秋の夕日に照る山紅葉


今週の土曜日は小用があって日曜日しか自由にならなかった。
日帰りで新潟へボランティアに行くのも、ちょっと気が進まない。
近場の山梨辺りへ紅葉でも見に行ってくるか、ってことで甲州へ。
出発は10:00過ぎ。日帰りだと何故か出だしが遅いんだよなぁ。
環七から甲州街道、首都高速を経て中央道へ。
毎度のことだが、何度も料金所で小銭を払わされるのがムカつく。
ガーッと西へ進んで、11:20、談合坂SAでトイレ休憩。
12:00、勝沼ICで一般道へ降りた。
さて、腹が減った。朝から何も食べてなかったので、とりあえず飯だ飯だ。
塩山方面に進む途中、「手打ほうとう」と書かれた店があった。
空腹のため、吸い込まれるように入店。(帰宅後、あちこち調べてこの店だと判明した)
メニューがほうとうとワインとツマミしかないので、必然的にほうとうを注文。
20分ほどして、鉄鍋とお椀(取り皿)が運ばれてきた。
一人前1300円だけあって量が多い。味も満足満足。

店の名前、その場では分からんかった

店の名前、よくわからんかった

高騰してる野菜もたっぷり入って(゚Д゚)ウマー

高騰してる野菜もたっぷり入って(゚Д゚)ウマー

だいぶ体があたたまったところで、12:35、出発。
塩山を過ぎ、R140に合流。牧丘方面へ北上する。
うーん、ちと腹がグルグル鳴り始めた。急に大食いして腸が刺激されたかなぁ…。
本来の分岐点を敢えて通り過ぎ、道の駅・花かげの郷まきおかのトイレへ!
厚着でオフブーツなので、ゆったりと入れるトイレでないと辛いのだ。

道の駅・花かげの郷まきおか 家族連れで大混雑

道の駅・花かげの郷まきおか 家族連れで大混雑

少し戻って給油を済ませ、準備OK。
県道210=杣口塩山線を北上し、13:20、杣口林道の起点に到着。
道は急カーブの続くワインディング路になり、ぐんぐんと標高が上がってゆく。
綺麗に舗装され整備された林道は、やがて美しい紅葉に囲まれていった。

牧丘町は紅葉最盛期

牧丘町は紅葉最盛期

天へと伸びる杣口林道

天へと伸びる杣口林道

錦の山肌を縫うように走ってます

錦の山肌を縫うように走ってます

13:40、川上牧丘林道の入口に到着! …ってゲート閉まってるよ。。
路面流出のため通行止めか…。脇にスペースもあったが止めといた。
標高2300mの峠越えを考えると危険は冒したくない。
方向転換して焼山峠へ向かい、数分で到着。
焼山林道のゲートも閉まっていた。まぁ、この林道は舗装路なので別に構わない。
未舗装路を求めて乙女高原方面へとバイクを進めた。

川上牧丘林道ゲートです

川上牧丘林道ゲートです

こちらは焼山林道のゲート

こちらは焼山林道のゲート

このまま乙女高原を進むとクリスタルラインと呼ばれるコースになるのだが、そっちへは進まない。
13:50、水ヶ森林道の分岐で左折。以前、来た事がある林道だがこの季節は初めて。
舗装路を数km進んだところで、フラットなダートが表れた。
ところどころ視界も開け、黄金色に輝く森が見渡せる。ん~、気持ちいい♪

フラットで走りやすい水ヶ森林道

フラットで走りやすい水ヶ森林道

甲斐の山々~陽に映えて~♪

甲斐の山々~陽に映えて~♪

14:10、一ツ木水ヶ森林道の分岐を左折。
急な下り勾配の未舗装を2kmほど進む。
まだ14:00だっていうのに、地面の影は長めに伸びている。
日が短くなってる証拠だ。時間の割りに太陽が低い…。

一ツ木水ヶ森林道

一ツ木水ヶ森林道

何の木だろ? 桜か?

何の木だろ? 桜か?

終点を過ぎ、坂道を下りきったところで、14:23、東山中部林道との交差点。
やや荒れ気味の東山中部林道を太良峠方面に右折した。
ほとんどが暗い林間だが、時々望める景観が素晴らしい。
彼方に見えるのは甲武信岳だろうか、奥秩父へと続く山塊の威容が視界一杯に広がる。

この季節だけの鮮やかな山容

この季節だけの鮮やかな山容

いい感じで荒れてる東山中部林道

いい感じで荒れてる東山中部林道

日に照らされて輝く木の葉

日に照らされて輝く木の葉

林道終点間際の景観 甲州山間部の集落です

林道終点間際の景観 甲州山間部の集落です

14:45、6.5kmほどで林道走行は終了。
ぶつかった舗装路は上り勾配の方向へ右折、県道31号へ進んだ。
寒々しい渓流が静々と脇を流れている。
奥まったカーブで谷を越えさらに標高をあげつつ、県道へ出た。
右折してワインディングを抜け、15:00過ぎ、太良峠へ到着した。

この日の甲府盆地は景観いまいち

この日の甲府盆地は景観いまいち

峠からの景色を楽しみにここまで来たが、視界が悪くて期待外れ。
仕方なくUターンし、塩山方面へと峠道を下る。
っと、途中にあった駐車スペースで綺麗なモミジ発見。
今日観てきた紅葉は黄色主体だったので、物珍しく感じてしまう。

赤く染まったモミジの葉っぱ

赤く染まったモミジの葉っぱ

思わずセローと記念撮影

思わずセローと記念撮影

この時間になるとさすがに少し冷えてくる。
帰路に着く前に温泉に寄って行こう。
県道と交差するフルーツラインを右折し、少し迷って15:30、ほったらかし温泉に到着。
入浴料500円で券を買い、古くて狭い露天風呂「こっちの湯」に入った。
あいにく富士山は見えなかったが、開放感溢れる素敵な露天風呂でのんびりまったり癒された。
山梨の方言は実家の静岡に近い部分があるので、地元の会話を聞くだけでも楽しめる。
風呂上り、小腹が空いたので売店でおでんを注文。
味は…うーん、いかにも業務用って感じ…、蕎麦にしとけばよかった。。

ほったらかし温泉 でも何故、亀?

ほったらかし温泉 でも何故、亀?

おでん パック入りがスーパーで買えそう

おでん パック入りがスーパーで買えそう

16:30、そろそろ帰るかな。
笛吹川フルーツ公園の脇を抜け、車列に混じり塩山市街へと坂道を下る。
県道をつなぎ、勝沼を経てR20へ。この頃には辺りは夕暮れ。
日が暮れるのがあっという間のこの季節。
夕日に照らされた紅葉ってシチュエーションは実際はかなり短い。
一日の終わりと一年の終わり…時計の針が重なる瞬間に似てるかも。

ほったらかし温泉駐車場からの眺め

ほったらかし温泉駐車場からの眺め

笛吹川フルーツ公園より塩山市街を望む

笛吹川フルーツ公園より塩山市街を望む

中央道はどうせ混雑してるだろうからと、そのまま国道をしばらくの間進んだ。
背後に去り行く甲斐の山々は、今年も暖色系の毛布を纏い冬将軍の到来に備えていた…。



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