でR179を経てR9に合流、日本海沿いに東へ向かう。
15:55、道の駅・はわいで小休止。
日本のハワイの象徴的な湖・東郷湖を眺望。
鳥取市に入り、16:20、魚見台に到着。雨はもう上がっていた。
展望台から行く手にある鳥取方面の海を眼下に見下ろす。いい眺めだ。
日本海の荒波が砂丘へと続く海岸線を洗っていた。
キャンプ場のある鳥取砂丘を目指して、R9を東へ急ぐ。
湖山池を右手に見て鳥取市街に入り、鳥取大橋を渡る。
道案内に従って市街地から海へ。16:50、鳥取砂丘に到着。
無料駐車場にバイクを止めて、まずは砂丘を見学。
んー、想像していた以上に雄大な眺めじゃないの。いいねぇ~。
あまりのんびりしてはいられない。早めに今夜の寝床を確保せねば。
再びバイクを走らせ、17:00、柳茶屋キャンプ場に到着。砂丘のすぐそばにある無料キャンプ場だ。
すでに何張りかテントが設営されていた。僕も早速ムーンライト3を組み立てる。
ちゃっちゃと張り終えて、温泉と買出しに出掛けた。
まず向かった先は砂丘温泉ふれあい会館。
ラッキョウ畑の中に建つ、小奇麗な日帰り湯だ。
18:20、受付で400円を払って浴場へ。
大きな窓から砂浜を一望できる開放感に溢れた湯船だ。
地元民が多い中、濡れた靴下をこそこそと隠れて洗う…。
雨続きで足の匂いがそれはもう酷いことになってて。
風呂から上がると19:00近い。丁度、日没の時間帯だ。
キャンプ場までの帰り道、夕陽を見ようと再び砂丘に立ち寄ってみる。
一日の終わりが訪れて、太陽もようやく顔を覗かせてくれた。
無言でベンチに腰掛けて、空を茜色に染めながら日本海へと沈む夕陽を堪能した。
買出しに市街へ出たら、すぐにスーパーがあった。さすが県庁所在地。
買出しを終えてキャンプ場に戻ってきたのが19:50。
随分と遅くなってしまったが、とりあえず晩酌。
ツマミは鳥取名産のらっきょう、とうふちくわ。それからフルーツトマトにデザート用のスイカ。
そしてジャンボうまかつというお惣菜。
魚とイカのすり身にパン粉を付けて揚げ…って江木の赤てんと近いけど、味付けはあっさり。
二切れのうち、一切れはさっと醤油をかけてかぶりつき。もう一切れはめんつゆで軽く煮た。
ビールのツマミにも、飯のおかずにも(・∀・)イイ!!
食事も済ませ食器を洗いに調理場に行くと、一人のキャンパーが蛍光灯の明かりで文庫本を読んでいた。
挨拶をしてみると東京出身のツアラーの青年だった。
1年半ほど沖縄の石垣島にいて、今は原付で北海道まで北上中とのこと。
石垣島で知り合いもできて、彼らも各自北海道へ向かってるらしい。
塩犬「また寒くなったら沖縄へ戻るんですか?」
青年「いえ、北海道まで行ったら旅を終えます。きりがないですし」
塩犬「毎年、北海道と沖縄を往復してる人もいるそうですね」
青年「いましたいました、コンブ漁やサトウキビ収穫のバイトに異様に詳しい人(笑)」
テントに戻ってAirHで掲示板に書込んで就寝。
今日は林道を全く走らなかったが、明日は丸一日どっぷり林道の予定。
晴れるかなぁ。晴れるといいなぁ。
5:00、起床。
海のすぐそばなので風が強い。朝食は納豆と卵の定番メニュー。
知り合いにツーレポの感想を聞くと「納豆多すぎ」と言われてしまうが、好きなものは仕方がない。
6個入りの卵を買ってきて、昨夜2個ゆで卵にして食べ、今朝また1個食べた。
残り3個はパックに入れてソフトクーラーの中へ。
今日は暑くなりそうだけど、まぁ一日二日は大丈夫だろう。
強風に苦労しながらテントを畳む。
道の駅に寄りスタッフに許可証を返して、7:50出発。
R191を東へ進み、数分後に仏峠を越えて、島根県に入った。
再び日本海が見えてきた。この辺りの海岸は三里ヶ浜と呼ばれているそうだ。
今日は終日内陸を走る予定なので、ちょっと国道を外れて、海にお別れの挨拶を済ます。
8:25、益田でR9を右折。数km南下して横田でR488へ左折した。
島根と広島の県境を目指して山の中へと分け入って行く。
R488は酷い道だった。国道ではなく酷道ってやつだ。
四輪がすれ違えないほど狭い幅員の上、崖の側にがガードレールが無かったりする。
無理してスピードを上げるわけにもいかず、予想していたよりも時間が掛かってしまった。
日も高くなりかなり暑くなってきた。
朝のうち出ていた雲が消えて、晴れたせいもあるだろう。
9:15、裏匹見峡に到着。休憩がてら、ちょっと散策。
渓流を吹き抜ける風が涼しくて気持ち良いなぁ。
10分ほどで休憩を終えて出発。
あいかわらずR488の状況は変わらず。
途中で湧水を見つけたので、ペットボトルに補給。
10:05、三坂峠を超えて広島県内へ。峠付近の展望は素晴らしかった。
10:10、十方山林道の起点に到着。
中国地方を代表するロングダートなのだが、入口には通行止の看板があった。
「入口から0.8km先で路肩崩落」と書かれている。ふむ。
だが、様子見に入ってみると特になんの問題も無く「どこそれ?」って状態。
フラットな登り勾配のダートを進む。
最初の数kmはちょっとした峠越えで、展望が開ける箇所もあった。
下り勾配になる頃から路面が少し荒れてきた。泥濘がちの区間もある。
渓流沿いに出て再び登り勾配になったあたりから一層、酷くなってきた。
拳大の石がゴロゴロしているガレガレの道だ。
福島の甲子林道よりはましだが、あそこの80%くらいには匹敵するだろう。
転ぶことは無かったが、縦揺れしまくり。
セローのトルクに任せて力ずくで登って行く。
これだけ荒れた林道だというのに、交通量が意外に多い。
軽登山のハイカーや渓流釣りの四輪などと時々擦れ違う。
まぁ、今日が土曜日というせいもあるだろう。
十方山の登山口でもある二つ目の峠を越えた。
下り勾配になっても路面の荒れ具合は変わらず。
団体の登山者グループをやりすごしている自家用車がいたが、よくもまぁこんな道を…。
11:00、終点に到着。
公衆トイレがある駐車場があったので、そこで15分ほど休憩。
無事完走できたが、とにかく暑い。
夏至も近いこの時期、完全に日差しは真夏のそれだった。
ジャケットを脱ぎ、さっき汲んだ湧水で喉を潤す。
首筋にもちょびっと水を掛けてクールダウン。ふぅ。
十方峠林道は、舗装林道の横川線に接続していた。
そのまま北東の三段峡方面へ二車線の快走路を進む。
11:25、餅ノ木の集落に到着。
中国地方を代表する渓谷・三段峡の入渓ポイントの一つだ。
さっきの林道でセローもくたびれたことだろう。
少し休ませるため、ちょいと散策。
この三段峡には名前の由来となってる三つの滝があるらしい。
そのうちの一つでも見ようと30分ほど歩いたが到着できなかった。
あまり時間を掛けてもいられないので戻ることにした。疲れたし。
後から考えると、滝の直前まで行ってたらしい。残念。
バイクに戻る頃には、とうに正午は過ぎていた。
腹が減ったがこの辺には食事をする場所もないだろう。
そういえば昨夜、おやつ用に買った大福が手付かずだった。
思い出してソフトクーラーを開けてみた。
Σ(゚口゚; 卵、割れてるっ!!
すっかり忘れていたが、あれだけガレた林道走れば割れるのも当たり前だ。
幸い割れていたのは一個だけだが、クーラーバッグは黄身と白身でグチャグチャ。( つД`)
むぅ。やりきれない気持ちで大福餅を頬張る。モグモグ…。
しゃーない、キャンプ場に着いてから洗うとしよう。
クーラーバッグは、他の荷物に影響が及ばないようビニール袋に突っ込んでおくか。
12:35、出発。
横川林道からR191を挟んで、大朝鹿野林道へ接続。
これもまた走りやすい二車線の舗装林道だ。
快調に飛ばして、13:05、芸北でR186に合流。
右折して3分ほど走ると「銀雪」という食堂(ドライブイン?)があった。
昼飯はここにしとくか。行き当たりばったりで、特に期待もせず。
注文したのはうどん定食。うどんとご飯とオカズのセット。
ちょっと茹で過ぎの感はあるが、うどんはまぁまぁの味だった。
嬉しかったのはテレビで吉本新喜劇をやってたこと。
東京では見られないのだ。池乃めだか、やっぱおもろいなぁ。
13:30、出発。
県道40号、県道79号と乗り継いで、さらに東へ向かう。
R261を左折して北上。中三坂トンネルを潜って、島根県内に戻ってきた。
トンネルを抜けてすぐ左の旧道に折れ、14:00、黒坊林道の起点に到着。
全長17kmの広域基幹林道だ。
かつてはロングダートを誇ったそうだが、現在は舗装化が進んでしまった。
残された未舗装は5kmほど。西側はしばらく舗装路が続く。
峰越えの道なので景観は素晴らしい。
数kmで路面は未舗装になった。
フラットで走りやすいダートでペースもそれほど落ちず。
それよりも段々雲が出てきたのが気になる。
亀谷林道との交差点の手前で再び舗装に戻った。
そのまま本線を走って黒坊川沿いの下り勾配を進む。
14:40、全線を走破して、県道6号に出た。
次の目的地は三瓶山。R261に合流して北上。
途中からついに雨がぱらついてきたが、大したことないので雨具は着けず。
15:00、川本町で給油と買出しを済ませる。
15:30、R261から県道40号を右折。
中国地方を代表する大河・江の川に沿って北東へ進む。
16:05、三瓶温泉に到着。
前方に三瓶山があるはずなのだが、雲で裾野しか見えない。
山の周りをうろうろしても雨はシトシト降り続いたままだ。
雲が晴れるのを期待したのだが残念ながら状況は変わらず。
高原なので、そのうち寒くなってきた。
しゃーない、キャンプ場へ向かおう。
三瓶山を離れて県道40号をずっと東へ進む。
16:45、R184に合流し、出雲方面に北上。
高速道路並の驚くほど立派な道だった。
雨が強くなったが、やはり雨具はつけず。
17:15、立久恵峡ユースホステルに到着。
目的のキャンプ場・わかあゆの里はこのユースホステルに併設されているのだ。
受付で手続きを済ませる。キャンプ場の料金300円。
バイクをテントサイトまで乗り入れても良いとのこと。ラッキー♪
テントサイトに行ってみると、むぅ、他のキャンパーが結構いるなぁ。
カブスカウトの子供たちに引率のお兄さん(隊長と呼ばれてた)、そして保護者らしき大人たち。
土曜の夜なのである程度覚悟していたが、騒がしい一夜になりそうだ…。
テントを張り終わる頃には雨もほとんど上がっていた。
18:00、着替えを持って向かった先は立久恵峡温泉・御所覧場。数分走って到着。
狭い駐車場にバイクを止めて、旅館のフロントで500円を支払う。
それから道路を渡って立久恵峡に面した露天風呂へ。
脱衣場から湯船を覗くと誰もいない。やったぁ~独り占め~♪
汗を流して湯船に浸り、目の前をゆったり流れる渓谷をボーっと眺める。
あぁ、極楽極楽…。
風呂から出ても、まだ誰も来ない。…これはチャンス!
脱衣場の洗面台で着替えたインナーを軽く洗濯しちゃったりなんかして。(広川太一郎風)
いやはや、汗だくになって困ってたのだ。ちなみに石鹸はその場にあったハンドソープ。
出雲か鳥取でコインランドリーを探すつもりだったが助かった。
こんなことなら靴下も持ってくるんだったなぁ…って厚かましすぎですね。ごめんなさい。
18:40、さっぱり気分でキャンプ場へ戻った。
テント内に張ったストレッチコード(=荷紐)に洗濯モノを干して、さぁ、晩酌開始。
ツマミは山陰名物・あごちくわ。
材料にトビウオを使ったちくわである。普通に美味かった。
夕飯は豚肉とピーマン炒め。一応、島根産の豚肉と書いてあった。
これも普通に美味かった。あとはデザートにヨーグルト。
うーん、あまり今日は良いもの食べてないなぁ…。
食事を終え、調理場で食器と一緒に卵まみれのクーラーバッグも洗った。
うぅ…かなり臭くなってる…。オキアミの腐った匂いに近い…。
こりゃ捨てるしかないなぁ…。(; ̄y ̄)
テントに戻り、寝転んで昼間仕入れた週間モーニングを読む。
こういう孤独もいいものだ。集団キャンパーには判らないだろうなぁ。
…っと、外に人の気配。
夕食の片付けを終えた子供たちが数人で散歩してるらしい。
「うわ、このテントちっちゃいね」
「二人くらいしか寝れないね」
「狭そうだよねー」
| (‘A`)
/ ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄ …コレデモ、オレノ城ナノダ…
一昨日の夕方、東京港を発ってから東九フェリー「おーしゃんさうす号」に揺られること30時間余り。
今朝5:00未明、僕は荷物を満載したセローに跨って北九州に降り立った。
ここは関門大橋の東南に位置する新門司港。
さぁ、GWの代休を利用しての山陰ツーリングの始まりだ。
今回は九州が目的では無いのですぐに本州へ渡ってしまう。
ちょっと勿体無い気がするが日程を考えた結果こうなった。
九州の大地を北上。明け初めの曇り空でやや肌寒い。
ICから高速道路に乗って関門橋を渡り、下関ICで降りた。料金は300円。
下関市街を抜け、5:35、関門海峡に面した唐戸市場へ到着。
僕の目当ては2Fにある市場食堂よしでの朝食。
営業時間が2:00~14:00なので、この時間に食事するにはピッタリなのだ。
市場で働くおっちゃんたちに混じってカウンターに座る。
せっせと働くおばちゃんたちに注文したのはふく刺し定食、1100円。
朝から豪勢にも思えるが、トラフグにしては激安である。
白米・味噌汁・アラ煮・御新香。
そして白い切り身が綺麗に並べられた大皿が、お盆に乗せられて目の前に置かれた。
透き通った白身に薬味を乗せて、箸でつまんでポン酢でいただく。 んー、こりゃ美味い!
コリコリとした歯応えは勿論、白身の魚肉そのものに味わいがある。
ウニを箱ごと食べられる1500円の定食も魅力的だった。
食事を終えて出発。関門橋を見に壇ノ浦方面に進む。
橋の下を潜ると海に面してちょっとした広場があった。時刻は6:00。
源義経と平知盛の像がよく目立つ。大河ドラマにあわせて昨年12月に作られたらしい。
この地で平家は滅亡したわけだが、義経も壇ノ浦での活躍後は破滅への道を進んだんだよなぁ。
Uターンして西へ向かい、R191を道なりに進んで方向転換。
早朝の爽やかな風に吹かれつつ本州の西端を北上。吉見を過ぎて、県道245を左折。
西北へ西北へと進んでやってきたのは、本州最西端の地・毘沙の鼻。
…に至る駐車場のゲートが閉まってる。
8:30から開くらしいが、いまは6:30を過ぎたばかり。そんなに待てないよ。
んー? よく見れば鍵が掛かってないなぁ。モゴモゴ。
というわけで6:40、毘沙の鼻に無事到着~。
これで本州の四方の先端のうち、西・北・南の三箇所を制覇した。残すは最東端だけだ。
県道へ戻り再びR191に合流して、さらに北上。
県道40号を右折して、7:15、川棚温泉に到着。
名物の瓦そばを食べてみたかったが、さすがにまだ開店前のようだ。残念だが今回は諦めよう。
この川棚温泉は瓦そば以外に、山頭火の所縁の地としても有名である。
昭和初期の偉大なダメ人間・種田山頭火は僕の大好きな俳人の一人だ。
ちなみにツーレポのタイトルでも氏の句を借用させてもらってる。(これとかこれ)
往時の彼を忍びつつ、お寺の句碑や展望台などを見て廻った。
7:40、川棚温泉を離れ、県道を繋いで東へ向かう。
瓦そばよ、いつかまた。中国山地の山々が眼前に迫って来た。
R491に合流して、道の駅・きくがわでトイレを済ませ、県道34号を左折して北東へ進む。
8:20、石柱渓という看板があった。
名所らしいので寄ってみよう。渓谷沿いに作られた遊歩道を40分ほど散歩。
意外とアップダウンがあって疲れてしまった。絶対、運動不足だよなぁ。
ここの滝には「お通と万作の恋物語り」という昔話があるそうだ。
9:00、出発。県道268を北東に進み、9:15、荒ヶ峠林道の入口に到着。
荒れているらしいが、この林道を経由して次の目的地へ抜ける…つもりだったのだが。
林道は途中で二又に別れていた。どちらが本線だか判らない。
荒れている左へ進むと1kmも行かないうちに倒木で塞がれていた。
整備された右側へ進むとこちらも営林作業中の車で道が塞がれていた。
むぅ。平日なので仕方ないな。諦めて迂回しよう。
R316に戻り、大ヶ峠トンネルを潜ってずーっと南下。
県道31号を左折し、9:50、秋吉の市街地で県道32を左折。
秋芳洞から秋吉台へと抜けるメインルートだ。っと、その前に給油。
いつも通り給油口を自分で開けて待ってたら、GSのおばちゃんに「優しい」と誉められた。
ふっ、ジェントルマンとして当然ですよ、マダム。
秋芳洞は駐車場の呼び込みがうざかった。
修学旅行なのか遠足なのか、学生の団体も多かったのでスルーしとこう。
そのままワインディングを登り、秋吉台へと出た。県道を離れて国民宿舎方面へ。
見事なカルスト地形を展望できる駐車場もあったが、あえてパス。
カーブの脇にあったあった。10:00、秋吉台林道の入口に到着。
林間を抜けるとドーンと展望が開けた。おぉ、こりゃ気持ち良い!
四国カルストと同様の景観がどこまでも続く。
これまでに走った未舗装路の中でも屈指の開放感だ。
路面は砂利が深いところが多く、やや荒れ気味。
というか景色が良すぎて余所見しがちなので、そっちに注意が必要である。
牧場への分岐を抜け、県道を潜り、10:25、展望台のある長者の森へ到着。
うーん、ここからの眺めも素晴らしい!
さて。すでにあちこち回ったのだが、まだ10:30である。
このまま萩へ出てキャンプ場へ行く計画だったが、めちゃくちゃ時間が余ってしまう。
ってことで、予定に無かった青海島へ行くことにした。
R490経由で県道28号に合流し北上。10:55、R191を左折して長門方面に進む。
やがて右手に日本海の仙崎湾が見えてきた。
県道56号を経由して、11:15、青海島の手前にある仙崎港に到着。
海の幸を売りにした店が並んでいる。せっかくだからここで昼食にしよう。
遊覧船乗り場手前の交差点にあった浜屋というお店に決定。
開店時間の11:30まで、ぶらぶらしながら時間をつぶす。
今朝の曇り空が嘘のようだ。日差しが照りつけて、かなり暑い。
汗をかきつつ待つこと十分余り。開店時間と同時に入店。
注文したのは昼の日替わり定食800円。
ウニ釜飯が名物のようだが、これでも根っからの貧乏性である。
フグに続いてウニを食べるなんて何となく許されない気がした。
日替わり定食の内容は穴子の天ぷらや刺身などなど。
安くても堅実に美味しい正統派の昼定食である。満足満足。
食事を終えて、11:55、出発。
青海大橋を渡って青海島に上陸。
名前の通り海が綺麗だ。晴れ渡った空を映して真っ青に煌いている。
まずは西へ進み、深川湾と青海湖を隔てる波の橋立を渡った。
沿道の松越しに両手の水面を眺めながら進む珍しい道だ。
波の橋立を渡りきった後は青海湖の対岸を経由して県道283に戻り、海岸沿いを東へと進む。
紫津浦をグルリと迂回。シラスだろうか、魚の天日干しをよく見かける。
漁港独特の匂いが漂ってきた。
この辺りは捕鯨が盛んだったようで、くじら資料館や鯨墓などがあった。
鯨の墓というと実家の近くにあった二つの山を思い出す。
大きい方はオクジラ山、小さい方はメクジラ山と呼ばれていた。
つがいの鯨が海から迷い込んで山になった、という昔話に由来する。
そこまでならロマンチックな話なのだが、現実は厳しい。
僕が東京に出て来てから間も無く、メクジラ山はバイパス工事で跡形もなくなってしまった。
男寡となったオクジラ山が不憫でならない。
閑話休題。
鯨関連施設に寄るほど暇でもないので、それらはスルー。
県道は島の東端でループして行き止まり。来た道を戻る。
12:45、青海大橋を渡って本土に戻った。
12:50、R191に合流。萩を目指して東へ進む。
そろそろ今日の宿の心配をしてもいいかもしれない。
途中のコンビニで休憩がてらキャンプ場に電話したら、直接来てくれて構わないとのこと。
安心して先を進む。(この時点で料金を確かめておけばよかった)
R191は長州の幹線道路なので渋滞にもぶつかった。
すり抜けしつつ走り続けて、13:40、萩に到着。
レンタルサイクルを借りてじっくり廻るのももどかしい。バイクでザッと城下町を一巡り。
維新を成し遂げた長州の志士達が生活した土地と思うと感慨深いものがある。
続いて向かったのは萩郊外にある松陰神社。
長州の志士達を育んだ吉田松陰を祭る神社である。
13:55、鳥居前の駐車場に到着。
境内には松下村塾や松陰が幽囚された旧宅が残されていた。
明治政府の実権を掌握した長州閥のことを考えると、ここには政治的な意味合いもあるのだろうか。
もしかしたら徳川家にとっての東照宮のような存在かも知れない。
ちなみに東京世田谷の吉田松陰墓所にも松陰神社があるそうだ。
一巡りして駐車場に戻って、14:15。まだ時間に余裕がある…。
さっさとキャンプ場へ行って体を休めれば良いのだが、そうできない性分なのだ。
再び内陸へ進んで林道をこなして行くか。県道67号で阿武川を遡る。
広い瀬で竿を延ばしてるのは鮎釣りかな。
それにしても山口県のガードレールが黄色いのは何故だろう?
14:30、阿武川ダム湖畔に出て、県道10号を左折し、大藤大橋を渡る。
14:35、未舗装路・阿武川線の分岐に到着した。
ダムの湖畔を巡る数kmのダートを堪能。釣り人の4WD車が意外と多い。
湖面の展望がなかなか開けないのが残念。
14:55、再び県道10号へ合流して、今度は大藤大橋方面に少し戻る。
橋の手前で川の上流に分岐する林道・大代線へと進路を向ける。
上流にダム湖があるせいだろう、水量が乏しい渓谷沿いの道だ。
路面はフラット。沸き水があったので、東京の水道水と入れ替えた。
途中、ウサギとサルが目の前を横切ったが、写真は撮れず。
佐々並川ダムの湖畔を進み、ちょっとした峠を越えて、15:30、県道359へ出た。
県道を南下してすぐR262に合流。
東へ進み、木戸山トンネルの手前で山陰の基幹道路・R9に合流した。
山口から益田・出雲へと至る山陰道をさらに東に進む。
15:50、道の駅・長門峡に到着。
朝から走り通しでちと疲れたので、ここで大休止。
アイスクリームを舐め、裏手の清流に佇んでボーっと涼んだ。
ふぅ。我ながら休憩しなさすぎなんだよなぁ。
充電完了。16:20、出発。もうキャンプ場を目指すのみだ。
R9を東へ進み、16:35、徳佐の交差点でR315を左折。
須佐方面に中国山地の山中を快走。
須佐でR191へ合流する前にちょっと寄り道。県道305を北上。
ホルンフェルス断層の看板に従って進んだ。西日を照り返す海面が眩い。
17:20、ホルンフェルス断層に到着したが、時間が無いので遠めに見ただけ。
この縞模様は普通の地層と違って再結晶によるものらしい。
実はよく判ってないけど、まぁいいや。
17:25、R191に合流し、益田方面の東へ向かう。
17:35、道の駅・ゆとりパークたまがわに到着。
島根県との県境が眼と鼻の先にある、山口県の北東端の地である。
今日、宿泊する予定のキャンプ場の受付は、この道の駅にあるそうだ。
観光窓口で名前と住所を書いて許可証を受け取る。
「ではキャンプ場の料金として1000円いただきます」
「Σ(゚口゚; えっ?」
やられた。
ツーリングマップルの情報だと500円なのだが、実際は1000円だった。
どうやら今年の4月1日から料金が改訂されたらしい。
うーん、1000円と判ってたら。他のキャンプ場か野宿にしたのになぁ…。
まぁ、いい大人が500円で揉めるのもみっともないので、今回は利用させてもらおう。
普段、500円以下のキャンプ場しか使っていない僕としては千円は痛い。
しかし、このキャンプ場、かなりロケーションが恵まれているので許せてしまう。
国道に出て萩方面に200mも進むとスーパーもGSもある。
風呂はキャンプ場の目の前に田万川温泉・憩いの湯という温泉がある。
歩いて1分も掛からない。しかも400円で貸しタオル付きである。
(貸しタオルは7月でサービス中止になるらしい)
もっと安ければ最高のキャンプ場なんだけどなぁ。
料金値上がりは合併して萩市に属したせいだろうか。
道の駅から数百m離れたキャンプ場にバイクを走らせ、早速テント設営開始。
駐車場でバイクから荷物を降ろしていたら、荷物を満載したアメリカンがやってきた。
見れば宮城ナンバーだ。顔や腕の日焼け具合も随分年季が入っている…。
「こんちはー」
「ちはー」
「ここのキャンプ場の受付どこでしょうか?」
「道の駅ですよ。でも1000円です」
「えぇっ? まじっすか?」
あてのない旅なのでお金はなるべく節約したいのだろう。
とりあえず無断でテントを張ることにしたようだ。
翌朝、僕が出発する時も、そのままテントは張られていた。
管理人に見つからず無事に出発できたかな?
ムーンライト3を張り終わって、18:10、給油と買出しに出発。
18:35、キャンプ地に帰還。すぐに温泉へ。
湯船で全身を揉みほぐして一日の疲れを癒す。
今日は朝が早かったせいもあって、400kmも走ってしまった。
そりゃ疲れるわな。
さっぱりした気分でテントに戻って発泡酒で晩酌。
ツマミは山陰のローカル食品、江木の赤てん。
赤い魚のすり身にパン粉をまぶして揚げたピリリと辛い練り製品である。
島根西部の石見で製造されて山陰地方全域に流通し、地元民からも愛されているようだ。
パックから出してそのままかぶりついたのだが、うむうむ、発泡酒によくあう。
徳島のフィッシュカツに似ているけど、あちらはカレー粉の辛味、赤てんは唐辛子の辛味という違いがあるようだ。
発想は同じだが並べて食べ比べてみると面白そうだ。
W杯予選のバーレーン戦を聞こうとラジオを付けたが、周波数が判らず聞くのを諦めた。
夕飯は缶詰を使った秋刀魚の蒲焼丼。
朝に比べて、どんどんチープになってる気がするが気にしない気にしない。
今日一日のあらましをPCに打ち込んでから、22:00、就寝。
…
…ン
…プーン…
Σ(゚口゚; はっ!?
この季節、蚊が居るのを忘れてたっ!!
知らん間にテントの中に数匹侵入してやがるっ!! ( つД`)
ってことで東京港を出発しフェリーの中です。
暇なのでサイト更新。徳島港ならAirH”もつながります。
外は土砂降りです。
また雨男が同じルートにいるのでしょう。
船旅には全く影響ないので好きなだけ降ってください。
この船「おーしゃんさうす号」はカジュアルフェリーと称し、レストランがありません。
主食は自動販売機から買います。
高速道路のPAなんかによくある冷凍食品を温めるタイプです。
高速道路と違うのはビールもあること。
ボッタクリ料金でもなく、気軽に飲めます。
自販機のメインメニューは、カレー・そば・うどん・ラーメン。
それにチャーハン・スパゲティ・から揚げ・たこ焼・フライドポテト。
ジャンクなものばかりでめちゃくちゃ不健康です。
こんな生活していたら壊血病になってしまいます。
そこだけ大航海時代を引きずってます。ライムジュース飲まねば。
フェリー内の自動販売機はお金以外にプリペイドカードが使えます。
これは乗船時に渡されます。
レストランの代替サービスでカード分の料金は要りません。
今回は北九州までなので7度数分のカードを渡されました。
基本的には一品買うごとに1度数減ります。
船にいる間はこのカードが代用通貨として通用します。
自販機は一品300円~450円なので、
カード7度数だと2800円前後ですか。
ペリカに換算すると28000ペリカです。
カイジを読んでない人には意味不明でしょうけど。
そうそう、寿司の自動販売機もあります。
しかし、これは何と2度数も減ってしまいます。
「そんなに高いんじゃ、ブルジョアジーしか買えないよぉ!」
お嘆きの貴方に朗報です。お金で買うと500円です。
プロレタリアートでも手が届きます。
この船は全室二等寝台なので階級闘争が無いのです。
ややビタミン不足ですけど、それさえ我慢すれば理想郷です。
地上の楽園ならぬ、海上の楽園です。
ってことで午前中から飲んでます。
僕は船酔いはしませんが、酒酔いはするかも、
飲みつかれたら一眠りして風呂にでも入ります。
駄目人間の一丁あがりです。
もしかしたら、フェリー内での生活が一番休養になるのかも知れません。
あ、仕事のメールが着てる…取引先から直接…。
WEB環境があればチャチャっと作業できるんだよなぁ。
うーん、片付けとくか…。
予約したフェリーは今日の夜に出発なので昼過ぎまでは余裕があります。
で、夜更かししてツーレポ仕上げました。えらい、俺。
http://s-dog.net/archives/000191.html
後は寝坊せずに準備万端整えるだけです。
チェック表作っといてよかった~。
って、いつもの荷物とほとんど変わらないけど。
土日にあった林道オタクのオフ会に行ってまいりました。
詳細はツーレポで書きますが、どうやら次回の幹事役が巡って来るようです。
まぁ気楽にやってみますかね。
昨日はオフ会場からほぼまっすぐ帰宅してしまいました。
種々用事を済ませたり、友達と飲んで後は爆睡。
さぁて、明後日から長旅となります。
準備し忘れてるもの、無いかなぁー。
さて、今日は林道オタクのオフ会の日。
爆酔確実の野営大会だ。会場は山梨県の芦安林道。
とりあえず周辺を探索しながら行きまっしょい。
9:20、セローにキャンプ道具を積んで出発。
給油を済ませ、10:05、調布ICから中央道へ。
ノンストップで走って、11:15、富士吉田ICに到着。
まず向かったのは白須うどん。こないだのリベンジだ。
11:30到着。開店直後で行列も無かった。靴を脱いで座敷に上がる。
注文方法が判りづらかったが見よう見まねで暖かいうどんをゲット。
麺は独特の固さ。切り口の断面がはっきりわかる。
出汁は味噌を使わず醤油とカツオのみだろうか。
茹でキャベツも健在。美味かった。うーん、これで300円は安すぎる。
11:45、行列を後にして出発。R138を右折し、ずーっと西へ向かう。
雲が出ているので残念ながら富士山は見えない。
青木ヶ原樹海を走って、12:05、道の駅なるさわでトイレ休憩。
キャンプ道具を積んだ八代市ナンバーのジェベル125を見かけた。
12:20、R358を右折して精進湖の脇を抜け中道方面に向かう。
12:30、上九一色村役場を過ぎてすぐ、県道13号=中道往還の分岐に到着。
Y字路を右に進み、集落を抜けて山道へ。つづら折れでグイグイと高度を上げてゆく。
路面は走りやすく、交通量が多い。ハイカーやチャリダー、山菜取りの人もいた。
12:45、右左口峠に到着。
峠を過ぎると甲府方面の展望がドーンと開けた。後はひたすら下り勾配。
「この長い長い下り坂を~♪」と鼻歌を歌いながら、ゆっくりゆっくり下ってく。
舗装路になり、もう安心。と思ったら、何か羽虫に囲まれてしまった。
ウンカかと思ったら、うわっ!!! 養蜂箱が道の脇に並べてある!?
急いで前を通り過ぎても蜜蜂がまとわりついて来る。(つД`)
蜂は黒い服に寄って来るというが、僕の場合はバイクもジャケットもパンツもリアバッグも黒い。
それが災いしたのだろうか…。うーむ…。
13:00、終点のバス停に到着。
小休止の後、目指したのは林道大窪鷺宿線。
R358から県道308を乗り継いで、13:17、起点に到着。
しばらくは舗装路が続き、やがて未舗装に。
ダートになっても走りやすい。この道も交通量が多かった。
13:40、峠に到着。甲府盆地側の展望が素晴らしい。
峠から左手に尾根沿いの名所山林道が分岐していたので行ってみる。
フラットダートをガーッと走って、2kmほどで舗装林道・黒坂里道線に出た。
黒坂峠まで走ってUターン。名所山林道を戻る。
この林道も展望が開けて開放感たっぷりだった。
大窪鷺宿線との合流地点直前にある支線を下ってみたが、舗装路のままデッドエンド。
素直に大窪鷺宿線に戻って、峠以南の舗装路を下る。14:15、県道36号に合流して左折。
あとは甲府経由でオフ会会場を目指すだけだが、ちょっと物足りない。
何気なく進んでいると、「すずらんの里祭り」という看板がちらほら見え始めた。
ほぉ、そんな祭りをやってるのか。よっしゃ、時間に余裕もあるし行ってみるか。
14:20、県道を離れて上芦川の集落を抜け、14:30、特設テント村に到着。
意外に賑わってる。観光バスの団体さんまで来ていた。
運営本部のテントの前を通ったら、コンニャクおでんを一切れもらえた。ラッキー♪
スズラン群生地を散策。初めて見たスズランは思っていたよりずっとずっと小さい花だった。
白樺林をウロウロしてテント村へ戻ってきた。
小腹が空いたので地元のおばちゃんたちのテントで手打そば500円を食す。
茹ですぎだが素朴な味。ウドの葉の天ぷらが美味かった。
15:00、出発。県道の手前に湧水があったので、東京の水と入れ替えた。
15:15、県道を右折。鳥坂トンネルを抜け、ワインディングを下り、甲府盆地へ。
広域農道や県道を乗り継いで笛吹川を渡り、15:45、南甲府でR20に合流。
渋滞気味の甲州街道をノロノロ西走。やっぱ幹線道路は混むのね。
16:00、竜王で県道20号を左折し、さらに西へ向かう。
途中にあったスーパーマーケットで買出しを済ませて、16:30。
県道12を超えて、御勅使川沿いにさらに西へ。
芦安の集落を抜けると、南アルプス林道に。
16:46、芦安林道の分岐に到着。
暫く進むと脇の広場に人影が。
今回幹事の黒洋梨さんとnabekunさんだ。
まずは挨拶。どうやら焚き火用の薪を集めてるらしい。
まだ時間が早いようなので先に温泉へ向かうことにした。
南アルプス林道を少し進んで右折。
16:55、市営の南アルプス温泉ロッジに到着。
17:00までの営業時間ギリギリだったがOKとのこと。
550円を支払って展望風呂へ。汗を流していい気持ち。
じいちゃんがカランのシャワーで手間取っていたので使い方を教えてあげた。
カラスの行水で17:20、出発。
17:25、広い河川敷のテント集落発見。
もちろんオフ会の会場だ。手を振って近づくとおなじみの面々がいた。
バイクを止めてまずはテント設営。
前回と同じメンツは幹事の黒洋梨さん、nabekunさん、MUDさん、信濃男爵さん。
後からやってきたのは飛騨半さん。はるばる飛騨・高山から来られたそうだ。
テントを張って温泉へと出かけていった。
焚き火にも火が点され、各自勝手にビールをプシュッ。
そのうち日も暮れて、宴へとなだれこむ。
健さんもようやくやってきた。
三日間松本近辺の林道探索をして来たそうで、お疲れのご様子。
飛騨半さんも戻ってきてメンツが揃った。焚火を囲んで林道談義のド宴会。
持ち寄った酒と肴が行き交う。
特に飛騨半さんはバイクにもかかわらずいろいろ持ってきて下さった。
岐阜のホルモン焼き、トンちゃん(豚)&ケイちゃん(鶏)。
銘酒?「週休二日酔い」。ワサビの醤油漬け。自家製の山葡萄酒。
ご馳走になりっぱなしで申し訳ないがバクバク食べてグビグビ飲む。
日付が変わる頃、一人二人とテントへ消えて。
僕も1:00過ぎに就寝。
ぐっすり眠って翌日は6:00起床。
また焚き火を熾して各自朝食。
テントを畳んで撤収準備完了!
9:30、解散。
お言葉に甘えて焚き火の後始末は黒洋梨さんとMUDさんにお任せし、各自バラバラに出発。
僕はこの日は真っ直ぐ帰宅することに決めていた。
3日後に控えた山陰ツーリングの準備の他、小用があるため仕方ない。
せめて夜叉神峠だけチェックしようと30分ほど掛けて南アルプス林道を往復。
県道を走りR20に出て甲府昭和ICから中央道へ乗った。
たっぷり休憩しながら東京へ。
自宅に到着したのは13:30。あぁ楽しかった。
次回のオフ会にも期待したいが、心配のタネが一点。
どうやら次回の幹事は僕で決定らしい。えーっと…。
皆さん。雨と雪、どちらがお好みですか?
なんだかんだでもうすぐ6月。
待ちかねたGWの代休がいよいよやってまいります!
6/1の夕方にフェリーで東京を出て、6/3の早朝に北九州に到着。
すぐ本州に渡り、山陰をメインに6/7までフラフラしながら東京に戻って来る。
…という予定です。
(゚Д゚)ウマーなものもいろいろリサーチ済み。楽しみ楽しみ。
っと、その前に今週末は林道オタクのオフ会でした。
黒洋梨さん、幹事お疲れ様でーす。
最近、飲みすぎだから今日明日くらいは酒を控えよう、そうしよう。
それはそうと、ツーレポの目次をいくつかに分割しました。
本数が多すぎたもので前から気になってたんですが、やっと手を付けることが出来ました。
ふぅ。
えー、僕の好きなサイトで、雑文サイトと呼ばれるジャンルがございます。
「雑文」とは呼んで字の如く、粗雑な文章のことなのですがそれは謙遜。
「プレーンなテキストのみ、完成度の高い読みきりの文章で真っ向勝負!」ってのが売りのサイトと思って下さい。
写真・画像や絵文字・フォントいじりなど極力排除されております。
草分け的存在の「雑文館」というサイトは私が読者になって間も無く閉鎖してしまいました。
いまではインターネット・アーカイブにキャッシュが残るのみです。
「森で屁をこく」や「それだけは聞かんとってくれ」などの老舗も現存こそすれ、最近は更新されておりません。
ただ、現在でも地道に更新されているサイトもございます。
「大西科学」や「闘わないプログラマ」などなど。
他にもありますが、とりあえず省略。
これら雑文サイトは「侍魂」や「ちゆ12歳」などの化け物テキストサイトの陰で、地下水脈のように生きながらえてまいりました。
僕がツーレポや雑文コラムなどを書く上でも、かなりの影響を受けております。
読み物が好きな人なら楽しめると思いますので、是非ご一読を…。
あ、読み始めたら止まりません。時間にご注意下さいませ。
ツーレポの二日目をアップしました。
どんどんタイトルが苦しくなってますが気にしちゃいけません。
http://s-dog.net/archives/000186.html
昨日のナイナイサイズ、笑えましたねぇ。
やべっち、シェルパで頑張ってましたね。
ほったらかし温泉から富士山が見えれば、また最高だったのすが。
ちなみに普通の林道ツーリングじゃ水温7度の渓流で水浴びはいたしません。
誤解なきよう。
さて、山陰地方の情報を集めていたら、面白いサイト見つけました。
蛙男商会
FLASHのアニメーションが楽しめます。
「菅井君と家族石」で爆笑しました。よかったら見てみて。
昨夜は林道仲間とKannaで深酒してしまいました。
泡盛に島ラッキョウ、とうふようで沖縄三昧です。
ツーレポ遅れてましてすんません。いつものことですね。
ところで明日5/21(土)、23:00からNTV「99サイズ」という番組がありまして、
ナインティナインの矢部っちが林道ツーリングするそうです。
http://tv.yahoo.co.jp/bin/search?id=29409456&area=tokyo
案内役はなんとあの寺崎勉氏ですと!?
これは見ねば。チェキラ!
先週末の榛名山周辺ツーリングのレポート一日目をUPしましたー。
二日目はしばしお待ちを!
http://s-dog.net/archives/000183.html
あぁ、またこんな時間だぁぁ。寝なきゃ寝なきゃ。
そういえば今宵は林道仲間の飲み会の予定。
また変な夢見るのかなぁ…。
えー、今日の…いや昨日の昼間からサーバーにアクセスできない状況が続いてました。
まずは関係者各位(?)にお詫び申し上げます。
ライブに飲み会と立て続けで復旧がこんな時間になってしまいました。すんません。
まぁサーバーもたまには休みたいのでせう。あー眠い眠い。
さて。
今朝また変な夢を見ました。…飲みすぎると変な夢を見る確率が増えるのかなぁ。
以前の「歯が全部抜ける夢」といい…。
実家の戸棚がある。実物にはキャスターなど付いて無いが、夢のそれはキャスター付き。
どうやら電車の後ろにが連結されてるらしい。そいつにしがみついて出発進行!
なんとなく見覚えのある場所をガタンゴトン揺られながら、かなりの勢いで走る。
尿意を催して戸棚にしがみつきながらオシッコしたのだが、
震動でオシッコが戸棚にビシャビシャ掛かってしまい、どうにも困る。
そのうち電車は地下へと潜ってゆくのだが、自分のしがみついてる戸棚はそこで切り離され、
非常階段みたいなところを使って単独で行かねばならなくなる。
キャスターを転がして階段の段差をガタガタ滑り降り、踊り場で一息。
それを何回か繰り返してるうちに、眼が覚めました。以上。
これ、何の暗示かわかる方いませんか?
踊る大走査線が好きなので楽しめる部分も多かったんですが、
メインのストーリー展開がちょっといただけませんでした。残念。期待外れ。
明日はKanna関係者のライブがあるし、うーん、またツーレポUPが遅れそうです。
そういえば、今日、GW代休の日程が決まりました! 6/1~6/7までです。
山陰を狙ってましたけど、フェリーで九州へ行く手もありかなと。
梅雨にぶち当たる危険は高いですけど、雨の中のキャンプツーリングもオツなものです。
北九州に上陸して、林道と美味いものと観光地をウロウロしながら南下。
本土最南端をチェックして帰りは宮崎からフェリー…ってルートきついかなぁ。
南九州だけを巡る手もあるなぁ。迷う…。
暗いうちに目が覚めたが、雨と疲れでなかなか起き出す気にならない。
5:00、ようやっと起床。朝食はお茶漬けの素炊き込みご飯。
それだけじゃ物足りないので温めた焼き鳥の缶詰も。
食べ終わっても雨止まず。
諦めてノロノロと撤収。
雨具を着こんで濡れたテントを畳む。
まぁ、覚悟の上なので愚痴は言うまい。
バイクに荷物を積むころには雨脚も弱まってきた。
8:00、出発。相間川沿いに三ツ丸大平線を下る。
走り始めたら雲の切れ間からお日様が少し見えてきた。
林道上野元三沢線の分岐を左折して沢を離れて峠道へ。
一部未舗装の山道を数km走って三沢林道に合流。
右折して県道54号を右折し、そのままR406を高崎方面に進んだ。
村役場やセブンイレブンがある。この辺りが倉渕村の目抜き通りだろうか。
再訪に備えて釣具屋を探してみたが無さそうだ。
雨はもう止んだが、まだ油断できないので雨具は着たままにしておこう。
昨日も通った水沼橋を渡り、再び県道33号へ。
登り勾配のワインディングで地蔵峠へ向かう。
8:55、地蔵峠の手前右側から分岐する地蔵峠林道の入口に到着。
(この辺も林道浪漫さんの地図を参考にどぞ)
ゲートはモゴモゴして峰沿いに伸びる未舗装路を快走。
下り勾配でT字路に出た。増田川沿いの一ノ瀬林道だ。
左折すると沢を下って県道へ出てしまうので、ここは右折。
谷筋からつづら折れで高度を上げる。
再び峰付近にまで近づき、視界も開けてきた。
GPSを見ると昨日鉄塔の手前で引き返した三ツ丸大平線の軌跡のすぐ近くだ。
本線から分岐する急勾配の舗装路を登ると鉄塔の足元で支線は終了。
バイクを降り、歩いて鉄塔の裏に回りこむとシングルトラックがあった。
昨日来た作業道まで続いてそうだ。歩いてきた道にもバイクのタイヤらしき跡がある。
無理すれば三ツ丸大平線とつないで走ることも出来るかもしれない。でも、無理は良くないね。
支線からさらに急勾配の作業路も延びていたが、あまりに急すぎて挑む気すら起こらない。
本線に戻って続きをしばらく進むと、9:35、三叉路に出た。
太陽が完全に露になり暑くなってきたので、ここで雨具を脱ぐ。ついでにしばし休憩。
こんな山奥だが携帯電話のアンテナが立っていたのでメールなどチェック。
ほとんど出会い系サイトのDMでウンザリするなぁ。
再出発は三叉路を右に進んで下り勾配に。
山麓や林間を数km進んで、10:00、中川林道樽尾支線と交差するT字路に出た。
右折して登り勾配を進んでみると1kmちょっとで行き止まり。この区間は絶景が楽しめた。
ピストンでT字路まで戻り、そのまま樽尾川沿いに下る。
10:25、中川との合流地点に到着。
林道も三叉路になっていて、中川林道本線と合流している。
本線を上流方向に進み、主だった支線を探索。
全てピストンだったが延長が意外とあってあなどれない。
一通り廻って樽尾川との三叉路に戻るまで一時間も掛かってしまった。
中川を下って木馬瀬の集落に出、11:30、県道33号を左折。
地蔵峠を南側から再び目指し、増田川沿いを遡る。
本格的な峠道に入る手前で一ノ瀬林道の分岐を左折。時刻は11:35。
一ノ瀬林道本線は長野新幹線の一ノ瀬トンネルの下を潜ってる。
トンネルの手前から左に伸びる支線は4kmほどのピストンだ。
終点間際のワインディングが印象的である。
本線は地蔵峠線との三叉路まで延びており、その手前にも支線があった。
うーん。この界隈、本線・支線が複雑すぎ。
県道まで戻って来たのが12:20。すでに正午過ぎか。
ここまでの探索で予想以上に時間が掛かってしまった…。
ワインディングを登って地蔵峠に到着。また雲が出始めて怪しい雰囲気になる。
東へ分岐する東地蔵峠林道はチェーンで封鎖されていたので断念。
様子を見るためバイクを離れた時、駐車した角度が悪くてセローを転倒させてしまった。
今朝来た道を辿って倉渕に出、榛名山麓を榛名湖方面に進む。
R406を横断した頃から雨がポツポツ降り始めた。
ずいぶん腹が減ったのだが手ごろな店が見つからない。
榛名山麓を登るにつれて雨脚が強まってきたので雨具を再び着込む。
結局、昨日来た魚篭屋に再びやってきてしまった。
時刻は12:50。今日は山菜蕎麦945円を注文。
空腹の割に軽めの食事だが、これは後々のための伏線なのだ。ふふふ。
雨で冷えた体を囲炉裏で温めて待つこと十数分。外は物凄い豪雨に。
やがて出てきたのはシソの実の風味豊かな田舎蕎麦。
意外と量がある。ツユも残らず飲み干して満足満足。
茶を啜って勘定を済ませる頃には雨もすっかり小降りに戻っていた。
13:20、店を出て、すぐ右側にある林道南榛名山線へバイクを向けた。
林道南榛名山線は残念ながら全面舗装済み。
支線に未舗装の作業道もあるがどれも短く目ぼしい道は無い。
本線の展望がところどころ開けるのがせめてもの慰めか。
一度、入った作業道はめちゃくちゃ急勾配の舗装路だった。
路面が濡れた枯葉で厚く覆われたが、登りは勢いで行けた。
だが、そこで行き止まり、下りが大変だった。
Uターンしてローギアで下ってきたがリアタイヤが滑りまくる。
エンブレも普通のブレーキも全く効かず。
必死でバランスを取って転倒せずに下りきったが、ちょっと懲りた。
榛名南麓を東へと進み、県道126号の交差点を渡って、14:00、林道東榛名山線に接続。
こちらも全面舗装済み。5km余りの本線を走って、14:15、県道28号に合流した。
雨はもう完全にあがった。県道を左折して榛名湖方面に登って数km。
ヘアピンカーブから未舗装路が東に伸びていたので突入してみる。
砕石場があるらしく、踏み固められた幅広の道で舗装路並みに走りやすい。
右に分岐している道があったが、自衛隊の相馬ヶ原演習場につながる道のようだ。
なぜ判ったかというと、ゲートの手前に自衛隊員が一人見張っていたから…。
片道2kmほどの道をピストン往復して県道に戻ってきた。
県道28号は意外とハードな山道だった。
四輪がすれ違うにはかなり狭い幅員で勿論カーブだらけで見通しも悪い。
しかし、黒岩とよばれる断崖や前橋方面に開けた展望など見所も多かった。
余所見しないよう気をつけねば。やがて県道は二車線に。
松之沢峠を越え、沼ノ原で県道33号を左折。
14:40、榛名湖に到着。
昨日も含めて三度目だが、今回は太陽も出ていて良コンディション。
煌く湖面を写真に収めて、雨具もここで脱いだ。
のんびりとトイレを済ませて休憩終了。
15:00、出発。県道33号を伊香保方面に進む。
ワインディングを下って高根展望台へ。
ここからの眺めも今日は合格点だった。
伊香保の中心街の手前で湯元方面に右折。
ホテルの間を抜け、駐車場にバイクを止め、坂道を登る。
温泉の成分のせいか、周辺に流れる川は底が変色していた。
15:20、伊香保露天風呂に到着。
入浴料400円を支払って木戸を潜るとすぐに風呂場だ。
脱衣場と露天風呂だけのシンプルな作りである。
カランはあるが体を洗うというよりは掛け湯のためにあるらしい。
服を脱いでのんびり入浴。二日分の疲れを癒す。
表の休憩室で一服してからバイクへ戻る。
16:15、出発。伊香保のGSでガソリンを補給。
一路、渋川の市街へと下ってゆく。
やや渋滞した市街を抜け、R17に合流。っと、ここで北上しR353へ。
関越道へ乗って帰路に着く前に少し早めの食事をするための寄り道だ。
赤城村方面に赤城山麓を進む。
振り返れば二日間楽しませてくれた榛名山が一望できた。
17:00、やってきたのはR353沿いにある食事処・辰麿。
そして注文したのはジャンボエビフライ定食1850円。
ダー岩井さんのサイトで紹介されていた店とメニューである。
同ページにある渋川・ニコニコ亭のソースカツ丼にも挑戦したかったが、それは次回に持ち越し。
さて、待つこと数分。でてきたでてきた!
長さ30cm超のエビフライが三本乗って出てきたー!!
昼食を蕎麦だけにしたのも全てこの時のため。
タルタルソースとソースと醤油を駆使して食べ進む。
エビはちゃんと先端まで入っているし、カリカリの衣も美味い。
ただ、食べる量が多いのでパン粉で口の中がズタズタに…。その点だけ要注意。
一本一本着実に片付けて、20分ほどで完食。
ワラビを煮た付け合せも美味かった。もう満腹~♪
17:30、店を出て帰路に着く。
赤城ICから関越道に乗り、休憩をたっぷり取りながら東京へ。
自宅に着いたのは19:45。あぁ、疲れた。
BLOGのコメントやメールの返信を済ませてから爆睡。
翌朝、濡れたテントを広げてベランダに干した。
榛名山を中心にグルグル廻っただけだが、予想以上に充実した二日間だったなぁ。
再訪の際は、釣具をちゃんと準備して行こうっと。
GWもいつの間にやら過ぎて、梅雨の足音がヒタヒタと忍び寄っている。
そういえばソロでのキャンプツーリングがトンとご無沙汰だ。
よっしゃ、ひさびさに行ったるか。
あまり天気がよくなさそうだが、気にしない気にしない。
目的地は以前から眼を付けていた群馬の榛名山で決定。
7:00、自宅を出発。高速へ乗る前にGSで給油しておこう。
7:15、関越道・練馬ICを通過。早朝だけあって結構寒い。
7:25、三芳PAで朝食。さつま芋の天ぷらが入った三芳そばを食す。
藤岡JCTを通過して、8:35、駒寄PAでトイレ休憩。
8:55、渋川・伊香保ICを降りた。
財布の中身が寂しかったのでコンビニのキャッシュディスペンサーで少し補給。
県道33号で伊香保方面へ西走。榛名山へと続く裾野を登ってゆく。
伊香保の手前、県道15号との三叉路を左折。
水沢山を右手にしばらく下り、9:15、水沢に到着。
勿論、お目当ては日本三大うどんの一つ、水沢うどんである。
時間的に早過ぎたが、マップルに載っている大澤屋という店は開店していた。
注文したのはざるうどん、735円。水沢ではざるうどんが一般的らしい。
舞茸天ぷらも勧められたが、朝食を食べてそれほど経って無いので軽く済ませることにした。
15分ほど待って三角形のザルに盛られたうどんがやってきた。
透明感のある麺は自然と喉の奥へと収まってゆく。ツルツルシコシコ美味い美味い。
付けツユも出汁が効いていて深みがある。残念なのは価格だろうか。
上げ底のザルだったため思ったより麺の量が少なく、割高感がある。
讃岐や富士吉田や伊勢うどんが一食400円程度で食べられることを考えるとちと高いかな。
食事を終えて9:50、出発。
県道33号まで戻り、伊香保の温泉街を通り抜け登り勾配のワインディングへ。
伊香保長峰公園ではツツジが美しく咲き誇っていた。
いくつものヘアピンカーブをウネウネ曲がり、高度をどんどん上げてゆく。
高根展望台からの眺めは靄っていまいち。
曇り空で標高も高いので寒くなってきた。
沼ノ原の直線を走り抜けて、10:10、榛名湖に到着。
ここもやはり靄で視界が悪い…。
とりあえずフリースを着こんで出発。
榛名富士の脇を抜け、湖岸を左回りに進み県道28号、通称裏榛名へ。
下り勾配を暫く進み、右手に分岐している舗装路へ。
何箇所か作業道らしき道へと突っ込んでみたが、大して進まぬうちに行き止まり。
まぁ、こういう道を最初に走っておくのは良いことだ。
後々、普通の林道が楽になる気がする。
さらに下って、10:50、右手に未舗装路の分岐出現。
国有林林道・榛名林道である。(林道浪漫さんの地図を参考にどぞ)
今度は踏み固められて走りやすそうだ。
1kmちょっと進んだところで左手にまた作業道の分岐。
かなりの勾配だが突っ込んでみた。
細い倒木を二箇所ほど乗り越えて、1kmほど悪戦苦闘。
これ以上進んだら引き返せないかもってところでUターン。
榛名林道本線に戻り数分走って舗装路=上ノ沢林道に出た。
上ノ沢林道との三叉路を右折。
数百mで未舗装路になったが、すぐにゲートに阻まれてしまった。
ここは素直にUターン。上ノ沢林道を北上して、11:30、林道北榛名山線に合流した。
榛名山北麓を横切る林道で本線は全線舗装済だが、分岐してる未舗装路も結構多い。
東へ進み、作業道三俣線の看板を発見したが、そこはスルー。
その先に稜線へと伸びている幅広の作業道があったので登ってみた。
泥濘や水溜りもあるが、踏み固められたフラットダートで走りやすい。
支線も多いがとりあえず本線のみを走行。
景観も開けてなかなか楽しめる道だ。空も晴れてきた。
数km進むとかなりの急勾配に。一度、スタックしかけてあせった。
植林したばかりの一帯に出たところで終点。
帰りに伐採済みの斜面に網の目のように入り組んだ支線にも入ってみた。
どこかに完抜してるかと期待したが全て行き止まり。残念。
12:10、林道北榛名山線に戻ってさらに東へ進む。
泉沢林道、林道平五郎線とも起点から1kmちょっとでゲート閉鎖。
弓ケトウ線は直線のフラットダートの先に、いきなりチェーンが張られていた。
あれは危険すぎだと思うのだが…。
13:10、林道北榛名線の終点に到着。
あづま森林公園キャンプ場を抜けて県道155号に合流した。
榛名湖から吾妻川へと注ぐ沼尾川。
広場の集落からその川沿いを遡る未舗装路もチェックしてみた。
5kmほどのピストン林道で走りやすい林間の道だった。
終点は谷へと降りる歩道と登山道への分岐。
林道名の標識が見つからなかったのが残念だ。
13:40、再び伊香保で県道33号に合流。
午前中にも走ったワインディングを再び駆け上る。
例の直線路も抜けてまた榛名湖へ到着しトイレ休憩。
さっきよりは天候も回復していたが寒さは相変わらず。
14:10、県道沿いのGSで給油も完了。
スタンドのおっちゃんによると気温は10℃だって。そりゃ寒いわけだ。
そのまま県道33号で天神峠を越えて倉渕村方面へと下って行く。
朝のうどんの胃袋充電もそろそろ切れてきた。この辺で飯を食べておこう。
14:20、県道沿いにあった魚籠屋(びくや)というお店でバイクを止めた。
田舎料理と書かれた幟がはためく茅葺の木造家屋。
引き戸を入ってみれば正面にドーンと囲炉裏が据えてある。
こりゃ面白い店だ。湧水を店内に流してイワナまで泳いでた。
店内の湧水はペットボトルを持っていれば汲ませてもらえるらしい。実際、僕も汲んだ。
さて、注文したのは猪豚串焼定食1,365円。囲炉裏に金網を渡してその上で焼いてくれた。
バシャバシャと時折飛び跳ねるイワナを眺めながら焼き上がりをじっくり待つ。
火が通ったとこに山椒味噌を塗って焦げ目を付けて出来上がったようだ。
串焼きは一本だけだったが、充分な量の山菜の盛り合わせが付いてきて満足満足。
うーん、美味かった~♪
15:15、食事を終えて出発。そろそろ今夜の野営地を気にし始める。
林道浪漫の健さんの地図を頼りに林道三ツ丸大平線に見当を付けてレッツゴー。
R406との交差点を横切って水沼橋を渡ってショートカット。
15:25、林道の入口に到着。早速、渓流沿いに遡る。
ちなみに入口付近にあった倉渕相間川温泉は本日村民のみ入浴可だった。ちぇっ。
林道はフラットで走りやすく、渓流釣り目当ての四輪も多い。
橋も何箇所かあって、川の流れは右に左に入れ替わる。
そして野営地もヨダレが出るほどのロケーションがいくつもあった。
ちょっとした広場で渓流沿いの道は終了。
そこからは急勾配を登るつづら折れになる。
いくつも重なる砂防提銀座を越え、切り通しを抜けて鉄塔のある広場に到着。
道はさらに細く、さらに急になってまだ続いていた。えーい、行ってしまえ!
フカフカの路面にトルクを奪われながらも数百mほど前進。
別の鉄塔の手前で道は二又に分岐していた。
どちらもきつそうなのでここで断念してUターン。
時刻はすでに16:05。野営に備えて酒と食料を確保せねば!
野営地の場所を選定しつつ、16:35、林道の入口まで戻った。
県道との交差点を正面に進むと、R406に出る前に食料品店発見。ラッキー♪
酒とツマミとオカズを購入。慌しく林道の奥にある野営地へと舞い戻る。
16:55、林道と渓流に挟まれ、木立に囲まれた広場に到着。
四輪でも数台は駐車可能だろう。焚火の跡もいくつかある。
早速バイクから荷物を降ろしテントを設営。飯の準備も済ませた。
さてと…。
やおら取り出したのは小継ぎの渓流竿。
川虫を4・5匹捕まえて様子見がてら釣ってみた。
持ってきた仕掛けは去年使った余りの二巻きだけで予備の針も無い。
根掛りで二度ハリスが切れて結果的にはあっさりとボウズに終わったが、うーん魚影濃そう…。
来る途中に釣具屋があれば釣魚券ついでに準備も出来たのになぁ。
日が暮れてだいぶ冷えてきた。
ガムテープを着火材にして焚火を熾し、傍らにラジオを置いてのんびり晩酌。
ここに串刺しのイワナがあれば完璧なんだけどなぁ…。
夕食はレトルトのカレーライス。
テントに戻って寝袋に潜り込み、ラジオから流れる加藤登紀子のシャンソンに耳を傾ける。
酒と焚火で火照った体が、また芯からじんわりと暖かくなるような味わい深い歌声だ。
眠りに陥る予感を覚え、なんとも良い心持で小便をしに外へ出れば冷たい夜風が心地よく…。
…って、雨降ってやがる。
やっぱりこのパターンか。
明日・明後日は久々にキャンプツーリングに出かけようかと思っております。
榛名山の辺りで水沢うどん食ってきます。天気はいまいちかな?
まぁ、のんびりといってくるです。
結局、週末はどこにも出かけませんでした。
ゴロゴロしたり掃除したり本読んだり。
まぁ、こういう時期があってもいいっしょ♪
今日、仕事終わってから映画「ローレライ」見てきました。
本編が始まって5分くらいのとこで映写機壊れてしばらく中断(笑)。
僕が行くとこ、どこでもハプニングに見舞われるようです。
映画自体は面白かったっす。原作の福井晴敏の作品はほとんど読んでます。
そろそろキャンプツーリング行きたいなぁー。
今週末行ってくるか…どこがいいかなぁー。
先日の土曜日にM氏を誘ってサクッと西伊豆戸田へリベンジに行ってきました。
14:00に東京を出て、東名で沼津へ行き、釣具屋に寄って、戸田へは18:00に到着。
二人でコウナゴやアオイソメ、ネンブツダイなどを餌に夜釣り。
釣果はM氏がウツボ2匹にクロアナゴ1尾、僕がクロアナゴ1尾、あと雑魚が数尾。
ミナミハタンボなんて名前の魚も掛かりました。
そうそう、ヤドカリも釣れました。ははは。
さて僕は勿論、先日購入した磯竿を使ってたわけですが。
21:00頃、モワーっとしたアタリにあわせてみると、重たい感触。
「根掛りかな?」と、それでも念のためある程度の力で竿を立ててみると…
「パーン!!」という破裂音!!
一瞬、何が起こったのか判りませんでしたが、竿が3箇所で同時に破断してました。(-_-;
小継の振り出し竿なので各節のすぐ上に力が集中してしまったんでしょうけど…それにしても…。
強度に期待して購入したんですが、うーん…。
M氏が予備に持ってきていた磯竿を貸してくれたので、その後も釣りできました。
でもテンション低下は避けられず。
23:45の満潮が近づくに連れてアタリが遠のき、翌0:00過ぎに納竿。
0:40、東京に向けて出発。夜半の帰宅は予定通りだったんですが、予想以上に寒かったです。
深夜の駿河湾沿いにのんびり慎重に沼津へ向かい、1:50、沼津ICに到着。
寒さと眠気と格闘しながら東京へ。途中、足柄SA、海老名SAでマッタリ休憩。
自宅へ着いたのは空が明るくなった4:50。
まぁ、とりあえず無事に帰って来れました。
獲物はウツボ・クロアナゴを一尾ずつ分けて、各自で捌きました。
一眠りしてから処理にとりかかったんですが、うー様、まじで疲れた…。
バターソテーや煮魚にして食べてますが、まだまだ切り身が冷蔵庫・冷凍庫にあります。
当分、ウツボ肉はいらないかもしれない…。いや、美味しいんですけどね。(^^;
M氏とまた戸田湾へ釣りに行ってきました。
釣果は、M氏がウツボ二匹にクロアナゴ一匹。僕はクロアナゴ一匹。
獲物は一匹ずつ持って帰って各自で捌きました。
それはともかく、買ったばかりのあの竿が悲惨なことになってしまいました…(-_-;
疲れまくってるので写真と詳細は後日アップします。
バイク屋から電話がありまして、入院していたセロー君が治ったようです。
コイルやら交換して修理代33000円弱…(T_T)
午前中に引き取りに行って午後から早速釣りに出かける予定です。
M氏も誘って戸田港リベンジ。気合を入れて行くぞぉ~!!
仕事が立て込んで来まして、連休前後が忙しくなりそうな雰囲気です。
そこで連休をずらして取ることを提案しました。
「連休の予定、変更して大丈夫なの?」
「はい、バイクの修理がいつになるか判らないので、かえって都合がいいくらいで」
「んじゃ、そうしてもらおうかな」
かくして、GWは月~金まで通常通り出勤。
その代わりに五月末、土日を含めた7連休をさせてもらうってことにあいなりました。
バイクの修理も完了し、大型連休の大渋滞を避けることもできて、残雪も減ってることでしょう。
一石二鳥、いや三鳥です。わーい。
平日に休めるとなると随分計画も変わります。
さて、どこへ行こうかな…ってまだ一ヶ月も先ですけどね。
その前に、サクッと釣りでも行くか…。あ、例のオモリ、今日届きました。
今日、ちょっと外出した先でセローのエンジンが掛からなくなってしまいました。
始動して数秒間アイドリングしたと思ったら止まってしまい、再始動不可。
セルを回してもキック蹴ってもじぇんじぇん駄目。
「プラグがいかれちまったかなぁ」
バイク屋、しかもYSPがすぐ近くにあったのが不幸中の幸い。
持ち込んで見てもらったところ、やはりプラグから火花が飛んでないとのこと。
ところがプラグを新品に交換しても火花は飛ばず。
むむぅ。本格的な電装系トラブルのようです…。
結局、セローは預けることになりました。
何が原因なのかも未だ不明なので、修理に掛かる時間も料金も目処が立っておりません。
うーん、連休までに間に合うのかなぁ…。最悪、GWはセロー無しで過ごすことになるかも知れません。
まぁ、旅先や林道でトラブル発生することを考えれば、YSPの近くだったことは僥倖とも呼べますけどね。
エンジンが動かなくなっても平気な状況が巡ってくるまで、セローは健気に耐えてきたのかなぁ…何となくそんな気もします。
購入して丁度二年。たまにはのんびり休んでもらうか。
先日の釣りでいろいろ釣具に関する物欲が沸いてしまいました。
で、コンパクトな磯竿とかMUDさんが使っていた根掛りしにくいオモリとか注文。
衝動買いっぽいですが後悔はしないと思います。商品到着が楽しみ♪
あと、迷ってるのはクーラーなんですよねー。
普段、キャンプの食材は100円ショップの簡易クーラーに入れてるんですが、さすがに釣りには小さすぎ。
これを機会に釣り用のやつを買うべきか、と思案中であります。
A.イスにもなるガッチリしたクーラー
B.折りたためるソフトクーラー
さて、一泊二日のキャンプツーリングに持ってくならどっちがいいでしょうか…??
普通に保冷力を考えるとAなんですけど、重くて他の荷物を積むスペースが犠牲になります。
Bは軽くて魚の大きさにあわせてつぶせば積載も効率的ですが、保冷力は弱い。
でも、これとか保冷力もよさげで魅力的なんですよねー。
釣り場で切り身にまで処理してジップロックに入れれば…。
いや、それを考えるといっそ干物にしたり燻製にしたりすれば…。
それとも、その場で食べる分以外はリリース…。うーん、悩むなぁ。
クール宅急便という手もあるんだよなぁ…。
バイクでキャンプ+釣りの場合、釣れた魚はどう処理するのが一番なんでしょね?
良い知恵ありませんか?
土日の釣りでゲットした獲物…1mのウツボと80cmのクロアナゴ…を食べる宴がKannaにて催されました。
下処理はMUDさんにお任せしましたが、調理はKannaさんにご無理を言ってお願いいたしました。
急遽声を掛けたnabeさんを交え、五人でモグモグ。
詳しくはツーレポで述べますが、ウツボの小骨がちと気になる程度で食味は実に(゚Д゚)ウマーでした。
またでっかいのを釣りたいですねー。
ツーレポはこちら。
チリン…
かすかに鳴る竿先の鈴の音が気になって眠れない。
MUDさんを除く3人はしばしば外へ出て仕掛けをチェック。
アタリはあるのだがなかなか釣れない。
釣り人の出入りや漁船の出港などもあって、その後も寝付けなかった。
結局、寝るのは諦めて4:00ちょっと前に起き出す。M氏はすでに外にいた。
朝マズメに時合いが来たのかアタリのラッシュ到来。Fさんも起きてきた。
それぞれの竿に何回か魚が掛かったのだが残念ながら全てバラしてしまった。
クロアナゴだろうか、ナイロン5号のハリスさえプッツリやられてしまう。
M氏の竿に掛かったやつは、ほとんど微動だにしないまま道糸のPEラインを切りやがった。
戸田の根魚は化け物かっ!? 手持ちのタックルでは根本的に無理があるなぁ。
夜明けの頃からカゴ釣りの人がポツポツ現れたが、あっちも釣れて無さそうだ。
6:30、MUDさんが起き出してきた。
仕掛けを一晩放って置いたが、餌が突付かれて半ば無くなっていただけで獲物はなし。
餌をユムシに付け替えてキャストしてから、朝食の支度に取り掛かり始めた。
メニューは昨夜の鍋に余った材料と冷や飯を入れたオジヤ。何から何まですみません。
7:10、クタクタに煮立ったところへ三つ葉を散らして出来上がり。
「飯っすよー」の掛け声に、各自が食器を持ってワラワラ集合。
あらかた平らげて一段落。調理器具とテントの片付けに取り掛かった。
荷物もまとめ終わって釣りに専念するものの、アタリはさっぱり遠のいてしまった。
しかし周りではポツポツと釣れているようだ。
ミノカサゴやダイナンウミヘビみたいな外道から、カサゴに40cm程度のマダイまで。
そのうち、我々の餌用ネンブツダイのストックが無くなってしまった。
暇つぶしがてらM氏とMUDさんがウキ釣りで小物を狙い始める。
群れてるネンブツダイが意外と釣れず、スズメダイや手のひら大のメジナが掛かっていた。
うーん、本当に魚種が豊富な湾だなぁ…。
日が高くなってそろそろ潮時かな。
帰りも考えて11:30くらいで納竿することに…っと、僕の竿にジンワリとアタリが来た。
充分に待ってからあわせてみると、おっ!? 結構重い!!
慌てず急いでリールを巻き取り、あらわれたのは…ウツボだ…。
50cmくらいのウツボがスレで掛かっていた。陸に揚げられ、メチャクチャ不機嫌。
体を団子のように絡ませて手当たり次第に威嚇してやがる。
食べるにはサイズが小さいのでこいつはリリース。でも最後に一匹釣れて満足満足。
釣り道具も片付けて、ジムニー・バイクとも準備OK。
でも解散は昼飯を食べて行べてから。
12:00、僕の提案で戸田の街中にあった魚重食堂へ。
「深海魚料理」の幟が決め手だ。いったい、どんな料理なのだろう…。
僕は深海魚刺身定食を注文。M氏とFさんはうおしげ定食、MUDさんはミックス天丼。
壁にはいろんな芸能人の色紙が張られている。あちこちのマスコミで紹介されてるらしい。
しばらくして、まずはM氏とFさんの注文した定食が運ばれてきた。
深海魚の刺身が混じってるそうだが見た目は割と普通ぽい。
っと、そこへ満を持して深海魚刺身定食が登場!
さぁ、食うぞ~♪
いきなり出て来た異形の御作りに、正直、ドン引きしてしまった。
クロアナゴやウツボ、ダイナンウミヘビでさえ可愛く思えるこの容姿。
空ろに見開かれた眼がキモイ。細かな刺状の鱗がキモイ。尖った鼻がキモイ。
皮膚下のプニプニとした肉感がキモイ。ピンク色で生々しい唇がキモイ。
心の準備が出来てなかったよ…ママン…(ノд・、)
盛られている刺身は「げほう」「沖ギス(ニギス・メギス)」「ごそ(ハシキンメ)」という三種の深海魚だそうだ。
取り合えず一切れ口に放り込む。
…( ̄~ ̄;) ウーン
どれも癖の無い白身なのだが、コリコリ感が全く無い。
なんつーか、総じてフニャフニャした食感である。
深海魚は筋肉が退化しちゃってるのかな?
好んで食べるほどの味ではない。が、ツーレポのネタには充分なった、よしとしよう…。
ちなみに「げほう」とは「外法」、つまり正しい仏教から外れた教法のことを言う。
転じて天狗のことを外法様とも言うらしい。なるほど確かに見た目が天狗っぽい。
付け合せで出て来たイカの塩辛は美味しかった。
MUDさんの注文した天丼はボリューム満点。
なのにライスをお代わりしていた。うーん、さすがだ…。
12:35、食事を終えて、MUDさんとはここでお別れ。
ウツボとクロアナゴを積んでジムニーは山梨へと帰って行った。
さて、残った我々3人は一本林道を走ってから帰ることに。
目指したのは林道土肥中央線。まずは県道18号を海岸沿いに南下。
彼方には煌く海面と水平線。桜の花びらが舞い散る中を快走。
13:00、土肥でR136を左折。駿河湾を離れ山間部へ転進。
3kmほど進んだところで国道を離れ、13:05、林道土肥中央線の起点に到着。
2年弱前に来て以来だ、懐かしいなぁ。M氏とFさんはここもタンデム。
まぁ全区間の半分以上は舗装済みだし。何とかなるだろ、レッツゴー。
僕が先になってワインディングを登る。
しばらくは舗装路だが、展望がところどころ開けて楽しめる。
やがて未舗装区間がチラホラ現れ始めた。
水溜りや小さめの落石が目立つが後ろの二人乗りBAJAも問題なさそう。
安全第一でのんびりマイペースを保つ。
いくつかの未舗装区間を走り抜けると、舗装済のワインディング下り勾配に。
ウネウネ下って、13:35、走行完了。あっという間だったけど面白かった。
この後、西伊豆スカイラインも走るつもりだったが、3人とも夜釣りで疲れていた。
素直に修善寺に出て沼津経由で帰路に着くことに。
R136を東へ進み、修善寺を経て北上。14:00、セブンイレブンで小休止。
BAJAの押し掛けが辛そうなので休憩の回数はどうしても少なめになってしまう…。
このまま国道を北上するつもりが有料道路の修善寺道路に乗ってしまった。
小銭をいちいち支払うのが面倒くさい。まぁ時間を節約できたからいいんだが。
修善寺道路から降りて沼津ICまで、うんざりするほど渋滞が続いた。眠気が襲ってくる。
東名高速道路に乗る前に途中のガソリンスタンドで給油。
M氏が何故か小銭をバラ撒いて金持ちなのを見せ付けてくれた。
15:15、R1に合流し、15:25、東名高速道路・沼津ICにようやく到着。ふぅ疲れた。
そのまま東京方面に進み、15:40、足柄SAに到着。
3人とも寝不足で疲れていたので、ここで仮眠を取ることにした。
日当たりの良い芝生の上に寝そべって眼を閉じ手足を伸ばす。
うーん、気持ちいい…♪ うつらうつらと小一時間過ごした。
十二分に体力を回復して、16:40、出発。
大井松田から渋滞していたが、モゴモゴしながら一路東へ。
18:00、東京ICに到着。Fさん、M氏と順次別れて、18:35、無事帰宅。
あー、疲れたけど面白かったー。
そして翌日、20:00。
昨日の4人+急遽お誘いしたnabeさんを加えた5人が、中野のKannaに集合した。
お待ちかねの試食会である。わ~い♪
ベテランの外道釣師・MUDさんのアドバイスにより、ウツボは焼き物、クロアナゴは揚げ物ということに。
「ご無理を言ってすみません」と恐縮しつつ、下処理したウツボとクロアナゴの切り身を渡す。
(処理されたウツボ・クロアナゴの様子はMUDさんのBLOGをご覧下さい)
ワイワイ言いながらビールを飲んで待つこと十数分。
まずはウツボの照り焼きが登場。続いて塩焼きもやってきた。
小骨が気になるが、うん、美味い!
肉は白身でちょっと鶏肉っぽい淡白な味。ブ厚い皮が特徴的だ。
大皿に盛られたウツボはあっという間に無くなってしまった。
そしてクロアナゴはフリッターにされ、特製フィッシュ&チップスとなって登場。
わはは、こりゃ美味い! ビールにぴったり!
身自体に味のあるマアナゴと違い、クロアナゴは癖の無い白身。
なので油を使った調理方法がいいそうだ。ふむふむ。
モッチリした厚い皮とサックリした揚げ衣の歯応えが美味しい♪
これもあっという間に無くなってしまった。
変な素材を上手に仕上げて下さったKannaさんに感謝!
それにしても戸田湾、いろんな意味で深いなぁ…。
ナガモノ外道に深海魚…いやいや、たぶん本命魚種も化け物サイズがいるに違いない!
こりゃあ作戦練って、再チャレンジするしかありませんな。ふふふ。
桜の季節も一段落。ここらで一丁釣りにでも行くか!
ってことでMr.MUDさんと怪人M氏に声を掛けたら色よい返事。
「行くべ行くべ」と前々から打ち合わせてあった面々なので話は早い。
MUDさん主導でとんとん拍子に計画は進められ、M氏の手下Fさんも急遽参戦が決定!
かくして2005年春の陣、西伊豆・戸田(へだ)への釣りーングが決行された。
MUDさんは山梨からジムニーで参加。
テントや調理器具をお任せしたお陰で、我々は荷物をだいぶ減らせた。大感謝!
交通手段の無い手下FさんはM氏がBAJAにタンデムして運ぶことに。
この春から二人乗りが解禁された高速道路を使い、ついでに林道にも寄って行こうという話になった。
…大丈夫かいな。
10:00、僕の自宅前でM氏と待ち合わせ。
Fさんは何故か大和陸橋の近くにいた。朝から昭和軒に行きたかったのだろうか?
ただでさえ窮屈なタンデムシートで二人分の荷物を背負うFさん。
苦しそうだが、手下なので文句は言うまい。
東京ICから東名高速道路に乗り、11:20、海老名SAで給油
小田原厚木道路もマイペースで快調に進み、12:10、終点の箱根口ICを降りてR1に合流。
箱根湯本から県道へ入りウネウネと山道を登って、12:20、白銀林道の起点に到着。
昨年の秋に来たばかりだが、伊豆の途中にある完抜林道ってことでここを選んだ。
M氏のBAJAを先頭に、早速突入。タンデムなのに未舗装区間で飛ばす飛ばす…。
Fさんは林道そのものが初めてってことで随分楽しんでいただけたようだ。
キジが横切ったり、桜がそこかしこに残っていたり、水溜りに突っ込んだり。
途中、星ヶ山公園で小休止。真鶴半島を一望できて気持ちよい。
そこから僕は写真を撮りながらのんびり進んだ。M氏のBAJAはもう見えない。
終点近くのややガレ気味の区間も結構アクセル開けていたようで。
椿ラインの手前で待ってた二人に合流したのが13:20。
「Fさん、どうっすか? 初めての林道は?」
「楽しいっすねー」
いい感じだ。さすが一人で昭和軒に挑むだけのことはある。
さてここでM氏のBAJAに問題発生。
実はこのBAJA、長期間乗ってなかったためバッテリーが空になっていた。
前日にバイク屋で3時間ほど充電してもらったが完全に死んでしまっていたらしい。
高速道路走行でも全く充電されなかったようでセルが回らない。
以後、M氏とFさんは休憩の度に二人で押し掛けすることとなった。お疲れ様でごんす。
椿ラインをウネウネと登って大観山で芦ノ湖をちらっと見てから、R1で沼津へと向かった。
さて、昼飯。沼津で寿司を食べることにした。14:20、沼津港に到着。
新鮮な魚を売りにした店が沢山並ぶ中、選んだお店は鮨文。
羽衣寿司というセットとハマグリのお椀を注文。
駿河湾の地魚にマグロ・イクラなどなど、お手ごろ価格でいただいた。
しかし悪食の二人には勿体無いよなぁ…。
食事を終えて15:00。MUDさんとの待ち合わせは戸田湾の御浜岬に16:00。
電話を一本掛けてみたら近くの漁港で餌用のネンブツダイを釣っていて少し遅れるそうだ。
我々もそろそろ向かわねば。出発してR414を南下。
途中の釣具屋にちょろっと寄って、県道17号を西へ進む。
内浦の海岸沿いを快走。いい天気でツーリングのバイクも多い。
西浦で内陸へ伸びる県道127号を左折。真城峠を越え、県道18号で戸田の市街地へ出た。
戸田湾をグルリと回って、16:10、御浜岬に到着。
MUDさんが来るまで、3人で周辺を探検しながら時間をつぶす。
この戸田湾は爆裂火口(マール)の跡に海水が入って出来た湾と言われている。
湾の入口は狭いのに湾内の水深は40~50mもあるとのこと。
この深さは異常だ…。釣れる魚が多種多様というのも頷ける。
さて、MUDさんが到着したのは16:50。
挨拶もそこそこに早速釣り道具を持って釣り場に移動。
しかし当初狙っていた赤鳥居前の堤防は先客がいて良いポイントが狙えない。
仕方なく各自その堤防から離れて釣ることにした。
…が、どうもアタリが来ない。M氏がキタマクラを釣ったくらいか。
先客はアオリイカ狙いだから夜半過ぎまで帰らないだろう。
うーむ。このままではいかん。ボウズはともかく、4人でワイワイ釣らないとつまらん。
相談の結果、湾の反対側にある堤防へ移動することにした。
荷物をバイクとジムニーに積みなおし、すたこらさっさと対岸へ。
18:25、暗くなる前にどうにか移動完了。ようやくまともに釣り開始。
この移動は向かい風を避ける意味でも功を奏した。
とりあえず仕掛けを投入して、MUDさんは夕食の支度を開始。
獲物がまだ何も無いが、念のために仕入れてきたカンパチのアラで鍋を作って下さるそうだ。
何から何まですみません。ありがとうございます!
なーんもアタリが無い中、19:10、僕の仕掛けに何やらヒット!!
極小のアオリイカだ…アオイソメなんかに掛かるとは…。
バケツで生かしておいたが、泳いでる姿を見て愛着が沸いてしまい、夜半過ぎにリリースした。
大きくなったら、また釣れておくれ~。
その後も全くアタリ無し。しかし4人で駄弁りながらなので実に楽しい。
買い出ししてきたビールやサワーを飲みながらマッタリと時を過ごす。
そうこうしているうちに、20:20、MUDさんの鍋が出来上がった。
「飯っすよー」の掛け声に、各自が食器を持ってワラワラ集合。
ハフハフ。フマイフマイ。自家製味噌と出汁をあわせた野菜たっぷりの鍋に舌鼓を打つ。
日本酒「七賢」も、ちょっとこげた銀シャリも実に味わい深かった。
…というか、食い過ぎて苦しい…。
食事を終え、諸々片付けていよいよテント設営。広い広い駐車場だ、苦情は来ないだろう。
MUDさんの秘密兵器ヨーレイカIIIを四人総出で組み上げた。
ドカシーとマットを内側に敷いて就寝の準備OK。
いい感じで酔った上に食べ過ぎの僕は早々にテントの中でゴロ寝を決め込んだ。
相変わらずアタリが無いので、そのうち他の3人もテントの中へ。
このまま大した釣果も無いまま、朝になっちゃうのかなぁ…。
22:30。喉が渇いたので、お茶を取りにテントの外へ出た。
ん? MUDさんの竿がアタってる!? Σ(゚口゚;
「MUDさーんっ! なんか来てるみたいですよーっ!!」
ガヤガヤと皆出てきてMUDさんを応援。なんだか随分重そうだ。
やがて獲物が水面に顔を覗かせた…おぉ! クロアナゴだ!
ゴボウ抜きで無事に取り込めた。長さを計ってみたところ約80cm。
太さが大人の手首ほどもある食べ頃サイズだ。
世間的には食味が悪いと言われているが当然キープ。
MUDさんのやり取りを見せ付けられた我々3人は俄然やる気モードに。
ネンブツダイの一匹掛けで10m近くの深さがある足元を狙ってみた。
…が、またしばらくアタリが遠のいた。アタっても中々アワセに乗ってこない。
23:10、M氏がフラリとトイレに。っと、その間にM氏の竿にアタリが!
そっと見守っていた手下のFさんだが、竿が海中へと引っ張られるのを見て思わずあわせた。
そのまま格闘開始。「無茶苦茶重い…」とリールをギリギリ巻く。
M氏もトイレから戻ってきたが、そのままFさんがファイト続行。
釣り上げられたのは…1mものウツボだった!!
「これは食べ甲斐があるな」
「美味そうだ」
牙の生えた口を開けて威嚇する巨大ウツボ。
それを見て嬉々とする我々はウツボ以上の悪食だろうか…?
M氏の仕掛けとFさんのファイトで得た獲物は、さっきのクロアナゴと一緒にスカリに収めた。
これだけの大きさのナガモノが二匹ゲットできて4人ともご満悦である。
「どうせなら宴会したいね」ってことで、その場で行きつけの店Kannaに電話。
下処理をして明日持って行くことになった。楽しみ楽しみ♪
次なる獲物を求め「えいやっ」とネンブツダイを波間にブッ込んで、悪食四人衆もようやく就寝。
西伊豆・戸田湾の潮風もいつの間にか静まっていた。
明日はひさびさの釣りでございます。
でかくて美味しいお魚 щ(゚ロ゚щ) カモ-ンщ(゚ロ゚щ) カモ-ンщ(゚ロ゚щ) カモ-ンщ(゚ロ゚щ) カモ-ン
またハプニングあるのかなぁー。
春爛漫。都内ではソメイヨシノが満開である。
「桜と富士山をセットで見てみたいなぁ…」なんて、ふと思ってしまった。
ってことで今回の日帰りツーリングの行く先は富士五湖周辺。
結局、富士山周辺のフジザクラの開花には早過ぎたけど…。
準備もしないまま寝坊したせいで出発は9:40。すでにかなり暖かい。
環七から甲州街道を経て、中央道・調布ICへ。特に渋滞も無くマイペースで進む。
大月JCTで河口湖方面に折れ、11:15、谷村PAでトイレ休憩。
11:30、河口湖ICで中央道を降りた、
昼飯に早速目指すは富士吉田うどんの店。前から食べてみたかったんだよねぇー。
11:40、のれんの無い民家開放型の名店・白須うどんに到着!
えーっ!?
あぁ無情。門前払いである。
このパターンどこかであったなぁ…と思ったら讃岐うどんの時だ。
うどんの名店に縁が無いのだろうか…_| ̄|○…
時間が無いので手近にあった別の店、「あんめうどん」に入った。
注文したのは肉うどん。かけ300円、肉入りでも400円と安いのが嬉しい。
コシの強い太麺に味噌と醤油の出汁に茹でキャベツ。
小皿で出された鰹節と昆布の煮たやつはダシに使ったやつだろうか。
期待以上に美味かった。目的の店ではなかったけど大満足♪
食事を終え、12:00出発。県道701から林道富士線に向かった。
富士山麓の森の中を真っ直ぐ登ってゆく。
茶屋の先から未舗装に。結構荒れてるなぁ。路肩に雪がちらほら見え始めた。
12:15、林道富士線のゲートに到着。
冬季閉鎖でゲートは閉じられていたが、またモゴモゴ。
全面舗装済みだが富士山がよく見えて気持ちのいい林道だ。
富士スバルラインの下を潜り、林道船津線との三叉路を越え暫く進んだが、
1kmほど進んだ辺りから残雪が酷くなり、そこで断念。標高1300mくらいかな。
三叉路まで戻って林道船津線を下り、県道707を経てR137へ。
さて、そのまま富士五湖巡りスタート。まずは河口湖。
以前も来たが完全に観光地化されていて道路も渋滞気味。
13:00、県道21で北岸へ出た。天気はいいのだが風が強い。
河口湖大橋の向こうに富士山がどーんと聳えている。やっぱこの山は格別だ。
冒頭で述べたようにこの辺の桜…フジザクラの見頃はもう少し先なのだが惜しいなぁ。
13:23、続いて西湖へ。河口湖に比べて静かな雰囲気だ。
西湖・精進湖・本栖湖はかつてセの海という一つの湖だったらしい。
青木ヶ原樹海のベースになる溶岩流が湖を3つに分かち、現在の状態になったとか。
3つの湖面は同じ高さのため、今でも湖底でつながっていると言われている。
R139に合流しさらに西へ。13:35、精進湖に到着。
時計回りでグルリと一周。いかにも山上湖といった幽玄の趣。
富士五湖の中で最も小さいが箱庭チックで可愛らしい。
雲で富士山は全く見えないのが残念。
そして最も西にある本栖湖へ。途中で給油してR300を右折。
14:00、湖畔に到着。水の透明度に驚く。
北岸の高台へと湖岸を登る。展望台からの眺めも格別だ。
雲が無く風も無い日なら美しい逆さ富士が見られるはずなのだが…。
県道709で一周するつもりだったが、途中ゲートで通行止め。
UターンしてR139を東へ戻る。
青木ヶ原樹海の原生林を快走し、14:40、道の駅・なるさわで休憩。
富士桜ソフトクリーム250円をのんびり舐めながら次の予定を立てる。
まだ時間に余裕があるので林道軽水線へ向かってみよう。
接続している富士林道があの残雪なので、どこまで行けるかな。
15:00、休憩終了。
ゴルフ場の合間を抜けてウロウロし、15:15、林道軽水線のゲートに到着。またモゴモゴ。
※ 帰宅後、山梨の林道事典さんで確認したら、この区間は避けて鳴沢林道でアプローチすべきでした。
すみません…。
路面は結構荒れてる感じ。残雪や倒木があちこちにある。
青木ヶ原樹海の中だけあって何となく不気味だ。
ゲートから3kmくらいの辺りで路面を覆う残雪に阻まれた。
15:35、無理はしない主義なのでここでUターン。
16:00、R139へ戻って、最後の富士五湖、山中湖を目指す。
道は混んでるが、もう帰り道なのでのんびり進んだ。
R138から県道729を経て、16:25、山中湖の北岸へ出た。
駐車場から富士山を眺めたが裾野しか見えない。水はやはり汚いなぁ。
面白いことに富士五湖のうち外部に流れ出る河川を持つのはこの山中湖だけなのだ。
他の湖は流入河川はあるが排水河川を持たず、湖水は伏流水として周辺河川に流れ出ている。
湖畔では昔から水害で悩まされていたそうで、現在では人工的な排水ルートがあるとのこと。
ちなみに河口湖はかつて排水口があったが、今は神社になってるらしい。
山中湖に別れを告げ、R413=道志みちで帰路に着いた。
交通量は多めだがいい感じで流れてる。
16:50、道の駅・どうしで小休止。
小腹が空いたので何か食べようっと思ったらうどんしかなさそう。昼もうどんだったんだけどなぁ…。
注文した冷たいうどんはクレソン入りの緑の細麺。なんだか蕎麦みたい。
その上に大根の千切りと海苔。むぅ、これが「冷たいうどん」なのか…?
まぁヘルシーで美味かったから結果オーライ。
せっかくだから温泉にも寄っちゃおう。
17:30、道志の湯へ。入浴料500円。
あまり温泉ぽく無い湯質だが、気にしない。
まだ満腹ではなかったので湯上りに草餅3個入り1パックを買ってしまった。
全部食べたら胃もたれで苦しい。あぁ、こんなだから体調壊すんだろうなぁ…。
後はナビ任せで一路自宅へ。道志みち~津久井湖~町田街道~甲州街道。
帰宅は20:00過ぎ。
やはり富士山はいいなぁ。雲さえ無ければ。
あと無風で湖面が鏡状態だったら最高だなぁ。
頂に雪も欲しいし、できれば桜もセットで…。
くぅー、富士山を見る最高のコンディションって難易度高そう!
いきなり、夏のやうな気候になってしまいましたねぇ…。
会社でも冷房を入れました。いやサーバー機もあるせいで外より暑いんですよ。
まぁ、ツーリングにはいい季節なんですけどね。
さて、今週末ですが土曜日に舞台を見に行く予定をすっかり失念してました。
いきつけの店Kannaのバイト西山君の出演なんです。
「なんか、忘れてる気がする」
なんて思いつつ山梨行きを計画してたんですが、日曜のみ日帰りになりそう。
目的地は余裕持って身延の手前、富士五湖あたりかなぁ。
なんにせよ、富士山と桜をセットで見てきますです。たぶん晴れ。たぶん。
それと5月に林道オタクのオフ会が黒洋梨さんの幹事で計画されてます。
私も早速参加表明しました。興味のある方は↓こちらをご覧下さい。
http://6417.teacup.com/guchie_blackpear/bbs2
にしても暑い。
今日はいきなり暑かったですねぇ。
ようやく体調も回復してまいりました。
今週末は山梨の身延辺りへ花見がてら出かけようかと画策中です。
この天気が続けば、高所の積雪も週末には溶けてるのではないでしょうか。
ん? 肝心の週末の天気が心配…?
( -_-)フッ 荒天には慣れっこです。
一日中、部屋にこもってました。
あ、食事に出たか。まぁほとんど引きこもり状態です。
でも、そのお陰でようやくツーレポ完了しました。
http://s-dog.net/archives/000161.html
桜もずいぶん遅咲きのようで。
ソメイヨシノが散る前に花見ツーリングしたいけど間に合うかなぁ…。
バイクに乗れないから電車使ってツーレポ番外編でも書こうかと悩んでます。
下町とか都心とか。
えぇもちろん、全部嘘ぴょん。ってバレバレでしたか。
さて。実は、また体調悪いんですよ。今度は下腹部。
今週の頭から膀胱が張った感じがして段々痛くなってきました。
鈍痛なんですが、残尿感がひどくてどんどんオシッコがお腹に溜まってくイメージ。
大事になる前に医者に見てもらおうと昨日病院へ行ってきました。
「ではそこに横になってパンツをおろして」
「はい…」
膀胱の辺りを超音波で検査。膀胱は空っぽで心配ないそうです。
「念のため前立腺も調べますね。お尻の穴から触診しますんで」
「はい(やはりきたか)」
「膝を抱えて」
「うぅ…」
「ちょっと気持ち悪いですよー」
「ぅ…」
…こちらも異常なかったようです。
看護婦さんの「はい、検査終わりましたよ、もういいですからね」という言葉が、
(うんうん、よくがんばったわ、もういいのよ)と聞こえてきます。
カテーテルでも差し込まれるかと心配してましたが、お尻に指くらいで済んで助かりました。
以前、イボ痔の手術で経験済みでしたし。ふっ。
なんだかんだ原因はわかりませんけど、痛み以外にこれといった症状はなさそうです。
「炎症を止める薬と利尿剤を出しときますね。で、しばらく様子見ましょう」
「はい」
「それから自転車とか乗らないように」
「えっ? バイクは!?」
「駄目です! 股間を刺激しないようにして下さい」
「ガ━━━━(゚Д゚;)━━━━ン!」
ってことで、、今週末もツーリングには出かけられません。
うーん、こっちが嘘ならいいんだけどなぁ。
みなさん、はじめまして!
実はあたし、SaltyDogさんの会社の後輩でして。
そうですね。先輩のHNをもじってSweetCatとでも名乗っておきましょうか。(≡ ̄ー ̄≡)ニヤ
最近、このサイトの存在を東風荘の知り合いに教えてもらったんです。
そうです! 私、ずいぶん前に雑文のネタにされてた新人女性です!
あの話を嘘と思われた方も多いでしょう…でもでも、あれってばマジだったんですよ。(-_-;)
人の知らないところで勝手にネタにされ、影で「キリコ」とかあだ名付けられました。。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。
たとえ会社の先輩でも(▼皿▼#)ユルサン!!
おまけに年度末でこんな時間までコキ使いやがって… ! 凸(゚ー゚メ)
なーんてムカついてたら、先輩ったら今夜から明日一杯海外出張なのだ!!
これはチャーンス! (-_☆)キラーン
会社から先輩のPC使ってBLOGをジャックしてやる~!
デザインも私の好みの色使いに変えてやる~!!
明日一杯、あやつにネット環境は無いはず…(ΦωΦ)ふふふ…乙女の恨みは恐いんだニャ♪
ようやく先日のツーレポ二日目をUPできました。
http://s-dog.net/archives/000154.html
告知のついでに、面白い本見つけたのでご紹介します。
赤瀬川源平の「新解さんの謎」。
今日、仕事でバス・電車に乗らねばならなくなり、ひまつぶしのための本を探して手に取ったのがこの本でした。そんなに期待もなく読み始めましたが面白いですねぇー。新明解国語辞典の辞典らしからぬ個性をあげつらった本なのですが、実に楽しめます。「明解」を売りにした辞書ってことで、かなりアグレッシブな語彙解釈をしてるんですね。それに加えて人間ドラマを感じさせる用例の数々。用も無いのに辞典そのものが欲しくなりました。
この時間まで会社でーす。
もう帰れるのですが、ツーレポもうちょい遅れそうです。
二日目は半分くらい書いてるんですけどね。
まぁサラリーマンの辛いとこですな。
いろいろ忙しくてツーレポが全然書けてないので、別の話題でお茶を濁します。
えー、連休のツーリング中に変なメールがやってきました。
From: “miyashita” <miyashitakouji@hotmail.co.jp>
To: info@s-dog.net
Date: Wed, 23 Mar 2005 04:35:26 +0900
Subject: 先日はありがとうございました。
—-
宮下です。先日は遅くまでありがとうございました。
来月中旬に御社にお伺いさせて頂きますのでよろしくお願いいたします。
???
宮下さんという知人はおりますが仕事関係じゃないし、
差出人のメールアドレスだと下の名前も違うようだし。
間違いメールかな? 「宛先間違えてますよ」って教えた方がいいのかな?? …うーん???
と悩んでいていろいろ検索してみたら、どうやらSPAMの一種だったようです。
何の宣伝にもメールアドレスの収集にもならない、へんてこなSPAM。
よくわからないけど無視しましょ。
三連休、愛知へキャンプツーリングに行ったわけですが、すっかり生活の時間帯が早まってしまいました。今一時過ぎですが眠い眠い。ツーレポ書かなきゃと思うんですけど駄目ですな。その代わり早起きして書けばいいんですけど、そうはイカのふぐり。朝寝が好きなので駄目駄目ですな。まぁすぐに夜型に戻るでしょう。むにゃむにゃ。
夜の間、外の様子が気になりチラチラ覗き見していたので、余り落ち着いて眠れなかった。
山中に閉じ込められる前にテントを畳んで山を降りることも考えたが、夜中に雪道を走る方が危険だろう。
明日は晴れて気温もかなり上がるらしい。最悪でも午後には走れるに違いない。
いざとなったら午前中はテントで過ごせばいいや、と開き直ることにして野宿を続けた。
ちなみに零時頃、ダムの増水警報のアナウンスとサイレンにもびびらされた。
翌朝。周囲は薄ら白い雪化粧。バイクもフライシートも凍り付いている。
テントの中で朝食の納豆御飯。オプショナルフライで前室作っとけばよかった。
雪、というより氷を払いのけながら撤収。
キックセットを付けてたお陰で無事にエンジンも始動。7:50出発。
国道までの舗装路もところどころ雪に覆われていたが、新雪だったこともあり難なく通過。
むしろ普通に凍結してる部分の方が恐かった。
彼岸を過ぎてまでこんなコンディションに悩まされるとは…。
8:05、昨日も来た道の駅・どんぐりの里でトイレを済ます。
のんびりしている間にバイクの雪もあらかた溶けた。8:25、出発。
R153を足助方面に西走。途中にあった気温表示は2度。寒いわけだ。
長い長い伊勢神トンネルを抜け、県道366を右折。
円通院の手前をさらに右折。8:45、道なりに進んで十字路というか四差路へ出た。
東へ伸びる細い道が目的のルート、明川保安林管理道だ。林間ダートに突入。
ワインディングでグイグイと高度を上げて、あとは景色の良い峰越えの道だ。
地図では途中で道が消えているが実際にはR153の旧道まで完抜している。
4kmほどの未舗装路を堪能し、9:00、旧道との分岐へ出た。
心霊スポットの旧伊勢神トンネルをチェックしてから次の林道へ向かう。
次の目的地は林道竜岡伊勢神線。
数分でいこいの村愛知の先の分岐に到着。
事前の情報通り全線舗装済みだったが、気持ちのいい快走路で寄っても損は無い。
10kmほど走って9:35、終点に到着。
県道386を西へ進み、県道33へ出て東へ戻る。
実に非効率的だが林道探索が目的なので仕方ない。
9:50、次の林道、林道椹木谷線の分岐に到着。早速、突入。
渓流沿いをのんびりと登る。路面はガレ気味だ。
標高が上がるにつれ雪が次第に増えてきた。
そのうち路面もほとんど雪に覆われた状態に。
やがて十字路に遭遇。左右にも未舗装路が伸びている。
右手の登り勾配は寧比曽岳の山頂に向かう道だろう。
ちょっと偵察してみたが、雪がどんどん深くなってきたのでUターン。
こんな状態なので今日は支線の探索は控えめにしとこう。
東側区間もガレた路面なのだが雪のせいでそれどころではない。
下り勾配の上に路面が波打っている。ジャンプしそうになるので注意。
10:15、走行終了。再び県道33へ戻ってきた。
県道33をさらに東へ進む。この幹線道路も雪が目立ち始めた。
ブラインドカーブで圧雪路なんて最悪なので、ついつい走りも慎重になる。
小さな池の脇を走り裏谷の集落を抜け、10:30、椹尾分水林道の起点到着。
かなりの量の雪に怯んでしまった。林道の路面を完全に多い尽くしている。
まぁ基本的には下り勾配の道なので条件がそんなに悪化することはないだろう。
国道まで完抜しているはずだから、登り勾配で逆走することもあるまい。ってことで突入。
本線に専念して下るとやがて雪もなくなった。爽快なダートをひたすら下る。
全行程10kmのうち、そろそろ半分くらいかな…。
勾配も緩やかになったところでバリケードが出現。
豪快に崩落しているらしく工事中。駄目だ、どうにも通れそうにない。
来た道を戻らねばならないのか…。ふぅ。
幸い積雪量は大したことなかったので帰路も問題なかった。
高頭林道はチェーンゲートで封鎖。脇から抜けることもできそうだったがやめとこう。
11:00過ぎ、県道33号に戻ってきた。
そこから昨日の澄川林道方面に進んだが、すぐ先のカーブで圧雪路。
うーん、この先もさらに標高があがるので県道33号は断念せざるを得ない。
地図とニラメッコしてルートを検討。少し西へ戻り、県道365号を南下することにした。
雪もほとんど無く、交通量も少ないので圧雪路にもなってなかった。
途中、西の方に延びている未舗装路の分岐があったがもう時間が無いのでスルー。
高頭林道の出口は橋の上でガッチリ閉鎖されていた。
ショートカットに利用しなかったのは正解だったようだ。
R420から県道35を経て県道363を右折。杉木立を抜け三河湖へ。
11:55、ドライブインやまびこに到着。丁度昼食の時間だ。
注文したのはどて煮400円と、へぼ釜飯定食1800円。
どて煮は豚モツを赤味噌で煮込んだ三河の郷土料理。
釜飯より先に出てきたが濃い味付けが御飯に合いそうだ。これは美味い。
一方のへぼ釜飯定食。
「へぼ」とは僕のオフロードテクニックのこと…ではない!
いや、それも確かにへぼなのだが、ここではクロスズメバチの成虫・幼虫のことである。
この辺の名物になっているらしいのでチャレンジしてみた。
釜の蓋を開けると…うむうむ、黒い成虫と白い幼虫が入ってる入ってる。
では早速…( ̄~ ̄;) ウーン…ん!?
美味い。料理の仕方がいいのだろうか、普通に食える。
口の中でプニュとつぶしながら味わう。固いのは成虫だな。
味噌汁や刺身コンニャク、香の物も美味しかった。満足満足。
食事を終えて外に出て三河湖をボーっと眺めていると、地元のおじさんが話しかけてきた。
道の向かい側の工事現場に来ているそうだ。丁度昼休みで暇なのだろう。
方言が判りにくい部分もあったけど適当に返事してコミュニケーション成立。
バイク好きのようで、これまでどこに行ったのかとか楽しく会話した。
12:45、出発。R473からR301へオンロードを快走。
今回のツーリングは林道主体だったけど、やっぱこういう道も良いなぁ。
13:15、道の駅・つくで手作り村で水分を補給。ついでにこれからの予定を考えた。
雁峰林道に寄って未調査区間を走破しようかなぁ…とも思ったが、眠気がフラッと襲ってきた。
うーん、さすがに寝不足で疲れてるようだ。無理せず帰路に着こう。
10分ほどで休憩を終え、出発。
本宮山を横目に峠を越え、雁峰林道の分岐もスルーしてR151に合流。
途中で給油して、14:00過ぎ、豊川ICから東名高速道路に乗った。
80kmくらいで巡航しているトラックの後ろをコバンザメのようにくっついてゆく。
三ケ日SAで大休止を取り、あとは沼津までノンストップで走った。
「御殿場-横浜町田 事故渋滞35km」の表示を見て、沼津からR1を使うことにした。
17:00、沼津ICで東名を降り、R1で箱根越え。
箱根峠はめちゃ寒かった。気温は5℃。
小田原に着いて気温は問題なくなったが、どのルートも渋滞が酷い。
相模川の馬入橋で渋滞をすり抜け中、ハプニング発生! またかよ!!
走行中に「カラン」と物音がした気がした。
「ん? 何か落としたかな?」と思ったが荷物には問題なさそう。
眼鏡のレンズでもない。まぁいいや、気にしないで置こう。
と、橋を渡ったとこで渋滞が酷いので脇道に入ると道路が暗い。
ん? 真っ暗??
Σ(゚口゚; …ヘッドライトが切れた!?
すかさずハイビームを確かめる。こちらはちゃんと点灯した。
まいったなぁ…ずーっとハイビームで走行するしかないか…。
途中のコンビニで光軸を下げたが焼け石に水。
前の車がイライラした運転ばかりに見えるのは気のせいだろうか。申し訳ない…。
結局R246を使って21:30帰宅。疲れたー。
素直に東名使った方が早かったかもしれない…。
まぁハプニング続出だったが実に充実した三日間だった。
愛知県、万博もいいけど林道もいいねー。
6:00起床。結構寒い。
納豆ご飯の朝食を済ませ、テントを撤収して7:30出発。
今日の目的地は広域基幹林道豊富線。
長野と静岡の県境付近、標高の高い峰沿いの林道だ。
とりあえずアプローチルートの大谷渓谷を目指す。
R151を東栄まで進み、県道1号線で佐久間町へ。
一瞬だけ静岡県内に入ったが、すぐにR473を左折。
愛知県側に戻って、8:10、大入渓谷を抜ける県道429号の分岐に到着。
通行止めの看板があったが迂回が面倒だったので試しに行ってみた。
ゲートの脇からモゴモゴ…豪快な断崖の道だ。これは怖い。
路肩崩壊や崖崩れ、落石に注意しながら慎重に進んだ。
バリケードで塞がれた工事区間もあったが休工日だったのでそっと通過。
8:40、通行止め区間から無事脱出。迂回したほうが早かったかもしれない。
林道豊富線へアプローチする脇道はないかと注意しながら県道429号を進む。
ん? 林道豊富線の標識だ。終点まで貫通したのかな?
この辺にあった分岐から期待して進入してみたが、数百m先のすさまじいクレパスで断念。
これは危険すぎる。県道に戻りみどり湖の岸伝いに北上を続けた。
豊根大橋の手前で北に折れ大立の集落を経て、9:15、県道426号の分岐に到着。
林道豊富線にアプローチする未舗装路だ。
重機が入って荒れた感じのワインディングを登る。
9:30、林道豊富線の本線に合流した。三叉路を右折して南に向かう。
峰沿いの道なので極端なカーブや急な勾配はほとんどない。
路面はフラットに見えるが凹凸に波打っていて轍も多い。
さすがに標高が高いので雪も路肩にちらほら見えた。
時々展望が開け、南アルプスや佐久間ダムを眺望できる。
一度、カモシカに遭遇したがカメラを構えた瞬間逃げられた。残念。
「起点から何キロ」と書かれた標識をいくつも過ぎ、ひたすら南下。
崖崩れを超え標識もなくなったがさらに進む。
結局、終点の掘削現場まで走破。県道から登って来た三叉路から約10kmだ。
GPSの軌跡を確認したが、まだまだ大入渓谷まで貫通しそうにない。
さて。里に下りられる支線は皆無だし、Uターンして来た道を戻るとしよう。
っと復路で一度、油断して転んでしまった。いかんいかん。
三叉路以降も本線を北上。さらに未舗装路が続く。
立ち寄った支線4号はやや荒れ気味。終点にカモシカの骨が落ちていた。
結局、未舗装は霧石トンネルの手前まで続いた。
林道豊富線、全長22km中、未舗装が始まる峠が新野峠から8kmの地点。
本線のうち14kmが未舗装ということになる。うーん、長い。
舗装された本線をさらに北へと向かったが、3kmほど進んだとこで全面圧雪路が出現。
ここは下り勾配だが、その先はさらに標高も上がり、前進も後退もできなくなる恐れがある。
大人しく諦めてUターン。東に伸びる支線もあったが、やはり雪で断念。
霧石トンネルの三叉路まで戻り、県道426号に合流した。
林道は無理でも幹線道路なら起点の新野峠まで行けるだろう。
村道を経て県道72号へ合流し、長野との県境を一瞬だけ越える。
R151を左折して再び愛知県へ。11:55、新野峠に到着。
林道豊富線の積雪はやはり標高が高いほど激しいようだ。
新野峠の近くから宝地峠に抜ける霧坂グリーンライン(林道宝地線)も諦めよう。
ワインディングを下って、R151を南下。
12:10、道の駅・豊根グリーンポート宮嶋でトイレ休憩。
軽食しかなさそうなので昼飯はやめといたのだが、いろいろメニューあったのね。
とりあえず次の林道に近づいておこう。
県道426号から県道10号を経由してR257に合流。
北上して13:00過ぎ、道の駅・アグリステーションなぐらに到着。
ここでようやく昼飯。五平餅定食550円を注文。
ずいぶん待たされたが、慣れてなさそうな地元のおばちゃんたちなので諦めよう。
荏胡麻ダレの大きな五平餅もセットのうどんも美味かったー。うどんの出汁は関西風なのね。
食事を終えたらもう14:00近かった。
ついでに近所のスーパーに寄り、買出しも済ませておく。
これで準備万端。幕営地探しも兼ねて、駒ヶ原林道と澄川林道へ向かった。
R257を西へ進み、駒ヶ原林道の入口に到着。
しばらく舗装路が続いたが、駒ヶ原山荘の先から未舗装路になった。
段戸山の登山口に向かって渓流沿いに緩やかな勾配を上る。
日陰では残雪もあったが雪のない進路を選べばノー・プロブレム。
それより問題は幕営地だ。期待していた支線は全てチェーンで塞がれていた。
交通量が結構あるので路肩スペースにテントを張るのも避けたい。どうしたものか。
っと、そうこうしているうちに14:30、澄川林道との三叉路に到着。
とりあえず右折。不ぞろいの小石が多い路面だ。
このエリアでオフ車に何台も遭遇した。
「写真を撮りながらわざとのんびり進んでるのさ」
なんて思いつつ後続車に道を譲る。ヘタレな走りの単なる言い訳なのだが…。
2kmほど走って県道33号に合流。左折して澄川林道の東側の分岐を目指す。
途中にあった胡麻沢林道もゲート閉鎖。残念。
澄川林道の東側区間を走り、さっきの三叉路を右折。駒ヶ原林道を再走。
舗装区間まで戻ってきたが、結局、野営候補地は見つからなかった。
駒ヶ原林道から分岐している舗装林道を進んでみた。
そこで一箇所候補地発見。ただ国道から見えてしまうのが難点。
かなり離れているが夜中に明かりを灯したら目立つだろうなぁ…。
まぁ、まだ15:30過ぎだ。幕営地は保留しといて、とりあえず温泉でも行こう。
R257を北上し、15:55、道の駅・どんぐりの里に到着。
併設された温泉施設・どんぐりの湯で入浴料金600円を支払って一風呂浴びた。
入浴を終え、16:50、出発。
この時間でも外が明るいってのは実にありがたい。
満足できる幕営地を探しに黒田貯水池にも行ってみた。
未舗装路をショートカットして黒田ダムに到着。
広場やトイレに東屋もあるが、目に付きやすい場所はパス。
っと、湖のほとりにいい場所発見!
車道からはほとんど見えないし、車が入ってくることも無い。ここに決定♪
降水確率30%だが降ったとしても小雨らしいし、オプショナルフライはいらないな。
ネイチャーストーブで焚火を起こし、それで遊びながら晩酌。
ツマミは道の駅で買ったイナゴの佃煮。
しかし煮すぎてイナゴの風味も何もあったもんじゃなかった。残念。
まいたけを炊き込みご飯にしたり、ウインナーと炒めたり。食った食った。
食事を終え、寝袋に包まってまったりしてたら、外からカサカサと物音が聞こえてきた。
「小動物かな…」
そのうちいなくなるだろうと放っておいたのだが、一向に音は止まない。
追い払うつもりでテントの入口を開けてみた。
かなり粒の大きな雪だ…。地面に着実に根付きそうである。
フライシートを見たらすでに薄ら白くなっていた。
うーん…。このまま10cmも積雪したら山から下りられなくなってしまうなぁ…。
今日は春分の日。お彼岸の中日だってのに完全に予想外のハプニングだ。
「さて、どうしたものか」
途方にくれて見上げた夜空に、白い吐息が消えてゆく。
春分の日を挟んだ三連休がやってきた。
今回は少し足を延ばして、東海地方は愛知県の三河を目的地に決めた。
暑さ寒さも彼岸まで。場所さえ選べば、もう雪や凍結の恐れは無いだろう。たぶん。
5:00に起きて荷造り。スノーチェーンとアイゼンは置いてゆく。
7:00出発。給油してから環七・五日市街道・環八といつものルート。
7:30、東名の東京ICへ乗った。まだかなり寒い。
8:00、海老名SAで惣菜パン二個と缶コーヒーの朝食。
そこからは巡航速度は控え気味ながらも、ノンストップで一気に牧の原SAへ。
10:15、牧の原SAでトイレと給油。ようやく少し暖かくなってきた。
11:00、豊川IC着。そのまま豊川稲荷へ向かった。
今回のツーリング中、最初で最後の観光である。
思ったより参拝客は少なく、道路も空いている。
少し離れた場所にバイクを停めて表門を潜った。
いろいろ来略を読みながら奥へと進む。
稲荷といえば神社だと思ってたが豊川稲荷の宗旨は曹洞宗だった。
鳥居があるけどそれは大本殿(鎮守社?)に設けられたもの。
正式には「豊川閣妙厳寺」というお寺なのだ。知らなかった。
帰ってからも「稲荷」とされる由来をいろいろ調べてみた。
伏見稲荷を総本宮とする稲荷信仰が「狐」をキーに仏教の守護神ダキニ天に結びついたらしい。
伏見稲荷大社は「稲荷大神」を祀る純粋な神道だ。狐をその神様の使いとしている。
一方、豊川稲荷の本尊は千手観音で、鎮守として密教の「咤枳尼(ダキニ)真天」を祭った。
その眷属も狐ということで「咤枳尼真天」は「稲荷大神」と同一視された。
やがて本尊よりもそっちの方が有名になり、神仏習合の「豊川稲荷」として信仰を集めた。
江戸時代を経て全国で稲荷勧請が盛んに行われるようになる。「正一位稲荷大明神」と書かれたあれだ。
豊川稲荷も「豊川稲荷大明神」として全国の神社に勧請され、赤い鳥居と幟のイメージが強くなった。
明治時代の廃仏毀釈で豊川では稲荷という呼び方を廃して咤枳尼真天に統一した。
しかし一般に広まった「お稲荷様」としての名声は消えず、現代でも豊川稲荷として信仰されている。
ちなみに岡山の最上稲荷も本来は日蓮系の寺院だが、鎮守社の稲荷の方が有名になった。
曖昧模糊というか融通無碍というか…、一口に稲荷信仰と言っても多種多様で複雑なのね。
12:00、昼食。ここはやはり豊川稲荷が発祥の稲荷寿司を食べておかねば。
門前にあった老舗・門前そば山彦できしめんと稲荷寿司のセット・門前きしめん995円を注文。
稲荷寿司はいたって普通の五目稲荷。やや小さ目か。かんぴょう巻きも普通。
具沢山のきしめんは出汁が弱いというか醤油が強いというか、それなりの味。
うーん、伊勢うどんもそうだったが、江戸時代以来の名物ってことで納得しよう。
昼食を済ませ、いよいよ本格的にツーリング開始。目指すは雁峰林道。
R151で新城に向かいR301を左折。
12:45、ヘアピンカーブの頂点から分岐する林道起点に到着。
本線はずーっと舗装が続く。退屈なので支線に突っ込みまくってみた。
急勾配や倒木で行き止まりもあったが、終点まで結構距離のあるピストンも多かった。
今回の雁峰林道周辺の探索を地図にしてみたので、よかったら参考にどうぞ。雁峰林道周辺MAP
林道浪漫を見習って作ったけど、やっぱ大変だわ…。健さんの地図に一層感謝しようっと…。
本線は相変わらず舗装されているが、時々開ける展望に慰められる。
この辺りは戦国時代に織田信長と武田信玄が長篠城を巡って戦った古戦場なのだ。
武田騎馬隊と織田・徳川の鉄砲隊の戦った設楽原を眺めつつ支線探索続行。
林道上平井線は県道21号からアプローチに丁度よさそうな未舗装路だった。
調査した支線の中でも作業路雁峰四号支線はめっけものだった。
完抜7kmの峰越え路で、舗装林道との交差点を横切って小田代林道に接続する。
県道437号の分岐(写真)まで10kmほど楽しめる長距離ダートだ。
クレパスはあるが気を付ければ問題あるまい。
雁峰林道の本線に戻り、数km進んだとこでようやく未舗装区間が始まった。
だが、ここで時間切れ。予約してあるキャンプ場の受付時間が17:00までなのだ。
支線探索で時間をとられすぎ、本線を走破する余裕がなくなってしまった。
いろいろ収穫があったのでよしとしよう。
15:50、エスケープルートから砂防ダムの下を抜け浅谷の集落へと降りた。
R151に合流し鳳来町方面へ向かう。
途中で買出しを済ませ、16:30、愛知県民の森に到着。
キャンプ料金200円を支払って受付を済ませ、管理棟で説明を聞き荷物を運ぶ。
リアカーだと面倒くさそうだったので手で運んだ。
バイクを乗り入れできないサイトは疲れるなぁ。
テントを張り終え温泉へ向かう。っとその前に給油も済ませた。これで明朝も一安心。
当てにしていた湯谷温泉の温泉施設・鳳来ゆ~ゆ~ありいなは改装工事で月末まで閉鎖。
どこか日帰り湯をやってるホテルでもあるかなと温泉街へ。
そしてハプニング発生!
とあるホテルの駐車場にバイクを停めてヘルメットを脱いだ時、「カラン」と物音。
と同時に視界がぼやける。ん??
Σ(´口゚; 眼鏡の右レンズが無い!?
眼鏡を見るとフレームのビスが一箇所外れかけてレンズ枠が開いていた…。
外れて落ちたレンズは幸い無傷、ビスもフレームに残っていた。
しかしビスを締める精密ドライバーなんて持ってるわけ無い。
眼鏡掛けなきゃバイクも運転できないし、どうしろっての…(ノд・、)
指で何とかならないかと悪戦苦闘してみたがどうにもなりそうにない。
途方にくれていたところ、不審に思ったのかホテルから人が出てきて声を掛けてきた。
ホテルの人「ご予約のお客様でしょうか…?」
塩犬「いえ、日帰り湯に入れないかなと来てみたんですが…」
ホテルの人「申し訳ありません、日帰り湯は昼間だけでして」
塩犬「そうですか、ところで…」
ホテルの人「はい?」
塩犬「たった今ここで、この通り眼鏡が壊れてしまいまして」
ホテルの人「はぁ」
塩犬「レンズを仮止めするためセロハンテープがあったら貸していただけませんか?」
ホテルの人「はぁ…ではこちらへ…」
ホテルの中に案内されフロントでセロハンテープを貸してくれた。
その上、奥で何やらゴソゴソ探して…精密ドライバーもキタ━(゚∀゚)━!!!!!
あぁ…旅先で人の情けが身に沁みる。ありがたや。
無事に眼鏡の修理完了。ホテルの方に御礼を渡そうとしたが固辞された。
よっしゃ、せめて弊サイトで微力ながら宣伝させていただこう!!
『愛知県三河地方、鳳来の湯谷観光ホテル泉山閣は素晴らしいホテルです!
愛・地球博に行かれる際は、少し足を延ばして三河の自然を堪能されてはいかがでしょう?』
さて、温泉だが一度県民の森に戻り、うめの湯という温泉を紹介された。
R151を10分ほど東に進み、18:30、名号温泉うめの湯に到着。
波乱を乗り越え、ようやくありつけた風呂でグッタリする。
19:00、入浴を終えキャンプ場へ戻った。
夕食はレトルトカレーをはじめ、缶詰やパックのおつまみ類。
買出しをした店の品揃えが貧弱だったので仕方ない。
キャンプサイトの脇にあったテーブルでのんびり晩酌。
いやはや、いきなりのハプニングであせったあせった。
しかしまぁ、想定の範囲外のことが起きるからツーリングは楽しいものさ。
…なんて言ってると、残り二日もハプニング起きるぞっと…。
最近キャンプツーリングに行くタイミングを失している。
今週も土曜日に仕事関連の小用があるが、こうなったら日曜だけでも出かけるぞ!
とそのつもりでいたところに「強烈な寒波到来」との天気予報。
この季節にそういうコンディションでに日帰りか…。うーん、どこに行こう。
凍結の危険が無く、時間的に余裕を持って行ける場所…。
ってことで選んだ今回の目的地は渡良瀬遊水地である。
※ 渡良瀬遊水地のダートに関する情報はBike★Specialさんのこちらのページを参考にしました。
またいっせいさんからも地元の情報を種々いただきました。感謝!
朝、外へ出たら日差しが予想外に暖かい。
真冬用の防寒装備だったが、少し減らしてもよさそうだ。
中間着を一枚脱いで、10:20、出発。
環七を北上し、10:40、赤羽でR122へ。途中で一度給油。
11:00、東北道川口ICの脇を通過。ずーっと東北道沿いに北上。
GPSMAP60CSのナビ機能は実に便利だ。下道でもほとんど迷わずに済む。
時々、曲がる場所を通り過ぎてしまうが、時間のロスははるかに少ない。
11:15、蓮田で国道から県道になるが、そのまま北上。
11:30、久喜で県道3号を左折。東北道からようやく離れた。
R125を右折して、すぐにR4を左折。11:50、利根川に到着した。
利根川橋を渡る前に土手に出て写真を一枚パチリ。
彼方に見える雪山は男体山に日光白根山か。風が冷たいが気持ちいい。
12:00、昼食は林道浪漫の健さんが利根川のツーレポで紹介していたR4沿いの喜久そば。
十割そば900円と山野草の天ぷら盛り合わせ600円を注文。
風味豊かな十割蕎麦をツルツルと喉の奥へ流し込み、
ふきのとうやセリ、カンゾウの天ぷらに塩をチョイとつけてサクサクいただく。
んー、美味かったー。大根そばも食べてみたかったなぁ。
食事を終えて外に出ると、日が陰ったせいかかなり寒くなっていた。
朝脱いだ中間着を着なおして、12:40、出発。R4からR345へと左折した。
バイパスを避け右へ折れて三国橋を渡って、いよいよ渡良瀬遊水地に到着。
右手の土手の脇道を駆け上がってみれば、足下に渡良瀬川が流れている。
正面に見えた巨大な水門の上を渡って、土手から河原に降りた。
道は舗装されているが路肩ギリギリの広い範囲で葦や潅木が生い茂っている。
未舗装の脇道があったので試しに入ってみたら酷い泥濘。
すぐ行き止まりだったのでUターンして舗装路へ戻った。
葦の読み方は「ヨシ」「アシ」どちらでも可。
渡良瀬川とほぼ平行に舗装路を北上。十字路からようやく未舗装になった。
ゆるやかな左カーブを抜け、踏みしめられたフラットダートを快走。
新赤麻橋をくぐり、ひたすら直進。見通しもよく実に走りやすい。
ついアクセルを開けすぎてしまうが、リアタイヤを交換したばかりなので注意せねば。
さっきの脇道で懲りたので、細かな分岐はスルー。
13:05、一つ目の区間の終点、藤岡大橋に到着した。
藤岡大橋でUターンして1.4kmほど戻り、T字路を左折。
道なりにダートを進んで、渡良瀬川を渡る。
ぶつかった分岐では左方面を軽く往復し、右手のメインダートをさらに進む。
一度、土手に上り支流・江川をまたぐ水門を越え、また河原へ戻る。
舗装路を横切った先の未舗装ルートはバリケードがあったけど脇からモゴモゴ…。
四輪車が入らないためだろう、バリケードでふさがれた区間はちょっと荒れ気味。
と言っても、他のフラットダート区間に比べればの話。
普段の林道とどっこいどっこいである。丁度良いアクセントかもしれない。
最後のバリケードを抜け土手に上ると、また分岐だ。
この分岐は左へ折れ、土手の上のダートを進む。
距離のある未舗装区間なのできちんと往復しておかねば。
この区間も路面は舗装路並に走りやすい。しかしカーブしてるくせにガードレールが無い。
スピードを出しすぎて土手下へ転落しないように気をつけよう。
って、脇の斜面もそれほど急角度じゃないんだけどね。
県道50の手前で未舗装区間終了。Uターンしてさっきの分岐まで戻る。
分岐からは土手の上を巴波川(うずまがわ)沿いに遡る。
ここから県道50号・巴波橋までの区間はガードレールが備え付けられている。
そのうち舗装されてしまうのだろうか…。巴波橋で対岸に渡り、今度は下流方向に進む。
大きく視界の開けた区間だ。筑波山方面へと伸びる送電線が印象的だった。
帯刀を過ぎた辺りで土手から河原方向へ降りる道があったのでそちらへ進む。
未舗装路だったせいもあるのだが、土手の上は横風が強すぎてつらいのだ。
自分の背丈を遥かに越える葦に囲まれつつダートをひたすら前進。
葦の向こうのどこかで巴波川が渡良瀬川に合流しているはずなのだが窺い知ることは出来ない。
「葦原」と言えば、日本の古名でもある。(豊葦原国・とよあしはらのくに)
記紀の時代を考えると、実際には西日本のどこかの地域をそう呼んだのだろう。
しかし渡良瀬遊水地の葦原を見ていると、つい有史以前の日本の姿を想像してしまう。
もともと利根川の河口は東京湾にあり、関東平野は広大な湿地帯だった。
徳川幕府以来の大規模な治水工事や干拓でその様相は大きく変わってしまった。
この渡良瀬遊水地も利根川水域の洪水対策として作られた場所である。
しかし往時は関東平野全体がこの遊水地と同様の広大な「葦原」だったのだろう。
見渡す限り葦が生い茂る湿原、その彼方で噴煙を上げ荒ぶる富士山…。
何故かそんな風景を僕はふと思い浮かべてしまうのだ。
また一つ水門を越え、今度は思川(おもいがわ)に沿って走る。
松原大橋の手前で本線は土手へと駆け上がっていたが、分岐したダートが橋の下へと伸びていた。
行ってみるとかなりの悪路。道幅一杯の水溜りをなるべく避けつつ進む。
橋を潜って数百mで行き止まり。Uターンして土手へ上がり橋の手間で停止。
そこから今度は土手上ルートを使い、再び巴波橋へと向かう。やはり土手の上は風が強い…。
14:30、巴波橋に到着。これで主要な未舗装区間はほとんど走破できたはずだ。
さて、ここらでお土産を買いに行こう。
すでに一度走ったルートを使って藤岡大橋へと向かう。
県道に出て市街地へ向かい地元密着型のスーパーマーケットに入ってみた。
お目当ての品は栃木の郷土料理「しもつかれ」。
スーパーで売られていると聞いたんだけど…うーん、無いなぁ…。
塩犬「すみません、しもつかれってあります?」
店員「あら、時期がもう終わっちゃったわよ、二週間くらい前」
塩犬「Σ(゚口゚;」
店員「本当は家で作るものなのよ…鍋一杯に作っても二三日でなくなっちゃうの」
塩犬「(´・ω・`)そうですか…」
材料である鮭の頭は売られていたが、しもつかれそのものは時期外れで手に入らなかった。
他のスーパーも二軒ほど回ってみたけど結果は同じ。残念だ。二月に来るしかないのか…。
意気消沈して北エントランスから再び渡良瀬遊水地へ戻ってきた。谷中湖を中心とした西エリアだ。
舗装路ばかりだがバードウォッチングやバス釣りなどで人々が訪れるのはこちら側がメインである。
案内の看板に従って駐車場へ向かうと、立派な展望台があった。
バイクを停め階段を上り、360度の展望を楽しむ。んー、気分爽快。
展望台には無料の双眼鏡も備え付けてあった。
爆音で蛇行するバイク集団がいたが、トイレに寄ってやり過ごす。15:10、出発。
未舗装路を求めて再び東エリアへと向かう。新赤間橋で渡良瀬川を渡り、右折して下流へ。
さっきも通ったルートだが、今度は与良川の水門の手前で北に分岐する未舗装路へと進んだ。
耕作地を走り抜ける区間で、独特の趣がある。
土手上ルートに合流し、松原大橋へ抜け、15:45。
寒い時期に安心して走れる貴重なダートを充分に堪能できた。
これにて渡良瀬遊水地の走行を終了。さて、帰るかな。
諦め悪く野木のスーパーにも寄ってみたが、しもつかれの欠片もなし。
日暮れが近づいてだいぶ寒くなってきた。ひと風呂、浴びて行くか。
R4から古河市街へ進み、16:15、野天風呂・蔵の湯に到着。
温泉ではなく人工炭酸泉だが、特にこだわりはないので無問題。入浴料金600円を支払って早速入浴。
露天風呂を始め、洞窟風呂や塩サウナなど趣向を凝らした風呂がいくつもある。
がそれも特にこだわりがないので、普通の湯船だけでも僕は無問題なのだが。
まぁとりあえずサッパリできた。それだけで満足。
17:10、出発。
来た道を東京まで戻るのも芸が無いので、もう一箇所だけ寄り道しよう。
R345から新三国橋を経て県道46号に合流。
南下して埼玉大橋で利根川を渡る。夕日が綺麗だ…。
17:25、道の駅・童謡のふる里おおとねに到着。
土産を物色し、鯉のうま煮を購入した。もちろん自分用。
あとはGPSのナビ機能にルートをまかせ、ひたすら南下。
往路とは全く異なり、メインルートに中山道をチョイスしたようだ。
それにしても寒い。19:20、帰宅した頃にはすっかり湯冷めしてしまった。
でも、
北風が少し冷たくて、風邪をひいちゃいましたー♪
…という落ちは無いので悪しからず。
「やばいよなぁ…」
こないだの日曜から腹の調子が悪い。微熱は治まったが下痢が続いている。もう5日目だ。汚い話だがトイレに行過ぎて肛門がヒリヒリ痛む。行く回数を減らそうとなるべく我慢してるのだが水のような便で苦しんでいる。括約筋が大活躍だ。ここ数日は刺激物を避けアルコールも全く摂取していない。
「約束してるしなぁ…」
そんな時に思い出した今宵のスケジュール。高校時代の旧友と飲む約束をしていたのだった。まぁアルコールは断ればよい。状況が状況だけにソフトドリンクでも許してもらえよう。問題は宴会の会場として選ばれたのが韓国料理店だったことだ。山盛りの赤唐辛子が目に浮かぶ。「下痢の時に食べたくない料理ランキング」があるならば、タイ料理やインド料理と熾烈な二位争いを繰り広げることだろう。ちなみに一位は昭和メン。
「しゃーない行くか…」
旧友との約束をドタキャンするわけにもいくまい。第一、今日は三人しか集まらんのだ。一人欠ける損失は大きい。
仕事を早めに終え、バスと電車を乗り継いでJR大久保駅へ降り立つ。予約してる店は以前一度会社の忘年会で利用したことがある。薄らいだ記憶を辿りながら大久保通りから路地へ入り目的の店にやってきた。待ち合わせの時間から10分ほど遅刻。先着していた二人は「先にやってるよ」のメール通り、すでに飲み始めていた。ちなみに理系のクラスだったので二人とも男である。つまらん。
「いよう」
「うっす」
ジョッキに注がれた冷たそうな生ビール。湯気を起たせてグツグツ煮えている卓上コンロの鍋。その周りに置かれたキムチ、カクテキの小鉢。どれもこれも見るからに刺激的だ…。
「生でいいか?」
「いや、オレンジジュースで」
「はぁ? ジュース?」
とりあえずオシボリで手を拭きつつ事情を説明。
「そういや、BLOGでそんなこと書いてたね」
「あぁ、まいったよ」
「ノロウイルスだろ」
「まさか」
「これ辛くて美味いぞ」
勝手なこと言ってやがる。
煮え立った鍋の中身は参鶏湯(サムゲタン)だった。鶏肉と雑穀のお粥だ。小皿に移して一口二口。これは幸い辛くない。むむ、「幸い」と「辛い」って漢字、似てるな。って、んなこたぁどうでもよろしい。キムチやカクテキを避け、ナムルを箸でつつきながら会話に加わった。スノボやスポーツの話題である。あまり入り込めない。と、そうこうしているうちに鍋が取り替えられた。
「…む」
カムジャタン。豚の背骨とジャガイモを中心に煮込んだ鍋だ。うぅ、赤唐辛子の粉が一面にまぶされているが、実に美味そうだ。食欲に抗いきれず、煮えたところで背骨を一つ小皿に取った。肉を箸で削ぎ落とし、辛味スープに浸して食す。美味い。が辛い。うーん、明朝のトイレは辛いだろうな。むむ、「つらい」と「からい」は同じ字面だな。って、んなこたぁどうでもよろしい。小皿で二杯分ほど腹に収めた。唐辛子の量を考えると余り食べられないのが悲しい。
「何か別のもの頼んだら?」
「うーん…んじゃ冷麺でも」
冷麺とデザートを除き、メニューはほとんど辛そうなものばかりだった。
一応、この店を弁護しておこう。この店は本格的な韓国の家庭料理を出してはいるが、日本人向けに味付けをアレンジしてある。これでも辛さはかなり抑えてあるはずだ。味も値段も評判の人気店で、この夜も平日なのに予約で一杯。外に空席待ちの人たちもいるほどなのだ。僕も体調が万全だったら美味い美味いとバクバク喰うのだが残念極まりない。
「飲み物は?」
「コーラで」
スカッと爽やかコカコーラである。刺激物かもしれないがオレンジジュースよりは大人が飲んでも違和感なかろう。
「冷麺とコーラ、あと豚肉炒め二人前と生ビールふたつ」
二人の話題はイギリスやアメリカなどでの出来事に移っていた。さすが世界をまたに駆けて活躍中の二人である。僕はといえば下っ腹の調子が気になってそれどころではない。出された冷麺を喰いながら漫然と話を聞いていた。消化器に負担を掛けない様によーく噛み噛みしまちょうね。ちびちび、モグモグ。最近の小食のせいで胃が若干小さくなった気がする。
ようやく麺と具を食べ終わった。酸味の利いたスープはあえて残し、金属製の器をテーブルに置いて一息つく。と、たまたま隣席で客の相手をしていた店主がそれを目ざとく見つけた。
「冷麺はスープが美味しいんだよ。おーい、説明しなかったのか? スプーン持って来て!」
あわわ。まさにありがた迷惑。慌てて腹の調子が悪いことを説明し、断らせてもらった。店主は憮然とした表情だ。すまぬ。今日だけは勘弁してくれ。
二人が頼んだ豚肉炒めも辛子たっぷり。箸で一切れ二切れ摘んだが、これも遠慮しておいた。こうなることは来る前から予想していたが、やはり辛いな韓国料理。あ、今のは「つらい」と読んでください。
「そっか、二人とも独り身だったね」
おぉ。ようやく話が雲の上から下界へと降りてきたぞ。
「今度、職場の女性呼ぼうか?」
「頼む頼む」「ぜひ」
「そうだ、今から写真をメールで送ってどっちがいいか聞いてみよう」
早速、携帯電話のカメラで撮影。
「送信…っと…」
メールの返事は来なかった。
まぁいい。僕はこういう「下らない」話に飢えているのだ。下痢だけに。
くだくだしい駄洒落ばかりでチェソンヘヨ。
日曜に体調を壊したものの、月曜・火曜は普通に仕事できました。
が、安心していたら今日になって再び下痢。朝から席とトイレを往復してました。
微熱で嘔吐感も出てきたので、昼過ぎに早退させてもらって寝てたのですがまだ不調に変わりありません。
一体何なのかなぁ。うーん…わけわからん。
昨日は仕事だったので、今日あたりは日帰りでどこか出かけようかなぁ…
なんてボンヤリと考えていたのですが朝から体調悪し。
二日酔いなのか吐き気に加え腹が下しっぱなしで、ウンウンうなってました。
「最近、飲みすぎてたからなぁ…内臓労わらなきゃなぁ…」と反省しつつ、
時間が経てば直るだろうと高をくくっていました。
しかし、夕方になっても一向に回復せず。
悪寒を感じ始めたので念のため体温を測ってみたら、なんと37.9度!
洟も喉も異常無しで、熱と脱水症状のみ。体全体がだるい感じです。
うーん、原因はなんでしょ? 風邪? インフルエンザ???
今、再度計ったら38.2度でした。とりあえず寝ます…。
「やぁ、リスナーのみんな、今晩は。今朝は大雪でビックリしたよね。
転んで怪我したりしてないかな? 3月なのに、まだまだ冬だね。
さぁ、今宵も素敵なひとときをお楽しみ下さい。
お届けしますパーソナリティはSaltyDog。まずは最初のお便りから!」
SaltyDogさん、こんにちは! M氏の手下〝F〟です。
先日、噂の昭和軒まで行ってきました。
そして昭和メンを食いました。次のとおりです。
【18:50】
開店前の昭和軒到着。前日、M氏と待ち合わせの約束らしきものをしていたので、しばらく待つ。
【19:10】
まだ店が開かない。M氏も来ない。
【19:20】
手袋をしているにもかかわらず、手が痛くなってくる。
店も開かずM氏も来ない。
【19:30】
ここまで待っていて帰るのは嫌だから、8時まで待ってやる!
【19:50】
手足の先の感覚が一切なくなる。M氏は絶対来ないだろう。
【20:00】
開店。「8時が待ち合わせだったのか?」と思い、しばらく待つ。
【20:05】
バスから降りて、何のためらいもなく店に直行する客が一人。
【20:20】
怪人なんて…!仕方なく一人で入店。昭和メンを注文。
【数分経過】
注文の品が出てくる。おお!写真と一緒だ!
底のほうで麺が固まってるのも一緒だ!
【20:55】
サンダル履きの人がキタ―――――(゚∀゚)―――――!!
【21:05】
おあいそ。650円。
【感想】
おいしかったですよ? スープもなかなかのものでした。
もちろんスープも全部食いました。
(゚д゚)ウマーの手前10mぐらいには感じられました。
写真は撮りづらかったので、お店の外観だけです。
近いうちにM氏を連れて「まり」に行きましょう。
楽しみにしています!
「うわぁ…独りで行ったんだ。いやぁ勇気あるねぇ~。
しかも(゚Д゚)ウマーっ!? さすが怪人の手下!
そういえば他にも単独制覇した人もいるみたいだよ。
Fさん、お便りありがとう!! 今度は「喫茶まり」の単独行報告待ってるよ!
さてこの辺で口直しに素敵な曲をお送りしましょう。昭和つながりで『昭和枯れススキ』!」
えー、普段お世話になってるバイク屋さんで知り合ったcultkingさん。
先日、日本一周から帰ってきたそうで、連絡を取り合って昨夜Kannaで一席設けました。
ちゃんと会話したのは実は初めてなんですけど、これまでいろいろ奇縁がございまして、ちょっとご紹介。
ツーレポの第一回「はじめての林道」で立ち寄った道の駅・大滝村。
そこで駐車した黒セローの隣に偶然あったのが、実はcultkingさんが当時買ったばかりのBAJA。
見慣れたバイク屋のステッカーが記憶に残り、後でバイク屋との会話にも上ったそうです。
バイク屋さんも新品の黒セローってことでピンと来たようで、「常連さんが見かけた」って話を僕も聞きました。
さて、それから一年余り時は流れて昨年の秋。
オイル交換のため赴いたバイク屋で、BAJAに乗ったcultkingさんがやってきました。
何気なく彼とバイク屋さんとの会話を聞いてみると、日本一周中に小用で戻って来たとのこと。
「明日から中越大地震のボランティアへ行く」って話を聞き、僕はすかさず話題に介入。
実は二日前に新潟から帰ってきたばかりのタイミングだったのです。
以来、cultkingさんが開設しているサイトの日本一周BLOGをチェックするようになりました。
FOR THE LONG TOURING LIFE
cultkingさんは雪が降る直前まで新潟でボランティアに参加し、その後、西日本へと旅立って行きました。
僕はBLOG読みつつ、沖縄いいなぁ、九州いいなぁ…とうらやむ毎日。
最近東京に戻ってきたとの情報をバイク屋で聞き、一度落ち着いて話してみたいなぁとお誘いしたわけです。
やはり長旅をしてきた人の話は興味深いですね~。
北から南までいろんなエピソードをお聞きし、いろいろ楽しませていただきました。
今、沖縄にはまってるらしく、三線の練習に余念が無いようです。
暖かくなったら是非一緒に釣りキャンプツーリングやりましょう!
…日本一周行きたいなぁ…(´・ω・`)
いよいよ三月。年度末だからってわけじゃないですけど、今週の土曜日が出勤になってしまいました。(o_□_)oドテッ
キャンプツーリングの予定がノビノビになっております…。
まぁ雪の予報が出ているし、コンディション悪そうなので無理に行くこともないですな。
この冬は桜が咲く頃になっても雪が降りそうな気がします。どこかで代休もらえるかなぁ~?
と言いつつ、トップページのデザインをちょっと変えてみました。
今週末も出かけるつもりでしたが、寝坊してしまいました。(ーー;
今から準備してたら出発が昼になってしまうので中止。
どうせ行き当たりばったりだし、これでいいのだ。
部屋の片付けでもしよっと♪
先週の三連休、伊豆ツーリングを予定していたのに腰痛でダウン。
今週こそはと思ってたが土曜日は悪天候でこれまた断念。
悔しいので日曜日のみの日帰り南伊豆ツーリングを強行した。
メインはnabekunさんに紹介された「みなみの桜」。
早咲きの桜としては河津桜が有名だが、こちらの方が落ち着いて楽しめるそうだ。
一足早い春をレポートすべく、o(゚▽゚ヽ)(/゚▽゚)o レッツゴー♪
出発は6:45。こんなに早い時間帯の出発はひさびさだ。
河津桜の渋滞前に間に合うかな、と期待しつつ東名高速へ。
東京ICに乗った直後、多摩川を渡った辺りから何故かシールドが曇る。
雨だ…。天気予報では降水確率20%のはずだったのに…なぜ…。
小雨でも移動距離が大きいので濡れる量が馬鹿にならない。
しばらく寒さを我慢して走ったが、一向にやみそうに無いので海老名SAで雨具を着用。
後からやってきた数人組は雨具すら持ってきてないらしく震えていた。
ツーリングに雨具忘れちゃいけんね。意外と使う機会多いよ。
(雨具使う機会が多過ぎる人もいるけど…ここに…ヽ( ´ー`)ノフッ )
低く雲の垂れ込める中、東名から小田原厚木道路へ。
シールドを拭いながら小田原へと進む。2月、早朝の雨は辛い。
8:25、小田原で西湘バイパスへ合流した辺りから渋滞が始まった。
真鶴道路に乗っても状況は変わらず。有料道路よりも隣を走る旧道の方が空いてやがる。
このルート、帰りの上りもかなり混みそうだなぁ…。
雨のみならず、海沿いだけあって時折吹きつける横風も恐くて厄介だ。
9:00に熱海を過ぎて、いよいよ伊豆半島。
セローを買った直後に来て以来、約一年半ぶりである。今回は日帰りなので野犬の心配をせずに済む。
海岸づたいにR135=東伊豆道路を伊東・下田方面に南下。
海沿いの快走路…のはずだが断続的な渋滞で爽快感は余り無い。
路上の電光掲示板をちらりと見たら「伊豆スカイライン冷川IC方面 積雪のため通行止」。
むむぅ…。山間部ではこの雨が雪になってるようだ。帰路もこのルートしかないのかなぁ…。
9:10、途中のセブンイレブンで朝食。肉まんとピザまんとホットレモン。
9:35、伊東を通過。この辺りで雨は止んだが、代わりに渋滞が酷くなってきた。
大川の先の駐車スペースで雨具を脱ぐ。目の前の海原には大島がドーンと迫っている。
よくみると三原山の頂が白い。あの伊豆大島でも雪が積もっているのか…。
熱川の辺りから道端に桜がちらほら見え始めた。
河津桜目当ての観光バスと乗用車の車列がずーっと続く。
日帰りなのでサイドバニアを置いてきたのが不幸中の幸い。
狭い路肩とのスペースを目ざとく見つけては脇をすり抜けて進んだ。
11:00、河津でようやく渋滞を抜けた。はぁ、疲れた~。
ペースアップして11:20、下田を通過しR136へ。
11:35、南伊豆町でR136を道なりに右折。っと、すぐ左手に一面の菜の花畑だ。
南伊豆町「菜の花まつり」の幟がはためいている。そっか桜祭りと同時開催してるのね。
駐車場へバイクを止め、しばし菜の花畑を逍遥。
さっきまでの鉛色の空も忘れてしまうほど鮮やかな黄色の絨毯を歩く。
うーん、見ているだけで浮き立つ気分♪ 確かに春が来てるぞー!
さらに移動して、11:55、下賀茂の青野川に到着。
おぉ~、沿道の桜並木が満開だぁ~!
朝の天気のせいか人出もそれほど多くなく、のんびり落ち着いた雰囲気。
天気も晴れて暖かくなってきた。いやぁ、和むなぁ。
風が結構強かったが、花は簡単には散らないようだ。
ソメイヨシノに比べて長期間咲く種類なので、まだしばらくは持つだろう。
桜並木の根元にも菜の花が植えられているのだが、こっちはまだ余り咲いてなかった。
菜の花も咲いて青空だったら、さぞ綺麗だろうなぁ…。
散策は15分ほどで終了。短い時間だったが春を充分堪能できた。
下賀茂の中心街へ行けばいろいろとイベントもあるようだが、今回は遠慮しておこう。
桜並木のトンネルを潜って出発ー。
さて、せっかく南伊豆に来たので石廊崎まで行ってみよう。
下賀茂から山中の舗装道を抜けて南下。
途中、急勾配の作業道に突入したが30mで行き止まり。やっぱ、この辺は駄目ですな。
12:35、石廊崎の駐車場へ到着したが、ここからわざわざ歩くのも面倒だ。
南端まで来たのでよしとしよう。温泉と昼飯を求めて弓ヶ浜へ転進。
海岸線を走る県道16号は空いていて快適だった。
12:50、弓ヶ浜に到着。砂浜を偵察。
うーん、実際見てみると幕営しずらいロケーションですな…。
まぁ何はともあれ温泉温泉。ってことで共同浴場・みなと湯へ。
入浴料300円を支払って、防寒装備を脱ぎ脱ぎ脱ぎ脱ぎ…。
掛け湯して湯船にザブン! (〃´o`)=3 フゥ 極楽極楽♪
予想以上に暖かくなったので、風呂は早めに切り上げて昼飯へ。
何を食べようか迷ったが、みなと湯の受付で青木さざえ店という店を紹介された。
ツーリングマップルにも載ってるし、まぁ失敗はなかろう。
豪快に伊勢海老を使ったラーメンや天丼が名物らしい。
ってなわけでバイクで店の前に移動して、13:30、店内へ。
むぅ…いらっしゃいませの一言も無い。
適当な席に荷物を置き、セルフサービスの冷水を汲んで3分ほど経過…。
(-_- ;)イラ
店員が一向に来ないので、レジまで行って奥にいた人間に声を掛けた。
「そちらの席は網焼きのお客様専用ですので、移動して下さい。
お一人様でしたら二階の席になります。二階へは外階段からどうぞ。
会計は前払いですので、注文はこちらでお願いします」
(-_-メ)イライラ
キレ気味に大奮発。贅沢丼2310円を注文し、外階段で二階へ。
こちらも水はセルフサービス。席に案内する気配も全く無いので勝手に着席。
まるでハイシーズンの海の家の接客だ。大勢客がいたが、皆、長時間待たされているらしい。
隣の席のカップルを見ると、女性は食事が済んだのに男性の料理はまだ来てない様子…。
当然、僕もたっぷり待たされた。
(-_-#)ムカッ
店内に入ってから40分経過し、ようやく出てきた贅沢丼。
確かに食材は贅沢だが、味は並程度。古い油を使ってるのか臭いも不快。
話の種にと思って注文したが、接客のマイナス評価を覆すには至らず!
食後の胸のムカつきは天丼のせいか、それとも接客のせいか。
ともかく「(゚Д゚)ウマー」印は付けられません。あしからず。
そそくさと平らげて、14:30、出発。
帰りのルートは待たされた時間を利用して検討し、R414を使うことにした。
天城峠の凍結が心配だが、この天気ならもう溶けているだろう。
いざとなれば引き返して海沿いを行けばよし。とりあえずR136で下田へ向かう。
途中から渋滞していたが地元ナンバーを見習って裏道で迂回。
こういう時、GPSの地図表示機能が役立つ。14:45、R414に合流。
下田からのR414は、いかにも三桁国道といった感じの狭い山道だ。
その分交通量も少ないようで渋滞も無し。風景を楽しみながら順調に北上。
15:13、河津川を渡って河津からの車列と合流。ここからも覚悟していたほどの渋滞は無かった。
この時間帯、沼津方面に帰る車は多いはずだが、凍結情報を恐れて海沿いに流れたのかな。
15:20、河津七滝のループ橋も越えて、グングンと標高をあげてゆく。
うーん、標高400mを越えるとさすがに寒くなってきた。
ダートを求めて天城旧道へと右折したが、入口には「積雪 チェーン着装」の看板が…。
まぁ必要になったらチェーン着ければいいか。うりゃ~突撃~。
未舗装路の割に交通量が多い道路のはずだが、ほとんど対向車無し。
登るにつれ路肩に雪がちらほら。むぅ、峠の北側大丈夫かいな…。
天城トンネルも無事通過。やはり北側は南側より残雪が多い。
しかし車輌と観光客も多数いる。ここから先の道路状況は心配しなくてよさげだ。
念のため1人のドライバーに聞いてみたが凍結など全くなかったらしい。よしよし。
こうなると残雪も彩りの一つに過ぎない。安心して残りのダートを楽しんだ。
ちなみに途中から分岐する岩尾本谷林道も念のため覗いてみたが、ガッチリとゲート閉鎖。ちぇっ。
15:50、R414の新道に合流。数分峠道を下って、道の駅・天城越えで小休止。
お土産を物色したが目ぼしい品が見当たらない。
わさびソフトを食べたくなる気温でも無し。結局、手ぶらで退散。
さてR414に出てみると…うわ、渋滞してる!
観光バスだろうか、ちょっとしたタイミングで流れが止まってしまったらしい。
路肩は除雪した雪が積もっているのですり抜けもままならない。
湯ヶ島の先までノロノロと北上して給油。時刻は16:20。
日が暮れると凍結が恐いから早めに関東平野まで抜けたいなぁ…。
ってことでルートを変更。県道59号経由で伊豆スカイラインへ向かうことにした。
山間部に入る手前でチェーン規制の看板があったけど気にしないでおこう。
大量の残雪だが、この時間ならまだ凍結はしてまい。
一週間前にMUDさんとnabekunさんが通ったであろう道を東へと進む。
ワインディングをそれなりに楽しみながら中伊豆を抜け、16:55、冷川ICから伊豆スカイラインへ。
沈み行く太陽を左手に熱海・箱根方面へ快走。高原道路なので寒い寒い。風も強い。
通行料金分、観光道路の眺望を堪能せねば、と寄り道しながら北上。
駿河湾方面も相模湾方面もいい眺め多いなぁ~。
終点の熱海峠に到着したのは17:40。
ICの出口にあったトイレに駆け込んだ。走ってる間、寒さで我慢していたのだ。
十国峠手前にあった気温計は3℃を表示していた。そりゃ寒いわ。
日が暮れたら濡れた路面は軒並み凍結するんだろうなぁ…。
そこから先は箱根峠に抜け、箱根新道~小田原厚木道路~東名高速道路と有料道路を乗り継いだ。
帰宅は20:20。意外と早く到着したが眠気が辛かったので助かった。
うーん、昼間、温泉に入ったのが嘘と思えるほど、体が芯まで冷え切っている。
春が我が家に届くまでは、今しばらく間があるようだ。
先日、17歳の少年が母校の小学校で教師を刺殺する事件がありました。
中学の頃から不登校になり、引きこもりがちだったとか。
事件を起こした真意がどこにあったのか判りませんが、似たような事件が多すぎますね…。
引きこもり=犯罪者予備軍などとは全く思ってませんが、少なくとも社会に貢献する存在ではありません。
きつい言い方と思う方もいるかも知れませんが、いや実際、深刻な状況なんですよ、この問題。
彼らと家族を支援するボランティアが作成したこんなサイトがあります。
そこにある引きこもりのための外出マニュアルを初めて読んだ時、驚かされました。
喫茶店でコーヒーを飲む。レンタルビデオを借りる。映画館で映画を見る。
そんなこともどうすればいいのか判らない。人から変に思われないか不安で行動できない…って…一体…。
そのまま成人してしまう若者も増えてるようです。家族も不幸ですが、本人こそ不幸です。
貴重な一日一日を無為に浪費し、ビデオも借りられない大人になるなんて…。
先週末、知人の家で飲んだ際、引きこもりに話題が及び、このマニュアルを思い出しました。
「やはり親の育て方に問題あるよね…」
なんてことを話しつつ昼間から酔った大人たちは、7歳の娘さんと友達におつかい頼んでました。
親が少しだらしないくらいの方が、子供が程よくしっかりするのかも知れません。
ハーゲンダッツのマカダミアナッツ買ってきてくれて、ありがとうね。
愛用しているバイク・セローとテント・ムーンライト3がモデルチェンジします。
まずモンベルのテント、ムーンライト3。
※ 下2枚の画像はモンベル公式サイトから借用しました。不適切でしたら削除します。
新型ムーンライト3
旧型ムーンライト3
2月15日、モンベルに変更点について問い合わせしたらすぐ返事来ました。素早い対応に感謝。
> この度はモンベルホームページにアクセスいただき誠にありがとうございます。
> お問合せいただきました件についてですが、下記のようになります。
>
> ●2005年ムーンライトテントの変更点
> ・外観…Ⅲ型のみ変更(フルフライとなり、両側に前室がつきました。形状としまして
> は、台形状ではなく、三角錘状です。フライシートだけでの販売も行なう予定です。)
> ・素材…全モデルの素材(フライシート・キャノピー・メッシュ・フック)に難燃加工したものを採用。
> ・防水…フロア四隅のシーム処理を実現し、防水性向上。
> ・パーツ…本体とポールをつなぐベルクロテープがフックに変更。
> ・価格…値下げを行いました。
> ・オプション…グランドシートのラインナップにⅠ、Ⅱ、Ⅲ型用を追加。
>
> 以上、簡単ですがご質問への返答とさせていただきます。
> お問い合わせありがとうございました。
ポール張り出しの変更はなさそうです。フライシートだけの販売もする予定らしいです。
いろいろとプラス評価の改良ですね。わーい♪
そしてセロー。まだ公式には未発表ですが某所で画像とスペックを入手しました。
※ ニュースソースとしては責任もてません。
トリッカーのエンジンとフレームをベースにした250cc、5速のフルモデルチェンジ。
フロントのフェンダー後部がダウンになってたり、重量が増えたり、変更点多数です。
細かい変更点は以下の通り。
|
旧セロー | 新セロー |
---|---|---|
全長/全幅/全高(mm) | 2,070/805/1,150 | 2,100/805/1,160 |
軸間距離(mm) | 1,350 | 1,360 |
シート高/最低地上高(mm) | 810/285 | 810/285 |
乾燥重量/装備重量(kg) | 108/122 | 115/126 |
燃費・定地走行テスト値(km/L) | 46.0(60km/h) | 45.0(60km/h) |
最小回転半径(m) | 1.9 | 1.9 |
キャスター/トレール(mm) | 26°30′/102 | 26°20′/100 |
タイヤサイズ | 前:2.75-21 45P(チューブ) 後:120/80-18M/C 62P(チューブレス) |
前:2.75-21 45P(チューブ) 後:120/80-18M/C 62P(チューブレス) |
気筒数配列/総排気量(cm3) | 単気筒/223 | 単気筒/249 |
内径(mm)/行程(mm) | 70.0×58.0 | 74.0×58.0 |
圧縮比 | 9.5 : 1 | 9.5 : 1 |
最高出力(kW/rpm) | 15.0(20PS)/8,000 | 16.0(21PS)/7,500 |
最大トルク(N・m/rpm) | 19(1.9kgf・m)/7,000 | 21(2.14kgf・m)/6,500 |
燃料タンク容量(L) | 10 | 9.8 |
1次減速機構/減速比 | ギア/3.318(73/22) | ギア/3.083(74/24) |
2次減速機構/減速比 | チェーン/3.000(45/15) | チェーン/3.200(48/15) |
変速機形式 | リターン式6段 | リターン式5速 |
変速比 | 3.090/2.000/1.428/1.125/0.925/0.793 | 2.846/1.812/1.318/1.035/0.821 |
20thアニバーサリーカラーモデルも出るようですが…これまでのセローのイメージと違う感じで…。
うーん…今のセローをしばらく大事に乗ろうかなぁと…思います…。
汝等、ここに入るもの、一切の望みを棄てよ
- ダンテ「神曲・地獄篇」より -
先日のBLOGで紹介した野方の魔境「昭和軒」。
・店とは思えぬ外観
・猫だらけで獣臭い店内
・食欲を一気に失うメニュー
・3人が試食し全員腹痛
数々の伝説・噂を生み出したその店に早速行ってまいりました。
※「昭和軒」について詳しくはこれらのサイト↓を参照して下さい。
http://homepage2.nifty.com/mixnuts/sanbiki/SHOWAKEN.html
http://www.nogata.net/bbs/mibbs.cgi?mo=p&fo=nogata&tn=0033&rn=50
一人で行く勇気は無いので、悪食の怪人M氏を誘いました。
「美味しそうだったから」という理由で蜘蛛の卵を食べちゃう頼もしい人です。
W杯アジア予選・北朝鮮戦の試合終了後、うちの前で待ち合わせ、環七沿いを徒歩で昭和軒に向かいます。
玄のつけ麺や野方ホープのとんこつ醤油に後ろ髪を引かれつつ、早稲田通りに向かって南下。
お店に近づくにつれ、緊張が高まります。そしてついに到着。
中野、野方、高円寺のラーメン激戦区の真ん中で長年商いを続けてきた歴史あるラーメン屋、昭和軒!
…のはずですが赤提灯とマジックで書かれた張り紙が無ければ、ただの民家にしか見えません。
私は地元民なので見慣れていますが、実際に入るとなるとドキドキしますね。
扉を開けてまず目に飛び込んできたのは猫。
正面から左手に畳みのスペースがありますが、そこに3匹ほど猫。
おっと、一匹我々と入れ違いに店の外に出てゆきました。
ごちゃごちゃした店内に、客席は四脚掛けのテーブル二つのみ。
奥のテーブルにすでに食事を終えたお客さんが一人いました。
ジャージにサンダルでくつろいでます。常連さんでしょう、ものすごくなじんでます。
テーブルの奥にある棚の上にも猫。
その左は雑然と漫画が詰まれた書棚に料理場のカウンター。
怪しまれないうちに我々も手前のテーブルに腰掛け、おばちゃんに昭和麺を注文。
鍋(冬のみ)を頼むつもりでしたが、豆腐と野菜だけしか入ってないらしいので止めました。
っと熱い緑茶が出されました。生水はやばいかもしれませんが、お茶ならたぶん大丈夫でしょう。
我々のテーブルの足元にはダンボール箱。その中にも猫です。何故か犬は不在。死んだのかな?
僕もM氏も猫好きなので嫌悪感はそれほど感じませんでした。来る前から覚悟してたせいかも。
TVではW杯の試合後の映像が流れています。
「勝ってよかったですねぇ」とM氏と話をしながら、不安を紛らわせます。
常連さんはそのうちお勘定を済ませて帰りました。残された客は我々二人のみ。
ずいぶんと時間がかかって、出てきました。昭和麺。650円。
不敗のチャンピオンに挑むチャレンジャーのような気持ちで待ち受けます。
丼のフチのギリギリまで、スープと具とアンカケが乗ってます。かなりの量…。
この時点で精神的にすでにノックアウトされました。
具に使われている野菜は白菜・モヤシ・ニンジン・ニラ・キクラゲ。
豚肉は下味無しで赤っぽく、火がちゃんと通ってるのか不安になります。
それらを片栗粉のアンでまとめたのがメインの具です。
その下に生卵が一つずつ落としてあります。麺は中太、スープはとんこつ風。
目指したところはチャンポンでしょうか。とりあえず食いましょう。
ジーっと見つめるネコタン
M氏撮影
…熱いです。具が多いです。
でも先駆者のレポで触れられていた灰汁(アク)はありませんでした。
チャーシューも無いので、季節によってレシピが変わるのでしょうか?
思ったより普通に食べられます。っと、底の方に何やらブロック状の塊…麺でした…。_| ̄|○
M氏と思わずアイコンタクト。彼も今気付いたようです。苦笑しながら箸でほぐして食事続行。
目の前の障害を除くのに懸命だったので味は覚えていません。
美味しい・不味いではなく、無害か有害かが関心の全てでした。
卵の黄身がスープに混じり出しましたが僕は敢えて手を付けないようにしました。
うっ、M氏、スープまで飲んでる!Σ(゚口゚;
ボリュームが結構あります
M氏撮影
果てしなく続くと思われた試練もやがて終わりの時を迎えます。
僕は麺と具を全て食べ終わった時点で終了。M氏はスープまで完全に飲み干してました。すげぇ。
とりあえず内臓に急激な変化はなさそうです。一服しながらおばちゃんと会話。
猫はお客さんから頼まれて預かったのがきっかけだそうです。
子供を生んで増えてしまったので不妊治療も施したとのこと。
どの猫も大人しく、よく躾けられている感じでした。
飲食店には相応しくないでしょうけど、常連さんも容認してるようなので、
いつまでもこのまま、そっとしといて欲しいものです。
いたって平和なお店なのです
M氏撮影
お勘定を済ませ、ドアを開けたら猫が一匹戻ってきました。
帰り道、僕は俄かに吐き気が襲ってきましたが、精神的なものだったのだと思います。
その後、アルコール消毒も兼ねて酒を飲み、翌日二人とも無事でした。
昭和軒。夏にまた行こうとM氏に誘われてますが、僕は嫌です。
昨年末以来苦しめられている腰の痛みが先週末に悪化。
昨日の月曜日には朝から病院へ行ってきました。
幸い椎間板ヘルニアの再発ではなさそうで、しばらく様子見ってことに。
いろんな方面に心配かけておりますが、おかげさまで症状は改善しつつあります。
慎重に経過を見守りながら、賀曽利氏の過去の著作など読んで妄想してます。
三連休までに全快すればいいんですけどねぇ。
さて、先日掲示板でMUDさんから山梨名物ほうとうの名店について、情報提供いただきました。
民家開放型の食事処ってことで、ふと思い出したのが地元野方のとあるお店。
昭和軒というラーメン屋なのですが…MUDさん紹介のお店とは似ても似つかぬ迷店でして。
地元でも知る人ぞ知る魔境とされてますが、まぁこの記事でも読んでみてください。
いつか行ってみたいのですが、まだその覚悟ができません…。。
いずれ、怪人M氏を道連れにチャレンジしたいと思います。
暖かい季節になったら食中毒が怖いし…今のうちかなぁ…。
自分用にツーリングの持ち物チェックリスト作りました。
新しい道具を買って使うのを楽しみにしていたのに、ツーリング当日家に忘れたり。そんなパターンが意外と多いんですよねぇ…。このリストは本当に自分用なので、あんまり参考になりませんけど、せっかく作ったので公開しときます。
日帰り | 宿泊 | 冬期 | |
---|---|---|---|
基本装備 | 財布(現金・カード) 運転免許証 保険証、登録証 手帳、ペン 地図 名刺(プライベート用) |
キャンプ用品(※1) 調理器具(※2) |
|
衣類 | ヘルメット グローブ ジャケット パンツ シューズまたはブーツ フリース |
下着 靴下 |
ダウンインナー(上・下) ネックウォーマー 簡易アイゼン(スパイク) |
雨具 | レインウエア(上・下) バッグカバー ブーツカバー 折り畳み傘 |
||
バッグ | タンクバッグ リヤバッグ ストレッチコード ウェストバッグ |
サイドバッグ | |
生活用品 | トイレットペーパー タオル 常備薬 |
洗面具セット | ハクキンカイロ カイロ燃料 |
電化製品 | デジカメ 携帯電話 三脚 ハンディGPS |
ランタン ヘッドランプ ラジオ ノートPC・PDA DC/ACインバーター 各機器充電器 予備電池 |
|
工具類 | 車載工具 パンク修理セット ガムテープ 針金 換えチューブ スペアパーツ |
潤滑油類 | スノーチェーン チェーンバンド |
※1
キャンプ用品 |
|
---|
※2
調理器具 |
|
---|
今、寝起きなんですが嫌な夢を見ました。
歯が全部抜ける夢なんです。ポロポロと…次々に…。(-_-|||
「うわ、なぜっ!?」とか喋ってる口から破片が飛んで行く、そんな夢です。
目が覚めて夢だったことに気付き、歯があるのを確かめてホッとしました。
「そういえば以前一度同じ夢を見たことあったような…」
っと気になって「歯が全部抜ける夢」をキーワードにGoogleで検索。
「こんなキーワードでヒットするわけ…」
果たして検索結果は!?
みなさんも自分の見た夢を検索したことあります?
ダー岩井さんのツーレポで興味がわいた奥秩父・大滝村の大氷柱(ひょうちゅう)。
この季節限定で日帰りツーリングにも丁度よさそうな距離である。
ってことで出かけてみた。
往路は青梅から名栗経由で秩父へ出るルートを選択。
のんびり準備して、9:45出発。環七から新青梅通りに出て西へ。
道路は意外と空いていた。この季節、さすがに外出する人間の絶対数が少ないのかな。
10:15、花小金井の吉野家で遅い朝食。焼肉丼に味噌汁。
11:00過ぎ、青梅に到着。ややこしく市街を抜けて県道28号=青梅秩父線へ。
急に風景は田舎風になり、気温もぐんと下がる。
凍結に注意しながら山間部を名栗村方面に進んだ。
路肩に雪がちらほら見え始めるが、交通量は結構多い。
向こうからバイクもやってくるし、どうやら深刻な凍結はなさそうだ。
小沢峠のトンネルを越えて、いよいよ埼玉県に突入。
さて、オンロードだけじゃ寂しいので未舗装林道に少々寄り道。
ワインディングを下って暫く進み『名栗ラジウム温泉・大松閣』の看板を左折。
11:35、大名栗林道の起点に到着。昨年の4月以来の訪問である。
かなりの積雪があることはダー岩井さんの最近のツーレポで覚悟していた。
起点からすぐにアイスバーンの兆候があったので、路肩でスノーチェーンを装着。
足にアイゼンも付けて準備完了。
出発前にチェーンやアイゼンの具合を確かめていたら、後ろから一台のバイクが追い越していった。
ノーマルタイヤだが慎重に最初のカーブの凍結をクリア。
その先は通常の未舗装路なので、すぐに見えなくなった。
こちらはチェーン付きなので凍結がなくなっても気軽にアクセルを開けることはできない。
ガチャガチャ、ノロノロとダートを進む。っと、さっきのバイクがいた。
トリッカーだったのか。会釈をしながら路肩の地図を見ている脇を抜かせてもらった。
さて、目の前には長い直線の圧雪路。
登り勾配だがスノーチェーンがあるから問題なかろうと、二足二輪で登ってみたが。
「う!」
100mほど登ったところでフロントが横に流れはじめた。
ただの圧雪路かと思ったら、完全なアイスバーンだ。
足を着いて踏ん張り、アクセルを開けて体勢を立て直そうとするが無駄だった。
全くトルクを得られず、あえなくバイクは右向きに転倒。
挟まれた足を抜き、軽アイゼンの刺を頼りに立ち上がった。
日中に溶け出して夜間に凍ったのだろう、路面はスケートリンクのような状態だ。
轍以外も同様。路肩もツルツルで、爪先や踵から着地しようとすると滑りそうになる。
バイクを起こすのも一苦労だった。スノーチェーンが全く路面に食い込んでくれない。
やっとの思いで起こして路肩に寄せ、サイドスタンドを立てた。幸い、後続車両は来なかった。
バイクに少し力を加えれば両輪とスタンドの3点に支えられたまま滑り出しそうだ。
落ち着いてバイクに跨り、エンジンを掛けて再出発を試みる。
しかし、左足を支点にバイクがスライドするのみで、全く前に進まない。
左へハンドルを切ってクラッチを繋いでるのに右へ回転って有り得ないアクセルターンしやがる。(つД`)
「無理! 撤退!」
撤退を決意したはいいが、下るのも恐い。
何とかバイクを下に向けて…って完全に向き直る前に滑り始めた。
うわ、前方にさっきのトリッカー出現! 距離はあるが、このままでは衝突してしまう。
停まろうとフロントをロックしてるのだがスノーチェーンなど無いかのように滑り落てゆくセロー。
リアブレーキを踏めば停まるかもしれないが、両足でどうにかバイクを支えている状態なのでそれも無理。
お、トリッカーがこちらの異常事態を察してくれたのか、後退してスペースを空けてくれた。衝突は免れそうだ。
そのまま下りきり、ようやくトリッカーの位置まで来れた。何とか再転倒は免れて一安心。
トリッカー「この先、ノーマルじゃ無理ですか?」
塩「チェーンにアイゼンでも無理です~(X_X;)」
トリッカーと一緒にそのまま撤退。
後から思えば、助走をつけて両足を着けずステップ荷重に専念すれば登れたかもしれない。
しかし、たぶん僕の技術やノーマルタイヤでは結果は同じだったろう。
さっきスノーチェーンを付けた場所でトリッカーと別れてチェーンを外す作業にかかる。
一台、ノーマルタイヤの四輪とすれ違ったが、それも後でUターンして来た。
チェーン付き4WDでなきゃ無理なのかなぁ。
チェーンを外して、12:30、ようやく出発。
林道走行の時間よりチェーン着脱にかかった時間の方が無駄に長いなぁ…。
県道に戻り、有馬ダムの名栗湖にちょっと寄り道してR299方面に北上。
山伏峠付近から路肩の残雪が目立ち始める。一箇所凍結でリアが滑ったが転倒もせず。
無事にR299に合流し、左折して秩父方面に下ってゆく。
13:00過ぎ、道の駅・果樹公園あしがくぼでトイレ休憩。
R140を左折し秩父市街を抜ければ、あとは荒川沿いに進むだけ。
荒川村を経て大滝村へ入ると大気が一段と冷たくなった。
朝食から時間もだいぶ経ち小腹が空いてきたので、大氷柱の前に軽い昼食。
14:00、到着した道の駅・大滝温泉で頼んだのは、もちろんごもっとも蕎麦!
今日は暖かい蕎麦なので、例のアレは麺つゆの合間にたゆたっている。
これが800円ってのは高いけど、ネタとして面白いからいいや。
道の駅にあった大氷柱の案内ビラで場所を確認して出発。
三叉路の交差点を三峰方面に直進し、特設駐車場の先に「氷柱下り口」の看板があった。
そこから200mくらい先の退避スペースにバイクを止めて徒歩で入口へ向かう。時刻は14:30。
結構人気があるようで谷間に降りていく小道は人の流れが絶えない。
残雪と泥濘で足元が悪いので即席の杖を使っている人が多い。
僕も入口の脇にあった使用済みの杖から一本拝借して下ってゆく。
気をつけて降りた谷底には、雪と水と氷の世界が広がっていた。
うーん、これは凄い…。
本格的なカメラと三脚の人も多い。いろんな角度からファインダーを覗いている。
確かにこの光景は感動的だ。ここまで来た甲斐がある。
いままでみたことない立派な氷柱(ツララ)に素直に感動してしまった。
氷柱見物を終えバイクのところへ戻り、15:00、出発。
雁坂トンネルで山梨方面に出ようかとも思ったが、秩父方面に戻ることにした。
日暮れ後の幹線道路の凍結を避けるためにも、なるべく早めに関東平野に出たかったのだ。
秩父まで戻る途中、道の駅・荒川村でトイレ休憩。
ついでに御土産を買いたかったが、これという名物もなく手ぶらで出た。
大滝村の「ごもっとも蕎麦」みたいな名物が一つでもあれば嬉しいのだが…。
出発間際、踏切がなったのでSLを期待したけど来たのは普通の電車。秩父鉄道め。
15:50、秩父でR299を右折。
後は帰るだけだが、まだちょっと物足りない。
「奥武蔵グリーンラインはどんなものかな」と寄り道。
芦ヶ久保から左折して果樹園の間をウネウネと登ってゆく。
果樹園を過ぎたあたりから路肩の雪がもの凄い量になってきた。
スノーチェーンで出来たらしい轍など、グリップする箇所を選んで進んだが嫌な雰囲気になってきた。
とあるアスファルトが見えた区間の手前で経験からくる警戒警報発令!
一旦停止して靴でアスファルトの路面状態を確認。…ツルッツルに滑る…。
雪解け水がアスファルト上で透明に凍ったブラックアイスバーンだ…最悪…。
前後のタイヤも確認したら全くグリップしないでないか。このまま進んでたらやばかった。
多少ましな区間まで、慎重にズルズルと数m後退して脱出。
路肩によせてホッとしてると、後輪にチェーンを着けたワゴン車が下からやってきて追い越して行った。
時刻はすでに16:00過ぎ。
いまからバイクにスノーチェーンを着けてアタックするのは辛すぎる。
奥武蔵グリーンラインはここで断念。Uターンして帰路に着いた。
飯能から入間を経て所沢へと進む。自宅まで結構距離があるんだよなぁ…。
前回この辺りへ来た時と同じく、今回も温泉に入りそびれてしまった。
冷え切った体を温めるため、ツーリングの〆にラーメンでも食べてこ。
19:00、下井草の博多ラーメン屋・御天に寄ってたまごラーメンを注文。替玉もしてお腹一杯。
バイクだといろいろ制限もあるけど、厳冬期のツーリングも楽しいなぁ。
しかし、大名栗林道はきつかった。あんなとこバイクでクリアできる人いるのかなぁ…。
っとWEBで調べたらこんなコラムとかこんな記事(No100)を発見。
一年前の記事なので林道の状況は違うだろうけど…賀曽利氏…すげぇ…。
どう足掻いても鉄人にはかないそうに無い…。
世の中には雪の中をわざわざバイクで走る物好きがいるそうです。帰省の途中で大雪に!…なんて事態に遭遇する可能性もゼロじゃなし。郵便配達やピザデリバリー以外、普通はバイクで氷雪路なんて考えませんけど、一応、そういった需要もあるようで。
「凍結路・圧雪路・アイスバーンをバイクで走りたい!」
そんな方のために、参考になりそうなリンクをまとめてみました。
タイヤ
まずはタイヤ関連。氷雪路走行はまずタイヤのグリップを確保する必要があります。当たり前ですね。オフロード用のブロックタイヤで頑張る手もありますが、完全なアイスバーンだとどうにもなりません。滑り止めとして考えられる手段は「スノーチェーン」「スパイクタイヤ」「スタッドレスタイヤ」の三つです。
スノーチェーン
車だとラダー型と亀甲型の二種類があるようですが、バイク用スノーチェーンは金属製のラダー型しかなさそうです。アイスバーンや横方向へ滑る力に弱いのは車のラダー型スノーチェーンと同じ特徴。タイヤのサイズも限られているので、購入するときは確認してください。フェンダーとのクリアランスも気をつけないと傷が付くかもしれません。市販のチェーンを使わずにトラロープや荒縄を代わりに巻く人もいるようです。
イエローハット・豆知識・タイヤチェーン
MIZUNO スノーチェーン
YUTAKA スノーチェーン
スパイクタイヤ
粉塵問題で規制中のスパイクタイヤですが、原付は規制の対象外のため市販のスパイクタイヤがあります。125ccを超えるバイクではモゴモゴ…ですが、冬期北海道ツーリングではスパイク以外は自殺行為。専用のピンや木ネジをブロックタイヤに埋め込んでスパイクタイヤを作る人がほとんどで、製作を請け負っている業者もあるようです。アイスバーンでの効果は絶大で「世界が変わる」との証言も多数。でも、くれぐれも自己責任でお願いします。
バイクのスパイクタイヤについて
原付用スパイクタイヤ
FUMA スパイクタイヤ
スタッドレスタイヤ
路面ととタイヤの間の水・氷・雪を細かい溝(サイプ)で掻き出してグリップ力を確保するスタッドレスタイヤ。バイク用のものは市販されていませんが、普通のブロックタイヤに糸ノコなどで溝(サイプ)を刻み、スタッドレスタイヤを自作する方もいるようです。
イエローハット・豆知識・スタッドレスタイヤ
自作スタッドレスタイヤ
バイク用スタッドレスタイヤ! (TSO・Let’s GO SnowRunning!も大変参考になります)
私も作ってみました!
スプレー式スノーチェーン(?)
スプレー式スノーチェーンなんて品もあるようです。効果は甚だ疑問ですが、いざって時には使えるかもしれません。僕はたぶん買わないですけど…。
スプレー式スノーチェーン
靴
次は靴。停車時に足を着いて支えたり、両足を伸ばして二足二輪で進んだり、起こしたり押したり。まぁいろんなシチュエーションが考えられますが、自分の足が滑ってはバイクどころではありません。ってことで、ライディングシューズやブーツでも使えそうな靴用の滑り止めを探してみました。軽アイゼンだと過剰装備かなと感じる方には「エバニュー ノンスリップスノースパイク」がめちゃ安でお勧め。
軽アイゼン(スノーピーク)
エバニュー ノンスリップスノースパイク
PETZL(ペツル)スパイキープラス
コーラ アイストレッズ
その他、靴用スノーチェーン・簡易スパイクなど
その他、参考リンク
雪の中を走ろうと思っていろいろ参考にした冬期北海道ツーリング関連のリンクです。
防寒装備や雪中キャンプ、キャブのアイシング対策などの情報が埋もれているかもしれません。
なましば会(2月に幌加内へ集まる会)
バイクで来る方へ
冬北海道バイク旅
北海道厳冬期ツーリングの装備と心構え
冬季北海道ツーリング掲示板
このBLOGで使用しているMovable Typeにセキュリティホールが見つかったようで、
その対策を施した最新バージョンにアップグレードしました。
ついでに各記事のページやアーカイブの名前も変更。
既存のページにはリダイレクトのスクリプトも施しました。
いろいろ面倒でしたけど、ひと段落。
見た目にはほとんど変わってないでしょうけど、それ、すなわちアップグレード成功ってことです。
日曜日のツーレポが遅れているのはいつものことなので気になさらぬよう。
さて、数年の間にADSLが広まり、常時接続が当たり前の時代になりました。
こうなると必要なのがアンチウイルスソフトやファイヤーウォール。
特にアンチウイルスソフトは常に新種のウイルスに対応するため、
有料でサービスを提供するしかないだろうなぁと思ってました。
でも、あるんですね、無料のアンチウイルスソフト。
まずはAVG。
英語版ですが、リンク先を見ていただければ問題なくインストールできると思います。
あと、avast! antivirus日本語版。
こちらは日本語のインターフェースらしいですね。
この会社からは無料のウィルス・ワーム除去ツールも出ているようです。
たぶん有料のソフトに比べれば、使い勝手やウイルス定義の更新頻度は劣るでしょうけど、何も対策しないよりずっとましでしょうね。
ノートンの使用期限が来たら使おうかなぁ。と思っている私的な備忘録のメモでした。
7:00起床。目覚めれば相模川の河原のテントの中。
はい、そこ! 前日のツーレポが無いからと言って、ここで生活を始めたと早合点しないように!
昨夜、ここで林道好きのオフ会が催されたのだ。
参加者はそのままテントや車中泊で一夜を明かしたってわけ。
四輪のエンジン音が聞こえる。早くもnabekunさんが出発したようだ。
7:30くらいに起き出して、早起きしたふっくんさんが熾してくれた焚火の側へ。
一人二人と起き出してきた方々に挨拶しつつ、朝食を調理開始。
本当は簡単なうどんにでもしたかったが、白い飯とウインナーというメニュー。
昨夜、米を水に漬けてしまったので炊かざるを得なかったのだ。
食事を終えて諸々片付け、テントを撤収。
荷物をまとめ、皆さんにさよならの挨拶をして9:30出発。
MUDさん、健さん、笑遊さん、nabekunさん、信濃男爵さん、山男さん、
ふっくんさん、4ALさん、ばはだ~さん、黒洋梨さん。
次に会うのはオフ会か、それともどこかの林道か。
名残惜しいけど、また会いましょう!
さてツーリング開始。まず向かったのは宮ヶ瀬湖。
県道54号からR412を経て県道514号へ。
周りの山肌の白さが濃くなるに連れ、気温が低下。
シールドの隙間風が冷たい。路肩に除雪された雪もちらほら。
湖を横目に宮ヶ瀬トンネルを抜け、県道64号を右折しやまびこ大橋を渡る。
9:55、有料駐車場の隣に公衆トイレがあったのでトイレ休憩。
のんびりと大を済ませて、とりあえず虹の大橋へ。
自殺の名所で心霊スポットとして有名な橋だが、特にハプニングも無し。
雪道を走ってみたくて早戸川林道を狙っていたのだが、入口で断念。
ゲートがガッチリ閉められ、大きな南京錠も付いていた。
しゃーない、予定変更。県道を東へ少し戻る。
県道70号を右折。ヤビツ峠越えへ挑戦開始。
「これより先、チェーン必要」の電光掲示板が目に飛び込んで来た。
停車して写真を撮っていたら、後ろから来た車がUターン。
チェーンの文字を見て怯んだな…たぶん、その判断は正解だろう…。
しばらく進むと、路肩の積雪や部分的な凍結が目立ち始める。
10:40、塩水橋の手前で本格的なアイスバーンが現れた。
ここから先はノーマルではきつそうだ。
凍った路面を靴でなぞってみたが摩擦係数ほとんどゼロ。
ってことで脇に寄せてスノーチェーン装着。
ちなみに先日セローにキックセットも付けたので、始動の心配も無くなった。
11:00、装着完了。心して出発。
塩水川を渡り、登り勾配が急になるにつれて、全面アイスバーンが断続的に現れ始める。
爪先を着くとツルツル滑る。簡易アイゼンがあって助かった。
轍から外れるとフロントを取られ気味になる。
やはりラダー型のスノーチェーンは横方向に弱いらしい。
除雪されてアスファルトが出ている区間の方が多いが、チェーンは峠まで外せないな。
対向車や後続車両が来たら、素直に路肩に寄せて安全に通過させるよう心掛けた。
途中から分岐している林道に寄り道しながらのんびり進んだが結局ほとんどゲート閉鎖。
国民宿舎・丹沢ホームへ向かう林道境沢線は宿舎の先で断念。
林道脇の管理釣り場駐車場に、鹿が数頭。なごむなぁ。
県道のアイスバーンを順調にクリアしていくうちに緊張感がふっと途切れてしまった。
ステップ加重ではなくハンドルまかせで直線路を進んだら、轍から外れてしまって転倒。時刻は11:30。
たいしてスピードは出ていなかったので、バイクもライダーもダメージは無いが、何しろ荷物が多い。
足元が滑るので起こすのに一苦労。おっと、転倒の衝撃でバニアケースの蓋が開いてしまった。
うーん、かろうじて壊れてはいないけど、やはりアタック系には使わない方がよさげだなぁ。
油断しちゃいかんね。箱の装着具合を確かめて、11:40出発。
ん? 何やら白いモノが舞い始めたような…今日は曇りの予報のはずだが…雪…!?
山の天気は変わりやすいというが、この辺りから雪が降り始めた。
峠越えは急いだ方がよさそうだ。護摩屋敷の水の先の富士見山荘でトイレ休憩。
路肩に一台、ビッグスクーターがいた…秦野側から来たんだろうなぁ…。
12:00、ヤビツ峠に到着。
何台かの四輪に混じって、秦野側から登ってきたらしいチャリダーがいた。
写真を一枚撮影してほしいという申し出があったので、ついでにちょっと会話。
峠から先の路面は乾いていると聞いて一安心。
一応、菜の花台まで行ってチェーンを外すことにしよう。
時間を気にしていなかったが、ここの売店で昼飯食べとけばよかった。
林道表丹沢線もゲート閉鎖で断念。
この辺りで路肩の雪はなくなり始めた。もう全面アイスバーンはなさそうだ。
12:15、菜の花台に到着。ここでスノーチェーンを外して、12:30出発。
眺めが良かったが、悪天候で遠くまで見通せなかったのが残念。
雪が結構激しくなってきたが、大晦日のような積雪にはならなそうだ。
5分ほど下って、左に六本松林道の分岐に到着。(参考MAP@林道浪漫)
今度はゲートも何も無いので突入。今日始めての未舗装路だ。
新雪が積もり始めた箇所もあるが基本的には普通のダート。
沢を渡り、クレパスを避けつつ進み、12:45、終点到着。
ピストンで県道に戻り、そのまま勢いでR246まで降りてしまった。
時刻は13:10か。このまま帰る手もあるが、ちょっと物足りないなぁ。
東京方面に進みながら悩んだ挙句、昼飯のついでに大山へ寄ってくことに決定。
ってことで県道611を大山方面へ左折。
雪の中、狭い県道を進み、13:30、川沿いの坂道に軒を連ねる門前町へ。
うーん、どこで食事をしようか…名物の豆腐を食べたいなぁ…。
と迷いながら進んでたらバイクで終点まで来てしまった。
ここから先は登山道なので、Uターンしてまた食事処探し。
解けた雪で濡れたシールドを吹きつつ走行。
うぅ…まじで寒くなってきた…早く飯食いたいなぁ…。
「おっ!?」
そこで目に飛び込んだ「温泉」の文字!
おぉ、その手があった。よし、入ってくか。
看板の脇の急勾配を上がり、13:35、大山温泉こまや旅館に到着。
おばちゃんの指示で車庫の脇にバイクを止めて古そうな建物の中へ。
温泉と食事、合わせて2200円。ちと高いけど、これでも割引されてるそうだ。タオル付き。
迷路のような館内を案内され露天風呂へ。脱衣場から湯船に漬かるまでが寒いけど我慢我慢。
掛け湯して湯船へ。あぁ、極楽~♪ 登山帰りのじいちゃんと会話しながらのんびり入浴。
食事は釜飯を注文。湯上りに休憩室へ行ったらすぐ持ってきてくれた。
楽しみにしていた名物の豆腐はごく普通の冷奴。近所のスーパーで買う豆腐との違いが判らん。
まぁ、熱々の釜飯が美味しかったからいっか。遅い昼食で腹が空いていたので何でも美味いのだ。
金柑をスライスして砂糖に漬けた小鉢が印象に残った。お茶を飲んで、14:45、出発。
相変わらずの雪だが、まだ物足りないので近所の林道に寄ってくか。
旅館街の入り口から舗装林道の浅間山林道へ。普通の山道だが、雪で趣が増している。
T字路を直進し阿夫利林道を進む。走りやすいワインディング路だが、凍結が怖いので低速運転。
深い谷の向こうに大山不動尊の本堂が見えた。
山頂の大山阿夫利神社と並んで、古くから山岳信仰の拠点となっていた古刹である。
ここ大山は山岳信仰が古くから盛んで、修験者も多く出入りしていた。
白峯相模坊や大山伯耆坊など、天狗の伝説にも縁の深い地域でもある。
トンネルを潜り抜けたところで終点。大山不動尊の真裏だった。
Uターンして、さっきのT字路へ戻る。
T字路を左折して浅間山林道本線を進む。
あやしげな支線が途中にあったが、いかにも作業道って感じで深入りは控えた。
暫く進んで下り勾配になったところ、左に分岐が。
これまでの作業道よりはしっかりした作りだ。よし、行ってみるか。
深い草にクレパス。進むにつれ、段々怪しげな雰囲気に。
っと、T字路だ。目の前を横切る道は、いかにも登山道っぽいシングルトラック。
しかし、うっすらとタイヤの後がある。うーん…いけるのかな?
GPSと地図を確認したところ、沢筋の車道まで距離は僅か数百m。
そこまで抜けられればいいのだが…えぇい、ままよ。
悪魔の誘惑に促され、リアの大荷物のことをすっかり忘れて下り勾配へ右折。
「うわ、酷い!!」
最初は狭いだけだったが、すぐに急勾配と深いクレパスが現れた。
Uターンしたくても簡単にはできそうにない。
こうなったら前進あるのみ。腹を括って二輪二足で慎重に進む。
フルブレーキで停止しながら、通過ルートをいちいち頭でシミュレート。
うーん、行き止まりだったらどうしよう…。
不安に襲われたところでいきなり視界が開けた!
ん?
Σ(゚口゚;
パター持って、こっちを見てる…。あわわ。
変なところへ出てしまったけど、もう安心してよさそうだ。
極力、静かにゴルフ場の脇を抜け、15:50、舗装路へ出た。ほっ。
ほんの数百mだったが、もうお腹一杯。今日の林道探索、これにて終了~。
R246へ出て東京方面へ進む。16:15、伊勢原のENEOSで給油。
大晦日にバッテリーの充電でお世話になったスタンドだ。
バイトの兄ちゃんが二人いたが、ちゃんと覚えていてくれた。
バイト君「あの日と似たような天気ですね~」
塩「あはは…( ̄▽ ̄;」
うーん、雨男ならぬ雪男として認定されてしまっただろうか…。
渋滞のR246を走って、環七を経由し、18:40帰宅。
あそこから3時間近くも掛かるとは…。
温泉で暖めたはずの体も、雪混じりの雨ですっかり冷え切ってしまった。
疲れて寝ようとしたとこに珍しい知り合いから電話。
で何故か20:00に新宿駅東口で待ち合わせ…我ながらタフだなぁ。
雪男だけにイエティに近いのかね? ウホッ!
Mr.Mudさん幹事で開催された『林道オタクのオフ会』に参加いたしました。
14:00に自宅を出て、買出しを済ませて会場の相模川の河原へ16:30到着。
この季節なので四輪で来られた方が多かったですが、私を含めバイク組みも数名。
黄昏頃に酒盛り開始。暖かな料理あり、旨い酒あり。楽しい宴となりました。
特に四輪の方々、豊富な焚き木ありがとうございました。
おかげで暖かい一晩を過ごすことが出来ました~(^^
やがて焚火を囲んでマニアックな林道談義。いやはや、皆さん、凄すぎます。
詳しすぎてついていけないくらい…(^^; しかしためになりました~。
なんか、どんどん見知らぬ支線に突っ込みたくなりますね。
夜半過ぎまで爆笑しつつ、寒い夜に熱いオフ会。
実に楽しめました。みなさん、ありがとうございました~。
えー、サイト管理人のご多分に漏れず、私もアクセスログの解析ツールなんてものを使っております。
訪問してくるお客様がどこから何人来たかとか、どの検索サイトでどんなキーワードでヒットしたのか。
まぁおっかなびっくり時々チェックしてるわけでございます。
「こんな変なキーワードで来てる!」なんて企画を他所のサイトで見かけたりしますが、
うちもそのうちネタ切れになったらやるかも知れません。
さて、今日はキーワードでなく、訪問者の所在地の話。
当たり前ですが、ほとんどが日本からの訪問者です。JPドメインってやつですなぁ。
あとは.COMとか.NETとか、ほとんどありふれたドメインばかり。
ごくわずかですが台湾のTWなんてのもございますし、
フランスやイギリス、香港、その他いろんな国のドメインを見かけました。
で、今日、チェックして気がついた一件の訪問者。
MILドメイン = 米軍!?
Σ(゚口゚;
いやぁ、ビックリしましたねぇ。
アメリカ軍(NAVY.MIL=海軍)のProxyからのアクセスでした。
軍事機密に関連すること掲載していたかなぁ…なんてビクビクしちゃいましたが、
YAHOOでセロー関連でキーワード検索して偶然ヒットしたみたいです。
まぁこんなサイトや管理人が要注意人物として米軍にマークされる、なんてことあるわけないn
うわなにをするやめrあqwせdrfgtyふじこlp
夜明け前に目が覚めたが、まだ眠い。
寝袋の中でモゾモゾしながら惰眠をむさぼる。
6:30くらいから朝食調理。食パンとレトルトシチュー。
納豆乗せたり、ツナ缶あけたりして一斤食べてしまった。
食べ過ぎで腹が苦しいー。食後、30分ほど二度寝。
こんな早朝なのに、ジョギングや散歩の人たちが行き交っていた。
寝袋から離れたくないが、いつまでも寝ているわけにもいかない。
モゾモゾ起きてノロノロと片付け。9:20出発。
この内浦山県民の森のキャンプ場、バイクが乗り入れできれば文句無いんだけどなぁ。
まずはキャンプ場の先に伸びる舗装路を麻綿原方面に進んでみた。
本来、走れない道なのだが、キャンプ客も他にいないし、まぁものは試し。
通り抜けできたらめっけもの。(この道が林道奥谷線だった)
散歩されてる方の迷惑にならないよう、努めてノンビリと挨拶しつつ走る。
早朝の高原の空気が冷たくて気持ちいい。凍結部分が無くて助かった。
木魂の森休憩所と書かれた展望台から、小湊へ続く山並みが眺望できた。
4kmほど進んで9:40、ゲートに遮られてしまった。
麻綿原高原や清澄方面に抜けられるのだが、鍵が掛かっていた。
鍵の金具は六角ナットで固定されている。
工具を使えば外せそうだったが、ここは大人しく諦めてUターン。
ゲートの向こうへは大きく迂回して行こう。
キャンプ場の脇を抜け、県民の森総合センターへ出た。
っと、宿泊してたのかバイク3、4台の集団が出てくるところ。
前後して小湊まで降りた。途中で一箇所、いきなり凍結路面が現れてあせった。
さて、次に目指したのは林道・杉戸線。県道82号を経て県道177を北上。
標高が低いとはいえ、山道なので凍結に注意しながら安全運転で進む。
林道浪漫のMAPを頼りに入口を目指し、10:15、到着。
っと、入口のチェーンに鍵が。
ここも無理かなと思ったが、よく見たら左の方のチェーンにワイヤークリップが。
ナットが手で外せる…ラッキー♪ ってことで中へ。
チェーンは勿論、ちゃんと戻しておきました。
林道・杉戸線(別名:林道・筒森線)は房総では貴重なロングダートである。
本線だけでも10km以上。ダートあり、岩盤あり、ぬかるみあり。
展望が開けたり、林間だったり、箇所があちこちあって楽しい林道だ。
誰にも会わなかったが林道浪漫の管理人・健さんが前日に走っていたらしい。
走る場所が限られる季節なので、ニアミスしがちなのだろうか。
距離のある支線にはチョコチョコ首を突っ込みながら走行。
最初の支線は路面状態がやや荒れ気味。結構ぬかるんでるので足元注意。
終点のゲートは紐で閉じられていて手であけることが可能。
この先も抜けられるらしいが、今回はゲートでUターンして本線に戻る。
本線を進んで、今度は第6支線へ。尾根道を通ってススキ野に抜けた。
終点は広々としたスペースになっている。平らで乾いた地面はいかにも野宿向き。
ここは覚えておいて損はなさそうだ。
本線へ戻ってさらに東へ進む。この辺から下り勾配に。
第2支線は標識に書かれていた延長距離が短かったのでパス。
第5支線はフラットで走り易い道だった。
終点のスペースは少し狭めだが、周りが囲まれてるので風の強い日の野宿に良さ気だ。
ずーっと本線を下って…。下りきったのか、やがて道は平坦に。
そこに現れたのが第1支線の分岐。
沢沿いに遡る支線らしく、見るからに酷いぬかるみだ。
一瞬ためらったが入ってみた。荷物のせいか、後輪がめり込む。
数百m進んだところで崖崩れで路面が埋まっていた。
わずかに通れそうなスペースがあったが、進むのは止めといた。
転倒・スタックに注意してUターン。
東側のゲートはチェーンの下を潜って脱出。
弁提堰の水鳥を驚かせながら終点へ。
11:50、杉戸林道を無事に走行終了した。
さて、そろそろ昼だが…。
せっかくなので海産物を食べようと勝浦市街へ出てみたが、あまり腹が減ってない。
うーん。悩んだあげく、昼飯はスルーして次の林道へ行くことにした。
外房の海とはこれでお別れ。さらばさらば。
県道177を経て県道82へ。
数時間前、杉戸林道の入口を目指して通過した交差点。
それを同じ方向に曲がって途中で県道178へ左折し、麻綿原方面に進んだ。
いかにも田舎という風景から、やがて山間の道に。
勝浦ダムへの分岐をスルーして峠のトンネルを抜けたところで左折。
麻綿原方面へ抜ける会所林道の入口だ。
この辺りはあじさいが綺麗らしいが、この季節は当然見られない。
しかし、養老渓谷へと抜ける舗装林道は楽しめる。
大杉谷支線林道はサイドバニアが邪魔でゲート脇抜けできそうになかったのでスルー。
12:45、駐車場があったのでトイレ休憩。
駐車場から幅員の狭い区間を抜け、T字路に出た。
右が本来の進路、林道星井畑線なのだが、とりあえず清澄寺&内浦山県民の森方面に左折。
ダートを数百m走って、今朝抜けられなかったゲートの反対側に立つ。
東大演習林のゲートが通れれば清澄寺に抜けられるんだけどなぁ。
ないものねだりしてもしょうがないね。
このまま林道天津線を下ることもできるが、ここでUターン。
T字路に戻り、林道星井畑線を養老渓谷方面に進む。
基本は尾根道なのだが、林間で展望はあまり開けない。
ワインディングもあって日陰に警戒もしたが、幸い凍結は無かった。
途中、支線にちょっと入ったりしてみたが、終点までの突入を躊躇してしまう。
狭い道への突入を考えると、バニアケースよりサイドバッグの方が有利だなぁ…。
サイドバッグだと積める量が限られるから、自然と軽量化できたし…。
しかし冬のキャンプツーリングだと、装備がどうしても多くなるしなぁ…うーん…。
まぁライダー本人の軽量化を先にしなきゃならんけどね。
13:17、支線の伍参林道に到着。この林道だけはきちんと往復しとこう。
急勾配でやや荒れ気味の路面。一度沢筋まで下って橋を渡る。クレパスに注意。
終点は苔が多いジメッとした感じのスペース。
距離は短いが変化に富んで楽しい林道だった。
13:45、林道星井畑線、走行完了。養老渓谷へ出た。
温泉のある方へちょっとだけ寄り道。
橋の下で地元の釣り人たちがのんびりと竿を出していた。
さすがに腹が減ってきた。食事する場所を求めて亀山湖方面へ進む。
山中を快走しトンネルをいくつか越えて、14:00、亀山湖到着。
ツーリングマップルに載っていた蕎麦屋に着いたが、混雑しているので諦めた。
うーん、どうしたものか。湖畔に出てみたが目ぼしい食事処が見つからない…。
14:15、亀山会館って古びたレストランに。
頼んだのはワカサギのから揚げ定食。まぁ普通ですな。
特に期待もしてなかったので文句も無し。
食事終わってのんびりしてたら15:00になってしまった。
結構、微妙な時間である。亀山湖周辺の林道は次の機会にしよう。
ってことで日が出ているうちに帰路に着くことに。
せっかくなので有料道路の房総スカイラインも走ってみた。
この周辺エリアにも林道が沢山あるのだが、今日はお預け。
尻すぼみなツーリングになってしまったが、この季節、無理は禁物ってことで許してね。
君津から館山道を経て東京湾アクアラインへ。
通行料金の高さにはうんざりだが、ここを通らないとえらい時間が掛かってしまうのだ。
時間だけじゃなく、体力・ガソリン・オイルも消耗してしまう。
でも、もう少し安くならんかなぁ…。
海ほたるへもよらずに川崎へ出て環七へ。亀山湖からの休憩は一度の給油のみ。
別にそこまで急ぐこともなかったのだが、17:00前に自宅に到着してしまった。
亀山湖から自宅まで約2時間。外はまだまだ明るい…。
房総半島って意外と近いんだね。お金さえ掛ければだけどさ。
南房ツーリング、二日目は6:00起床。
思ったほど寒くはない。風のせいか霜も降りてなかった。
遠くの海を照らしつつ登る朝日が美しい。
朝食はワカメふりかけの炊き込みご飯に納豆・味噌汁。和風にまとめてみた。
8:30、出発。
一晩お世話になった畑塩井戸線に別れを告げる。
R410へ出て、しばし北上。安房中央ダムの案内にしたがって左折。
トンネルを抜け民家の脇から二ノ滝林道に入る。
ジメジメした雰囲気でぬかるみの多い林道だ。
なるべく水溜りを避け、沢沿いに遡って9:00すぎ、終点に到着。
Uターンして起点までもどったら、入口の民家に地元の方が数人集まっていた。
林道にロープ張ってるようだったが、もしや通行止めにでもするのかな???
立ち止まって聞けばよかった。
続いて林道神子線へ。R410、御殿山ハイキングコースの看板が目印。
集落を経て竹やぶに至ると、舗装路がフラットダートに。
この林道は雰囲気も明るく、しっかりした路面で走りやすい。
9:40、到着した終点が御殿山への登山口になっていた。
さてUターン…っと、向こうから車がやってきた。
農作業の軽トラか物好きな4WDかと思ったら…普通のタクシー!? Σ(゚口゚;
登山者風の客が数人乗っている。なるほどハイキングのアプローチに使われてるのね。
帰りはどうするんだろ? 無線で呼び出すのかな??
タクシーの運転手もこんな林道走らされて大変だなぁ。
続いて林道大沢線へ向かう。
R410を南下し、県道296を左折。経塚山への案内に従ってすぐに左折。
1kmほどの直線路を経て、10:05、大沢線の起点に到着。
牛舎の前を通って、やがて沢沿いの未舗装路に。
沢沿いなのでもっとマディかと思ったが走り易いフラットダートだった。
途中、右手に分岐する作業道があるが、とりあえずスルー。
本線はここの分岐から名前が変わって珠師ヶ谷線に。
大沢線の入口には土砂崩れとの看板があったが通行には支障なし。
すでに土砂は整理され、新たな道が踏み固められていた。
枯れ落ちた紅葉に埋もれた沢沿いのダートをのんびり走行。
10:20、無事に終点に到着してUターン。
復路は支線に寄り道しながら戻った。
まず、本線から西へ分岐していた支線。これは200mくらいで行き止まり。
続いて、珠師ヶ谷線と大沢線を区切る分岐から伸びるさっきの作業道。
皆倉を経て経塚山へ至る簡易舗装済みのルートらしい。
軽い気持ちで行ってみたが、急勾配に狭い幅員。
簡易舗装なのに未舗装路より路面状態が酷く、雰囲気も嫌な感じ。
荷物が無ければどんどん進むのだが数百mでびびって撤退した。
今回のツーリングはとことんヘタレモードなのだ。
さて、今日の林道探索は一旦終了し、海を目指す。
R410経由で港町・千倉へ出た。
南房の海岸沿いをグルリと巡る房総フラワーラインを快走。
突き抜けるような青空が気持ちいい~♪
っと、見覚えのあるベンチを発見! ああ、ここだここだ。
かつて野宿でえらい目にあった場所である。
おっちゃん元気かなぁ…。別に会いたくないけど。
さて、時刻は11:15。ちょっと早いけど昼食にするか。
ベンチの目の前にあった白鯨亭というレストランへ。
注文したのは鯨の刺身と竜田揚げのセット定食1500円。結構いける。
刺身は馬肉のような味。白身もイルカみたいな癖はなかった。
でも昨夜のゴンズイの方が上かな。
バイクの団体さん入店と入れ違いに清算し、房総フラワーラインの続きを走る。
この季節、走るところが限られているためか南房は意外にバイクが多かった。
南下し続けて白浜町へ入り、12:30、房総半島最南端の野島崎に到着。
さらに西へと先を進む。
荒波の打ち寄せる磯の奇岩が面白い。
彼方には伊豆大島がクッキリ見えた。意外と近いなぁ。
また、裏砂漠に行ってみたい…。
給油を済ませ、R410から州崎へ伸びる県道257へ左折。
南房パラダイスと平砂浦海岸の間を走る直線路を快走。
寒々しい季節のアスファルトに道端の菜の花が彩を添えていた。
ここもフラワーラインなのだが、名前にぴったりの区間だ。
13:05、房総半島西端の州崎に到着。
有料駐車場の激しい呼び込みの間を抜けると、物々しい格子のゲートが現れた。
脇を抜けると固い砂地になり、やがて海べりに出た。
平たい岩場で釣り人が何人か竿を出している。この季節だとメジナ狙いかな?
野宿に良さげだがキャンプ禁止の看板が邪魔している。
ほんの少しだけど未舗装路を走れて、ちょっと幸せ。
喉が渇いたのでコンビニで休憩。
駐車場の隣にSLがやって来たので声を掛けてみた。
東京から館山周辺の林道探索でやって来たらしい。
なるほど服にイノコヅチの種子がくっついている。
房総は一般車輌通行止めとドロドロばかりと嘆いていた。
さて、ここから一気に鴨川方面に抜ける。
館山市街を経てR128へ。交通量が結構多い。
のんびりと内陸部を進んで、14:10、和田町で再び海岸へ出た。
そのままR128=外房黒潮ラインを北上。
14:30、道の駅・鴨川オーシャンパークでトイレ休憩。
円形の建物は階段や出入り口の構造が判りづらく印象悪し。
ここからはやや渋滞気味。しばらく東へ進み、安房天津で左折。
清澄寺を目指して清澄養老ラインを北上。
一気に高度を上げる、急勾配のワインディング路だ。
房総半島にこれほど深い渓谷があるのが意外だった。
15:15、清澄寺の駐車場に到着。バイクを停めて徒歩で山門へ。
歩いてる途中、右手に海が見えた。
ここは日本で一番早く朝日が見られる場所としても有名らしい。
千光山清澄寺は鎌倉時代の僧侶、日蓮が立宗宣言した寺院として知られている。
小湊の漁師の子として生まれた日蓮は、当時、天台宗だったこの寺で出家した。
身延山などで修行した後、故郷のこの地で題目を初めて唱え、以後迫害されることになる。
「現在は清澄寺は何宗なのだろう?」
そんな疑問を持っていたのだが、どうやら日蓮宗に属しているようだ。
天台宗だった清澄寺だが、江戸時代に真言宗智山派になったらしい。
その後、明治時代の廃仏毀釈運動の煽りで衰退。
起死回生のため日蓮宗に宗旨替えしたのは意外と最近で、昭和24年とのこと。
なるほど、いろいろな変遷を経てきた波乱万丈の寺なんだね…。
見学を追えて駐車場へ戻り、今夜のキャンプ地へ向けて出発。
「内浦山県民の森のキャンプ場がいい」という評価をネットで目にし、昼の間に予約済みである。
今夜も野宿にしようと思っていたがキャンプ代610円+風呂代315円に惹かれた。
清澄から林道で一山越えればすぐなのだが、東大演習林に阻まれて通行不可。
海からアクセスするしかない。来た道を戻りR129へ出て少し東へ進む。
小湊で買出ししようと思ったが、セブンイレブンしか目ぼしい店が無かった。
余り面白みのないメニューを購入して県道を内陸へ。
案内がきちんと出ているので迷うことはまず無いだろう。
16:25、内浦山県民の森に到着。
早速、総合センターで受付を済ませる。
今日のキャンプは自分一人だけらしい。一番近いテントサイトを割り振ってもらえた。
駐車場からリアカーで荷物を運ばねばならないらしいが、数百mの上り坂はキツイよなぁ…。
…ちょっと悩んでから、バイクで車止めの脇を抜けてしまうことにした。
ごめんなさいね…と念じつつ舗装路を走りキャンプサイトに到着。
荷物を降ろしてトイレの陰の邪魔にならないスペースに停めた。
まぁ今夜は一人だけだから誰にも迷惑は掛からないだろう…。
テントサイトは湿った土の地面だった。焚火の跡もある。
ちゃっちゃとテントを設営して、軽く一杯。こんなに寒くてもビールを飲んでしまうんだよなぁ。
ほどよい頃合に総合センターにある風呂へ。昨日の分も含めて冷え切った体を心行くまで温めた。
風呂から戻って本格的な晩酌&夕食。今夜はセブンイレブンで買った出来合いのチャンコ鍋だ。
コッフェルにあけてストーブで温め、アツアツをハフハフ。ワンカップだが日本酒がよくあう。
あらかた具を食べ終わってから、〆にインスタントラーメンを投入!
鍋の出汁に水を加えて適度に薄め、規定の時間、麺を煮込む。
麺が解れたら付属の粉末スープを半分ほど入れて混ぜれば完成。
以前、クッキングパパという漫画で紹介されていた「ラーメン鍋」という料理を応用してみた。
お手軽簡単、栄養バランスもよく普通より減塩され、その上お腹も膨れていいことずくめ。
はふはふはふはふ美味い美味い。食った食った。米が無くなった急場しのぎだったが満足満足。
今回はサッポロ一番味噌だったが、チャルメラがよさそうだなぁ。
満腹のお腹を抱えて後は寝るだけ。
21:00頃、ギャッギャッと鳴き声が聞こえてきた(たぶんキツネ)が、それ以外は特に問題なし。
昨日の林道野宿ポイントが携帯電話つながって、今日のキャンプ場は圏外なのがちと不満…。
林間で風が防がれた分、この夜はいくらか温かく感じた。
さて年頭、いきなり成人の日を絡めた3連休だ。
寒さに怯まずキャンプツーリング行くぞーっ!ってことで房総半島へ。
何かと相性の悪い土地なので、念のためチェーンなど携帯し、9:40出発。
金より時間を優先させてアクアラインを使おう。
環七を南下。平和島で右折し産業道路へ。この辺りから激しい渋滞。
大型車が多い上、サイドバニアを付けているので擦り抜けにくい。
それでもなんとか渋滞を抜けて給油を済ませアクアラインへ。
海ほたるへ到着したのは11:00。ここでトイレと朝食兼昼飯。
食べたのは穴子とあさりの釜飯。1187円。うーん、まぁまぁかなぁ。
海の上は遮るものも無く、風がやたらと強かった。
木更津で千葉に上陸。R127で内房を南下。
最初の目的地は林道竹岡線。国道は結構混雑気味だ。
館山道・竹岡ICの手前を右に曲がって、館山道の下をくぐって12:30、起点に到着。
ここでいいのかなぁ。っと、いきなり素掘りのトンネル。
暗くて狭い穴蔵を抜けたところで畑作業をしている人がいた。
「すみません、この道、抜けられますか?」
「峠で二手に分かれてるけど、道が悪いよ」
お礼を言って先へ進むと、その言葉通り、ぬかるみだらけ。
こりゃいかんと思ってたら、マディ区間出現。
この荷物でコケたりスタックしたりは勘弁して欲しい。
正月以来の腰痛を考えて、今回のツーリングではアタックは自粛しよう。
ってことで大人しくUターン。さっきのおじさんに挨拶して竹岡線を撤退した。
続いて向かったのは林道金谷元名線。
富津金谷ICの数百m手前を左折したところが起点だった。時刻は12:50。
「300m先で全面通行止」と看板があったが、試しに行ってみよう。
フラットダートのワインディングを登ると一気に景観が開けてきた。
素晴らしい眺めだ。
通行止めなど全くなく、岩の切り通しやトラバースルートを快走。
ぽかぽか陽気で暖かい。荷物が重いのでのんびりと安全運転。
竹岡線とのT字路を過ぎ、開通記念碑を越えた辺りからちょっと路面状況が変わった。
幅員は狭くなり、クレパスや雑草が路面にちらほら。
その後も特に通過困難な箇所もなく、13:22、無事完走。
終点からR127へ出て、ちょっと木更津方面に戻り、13:30、鋸山へ。
ロープウェイの料金は往復900円。観光道路の二輪通行禁止が癪に障る。
目の前に迫ってくる切り立った断崖が印象的だ。
展望台からの眺めも良い。ちなみに山上の休憩所は猫だらけ。
日本寺の大仏や地獄のぞきは時間が勿体無いのでパスしよ。
すぐにロープウェイで戻って、14:05、出発。
R127を南下。内房なぎさラインと呼ばれる、海沿いの趣きある国道だ。
以前、スクーターでこっちの方まで釣りに来たことがある。連れのM氏はXLRだったか。
途中で嵐になって大変なめにあった。まぁそれは過去の話。
岩井で県道258を左折。
さて、このあたりは滝沢馬琴の小説・南総里見八犬伝の舞台である。
「敵の首を取ってきたら娘の伏姫の夫にしてやろう」
里見家の殿様が飼い犬の八房にそう告げたところ…ってお話。
嫁を欲しがる犬…まぁ気持ちは判らなくも無いな…。
そんなこんなで舗装林道・奥沢線を抜け、14:30、伏姫籠穴というマイナーなスポットへ。
まぁ門前から見ただけだが、やはり怪異な雰囲気がある。
滝沢馬琴の創作がどこからどこまでなのか判別しかねてしまう。
別の八犬伝関連スポットも見てみたいものだ。
国道に戻ってちょっと北上し、県道89へ。
この辺で野営に備えて買出ししとこう。
14:50、道の駅・富楽里とみやまに寄り道。
駐車場の脇に咲く一面の水仙が美しい。
さて何を買おうかなぁ。
アワビは高いし、サザエも高い…。
アジやイワシじゃつまらない…。
…ん? あれは…まさかっ!?
Σ(゚口゚; ゴンちゃん発見!!
まさかこんなところでパック詰めされてるとは…。99円の投売り状態なのが物悲しい…。
海釣りをする人なら大抵知ってるだろうが、ゴンズイとは毒針を持つ害魚として恐れられている魚である。
こいつが釣れたら、いかにも迷惑な表情でハリごと捨てるって代物。
ごくごく一部では人気があるが、食べようって人はほとんどいない。
それがパックで売られているとは…房総半島、侮り難し。
南紀のイルカに匹敵するレア食材である。夕飯のオカズはこれで決定。
あとは煮豆なんかの惣菜少々とオヤツ用に温州みかんを購入。酒は別の店で仕入れた。
その後、走りながら八犬伝関連のスポットを探したのだが観光案内の看板が見つからず。
15:40、次の林道、増間線の起点に到着してしまった。
増間ダムの脇を抜け沢沿いを進む。やはり所々ぬかるんでいる。
途中、T字路があったが、支線(大沢林道?)は見るからに悪路なので本線に専念する。
ツーリングマップルでは完抜してるように描かれているが結局本線も行き止まりだった。
やはり林道浪漫の情報の方が信頼できるなぁ~♪
ピストンで起点に戻って16:00。
すぐ隣にある駐車場でトイレ休憩。ついでに水道で水を汲んだ。
この辺で野宿の時に使えるので覚えておくといいかも知れない。
県道を進み、16:10、林道・畑塩井戸線の起点に到着。
この林道の終点を幕営ポイントとして予定しているのだ。(林道浪漫の健さんに大感謝!)
登り勾配を進むと視界が開けてきた。未舗装部分はフラットダートで走り易い。
数台の軽トラとすれ違った。交通量は多そうだ。
それにしても夕日が美しい…。
16:25、終点に到着。
手前の広場が林道浪漫で紹介されていた幕営スポットだろう。
房総の山並みの向こうに海まで見える素晴らしい展望。汲み取り式だがトイレもあった。
とりあえず日が暮れる前にテントを設営。
水につけるため米を計ったら、明日の朝食分までしか無いことに気付いた。
さて、落ち着いたところで惣菜をツマミに晩酌しつつ、夕飯調理開始!
パックには約10匹入っていた。
調理済みシールが張られているが、毒針とハラワタを取り除いたってことなのね。
一度全部鍋に入れたが多過ぎる。数尾を鍋に並べ、極薄めにしためんつゆで煮込む。
ちびちび飲みながら火加減・水加減を調節…どうやら煮えたようだ。
では一口…( ̄~ ̄;) ウーン…ん!?
美味い! 白身の肉はウナギやナマズに似た食感。
身が骨から離れにくいが、骨自体が柔らかいのでそんなに気にならない。
頭や皮のゼラチン質など、食べる部位が結構あるものだ。
米も炊いてオカズにしつつ、10匹全部食べてしまった。
99円なら絶対お買い得! 一応、今の季節が旬らしいぞ!!
夜が更けるにつれ、徐々に寒くなってきた。
食事も終え、寝袋に包まって今夜もラジオを枕元に。
胸に乗せたハクキンカイロがポカポカ温かい。
羽田か成田か知らないが、頻繁に空を行き交うジェット機の音が近くに聞こえる。
いつも自宅で聞かされる環七の騒音よりは素直に眠れそうだ…。
以前、書いた「GARMIN GPSMAP60CS日本語版」。
実は年末にボーナスで買ってしまいました。(≧▽≦;)
秋葉原であちこち探して、予算内の値段を見つけたもので…。
Vista-Jと比較したインプレなど、いずれ詳しく解説したいと思います。
ルート探索、結構役に立ちますよ。
今日が仕事始めだったのですが、実は昨日トラブル対応で午前中事務所に行ったわけで。
とりあえず、あけましておめでとうございます。
さて、今日仕事が終わってからバイクで世田谷の風魔プラスワンまで行きました。
スノーチェーンの装着で使うチェーンバンドが一つ壊れたので補充したんですけど、
ついでにいろいろスノーチェーンについて聞いておきました。
そこで初めて知ったのですが、チェーンバンドの使い方が間違ってました。
( ̄∇ ̄;)ハッハッハ 大晦日よく事故起きなかったなぁ。
お正月も終わり、いよいよ冬本番って感じですね。
「正月はさすがに実家に帰らなきゃなぁ…」と思いつつ、もう大晦日。
年内に帰省する予定がずギリギリまで延びてしまった。
まぁ、今年中に帰れればいいや。
今日一日あれば十分だろうから、寄り道しながらのんびり行こう。
ちょっと寝坊して11:30出発。まず目指したのは宮ヶ瀬湖。
先日の積雪がヤビツ峠にまだ残っているらしいのだ。
スノーチェーンと軽アイゼン、それに工具もろもろ持ってレッツゴー。
天気予報では昼過ぎから雪とか言っていたが、この装備なら心配あるまい。
環七から青梅街道、五日市街道、環八、甲州街道と順調に進む。
こないだハンドルカバーが盗まれてしまったので手が寒い寒い。
府中から鎌倉街道で多摩へ。この辺りから天気が怪しくなる。
予報通り雪が降り始めたと思ったら、えらい勢いで積もり始める。
12:40、橋本手前のセブンイレブンに寄って軽い昼食。
肉まんカレーまんホットハニーレモン。
ついでに軒下を借りてレインスーツの上下を着た。
走り始めたが雪はどんどん降り積もる。
雪道を走る車列は思いっきり低速。まぁ当然か。
「こりゃ峠はやばいな」っと当初の予定を中止。
R16からR129で厚木に出るルートに変更した。
降り積もった雪が踏み固められた圧雪路となったR129を南下する。
「幹線道路なら、なんとかいけるだろう」と思ったのだが甘かった。
時々リアが滑る路面状況で、チェーンの必要性を徐々に感じ始めたその時。
13:20、どこかの道路と交差する緩やかなカーブの陸橋でハプニングは起こった。
カーブに沿って曲がろうと重心を少し移動したら、リアがスーッと横へ流れる。
やばいやばいっとステップ加重で堪えたのも2秒ほど。
磨き上げられた鏡面のような一面のアイスバーンでタイヤのグリップ力は皆無だった。
あえなく転倒して横向きにグルリと回転しながら車道を20mも滑走。
カーリングのパックの気分をしばし味あわせてもらった…。
横を同様に滑るバイクの向こうに、停車する後続の大型トラックが見えた。
車間距離を開けてくれてて助かった。。。
まじで一歩間違えれば死んでたかも。。
幸い体もバイクもダメージはほとんどなかった。
慎重に踏ん張ってどうにかこうにかバイクを起こす。
両足を伸ばして二足二輪で支えながらローギアのアイドリングで陸橋を降りた。
すぐに路肩へよせて停車。しばし気持ちを落ち着けるブレイクタイム。
目の前の道路には、凍結で駆動輪が空回りしてスタックしている車が見えた。
路肩の前後にも続々と避難してきた車がやってくる。さてどうしたものか。
バイクを置いていくという選択肢もあるが、やるだけのことはやってみるか。
ディバッグからスノーチェーンを取り出して装着作業開始。
ついでに両足のライディングシューズに簡易アイゼンも付けた。
初めてなので手間取ったが、30分ほどで作業完了。やれやれだぜ。
ちゃんと走れるのか不安があったが、結構しっかりグリップしてくれた。
アイゼンもGood。凍結路面に足を着いた時の安心感は絶大だ。
シフトアップやリアブレーキはしにくくなったが、デメリットを補って余りある。
スノーチェーンの取り付け具合が悪いのか、チェーンガードに干渉するのが気になる。
しかしまぁ、音が煩いくらいで深刻な問題はないだろう。
少し走ってまだ厳しそうならバイクを置いてこうと思っていたが、これなら行けそうだ。
車線上には動けなくなった車。
路肩にはチェーン装着や放置された車。
救急車も頻繁に往来している。そんな状況で大渋滞の交通マヒ。
厚木でR246にようやく合流できたのは14:50。
そこからも長い長い大渋滞の車列は続く。
積雪で首都高速・東名自動車道・厚木道路など有料道路は軒並み通行止め。
そのためR246やR1に交通が集中してしまったらしい。
キャブがアイシング気味なのか、エンジンのオーバークールなのか、ややもすると信号待ちでエンストさせてしまう。
少しスロットルを煽り気味で高回転を意識しつつ走った。
意識して体の雪を払わないと、すぐ雪だるま状態になる。
一度、地図を見ようと顎を引いたらヘルメットに積もった雪がドサリと落ちてきた。
あと気になるのはシールド。内側に水滴が付くのが煩わしくて仕方ない。
っと途中、発車寸前のジェベルがいた。同好の士に会釈。
「お、チェーン!?」と声が聞こえたので、後ろに向かってサムアップで応じた。
ちょっといい気分。
進むうちに雪が雨に変わり始めた。積もった雪が溶かされて、路面状況が回復してゆく。
渋滞の流れも少しずつ緩和されてきた。路肩ではチェーンを外している車もちらほら。
ここらで僕もそろそろ外そう。
「普通の路面で使うと走行距離10kmくらいで切れるので、こまめに着脱を」
そう購入時に注意されていたのだ。
15:30、伊勢原の辺りにあった駐車スペースにバイクを止めチェーンを外す。
着けるのに比べて、外すのは手早くできた。
作業中、ジェベルが追い越して行くのを見かけたが、追いつけるかな。
さぁこれでペースアップして進めるぞ。いざ出発っ!!
…とセルを回せど一向にエンジンがかからない。。
最近エンジンの始動が悪く、プラグやオイルの交換で改善しつつあった。
昨日バッテリーも交換したのだが、気温と湿度によるアイシング(オーバークール?)には勝てなかったか。
何度もセルを回しているうちについにバッテリーがあがってしまった。
押し掛けを試したが足元が溶けた雪のシャーベットでどうにもトルクが得られない。
はぁ…最寄のGSまで押して、バッテリーを充電してもらうか…。
大晦日の夕方、グチャグチャのR246の歩道をヒーコラ言いながらセローを押し歩く。
バイク屋に注文中のキックセットが、年内に届かなかったことを恨みつつ…。
右手を仰ぎ見ると、雪化粧した大山が悠然と見下ろしていた。
休み休み、3kmほど歩いたところで対向車線にENEOS発見。
さらにこちらの車線にもJOMO発見。渡るのは面倒なのでまずJOMOへ。
ぜーぜー言いながらたどりつき、店員に声を掛けた。
「すいません、バッテリーあがっちゃったんですが充電していただけます?」
「いやぁ充電はお時間かかりますよ」
以前、1時間待った経験があるのでそれは覚悟していた。
しかし何か迷惑そうだ。
「構いません、どれくらいでしょう?」
「お預かりして早くても年明けになります」
Σ(゚ロ゚;
年明けはありえんだろ。状況を見てわからんかなぁ…。
やりとりに半ば呆れつつ、儚い希望を抱いて斜向かいのENEOSへ転進。
若い店員に挨拶すると、後ろから店長らしき初老の男性が現れた。
「すいません、バッテリーあがっちゃったんですが充電していただけます?」
「早くても30分ほどお時間かかりますが」
「いいですいいです、一時間くらい平気で待ちます!」
プラスドライバーを一本借りてバッテリーを外し、店長に渡し充電器にセット。
その間、5・6人の店員たちが話しかけてきた。
どこからどこへ向かってるのか、どこから押して来たのかなどなど。
「向かいのJOMO行ったんですか?」
「あそこ、サービス悪いでしょう」
「年明け?困ってる姿見て何とも思わないんすかね」
「帰りにはこっち寄って下さいよ(笑)」
わはは。ちょっと溜飲が下がった。
待ち時間、郵政カブやピザ屋が給油にやってきた。
ピザ屋は可愛そうに雪で転倒してピザを駄目にしてしまったらしい。
GSから電話でお客さんに再配達する旨を謝罪していた。
大晦日に仕事の上、こんな悪天候じゃピザ屋も気の毒だ。
AirH”とノートPCで暇つぶしなどしながら一時間経過。
バッテリーは充電完了。ケーブルを繋げて恐る恐るセルを回す。
数秒間のセル音の後、ドドドドドと無事エンジン始動。
よかったー。(つд`)
充電代金とは別に皆さんにジュース代を差し上げて、17:40出発。
日没はとうに過ぎ、辺りはもう真っ暗。
路面はすっかり回復していたが、渋滞は酷くなっていた。
ずっとずっとどこまでもテールランプが続いている。
すり抜けられるところはすり抜けつつ進んだが、どうにも距離が延びない。
松田を通過したのが18:17。渋滞の車列はほとんど動く気配がない。
脇を抜けつつ山北町へ。この辺りから御殿場へ抜ける峠道になる。
しばらく進んで路肩でチェーン装着作業をしている車が現れ始めた。
これが渋滞の一因のようだ。
足元の路面を靴底で擦って確かめてみると、ところどころ凍結していた。
まだ登り勾配は続く。標高がますます高くなるってのにノーマルじゃやばい。
18:40、僕も路肩に駐車してスノーチェーン再装着。
かじかんだ指先をマフラーの排気で温めながら作業を進めた。
渋滞中の家族連れが物珍しげに僕とセローを見てゆく。
大晦日のこんな時間にこんな場所で奇特な人だ、って思ってるのかなぁ。
こっちも自覚してるよ…。
19:10、出発。
路肩は除雪された雪で埋まっているので渋滞の車列に混ざらざるを得ない。
エンジンが止まらぬよう、アクセルを少し開けてノロノロノロノロ。
峠を越え静岡県内に入ると、車線が増えたが渋滞は相変わらず。
除雪されているが安心するのはまだ早い。路肩や歩道の雪が凄いのだ。
スノーチェーンの寿命を考えると外したくなるが油断禁物、ここはそのまま進もう。
っと、道の駅・ふじおやまの看板。新しい道の駅か?
とりあえずトイレ休憩。この時点で20:00。
箱根に向かっている家族連れと愚痴りあった。
「年内に目的地に着けるやら…」
御殿場を過ぎるとようやく渋滞解消。箱根方面に流れる車が多かったようだ。
裾野にさしかかる辺りで路肩や歩道から雪も消えた。
21:00、コンビニの駐車場でチェーンを外す。これでようやくまともに走れるはず。
ここから実家まで150kmくらい。長い道のりだったがまだまだ遠い…。
紅白もK-1もプライドも諦めた方がよさそうだ。
沼津でR1に合流し、ハイペースで西へ進む。
寒い寒い。無茶苦茶寒い。風も強い。
22:00、道の駅・富士に到着。
自動販売機で『どん兵衛・天ぷらそば』を夕食に購入。
昼間食べた肉まんに続く、今日二度目の食事である。
ここから先は一度給油したのみで休憩なし。
遠州の空っ風に吹き付けられながら、バイパスを走り続ける。
宇津ノ谷峠でも牧の原トンネル付近でも幸い凍結はなかった。
実家に到着したのは23:20。体は芯まで冷え切って強張った状態だ。
まぁ無事に到着できたことを喜ぼう。
何とか年越しに間に合ったのだ。
で、翌日は終日全身筋肉痛。
せっかくの元日なのにツーレポを書くぐらいしか出来ないって一体…。
一年の計は元旦にあり。
どうやら2005年も「痛い」「寒い」年になりそうである。。
仕事は昨日で終わり。一夜明けた休暇一日目の本日は朝から雪です。
天気予報は「都心では積もることはないでしょう」とか言ってましたが、正午過ぎには見事に積もってしまいました。
暖冬の年はドカ雪ってのが東京の通例ですから、まだまだこの冬は大雪が来るのではないでしょうか。
さて。まだ積もってないうちからバイク屋へセローを持って行き、オイル交換を依頼。
「今日が仕事納めだってのに、この天気じゃバイクを引き取りに来てもらえない…」とバイク屋さんも困っておりました。
作業が終わるまで多少時間があったので昼食へ。
早稲田通り沿いにある「栄楽」へ”つけそば”を食べに行きました。
中野区内にはあちこちに大勝軒系や丸長系の美味しいつけ麺屋が沢山ありますが、僕はここのが一番好き。
「い”ら”っしゃいま”せ~」ってオヤジの河岸声に最初はびびるかも知れません。
日曜日・水曜日は普段休みですが、この店も仕事納めらしく、今日だけは水曜日なのに特別営業。
そのせいか、いつもの行列はありませんでした。ラッキー。
うっすら積雪した道を帰宅。停止・発進時にリアタイヤがずるっと横すべりして楽しい~。
以上、ツーレポがご無沙汰なので、写真入りで近況を提供いたしました♪
昨日、「日帰りで三浦半島へツーリングにでも行くか」っと出かけたのですが、
第三京浜の保土ヶ谷PAでデジカメの電池が空だったことに気が付きました。
あとバイクのエンジンの調子も悪くてなかなか始動せず、
バッテリーがあがってしまうんじゃないかと不安に。
(プラグ交換で多少ましになったのですが)
んな感じでネガティブな要素が重なったので途中でUターンして帰ってきました。
あとは終日「24」や「マトリックス」3部作など借りてきて引きこもり。
師走の貴重な日曜日を贅沢に浪費してしまいました。
今年は100台ちょい。いやぁ凄い数でした。
僕もセロー君にトナカイの角を付け、キャリアに小さなツリーとサンタを乗せ、
銀座・新宿・渋谷を走ってまいりました。
こちらは有志によるまとめ動画(65.4MB)です。
右クリックして保存して下さい。
一夜明けて、今日は少しバイクのメンテ。
プラグ、エアフィルター、フロントブレーキ・パッドを交換しました。
明日はどこか日帰りで行って来ようかなぁ。
前々から箱を積んだオフ車には興味がありました。でもサイドバッグが使える僕のセローの場合、箱単体よりサイドバッグ+リアバッグの方が積載量が大きいのです。そんなわけもあって、敢えて箱には手を出しませんでした。しかし新潟のバイク隊でバニアケースを付けたセローに出会って心境は一変。「箱(・∀・)イイ!!」と早速真似することにしたのです。
A.バニアケース
まずはバニアケース。キャリア、サイドボックスともにワイズギアから出ている商品です。それにしても値段が高い…。定価で取り寄せるのは辛すぎます。ワイズギア製品を10%割引で販売している業者をYAHOOオークションで見つけ、僕はそこに注文。2万円以上は送料無料ってことで結構お得でした。ノーマルの状態でこのバニアケースを装着するとリアウインカーが隠れてしまうのですが、僕の場合、バッグ編で紹介したウインカー移設を済ませてあるので無問題。ラッキー♪
ワイズギア マルチキャリア 3BOX用
いろんなバイクに装着可能な汎用キャリアです。実はこの製品のことは以前から知っていたのですが、商品説明に「オフロードでは使用しないで下さい」と注意書きがあるので選択肢から外してました。しかし新潟で開発に協力した人と話をする機会があり、TTRに装着して林道走行の強度テストをしたとのこと。それを聞いて購入に踏み切りました。このキャリアは説明書に従って組み立てる必要があります。と言っても各部品をボルトで固定するだけで作業は簡単。車体に応じてキャリアの幅を二段階に調節可能です。セローは狭い幅でOK。
※ このキャリアをオフロードで使用して万一事故など起こしても、僕もメーカーも責任持てませんのでご注意を。
サイドボックスE21(左右セット)
バイクのケースメーカーで有名なGIVIのOEM製品なのかな? ガチャリとワンタッチでキャリアに固定、開閉や取り外しには鍵が必要で盗難対策もしっかりしてます。片側21リットルの容量と、優れた防水性能は魅力的。これを着けたまま二回ほど転びましたが立ちゴケ程度なら表面が傷付く以上のダメージは無さそうです。ただサイドバッグ以上に車幅が広くなるので、すり抜けや獣道には向きません。また、アスファルトでスピード出したまま転んだら流石に壊れると思います。まぁ壊さないよう安全運転を心掛けるのは良い副作用かも知れませんね。
キャリアの装着方法
キャリアは4本の固定ベルトでバイクに装着します。幅にかなり余裕があるので大抵のオフロード・バイクに適合するのではないでしょうか。ちなみに真ん中のワイヤーはキャリアの盗難防止用。ベルトはズレないようにフレームやキャリアが分岐・結合している箇所に縛ります。バックルに近い位置で縛ると後で締め付け易くなります。
四隅をベルトで締めつけます
前後左右の位置を確認してキャリアを乗せ、四隅にベルトを通します。後はキャリアの位置がズレないよう気をつけながら各ベルトを徐々に締め付け。最後は力任せで、これでもかとギチギチに。布製ですが、かなりガッチリ固定されます。余分なベルトをタイラップでまとめ、盗難防止ワイヤーをヘルメットホルダーに通して、キャリアの装着は完了です。サイドボックスの着脱は力とコツが必要ですが、すぐ慣れると思います。サイドボックスの中身ですが、片方は工具と雨具、もう一方にテント・ハンマーなどなど。野営時に箱ごと外さなくて済む物を入れてます。
B.トップケース
一度だけバニアケース+リアバッグという組み合わせでツーリングへ行ったのですが、バッグが邪魔でサイドボックスの蓋が開けませんでした。そこでトップケースも付けてしまうことに。
ワイドストッカー WY-540
選んだ箱はアイリスオーヤマのワイドストッカー・WY-540。近所のドイト(DOIT)で1100円くらい。安っ!! 容量は74リットル。本体とフタとの蝶番が弱そうなのが気になりますが、普通に使っている分には平気でしょう。左右の取っ手の位置に金具を付け、固定ベルトで横向きにバイクに装着させます。
さて、こいつを3BOX用キャリアに乗せるだけでは、ちょっと不安定で心許無い。上手いこと組み合わせて安定するように足を付けることにしました。ホームセンターでゴム製の丸足を四つ購入。サイズは高さ5cm・直径5cmのやつでした。
ゴム足の位置を確認
アイリス箱を裏返し、底面に3BOXキャリアを乗せて足を付ける位置を決めました。写真だと下方が箱の開口部(=バイク後方)になります。実際にバイクに乗せてどんな感じになるかも確かめましたが、ゴム足だけでは3BOXキャリアの高さにちょっと足りないようです。さてはて、どうしたものか。
ゴム板を挟んで足を固定
足りない高さを補うため、ゴム板を足の付け根に挟むことにしました。厚さ1cm・四辺10cmのゴム板を購入し、5cm角に四等分。ストロボで写真が白く飛んじゃってますが、ゴムの色は黒です。取り付け位置を確認し、箱はドリル、ゴム板はカッターナイフなどで穴を開けました。後はボルトでゴム足を固定。
撮影してませんが、箱の内側には長めの金属ステーを付け、足の固定位置を補強してます。
足の取り付け完了
足を取り付けたことで、アルミキャリアから浮いていた後方部分が安定しました。また、3BOX用キャリアのパイプとゴム足や箱の凹凸とがいい感じに噛みあうため、前後にズレる心配も解消。さらにキャリア上面に滑り止めパッチを何枚か張り付け、箱底部でキャリアと干渉する部分をカッターナイフで削り、ガタつきもほとんど無くなりました。
小さな南京錠を取り付け
中身の盗難対策にフタと本体に穴を開けて南京錠を付けました。縦長の錠を買ってしまいましたが短い方が良さそうです。外した錠を引っ掛けておく穴もついでに脇に開けました。トップケース自体の盗難対策はまだ施していません。鍵付はいれーぬを使おうか、それとも3BOXキャリアと同様にワイヤーで…と色々考えている最中です。
ベルトでバイクに固定
キャリアやフレーム、グラブバーなどにベルトを通して、バイクとトップケースを固定。樹脂製の箱が傷まない程度に締め上げて下さい。できれば蓋にドカシーやテントポールを縛れるベルトを付けたいけど、とりあえずこれでトップケース装着完了です。
箱セロー完成!!
トップケース74ℓ + バニアケース21ℓx2=116ℓ。…箱だけでこれまでの積載能力を軽々超えます。タンクバッグ9ℓ + ウェストバッグ3.5ℓを加えると128.5ℓ。バッグ積載に比べて32ℓ増! 最後に長所と短所をまとめてみました。キャンプしながらのロングツーリングなら、やはり箱が断然便利ではないかと思います。
■ 長所 | ■ 短所 |
---|---|
・雨に強く、中身が濡れる心配がほとんど無い。 ・鍵など盗難対策がなされている。 ・道具を収納しやすく、パッキングが楽。 ・トップケースは野営時にテーブル・イスとして流用可能。 ・いざとなればトップケースの上にも積載可。 |
・大量の荷物で操縦しにくくなる。 ・高速走行での空気抵抗が大きい。 ・リア荷重に偏りオフロード走破の困難さが増す。 ・ついつい不必要な荷物まで積んでしまう。 ・乗降が面倒くさい。 |
えー、街中に出ますとクリスマスの飾りつけがこれでもかと目に付く季節。
プレゼントをあげる相手もいるわけじゃなし。今年も孤独をかみ締めております。
さて、去年に続きまして某chで企画されているクリスマス・パレード。
どうせ暇なので今年も参加いたします。
04’クリスマスパレード in 関東 まとめサイト
http://www.geocities.jp/x_mas_2004_bike/
去年は60台のバイクに乗ったサンタが、イブの東京を走り抜けました。(交通法規遵守)
今年は何台集まるかなぁ。その後、Kannaに行く予定っす。
ついに出ました、GARMINのGPSmap60CS日本版。
ディスプレイがカラー表示になっただけでなく、
稼働時間・地図格納メモリ・軌跡ポイント数などいろんな点がスペックアップ。
PCとの接続もUSBで使いやすくなった。
(マップソースのバンドルは要らないけどさ)
しかし問題は価格。
標準小売価格¥114,000…。。。
高すぎ…orz
しかし欲しいなぁ。ボーナスも出たばかりだったよなぁ…。
とりあえず今週末に秋葉原行って実売価格をチェックして来るつもりです。
ちなみに今後、Vista・Legendなど携帯性能に優れたeTrexシリーズの
カラー日本語版も発売予定なので、そちらを待ってみるのもいいかも。
せっかくGPS機器使ってるんだから、ツーリングの軌跡をカシミールで地図上に再現してサイトに載せたいんだけど面倒で…。
明け方にどれくらい寒くなるか心配だったが、朝の最低気温は6度だったらしい。
念のため今回も寝袋二枚持ってきたがダウンインナーのおかげで一枚で十分だった。
7:00くらいに目が覚めたが、寝袋の中でゴロゴロと転寝。
カイロのベンジンのせいか、乾燥した冷たい空気のせいか、ちょっと喉が痛い。
外で挨拶が聞こえ始めて、ようやく起き出したのが7:30。焚火を囲み各々のんびり朝食の支度。
僕はお茶漬けの素を入れた炊込み御飯にフィッシュハンバーグ、それにインスタント味噌汁。
みんなで調理していると管理人が車でやって来た。
まさかと思ったが、やはりキャンプ代300円を徴収された。
自治体管理なので仕方ないが、水道・トイレも使えなかったのでちょっと不満。
しかし文句言われずに野宴できることを考えれば安いものか。
食事が済んだ人から各自テントを撤収。
焚火の灰を片付け、痕跡を徹底的に消して後始末完了。
バイクへの荷物の積み方にはやはり個性が出る。
純正バニアケース、シートバッグ、アイリス箱。ドカシーで巻いて縛ったり。
暖気しながら待ちつつ、皆がそろったところで解散。時刻はすでに11:15。
挨拶して散ってゆく。って、僕が最初に出発してしまったのだが。
キャンプツーリングでこんな遅い出発時刻は初めてだが、たまにはよかろう。
日曜日に自宅で過ごすときはこの時間に起きたりしてるし。
それにしても楽しい一夜だった。また誰かと何処かで会うんだろうなぁ。
さて、本日のツーリング開始。
まず向かったのは大谷崩という大崩落地。日本三大崩れの一つらしい。
県道をさらに山奥、梅ヶ島方面へと進む。
11:20、大谷崩・工事現場の看板を左折し、沢沿いの山道を登る。
途中に別荘の分譲地があった。いくらなんでも辺鄙すぎないか…?
急勾配のつづら折れを抜けて、11:30、大谷崩に到着。
おー、さすがに迫力あるなぁ。山が半分削り取られたような状態だ。砂山で遊ぶ棒倒しを連想させる。
夏に糸魚川-静岡構造線を走ったが、もしかしたらここが構造線の真上なのかもしれない。
5分ほどで見物終了。
タンクバッグに付きまとっていたスズメバチを追い払って出発。
次に向かったのは舗装林道の豊岡梅ヶ島線。山梨県身延町への峠越えルートだ。
すでに冬季閉鎖のはずなのだが、寝袋Mさんがかつて大晦日に越えたそうだ。
凍結さえどうにかなれば行けるはず、とスノーチェーンに軽アイゼンまで準備してチャレンジする気満々。
梅ヶ島温泉郷で県道は終点。裏手の山道へと進み、12:00、林道豊岡梅ヶ島線の起点に到着。
静岡側のゲートは手で開けることができた。
「よしよし」と先へ進んだが、数百m先が工事現場。orz
今日は作業はしてないようだが、若い監督らしき人がいて×を出された。
やむなくUターン。仕方ない。今日は静岡側を巡るしかなさそうだ。
安倍川沿いに来た道を下ってゆく。
曇のち雨、降水確率50%の天気予報だが、意外に晴れて暖かい。
単純に戻るのも悔しいので一度脇道に寄り道したが、未舗装は200m程度しかなかった。残念。
それにしても茶畑多すぎ。
13:00、県道27を口坂本方面に右折。
口坂本の先で通行止めの看板が出ているが気にせず進む。
狭い幅員の山道をグネグネと登っていると、一匹猿が横切った。
路肩で振り返ってじっと見ている。バイクで通過する数秒間、猿とのニラメッコ。
13:25、明ヶ島の道標に到着。ここを左折して谷筋へ下った。
道なりに進んで、権七峠林道の起点に到着。
(今回も『林道浪漫』さんの地図を参考にしました。感謝!)
林間から展望の開けた山腹まで、登り勾配が数km続く。
いくつめかのカーブを曲がったとたん、「ターンッ!!」っと大きな音。
バイクか荷物がどうにかなったかと思ったが、谷底から聞こえてきた猟銃の音だった。
途中に駐車していた何台かの車輌は猟目的のハンターだったのかな。
ほとんどフラットな砂利道だが、ところどころクレパスあり。
峠付近の展望は素晴らしかった。
13:50、終点の笠張峠で県道60号線=南アルプス公園線に合流した。
県道を少し北上して、13:55、富士見峠PAに到着。南アルプスの展望を楽しむ。
標高と曇天のせいでだいぶ寒くなってきたので、ダウンインナーを着込む。
PAから来た道を戻り、作業道京塚線を目指して笠張峠経由で県道189を下った。
14:15、作業道の入口に到着したがバリケードと重機で塞がれて入れない。
南アルプス公園線で迂回するか…とUターンし来た道を戻る。
しかし14:25、南ア公園線の分岐でよく見たら、大間までの区間が全面通行止との看板。
むぅ、困った。でも行けるとこまで行ってみようと進むことに。
展望の良いトラバースルートを暫く走ると、やがて工事区間が現れた。
小さなバリケードはあるが人はいない。片側一車線は作業済みのようで問題なさそう。
そーっと200mほどの区間の脇を抜けさせてもらった。
14:40、無事に林道一本杉峠線の起点に到着。工事区間のすぐ先だった。
そのまま一本杉峠林道へ突入。最初は簡易舗装がされていたが、やがて未舗装に。
多少アップダウンはあるが、ほぼ真っ直ぐな稜線沿いの林道だ。
しかし周りは樹木に囲まれて展望は無い。
重機やダンプの交通が多いのか、路面はしっかり踏み固められている。
土に水溜りの多い区間で多少の泥濘があったが、走行に問題なし。
調子に乗ってぐんぐん走る。時間が気になるので支線は敢えて無視。
14:45、右手に分岐のあるT字路に車が駐車してあった。
と思ったら、すぐ先で営林作業の現場に遭遇。
進路上で重機が横向きに作業中。こりゃいかん。すぐにUターン。
手前にあった分岐を折れて支線(?)に進んだ。この道、県道に抜けられるのかな?
ややガレ気味の悪路をひたすら降りる。急勾配・急カーブで楽しい。
14:55、「林道川久保線」と書かれた大きな看板のある三叉路に出た。
正面は鉄塔の立ち並ぶ真っ直ぐなフラットダート。右手は舗装の下り道。
とりあえず正面へと進んでみたが、作業中のトラックが遠くに見えたので止めといた。
分岐まで引き返し下り坂へ。ほとんど舗装だが時々未舗装部分も現れる。
ウネウネとワインディングを下りきり、15:05、南アルプス公園線に合流。
この分岐にも大きな看板があった。
県道を南下して、15:12、湯ノ島温泉に到着。ここでようやく昼食。
朝食に米を食べたからこの時間まで我慢できたが、実は滅茶苦茶空腹だった。
温泉に併設された食堂・玄国茶屋で蕎麦定食840円を注文。
どんな蕎麦がいいのか聞かれたので、ざるそばにしてもらった。
待ってる間、自分でお茶を煎れて飲む。はぁ、ほっとするなぁ。
出てきた定食は盛り沢山で、炊き込みご飯に天ぷら、手打蕎麦のどれも美味。
特に海苔で山芋を挟んで揚げた天ぷらが印象に残った。満足満足。
食後は500円を支払って温泉へ。
受付は16:00締め切り、入浴も16:30までなので時間的にかなりギリギリだった。
趣のある木造の建物で、畳敷きの無料休憩広間の向かいにある階段を下りたところが浴場。
露天風呂は無く、やや塩素臭が漂っているのは不満だが、それでもじっくり温まって実に良い気分である。
寒い日の温泉はやはり最高だなぁ。
さて、後は帰宅するのみ。
16:25、出発。日没間近で薄暗い県道を南下。
16:40、R362を経て、17:00、R1静清バイパスへ。
この頃には完全に夜。さすがに日が短い。17:40、道の駅・富士で休憩。
沼津を経てR1をそのまま東へ。箱根峠へとワインディングを登る。
うーん、寒くなってきた。路面温度は6度と表示されている。
18:55、峠を越えて有料道路の箱根新道へ。途中、追い越し車線で事故処理をしていた。
二台停まっていたオフロード・バイクの内の片方はセローだ。ひとごとながら心配になる。
警察と話をしている二人がライダーかな? 大事じゃなければいいのだが。
19:10、小田原厚木道路に乗り東名高速道路を目指す。
箱根からのこの区間、料金所が多くて面倒くさい。
19:25、大磯PAで休憩。小腹が空いたので天ぷら蕎麦。って、また蕎麦かよ。
20:00、厚木JCTで東名に。20:20、東京ICを降りてR246~環七で帰宅。
自宅に着いたが、なんだか寒いよ…。
調べてみたらこの日の東京は終日7度前後の気温だった。静岡の山の中より寒かったようだ。
やはり疲れていたようで、すぐに横になって翌朝10:00まで爆睡…体は正直だなぁ。
「冬キャンプツーリングなんて楽勝楽勝」とか強がりつつも、寒さと寝不足で疲労困憊だったらしい。
それでも風邪をひかないってことは…ん? 健康なだけか?
今回の目的地は静岡。目指すは安倍川上流の梅ヶ島キャンプ場。
某巨大掲示板群バイク板のキャンプスレッドで企画されたオフ会の会場である。
基本的にソロ・キャンパーの気ままな集いなので装備は普段と変わらない。
静岡へ行く旨を塩犬掲示板で事前に告知したところ、
新潟で知り合った川崎の寝袋Mさんからメールで連絡があった。
今週末は実家の清水に帰省しているそうで、よければ土曜日に静岡・清水を案内してくれるとのこと。
お言葉に甘えてお願いし、ほとんど地元民しか知らないようなスポットをリクエスト。
自分の生まれも清水だが、生後間も無く引っ越したので土地勘は余り無い。
あの周辺は親戚も多いのでその後も何度か訪れたが、最近はとんとご無沙汰である。
んなわけで寝袋Mさんとは土曜日の10:00に清水ICで待ち合わせることに。楽しみ楽しみ。
さて、前夜なかなか寝付けないまま迎えた当日。
7:30出発のつもりが目が覚めたら8:30。Σ(@口@;;;うわぁぁ
あわてて寝袋Mさんの留守電に待ち合わせ時間延期の連絡。
荷物をまとめてバニアケースと今回初使用のトップケースを装着し、8:50出発。
急いで東名・東京ICへと向かった…のだが渋滞…。
料金所に到着したのは9:40…。家から10km程度なのに50分も…。
何はともあれ港北ICで到着予定時刻をもう一度電話。
ついでに朝飯として肉まんを一つ食べた。
10:50、足柄SAでもう一度電話。11:35、清水IC。ようやく到着。
本来の待ち合わせ時間から一時間半以上も遅刻してしまった。。
寝袋Mさん、本当に申し訳ない…ごめんなさいっ!! m(。_。;))m ペコペコ…
ここから先はMさんにお任せ。
まずナビゲートされたのは末廣寿司。清水で有名な超高級寿司屋らしい。
でも事前に昼飯の店は決めていたので、ここは外から眺めるだけで清水駅へ。
途中の清水市街に僅かに残された古い街並みが、僕の遠い遠い記憶を刺激する…。
12:00、駅前のスーパーで買出し。話の種にイルカの肉を捜したが置いてなかった。残念。
10分ほどで買出しを終え、清水港へ向かう。
清水ドリームプラザの先を左折し、12:20、フェリー乗り場に到着。
ここから下田へ高速フェリーが出ているらしい。
桟橋のたもとにバイクを停め、先端まで行き港越しに富士山を仰ぎ見る。
フェリーの作業員にバイクを退けろと注意されたので慌てて出発。
三保半島の内側をグルっと回って、12:30、三保の先端・真崎へ到着。
ここからの富士山の眺めも素晴らしい。釣り人やダイバーが砂浜にちらほら。
寝袋Mさんもダイビングでこの辺へよく来るらしい。多趣味だなぁ。
さぁ、ここから寝袋Mさんのとっておき。砂浜走行のはじまりはじまり~。
「比較的固いから平気平気」とKDXで軽快に砂浜へと飛び出して行った。
キャンプ道具満載だからアタック系は止めて、と伝えておいたはずだが…。まぁいいか♪
うわぁぁ。スピードに乗る前にバランスが崩れる~。
必死で堪えつつも、1kmほどで轍に乗り上げて転倒。
右足をバイクの下敷きにしてしまった。マフラーに横向きで挟まれてどうにもならない…。
寝袋Mさんの手助けで脱出。念のためブーツ履いて来て助かった。
ケースに積んだ荷物が重く、バイクを起こすのも一苦労。
しかし、転倒しても壊れなかったのは評価してもよかろう。
この程度の深さの砂地も未熟な僕にはちと厳しい。
Mさんにお願いして砂浜を少しパスし、内陸部を三保飛行場より南まで進んだ。
その辺りからは路面も固くなり走りやすくなる。
侵食されつつある浜沿いを砂を撒き散らせながら快走。
その後は何とか転ばずに済んだ。あわや転倒というときも意地で踏ん張り持ちこたえた。
あの荷物でよくもまぁ…。その分、激しく疲労して汗だくに。暑い。でも楽しい。
数kmを走り終え、13:05、三保の松原・羽衣の松に到着。
こんなところでオフロード走行が楽しめるとは思わなかった。
案内してくれた寝袋Mさんに感謝!!
次に向かったのは日本平。
13:10、途中のスーパーにまた寄ったがイルカはなかった。
清水周辺のスーパーでも売ってるって聞いたんだけどなぁ…。
とりあえず酒類を購入。これで野営準備OK。
13:30、日本平旧道へ。春には桜が美しい道だそうだ。
清水エスパルスのスタジアムの脇を抜け、細いワインディングを登る。
13:35、富士山をバックに清水港を見下ろす絶景スポットに到着。
旧道を登りきったところで日本平パークウェイへ。最近、無料になった快走ルートだ。
ウネウネとワインディングを下り、静岡市街へ。
予定している食事処までまだ距離があるので、腹つなぎに安倍川餅を食べることに。
14:05、安倍川橋手前のかごや商店に到着。
その場でおっちゃんが安倍川餅をコネコネ。きな粉4つに餡子4つの合計8つで一皿400円。
店内に設えられた席でノンビリとお茶を啜りつつ餅を味わった。
甘味が砂浜で疲れた体を癒してくれる。お茶も美味い。緑茶、やっぱ美味い。
おしゃべり好きのおばちゃんとの会話も楽しかった~。
食べ終わって14:25、出発。
市街地を経て給油を済ませ、梅ヶ島方面へ安倍川沿いを北上。
山間部に入るにつれ、段々寒くなってきた。
15:00過ぎ、やまめ料理専門店・見月茶屋に到着。すっかり遅くなってしまったがお待ちかねの昼食だ。
二人とも見月定食1500円を注文。山女の刺身に塩焼き、小鉢沢山と蕎麦・味噌汁と盛り沢山。
塩焼きは頭も骨も食べられるように、よーく焼いてある。
さっき安倍川餅を食べた後なので、すっかり満腹に。小食のMさんは苦しそうだ。
食事を終えて15:40。外に出てみたら静岡市街方面から箱を積んだジェベルがやってくる。
案の条オフ会参加者のようだ。挨拶して見送り、しばらく後に我々も出発。
緩やかなカーブの続く楽しい道だ。寝袋Mさんが飛ばす飛ばす。
セローで必死で追いかけていると小千谷でのバイク隊を思い出すなぁ。
やがて箱ジェベル氏に追いついた。
と思ったら、「ビィー!!」っとフォーンを鳴らして箱ジェベル氏が停止。
「??」と思いつつ我々二人は追い越して先へ。
後から聞いたら、フォーンからグリップヒーターの電源を取ってる配線の不具合だったらしい。
そうこうしているうちに孫佐島の集落へ到着。
コンヤ温泉を左折し、看板に従ってダートを抜け、16:00、梅ヶ島キャンプ場に到着~♪
すでに何台かバイクが停まっていた。全部オンロードだ。
木立の向こうでテントを設営中の模様。
とりあえず受付を済ませねば…ん? 受付のカーテンが閉ざされてる…。
テント設営中の人たちに近づき、まずは挨拶。管理棟のことを聞いてみた。
「不在みたいです。水は止められててトイレにも鍵が…」
Σ(゚口゚;
キャンプ場なのに水もトイレも無しって、こないだの日光かよ…。
あぁいいや。一気に野宿モード。これはこれで楽しい。
リアカーを借りてテントサイトに荷物を運び、ムーンライト3を設営開始。
寝袋Mさんは焚火の準備に加わっていた。どうやら焚火好きらしい。
やがて箱ジェベル氏も到着。その後もちらほらいろんなバイクが。結構な人数になりそうだ。
テント設営後、飲み水を汲みにMさんと近所の民宿へ。
玄関で声を掛けたが誰も出ない。仕方なく外の水道で2L汲ませてもらった。
ここで寝袋Mさんとはお別れ。今夜、用事があるので帰宅しなければならないそうだ。
「これみんなで食べて」とさっきの茶屋で買った地元産椎茸をプレゼントされた。
Mさん、一日ナビゲーターありがとうございました!
日も暮れて、誰とも無く焚火を囲み、宴会へ突入。
どうやら今日は我々のグループだけらしい。
各自が思い思いに自分の夕食を調理しつつ酒を飲む。
匿名が基本のサイトで集まったからか、特に自己紹介も無いままだ。(笑)
それにしても皆個性的だ。さすがこんな季節にキャンプ・ツーリングするだけのことはある。
普段からソロ・キャンプをしている人たちなのだが、装備が異様に充実しすぎ。
ストーブに鍋・金網、塩コショウ、醤油は当たり前。
焚火用にノコギリ・ナタ・ガストーチ・電動ふいご・手製ネイチャーストーブ・枝切りバサミ。
調味料だとバター・マーガリン・麺つゆ・カレーパウダー・練りからし・マヨネーズ。
ハクキンカイロ使用率も異常に高い。四次元ポケットのように何でも出てくる。
料理も各種各様で面白い。
ちなみに今日の僕の夕食は桜海老の炊込みご飯。
おかずは黒ハンペンとおでんの粉を使用した静岡おでん。
ピーマンと肉を焚き火で炙っていたussyさんが長い竹串をみんなに分けてくれた。
その串に色々刺して焚火で炙ったり、金網で焼いたりして互いに振る舞いあう。
箱じぇべるさんはハム。dgrさんは手製の鳥ハム。僕はMさんの椎茸。
茄子を丸ごと刺して炙っている人もいた。棒茄子…ボーナスっ!?
その他にもメザシ、雷コンニャク、黒ハンペン、ジャガイモのホイル焼き…。
炊事場が使えないとは信じられないほど、バラエティに富んだ料理が振舞われた。
やがてみんな満腹になり、酒主体でまったりモード…。
コーヒー豆を漬け込んだ焼酎やウイスキー。
思ったほど寒くもなく、いい感じの夜宴になった。
ってところにさっき到着した銀薔薇さん。
「いまから鍋作りますんで」
Σ(゚口゚;
…嬉しいけど苦しい~。辛いけど美味い~…。
何だかんだ食った食った。
男9人がいろんなネタで馬鹿笑いしつつ梅ヶ島の夜は更けてゆき、宴が終わったのは1:30。
8時間にも及ぶ長丁場だったが思い返してみればあっという間だ。さて寝よう。
っとその前に食べたら出さねば。でもトイレ使えないんだよねぇ…。
深夜、紙とスコップを手に梅ヶ島の森へ消えてゆく男たちがいたとか、いなかったとか…。
今、仕事から帰宅。もうすぐ2時ですねぇ…。
大変ですが、ここら辺で踏ん張っておくと年末が多少楽になりそうな気がします。
ん? 普段のツケが回ってきてるだけ? むぅ。言い返せない…。。。
キャンプ道具一式というのは、かなりの量の荷物になります。キャンプ・ツーリングの準備で、まず悩むのがその積載方法。いろいろ道具を買い込んでも、積めないとどうしようもありません。食料や飲料水、キャンプで出るゴミにお土産など、ツーリング中の増減も考慮してある程度余白も必要です。バイクのパワーや林道走破能力とのバランスもあるので、むやみに容量を増やすわけにもいかず…。装着の簡便さや荷物の出し入れ、盗難対策に防水性能など悩みは多いですね。ってことで、過去のツーレポの写真など交えつつ、僕の積載方法を参考までにご紹介いたします。
A.サイドバッグ
まずはサイドバッグ。僕はセローを買った直後から風魔プラス1のサイドバッグを使っております。バイクに乗る以前に人からもらったされた品で、特に自分で選んだわけではありません。(ぺ~た~さん、その折はありがとうございました)キャリアに高く積み上げるよりも重心が低くなるため、林道走行にも都合いいかと思います。表生地は1620Dナイロンなのでズザーっと転んでも平気です。ただ、サイドバッグをセローで使うには、クリアしなければならない課題が二点ほどありました。
課題その1:リア・ウインカー
セローのリア・ウインカーはキャリアの真横についてます。このままサイドバッグを装着すると、ウインカーが全く見えないか、極端に視認性が悪くなってしまい危険です。そんなわけで、リア・ウインカーはナンバープレートの位置まで下げることにしました。
図解 リア・ウインカー ナンバープレート位置への移設
ノーマル状態のウインカー取り付けの仕組みをじっくりと調べた上で作業開始。まず、サイズがあうL字型の金属ステーと薄手の金属板を使ってステーを自作。(上図の囲まれた部分です)それをナンバープレートのステーに付けて、ウインカーを移動させればOK。でも、その位置までウインカーの配線の長さを調節する自信はありません。結局、そこは行きつけのバイク屋さんにお願いしました。幸いウインカーの配線は継ぎ足す必要などはなかったようで、既存のケーブルの取り回しを変更しただけでナンバープレートの位置まで届いたらしいです。ついでにウインカーの光軸が水平になるよう、万力とハンマーでL字ステーを曲げて角度を調節してくれました。(上図 ※部分)かなり頑丈だったはずなので手間が掛かったろうと思います。ブレーキランプの直下から夜間にナンバープレートを照らす光が出てますので、そこは塞がないように気をつけて下さい。
後ろから見たところ
移設したおかげで、横転時にウインカーを割る心配もなくなりました。また、サイドバッグだけではなくサイドケースの装着も可能になりました。横からも後ろからも視認性に問題なし。この改造はお勧めです。ってか、ほとんどバイク屋さんの工夫のおかげですね。感謝!
課題その2:マフラーの熱
風魔プラス1のサイドバッグはオフロード用に作られており、内側のアップマフラーが当たる部分に難燃素材を使用しています。しかし、直接マフラーが触れるとさすがに耐え切れません。そこでマフラーにMotoFizzのヒートプロテクターを付けました。ご丁寧に大小二つ。(先に小を一つ買ったら小さすぎたので大を買い足しました)なおかつ、排気が直接当たらないようサイドバッグの取り付け位置には気を使っております。
初期は灰色の旧タイプ
注意深く僕のツーリングレポートの写真を見ると、サイドバッグの色が変わっていることに気が付くでしょう。2003年の初期の頃は灰色だったのに、四国ツーリングから青い色に変わってます。実はこれは最初のサイドバッグをオシャカにしてしまったからなのです。いつだったかはっきり覚えてないのですが、マフラーと排気ガスの熱でバッグの内側に大きな穴が開き、合成樹脂で出来た本体も無残に変形してしまいました。かなり気に入っていたのですが、このタイプは残念ながら絶版。他社製品はアップマフラー対策がなされていないしどうしたものか…。
四国ツーリング以降、青いサイドバッグに
悩んでいたところ、四国ツーリングの直前に復刻版が発売され、「渡りに船」と即衝動買い。かくして二代目の青いサイドバッグを入手しました。さて、サイドバッグの中身ですが片方にテント本体+オプショナルフライ+ペグハンマー、もう片方に工具類・水・マットレスなど入れております。上に別なバッグを乗せてると、中身の出し入れがちょっと面倒かも知れません。『ツーリング中はほとんど使わない、重量のある荷物』を入れるのには、このサイドバッグは最適です。防水性能は小雨なら防ぎますが豪雨だと中まで濡れますので注意。最近、黒い色もラインナップに加わったようです。
B.リアバッグ
さて次にリア・キャリアに積むバッグです。
ダッフルバッグは×
最初はドンキホーテで買った横長のダッフルバッグを使用しておりました。しかし、これがどうも使いにくい。底面や中身が安定していないため、衝きたての餅みたいにダラーンとなってしまいます。縦に縛れば多少ましになりますが、その場合はシート後部を占領されるため林道走行時の荷重移動に支障がでます。あまりお勧めできません。そんな不満があったのでリアバッグも四国ツーリングの機会に買い換えようと思いました。
アウトドアメーカーの3WAYバッグが○
寺崎勉氏の著作『新野宿ライダー』を読んでみると、アウトドアメーカーから出ている3WAYバッグがリアバッグとして好評価でした。そこで各メーカーから出ている3WAYバッグをWEBで根こそぎ調べてエクセルの表にリストアップ。バイク用品メーカーから出ているツーリング用リアバッグも候補に含めて、容量・サイズと価格を徹底的に比較検討しました。その結果、ドイターのトラベラー60に決定。ちょうどナチュラムで割引中だったため、コストパフォーマンスが高かったのが決め手です。でも、いまなら容量優先でシャイアン70の方を選ぶでしょう。MotoFizzのキャンピングバッグ2も良さそうです。当初は「林道走行時は臨機応変に背負うようにしよう」と思ってたのですが、一度も実行したことがありません。
リアバッグの中身はキャンプ道具全般です。寝袋や着替え、食料に調理道具etc…。取り出しやすい位置に雨具も入れてます。また両サイドを締めるベルトでテントのポールやドカシーなどを固定。何故か頻繁に雨に降られるので常にザックカバー(別購入)を掛けた状態です。そのおかげか中まで濡れたことはまだありません。フロントバッグは外して使うことが多く、平らなバッグの上に買出しした食料やゴミなどをネットで縛ったりしてます。温泉用タオルを広げゴム紐に固定して干したまま走ることも多いです。
C.タンクバッグ
初めての北海道ツーリングで荷物の積載量を増やしたくなり、帰京後タンクバッグを購入しました。雨でも地図が見られるようレインカバーを掛けずに済む商品を探し、モンベルのドライタンクバッグに決定。完璧な防水性能が気に入ってます。簡単に取り外せて持ち運べるので、こまめに出し入れしたり、とっさの時にすぐ必要なものを入れてます。地図は勿論、PDAや温泉道具・防寒インナー・トイレットペーパーなどなど。
D.ウェストバッグ
ごく普通のウェストバッグが10年以上前から手元にあったのでそれをそのまま使っていました。容量も大きめで、小さな防水カバーで前面を覆えば多少の雨なら平気だったので気に入ってました。しかし問題は豪雨の時…。ウェストバッグが体に面している側から水が沁み込んでしまいました。中身は財布やデジカメ、携帯電話にメモ帳など絶対に濡らしたくないものばかり。そこで防水性能に優れたウェストバッグを散々探したのですが意外に見つからず。釣り用品以外ではアウトドア用品やバイク用品から一つしか見つかりませんでした。それがモンベルのドライウェストバッグ。メインコンパートメントはジッパーを使用していないため中身の出し入れはちょっと面倒ですが、どんな大雨でも安心感があります。タンクバッグ・ウェストバッグとも世田谷の風魔プラス1で購入しました。
リアバッグ60ℓ + サイドバッグ24ℓ + タンクバッグ9ℓ + ウェストバッグ3.5ℓ。合計96.5ℓが各種バッグ使用時の最大容量です。いろいろ工夫を凝らしつつ、この中にキャンプ道具を詰め込んでます。寝袋をコンプレッションバッグで小さくしたり、着替えをジップロックに入れて押しつぶしたり…。しかし、寒い季節になるとどうしても荷物が増えるのは困ったものです。冬季目前に悩んでいたところ、バニアケースをメインに積載しているセローを見かけました。「これはいけるっ!」と真似することに。
ってことで箱編に続く予定です。
塩犬です。
最近、東京もすっかり寒くなってきました。
おまけに今週末は天気荒れ模様みたいで、流石に自宅で待機です。
「キャンプ装備の積載について」と「バニアケースのインプレ」でも書きますかな。
でも、来週はキャンプ行きます。静岡の予定です。
某巨大掲示板群(笑)のバイク板キャンプスレで企画されているキャンプ・オフ。
土曜の夜から日曜の朝に掛けて、寒い山中に物好きなバイク乗りソロ・キャンパーが集まります。現地集合・現地解散。
何人集まるか分かりませんが、普段は匿名で面識も交流も無い連中ばかりなので結構楽しみ。
あそこ嫌いな人も多いでしょうけど、興味ある方はいかがでせう?
info@s-dog.netまでメール下されば詳しくご案内いたします。
あっ、衣食住、特に防寒は自己責任でっ!d(ー.ー )
仕事柄PCやWEB関連の質問をよく受け、出来る範囲で答えております。
MSNメッセンジャーや電話なんかでの相談もあります。(心当たりのある人もいるでしょうw)
自分は人に教えるのが好きなので、別に苦にはならないのですが…。
「仕事でパソコン、家でもパソコン」- IT技術者が悲鳴
2chの当該スレッドを読むと、いろいろ愚痴が聞こえてきますな。
【国際】親戚や友人へのPC無料サポートで、IT技術者が悲鳴…米
あと、こんなサイトとか。(「更新」を押してね)
心当たりのある方は一読を…(゚ー゚)ニヤリ
いや、本当、私は苦にしてませんよ。まじ、まじ。
部屋の掃除をしていたら随分前に買ったカップ麺(緑のたぬき)を発見。
賞味期限は…’02.3.12 …二年半前…( ̄▽ ̄;)
何か心持ち膨らんでるし。。
丁度、小腹が空いているとこなのだが、どうしたものか…( ̄ヘ ̄)ウーン
とりあえず、お湯を沸かしてる間にフタを開けてみた。
けど、なんか変な匂い。。天ぷらの油が妙に臭い…。。
【行動しなかったことを後悔するより、行動したことを後悔する方がまし】とは言うものの、
うぅ…今回はやめとこうかな…。
あのM氏なら迷わず食べるんだろうけどなぁ。
ユニクロのヒートテックのアンダーウェアにマイクロフリースの上下。
それらを着込んで3シーズンシュラフに潜っていたのだが足の方が冷えてきた。
念のため持ってきていたもう一つのシュラフを使って二重に。
そしてハクキンカイロも追加支援。余裕を持って寒さを凌ぐことが出来た。
ダウンのインナーパンツがあれば、まだシュラフは一枚で済むな。
…冬季キャンプの算段をしながら安眠して、翌朝は6:00起床。
朝食は昨夜のおでんの残り。目論見が外れて半分ほど余ってしまっていたのだ。
アツアツに充分加熱して、またハグハグ満腹~♪
小便しに外に出ると霜が降りていた。当然か。
フライシートの地面に近い部分は結露した水分が凍っていた。
テントを撤収し、荷物をまとめて、8:15出発。
キャンプ代をばっくれてしまおうかとも思ったが、ちゃんとポストに入れといた。
これで大っぴらに文句が言える。(笑)
さて、日光へ来たからには東照宮へ行っておかねば。
8:25、隣接している二荒山神社(ふたあらやまじんじゃ) の有料駐車場に到着。
バイク料金は200円だったかな?
丁度、立派なトイレがあったのでそこで大を済ませた。
すっきりして東照宮へ。拝観料1300円。
小学生の団体が丁度来ていた。にぎやかって言うか、やかましい。
日光東照宮は知っての通り東照大権現・徳川家康公を祭っている神社である。
実家の近く、駿河の久能山というところにも東照宮があり、小学校で遠足に行った。
静岡は家康所縁の地なので不思議はないが、日光が選ばれたのにも理由がある。
ここは江戸城の真北なのだ。江戸の町が風水を考えて作られたのは有名な話。
将軍家と江戸の町を守るのに、徳川家康ほど相応しい神様はいないだろう。
かくして徳川家康は江戸時代に神として祭られ、人々は「権現様」と尊称してきた。
しかし家康に対する純粋な信仰心は一般民衆にあったのだろうか…?
少なくとも現代では、戦国武将の一人という感覚しかないのが一般的だろう。
菅原道真が天神様と呼ばれたり、平将門が明神様と呼ばれるのとは、どうも違う気がするのだが…。
それにしても建物は流石に豪奢だ
天下を取った徳川家が江戸初期の一流職人を総動員して作っただけのことはある。
三猿、陽明門、三神輿…贅と工夫を凝らした巧みの技が随所に見える。
敬虔な信仰の場というよりも、権勢の誇示に走ってるが、それでもこの芸術的な建造物は驚嘆に値する。
薬師堂では拍子木を打つと天井に描かれた龍が鳴く、鳴龍も実演してもらえた。面白い音響効果だ。
ちなみに「東照大権現」は本地垂迹説で本地が薬師仏とされている。
そのため東照宮には神仏混交で薬師堂が建立されているのだ。神社なのに仁王があるのもそのため。
参拝を終えて、9:20出発。次の目的地は霧降高原道路。
日光市街を離れ鬼怒川の支流・大谷川沿いに東へ進み、看板に従って左折。
路肩を猿がうろちょろしてる道を走って、9:35、料金所に到着。
通行料金は930円。標高も高いが通行料金も高い。
復員に余裕のある登り勾配のワインディングを快走。
気温は低いが、それでもバイクをちらほら見かけた。開けた展望が気持ちいい~♪
牧場を抜けて有料区間終了。北上して栗山村へ。
県道23号を右折し鬼怒川沿いに東へ進んで次の林道を目指したが、
10:25、給油であてにしていた林道手前のGSが日曜閉店。orz
ガソリン確保のために5km余り分岐の先まで県道を遡って、ちょっと時間をロスしてしまった。
ついでに途中の物産センターでトイレ休憩。
昼飯は遅くなる予定なので、腹つなぎに栃の実の入った大福を食す。
そういや、栃木って栃の木から名づけられてるのね。
さっきのルートをまた進み、今度こそ林道へ。
ちょっと迷って、11:00、前沢稲ヶ沢林道の入口に到着。
渓流沿いの未舗装路をのんびり走り、着々と高度をあげてゆく。
工事車輌だろう、太いタイヤで路面が踏み固められているが結構凹凸がある。
支線もあったが突入は控えておいた。
沢筋を離れ標高が上がるにつれて展望が開けてくる。やがて枯れ木の茂る山肌に包まれた。
2箇所ほどの工事箇所を過ぎると、路面の状態が悪化。ダートから小石の多い路面になる。
結構ガレ気味だ。幅員も狭く、落葉・落石が多い。
谷をなぞるようなトラバース路で一気に高度を稼ぎ、ピークに達したところで未舗装区間はプツッと終了。
峠から先は舗装されたばかりの綺麗なアスファルトが山襞に沿って谷筋へと伸びていた。
時刻は11:40。起点からここまでで14kmくらいか?
舗装林道を沢沿いに下り、12:00過ぎ、県道249に合流。左折して西へ進む。
平家落人伝説の湯西川温泉街をスルーして、山道をウネウネとひたすら登る。
12:25、土呂部峠で県道から馬坂林道へと右折。
この馬坂林道は田代山スーパー林道や帝釈山林道(川俣桧枝岐林道)へのアプローチに使われる林道だ。
今日はそれら峠越えのロングダートは積雪が恐いのでやめといて、大人しく馬坂林道のみ走行することにした。
土呂部峠からダム湖の川俣湖へと下ってゆく林道なのだが、交通量が実に多い。
帝釈山林道との分岐までほとんどフラットダートだったが、勾配が緩やかになるにつれ水溜りが増えてきた。
泥濘に気をつけねば…と思ったら雨まで降り始めた。またかよ。
この辺りの標高なら雪にはなりそうにないのが不幸中の幸い。
13:10、林道走行終了。川俣ダムに掛かる橋の袂で県道23に合流した。
県道を奥鬼怒方面に右折。走ってるうちに雨は止んだ。
13:17、食事処『またぎの里』に到着し、やっと昼食。頼んだのは熊丼。1200円。
∩___∩ /)
| ノ ヽ ( i )))
/ ● ● | / /
| ( _●_) |ノ /
彡、 |∪| ,/
/ ヽノ /´おばちゃん、熊丼一丁!
フタを開けると甘めに煮た玉ねぎの陰にひっそりと熊肉。結構美味い。
牛肉と違って何となく獣っぽい。話の種にはなりそうだ。
それにしても席への案内や注文取りの手際が悪い店だった…。。
食事を終えて、14:10、出発。さらに鬼怒川の上流へと進む。
10分足らずで川俣温泉の分岐に到着。
数十分に一度高く噴き上げる間欠泉があるのだが、時間が無いので素通り。
女夫淵を目指して直進。県道はここまで。ここからは奥鬼怒スーパー林道の区間だ。
奥鬼怒スーパー林道の未舗装区間の大部分は一般車輌通行止だ。
群馬側と栃木側双方に厳重な有人ゲートがあって役所の許可証が無いと通れない。
ただし、その有人ゲートまで数kmのダートは一応走れるらしい。
せっかくなのでそこまで往復したいなぁ…ってことで物は試し。
女夫淵まで来てみたら、鉄橋前のゲートが解放されていた。ラッキー♪
加仁湯まで片道5km余りを往復。
奥鬼怒温泉郷の送迎バスと徒歩のハイカーの邪魔をしないようにのんびりまったり走行。
超フラットな未舗装路だったが、秘境・奥鬼怒の山並みを楽しめた。
15:05、川俣温泉に戻ってT字路を右折。
奥鬼怒スーパー林道(山王林道)へ。こっちは全線舗装済み。
光徳まで21kmの山岳道路だ。日がかなり傾いているので急いで行こう。
ウネウネウネウネウネウネウネウネと曲がりくねった単車線のアスファルトを登ってゆく。
グングン上がる標高と反比例して、気温はグングン下がってゆく。
行く手には暗雲が立ちこめ、太陽の光も薄らいできた。
1500m、1600m、1700m…寒い寒い寒い…。
そういえば夕方からところによって雨って予報されてたなぁ…。
15:45、日光市と書かれた看板を仰ぎ見ながら、山王峠をようやく越えた。
これでほっと一息…と思ったらばらばらと雨…じゃない、霰(アラレ)が降り注いできた。
米粒ほどの氷が全身にピシピシと当たる。ライスシャワーを浴びる花嫁じゃねーっての。
高所から逃げるように熊笹の間を縫うワインディングを下る。そのうち霰は止んだ。ふぅ。
15:55、奥鬼怒スーパー林道の終点に到着。
見覚えのある光徳牧場を抜けて、戦場ヶ原~中禅寺湖へと戻ってきた。
もうすぐ日没だったが、後は帰るだけなので余裕がある。
16:10、華厳の滝をちょっくら見学。駐車料金は100円。
迫力ある滝を見下ろせるってのも珍しいシチュエーションだ。
ついでに冷えた体を温めるため、甘酒250円を飲む。
昨日のやしおの湯に寄ろうかとも思ったが、これで我慢しておこう。
このまま、いろは坂から日光自動車道を経て東北道へ。
夕闇の中、帰りも大声でパフィーを歌いながら都心へと南下。
寒い季節のキャンプ・ツーリングも結構楽しめるものだ。
唯一不満だったのはいつものバッグ。
あれだとサイドケースの開閉ができないんだよなぁ。
どうしたものか…。。
「今年は冬でもキャンプツーリングするぞ~」と決意している34歳の独身男って、傍から見たら痛いだろうなぁ。
でもいいのだ。自己満足が目的なのだ。やると言ったらやるのだ。
暦の上ではすでに立冬を過ぎ、小雪が目前。そんな土曜日の朝。
雨上がりの曇り空でいきなり決意が萎えそうになったが何のその。
今回の目的地はバイク・ツーリングの定番スポット、栃木県は日光とその周辺。
紅葉のハイシーズンも過ぎた初冬の男体山目指して、8:30出発!
給油を済ませ大泉から外還道に乗り、川口JCTから東北道へ。
いつも高速道路を走るときは暇つぶしに歌を歌っているのだが、
今日は掲示板で紹介したPuffyのTEEN TITANSのテーマがエンドレス…。
♪ ティー・イー・イー・エヌ! ティーアイティー! エーエヌエス!
ティーン・タイタンズッ! Let’s Go♪
耳から離れないアニメソングをヤケクソでグルグルと繰り返しつつ一路北上。
9:00過ぎ、羽生PAでエビチリバーガーの朝食。
さすがに寒いが、こないだの信州ほどでは無い。
埼玉から栃木に入った辺りから空も晴れてきた。
10:40、宇都宮ICで東北道を降りて、日光自動車道へ。
バイクのエンジン音が調子悪そうなので無理させないようにのんびり走行。
進むにつれてだんだん寒くなってくる。路肩の紅葉が美しい。
周囲の山々が迫ってくる。日光がこんなに険しい断崖に包まれてるとは知らなかった。
11:10、清滝ICで日光自動車道を降り、そのまま第二いろは坂へ。
日本でも有名なツーリングのルートだ。
急勾配の急カーブを何度も何度も曲がって登ってゆく。
11:30、明智平に到着。ロープウェイで展望台に登る。
絶壁を襞に隠した男体山の裾野に青々と中禅寺湖が浮かんでいる。
その一端から華厳の滝が爆音を轟かせながら白く太い縦線を描いていた。
壮観だ…。
R120をそのまま進み、12:00、中禅寺湖畔で昼食。
さすが観光地、客ひきが激しいなぁ。
適当な店に入ってワカサギ定食を注文。確か1800円だったか?
値段は高いがワカサギの天ぷらの量には満足。
日光名物の湯葉も付いているし、一応合格点をあげておこう。
食事を終えて12:30。
時間が勿体無かったので竜頭の滝はスルー。
戦場ヶ原にちょっと寄り道してから、志津林道(=裏男体林道)方面へ向かう。
給油を途中でしたかったのだが、あてにしていたGSが誰もいなかった。
まぁ、林道一本くらいは充分持つだろう。
光徳牧場方面に右折し、13:00、志津林道入口に到着。
200mほどで水溜りの多いダートは終わり、その先は舗装路。
熊笹に囲まれて復員狭し。しばらく進むと猿の群がいた。さすが日光。
人間に慣れているのだろう、ノロノロと路肩の藪に隠れてゆく。
何キロほど進んだろうか、志津小屋への分岐手前で舗装は終わり。
何か白いものがチラチラ舞ってるなぁ…と思ったら雪か? 風花か?
そのまま、やや荒れ気味の未舗装路を2kmほど直進するも、13:20、ゲートに阻まれてしまった。
左側の障害を何とかして越えるか、バイクを倒してバーを無理やり潜らせるか…。
ちと迷ったがキャンプ荷物を降ろすのも面倒なので、ここは素直にUターン。
分岐まで戻る途中、男体山をドーンと眺められることを思うと無駄ではなかった。
分岐に戻って志津小屋方面に少し進むとまたゲート。今度は左脇を難なく抜けられた。
その先に再び分岐。右手、登り勾配の支線へ進む。ガレ気味で随分深いクレパスもある。
1kmも進まないうちに大規模な崩落の断崖で行き止まり。
何か雪の降り方も少し激しくなって来たので、ひとまず退散しよう。
と、足元の覚束ない急坂でUターンしたら、バランスを崩して久々にこけてしまった…。ちぇっ。
来た道を戻り、R120へ出て中禅寺湖へ向かう。雪はもう止んでしまった。
あっ。さっき誰もいなかったGSでバイクが給油してやがる。
昼食で離席してたのか…むぅ。何か悔しいので、ここで給油するのは止めとこ。
14:10、中禅寺湖で給油。日没は16:30頃の予定なので、もう余り時間が無い。
華厳の滝には立ち寄らず、第一いろは坂を日光方面にずんずん下る。
清滝でR120のメインルートを外れ、清滝派出所の交差点を左折。
「観光客のみなさまへ この道は通りぬけ出来ません」と、書かれている道を進む。
林道を案内する看板が現れ、14:30、表男体山林道の起点に到着。
こりゃ酷い。ガレガレだ。落ち葉や苔も多い。
暗い森の中、急勾配・急カーブのワインディングをひたすら登る。
甲子林道よりはましだが、かなりの悪路に辟易した。
随分登ったところで、裏見の滝線との三叉路へ出た。志津方面へ左折し、また登る。
この道をずーっと進むと、さっき行く手を阻まれた裏男体林道のゲートに出るはずなのだ。
しかし、時刻が15:00近い。明るいうちにキャンプ場に着くタイムリミットか…。
男体山のビュースポットのあたり、大きく開けた場所で丁度15:00になったので渋々Uターン。
またいつか来る日もあるだろう。
三叉路まで戻り、裏見の滝方面へのんびりと未舗装路を下る。
正面に見えるのは女峰山だろうか、いい眺めだ。
林道の起点から少し進んで渓流を渡り、もうすぐ終点…。
裏見の滝の駐車場が見えた…ってとこでゲート!? Σ(゚口゚;
時刻は15:30。日暮れ間近だが、どうにも出られそうに無い。
ここさえ抜けられれば日光市街、キャンプ場までもすぐなのに…。。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。
木々の間を駆け下りようかとも思ったが危険すぎるよな…。仕方なくUターン。
来たルートを急いで戻り、清滝へ出たのが16:00。
あのガレ林道をよくもまぁ飛ばしたものだ。
東照宮は明日にまわし、日光市街で迷いつつ、街中からちょっと離れた外山キャンプ場を目指す。
この季節、キャンプ場はほとんど冬季閉鎖なのだが、このキャンプ場には事前に連絡済み。
「一応、通年営業なんだけど、今管理人が入院中で水道を止めてて…それでもよければ」
たまたま電話を取った親戚の方にそう告げられた。
うーん。ほとんど野宿だが、水はどこかで汲んで来りゃいいさ。
料金800円はポストにでも入れといてくれればOKってことで交渉成立。
観光地で大っぴらにキャンプすることを思えば安かろう…。
なんて甘い考えで、16:30、外山キャンプ場へ到着。
げふっ。ひどい施設だ。なんつーか、とっちらかってる。
汲み取り式トイレがあると聞いてたのだが、どこだかわからん。
『お手洗』と書かれた小屋はあるが、どう見ても廃墟マニア向け。
「ここで800円か…」どうしようか迷ったが他にあてもないのでテントを張ることに。
安かろう悪かろうだなぁ…本当に…。
テント設営終了後、買い出しに市街へ降りる。辺りはもう真っ暗。
猿にテントを荒らされると嫌なので、LEDランタンとラジオのスイッチを入れておく。
酒屋とスーパーで諸々購入。その足で温泉へ。
17:50、やしおの湯に到着。入浴料金は500円。冷えた体を芯から暖めた。
湯から出た後も18:50までのんびり過ごす。
キャンプ場へ戻ったのが19:00。夕食はおでん。
出来合いのパック入りにロールキャベツと餅巾着をお好みで追加。
ビールとチーズで軽く飲みつつ、コッヘルにあけたおでんをストーブで加熱。
熱々おでんが出来上がったところで日本酒にバトンタッチ。
ハグハグ、ムシャムシャ、グビグビ。あったまる~♪
腹一杯になったところでシュラフに潜り込むが、なかなか寝付けない。
枕元のNHKラジオではゲストで小室哲也が出ていた。自然と意識はそっちへ向かう。
やがてWhat a wonderful Worldの日本語訳を生ギターで歌い始めた…沁みるなぁ…。
音楽が終わって演芸に短歌…夜がどんどん更けてゆく…。
むぅ。
だんだん寒くなってきたぞ…。
今日はJASRACが設立された『音楽著作権の日』だそうで。
この団体の悪辣さは著作権保護の目的から大きく逸脱していて、
もはや音楽ヤクザとかJA$RACとか呼ばれてたり…。
さて、ここで音楽著作権に関する一般常識問題です。 (以下、2chで拾いました)
次の10個のうちJA$RACに音楽使用料を払わなければ
ならないのはどれでしょう?
1.路上演奏で観客からおひねりをもらった。
2.ネット販売のHPで音楽を流した。
3.鼻歌を歌っているところを知らない人に聞かれた。
4.カルチャースクール等で歌詞や楽譜を使用した。
5.運営&出演者が無報酬(むしろ赤字)のチャリティーコンサートで
全額寄付目的の入場料を来場者から取った。
6.JAZZ喫茶を経営している。
7.自分のHPに歌詞の一部を掲載した。
8.不特定多数の人前で着メロを鳴らした。
9.学園祭などの出店で音楽を流した。
10.合唱コンクールの記念ビデオを関係者に配った。
正解は3,8のふたつを除いた残り全てです。
どうですか?あなたの常識とJA$RACの常識、ずれていませんか?
いまいち納得できない人、なんとなく興味がある人は下記HPへ。
http://plaza.rakuten.co.jp/ginganohotori/diary/200406300000/
http://www4.ocn.ne.jp/~swan/
あと、こちらとか。
JASRACを考える。
営利目的の音楽利用者から著作権料を正当に徴収し、公平に著作権者に分配してるんなら問題ないんだけどね…。
実際は音楽文化を弾圧してるからなぁ。
今週のツーリングはちょっと変則的なスケジュールである。原因は土曜日の朝。
キャンプにしようか迷ってるうちに出発のタイミングを逃してしまったのだ。
その日はバイクの整備にして日曜日をツーリングに充てることにした。
ついでに、こんな新装備を装着。今回はこれに荷物入れてGO!!
今回の目的地は長野の志賀高原。日曜日で日帰りにするにはちと遠い。
結局、土曜日の夕方に目的地周辺まで走って一泊することにした。
キャンプ場は軒並み冬季閉鎖、野宿は熊が怖いので今回はカプセルホテル。
いや、正直、寒いからってのもあるんだけどさ。
で、泊まったのは長野市・篠ノ井にある信州健康村。
仮眠室なら2800円なのだが、カプセルは3700円。リッチだ。
夜の関越道で冷えた体を温泉とビールと釜飯で温めて就寝。
日曜の朝は7:00起床。納豆定食550円を食べて準備万端。
出発は8:00。
零下には達して無いだろうが、外はかなり寒い。一桁は確実だ。
明け方に雨でも降ったのだろうか、路面が濡れている。凍結や雪、大丈夫かなぁ。
今回、予定しているルートは冬季閉鎖間際の道路ばかり。
オフシーズン直前の山岳道路のコンディションがどんなものか、
それを偵察するのも今回の目的の一つである。
R18~R406、千曲川を渡り須坂市街を経て、県道54=須坂中野線で徐々に郊外へ。
高山小入口の交差点を過ぎ、Y字路を道なりに進んで県道112=大前須坂線。
この分岐を間違えて高井の林道へ迷い込んでしまったが、GPSで気づいて復帰。
だいぶ深い霧が立ち込めて、先行きが不安になる…。
万座方面を指し示す道路標識に従って分岐を折れ、少し上り勾配を進むと右に橋がある。
そこを右折して福井原の集落を道なりに抜けて、9:20、今回最初の目的地、湯沢林道の起点に到着。
標高1800mの毛無峠まで未舗装17kmを一気に駆け上がる、志賀高原付近でも屈指の林道らしい。
Σ(゚口゚; って、11月8日からすでに冬季閉鎖っ!?
うーん、いきなり出鼻をくじかれた。_| ̄|○
この林道は是非走ってみたかったんだよなぁ…。
来年の6月まで走れないんだよなぁ…えぇい、行ってしまえっ!!
ってことで脇からモゴモゴ…ごめんなさいね…。
しばらく進むと林道は未舗装路に。何だか新しそうなタイヤの跡も残ってるな…。
静かな林間のワインディングをのんびり登って行ったその時、前方を大きな黒い影が横切ったっ!!
鹿にしては毛並みが黒いし、ずんぐりしてた…まさか熊…!?ガクガク((((;゚Д゚))))ブルブル
引き返そうか一瞬迷ったが、熊にしては灰色っぽかった。
その未確認生物は逃亡したことだし、もうちょっと進んでみることに。
一つカーブを曲がった先で、また横切ったっ!!! 斜面を上に逃げてやがる。。
今度は相手を観察する余裕があった。カモシカだ。大きなニホンカモシカだ。
なんだ、びびらせやがって。ドキドキ。
逃げ込んだ森の影で黒の
冬季閉鎖で独擅場になったはずの林道を騒がしく走ってすまぬ。。
赤い橋で谷を渡り、あとはひたすら登り勾配のワインディング。
視点が高くなるにつれ、雄大な信州の山々の景観が開けてゆく。
時間のせいか、標高のせいか、霧も段々晴れてきた。
カーブをひとつ超える毎に高度が上がる。路面はフラット。
砂利が少し深い場所もあるが走行に大した影響はない。
木立の切れ間、谷の向こうに聳える峰がどんどん近づいてくる。
振り返れば遥かな高みにまで昇っていた。んー、絶景だぁ!
標高1700mあたりから路肩に白いものが目に付くようになった。
雪だ。昨夜の雨が、ここでは雪になって積もったのだろう。
太陽のせいか、溶けた水で路面がぬれている。
一応念のためチェーンを持って来たが、凍結はなさそうなので一安心。
途中で野宿できそうなポイントを一箇所発見♪
飲料に適するか不明だがすぐ側に水場もある。温かくなったらまた来よう…。
10:20、湯沢林道の終点に到着。
ありゃ? こっちは封鎖されてないや…不思議…?? まぁ、いっか。
県道112号を上信スカイライン方面に走ったが、交通量が全く無い…何故だろう?
っと、合流地点に置かれたバリケードで疑問は氷解。
この県道自体が全面通行止になってたのだ。脇から正常ルートに復帰してひと段落。
道路の両脇にうっすらと積もった雪の中を万座方面に進む。
10:40、万座峠を越えたところにあった山田入林道の入口はロープで閉鎖されていた。
今日は閉鎖区間はもう素直に諦めることにしよう。スルーして直進。
急勾配をぐんぐん下って、数分で万座温泉に到着。
左折してR292=志賀草津道路へと今度は急勾配のワインディングを登る。
登ること数km。R292=志賀草津道路との交差点を草津方面に右折。
しばらく進んで11:00、草津白根山・湯釜に到着~♪
エメラルドグリーンの色をした強酸性の山上湖。
以前一度来た時はあいにくの濃霧で全く見えなかったが、今日の天気なら問題ないだろう。
駐車料金100円を払ってバイクを停め、ヒィヒィ言いながら徒歩で通路を登ること約10分。
さすが標高2000m以上。雪が随分積もってるなぁ…。
登りきった広場の柵からは、不気味な湯釜がくっきり見えた。満足満足。
さくっとバイクに戻り、11:25、出発。今度は志賀草津道路を志賀方面に快走。
こんな時期でも結構バイクがいるもんだ。冬季閉鎖直前の駆け込みツーリングかな?
11:35、国道最高地点の渋峠に到着。次点は麦草峠か?
峠を越えた先は長い長い下りの九十九折れ。路面温度の表示は6度…。
重なる山並みを彼方に見ながらいくつものスノーシェッドを潜り抜ける。
日陰の凍結を心配していたが、それは杞憂に終わった。
さて、そろそろ昼飯時。
ふら~っと走ってる途中に見かけたレストラン、スカイ喫茶のぞきへ。
寒いので温かい汁物が欲しい。山菜天ぷら蕎麦800円を注文。
店内に入りジャケットとフリースを脱いで身軽になる。ふぅ。
食事を終えて12:10出発。あいかわらず、ずーっと下り勾配。
12:23、丸池の分岐で県道471へ。
奥志賀方面で林道探索を…と思ったら、12:40、丸山林道の直前で県道が冬季閉鎖。。。
うーん、予想以上に敵の打つ手が早い。(敵って誰だよ)
スゴスゴとUターンして高天原経由で次の林道へ向かう。
12:55、金蔵林道の起点に到着…って、今度は災害による通行止かよっ!
仕方なくR292へ戻る。すっかり予定が狂ってしまった。
R292=志賀草津道路を下るにつれて、少しずつ木々の様子も変わってきた。
色づいた葉っぱがまだ大分残っている。
途中の展望や紅葉に慰められているうちに、道路の勾配も段々緩やかになってきた。
13:25、道の駅・北信州やまのうちでトイレ休憩。
ついでに地図を見ながら予定を考えたが、結局、帰路に着くことにした。
付近の林道は通れそうに無いし日没も早いし…。
とはいえ時間帯が早いので、群馬との県境付近まで下道を通って行こう。
信州中野から広域農道を伝い、小布施を経て須坂へ。
中野の市街地ではブラスバンドが何組かパレードをしていた。
14:15、R406へ合流して菅平高原へと峠道を登ってゆく。
菅平高原を経て上州街道を下り、15:20、関越道・上田菅平ICへ。
SAですいとんを食べたり、渋滞の中をすり抜けたりしつつ、18:40、無事帰宅。
いやはや、信州の冬は早かった!
一足お先に今年の冬を体験できた今回のツーリング。
寒さに慣れて、今度はキャンプ…かな…?
「ご注文は以上でよろしかったでしょうか?」
時制は現在のはずなのに、なぜか過去形でこちらの意思を確認する店(店員)が増えてきた。
彼らはそれが丁寧な表現と考えているようだが、変だ。 絶対変だよ、その日本語!!!
この言い回しにものすごく違和感を感じるのは俺だけじゃないはずだっ!!
と思ってググって見た。
Google:よろしかったでしょうか 検索結果
やはり俺だけじゃなかった。
この言い回しを接客マニュアルに採用している店、もう止めてくれ。
あ、北海道は昔からこの言い回し使ってたらしいから、方言として一応許す。
今週の土曜日は小用があって日曜日しか自由にならなかった。
日帰りで新潟へボランティアに行くのも、ちょっと気が進まない。
近場の山梨辺りへ紅葉でも見に行ってくるか、ってことで甲州へ。
出発は10:00過ぎ。日帰りだと何故か出だしが遅いんだよなぁ。
環七から甲州街道、首都高速を経て中央道へ。
毎度のことだが、何度も料金所で小銭を払わされるのがムカつく。
ガーッと西へ進んで、11:20、談合坂SAでトイレ休憩。
12:00、勝沼ICで一般道へ降りた。
さて、腹が減った。朝から何も食べてなかったので、とりあえず飯だ飯だ。
塩山方面に進む途中、「手打ほうとう」と書かれた店があった。
空腹のため、吸い込まれるように入店。(帰宅後、あちこち調べてこの店だと判明した)
メニューがほうとうとワインとツマミしかないので、必然的にほうとうを注文。
20分ほどして、鉄鍋とお椀(取り皿)が運ばれてきた。
一人前1300円だけあって量が多い。味も満足満足。
だいぶ体があたたまったところで、12:35、出発。
塩山を過ぎ、R140に合流。牧丘方面へ北上する。
うーん、ちと腹がグルグル鳴り始めた。急に大食いして腸が刺激されたかなぁ…。
本来の分岐点を敢えて通り過ぎ、道の駅・花かげの郷まきおかのトイレへ!
厚着でオフブーツなので、ゆったりと入れるトイレでないと辛いのだ。
少し戻って給油を済ませ、準備OK。
県道210=杣口塩山線を北上し、13:20、杣口林道の起点に到着。
道は急カーブの続くワインディング路になり、ぐんぐんと標高が上がってゆく。
綺麗に舗装され整備された林道は、やがて美しい紅葉に囲まれていった。
13:40、川上牧丘林道の入口に到着! …ってゲート閉まってるよ。。
路面流出のため通行止めか…。脇にスペースもあったが止めといた。
標高2300mの峠越えを考えると危険は冒したくない。
方向転換して焼山峠へ向かい、数分で到着。
焼山林道のゲートも閉まっていた。まぁ、この林道は舗装路なので別に構わない。
未舗装路を求めて乙女高原方面へとバイクを進めた。
このまま乙女高原を進むとクリスタルラインと呼ばれるコースになるのだが、そっちへは進まない。
13:50、水ヶ森林道の分岐で左折。以前、来た事がある林道だがこの季節は初めて。
舗装路を数km進んだところで、フラットなダートが表れた。
ところどころ視界も開け、黄金色に輝く森が見渡せる。ん~、気持ちいい♪
14:10、一ツ木水ヶ森林道の分岐を左折。
急な下り勾配の未舗装を2kmほど進む。
まだ14:00だっていうのに、地面の影は長めに伸びている。
日が短くなってる証拠だ。時間の割りに太陽が低い…。
終点を過ぎ、坂道を下りきったところで、14:23、東山中部林道との交差点。
やや荒れ気味の東山中部林道を太良峠方面に右折した。
ほとんどが暗い林間だが、時々望める景観が素晴らしい。
彼方に見えるのは甲武信岳だろうか、奥秩父へと続く山塊の威容が視界一杯に広がる。
14:45、6.5kmほどで林道走行は終了。
ぶつかった舗装路は上り勾配の方向へ右折、県道31号へ進んだ。
寒々しい渓流が静々と脇を流れている。
奥まったカーブで谷を越えさらに標高をあげつつ、県道へ出た。
右折してワインディングを抜け、15:00過ぎ、太良峠へ到着した。
峠からの景色を楽しみにここまで来たが、視界が悪くて期待外れ。
仕方なくUターンし、塩山方面へと峠道を下る。
っと、途中にあった駐車スペースで綺麗なモミジ発見。
今日観てきた紅葉は黄色主体だったので、物珍しく感じてしまう。
この時間になるとさすがに少し冷えてくる。
帰路に着く前に温泉に寄って行こう。
県道と交差するフルーツラインを右折し、少し迷って15:30、ほったらかし温泉に到着。
入浴料500円で券を買い、古くて狭い露天風呂「こっちの湯」に入った。
あいにく富士山は見えなかったが、開放感溢れる素敵な露天風呂でのんびりまったり癒された。
山梨の方言は実家の静岡に近い部分があるので、地元の会話を聞くだけでも楽しめる。
風呂上り、小腹が空いたので売店でおでんを注文。
味は…うーん、いかにも業務用って感じ…、蕎麦にしとけばよかった。。
16:30、そろそろ帰るかな。
笛吹川フルーツ公園の脇を抜け、車列に混じり塩山市街へと坂道を下る。
県道をつなぎ、勝沼を経てR20へ。この頃には辺りは夕暮れ。
日が暮れるのがあっという間のこの季節。
夕日に照らされた紅葉ってシチュエーションは実際はかなり短い。
一日の終わりと一年の終わり…時計の針が重なる瞬間に似てるかも。
中央道はどうせ混雑してるだろうからと、そのまま国道をしばらくの間進んだ。
背後に去り行く甲斐の山々は、今年も暖色系の毛布を纏い冬将軍の到来に備えていた…。
翌朝。
目が覚めてテントのファスナーを開けると、豚汁部隊はすでに何人か出発していた。
Sさんが、昨日の場所でいろいろ片付けていたので挨拶。
テントに戻り、二度寝…というかウトウトとまどろむ…。
しばらくして外から声を掛けられた。
「あの、すみませんが」
出てみたら、作業用ヘルメットをかぶったSさんが立っていた。
片付けている間にトレーニングセンターに車が三台とも出発してしまっていたらしい。
「よかったらタンデムで運んでもらえますか?」
それくらいならと喜んで快諾。昨夜のお礼も兼ねて多少は役に立たねば。
急いで着替えてセローの後ろにまたがってもらって出発。幸い雨はもう上がっていた。
昨日、行ったばかりの避難所なので迷わずに数分で到着。
トレーニングセンターでSさんを下ろし、僕は駐車場へとUターン。
手伝えって? いやぁ、提供できる労力以上に豚汁を消費しそうで…(笑)
戻る途中、何枚か被災地の写真を撮った。
撮影が憚られる気分だったが、誰もいない早朝なのでサイト用に2・3枚。
小千谷の町に刻まれた傷跡は、さっき上がったばかりの雨でまだ濡れていた。
テントに戻り、お湯を沸かしてのんびり朝食。
メニューは具なしインスタントラーメンにアルファ米の五目御飯。
栄養が偏ってるが、気にしない。どうせ東京へ戻れば何でも手に入る身なのだ…。
初めて食べたアルファ米は意外と美味しかった。これで安けりゃいいんだけどねぇ。
食後、余った水は500mlのペットボトルへ移した。
時刻は8:00くらいか。何だか交通量が異常に増えてきたような。
駐車場へも次々と新しい車がやって来つつある。
そういえば今日は日曜日。全国からボランティアとして来たのだろう。
それにしてもボランティアセンターの周辺の路上駐車は酷い。
センターラインも無いような道の両側に路上駐車ってのは、やりすぎでしょ…。
そんな中、豚汁部隊とMさんが帰還。お疲れ様でした、と皆さんに挨拶。
荷物を片付けテントを撤収し、Mさんと今日もボランティアセンターに向かった。
8:40、到着。今日もバイク隊の手続きを済ませ召集を待つ。昨日見かけた人もちらほら。
説明を受けたが、業務内容は基本的に昨日と余り変わりない。
印刷物や物資など届けるものが多少増えた程度か。
9:00過ぎからいよいよ小千谷バイク便の開業。
まずは小千谷駅の裏手、線路向こうの避難所。
テニスコート駐車場との情報だったが場所が分からず狭い農道とかに迷い込んでしまった…。(ーー;
着いたガレージは地図とはだいぶ違う場所だった。
そういった避難所の細かい情報をセンターに還元するのも僕らの役目だ。
二件目は昨日行って誰もいなかった集合住宅。偶然また我々が行くことに。
今日は大家さんが駐車場に丁度いたお陰で、住民のいる部屋番号を確認できた。
一階の住人一人に会うことも出来て一安心。
まだ電気も水道も通じてない中、昨日は仕事に行ってたらしい。
本当にお疲れ様です…。
さて、三件目は卯ノ木という集落の集会所。
大きな地図で道案内して下さるナビゲーターの方に行き方を聞いてみた。
「卯ノ木? もう道が通ったのか?」
被害甚大で情報が錯綜している地域らしい…。
危険なようなら戻ってくるようにと言われて出発。
Mさんが昨日近辺を通ったらしいので先導してもらった。
それにしても何だか生き生きしてるような…。
R117を関越道・越後川口IC方面に進む。
卯ノ木へは通行止の区間を通らねばならない。
「災害復旧活動従事車両」の張り紙のお陰で、すんなり通過。
集落への分岐ポイントがなかなか分からず、多少右往左往したが、
歩いていた地元の方や交通整理の警備の方に道を尋ねて分岐へ到着。
この道を行けばいいのね~、っと少し進んだところで道が無くなっていた。
通行止め区間とはいえ、直前にバリケードも何も無し。
少しスピードが乗っていたらまっ逆さまだったろう。
脇に急ごしらえの迂回路があったので、そちらへ折れて集会所へ。
昨日、この避難所からボランティア7~8人の要請があったのだが、
機材や装備などの準備があるので、詳しい作業内容を確認でここまで来た。
「えっと、ボランティアを派遣する前に作業内容を聞くようにと…」
「えっ? 今、来てますよ、7~8人」
Σ(゚口゚;
情報錯綜で無駄足か…orz
避難所の責任者名や連絡先を聞いて、任務終了~…。
一応、あのデッドエンドにバリケードを要求として報告。
ちなみにあの大崩落が今回の震源地となった活断層そのものの一部らしいです。
11:30過ぎ、ボランティアセンターに戻ったところで丁度昼休みになった。
昼飯はカロリーメイトで充分だったが、ボランティアへ菓子パンの差し入れが山ほどある。
せっかくなので民主党・秋田と書かれたダンボールからありがたく一つ戴いた。
いつのまにかバイク隊の台数もかなり増えている。
取りまとめている人たちが忙しそうだ…。
バイクを見渡すとやっぱりオフ車が多いなぁ…。
っと、ここで気になるセロー発見!
レスキューバイク(RB)隊の一人が乗っていたセローに驚かされた。
ホームセンターでおなじみ、アイリスオーヤマの箱はまぁ時々見かける。
しかしサイドケースはセローでは見たこと無い。
ステーは純正マフラーに干渉しないようになっていた。
メーター周りに付けられたマップケースにはコードが延びてる。シガーソケットか?
恐らくナビも装着できるのだろう…すげぇ…。
このサイドケースに興味が沸き、持ち主に声を掛けてみた。
ヤマハのバイク用品ブランド、ワイズギアから出ている商品らしい。
丁度、開発にも携わったRB隊の方がいたので詳しく聞くことが出来た。
TTRにあのケースを付け、富士山をガンガン走って強度をテストしたとのこと。
両サイドに10kgずつ、バニアにも20kgの荷物を積んで…と嬉しそうに話す。
さすが、単なるボランティアじゃなく、無類のオフロード好き・バイク好きなのね。
要救助者がいる場合、ケースを後ろにずらせばタンデムも可能。
災害時に必要な機能をとことん追及した装備なんだなぁ。
昼食の時間が終わる頃、すぐに動けるバイク隊募集の声。
「腕に覚えのある人、二人いませんか~」
Σ(゚口゚;
「山古志村へのルートが確保されて、そこへ軍手を20組運んでもらいたい。
だが、まだ安全が確認されてないし、いろいろ障害物や段差があるかもしれない。
危険が伴うのでオフロードに自信のある人にお願いしたい。」
Mさんは行く気満々だ。
自分はトライアル技術には全く自信が無いので、今回は辞退することに。
もう一人、手を上げた人がいたので、その方とMさんでペアを組んでもらった。
彼が乗ってるバイクは…ホンダ・シルクロード…!?
「20年前のバイクだけど、これでどんな林道でも走破してるんで(▼∀▼)ニヤリッ」
意気揚々と出発する二人。お気をつけて~!
僕が新しくペアを組んだのは、さっきまでシルクロード乗りと組んでいたHさん。
バイクはモトラ。50ccながらオフロード走破力と積載力にすぐれたバイクだ。
あぶれ者同士、仲良くやりましょと挨拶もそこそこ、12:30、早速午後最初のニーズ調査へ。
向かったのは栄町という地域の団地。物資を積んで、レッツゴー。
相棒は50ccなのでバックミラーを確認しながらのんびり走行。
セローはいつも置いていかれる立場なので、何か変な気分。
到着した避難所は丁度どこかのボランティアの炊き出しが終わって片づけを行っていた。
一人暮らしのお年寄りや身体傷害者、単身で日本語の分からない外国人の有無などを確認。
住宅相談や医療保険などのビラを渡して少々雑談。
必要なのは米・野菜、風呂…うーん、市が管轄の分野が多いなぁ…。
13:00、ボランティアセンターに戻り、一通りの報告を終えてからしばらく間が空いた。
バイク隊の参加者が大勢になり、派遣の準備の方が追いつかなくなってきたのだ。
余剰人員の陰でHさんといろいろ駄弁る。
宇都宮から下道をほぼ24時間掛けてやってきたらしい。すげぇ。
一週間くらい滞在するつもりで米も持ってきているそうだ。
余った僕の食料は彼にあげた。つってもレトルトカレーと缶詰一個だけど。
13:30、ようやく次の派遣GET。
おぉ、またあのトレーニングセンターだ。今度は物資を倉庫で積んで運ぶことになった。
セローもモトラもかなりの過積載で出発。行くのは3度目なので迷わず到着。
物資のついでに、忘れていた持参のお菓子もここで渡した。
少量だけど子供たちに喜んでもらえたら嬉しいなあ。
ボランティアセンターに戻ったのは14:30。
お、Mさんが戻っている。無事に軍手を届けたか尋ねてみた。
「道は四輪も通行できる状態で拍子抜け。軍手はすでに届いてた…」
Σ(゚口゚;
また情報錯綜か…まぁこういう非常時だからしゃーないねぇ。
Mさん「今日は人手も余り気味のようだし、そろそろ引き上げます」
塩犬「そうですね…、俺もそうします」
業務は16:00までしかできないし、派遣待ちのライダーが何人もいるし。
Hさんも明日以降が本番ってことで今日は打ち切り。
Mさんを見送った後、業務終了の手続きをして帰路に着いた。
帰り道もまたあちこち通行止めですんなり進めない。
迂回路をウロウロ探したが結局、往路と同じ道をトレース。
川口町、十日町を経て六日町ICへ着いたのは17:00。
関越道は夕闇の中。眼前に聳える谷川岳と冷たい夜風に、忍び寄る冬を予感した。
関越トンネルを越えると、とたんに弛緩した空気が漂う。この違いは何だろう。
17:45、休憩に立ち寄った赤城高原SA。
被災地から数時間離れたこの場所には、温かいラーメンと丸々と太った猫がいた。
どんなにボランティアで尽くしても、僕らには戻れる日常がある。
その点で被災者との立場は絶対的に異なるし、本当に痛みを分かち合うことは出来ないかもしれない。
でも、だからと言って放っておけないこともあるのだよ。
【行動しなかったことを後悔するより、行動したことを後悔する方がまし】が私のモットーだからねぇ…。
関越道・練馬ICで「災害復旧作業従事車輌」の張り紙を見せたが、鼻で笑われた。
「単なるボランティアなら料金をいただきますので」
ちっ、東京はせちがれぇなぁ…。
先週、新潟県を襲った中越地震。最大震度7、避難所で生活する被災者は一時期10万人に。
マスコミは被災地の状況を日々伝え、ネットでもいろんな形で支援活動が行われている。
いろいろ考えた挙句、今回のツーリングは予定変更。
新潟・中越地方へ赤十字バイク隊のボランティア、通称バイク隊に参加することにした。
さて、レポートを書く前に僕のボランティアへの考え方を披瀝しておこう。
(完全な私見の暴論なので、不快に思った方はスルーして下さい)
僕は「ボランティアは自己満足が目的」と思っている。
本当に被災者のためを思って行ってる人がほとんどだろうけど、
それでも「自己満足」と自覚して行動すべきじゃなかろうか。
「困っている人を助けている」とか「社会のために奉仕している」とか「正義」とか、
ボランティアの側がそんなオコガマシイことを言うべきではない。
というか、僕は恥ずかしくてそんなこと言えない。
僕の場合は、「被災地を放っておくと罪悪感を覚えて不満が残るから」この土日に行くことにした。
被災者のためではない、自分のためだ。自分に出来ることをやって、自己満足できればOK。
偽善と言われても構わない。自覚しているので被災者の方々の感謝は不要だし、誰がどう思おうと関係ない。
ただ、行くからには現地の負担になりたくない。向こうの迷惑になっては罪悪感が残ってしまう。
野宿するためのキャンプ道具、二日分の食料、水、バイクの修理工具に防寒具・雨具…っていつもの装備とほとんど変わらんな…。
あ、避難所の子供にあげるためのお菓子を追加したか。
まぁ、全てを持参した、いわゆる自給自足、自己完結型のボランティア、これが僕の原則である。
ネットや先遣隊とのメールのやり取りで、ボランティアの受入体制や交通情報などを事前に調査。
行く先は小千谷市に決定した。
出発は午前7:00。練馬ICから関越道へ。結構寒い。
途中の電光掲示板では「小出~長岡 地震通行止」と、しつこいほど表示されている。
8:15、上里SAで休憩&朝食。きつねうどんを食す。
ついでに小千谷市のボランティアセンターのあるサンラックおぢやへ電話。
バイク隊の受付状況を確認。直接行けば良いらしい。
藤岡JCTを過ぎてからの関越道はさすがに交通量が少ない。
土曜日の朝のこの時間、いつもなら下り線は行楽客で間違いなく混雑するのだが…。
赤城高原・沼田を過ぎ、やがて谷川岳が行く手に見えてきた。
頂付近に雪が見える。確実に冬は迫ってるんだなぁ…。
9:30、谷川岳PAで小休止。トイレのついでに、谷川岳の自然水をペットボトルに汲みなおした。
自宅の水道水より断然美味かろう。この2リットルで今日明日を凌ぐ。
関越トンネルは車線規制で一車線通行。地震の影響だろうか。
新潟へ抜けると、何となく周囲の様子を気にしてしまう。
平地へ下ってくるにつれて、地震の爪あとが見えてきた。
傾いたスキー場のリフト…川で何やら作業しているクレーン…路面のひび割れ…。。
湯沢PAで給油を済ませ、10:15、六日町ICで高速を降りた。
っと警察が検問をやってる。マイカーの自粛のためか、行く先と目的を聞いている。
「小千谷で赤十字のバイク隊のボランティアで…」
「あぁ、道分かる? 気をつけてね」
おぉ、高速料金を払わずに済んだ!! ラッキー♪
インターのすぐ側にあったセブン・イレブンでメモ帳と500mlのお茶を購入。
ここから十日町経由で小千谷へ向かう。最も被害の大きかった地域を通らねばならない。
路面状況に気をつけて出発。
まずは六日町からR252で十日町までの峠越え。
片側通行の区間もあったが支障なし。紅葉が艶やか過ぎるほど美しかった…。
十日町でR117を右折。北へ進むにつれ、倒壊した家屋がちらほら見え始める。
アスファルトの段差やひび割れも多い。ひどい段差は通行止め。
ちょっとした段差は砂利でスロープ状にされているので四輪も普通に通っていた。
事前に仕入れた情報ではR117で小千谷まで行けるとのことだったのだが、実際は関越道・越後川口IC付近で通行止め。
迂回路をどうしたものかと思ったが、地元・長岡ナンバーの車が次々と手前の道を曲がってゆくので、その車列についてゆくことにした。
川井大橋で信濃川を渡って県道を川口方面に。いやはや酷い状態だ。
後で知ったが、この辺りがまさに震源だったらしい。
パックリと30cmも口を開いた地割れが片方の車線に延々と続いていた。
もう一方の車線も地盤沈下でマンホールだけが路面に飛び出た状態。
先頭の自家用車は慎重にルートを選んで進んでいた。対向車とのすれ違いにも気を使う。
パトカーや救急車、復旧に従事するダンプや自衛隊の車輌も多い。
川口橋を渡りR17を左折、信濃川沿いを小千谷へと向かう。
途中、川縁の崖に立てられたカーオーディオの店が、半分中に浮いた上体で川の方に傾いていた。
崩れた土砂が路面を厚く覆っている箇所もあった。無理やりローラーで整地した上を通過。
柿の木を巻き込んだのだろうか、赤々と熟した柿の実が土砂のそこかしこに埋もれていた。
木津で左折しR351を経て小千谷駅前に到着。いよいよ小千谷市街だ。商店街は酷い有様。
ひび割れたビルの入口はロープで塞がれ、割れたショーウインドウがブルーシートで覆われている。
表面がボコボコにはがれた歩道には、何とか運び出した商品や家具が積まれていた。
小千谷総合病院の近辺にある何台もの路上駐車は、負傷者の看護だろうか…。
関越道・小千谷ICの手前で右折。ナビを頼りに進んで、12:05、到着したのは小千谷総合体育館。
「このあたりだよなぁ…」とサンラックおぢやを探すためにバイクを降りて歩いて回った。
体育館の周辺には全国から寄せられた物資のダンボールの山。
ボランティアが仕分け作業を行い、台車に詰まれた物資が飛び交っている。
体育館の中では医薬品などの手続き業務やいろいろなサービスの受付窓口があって大混雑。
また正面の広場では各種の炊き出しが行われていた。
丁度正午のお昼時。炊き出しに関するアナウンスが放送されている。
あっちの給水車にはバケツやポリタンクを持った人々の長い列…。
自衛隊の車輌に迷彩服の隊員もあちこちに。そこはまさに戦場だった。
地震という天災に奪われた平穏な生活を取り戻そうと、被災者と支援者が手を携え必死で抗う戦場だった。
体育館をグルリと一周したがサンラックおぢやの場所が分からず、結局直接電話。
200mほど離れた場所に見える建物だった。なーんだ。
バイクに戻ると、ダンボールを抱えた男性に声を掛けられた。
男性「どちらからお越しですか?」
塩犬「あ、東京からです」
男性「ありがとうございます、僕は新潟からなんですが全国からの応援が心強いです」
塩犬「いえ、たいした力にはなれませんけど」
男性「いえいえ。僕もオフロードバイクに乗りますが、この辺りの地割れは本当の地割れなので気をつけて下さいね」
塩犬「はいっ、お気をつけて」
バイクでサンラックおぢやへ着き、早々にボランティア登録の手続きを済ませた。
名前・連絡先・特技・期間などを書いて、名前とオフロードのバイク隊を示すガムテープを胸に張って準備OK。
バイク隊のスタッフの方に声を掛けたら、あいにく12:45までバイク隊は昼食休憩らしい。
「時間になったら担当者が呼び集めますので、それまで食事を済ませて下さい」とのこと。
ってわけで僕も今のうちに昼食。カロリーメイトと飲むゼリー。
12:45、バイク隊、集合の声。全体説明の後、初めて来た人向けの説明があった。
今日の業務は各避難所への医薬品配送とニーズ調査、そして被災者の話し相手。
外部と遮断された状態に長時間置かれた被災者の方々の孤独感を少しでも和らげること。
二人一組でペアを組んで行動し、単独行動は厳禁。絶対に無事故で。
危険を感じたり作業に不安がある場合は遠慮せず辞退すること。
一通りの説明の後、早速ペアで行動開始。
僕がペアを組んだのは川崎から来たKDX乗りの男性Mさん。
避難所の番号と名称が書かれた用紙と配布書類を受け取り、位置・ルートをナビゲータースタッフに確認。
それから出発の手続きを済ませ、医薬品他、配送する物資を受け取り出発。
先導役を交互に勤め、互いに補いあいながらMさんとあちこち回った。
1件目はDAMZ駐車場。どこかと思ったら、サンラックおぢやから看板が見えるほど近い。
200mくらい離れた場所にある、二階建ての駐車場だった。
車が何台か停まっていて、テントも張ってあったが、ちょっと様子が変だ。
キャンプ用のテーブルでくつろいでいた方々に声を掛けてみた。
「すみません、この避難所の責任者の方は…?」
「ん? ここ、ボランティアの人間しかいないよ?」
Σ(゚口゚; ボランティアの野営場か!?
1件目終了。。
2件目は廃校の片貝小学校の先、R117沿い。
一軒のガレージの入口をブルーシートで覆い、畳を敷き詰めた避難所だ。
近隣も済める状況ではないらしいが、各戸で個別に避難生活を送っているようだ。
住宅が並んでいるが完全に倒壊した家屋もある…。周辺の分も含めて御用聞き開始。
ここでは下着類とオムツが不足していた。復旧作業で汗をかいても着替えが無くて困ってるそうだ。
塩犬「紳士用下着ですね、近隣も含めて30枚…と…」
おっちゃん「がはは、紳士だってよ」
塩犬「みなさん、紳士でしょ(゚ー゚)ニヤリ で、女性用下着は何枚?」
おばちゃん「私、まだ女性で通じるかしら…w」
塩犬「(´-`) ンー かろうじて…」
一同「わはは」
ちょっと失礼だったかもしれないが、笑いを取れたので許してもらえたかな。
その他には、給水車から貯水槽(といっても風呂桶)へ水を運ぶための大き目のバケツ。
大人用オムツ、サロンパスのような膏薬…やはり現場の声は細かく聞く必要があるなぁ…。
3件目は集合住宅だった。しかし住人は出かけているのか全部屋不在。
通りがかりの方に尋ねたが、大家さんが近くの避難所にいるくらいしか分からなかった。
4件目は小千谷のメインストリートの商店街。総合病院の正面にある避難所だった。
割れた食器やガラスを片付けるための麻袋が大量に欲しいとのこと。
先日の台風による水害で土嚢に使ったため麻袋が品不足かもしれないが出来るだけ大量に。
なるほど普通のゴミ袋では破れてしまうものなぁ。了解っす。その旨報告します。
それからパンばかりが続いているのでオニギリが食べたいとのこと…。
一応報告するが食事に関する要望は市が取りまとめているので、ボランティアセンターではどうにもできない…。(つД`)
去り際に被災者のじいちゃんと会話。
じいちゃん「どっからきた?」
塩犬「東京です(^^」
Mさん「自分は川崎から(^^」
じいちゃん「ほお、遠いとこご苦労様、ありがとう」
じいちゃんからはこの辺りの豪雪についての話を聞いた。
じいちゃん「最近は温暖化で雪も減ったが、代わりに台風じゃなぁ…」
雪が減ったといっても真冬には数mも積もるらしい。雪下ろしを頼むだけで十何万も費用がかかるとか。
そのうえ地震で全・半壊の建物ばかり。雪が本格的に積もるまでに、果たしてどこまで復旧できるだろうか…。
5件目は四ツ子の古谷トレーニングセンターという体育館。
R117を右折して県道を南下するのだが、この道もかなり酷い。
路面のあちこちが陥没しているらしく、砂利で覆った応急処置が施してある。
通り沿いの電柱は傾き、全壊した家屋もあった。
トレセンの被災者は200人余り。管理スタッフの一人のおねえさんに物資を渡す。
子供も多いらしく、医薬品に含まれていた子供用歯ブラシを大いに喜んでくれた。
要望でリクエストされたのは油性マジック、使い捨ての食器、手を洗うための薬用石鹸やアルコール、トイレの掃除用具一式。
水の無い生活ならではの要望が多い。
おねえさん「明日、ボランティアの方が豚汁を作りに来て下さるらしいので、
食器はその方々が持ってきて下さるかも知れませんが…(^^;」
豚汁、子供たちが喜ぶだろうなぁ…( つ∀`)
トレセンから戻って16:10。ボランティア保険の都合で業務は16:00まで、ってことで本日の業務終了。
さて、野宿。今日、行ったDAMZ駐車場でいいや。
Mさん「どこに泊まるか決めてます?」
塩犬「えぇ、あそこの駐車場でテント張ります。Mさんは?」
Mさん「んー、寝袋しか持って来てないから、どうしようかと…」
塩犬「Σ( ̄▽ ̄;)ありゃまぁ…んじゃ、僕のテント三人用なので、よければ来ます?」
Mさん「そう言っていただけると、ありがたい…(^^;」
ってなわけで二人でDAMZ駐車場へ。
辺りはそろそろ薄暗くなり始めていた。駐車場に到着した頃から雨がポツポツ。
天気予報で予想されていた雨なのだが、どこかにいる雨男のせいのような気がしてやりきれん…。
僕がテントを設営している間、M氏は給油に。
水は入手困難だが、それ以外の品物…ガソリン、食料、酒などは一応手に入るのだ。
給油から戻って来たMさんにテント設営を手伝ってもらい、さて夕食はどうしよう。
Mさんはコンビニへ夕飯の買出しに行くらしい。
Mさん、いざとなったら夜は被害のなかった場所へバイクで移動するつもりで、
寝袋もテントも水も持ってきてなかったそうだ。熱い人だなぁ…。
僕は食料を持ってきていたのだが、敢えてコンビニへ買出しに行った。
現地調達しないのが基本だしそのつもりでいたのだが、状況が思ったほど深刻ではなかった。
地震からすでに一週間。流通もかなり回復しているので、ある程度はよかろう…。(駄目?)
ちなみに余った食料は長期滞在のボランティアに翌日渡したので無駄にせずに済んだ。
コンビニに着いたころには辺りはもう真っ暗…まだ17:00くらいだってのに…。
長い夜を見越して、こっそりビールも購入。
不謹慎かも知れないが、こういう状況で適度な息抜きは大切でしょ。
(勿論、こんな事件は絶対に許されない!)
駐車場に戻って地べたにシートを敷き晩酌&夕食。
ようやく落ち着いてMさんと談笑。仕事やバイク、旅のことなど。
Mさんもシステム・エンジニアで似たような仕事をしているらしい。
夜が更けるにつれて、やや寒くなってきたのでガソリンストーブを点火。
買ってきたビールも飲み干し食事も終わってまったりと…もう21:00くらいかなぁ…。
っと時計を確認して愕然!! まだ18:30!? …就寝時間まで何して過ごす…??
酒は無い…。本も無い。ラジオはあるが電波状況が悪くて全く聞き取れない…。
何の娯楽も無い中、秋の長~~い夜を過ごすのがこれほど苦痛とは…。。
ましてやこれが何日も続いている避難所の方々の辛さは…。
帰宅後確認したら、ボランティアで「エンターテイナー」や「パフォーマー」が募集されていた。
人を楽しませる能力が今切実に求められているね…。。
塩犬「さて、どうしましょ…?」
Mさん「そこのグループに声掛けて合流させてもらおう」
すぐに向かい側で静かに酒盛り?していた数人のグループに挨拶に行った。
すり抜けでもボランティアでも酒盛りでも、ガシガシ飛び込むタイプらしい。
ヘタレの僕には、こういう人が羨ましく思える。いいなぁ。
年嵩の男性6人ほどのグループは僕たちを快く輪に加えてくれた。
銀マットの上に並べられた食料や飲み物を脇にどけつつ着席し乾杯♪
素敵なおじさんたちは福島の只見町からやってきたらしい。
「明日の朝、豚汁の炊き出しをやるんだよ。トレーニングセンターとかいう避難所で」
おぉ! 今日、僕ら二人が行った避難所だ。奇遇だなぁ…。
材料も機材も水も食器も持参で300人分の豚汁作り。並大抵では出来ない量だ…。
「とにかく子供たちの笑顔を見たくて、やって来た」と熱く語る彼ら。
リーダー格のSさんが只見町と中越の関係を詳しく語って下さった。
「幕末、会津藩と長岡藩は同盟を結び、薩長をはじめとする新政府軍を相手に幕府軍として戦った。
越後での戦で焼きだされた難民は会津へと亡命。
その途上、只見町に留まった一団が今の只見町の礎となった。
長岡と只見には、そういう深い血のつながりがあるんだ。
只見にコトがあれば長岡が立ち、長岡にコトがあれば只見が立つ。
今回も長岡へ一旦向かったのだが、小千谷・川口の方が被害甚大と聞き、ここへやってきた。
とにかくじっとしてはいられなかった。」
この方々も熱い…。
只見の米で作ったオニギリや野菜の味噌漬け、自家製パンなどご馳走になった。
それにしても野宿も手馴れた様子。普段からアウトドアで遊んでるらしい。
冬山登山にスノーモービル…寒そう~…。
今夜も何人かは、駐車場に直接銀マットを敷いてシュラフで寝るらしい。
それを聞いたMさんも、僕のテントは止めて直シュラフへ転向。
ついでに明朝の豚汁作りを作る手伝いにも行くとのこと。
僕は「4:30起き」と聞いて辞退…すんません、無理しない主義なので…。
就寝は23:00。雨は降ってるがその分それほど冷え込まずに済んだ。
掲示板の代わりにこちらのコメント欄をお使いください。
少し前に、MovableTypeの3.1がリリースされました。
しかし、アップグレードのスクリプトは相変わらずバグが多い…。
このサイトではまだパッチをあてていませんが、仕事でいじったのでメモとして残しておきます。
まだ隠れてるバグも多いでしょうけど、役に立つかな?
■my-upgrade31.cgiの修正
・blog_custom_dynamic_templates の最後の”s”が抜けている箇所を修正
line76: blog_custom_dynamic_template -> blog_custom_dynamic_templates
line117: blog_custom_dynamic_template -> blog_custom_dynamic_templates
・PostgreSQLがver7.2.3以前の場合、SQLのalter文で項目のNOT NULL制約は変更できないので、
line125~131:
push @stmts, (‘update mt_template set template_build_dynamic = 0 where template_build_dynamic <> 1 or template_build_dynamic is null’,
‘alter table mt_template alter column template_build_dynamic set not null’);
push @stmts, (‘alter table mt_category add category_parent integer’,
‘update mt_category set category_parent = 0’,
‘alter table mt_category alter column category_parent set not null’)
unless has_column($dbh, ‘mt_category’, ‘category_parent’);
push @stmts, (“update mt_entry set entry_basename = ” where entry_basename is null”,
‘alter table mt_entry alter column entry_basename set not null’);
上記部分を下記のように修正。
push @stmts, (‘update mt_template set template_build_dynamic = 0 where template_build_dynamic <> 1 or template_build_dynamic is null’);
push @stmts, (‘alter table mt_category add category_parent integer’,
‘update mt_category set category_parent = 0’)
unless has_column($dbh, ‘mt_category’, ‘category_parent’);
push @stmts, (“update mt_entry set entry_basename = ” where entry_basename is null”);
・日付関連の追加項目がNULL値のため更新時にエラーが起るので、
push @stmts, (“update mt_template set template_modified_on=’2004-01-01 12:00:00′”);
push @stmts, (“update mt_template set template_created_on=’2004-01-01 12:00:00′”);
push @stmts, (“update mt_blog set blog_children_modified_on=’2004-01-01 12:00:00′”);
上記3行をline284↓の手前に追加。(3箇所以上ありそうですが)
for my $sql (@stmts) {
print “Running ‘$sql’\n”;
$dbh->do($sql) or die $dbh->errstr . ” on $sql”;
}
■アーカイブの設定
↓こんな感じでお好みで。
・個別 <$MTArchiveCategory$>/<$MTEntryID pad="1"$>.html
・月別 <$MTArchiveDate format="%Y%m"$>.html
・カテゴリー <$MTArchiveCategory$>/index.html
こんなとこですかね。ふぅ。
10月11・12日、台風が去るのを待って木曽から飛騨・立山へツーリングへ出かけたが、帰りにデジカメを失くしてしまった。
「写真が無くても情景を鮮やかに文章で…」と思ったが書くのがしんどいので、ボツ。
開田高原の新蕎麦に月夜沢林道、野麦峠・平湯・新穂高に飛騨牛、有峰林道に立山…。
いづれ再訪記を書くこともあろう…。
さて。んでまぁ、デジカメを先日買いなおした。
その評価も兼ねて箱根方面に日帰り林道ツーリングへ出かけた。
出発はのんびり10:00過ぎ。渋滞の環七を南下しR246を経て、10:50、東名高速道路へ。
11:20、海老名SAで小休止。朝食を兼ねてかき揚げ蕎麦とミニカレーのセットを食す。
11:45、東名高速を離れ、小田原厚木道路へ。
セローにあまり無理させないようにマイペースで走行。
12:10、小田原西I.Cを降りてR1を箱根湯本方面に進んだ。
小田原湯本CCの看板を頼りに国道を離れ、温泉街へ。
急勾配の坂を上って、12:30、白銀林道の入口に到着。
車両通行止の看板があるが、行けるとこまで行ってみるべ。
入口からしばらくは舗装区間。しかし侮ってはならない。
窪みや落石、落ち葉・苔。すっ転ぶ要素は充分なので、それなりに慎重に進んだ。
ある程度ワインディングで高度を稼ぎ、あとは山襞沿いのトラバースルート。
先日の台風で土砂崩れ完全通行止めも覚悟していたが思ったよりはまともだ。
未舗装区間はフラットダート。ほとんどガードレールがあるので安心して走れる。
ただ沢に掛かった橋の上は例外で、深い泥濘と水溜りによるスタックの危険がある。
いくつかの支線分岐やゲートを過ぎ、山間から相模湾がちらちら見えるようになった。
林道から見える海って、何か感動的なのだ。
中間地点を過ぎたあたりに景色のいい公園があった。もう、この辺りは湯河原か。
とりあえず星ヶ山公園でトイレ休憩。時刻は13:15。
この先のゲートが閉じていたが、鍵が掛かってるわけでも無い。
手で開けて通って閉めて、難なくクリア。
ゲートの先は深い谷を大きく迂回するルートが目立った。
未舗装区間も水が路面を流れていて、ガレや泥ヌタが多い。
一箇所工事中で重機が作業していたが、挨拶をして脇を抜けさせてもらった。
「箱根の山は天下の険」と歌われるが、幹線道路や電車だと小田原~熱海間が殆どトンネルのため実感が沸かない。
林道で実際に山越え谷越えしてみると、海のすぐ近くの癖に地形が複雑なのがよく分かる。
最後のゲートを越え、脇に祠のあるトンネルを抜けたところで林道走行終了。
13:50、走り屋で有名な椿ラインとの合流地点にある駐車場に出た。
展望台で写真を撮ってバイクに戻ると、KLXだったか、オフ車乗りに声を掛けられた。
KLX「すみませ~ん、どっち方面から来ました?」
塩犬「箱根湯本からです」
KLX「土砂崩れとかありました?」
塩犬「いえ、ゲートも手で開けられました。ただ一箇所工事中で重機が入ってます」
KLX「そうですか、ありがと~(^^」
塩犬「お気をつけて(^^」
椿ラインを箱根方面に進む。
っと少しワインディングを登ったところでバイク事故だ。
ワゴン車の向こうで大型レプリカが横倒しになり、カウルやミラーが道路に散らばっている。
自損だろうか、ライダーは立って呆然としていた。ワゴンのドライバーが話しかけている。
僕はとりあえずバイクを止め、散乱した部品を脇にどけた。
しばらくするとライダーの知り合いらしい人物が二人ほど駆けつけて来た。
もう心配なさそうなので退散。ツーリングの続きはこれまで以上に慎重に進んだ。
箱根ターンパイクとの分岐にある大観山の展望台をスルーし、箱根・芦ノ湖方面へと長い坂道を下る。
14:20、国道一号線に合流して左へ。暫く上り坂を登って道の駅・箱根峠に到着。
もう昼食の時間帯はとっくに過ぎていたが、朝飯が遅かったので余り腹が減ってない。
しかし何か食べた方がよかろうと、おやつに団子を注文した。
休憩を終えて向かったのは芦ノ湖スカイライン。
富士山の景観が楽しめる有料の快走路である。
標高も結構高く、ちょっと寒かった。
雲が出て富士山は全く見えなかったが、日を照り返す駿河湾は美しかった。
15:00過ぎ、10kmほど進んで分岐を右折、芦ノ湖の湖尻へ。
せっかくここまで来たので大涌谷へ黒たまごを食べに行くことにした。
バイクでも行けるがどうも渋滞気配だったので、敢えてロープウェイで。
中国や韓国、インド辺りの観光客が無茶苦茶多くて大混雑。
一緒に乗った英語圏の外国人は母娘赤ちゃんの三世代連れだった。
15:45、大涌谷に到着。うーん、相変わらず荒んだ光景。
恐山や鬼押し出しに匹敵する地獄絵図…。
卵茶屋まで歩いて行くのが面倒なので、その辺の売店で黒たまごを購入。6個入り500円。
その場で二つほど食べたが、まぁ普通の茹で卵だね。って、当たり前か。
卵を食べて満足し、すぐに帰りのロープウェイの行列に並んだ。待ち時間30分…。( ̄ヘ ̄;)…
家族連れの真っ只中でベタベタとチューしてる馬鹿ップルにムカつきながら順番を待つ。
ミュータントタートルズが描かれたビニールのリュックを背負った、立派なヒゲのインド人のおっさんが印象的だった。
バイクを停めていた駐車場に戻ったのが16:35。すでに薄暗くなってきた。
芦ノ湖スカイラインに戻り、さっきの分岐を右折して今度は御殿場方面に向かった。
日が落ちるのが早い。走ってるうちに暗くなってきた。
ワインディングを下り、R138を左折。
17:10、すっかり暗くなった中、御殿場温泉会館に到着した。
ここはセロー購入直後に慣らし運転で来た事がある思い出の温泉だ。
500円のチケットを買って入場。いろいろ重ね着しているので着替えが面倒である。
体を洗ってザブンと入浴。湯船から真正面に富士山が見えるのだが、この時間じゃ真っ暗。
今日は昼間でも雲で見えなかっただろうから、まぁいいか。
湯船から上がり、畳敷きの大広間でくつろいだ。
サッカーの中継が終わった頃、寝そべっていると…ん? 何か、揺れてないか…??
周囲もザワザワと騒ぎ出したところにニュース速報が入ってきた。
「甲信越地方で新潟県中越を震源とする大きな地震がありました。各地の震度は次の通り…」
そう。最大震度6強を記録した新潟中越地震である…。。
さすがに静岡県民は地震情報に敏感だ。
「○○ちゃん、地震で危ないからこっち来なさい」
走り回っていた子供を母親が呼び戻す。
そそくさと帰り支度を始める人たちもちらほら。
皆が心配そうにニュースを見ていた。っと、また揺れた…。。
…僕も帰るとするか…。
この時間、高速道路の上り線はまだ渋滞だろう。帰路は下道を選んだ。
まだ19:00だというのに足柄峠は真っ暗。
セローの頼りないヘッドライトが届く範囲だけが視覚で認識できる限界である。
バックミラーを見ても何も見えない…。
もし今、ヘッドライトがいきなり消えたら…。
想像しただけで背筋がブルっと震えてしまった。
やっぱ本能的に怖いものってあるんだねぇ…暗闇とか地震とか…。