有言日光


「今年は冬でもキャンプツーリングするぞ~」と決意している34歳の独身男って、傍から見たら痛いだろうなぁ。
でもいいのだ。自己満足が目的なのだ。やると言ったらやるのだ。
暦の上ではすでに立冬を過ぎ、小雪が目前。そんな土曜日の朝。
雨上がりの曇り空でいきなり決意が萎えそうになったが何のその。
今回の目的地はバイク・ツーリングの定番スポット、栃木県は日光とその周辺。
紅葉のハイシーズンも過ぎた初冬の男体山目指して、8:30出発!
給油を済ませ大泉から外還道に乗り、川口JCTから東北道へ。
いつも高速道路を走るときは暇つぶしに歌を歌っているのだが、
今日は掲示板で紹介したPuffyのTEEN TITANSのテーマがエンドレス…。
♪ ティー・イー・イー・エヌ! ティーアイティー! エーエヌエス!
ティーン・タイタンズッ! Let’s Go♪
耳から離れないアニメソングをヤケクソでグルグルと繰り返しつつ一路北上。
9:00過ぎ、羽生PAでエビチリバーガーの朝食。
さすがに寒いが、こないだの信州ほどでは無い。
埼玉から栃木に入った辺りから空も晴れてきた。

今日はサイドケース+いつものバッグ

今日はサイドケース+いつものバッグ

10:40、宇都宮ICで東北道を降りて、日光自動車道へ。
バイクのエンジン音が調子悪そうなので無理させないようにのんびり走行。
進むにつれてだんだん寒くなってくる。路肩の紅葉が美しい。
周囲の山々が迫ってくる。日光がこんなに険しい断崖に包まれてるとは知らなかった。
11:10、清滝ICで日光自動車道を降り、そのまま第二いろは坂へ。
日本でも有名なツーリングのルートだ。
急勾配の急カーブを何度も何度も曲がって登ってゆく。

日光自動車道は僅かに紅葉が残っていた

日光自動車道は僅かに紅葉が残っていた

いろは坂 曲がりくねってます

いろは坂 曲がりくねってます

11:30、明智平に到着。ロープウェイで展望台に登る。
絶壁を襞に隠した男体山の裾野に青々と中禅寺湖が浮かんでいる。
その一端から華厳の滝が爆音を轟かせながら白く太い縦線を描いていた。
壮観だ…。

明智平から中禅寺湖と華厳の滝を一望

明智平から中禅寺湖と華厳の滝を一望

反対側には関東平野 これまた絶景

反対側には関東平野 これまた絶景

R120をそのまま進み、12:00、中禅寺湖畔で昼食。
さすが観光地、客ひきが激しいなぁ。
適当な店に入ってワカサギ定食を注文。確か1800円だったか?
値段は高いがワカサギの天ぷらの量には満足。
日光名物の湯葉も付いているし、一応合格点をあげておこう。

中禅寺湖 釣りも盛んです

中禅寺湖 釣りも盛んです

ワカサギ天ぷら&湯葉 (゚Д゚)ウマー

ワカサギ天ぷら&湯葉 (゚Д゚)ウマー

食事を終えて12:30。
時間が勿体無かったので竜頭の滝はスルー。
戦場ヶ原にちょっと寄り道してから、志津林道(=裏男体林道)方面へ向かう。
給油を途中でしたかったのだが、あてにしていたGSが誰もいなかった。
まぁ、林道一本くらいは充分持つだろう。

戦場ヶ原 名前にぴったりの雰囲気です

戦場ヶ原 名前にぴったりの雰囲気です

戦場ヶ原より男体山を望む

戦場ヶ原より男体山を望む

光徳牧場方面に右折し、13:00、志津林道入口に到着。
200mほどで水溜りの多いダートは終わり、その先は舗装路。
熊笹に囲まれて復員狭し。しばらく進むと猿の群がいた。さすが日光。
人間に慣れているのだろう、ノロノロと路肩の藪に隠れてゆく。

志津林道(裏男体林道)入口

志津林道(裏男体林道)入口

日光周辺は猿が本当に多いのだ

日光周辺は猿が本当に多いのだ

何キロほど進んだろうか、志津小屋への分岐手前で舗装は終わり。
何か白いものがチラチラ舞ってるなぁ…と思ったら雪か? 風花か?
そのまま、やや荒れ気味の未舗装路を2kmほど直進するも、13:20、ゲートに阻まれてしまった。
左側の障害を何とかして越えるか、バイクを倒してバーを無理やり潜らせるか…。
ちと迷ったがキャンプ荷物を降ろすのも面倒なので、ここは素直にUターン。
分岐まで戻る途中、男体山をドーンと眺められることを思うと無駄ではなかった。

志津小屋分岐付近 水溜りに映る初冬の雲

志津小屋分岐付近 水溜りに映る初冬の雲

裏男体林道より男体山を望む

裏男体林道より男体山を望む

このゲートが曲者なのです

このゲートが曲者なのです

分岐に戻って志津小屋方面に少し進むとまたゲート。今度は左脇を難なく抜けられた。
その先に再び分岐。右手、登り勾配の支線へ進む。ガレ気味で随分深いクレパスもある。
1kmも進まないうちに大規模な崩落の断崖で行き止まり。
何か雪の降り方も少し激しくなって来たので、ひとまず退散しよう。
と、足元の覚束ない急坂でUターンしたら、バランスを崩して久々にこけてしまった…。ちぇっ。

志津林道支線 かなりガレてます

志津林道支線 かなりガレてます

男体山の山腹崩落 やっぱ荒々しいね

男体山の山腹崩落 やっぱ荒々しいね

来た道を戻り、R120へ出て中禅寺湖へ向かう。雪はもう止んでしまった。
あっ。さっき誰もいなかったGSでバイクが給油してやがる。
昼食で離席してたのか…むぅ。何か悔しいので、ここで給油するのは止めとこ。
14:10、中禅寺湖で給油。日没は16:30頃の予定なので、もう余り時間が無い。
華厳の滝には立ち寄らず、第一いろは坂を日光方面にずんずん下る。
清滝でR120のメインルートを外れ、清滝派出所の交差点を左折。
「観光客のみなさまへ この道は通りぬけ出来ません」と、書かれている道を進む。
林道を案内する看板が現れ、14:30、表男体山林道の起点に到着。

こんな看板に

こんな看板に

従って進みます

従って進みます

こりゃ酷い。ガレガレだ。落ち葉や苔も多い。
暗い森の中、急勾配・急カーブのワインディングをひたすら登る。
甲子林道よりはましだが、かなりの悪路に辟易した。

林道表男体線 清滝の起点付近

林道表男体線 清滝の起点付近

四輪だとちょっときつそう…

四輪だとちょっときつそう…

随分登ったところで、裏見の滝線との三叉路へ出た。志津方面へ左折し、また登る。
この道をずーっと進むと、さっき行く手を阻まれた裏男体林道のゲートに出るはずなのだ。
しかし、時刻が15:00近い。明るいうちにキャンプ場に着くタイムリミットか…。
男体山のビュースポットのあたり、大きく開けた場所で丁度15:00になったので渋々Uターン。
またいつか来る日もあるだろう。

三叉路から先は走りやすいフラットダート

三叉路から先は走りやすいフラットダート

表男体林道より男体山を望む

表男体林道より男体山を望む

三叉路まで戻り、裏見の滝方面へのんびりと未舗装路を下る。
正面に見えるのは女峰山だろうか、いい眺めだ。
林道の起点から少し進んで渓流を渡り、もうすぐ終点…。
裏見の滝の駐車場が見えた…ってとこでゲート!? Σ(゚口゚;

このタイプのゲートが抜けられない…

このタイプのゲートが抜けられない…

女峰山かな?

女峰山かな?

時刻は15:30。日暮れ間近だが、どうにも出られそうに無い。
ここさえ抜けられれば日光市街、キャンプ場までもすぐなのに…。。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。 木々の間を駆け下りようかとも思ったが危険すぎるよな…。仕方なくUターン。 来たルートを急いで戻り、清滝へ出たのが16:00。 あのガレ林道をよくもまぁ飛ばしたものだ。 東照宮は明日にまわし、日光市街で迷いつつ、街中からちょっと離れた外山キャンプ場を目指す。 この季節、キャンプ場はほとんど冬季閉鎖なのだが、このキャンプ場には事前に連絡済み。 「一応、通年営業なんだけど、今管理人が入院中で水道を止めてて…それでもよければ」 たまたま電話を取った親戚の方にそう告げられた。 うーん。ほとんど野宿だが、水はどこかで汲んで来りゃいいさ。 料金800円はポストにでも入れといてくれればOKってことで交渉成立。 観光地で大っぴらにキャンプすることを思えば安かろう…。 なんて甘い考えで、16:30、外山キャンプ場へ到着。
げふっ。ひどい施設だ。なんつーか、とっちらかってる。
汲み取り式トイレがあると聞いてたのだが、どこだかわからん。
『お手洗』と書かれた小屋はあるが、どう見ても廃墟マニア向け。
「ここで800円か…」どうしようか迷ったが他にあてもないのでテントを張ることに。
安かろう悪かろうだなぁ…本当に…。

外山キャンプ場 よく言えばディープ

外山キャンプ場 ディープかも

自称「お手洗」 恐くて入れん

自称「お手洗」 恐くて入れん

テント設営終了後、買い出しに市街へ降りる。辺りはもう真っ暗。
猿にテントを荒らされると嫌なので、LEDランタンとラジオのスイッチを入れておく。
酒屋とスーパーで諸々購入。その足で温泉へ。
17:50、やしおの湯に到着。入浴料金は500円。冷えた体を芯から暖めた。
湯から出た後も18:50までのんびり過ごす。
キャンプ場へ戻ったのが19:00。夕食はおでん。
出来合いのパック入りにロールキャベツと餅巾着をお好みで追加。
ビールとチーズで軽く飲みつつ、コッヘルにあけたおでんをストーブで加熱。
熱々おでんが出来上がったところで日本酒にバトンタッチ。
ハグハグ、ムシャムシャ、グビグビ。あったまる~♪

やしおの湯 広い湯船が気持ち(・∀・)イイ!!

やしおの湯 広い湯船が気持ち(・∀・)イイ!!

アツアツおでん (゚Д゚)ウマー

アツアツおでん (゚Д゚)ウマー

腹一杯になったところでシュラフに潜り込むが、なかなか寝付けない。
枕元のNHKラジオではゲストで小室哲也が出ていた。自然と意識はそっちへ向かう。
やがてWhat a wonderful Worldの日本語訳を生ギターで歌い始めた…沁みるなぁ…。
音楽が終わって演芸に短歌…夜がどんどん更けてゆく…。
むぅ。
だんだん寒くなってきたぞ…。



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