護法少女ソワカちゃんがDVDに!

これといった更新もしないままGWも終わってしまいました。
この週末にレポもまとめたかったのですが、何やかやと雑事に流され、ま、いつもの体たらくです。
ところで私がご執心の例のWEBアニメ『護法少女ソワカちゃん』がDVDとして発売されることになったようです。
護法少女ソワカちゃん 乗の巻(初回限定盤) [DVD]』という商品名で、Amazonでも予約が開始されてます。
ちなみにベストセラーのDVD部門で現在17位とか。
詳しくは作者であるkihirohitoさんのブログをご覧ください。
自分なりに応援してきた作品なので、こういうニュースは素直に嬉しいですね。
ま、この作品にとってはDVD化も一つの区切りに過ぎないのかも知れませんけど(と色々期待してみる)。
kihirohitoさんには今後もマイペースで好きなように作品を作っていただきたいものです。
影ながら応援しております。(あまり影でないかも知れませんが)

世の中はGWらしい

先週の山菜塾は大漁でした。
コゴミ・ハリギリ・山ウド・コシアブラ…。
天ぷらやら胡麻和えやらでたっぷり堪能しました。
カメラ持って行かなかったのでレポは無しです。すみません。
さて。
世の中はゴールデンウィークらしいですけど、私の場合、今年はこの時期の長期休みを諦めました。
仕事はまあいいとして、個人の趣味で企画した某イベントで、実はなぜか中心的な役どころに就いてます。
そんなこんなで6月中旬まではどーにもならぬ状況です。自分のせいなんですけどね(笑)
さて、長期ツーリングは無し、カレンダー通りの連休なんですが、その初日。
昼飯は下北沢にあるマジック・スパイスというお店で、スープカレーを食べてきました。

マジックスパイス下北沢店

マジックスパイス下北沢店

北海道由来のスープカレー、割と話題になってるみたいなんですが、実は初体験です。
行ってみたら開店前から行列ができてました。とは言え11:30の開店で全員問題なく入店できる程度。
この店ではカレーの辛さを調節できます。
詳細は置いといて私が注文したのはチキンカレーの「涅槃」という辛さ。
確かに辛いのですが、複雑玄妙なスパイスでとても美味しかったです。
次に行くときは辛さのレベルを少し上げて注文しようと思います。

チキンカレー「涅槃」 辛いけど(゚д゚)ウマー

チキンカレー「涅槃」 辛いけど(゚д゚)ウマー

食べ終わって、午後は上野に足を伸ばして「阿修羅展」を観てきました。
個人的に仏像がとても好きなので、心置きなく楽しんできました。
途中献血もしたりして。

東京国立博物館 奈良・興福寺の「阿修羅展」開催中

東京国立博物館 奈良・興福寺の「阿修羅展」開催中

帰り道、公演の一角でホームレスの方々が100人ほどドカシーに座ってました。
何かマイクで話してるのを神妙に訊いてるので、何かなーと思ったらキリスト教系の団体なんですね。
ボランティアで無宿者に食事を配布してるらしいのですが、その代わりに(?)教えを説いてるようで……
世の中、不況って時にこそ、こういう動きは激しくなるんでしょうねー。

外から野次を飛ばすホームレスも居たり 複雑ですね

外から野次を飛ばすホームレスも居たり 複雑ですね

穏やかな春の日差しの中、一日満喫してきました。
後半は実家にちょっと帰省しようと思いますが、どこかでレポも書きたいですね。
そんな感じで過ごしてます、はい。どもども。

一ヶ月も放置しちゃってすみません

どうも、すみません。また長々と放置してしまいました。
4月には群馬の方へ一度ソロキャンプツーリングに行ってきたのですが、
そのレポも上げられないまま、忙しい日々が過ぎてしまってます。
ツーレポを楽しみにしていただいてる方には申し訳ありませぬ。
さて。明日・明後日は毎年恒例の山菜塾なのですが、
今回は基本に立ち返って外道バスターズにメンバーを絞りました。
残念なことに雨なんですけど、時期を逃すと駄目なんで行ってきます。

近況報告など……

またしばらく放置しちゃってましたね。すみませーん。
えー、今週末はお花見などで土日とも予定が埋まっちゃってます。
バイクで出掛けたり山に登ったりしたいのですが、どーもそれ以外の用事で忙しく。
そう言えば昨年8月に開催した『護法少女ソワカちゃん電奇梵唄会』ですが、
この6月に第二回を開催することが決まりました。
今度はトークがメインのオールナイトイベントになる予定です。
今回もそっち方面で何かと忙しくなるような気がしますが、
ま、好きでやってるので仕方ないですね。頑張ります。

秩父リハビリツーリング

今日、日帰りで秩父方面へツーリングへ出掛けました。
ずいぶんと久しぶりです。天気は良かったのですが寒かったですねー。
何度も訪れてる地域なのでツーレポは略して写真だけザックリ公開します。

道の駅ちちぶにて 立ち食い蕎麦で朝食

道の駅ちちぶにて 立ち食い蕎麦で朝食

林道御岳山線

林道御岳山線

三峯神社へ参拝

三峯神社へ参拝

昼食は道の駅で買っておいた岩魚寿司

昼食は道の駅で買っておいた岩魚寿司

大洞川沿いの雲取林道は途中でUターン

大洞川沿いの雲取林道は途中でUターン

林道脇の湧水があたりに飛び散って凍ってました

林道脇の湧水があたりに飛び散って凍ってました

ツララは割と普通に見かけますが

ツララは割と普通に見かけますが

氷に包まれた石や小枝はなかなか珍しいかも

氷に包まれた石や小枝はなかなか珍しいかも

広河原林道で有馬峠へ 北側斜面が少し凍ってました

広河原林道で有馬峠へ 北側斜面が少し凍ってました

〆は大名栗林道 全線問題なく走れました

〆は大名栗林道 全線問題なく走れました

これで本調子に戻ってキャンプツーへ…と行きたい所なのですが、
来週の3連休は少なくとも一日は出勤せねばならなくなりました。
まぁ、勤め人じゃ、しゃーないっすね。

また放置してすみません

前回の記事の後、ちゃんと山歩きへ行ってきました。
そのレポも書きたいのですが多忙になっちゃってずるずると…。
まぁ、こういう状況はこれまでも度々ありましたのでご寛恕ください。
そろそろソロキャンプツーリングもしたくなってきましたけど
この土曜日は出勤予定ですので今週はNGですね。残念。

今週末は林道歩きに

えー、先週に引き続き今週末も山へ行ってきます。
と言っても林道浪漫の健さんが企画したYプロジェクトという林道歩きですが。
いきなりテント泊ですけどベテランの方々が同行してるので、割と安心しております。
今夜のうちに現地入りして車中泊する予定です。ではでは、行ってまいります。

高尾山へ行ってきた

自分の体力が今現在どんなものか、軽くテストしたくなって
日曜日に高尾山方面にトレッキングに行ってきました。
この季節、普通なら雪に埋もれた登山道…というのを覚悟して、
ベテラン山師の方々にアドバイスを求めて色々揃えたのですが、
ここ最近暑いくらいの陽気で、山でも雪の「ゆ」の字すらありませんでした。
まずは高尾山口駅から稲荷山コースで高尾山頂を目指しました。
この稲荷山までの登りが今回の行程で一番きつかったです。

高尾山口駅 想像してたより人多いです

高尾山口駅 想像してたより人多いです

稲荷山コースはいきなり急勾配から始まります

稲荷山コースはいきなり急勾配から始まります

稲荷山山頂の休憩所

稲荷山山頂の休憩所

稲荷山より都内方面を望む

稲荷山より都内方面を望む

稲荷山山頂で小休止した後は尾根沿いに高尾山頂へ。
沢山の人で賑わっていましたが、ここでも小休止しただけで先を急ぎます。
景色はいいのですが春霞で富士山までは見えませんでした。残念。

高尾山頂にて ミシュランの影響か混雑してます

高尾山頂にて ミシュランの影響か混雑してます

富士山は見えず 残念

富士山は見えず 残念

もみじ台から一丁平を経てやってきたのが小仏城山。ここでようやく昼飯です。
持参したおにぎりとお新香に加え、茶屋で缶ビールと名物のなめこ汁を購入。
ここのなめこ汁はMr.mudさんから進められた品でして、これを食べに来たと言っても過言ではありません。
済まし仕立てでぬめり具合がとても美味しく、おかわりしてしまいました。

小仏城山にてランチタイム

小仏城山にてランチタイム

冷えたビールが山の上で飲めるって嬉しいなぁ

冷えたビールが山の上で飲めるって嬉しいなぁ

城山名物のなめこ汁 熱々で(゚д゚)ウマー

城山名物のなめこ汁 熱々で(゚д゚)ウマー

足下の彼方に相模湖が見えました

足下の彼方に相模湖が見えました

思っていたより早い時間でここまで来れましたが、予定通り帰途につきます。
城山からは日陰沢林道で里までおりました。
登山道に比べると歩きやすいのですが面白みは減じますね。

日陰沢林道を下って行きます

日陰沢林道を下って行きます

徒歩だとこういうゲートも気にしなくていいんですね…

徒歩だとこういうゲートも気にしなくていいんですね…

都道516号に出たら右折してしばらく歩き、摺差の峰尾豆腐店に寄り道。
ここもMr.mudさんからお勧めいただいたお店です。
寄席豆腐とたれを購入して、向かいの駐車場のベンチですぐに食べてみました。
大豆の味が濃く美味しかったです!

裏高尾・摺差の峰尾豆腐店

裏高尾・摺差の峰尾豆腐店

寄席豆腐めちゃ(゚д゚)ウマー

寄席豆腐めちゃ(゚д゚)ウマー

店の前のバス停から高尾駅へ移動し、あとは中央特快を使って帰宅。
一日掛かりを想定していたコースなのですが、15時には帰宅できました。
別の手軽な低山にもちょっと行ってみたくなりますね。いい経験になりましたー。

ダイエットで20kg減

えー、ここのところあっちこっち行って食べた記事ばかり書いてて、
ブログだけ読む限りでは信じてもらえないでしょうけど、実は私、ダイエットをしてます。
まだ半年弱ですけど、ようやく第一目標のマイナス20kgに達しました。
とはいえ「とても太い」から「太い」に移行した程度でして、まだまだ減量せねばならないのですが、
ま、一応区切りの良さそうな数字だったのでご報告させていただきました。
ダイエットを始めたきっかけは昨年9月の入院です。
入院のきっかけになった症状は肥満とは関係のないものだったのですが、
やや高血圧気味であることが判明して医者から「痩せなさい」と言われたがそもそもの動機です。
10日間の入院の間に体重が5kg減ったことは以前書きましたが、
それが戻らないように気をつけねばと思ってるところに『護法少女ソワカちゃん』関係でお世話になっている
マンガ評論家の伊藤剛先生がオタキング・岡田斗司夫氏と揉めてる(?)というニュースを目にしました。
(この件については両者が直接会って和解されたそうです、よかったよかった)
さて、そのニュースを追う中で知ったのが岡田斗司夫氏が提唱するレコーディング・ダイエット
興味を持ってAmazonで本を取り寄せ、人知れず体重や食べた物とそのカロリーを毎日記録し始めました。
それまでの食生活のカロリーを算出してみましたが、なんと一日4000~5000kcalも…そりゃ太るわけです(汗)
自分が標準体型であると仮定した場合の基礎代謝から逆算して、
一日1500kcal以内に抑えることを目標に決めました。
その後、今日に至るまで毎食カロリーを頭の中で計算しながらメニューを決めてます。
(一応、各種栄養素のことも考えてますんで、その点はご安心を)
で、ダイエット開始から5ヶ月余り。入院前の体重からようやく20kg減らすことができました。
9月と12月に献血して血液の成分もチェックしましたが、
血圧・各成分とも全て標準値になり、改善してました。ほっ。
時々飲み過ぎ食べ過ぎることもありますけど、それでも以前ほどのカロリー過剰摂取はしなくなりました。
ちなみにこの間、運動は特にしておりません。でも体重が減ると自然に歩きたくなりますね。
今後は運動量も増やしていきたいと思ってます。
なお、このレコーディングダイエットは「とても太い」人が「標準」の体重になるのには適してますが、
標準体型の方がよりスリムになろう、というのにはあまり向いてません。悪しからず。
それから、これから始めようという方はちゃんと岡田氏の本を読むことをお勧めします。
テレビなどの聞きかじりだけで始めると挫折したり効果がでなかったりすることも多いようなので。
そんなわけで今後ツーレポでの食事の傾向など変わるかも知れませんがご了承を。
まぁ一度や二度の食事なんて体重に大して影響ないのですが、塵も積もれば山ですな。
今後もとりあえず標準体型を目指して減量してまいります。

納豆コーヒーゼリーサンド…!?

昨日の日曜日、ちょっとした買い物で都内をウロウロしてきたのですが、
そのついでに鞍馬サンドの代々木店というところへ寄り道してきました。
目的は納豆コーヒーゼリーサンド。名前の通り、納豆とコーヒーゼリーがたっぷりの生クリームに包まれたサンドイッチです。
実際に食べてみると納豆の個性のほとんどは生クリームで封じられ、
コーヒーゼリーの食感や風味の方を断然強く感じます。
糸こそ引きはしますが、想像していたほど変な味ではなく、むしろ美味しかったです。
甘いものがお好きでしたら一度いかがですか?

鞍馬サンド代々木店

鞍馬サンド代々木店

納豆コーヒーゼリーサンド 意外に(゚д゚)ウマー

納豆コーヒーゼリーサンド 意外に(゚д゚)ウマー

この鞍馬サンドというお店、三重県の鈴鹿が第一号店でその後名古屋や東京に進出してるようです。
そのうち名古屋めしのひとつとして定着するかも知れませんね。

川越へ行って来ました

ある友達とちょいと飲もうかと言う話になりまして、埼玉の川越まで行ってきました。
電車で一本なのですが、なかなか落ち着いて赴く機会のなかった場所でございます。
待ち合わせは夕方だったのですが、いい機会なので昼間から出掛けて堪能してきました。
まず伺ったのは蓮馨寺というお寺さん。
浄土宗で阿弥陀如来が本尊らしいのですが、七福神の福禄寿が前面に押し出されてました。
その他、おびんづるさま(賓頭盧(びんづる)尊者=釈迦十大弟子の一人)や呑龍上人と呼ばれる高僧などが祭られておりました。

川越のお寺 孤峰山蓮馨寺

川越のお寺 孤峰山蓮馨寺

テカテカ輝く、おびんづるさま

テカテカ輝く、おびんづるさま

さて、今回このお寺に行った動機はこの記事で紹介されてる焼そばです。
門前の道を横切った先にある「小江戸茶房MAKOTOYA」というお店が出してる露店がありまして、
そこで売られてる極太麺の焼そばってやつが食べてみたくて明るいうちから来てしまいました。
焼そばの大サイズ500円を注文し、テントの奥のテーブルに座って数分。
焼うどんと見紛うような太さの麺を2玉使った出来立ての焼そばがやってまいりました。
好みの分量の青海苔をふりかけ、途中で買ってきた発泡酒をあけていただきまーす!

蓮馨寺境内にて毎日11~15時に営業(雨天休業)

蓮馨寺境内にて毎日11~15時に営業(雨天休業)

川越独特の太麺焼そば (゚д゚)ウマー

川越独特の太麺焼そば (゚д゚)ウマー

味付けは極普通のソース味ですが、もちもちした食感の麺で満腹感がありますね。
このお店だけでなく川越エリアではこのような太い麺がちらほら使われきたらしいです。(参考
日本中あちこちで地域色の濃い焼そばを食べて来たつもりですが、こんな近くにもあったとは。
まさに灯台下暗し。あー、旨かった、ごちそうさまでした。
食べ終わった後は腹ごなし的な川越観光です。
小江戸と呼ばれる蔵造りの町並みを散策してみました。
天気も良かったせいか観光客が以外に多かったです。

蔵造りの町並み 明治期のものだそうです

蔵造りの町並み 明治期のものだそうです

川越のシンボル 時の鐘

川越のシンボル 時の鐘

その後、特にやることもなく、マンガ喫茶で時間を潰して待ち合わせ場所へ。
件の友達と本川越駅近くの居酒屋で終電までグビグビ飲みましたとさ。

「大」と書いて「ビッグ」と読みます

「大」と書いて「ビッグ」と読みます

酒はいいですなー 乾杯ー

酒はいいですなー 乾杯ー

前回の山梨編といい、なんだか各地を飲み歩くブログになりつつあるような気がしますね。
ま、それでも本人は一向に構わないのですが…えー、皆様、今後ともよろしくお願いします。

番外編・食は甲州にあり

さて、今回は番外編。
Mr.mudさんの案内で地元・甲府周辺のB級グルメやディープな酒場を堪能しちゃおう、という企画である。
「昔から『甲州に美味いものなし』って言われてるんですが、そんなかでのお勧めってことで!」とはmudさんの弁。
ゲストは僕と怪人M氏。外道バスターズとしておなじみの面々である。
土曜朝、某所で落ち合い、Mr.mudさんの運転する四輪に乗り合わせ東京を後にした。
隣の車線のバイクを見ては「こんな寒い中、良く乗るなぁ」などと嘯きつつ、中央道を西へ。
昼御飯にはちょっと早い時間だったので大月ICから甲州街道へ下りた。
10:55、甲州市営・勝沼ぶどうの丘へ寄り道。
ここでMr.mudさんお勧めの地元ワイン、岩崎醸造のホンジョーオールド・白をお土産に購入。
山梨の気候は赤より白用の品種の方が断然相性が良いらしく、「白以外はダメっす」とまで言い切られた。
また、地元では余所での日本酒と同様にワインも一升瓶で売られ、日常的に晩酌で飲んでるらしい。
ってことで自分が購入したのも1.8Lで2100円。
普通の720mlのボトルに換算すると840円である。うーん、リーズナボー。
東京に戻った翌日に飲んでみたが、すっきり飲みやすく美味しいワインだった。

甲州市営・勝沼ぶどうの丘 風光明媚

甲州市営・勝沼ぶどうの丘 風光明媚

国産ワインを沢山販売 有料で試飲もできます

国産ワインを沢山販売 有料で試飲もできます

ホンジョーオールド・白 (゚д゚)ウマー

ホンジョーオールド・白 (゚д゚)ウマー

続いて、昼食を食べに甲府市街地へ。
ご案内していただいたのは、僕が以前からリクエストしていた江戸一・善光寺店というお店。
パッと見、何の変哲もない町中のそば屋である。
カウンターに座席こそあるが、スタイルは立ち食いに近い。
しかしその値段とボリュームで地元民の圧倒的な支持を得ている店らしい。
特に近隣にある甲府東高校(略称:とんこう)出身者にとってはソウルフードとも呼ぶべき存在だとか。
僕は天ぷらそば・梅(かき揚げ+海老天)の卵乗せ、他の二人はかき揚げそば・卵乗せを注文。
ふむふむ、なるほど値段の割に美味いし量もある。
わざわざ足を運ぶようなお店じゃないかも知れないが、地元民に愛される理由が分かった気がする。
隣の客が食べていたカレー南蛮そばが人気メニューらしい。次回はあれを頼んでみよう。

スタンドそば 江戸一・善光寺店

スタンドそば 江戸一・善光寺店

天ぷらそば+卵 普通に(゚д゚)ウマー

天ぷらそば+卵 普通に(゚д゚)ウマー

食べ終わった後は夕方まで特に何の予定もない。
少し観光っぽいことをしてみようかと、信玄堤(しんげんつつみ)へ赴いてみる。
富士川支流の釜無川に御勅使川(みだいがわ)が合流するこの地域は古来水害が頻発していたらしい。
それを治めるために戦国の名将・武田信玄公がこの堤を築いたとされる。
周辺は公園として整備され、散歩コースにも丁度好い…のだが、あまりに寒い。寒すぎる!
強風にガタガタ震え、周辺をウロウロしただけで早々に退散。

甲府盆地を水害から守る信玄堤

甲府盆地を水害から守る信玄堤

釜無川の彼方には甲斐駒ケ岳が

釜無川の彼方には甲斐駒ケ岳が

その後、Mr.mudさんのご自宅にお邪魔して、3人で夕方までゴロゴロダラダラ過ごす。
1987年に発売されたナチュラル・ツーリングなんてのを読ませていただいた。
今となっては走れない、あるいは舗装されてしまった林道ばかりだ。往時がうらやましいなぁ。

1987年版ナチュラル・ツーリング

1987年版ナチュラル・ツーリング

そして15:00。
さぁ飲みに出掛けましょうってことで最寄駅の竜王駅へ徒歩で向かう。
JR中央本線の上り電車を待って、甲府駅へ移動。
南口へ出て山梨県庁の前を通り、繁華街へ。

竜王駅からの眺め

竜王駅からの眺め

山梨県庁 趣のある建物でした

山梨県庁 趣のある建物でした

16:15、やってきたのは『どてやき』という名前の飲み屋さん。
Mr.mudさんが父君に連れられ小学校の頃から訪れている店とのこと。
営業時間は15:30から19:30で、開店も閉店もずいぶん早い。店内はだいぶ混雑していた。
ずいぶん値上がりし接客も格段に丁寧になったとのことだが、それでも店の雰囲気は変わらないようだ。
カウンターの特等席を所望したが、丁度奥の座敷が空いてるのでそちらに通された。

甲府 元祖・どてやき

甲府 元祖・どてやき

雑然とした店内 もろ僕好みっす!

雑然とした店内 もろ僕好みっす!

まず注文したのは看板に掲げている名物のどてやき。
「どてやき=大阪名物」あるいは「どてやき≒どて煮@名古屋」という知識があるため、
「山梨でどてやき?」と疑問に感じてしまうのだが、なんとこの店、創業70年を超える。
恐らくルーツは関西なのだろうが、この店独自の進化を遂げたのだろう。
串にこそ刺さってはいるものの、味噌はあっさり目で一般的なモツ煮に近い。
一本の串にいろんな部位が混在してるが、それ単独の串も一応注文できるらしい。
そして飲み物はボルスという謎の酒。
グラスに焼酎少々と卵黄を入れ、サイダー又は酎ハイ用無糖ソーダで割った飲み物とのこと。
他所で聞いたことが全くない酒だが、口当たりがよく飲みやすかった。

ボルス&どてやき メチャクチャ(゚д゚)ウマー

ボルス&どてやき メチャクチャ(゚д゚)ウマー

メニュー一覧 これでも随分値上がりしたらしい

メニュー一覧 これでも随分値上がりしたらしい

この店、あちこちに切り揃えられた新聞紙がぶら下がってる。
実はこれ、どてやきの串で汚れた手や、さらには口元などを拭くためのもの。
我々もそのお作法に習いつつお手手とお口をフキフキ。
酒をお代わりして、どてやきを二本ずつ追加注文。
次のお酒は梅ワリ。宝焼酎を梅シロップで割る、大衆酒場やモツ焼屋などでおなじみの品だ。
以前は一人三杯までという制限つきだったらしい。
そして〆に頼んだのが焼そば。これこそがMr.mudさんが我々に食べさせたかった品らしい。
太めの麺とキャベツをソースで炒めたところに、どてやきのタレがドバッと掛けられている。
ソースと味噌、どてやきの切れっ端が渾然一体となり、複雑玄妙な味わいである。これは旨い。

梅割&どてやき追加 調子出てきました

梅割&どてやき追加 調子出てきました

焼そばwithどてやきタレ こりゃ(゚д゚)ウマー

焼そばwithどてやきタレ こりゃ(゚д゚)ウマー

17時過ぎ、どてやきを退出。外はまだ黄昏時だ。
梯子する予定なので酒は控え目にしたが、焼そばのせいか腹がだいぶくちい。
次の店まで15分ほど歩いたのが、ちょうどよい腹ごなしになった。
風が冷たく、歩いてる間に酔いもほどよく醒めてゆく。
17:25、次の店に到着。甲府駅北口側にある千成というやきとり屋。
ここもカウンターはほぼ一杯で、座敷のテーブル席に案内された。
やきとり15本を注文してから、まずは瓶ビールで再び乾杯。
お通しのモヤシ(これも名物)をつまみつつ待つことしばし。

甲府の老舗やきとり屋 千成

甲府の老舗やきとり屋 千成

ビールとモヤシとプラ割箸

ビールとモヤシとプラ割箸

やがてドドーンとやきとり登場。黒いタレはかなり甘め。
ゴツい肉塊は宮崎産の親地鶏の肉で、とても硬い。
顎がとても疲れるが、噛めば噛むほど味がでるという代物でこれが旨い。
今回は一人5本だが、Mr.mudさんが学生の頃は一人20本が標準だったとか。
こいつが一本辺り85円だってんだから安いものだ。
持ち帰りの注文客もひっきりなしにやってくる。

千成のやきとり 硬いけど(゚д゚)ウマー

千成のやきとり 硬いけど(゚д゚)ウマー

やきとり屋らしい実にシンプルなメニュー

やきとり屋らしい実にシンプルなメニュー

ビールから酎ハイに移行して、今度はとり皮を一皿注文。
とり皮はカリカリに揚げられ、スナック感覚で食べられた。
ちなみにこの店の酎ハイはお代わりのたびにグラスのレモンスライスが増える。
お勘定の際はそのレモンの枚数で精算するらしい。(いちいち説明の多いレポだ…)
そして〆はまたまた焼そば。ここも焼そばのタレが掛けられ、ソースと絡んで実に美味。
さすがにお腹が一杯だったため、三人で一皿しか食べられなかったのが残念だ。

とり皮&酎ハイ レモンの枚数で二杯目と判ります

とり皮&酎ハイ レモンの枚数で二杯目と判ります

焼そばwithやきとりタレ 甘辛くて(゚д゚)ウマー

焼そばwithやきとりタレ 甘辛くて(゚д゚)ウマー

19:30くらいに千成を退出。
甲府駅から電車と徒歩でMr.mudさんのご自宅まで戻った。
ちょいと酔いを醒ましてから、最後にmudさんのお友達の経営するショットバー・lady ellaへ。
マスターもバイク乗りで、当サイトもご愛読くださってるとのこと。ありがとうございます。
マスターお勧めのアイラ、ラガヴーリンのグラスを傾けながら、
常連さんの方々も交えて夜半まで楽しくお話させていただいた。
ぜひまた飲みに行きたいお店である。

ショットバー lady ella 素敵なお店でした

ショットバー lady ella 素敵なお店でした

アイラ初体験 ピート香っての好みです (゚д゚)ウマー

アイラ初体験 ピート香っての好みです (゚д゚)ウマー


明けて、翌日曜日。朝の最低気温はマイナス5.4度。
昨夜の飲み過ぎ・食べ過ぎに加え寒いこともあり、9時過ぎまでまたダラダラモード。
9時を回った頃に近所の温泉、山口温泉へ。入浴料は500円。
20年前にぶどう畑から湧いた温泉で、サイダーのような炭酸泉。
温度が低いので、いつになくのんびり湯船に浸ってしまった。

山梨の秘湯? 山口温泉

山梨の秘湯? 山口温泉

源泉完全掛け流し 温いのが良い

源泉完全掛け流し 温いのが良い

レトロな体重計 廊下も昭和の雰囲気です

レトロな体重計 廊下も昭和の雰囲気です

富士もよく見える温かい日曜日でした

富士もよく見える温かい日曜日でした

温泉から戻り、少し時間を置いて昼食へ。
以前も行ったことがあるMr.mudさんの馴染みの蕎麦屋・猪之助へ向かった。
Mr.mudさんはもりそばの大盛り、怪人M氏はカツ丼、僕はそば定食を注文。
カツ丼はメニューには煮かつ丼しかなかったが、山梨風をお願いした。
そば定食はざるそばにご飯、鳥モツ煮、冷奴、おしんこが付いたセットである。
かなりボリュームがあった。朝食を抜いて来たのに苦しい。

猪之助さん ごちそうさまでした

猪之助さん ごちそうさまでした

そば定食 鳥もつもそばも(゚д゚)ウマー

そば定食 鳥もつもそばも(゚д゚)ウマー

Mr.mudさんの大もり 量が凄いのです

Mr.mudさんの大もり 量が凄いのです

怪人M氏の山梨風カツ丼 ウスターソース持参

怪人M氏の山梨風カツ丼 ウスターソース持参

食後は小用を諸々済ませるなどして、のんびりと東京に帰還。
時間も早かったためか渋滞もなく、順調に帰宅できた。
いやぁ、それにしても美味いものをとことん堪能した二日間だった。
食は広州ならぬ甲州にあり、と宣言したい。
兎にも角にも、Mr.mudさん、今回もありがとうございましたー。

北海道ツーレポ 上陸七日目&最終日アップ!

ちっす。塩犬です。
年越し北海道レポもこれでようやく完了。
上陸七日目&内地帰還のレポでーす。
七日目:http://s-dog.net/archives/000680.html
エピローグ:http://s-dog.net/archives/000681.html
いやぁ、冬の北海道はこれでしばらく行くことはないと思われます。
自作スタッドレスに興味ある方に一言。
冬季北海道ツーリングなさるなら、お勧めできません!!!
素直にスパイク履かせるのがいいんじゃないかなと…。
ま、飛騨とか会津とか、内地(本州)なら話は別なのですが…。
さて、今週末は怪人M氏と二人でMr.mudさんに甲州のディープな酒場をご案内いただく予定です。
雪とか氷とか無縁なダラダラヘナチョコ道中になるであろうことは火を見るより明らかです。
ま、まだ北海道で負った心身の傷のリハビリが続いてるんだなぁ…と大目に見てくださいマシマシ。

北海道ツーレポ 上陸六日目アップ!

冬季北海道ツーリングのレポート、上陸六日目です。
遅くなってすみません。
http://s-dog.net/archives/000679.html
先々週末に伊豆へ釣りに行ったりもしたのですが、面倒なのでレポ無しっす。
外道バスターズの誰かがきっとアップしてくれるだろうと思ってるのですが、
他のお二方もどうやら同じような考えらしく…(汗)
嗜好が似てると思考とか志向も似るんですかね?

北海道ツーレポ 上陸四・五日目アップ!

冬季北海道ツーリングのレポート第二弾。
上陸四日目の大晦日、そして五日目の元日の分です。
四日目:http://s-dog.net/archives/000677.html
五日目:http://s-dog.net/archives/000678.html
最北端で折り返して帰路につくわけですが、往路とは路面状況が随分違いました。
精神的にも帰りの方が段違いに楽でした。(走り慣れたせいもあるでしょうけど)
あとエピローグも含めて三日分残ってますが、そちらはしばらくお待ちください。
装備やスタッドレスタイヤのこともまとめておきたいですねぇ…。

北海道ツーレポ 出発から上陸三日目までアップ!

お待たせしました、年末年始に行ってきた冬季北海道ツーリングのレポート第一弾です。
自分にしては珍しく、出発から上陸三日目まで一気にアップしましたー!
出発日:http://s-dog.net/archives/000673.html
一日目:http://s-dog.net/archives/000674.html
二日目:http://s-dog.net/archives/000675.html
三日目:http://s-dog.net/archives/000676.html
ちなみに明日からの三連休ですが、日曜・月曜の一泊二日で伊豆に行く予定です。
外道バスターズの釣り旅なのですが、なぜか今回宿泊するのはリゾートホテル…!?
手頃な民宿を探したのですが予約が出来なかったようで…
ま、たまにはいいですよね? ね?
北海道のリハビリになるか分かりませんが、楽しんできまーす。

氷の七日間・エピローグ

6:30起床。
苫小牧から大洗へ向かうフェリーの中である。
船室の照明はかなり遅くまで落とされたままで暗い。
一杯、お茶を飲んでから、二人でデッキに出て朝日を撮影。

数日遅れの初日の出

数日遅れの初日の出

たぶん宮城県・金華山の辺りです

たぶん宮城県・金華山の辺りです

デッキから戻り、mudさんはすぐに風呂へ向かった。
僕はおにぎりの朝食を食べてから風呂へ。
風呂から上がったあとは特にやることもない。
朝からビールなど飲みつつ、だらだら過ごす。
昼寝して起きて、やっぱりだらだら過ごす。

本日の朝食 おにぎりと味噌汁

本日の朝食 おにぎりと味噌汁

14:00、予定通り大洗港に着岸。
今回もバイクは最後である。マイノリティなので諦めよう。
14:35、下船。知り合ったライダーの皆さんにお別れの挨拶をして出発。
r2をちょっと東へ走って、まずは大洗海鮮市場・海鮮どんぶり亭で昼食だ。

雪なんて影も形も見えないぜ わーい♪

雪なんて影も形も見えないぜ わーい♪

大洗海鮮市場 フェリーターミナルのすぐ近く

大洗海鮮市場 フェリーターミナルのすぐ近く

僕はスペシャル海鮮丼・1480円、Mr.mudさんはネギトロ丼を注文。
mudさんが大盛りについて訊ねると150円増しで300円追加でさらに具を増やせるそうだ。
さらにさらに400円増しの昔話盛というやつを勧められ、mudさんはそれを注文。
店員さんが笑いながら盛りつけてる。出てきたどんぶりのご飯の量が半端ない。
が、mudさんにとっては願ったりかなったり。ぺろりと平らげて満足そうにしていた。

スペシャル海鮮丼 (゚д゚)ウマー

スペシャル海鮮丼 (゚д゚)ウマー

ネギトロ丼の昔話盛り ご飯の量が凄い!

ネギトロ丼の昔話盛り ご飯の量が凄い!

海産物をうろうろ見て回ってから、いよいよ東京へ戻る。
15:15、出発。r16~r50~r181と県道を繋いで西へ。
15:45、R6を左折。ここからしばらくMr.mudさんに先導をお願いした。
R6はUターンラッシュのせいか終始渋滞気味である。
塩カルを落とそうとコイン洗車場を探しながら進むが見つからず。途中であきらめた。
17:30、日が落ちたころ、松戸のコンビニで小休止。
18:00、江戸川を渡って東京都内へ。
18:25、両国でR6から靖国通りへと接続。
神保町、九段、市谷、新宿と進んで青梅通りに。
旅の締めくくりはネオンが眩しい繁華街となった。
環七の手前で停車し、荷物を整理しMr.mudさんとお別れ。
18:55、無事に帰宅。五体満足で戻ってこれてほっとした。
Mr.mudさん、本当にお疲れ様でした!
そして、ありがとうございましたーっ!

北海道より無事帰還

年末年始の北海道ツーリングより、先ほど無事帰還いたしました。
今回、私が転倒した回数は合計で7回。
低速だったり、雪がクッションになったりで体やバイクのダメージは軽微でしたが、
精神的にダメージを受け、「もー帰るー(涙)」状態になってしまうこともしばしばでした。
そんな私をなだめすかし励ましつつ、最北端まで導いてくれたMr.mudさんにはただただ感謝です。
本当にありがとうございましたー!
いつもどおり、ツーレポはしばらくお待ちください。
とりあえず写真を二枚ほど貼っておきます。

どこまでこの状態が続いてるのやら…

どこまでこの状態が続いてるのやら…

日本最北端宗谷岬@2008年大晦日

日本最北端宗谷岬@2008年大晦日

ま、7回転んだってことで、『七転八起』を今年の座右の銘にしようかなと…
ん? 誰ですか『七転八倒』とか言ってるのは?

氷の七日間・七日目

6:30起床。
のんびりとお茶を飲んで撤収。朝食なし。食器洗いもなし。
北海道最後の朝はお湯を沸かしただけの手軽な朝だった。
駐車場の雪が溶けて凍ったブラックアイスバーンがところどころに待ち構えてる。
歩くのも緊張を強いられる。ましてやバイクなど。避けるようにして退去。

目覚めの一服 あー美味しい

目覚めの一服 あー美味しい

さてさて、テントもこれで使い納めですな

さてさて、テントもこれで使い納めですな

本日の目標は午後5時までに苫小牧港のフェリーターミナル。距離にして約100km。
国道は恐らく昨日と同様のコンディションだろう。時間は大幅に余りそうだ。
それだとmudさんが物足りないらしいので、適度な雪を求めて道道30号をルートに選んだ。

ツルッツルのブラックアイスバーン…大嫌い!

ツルッツルのブラックアイスバーン…大嫌い!

9:15、出発。道道には予想に違わず雪がいい感じに残っていた。
今回も轍を避け、両足を伸ばして路肩を走る。
交通量はあるが、国道より少ない。

轍の凹凸がやっぱり厄介

轍の凹凸がやっぱり厄介

さすがに国道とは違いますね

さすがに国道とは違いますね

途中、先行する自分が深雪にフロントを取られ、よろけてしまった。
転倒こそしなかったものの急激なスピードダウン。
後続のMr.mudさんがそれを避けようとして転倒した。
結局、Mr.mudさんが北海道で記録した2回の転倒はどちらも自分を避けるためのものだった。
いやぁ、ご迷惑をお掛けしました。

こういう道ともいよいよお別れ

こういう道ともいよいよお別れ

ま、本格的な冬はもう少し先なんですが

ま、本格的な冬はもう少し先なんですが

写真を何枚か撮って、10:05、R234へ接続した。
路面は完全にドライ。後は余裕である。
10:15、往路で立ち寄った由仁のコンビニに寄り道。
あとはR238をまっすぐ南下して苫小牧を目指す。
11:05、沼の端を過ぎ、苫小牧市街に入った。
市街地は相変わらず雪が残っていて、ちょっと走りづらい。
11:30、ラーメン専門店・満龍に到着。
朝食を食べてないので二人とも空腹である。
僕は味噌カレーラーメン、大盛・850円を注文。Mr.mudさんはそれ+ライス。
室蘭や苫小牧ではカレーラーメンが割と普及してて、この店はその元祖らしい。
かなり濃い味付けだが美味い。体が温まる。
暑がりのMr.mudさんは汗だくになって食べていた。
店員さんの接客も気持ちよく、再訪したくなる店だった。

苫小牧のラーメン専門店・満龍

苫小牧のラーメン専門店・満龍

味噌カレーラーメン メチャ(゚д゚)ウマー

味噌カレーラーメン メチャ(゚д゚)ウマー

食事を終え、外へ。さて…どうやって時間をつぶしたものか…。
近所のコンビニでトイレを済ませてから、近場のウトナイ湖へ行くことに。
R36で向かう途中、かなりの雪に降られ、視界の悪さに難儀した。
13:15、ウトナイ湖に到着。
ラムサール条約に登録されている湖で水鳥がわんさかいた。
100円で購入した餌をハクチョウやカモに食べさせることが出来る。
馴れ馴れしい奴に手ずから食べさせたら、嘴で突かれて痛かった。

鳥の餌100円 怪人様へのお土産に…

鳥の餌100円 怪人様へのお土産に…

ウトナイ湖 水鳥たちの楽園

ウトナイ湖 水鳥たちの楽園

「お前ら美味そうだな」と呟きながら餌を撒く

「お前ら美味そうだな」と呟きながら餌を撒く

餌が無くなるとと離れてく現金な連中です

餌が無くなるとと離れてく現金な連中です

ウトナイ湖も20分ほどで飽きた。他に行きたい場所もない。
仕方無いので苫小牧FTへ向かう。ま、余裕ある分にはいいか。
13:35にウトナイ湖を発ち、14:00くらいに到着するも、受付は15時からとのこと。
待合所で茶を飲みつつ時間をつぶす。
やがて今回の旅で出会ったライダーも一人、また一人とやってきた。
お互いの道中のアクシデントの話題で盛り上がる。
15:00を過ぎ、空いてきた窓口で乗船手続きを済ませる。
まだ時間があまってるのでタイヤの空気圧やチェーンの調整。
2F売店で酒とつまみの買出しも済ませておいた。

苫小牧港フェリーターミナル

苫小牧港フェリーターミナル

内地帰還後の走行に備えてもろもろ整備

内地帰還後の走行に備えてもろもろ整備

17:00、まもなく乗船開始とのアナウンスが流れた。
みなで外へ出てバイクの脇で待機するが、なかなか順番が回って来ない。
ずいぶんと待たされ、暗くなってからようやくバイク組の乗船開始。
誘導車の後を付いて行ったが、路面はテカテカ光るブラックアイスバーンだらけ。
なかなか怖い順路だったが無事乗船完了。

日が暮れると水溜りがたちまち凍るんすよ

日が暮れると水溜りがたちまち凍るんすよ

このスロープも油断すると転倒するので注意

このスロープも油断すると転倒するので注意

船室に上り、荷物を整理。18:45、無事出港。
着替えて一風呂浴びてから早速Mr.mudさんと宴会開始。
同便のライダーも加わって消灯まで会話に花を咲かせた。

「どもども、お疲れ様でしたー!」と最後の乾杯

「どもども、お疲れ様でしたー!」と最後の乾杯

さらば冬の北海道。
いろいろあったが、ともかく宗谷岬まで往復できた。
一応無事に帰りの船に乗ることができて良かった良かった♪

氷の七日間・六日目

二人とも夜中の2:30くらいに起きだしてトイレへ立った。
そのせいか翌朝は寝坊して7:30に起床。
まぁ、ここまで来れば、あわてることもあるまい。

幕営の様子 軒下ってだけで過ごしやすい

幕営の様子 軒下ってだけで過ごしやすい

結構な長さのツララがぶら下がってました

結構な長さのツララがぶら下がってました

朝食はマルちゃんのダブルラーメンというインスタントの味噌ラーメン。
ホタテ・ホッキ貝・豚肉・もやし・長ネギを具に使った超豪華版である。
バターで炒めた具は冷めないように蓋をして脇に置く。
麺を茹で、取り分けて具を乗せて…さて、いただきまーす!

二玉入っててお得なマルちゃんダブルラーメン

二玉入っててお得なマルちゃんダブルラーメン

具沢山で熱々でメチャ(゚д゚)ウマー

具沢山で熱々でメチャ(゚д゚)ウマー

ズビビ、ズババ、ハフハフと啜ってると、道の駅のスタッフが声を掛けてきた。
「9:30から営業なので…館内から見てできるだけ目立たないようにお願いできますか…?」
遠慮気味にそう言われ、我々二人は恐縮することしきり。
そりゃそうだ。夜間だけならともかく、日中こんなテントを野放しにするわけにもいくまい。
「すんません、すぐ片付けますんで!」
と、あわててラーメンを食べ終えて、ともかくテントを先に撤収。
目立つ荷物も柱や壁の影に隠し、館内のお客様に警戒心を抱かせぬ程度に片付けた。
あとはいつも通りパッキングを済ませ、装備を整えてバイクを始動。
10:30、道の駅・絵本の里けんぶちを後にした。

さて、二台とも今日もよろしくお願いします

さて、二台とも今日もよろしくお願いします

あ、NINJA! NINJA MAGIC!?

あ、NINJA! NINJA MAGIC!?

国道に出ると昨日と変わらぬドライな路面。
往路に難儀した塩狩峠も、10:55、難なく通過。
難所として認識してたが拍子抜けしてしまう。

塩狩峠パーキング

塩狩峠パーキング

往路の苦労が嘘のよう

往路の苦労が嘘のよう

11:25、旭川でR40からR12へ接続。
往路では凍結気味だった春光台トンネルの中も、あの転倒した交差点も今回は楽勝。
そして、12:00、神居古潭へ。絶望に包まれたこの周辺区間も全面ドライ。
なんてこったい。この状態が普段のR12なのだろうか?

あのアイスバーンの面影皆無

あのアイスバーンの面影皆無

行きは良い良い、帰りは怖いの真逆です

行きは良い良い、帰りは怖いの真逆です

余裕があるのを通り越して、ちょっと物足りない。
時間も余りそうだし脇道に入って、景勝地・神居古潭へ寄り道してみた。
真っ白なスノーロードをやや慎重に走って、看板の前で記念撮影。
雪が深すぎて渓谷には近づけなかったが、遠目に見るだけでもなかなか楽しめた。

国道を外れるとすぐに雪道が顔を出します

国道を外れるとすぐに雪道が顔を出します

神居古潭 名所に寄る余裕が出てきた

神居古潭 名所に寄る余裕が出てきた

後から知ったけど心霊スポットらしいです

後から知ったけど心霊スポットらしいです

深雪で吊り橋に近づくことは無理でした

深雪で吊り橋に近づくことは無理でした

R12へ戻り南下を続ける。滝川から先は平坦な直線路だ。
路面は相変わらず乾燥している。
交差点が多くなるがそれ以外は特に気を付けることもない。
13:30、道の駅・サンファーム三笠に到着。
ここが今日の幕営予定地だが、テントを張るにはさすがに時間帯が早すぎる。
とりあえず営業していた唯一の食事処「一の沢」で昼食。

道の駅・サンファーム三笠

道の駅・サンファーム三笠

お食事処・一の沢

お食事処・一の沢

人の好さそうなおばちゃんが一人でやってる店だった。
おすすめを聞いてみたらビーフカレー650円とのこと。
「レトルトだけど美味しいよ」と勧められたので二人でそれを注文した。
待ってる間に「これ食べるかい?」と次々とサービスの品々が出される。
黒豆、らっきょう、漬物、なます…正月っぽい食べ物も多く、どれも美味しい。
そしてビーフカレー登場。なるほどレトルトを感じさせないほど美味い。
たしかに下手な手作りより、味が染みてる分、良いかも知れぬ。
さらに食後、「まだ食べられるなら」と、お雑煮までいただいてしまった。
この正月、初めての餅である。優しいおばちゃん、ありがとう。
話によると昨年末に開店したばかりらしい。繁盛するといいなぁ…。

ビーフカレー他サービスの品々 (゚д゚)ウマー

ビーフカレー他サービスの品々 (゚д゚)ウマー

御雑煮 なんだか初めて正月らしい食事しました

御雑煮 なんだか初めて正月らしい食事しました

食べ終わって、14:15。
まだまだ時間が余っているので、隣接する温泉・太古の湯で入浴。
ツーリングマップルに載ってなかったがそれもそのはず、昨年の6月にオープンしたばかりらしい。
1575円と値段は高いが、着替えやタオル付き。
檜を贅沢に使った風呂で、のんびりと温まった。
その後も休憩所でゴロゴロと過ごし、16:25、ようやく館外へ。

三笠天然温泉 太古の湯

三笠天然温泉 太古の湯

駐輪はあえて雪のないスペースに…

駐輪はあえて雪のないスペースに…

さて、いよいよ幕営準備である。
道の駅の裏手にある件の温泉の第二駐車場の隅の重機の陰にテントを設営。(←「の」が多い)
荷物をまとめてから、これまた隣接するイーオンへ買出しに出かける。
徒歩で行ける範囲に温泉も大型スーパーもあるとは、理想的な幕営地だ。
日が落ちて凍りついたブラックアイスバーンに注意しつつ、買出しから帰還。
さて、北海道最後の夜の宴会開始だ。
発泡酒で乾杯した後、ザンギ・漬物・チーズをつまみにグビグビ。
芋焼酎に移行したあと、持ち帰りのお寿司で〆た。
最後だからか今夜は調理なしの怠けものモードである。

ザンギが今宵唯一の北海道っぽい食べ物か

ザンギが今宵唯一の北海道っぽい食べ物か

持ち帰り寿司 おいしゅうございました

持ち帰り寿司 おいしゅうございました

この夜も飲み疲れて、知らないうちに寝てしまった。
午前0時ごろ、目覚めてトイレへ。
見上げれば、上陸以来初めての星空がそこにあった。

氷の七日間・五日目

6:00起床。2009年の元旦である。気温は高めで氷点下にも達してない。
外はまだ暗いが、この天候では当然初日の出は拝めないだろう。
帰りのフェリーを考えると、この辺で余りのんびりしてる訳にもいかない。
昨日駅で汲んで来た水をガソリンストーブで沸かしつつ撤収。
出発前、Mr.mudさんにお願いしてセローのエンジンもアルミ箔で覆っていただいた。
昨日、宗谷岬の往復で悩まされたオーバークールの対策である。
mudさんのエイプはこれをしてたお陰で症状が軽かったのだ。

冷却しすぎないようアルミ箔で覆いました

冷却しすぎないようアルミ箔で覆いました

こちらはエイプ オーバーヒートは心配無用ってことで

こちらはエイプ オーバーヒートは心配無用ってことで

9:15、出発。
今日も稚内駅でいか天そばとおにぎりの朝食。ついでにトイレ。
路面の雪はなくなってるが水浸し。洪水で冠水してるような状態だ。

いか天そば&おにぎり (゚д゚)ウマー

いか天そば&おにぎり (゚д゚)ウマー

稚内駅前 走りやすいけど濡れます

稚内駅前 走りやすいけど濡れます

9:45、再出発。
市街地で給油してからR40をひたすら南下。
しばらく進むと水からシャーベット状になってきた。
時折降っていたみぞれも雪に変わってきた。

周囲は一面の雪景色ですが

周囲は一面の雪景色ですが

路面は雪の無い状態です

路面は雪の無い状態です

幌延から音威子府の山間部は真っ白な圧雪路の状態だった。
轍もあって、露出した路面も断続的に登場する。
必要に応じて両足を突き出し、注意しながら進んだ。

やっぱり現れた真っ白な路面

やっぱり現れた真っ白な路面

12:35、音威子府の駅で大休止。
駅そばの常盤軒は新年休業に入ったため、今日はやってない。
同じそばを提供している近所にある道の駅にも寄ってみたが営業していなかった。
ま、それほど腹は減ってないので、お茶など飲みつつまったり過ごす。

音威子府駅 ここまで今日はまだ転倒なし

音威子府駅 ここまで今日はまだ転倒なし

除雪用ディーゼル機関車が停車してました

除雪用ディーゼル機関車が停車してました

線路際から稚内方面を望む

線路際から稚内方面を望む

13:35、出発。ここから降雪が強くなり、路面状態は悪化。
音威子府から名寄までの50kmほどの区間で二度も転倒してしまった。
一度目は13:55、恩根内の島呂布の辺りでホワイトアウトの深雪に、
二度目は14:10、道の駅・びふかの先でシャーベットの轍にフロントを取られてしまった。
どちらも雪がクッションになって、バイクも体もダメージは少ない。
また、帰路なので往路に比べれば精神的ダメージもほとんど無い。

ホワイトアウト走行中の視界は最悪

ホワイトアウト走行中の視界は最悪

頭上の矢印が無いと、車道の幅員すら分かりません

頭上の矢印が無いと、車道の幅員すら分かりません

名寄を過ぎた辺りから路面状況は回復した。
ビシャビシャの冠水状態だが、深雪やシャーベットよりはましだ。
オーバークールにも悩まされたが、アルミ箔がいくらか効いてるようだ。
15:30、士別の町で給油と買出しを済ませて、さらにR40を南下。
16:15、道の駅・絵本の里・けんぶちに到着した。
上陸二日目の夜に幕営した道の駅である。
前回と同じく裏手の軒下に早速テントを設営。
残り二日で苫小牧というノルマも、ここまで来れば楽勝だ。
まだ売店がやってたのでお土産を購入し、東京に送った。
落ち着いたところで、お待ちかねの宴会開始!
突き出しは刺身の盛り合わせとホッケフライ。
さすが北海道、普通の白身魚フライと見せかけてホッケである。
そして今宵の鍋は、助たち・カニすり身・チンゲン菜・玉ねぎの味噌バター仕立て。
魚介類もさることながら、玉ねぎの甘みが味噌とあいまって実に美味。

ホッケフライをつまみつつ発泡酒で乾杯!

ホッケフライをつまみつつ発泡酒で乾杯!

毎日鍋だけど全然飽きません

毎日鍋だけど全然飽きません

さらにエリンギやホタテ、真ダチ(真だらの白子)のバター焼き。
どれも鉄板の組み合わせである。美味くないわけがあるまい。
最後に鍋の残り汁に今夜もうどんを投入して〆。はー、ご馳走様でした!

ホタテと真ダチのバターソテー(゚д゚)ウマー

ホタテと真ダチのバターソテー(゚д゚)ウマー

本当にうどんとそばばかり食べてる…

本当にうどんとそばばかり食べてる…

食べ終わってテントに入り、まったりとお茶会。
横になって駄弁るうちに段々と眠気が襲ってくる…。
今日の2回を含めて、ここまでの時点で合計7回転倒したことになる。
結果的に翌日以降は転倒せず。
自分的には「たった7回で済んだ」と少なく感じてるが、いかがなものか。
ま、元日だし、2009年は七転八起をテーマにするか。うんうん。

氷の七日間・四日目

7:00くらいに起床。いよいよ大晦日である。
予定では宗谷岬まで移動してそこで年越しを…と考えていたが、ここに来て望ましくない状況になった。
天気予報によると今日から明日に掛けて北海道は低気圧に覆われ、悪天候になるらしい。
この辺りは強風に加え雪…ではなく、みぞれというか雨である。実際、朝の時点で降っていた。

霙もどきの雨が強烈な風とともに降ってます

霙もどきの雨が強烈な風とともに降ってます

路面の雪が溶けてくれるのはありがたいが、アスファルトの上は水浸しである。
宗谷岬の駐車場でのテント泊を想定していたが水没は確実だ。
おまけにテントのフライシートが冬山用だったため、雨にはほとんど無力である。
本体まで雨漏りする上、濡れて凍ると目詰まりしてしまい雪中泊で必要な通気性すら失われる。
この北の大地で一旦濡れたものを乾かすことが如何に困難か。帰路を考えると、それは避けたい。
そしてMr.mudさんと相談した結果、我々はこの稚内・北防波堤ドームに連泊することを決定した。
そう、我々二人にとっては、雨より雪の方がずっとずっとましだったのだ。
年越しや初日の出のイベント・記念品、あるいはバス停での宴会など、何があるかは知っていた。
しかし、普段でさえ人の居ない場所を探して幕営している、基本的に人間嫌いの我々である。
それらに余り魅力を感じないばかりか、むしろひっそり好き勝手に飲んで寝る方が性に合ってるのだ。
とはいえ、今回の旅の目標である宗谷岬へはやはり到達しておきたい。
テントや荷物はここに置き、工具など最低限の軽装でサッと往復してこよう。

楽な方へと流されて連泊を決定♪

楽な方へと流されて連泊を決定♪

他の方々に挨拶して、9:00、出発。まずは稚内駅へ。
構内の立ち食い蕎麦屋・そば処宗谷で天ぷらそば+玉子の朝食。
出汁がかなり甘いが、ここの気候に合ってる気がする。
ついでにトイレも済ます。そしていよいよ最北端へ。

稚内駅の立ち食い蕎麦・そば処宗谷

稚内駅の立ち食い蕎麦・そば処宗谷

天ぷら&月見そば 通称「てんつき」だそうです

天ぷら&月見そば 通称「てんつき」だそうです

9:30、出発。9:40、R238に接続し、市街地を離れる。
路面は雪がほとんど溶けてビシャビシャな状態。
おまけに北風がものすごく強い。
宗谷岬の途中にある風速計では20mと表示されてた。
また、水と風によるエンジンのオーバークールに悩まされる。
アイドリングが安定しないため、一時停車ではアクセルを開け気味にしなければならなかった。

稚内から宗谷岬へ 路面から雪が消えてます

稚内から宗谷岬へ 路面から雪が消えてます

海は大荒れ 波の花も飛んできました

海は大荒れ 波の花も飛んできました

10:20、なんのかんの言いながら日本最北端・宗谷岬へ到着。
記念碑の前で各自写真を撮って目的達成。
暖房の効いたトイレの建物内で、各自BLOGにコメントなど付ける。

2008年大晦日 日本最北端・宗谷岬に到達

2008年大晦日 日本最北端・宗谷岬に到達

間宮林蔵像 寒そう

間宮林蔵像 寒そう

駐車場の状況を見たが予想以上に水浸しだった。これは無理。
やはり雨風しのげるヌクヌクドームで年を越そう。

駐車場はシャーベット状態

駐車場はシャーベット状態

芝生エリアは花火会場のため立ち入り禁止

芝生エリアは花火会場のため立ち入り禁止

10:50、Uターンして幕営地へ戻る。
途中コンビニや百均ショップに寄り道。
酒など仕入れて、12:00、北防波堤ドームに帰還。
荷物など諸々整理して、12:15、今度は近場の温泉へ出発。
海岸沿いを走りノシャップ岬をスルーして、12:25、稚内温泉・童夢に到着。
昨夜、北防波堤ドームで泊まった面々も皆来ていた。
ここで一休みしてから宗谷岬へ向かうようだ。
何はさておき、まず入浴。過ぎ行く年の汚れを落とし、冷えた体を温める。
その合間に脱衣所の脇で靴下やブーツのインナーなど色々と乾かす。
休憩所にいたXLRさんと雑談。

稚内温泉・童夢 外観の写真は撮り忘れた

稚内温泉・童夢 外観の写真は撮り忘れた

十二分に休んだところで、14:25、出発。
さて、今日の買出しだが南稚内駅の近くにある大きめのスーパーまで行ってみた。
少々遠かったが、年越し用の食材をたっぷり仕入れて、15:30、帰還。
ドームは既に我々二人のテントだけである。
てなわけで、大晦日の大宴会開始!
突き出しはまぐろの中落ちの刺身に松前漬。
まず発泡酒で乾杯した後は、赤ワインへ移行。
120円で購入した専用の鍋(?)でジンギスカンを調理しつつ、グビグビ飲む。

マグロの中落ち&松前漬で乾杯

マグロの中落ち&松前漬で乾杯

実は初めて食べるジンギスカン 羊だけど(゚д゚)ウマー

実は初めて食べるジンギスカン 羊だけど(゚д゚)ウマー

ジンギスカンの後は毛がにである。
茹でたやつをキッチンバサミで切り分け、百均で買ったカニスプーンでホジホジ食べる。
うーん、味噌が美味い!!! つい黙々と食べてしまう。

毛がにが気持ちよさそうにお風呂に入ってます

毛がにが気持ちよさそうにお風呂に入ってます

今回もキッチンバサミ大活躍 毛がに(゚д゚)ウマー

今回もキッチンバサミ大活躍 毛がに(゚д゚)ウマー

酒は赤ワインからバーボンウイスキーに。
大晦日なのでいつもとはちょっと違う酒を選んでみた。
そして締めに年越し蕎麦。
カニを茹でた汁で出汁を作って、出来合いのかきあげを乗せた。
あー、食った食った、飲んだ飲んだ!

今夜は珍しくアーリータイムズ+柿ピー

今夜は珍しくアーリータイムズ+柿ピー

年越し蕎麦 うどんとそばの多い旅である

年越し蕎麦 うどんとそばの多い旅である

早くから飲んでいたため、二人とも21時くらいには横になって寝てしまった。
しかし、なんとなく年越しの数分前に僕が目覚めた。
Mr.mudさんも起こして、2009年の年明けを祝しあい、また寝に戻った。
新年も良い年になりますように。

氷の七日間・三日目

6:00、起床。
最低気温はマイナス5度程度か。それほど寒くない。
できれば今日中に稚内へ到着しておきたい。
距離を稼ぐため出発を急ごう。朝食は取らずに撤収開始。

道の駅・絵本の里けんぶち

道の駅・絵本の里けんぶち

路面はこんな感じのコンディション

路面はこんな感じのコンディション

8:20、黒い路面に足をついて滑らないことを確認して出発。
気合を入れて国道に出た直後、わずか50mほどの地点で早々に転倒してしまった。
パッと見でドライな路面と区別がつけにくい恐怖のブラックアイスバーンに乗ってしまったようだ。
十分注意していたつもりだったが、気付いた時にはもう遅い。
後続のMr.mudさんも僕を避けようとして転倒してしまった。
割とスピードが出ていたため、二人ともそろって10mほど滑走。
停止するまでカーリングのストーン(玉)の気分をしばし味わった。
対向車を運転していたおばさんが目をまん丸にして通り過ぎてゆく。

左の薄茶色の建物の前辺りで転倒

左の薄茶色の建物の前辺りで転倒

とりあえずバイクを起こす。体もバイクもダメージはほとんどない。
タンクバッグの手製マップケースが壊れたくらいか。しかし精神的なダメージは大きい。
Mr.mudさんはともかく、自分のセローと技量ではこの路面コンディションは辛すぎる。
今日中に稚内にたどり着ける自信が全くなくなった。
「もう一度転んだらリタイヤしたいっす…」とMr.mudさんに弱音を吐くと、
「左端の路肩を進んで、行けるとこまで行ってみましょう」と諭された。
どうもこの人は諦める気などさらさら無いようだ。仕方ない、進もう。
後から思えばこの時が私のモチベーションの谷底であった。
路肩に雪が残る僅かな部分から、なるべく外れないよう集中して走る。
少しでも危ないと感じたら両足を出してバランスを取る。
この後、走りに没頭していたため道中のことは余り覚えておらず。
R40を1kmでも2kmでもとにかく北上。やがて士別を過ぎ、名寄へと至った。
名寄バイパスを使おうと思ったが、路面状況が悪そうだったのでパス。
10:15、道の駅・びふかを過ぎた辺りで、Mr.mudさんが停車した。
写真撮影が目的だったらしいがエンジンが再始動せず。
結局、チョークを戻してアクセル全開にしたところ始動した。
いわゆるカブリを防止するための手順である。うーむ…。

美深森林公園の辺り 轍なんて大キライ

美深森林公園の辺り 轍なんて大キライ

エンジンを一度停止させるとすぐ冷えちゃいます

エンジンを一度停止させるとすぐ冷えちゃいます

さらに10:55、音威子府手前のちょっとした峠道で再トラブル発生。
Mr.mudさんが足元もバイクもオイル塗れになってしまった。
エイプのヘッドのガスケットからオイルが吹き抜けてしまったようだ。
mudさんによるとブリーザのホース内の凍結により内圧が高まったためらしい。
山中の雪捨て場でタンクを下ろして修繕作業。

この先のアップダウンでエイプにトラブル

この先のアップダウンでエイプにトラブル

ガスケットが外れてオイル塗れに…あーあー

ガスケットが外れてオイル塗れに…あーあー

寒い中、一心不乱に作業してるmudさんの姿を見て、いろいろ啓発される。
こりゃあリアイアできねーなぁ…と温かいお茶を啜りながら思った。
一通り作業が済んで再始動させようとしたがまたエンジンが掛からず。
作業中に電気周りのソケットが外れて一箇所外れてしまってたらしい。
何度もキックしてるのにヘッドランプが点かないのを見て気付いた。
やれやれ。いろんなところに罠があるなぁ。

Mr.mudさんの作業中、暇なのでボーっとしてます

Mr.mudさんの作業中、暇なのでボーっとしてます

再出発して数分後、12:10、音威子府駅に到着。
ここから稚内までの距離は約120kmである。先が見えてきた。

音威子府駅 旭川と稚内のほぼ中間

音威子府駅 旭川と稚内のほぼ中間

駅前の様子 当り前だけど雪で真っ白

駅前の様子 当り前だけど雪で真っ白

有名なここの駅そば・常盤軒で予定通り昼食。天玉そば500円とおにぎりを食す。
ここの蕎麦は色が黒く腰の強い独特な麺を使ってる。出汁もよく効いてて美味い。
事前に電話まで掛けて年内営業してるのを確かめた甲斐があった。

音威子府の駅そば・常盤軒

音威子府の駅そば・常盤軒

黒い駅そば とっても(゚д゚)ウマー

黒い駅そば とっても(゚д゚)ウマー

食べ終わった後はひたすら稚内を目指す。
天塩川沿いに幌延まで下り、豊富方面にさらにR40を北上。
ドライな路面はほとんどなく、ほとんど路肩走行である。
しかし交通量が少なくて助かった。
稚内が近づくにつれ、ようやく気持ちに余裕も出てきた。

天塩国道をひたすら北上

天塩国道をひたすら北上

太陽が傾き始めたけど先は見えた!

太陽が傾き始めたけど先は見えた!

この路面状況もいつか終わりが来る…はず…

この路面状況もいつか終わりが来る…はず…

全面氷結した天塩川 ここまで凍るのか…!

全面氷結した天塩川 ここまで凍るのか…!

15:00、稚内市街に到着してまずは給油。
R238との交差点を過ぎた辺りから黒い路面が現れた。
リアがずりっと滑り緊張が走る。ここでもブラックアイスバーンか。
夕方になって気温が下がり、昼の間に解けた水が凍ったようだ。
両足をだして慎重に走り、R40の終点を通過。
15:25、北防波堤ドームへついに到着。
今日予定していた幕営地である。ここまで来れば宗谷岬はすぐそこだ。
苫小牧で別れたXLRさんと再会。隣へテントを張ってから買出しへ。

稚内のシンボル・北防波堤ドーム

稚内のシンボル・北防波堤ドーム

昭和初期、樺太航路のために作られたそうです

昭和初期、樺太航路のために作られたそうです

テントを張ってひと段落 ほっ♪

テントを張ってひと段落 ほっ♪

セローのフェンダーなど凄い状態に…

セローのフェンダーなど凄い状態に…

16:10に出発し、駅前のスーパーで色々買い込む。
店内は地元の方々の歳末買出しで大賑わいだった。
余りお酒が置いてなかったので、駅前の売店へ行き土産用の焼酎を購入。
ついでに日本最北端の稚内駅も記念撮影。

JR宗谷本線・稚内駅

JR宗谷本線・稚内駅

日本最北端の駅だそうです

日本最北端の駅だそうです

16:55、北防波堤ドームに帰還。
今日の突き出しはホッケの飯寿司とえびかつ。
飯寿司(いずし)は、北陸以北の日本海側と北海道の寒い地域で冬に食される”なれ寿司”の一種らしい。
それらをつまみながらメインディッシュの鍋を作りつつ、グビグビ飲む。

えびかつを前に、まずはビールで乾杯!

えびかつを前に、まずはビールで乾杯!

ホッケの飯寿司 初めて食べたけど乙な味です

ホッケの飯寿司 初めて食べたけど乙な味です

続いて僕がこれはどうしても食べてみたかった「たちかま」。
「たち」はタラの白子のことで、それを蒲鉾風に加工した食べ物である。
北海道でも岩内や利尻で、冬の寒い季節にのみ作られる超レア食材。
日持ちしないため流通に乗りにいが、稚内のスーパーでなら入手できるという情報を事前に得ていたのだ。
それでも自分が購入したのがそのスーパーの最後の一袋。
翌日以降も立ち寄ったスーパーで探しはしたが、ついぞ見かけることはなかった。
さて、そのたちかま。
裏に書かれた調理例に従い、フライパンでバター炒めにしてみた。
食べてみるとフワフワした食感。ハンペンに似た歯ごたえ・味わいだった。
白子独特の風味が鼻に抜けて、面白い味である。

利尻名産たちかま 冬にのみ入手可

利尻名産たちかま 冬にのみ入手可

たちかまのバターソテー メチャ(゚д゚)ウマー

たちかまのバターソテー メチャ(゚д゚)ウマー

ところで、ここいらでお酒が焼酎に変わったのだが、また問題発生。
購入した「りしり」という焼酎があろうことか昆布風味なのである。
お湯で割るとアルコール入りの御吸い物を啜ってるかのような味に…。
それでも他に飲むものがないので、二人でやいのやいの言いつつ飲み続けた。

本格焼酎・りしり お勧めできません

本格焼酎・りしり お勧めできません

鮭の刺身をワサビ醤油で 今日は贅沢だなぁ

鮭の刺身をワサビ醤油で 今日は贅沢だなぁ

最後に登場したのが今夜のメインディッシュ、鮭とホタテの味噌バター仕立て鍋。
北の果てでの幕営に相応しい、こってりした味わいの具沢山鍋だ。
締めに今日もうどんを投入。うーん、美味い! 体が内側から温まった。

鮭とホタテの味噌バター鍋 コッテリ(゚д゚)ウマー

鮭とホタテの味噌バター鍋 コッテリ(゚д゚)ウマー

〆に今日もうどんを投入 美味すぎる

〆に今日もうどんを投入 美味すぎる

食べ終わり、テント内で横になって雑談タイム。
よく覚えてないが、確か「味噌とバターなら何でも美味くなる」という結論だったような。
ともかく、ここまで来れて良かった。自分ひとりなら途中で諦めていたに違いない。
引っ張っていただいたmudさんに心の中で感謝しつつ就寝。
晦日の夜、子守唄にしてはちと騒がしい波と風の音が響いていた。

氷の七日間・二日目

6:30起床。この時間はまだ暗い。
外の気温はマイナス7~8度程度か。
テント内で茶を飲み、明るくなってから撤収開始。
目の前に電話ボックスがあるのは助かる。
出発時、Mr.mudさんのフェイスマスクが見つからず。
ザックの底に入り込んでたらしい。よくあるよくある。

鹿公園 一晩お世話になりました

鹿公園 一晩お世話になりました

寝てた部分の雪が溶けて地面が見えてますね

寝てた部分の雪が溶けて地面が見えてますね

9:15、出発。
R234へ出て岩見沢方面に北上。
雪がかなり降ってきた。
9:45、由仁のセブンイレブンで朝食。自分はトイレも済ませた。
駐車場で弁当を食べてると、所沢ナンバーの男性に声をかけられた。
どうも、内地の人間から声をかけられることが多いなぁ。

安平から由仁に掛けての国道234号にて

安平から由仁に掛けての国道234号にて

由仁のコンビニ駐車場 どんどん降ってくる

由仁のコンビニ駐車場 どんどん降ってくる

10:50、岩見沢市街のR12との交差点の手前で発信時に転倒。
後続の車から降りた女性に起こすのを手伝ってもらう。
うーん、足に滑り止めのスパイクを履いてるが、それでも滑る。
R12に出て旭川方面に北上。
市街地は信号が多いが、それ以外は良いペース。
美唄、砂川、滝川と順調に進む。
12:45、深川の道の駅・ライスランドふかがわで小休止。
特産品の「米」をテーマにしてる道の駅らしい。
売店で売っていた大きなおにぎりのイクラシャケ200円と味噌汁50円を食す。

道の駅・ライスランドふかがわ(入口)

道の駅・ライスランドふかがわ(入口)

駐車場は当然のように一面雪

駐車場は当然のように一面雪

大きなおにぎり(゚д゚)ウマー

大きなおにぎり(゚д゚)ウマー

さて、ここから難所 気合い入れて行きます

さて、ここから難所 気合い入れて行きます

13:35、休憩を終え出発。
その先、神居古潭の前後は完全なアイスバーンが続いていた。
両足を斜め前に突き出し、バランスを取りながら緊張して走る。
この先、ずっとこんな路面かと考えると辛すぎる。
果たして無事に稚内・宗谷岬まで辿り着けるだろうか?
さらにその先、旭川の手前で国道が渋滞気味になった。
14:00過ぎ、とある交差点で、本日二回目の転倒。
立ちゴケだったのでダメージは少ないが、周りの車両の視線が冷たい。
バイクを起こそうとしてもタイヤが滑ってなかなか起こせず。
走りきる自信がどんどん無くなってゆく。
精神的にきついため、この周辺は写真なし。
14:35、R12からR40へ何とか接続。
その先もアイスバーンが続いたが両足を突き出して走行。
15:15、塩狩峠を越えることができた。
(峠といっても標高わずか263mだが…)
峠の駐車場でMr.mudさんと今日の幕営地について相談。
予定していた名寄は遠すぎるので、この先最寄の道の駅を目指すことにした。

塩狩峠にて よくぞここまで来たもんだ

塩狩峠にて よくぞここまで来たもんだ

まだ先は長いがとりあえず進もう…

まだ先は長いがとりあえず進もう…

15:25、和寒(わっさむ)のホクレンで買出しと給油。
R40をさらに北上し、16:00、道の駅・絵本の里けんぶちに到着した。
幕営地をあっちこっち物色し、最終的に裏手の屋根のあるスペースにテントを設営。
テーブルもあったので、バス停から椅子を二脚運んで使わせてもらった。

今宵は剣淵町の道の駅の裏手で幕営

今宵は剣淵町の道の駅の裏手で幕営

今夜のメニューはかじかと助たち(スケソウダラの白子)を使った鍋。
昨日と同じく海鮮鍋だが今回は醤油仕立てである。
トイレに行けば水が手に入る。雪から作る必要がないので調理が楽だ。
テントの外で絶品鍋をつまみつつ焼酎をグビグビ飲む。寒いのでなかなか酔わない。

本日の鍋の材料 奥にある串カツは突き出し

本日の鍋の材料 奥にある串カツは突き出し

かじかと助たちの醤油鍋 メチャ(゚д゚)ウマー

かじかと助たちの醤油鍋 メチャ(゚д゚)ウマー

あらかた食べ終わってテントの中に入り、さらに飲む。今度はさすがに回ってきた。
横になると一気に眠気が襲ってくる。この晩、二人で焼酎1L+αを飲み干した。
この先を走る自信が失せかけていたが、食べて飲むと一時的にだが元気が出るなぁ…。
うし! 明日中に稚内に到着するよう、がんばろう!
…と前向きな気持ちで眠りに就いたのだが。

氷の七日間・一日目

6:30くらいに起床。フェリー客室の照明はいつまで経っても暗いままだ。
波が高いのかだいぶ揺れてる。窓に波しぶきが掛って外はよく見えない。
そういえば、数日前から日本全体がこの冬一番の低気圧に包まれていた。
北海道辺りでもドカ雪が降ったという情報が漏れ伝わってる。
本来なら風呂に入れるのだが、今日は時化でNGとのこと。
朝飯はカップのまいたけうどん。後はずっと船室で寝て過ごす。

何だか心象風景っぽいカップうどんの写真

何だか心象風景っぽいカップうどんの写真

下船間際のエコノミールーム あーよく寝た

下船間際のエコノミールーム あーよく寝た

13:00ごろから北海道の大地が水平線の先に見え始めた。真っ白だ。
下船前に給湯室で水筒に熱湯を汲んでおこう。
フェリーは苫小牧に定刻通り着岸し、14:00、下船。
うわぁ、一面の雪道だ。予想以上の雪の量にひるんでしまった。
例年、苫小牧周辺はほとんど雪が無いと聞いてたのだが…先が思いやられる。

苫小牧港 岸壁周辺は割と綺麗に除雪されてるが…

苫小牧港 岸壁周辺は割と綺麗に除雪されてるが…

港から市街地までの区間はこのありさま

港から市街地までの区間はこのありさま

ともあれ、まずは腹ごしらえである。
同行を願い出たXLRさんとMr.mudさんを率いて、私の先導で苫小牧市街をちょっと西へ。
すぐに港の方に左折し、14:20、海の駅・ぷらっと港市場に到着。
本当ははす向かいにあるマルトマ食堂へ行ってみたかったのだが、日曜は休業なので諦めた。
雪に埋もれた駐車場にバイクを止め、三人で屋内へ入り目的の店・とりあえず逢海へ。
店内の暖房が暑い。写真を撮ろうとしてもレンズが曇って難儀した。

苫小牧 海の駅・ぷらっと港市場

苫小牧 海の駅・ぷらっと港市場

雪のないとこを選んだけど余り意味無いです

雪のないとこを選んだけど余り意味無いです

着席して三人とも「ほっき飯し」(※原文ママ)の大・850円を注文。
苫小牧特産のホッキ貝がたっぷり入った炊き込みご飯である。
実に美味い。貝は刺身より加熱してある方が好きだ。
上陸して最初の食事に大いに満足。

食事処・とりあえず逢海 素敵なメニューが一杯

食事処・とりあえず逢海 素敵なメニューが一杯

ほっき飯し(大) メチャメチャ(゚д゚)ウマー

ほっき飯し(大) メチャメチャ(゚д゚)ウマー

食べ終わって、XLRさんとはここでお別れ。稚内での再会を誓う。
15:00、Mr.mudさんと二人で出発した直後に渡道後初めての転倒。
右手親指を軽く突き指してしまった。
さらにR36に出るまでの間にもう一度転倒。
足を挟まれあたふたしてたら、通りがかった大宮ナンバーの自動車が停車し、お兄さんに助けられた。
この時点で不安がかなり高まった。本当に宗谷岬まで行けるのだろうか…?

一回目に転倒した地点 轍と深雪に前輪取られました

一回目に転倒した地点 轍と深雪に前輪取られました

R36を右折して、r259を経由して、R234へ接続。
ベチャ雪の残る苫小牧市街を慎重に抜けた後は少しペースを上げた。
圧雪路なら割と安定して走れそうだ。
とはいえ写真を撮ってる余裕は無い。雪景色の中を黙々と北上。
16:00、辺りがだいぶ暗くなってきた。
幕営地として予定している道の駅まで、まだだいぶ距離がある。
今日はまだ数十kmしか移動してないが、初動が遅すぎたので仕方ない。
安平町・追分の辺りで左に分岐するr226に入り、路肩に停車してMr.mudさんと相談。
夜の雪道走行は避けたいので、手近な場所で幕営することにした。
地図で周辺を確認し、近くにあった鹿公園というところに目星を付けた。
まず、追分の街中で買出しと給油を済ませておく。
今回、毎日の献立はMr.mudさんにほとんどお任せである。

安平町・追分市街のスーパーで買出し

安平町・追分市街のスーパーで買出し

ホクレンは閉まってましたが別のGSで給油

ホクレンは閉まってましたが別のGSで給油

準備が整ったところで幕営地を目指し、16:40、鹿公園に到着。
辺りは既に真っ暗だが、街灯があるので設営作業に支障は無い。
まずはテントを張るスペースの雪を退ける。
続いてグランドシートを敷き、本体を広げてポールを立てる。
冬山用のフライシートを張り、ペグで固定した後、裾に雪を被せて完成。
幕営準備を終え、ガソリンストーブで雪を溶かして水を作る。

鹿公園管理棟前の駐車スペースで幕営

鹿公園管理棟前の駐車スペースで幕営

雪を溶かして水を作ってます

雪を溶かして水を作ってます

っと、スノーモービルを積んだ車が入口に停車した。
と思ったら降りてきたお兄さんが声をかけてきた。
冬にバイクで北海道に来てる連中を目の当たりにするのは始めてだったようで色々話す。
東京出身で自分もバイクに乗ってるらしい。励まされてしまった。
ちなみに後ろのスノーモービルは800ccの2ストらしい。すげー。
さて、初日の夕食はホタテとエビの塩味魚介鍋。
Mr.mudさんから事前に予告されてた通り、この後毎日鍋となる。
薄味仕立てでポン酢など付けてバクバク食べる。野菜もたっぷりで美味。
締めにうどんを三玉投入。翌朝に予定してた分まで食べてしまった。

ホタテとエビ 天然冷凍庫だから傷みません

ホタテとエビ 天然冷凍庫だから傷みません

塩味の海鮮鍋 アツアツで(゚д゚)ウマー

塩味の海鮮鍋 アツアツで(゚д゚)ウマー

食事の最中、テント内で鍋を移動させる際にこぼしてしまい、自分の右足の甲を火傷してしまった。
靴下を脱ぐと皮が一部ペロリと剥けてる。
雪で十分に冷やしたので痛みは引いたが、旅を終えた今もまだ完治してない。
右手の突き指といい、初日から満身創痍、前途多難である。

冷却用の氷嚢には事欠かない状況ですが

冷却用の氷嚢には事欠かない状況ですが

右手に湿布 足には包帯 いろいろ持ってます

右手に湿布 足には包帯 いろいろ持ってます

汁で濡れた靴下はランタンで乾燥を

汁で濡れた靴下はランタンで乾燥を

深々と更けて行く北海道の夜…

深々と更けて行く北海道の夜…

22:00、就寝。
外では雪がサラサラと降っている。
防寒装備は万全なので寒くはない。
翌日の路面状況だけが気になった。

氷の七日間・プロローグ

Mr.mudさんと一年以上も前から計画してきた年末年始・北海道ツーリング。
いよいよ旅立ちの日がやって来た。
前日の仕事納めを無事終え、荷物をまとめる。忘れ物が無いか、何度も確認。
不安から、あれもこれもとつい過剰装備になってしまうが、出来るだけ減らした。
11:15、集合。Mr.mudさんのエイプも快調そうだ。
自分が引き受ける荷物を受け取り、早速出発。
環七外回りを走り、12:00、R6=水戸街道へ接続。
後は車列に混じって淡々と北上するのみ。
なお、今回はMr.mudさんから提供していただいた写真も特に断りなく混ざっている。
各自が撮影した写真の点数が少なかったためだが、ご了承願いたい。

北海道用のジャケット・パンツなので暑いっす

北海道用のジャケット・パンツなので暑いっす

12:50、利根川を渡って茨城県に入った。
フェリーの乗船手続きは17:00が期限なので、だいぶ余裕がある。
もう大丈夫とひと安心。
12:55、取手の辺りにあったラーメン屋・珍来で昼食。
珍来という中華料理チェーンはいくつかあるらしいが、このお店は現在どこにも属してないのかな…?
自分は人気No1と書かれたうま煮そばと餃子を、Mr.mudさんはスタミナラーメンとライスを食す。
適当に選んだ店だがボリュームもあって美味かった。汗だくだけど満足満足。

R6沿い取手市桑原のラ-メン屋・珍来

R6沿い取手市桑原のラ-メン屋・珍来

うま煮そば (゚д゚)ウマー

うま煮そば (゚д゚)ウマー

14:50、r181を右折して国道を離れる。
交通案内の表示にしたがってr114~r16と繋いで東走。
15:15、涸沼(ひぬま)の畔にで小休止。
気温は8度くらいか。なかなか寒い。

涸沼 シジミとか採れるらしい

涸沼 シジミとか採れるらしい

彼方に見えるは筑波山 あー寒い寒い

彼方に見えるは筑波山 あー寒い寒い

R51の下をくぐりぬけ、15:30、大洗港FT(フェリーターミナル)に到着。
先客のXLRがタイヤ交換をしていた。
ノーマルタイヤはキャリアに積んだまま北海道を走るらしい。つわものだ。
他にも続々と物好きなバイクが到着。やっぱりスパイクタイヤが多い。

大洗港に無事到着したスタッドレスコンビ

大洗港に無事到着したスタッドレスコンビ

タイヤ交換を終えたXLRさん

タイヤ交換を終えたXLRさん

ご自分で打ったそうです すごいなー

ご自分で打ったそうです すごいなー

こちらのKSRもスパイクですね 旅慣れた感じ…

こちらのKSRもスパイクですね 旅慣れた感じ…

我々は乗船手続きを済ませた後、近所のコンビニへ。
Mr.mudさんがアルミ箔を購入し、FTへ帰還。
キャブのアイシング対策として自作ヒーターを補強した。
最終的にバイクは合計7台。オフ車とスクーターが主体だ。
ろーどまんさんやわたさんと交流があるセローのさすらい@さんも到着。
「自作スタッドレスを自分も試したが全然駄目だった」と言われて、ちょっと不安になる。
でもまぁ、ここまで来たからにはどうにもなるまい。
Mr.mudさんのエイプは皆の注目を浴びていた。

そんなこんなで続々バイク到着

そんなこんなで続々バイク到着

17:00、いよいよフェリーに乗船。
客室はもちろんエコノミー。荷物を整理して風呂へ。
入浴後は同室だったXLRさんも交えて、早速一杯やり始める。
彼は二回目の冬季北海道らしいので色々と情報を教えていただいた。

さんふらわあ・さっぽろ号 苫小牧へレッツゴー

さんふらわあ・さっぽろ号 苫小牧へレッツゴー

なにはともあれグビッと一杯やりましょう

なにはともあれグビッと一杯やりましょう

売店で購入したシシャモに青カビが生えてたりもしてたが気にせずつまむ。
晩飯はカップのカレーヌードルで済ませたが、どうも胸焼けしてしまった。

青カビ=ペニシリン=殺菌=体に良い という理論です

青カビ=ペニシリン=殺菌=体に良い という理論です

22:00、消灯。
いろんな不安を頭から追い払うように眠りに着いた。
帰還不能地点は既に過ぎたのだ。もう引き返せない。

いよいよ北海道へ…

長いこと掛けてMr.mudさんと計画を練ってきた元旦宗谷岬ツーリング。
いよいよ、27日(土)の夕方に大洗港を発つ便で出発です。
なにやらこの冬一番の大寒波で北日本を中心に荒れ気味の天気だそうで、
あっちこっちから雪の便りが届いているとか。
想定しているルートをアメダスで確認してみると、まぁいろいろ楽しそうです。
さてはてどうなることか分かりませんが、ま、なるべく無事に帰着するようにいたします。
この記事のコメント欄に時々状況報告する予定ですが、
Mr.mudさんのBLOG掲示板では写真付きで実況が見られるかも知れません。
さて…そろそろ荷造りいたします。

師走に試走

行ってきました、小海まで。
今回は出発が遅くなってしまったので中央道で須玉ICまで行って、清里経由で小海です。
風とりで昼飯を食べた後、タイヤの空気圧を下げ、足にはスパイクを履いて、いざ凍結路へ!!
…と、今回は気合を入れて稲子湯のルートから登っていったのですが…

モツ煮定食 (゚д゚)ウマー

モツ煮定食 (゚д゚)ウマー

随分前に購入したけど初めて使用する空気圧計

随分前に購入したけど初めて使用する空気圧計

靴に装着するタイプのスパイク

靴に装着するタイプのスパイク

なんと雪がほとんどありません!
前回、転んだポイントも、真っ白だった区間も、楽勝です。
うーん、試走には不向きなコンディションでした。

雪のない稲子湯なんて…

雪のない稲子湯なんて…

楽すぎる…試走にならない…

楽すぎる…試走にならない…

麦草峠のゲート前 気温8度という暖かさ

麦草峠のゲート前 気温8度という暖かさ

覆面+でっかいサングラスという怪しい姿で挑んだのですが、拍子抜けです。
ま、雪の残ってるところでグリップ力は確かめられたので、これで良しとします。

怪しすぎますね

怪しすぎますね

なんだか中途半端なので、NINJA・MAGICの動画でもご紹介して〆ときます。(YOUTUBEはこちら

師走ですなぁ

休日出勤やら朝まで残業やら、今週いろいろ頑張った甲斐あって、
何とか無事に年の瀬を迎えられそうです。
今日は年末年始に向けてのお買い物をいろいろしてきました。
明日は最後の試走に行って来ようかなぁと思います。(コースは先日とほぼ同じ)
少しだけ改良してみましたが効果のほどはどんなもんですかね。
今日の昼ごはんは久々に桜台のラーメン二郎へ行きました。
店長さんの体調が思わしくないようで、最近頻繁に休業してるようですが、今日はOKでした。
たぶん今年の食べ納めですね。ごっつぁんでした。

ラーメン二郎・桜台店 相変わらずの行列です

ラーメン二郎・桜台店 相変わらずの行列です

小・野菜・ニンニク (゚д゚)ウマー

小・野菜・ニンニク (゚д゚)ウマー

たぶん来週も忙しいので、あまり更新はできないと思いますがご容赦のほど。

ユリイカ12月臨時増刊号

こちらのブログで興味ある方はごく限られてるかと思いますが、
詩と批評の雑誌・ユリイカ増刊号『総特集・初音ミク』というのが本日発売されました。
その中で上映イベントでもご協力いただいたソワカちゃんファンのマンガ評論家・伊藤剛氏
『「ソワカちゃん」 から 「初音ミク」 へ』という評論を書いておられます。
興味ある方は書店で手に取るとか、買っちゃったりとかしてください。

自作スタッドレス試走レポ、アップ

自作したスタッドレスタイヤの試走レポをアップしました。
タイヤについては後日詳しく書く予定です。(真似しても一切責任は負えません)
http://s-dog.net/archives/000666.html
ま、北海道に関しては上陸してすぐ「だめだこりゃ」となりそうな気もします。
安全圏でウロウロしてくるのも、それはそれで楽しそうなので、気負わずに参ります。

犬は喜び庭駆け回り

いろんなサイトや意見を参考にコツコツと自作したスタッドレスタイヤもどき。
先週末、バイク屋で換装してもらったが、実際に氷雪路を走れるのだろうか?
全く役に立たなかった場合、北海道で死ぬことになる。さすがにそれは避けたい。
ってことで、どんなものか雪を求めて日帰りで長野まで行ってきた。
朝食を済ませてから自宅を8:30に出発。
「走れませんでしたー」という場合に備え、一応タイヤチェーンも携行した。
練馬ICから関越道に乗って、9:30に花園ICを降りた。
給油や休憩など挟みつつ長瀞経由で西へと進む。
10:15、道の駅・龍勢会館で小休止。すでに寒い。

道の駅・龍勢会館

道の駅・龍勢会館

ここでタイヤを簡単にご紹介。
前輪はダンロップのD603。後輪はブリジストンのTW302。
それぞれ横方向にサイプ(溝)を刻んである。後輪の方が溝の幅はやや広め。
さらに効くかどうか分からんけど、「アイスセンサーゆきみち」というやつも付けてみた。
ここまでの走行はノーマルタイヤとほとんど変わらず。
雪道も上手く走れたら後日詳しくまとめようかと思っているのだが…。

前輪 コンパウンドは柔らかめ

前輪 コンパウンドは柔らかめ

後輪 こんなんで本当に走れるの?

後輪 こんなんで本当に走れるの?

R299に接続して、10:45、志賀坂峠を通過。群馬県に入った。
11:00、道の駅・上野で再び休憩。
寒いのでトイレが近い。

埼玉と群馬の県境 志賀坂峠にて

埼玉と群馬の県境 志賀坂峠にて

道の駅・上野 この先、交通量がぐっと減りました

道の駅・上野 この先、交通量がぐっと減りました

11:10、R229を外れて、舗装林道の矢弓沢林道へ。
ぐいぐいと高度を上げてゆく。11:25、再びR299に合流。
気温が高めのせいか、特に問題なく抜けられた。

R299のバイパス的存在 矢弓沢林道分岐

R299のバイパス的存在 矢弓沢林道分岐

標高が1300mを超えた辺りから雪が目立ちはじめてきた。
日陰にはたっぷりと積もっており、路面も踏み固められて凍っている。
さて、走ってみると…滑る。。。が、全くグリップしないわけでもない。。。
急な動きをしなければ、一応坂道も登れる。うーん、しかし微妙だ。

いざというときはチェーンがあるので進みます

いざというときはチェーンがあるので進みます

11:30、群馬と長野の県境、十石峠に到着。
駐車場に停めようとしたが、透明な氷の上ではほとんどグリップしなかった。
うーん、なんだか期待はずれかも知れないぞ。

十石峠からの眺め いろいろ不安

十石峠からの眺め いろいろ不安

気温は5度くらいでした 思ってたより高め

気温は5度くらいでした 思ってたより高め

峠を越えたら路面はずっとドライなまま。
R299を下って、佐久でR141を左折。
12:05、ライダーにはおなじみの食事処、どんぶりや・風とりに到着。
馬刺身定食1050円を注文。昼飯を食べて午後に備える。

どんぶりや・風とり

どんぶりや・風とり

馬刺身定食 馬だけに(゚д゚)ウマー

馬刺身定食 馬だけに(゚д゚)ウマー

腹拵えをしたらいよいよ本番である。12:30、出発。
なんだか良いタイミングも雪が降り始めた。
松原湖を経由してr480を上るに連れ、雪の勢いも強くなる。
小海リエックス・スキー場を過ぎた辺りから積雪も目立ち始めた。

小海リエックス・スキー場 ここから本番

小海リエックス・スキー場 ここから本番

そのうち、完全に雪に覆われた状態になった。
凍った轍の上に新雪がうっすらと積もって実に走りづらい。が、一応は走ることはできた。
チェーンを巻いて来たときと同程度の速度だが、路面状況は今の方が悪かろう。
自分より先に行った車がUターンして戻ってきた。気持ちは分かる。
写真を撮ろうと路肩に寄ろうとしたら、轍に前輪を取られて転んでしまった。

早速転びました そして降り積もる雪

早速転びました そして降り積もる雪

対向車の運転手さんにガン見されました

対向車の運転手さんにガン見されました

もう転びたくないので轍に集中して慎重に進む。
走ってるうちにコツを取り戻してきた。
呼気に含まれる水分がシールドに付着して凍るのが厄介だ。
やはりゴーグルが必要か。
13:00、R299との合流点、麦草峠の閉鎖ゲートに到着。
冬季閉鎖したレストハウスの駐車場からは、雪に包まれた浅間山が遠望できた。

R299 麦草峠の閉鎖ゲート

R299 麦草峠の閉鎖ゲート

今日の気温はマイナス5度くらいです

今日の気温はマイナス5度くらいです

雪化粧した浅間山を遠望

雪化粧した浅間山を遠望

除雪された駐車場 ツルツルして危険

除雪された駐車場 ツルツルして危険

除雪された駐車場や踏み固められて凍った轍などは、さすがにグリップしにくい。
しかし両足を出したまま、そろそろと走れば、まず転ばずに済みそうだ。
こういった路面の走破性はチェーンを巻いたときと大差ない気がする。
白い圧雪路やドライな路面ならスタッドレスの方が快適だろう。
(ま、スパイクが最も確実なんだろうけど)

前輪 もっと溝を幅広くすれば良かったかも

前輪 もっと溝を幅広くすれば良かったかも

後輪 こちらは上出来な感じ

後輪 こちらは上出来な感じ

3月にキャンプした八千穂高原スキー場までR299を降りてみた。
スキー客がこっちを見ているが、仲間になりたそうではない。
ここでUターンして来た道を戻る。

八千穂高原スキー場 ここでUターン

八千穂高原スキー場 ここでUターン

なんだか往路より雪が増えてるような…

なんだか往路より雪が増えてるような…

13:15、稲子湯への分岐を右折。
交通量が少ないため、轍らしい轍もない真っ白な道だ。
林道なのでカーブが多く、勾配も急である。
ここを無事に抜けられたら、ま、ひとまず試走は成功と言って良いだろう。

稲子湯へ抜ける道 真っ白なバージンスノー

稲子湯へ抜ける道 真っ白なバージンスノー

しばらくは快適に走れた。雪が降っただけの道なら問題なさそうだ。
「これなら下まで降りられそう」と思ったが、谷を巻くカーブでステーンと転んでしまった。
バイクはツーッと2mほど滑って停止。立ち上がろうとすると足元がツルツルすべる。
どうやら沢水が凍った上に新雪が積もっていたようだ。これは厳しい。
路肩に停まってた車の運転手さんが降りてきて、起こすのを手伝ってくれた。
(この車にちょっと気をとられたのも転んだ原因の一つだろう)
運転手さんに心配を掛けるのは申し訳ないので、この先は諦めよう。
Uターンして雪道を戻った。(こっちのルートも大差なさそうだが)

危険地帯を脱出したセロー君 苦労掛けてすまぬ

危険地帯を脱出したセロー君 苦労掛けてすまぬ

分岐まで戻って、県道を下る分には全く問題なし。
やがて雪もなくなり、松原湖へ出て、13:42、R141へ接続。
結局チェーンは使わずに済んだ。
今日の目的は果たしたし、明日は休日出勤する予定なので疲れも残したくない。
時間はまだ早いが、さっさと帰ることにしよう。
R141を南下して野辺山から清里へ出て山梨県入り。
14:30、須玉ICから中央道に乗った。
双葉SAで休憩がてら、Mr.mudさんに試走の結果を報告。
まぁチェーンと同程度には走れるし、成功ってことにしましょうという話でまとまった。

バイク用パッドを貼ったスノーモービル用ブーツ

バイク用パッドを貼ったスノーモービル用ブーツ

帰宅したのは17:00。
心配は残るが、慣れれば割と行けそうな気がする。
今回は規定の空気圧だったが、本番では0.5くらいまで下げてみるか。
できればもう一度くらい試走しておきたいなぁ…。

静岡ツーレポアップ

ツーリングというか帰省のレポです。すみません、林道は行ってません。
http://s-dog.net/archives/000664.html
来週行く予定の自作スタッドレスの試走ですが、この時期で近場だと八ヶ岳ですかねー。(この辺
うまくグリップすると良いのですが。念のためチェーンも持って行きます。

ついにカラオケ…!?

さてさて三連休だったわけですが、土日は実家まで往復してきました。
今度の年末年始は例の北海道計画があるため帰省できず、
12月もその準備で忙しくなるため、今のうちに顔出して来ようと思った訳です。
ただ帰るのもつまらんので、静岡おでんとか浜松ぎょうざとか食べて来ました。
その辺はそのうちツーレポにまとめようかと思ってます。
で、今日は本を読んだ後、自作スタッドレスタイヤの作業に精を出しました。
お陰さまでようやく完成。今週末、バイク屋へ持ち込みタイヤ交換してもらう予定です。
来週末辺りにどこかで試走してみようかなと思っております。
それはさておき。
ソワカちゃんの作者・kihirohitoさんが作られた曲がカラオケで配信される可能性が出てきました。
JOYSOUNDのリアルタイムリクエストという投票システムがありまして、
未配信の候補曲の中から毎月上位200位以内の曲を配信するという仕組みです。
で、その候補曲の中にソワカちゃんシリーズを含むkihirohitoさんの作品5曲が登録されたわけです。
普段カラオケとは縁遠い私ですが、ちょっとそうも言ってられなくなりました。
何しろカラオケ店での投票は10倍の価値がありまして…(店舗・機種が限られますが)
実際のところ配信まではソワカちゃんファン総出でも遠い道のりなのですが、
なかなかに楽しみではあります。

三十六景、食べるに如かず

前々から計画している北海道年越しツーリング計画も、いよいよ一ヵ月後に迫った。
この年末年始は帰省できないので今のうちに実家に顔を出しておくか。
そう考えて三連休の土日を使い、実家までのんびり往復してきた。
ただ帰るのもつまらない。二日間、天気よさそうなのであちこち寄り道していこう。
土曜日は10:30過ぎに出発。環七が随分と混んでいた。
東名高速道路に乗って、海老名SAで給油した後はほぼノンストップで走行。
富士山が良く見えて、なかなかのツーリング日和だ。

由比PAから富士山を望む

由比PAから富士山を望む

この日、駿河湾は穏やかでした

この日、駿河湾は穏やかでした

13:15、静岡ICを降りて静岡の中心街へ向う。
13:25、静岡おでんの老舗・水野商店に到着。ひなびた感じの駄菓子屋さんだ。
駄菓子屋でおでんが食べられる、という文化で自分も育ったので違和感は無い。
店番のおばちゃんに案内され、おでんのテーブルで滋賀から来られたというお客さんと相席。
とりあえず「半ぺん(もちろん黒い)」と「なると」と「すじ」を皿に取ってダシ粉・青のりを掛けて食べる。
うーん、懐かしい味。汁は真黒だがそれほど塩辛くはない。
淹れてくださった煎茶を喫みつつ、その後も好みの串を取る。
白焼き(さつま揚げの具を揚げずに焼いたもの)がないのが残念。
10本ほど食べてお会計は650円。残った串の先端で価格を見極めてるらしい。
帰るとき、コアップガラナが売られているのを見つけた。先に知ってれば注文したのにー。

創業94年の老舗駄菓子屋・水野商店

創業94年の老舗駄菓子屋・水野商店

静岡おでん メチャ(゚Д゚)ウマー

静岡おでん メチャ(゚Д゚)ウマー

13:50、出発。バイパスをつないでR1を西へと走る。
実家のある掛川をスルーして浜松へ向かった。
浜松市街の手前で給油。ガソリンも一時期より随分と安くなったものだ。
15:25、浜松城に到着。たぶん来たのは初めてだと思う。
(たぶんと言うのは物心つかないころに来た可能性もあるため)
紅葉を楽しみつつ天守閣や日本庭園を散策した。
どこもかしこも徳川家康ゆかりの史跡だらけだ。

遠江国・浜松城の天守閣

遠江国・浜松城の天守閣

東照大権現様が使われた鎧だそうで

東照大権現様が使われた鎧だそうで

天守閣から浜名湖方面を望む

天守閣から浜名湖方面を望む

庭園では結婚の記念撮影もしてました

庭園では結婚の記念撮影もしてました

16:25、時間つぶしを終えて出発。浜北方面へ北上。
土曜日の黄昏時、なかなか渋滞が酷い。
17:00、浜松餃子の老舗・石松に到着した。
地元での人気店だけあって店内は大混雑。
順番待ちして餃子にありつけたのは55分後である。長かった…。

昭和28年創業 浜松ぎょうざの老舗・石松

昭和28年創業 浜松ぎょうざの老舗・石松

メニューは餃子の小(10個)、中(15個)、大(20個)が基本。
これを定食で頼んだり、酒のつまみにしたりしてる。
浜松餃子の特徴でもある円形の盛りつけと中央のもやしは中(15個)以上から。
店内を見ると大人の男性はほとんどが大を注文していたが、自分はとりあえず中を注文。
餃子はキャベツベースで甘味がある。中央のモヤシは茹でてあってシャキシャキした食感。
味にインパクトがあるわけではないが、普通に美味しい餃子だった。

餃子定食(中) 1,102円って半端な価格

餃子定食(中) 1,102円って半端な価格

浜松餃子 (゚Д゚)ウマー

浜松餃子 (゚Д゚)ウマー

食べ終わって、18:10、出発。完全に日は暮れている。
ナビに任せて夜道を進み、19:00、実家に到着。
とりあえずこれで帰省したという実績はできた。
翌日は挨拶もそこそこに9:30に出発。
最寄のコンビニで軽めの朝食を取ってから焼津へ向かった。
目的はまたもやおでん。
焼津おでんは静岡とちょっと違う具が入ってるらしいのだ。
10:40、焼津市街に到着するも、目当ての店は日曜休業でNGだった。
小川港の魚河岸食堂にも行ってみたが、おでんは置いてなかったのでパス。
途中、うみえーる焼津という施設を見つけた。

うみえーる焼津 昨年できたばかりらしい

うみえーる焼津 昨年できたばかりらしい

小川港から見た富士山 釣り人もいました

小川港から見た富士山 釣り人もいました

おでんはなかったが、トマトサイダーというキワモノ発見。
鼻から抜ける炭酸に混じるトマト風味。味はやや甘い。
色素だけでトマトの果汁は入ってないらしい。
正直、全体的に微妙な商品だ。

トマトサイダー 無果汁です

トマトサイダー 無果汁です

島田市で生産してるのか…

島田市で生産してるのか…

ウロウロと焼津市街をさまよったが目ぼしい店が見つからなかった。
仕方なく、以前行ったことのあるお好み焼き屋のえのきへ。時刻は11:30。
「おでんだけでもいいですか?」「どーぞー」ってことでカウンターへ。
焼津おでんの特徴でもある「へそ(鰹のへそ)」の他、今日も10品ほど食べた。

焼津のお好み焼き屋さん えのき

焼津のお好み焼き屋さん えのき

焼津おでんもメチャ(゚Д゚)ウマー

焼津おでんもメチャ(゚Д゚)ウマー

11:55、おでんを食べ終えて出発。
R1は飽きたので大崩海岸を経由することにした。
いつも通りの断崖絶壁を抜け、駐車スペースで小休止。

大崩海岸より富士山を望む

大崩海岸より富士山を望む

この後も富士山だらけのレポになります

この後も富士山だらけのレポになります

静岡ではバイパスを回らずに静岡駅前を通るルートを選んでしまったため、市街地脱出に時間が掛かった。
静岡鉄道沿いに清水へと抜け、興津へ。
13:00、由比で旧道に入り、薩た峠へ寄り道。
ウォーキングのイベントかなんかで人が多かった。

薩た峠の蜜柑畑から富士を遠望

薩た峠の蜜柑畑から富士を遠望

蒲原でR1を外れて富士川沿いに北上。ひどい渋滞で参った。
13:35、道の駅・富士川楽座で小休止。
段々と富士山が近づいてきた。

道の駅・富士川楽座 東名の富士川SAと繋がってます

道の駅・富士川楽座 東名の富士川SAと繋がってます

富士川越しに見る富士山

富士川越しに見る富士山

14:00、富士宮焼きそばの老舗・すぎ本に到着。
お宮横丁の焼きそば専門店は行ったことがあるが、本店は初訪問である。
「焼きそばだけのお客様は専門店の方へ!」との断り書きがある。
でも一度本店で食べておきたいなぁ、でも二品注文するのは辛いなぁ…。
というお一人様のために用意されたメニュー、お好み焼きと焼きそばのミックスハーフ900円を注文した。
ついでにノンアルコールビールも頼んでグビリとやる。

昭和23年創業 富士宮焼きそばの老舗・すぎ本

昭和23年創業 富士宮焼きそばの老舗・すぎ本

ノンアルコールビールって割と好きです

ノンアルコールビールって割と好きです

アツアツのお好み焼きが先に出てきた。ハフハフと食す。
この店では洋食焼きと呼ぶらしい。普通に美味。
続いて出てきた富士宮焼きそばも旨い。
硬い麺、ダシ粉、桜海老の組み合わせは万人受けする味だろう。

お好み焼き(洋食焼き) 老舗の味で(゚Д゚)ウマー

お好み焼き(洋食焼き) 老舗の味で(゚Д゚)ウマー

富士宮焼きそば 何度食べても(゚Д゚)ウマー

富士宮焼きそば 何度食べても(゚Д゚)ウマー

食べ終わってから浅間大社に参拝。
ここでもやはり結婚の記念撮影をしていた。
参道には何故か鶏が…。

富士山本宮 浅間大社

富士山本宮 浅間大社

ここでも白無垢が見られるとは

ここでも白無垢が見られるとは

巫女さんがお賽銭を回収してました

巫女さんがお賽銭を回収してました

何故か鶏が放し飼いされてた…

何故か鶏が放し飼いされてた…

15:00、出発。r180で富士山麓を登る。
途中、給油してから富士山スカイラインへ。めちゃめちゃ寒い。
グリップヒーターが全然温まらない。壊れたのだろうか?

西臼塚PA この時点で寒い

西臼塚PA この時点で寒い

15:50、標高2400mの新五合目に到着。
めちゃくちゃ寒いが眺めは良い。何枚か写真を撮って山を降りた。
そういえばトイレに氷の塊が置いてあったが何のためだろう?

富士山新五合目から駿河湾を俯瞰

富士山新五合目から駿河湾を俯瞰

近づくと荒々しい山なんだよなぁ

近づくと荒々しい山なんだよなぁ

登山道はこんな感じ うーん辛そう

登山道はこんな感じ うーん辛そう

この傾斜を数時間歩き続けるってきついっすね

この傾斜を数時間歩き続けるってきついっすね

16:30、水が塚公園で最後に夕焼けに染まる富士山を撮影。
あとは東京へ戻るのみ。16:55、御殿場市街でR246を左折。
東名渋滞の表示を見て国道を進むことにしたがこちらも渋滞。
モゴモゴしながら進んで、松田ICから東名に乗ったがやっぱり渋滞。

水が塚公園PAにて 赤富士っぽいですね

水が塚公園PAにて 赤富士っぽいですね

帰宅したのは19:00。はぁ、疲れた。
ま、これで実家への義理は果たした。
年末年始は心置きなく北海道へ行くとしよう。

見世物小屋@花園神社

21世紀も、すでに10年の節目を迎えんとするこの時代、
旧世紀どころかその前の時代の遺物たる見世物小屋が現存しようとは…。
今日は新宿・花園神社の二の酉前夜祭。
昨日、ぼーっと乗った都営地下鉄のポスターでそれを知り、
「そーいえば、見世物小屋が出るはず…」と思い出した私であります。
「よっしゃ行ってみっか!」とは思ったものの、なーんとなく気が引けるこの企画。
誘いに乗ってくださったのは元Kanna店主「たみさん」でありました。
花園神社には足を運んだ経験もあり、なおかつ見世物小屋も経験済みだそうで、実に頼れます。
さてさて、そんな女傑才女と待ち合わせたのは午後4時の靖国通り。
参道から境内へと足を運ぶと、祭礼独特の賑やかさが増してまいります。

靖国通りからして既に盛り上がってます

靖国通りからして既に盛り上がってます

満艦飾の鳥居 うっひょー!!!

満艦飾の鳥居 うっひょー!!!

まずは本殿へ参拝。その後、見世物小屋を求めてうろうろ。
酉の市の名物・熊手のお店から聞こえる三本締めにこちらも調子を合わせつつ逍遥。
やっと見つかった見世物小屋では、「午後6時から開演」ってな口上を述べてます。
「しゃーねーなー時間つぶすか」ってんで、件の女傑と差し飲み二時間弱。
こういう場で屋台で飲むってのもいいですよねー。テキヤ万歳!!!

花園神社本殿 京都なら祇園に相当かな?

花園神社本殿 京都なら祇園に相当かな?

酉の市での熊手は江戸の華ですね

酉の市での熊手は江戸の華ですね

ながらみやおでんをつまみつつ、その辺から聞こえる三本締めにあわせて拍手したり。
隣の席に座った外人が海老の丸焼きを写真に収めて「Hmm」と言ってるのを横目で見たり。
そんなこんなで過ごしている内に開演時間も迫ってきました。
17:45、一旦撤収! 見世物小屋へレッツゴー!

焼きそば焼き鶏ウーロン杯熱燗 のまのまいえー

焼きそば焼き鶏ウーロン杯熱燗 のまのまいえー

花園神社の祭礼は全体的に派手な印象ですね

花園神社の祭礼は全体的に派手な印象ですね

先に告知していた時間より早いはずですが、既に場当たり的に客入れを始めておりました。
「お代は見てのお帰りだよー!」という声に励まされ、二人入場いたします。
デーモン小暮をトイカメで撮影した写真を、再度撮影した写真みたいなおっちゃんが
様式美溢れる口上を述べつつ様々な芸を見せてくださいました。
「場内撮影禁止」というお約束なので、視覚的に再現できないのが残念ですが
「見世物小屋」という単語に抱く貴方の期待を裏切ることは決してないでしょう。
河童の剥製とか人体標本とか、荒俣宏が手を出しそうなアイテムも続々。
おっちゃんの後に登場した看板娘・蛇女の小雪さんはいわずもがな。
いやー、本当に来てよかったと思いました。見料800円は安すぎ。
Youtubeに動画ありました。こんな感じっす。
さて、この見世物小屋に行ってみたいと思っている方にアドバイス。
行くならその日の初演回がお勧めです。
私は偶々この日の初演回だったわけですが、蛇が頭付の完全な状態でした。
それを小雪嬢が喰い千切る様を拝めた訳ですが、二回目以降は使いまわしです。
ですので、可能な限り1回目がよろしいかと思います。
この日は18:00の回が初演回でした。
演目は20分1セットで繰り返されてるようです。
(追記)蛇は一時間に一回、新しいのが用意される、という説明していた動画がありました。
ですので、初演回でなくても見れそうですね。

この看板だけでも来た甲斐がありました

この看板だけでも来た甲斐がありました

太田螢一・丸尾末広 カモーン!! …って感じ

太田螢一・丸尾末広 カモーン!! …って感じ

見世物小屋・蛇女を堪能した我々はその後も引き続き、「古き良き文化を味わうべく」
小便横丁や某私鉄沿線の駅などでディープなお店をはしごしたのですが、それは余談なので割愛。
何はともあれ、興味ある方は明日の「二の酉本祭」や来週・金土の「三の酉」をお見逃しなきよう!
まじ、おすすめっす!!!

林道オフ会無事終了

毎年恒例の林道オフ会、秋の部。
今年は山梨県南部町の某所で行われました。
私は怪人M氏と二人で富士吉田町から富士山をぐるりと迂回する感じで向かいました。

富士吉田・白須うどんで昼飯 (゚Д゚)ウマー

富士吉田・白須うどんで昼飯 (゚Д゚)ウマー

道の駅なるさわの辺り 綺麗に紅葉してました

道の駅なるさわの辺り 綺麗に紅葉してました

朝霧高原から本栖湖方面を望む

朝霧高原から本栖湖方面を望む

ずっと小雨模様で富士山は見えず。
快晴ならスバルラインに寄りたかったのですが、今回は断念。
代わりに白糸の滝に寄り道していきました。

音止の滝

音止の滝

白糸の滝

白糸の滝

さて、買出ししてから会場に到着したのは15時過ぎ。
既に到着しているのは赤杖さんだけでした。とりあえずテントを設営。
その後、着々と参加者集合。私はテントを張り終えてから独りで温泉へ。
閉館間際の奥山温泉に滑り込むことができました。

奥山温泉 時間ギリギリで入浴

奥山温泉 時間ギリギリで入浴

会場に戻り、焚火を囲んでの宴会がぼちぼちと始まりました。
それぞれ好き勝手に飲み食い。時々食べ物がまわされてきます。
キンミヤ焼酎で撃沈する人もチラホラ。

とりあえず発泡酒で乾杯

とりあえず発泡酒で乾杯

突き出しは静岡名物・黒はんぺん

突き出しは静岡名物・黒はんぺん

自分のメイン料理はキムチ鍋 温まります

自分のメイン料理はキムチ鍋 温まります

あー…焚火あったけー

あー…焚火あったけー

むき茸というキノコを炒めたやつを皆さんにコッヘルごと回したところ、
伝言ゲームのようになり、なぜか最後は「塩さんが育てたシイタケ」と呼ばれてました。
ま、それでもいいです。

途中の道の駅で仕入れた「むき茸」

途中の道の駅で仕入れた「むき茸」

育ててないし、シイタケでもないんだけど

育ててないし、シイタケでもないんだけど

私が就寝したのは23:30くらい。起床は7:00ちょっと前。
既に焚火が熾されてました。軽く朝食を取ってから撤収。
焚火も消火して、最後に集合写真を撮影して、10時半ごろ解散です。

翌朝のオフ会場風景

翌朝のオフ会場風景

色とりどりのテントたち

色とりどりのテントたち

この山も冬が忍び寄ってますね

この山も冬が忍び寄ってますね

怪人様が購入したわさびラムネ&カレーラムネ マズー

怪人様が購入したわさびラムネ&カレーラムネ マズー

Mr.mudさん、怪人Mさん、私の外道バスターズ3人は、
おなじみとなった小林焼きそば店でちょいと早めの昼食。
その後、甲府盆地に出て、中央道で帰宅しました。

小林焼きそば 通称こばやき (゚Д゚)ウマー

小林焼きそば 通称こばやき (゚Д゚)ウマー

今回はずっとぐずついた空模様でお天道様なし。
夜から明け方の冷え込みはなかったのですが、
この季節にしては日中がやけに寒かったです。
ま、何はともあれ皆様お疲れ様でした~。

明日は林道オフ会

明日・明後日に掛けて、半期に一度の林道オフ会です。
静岡県との県境に程近い山梨県南部町の山奥が会場です。
雨が降らないよう願ってますが、この季節だとある程度雲がある方が冷えないんですよね。
朝も零下いかないんじゃないかなぁ…。ま、楽しんできます。
スタッドレスタイヤも着々と進んでます。
往復フェリーのチケットも無事に予約できました。
年末年始の帰省の時期なのでフェリーのチケットも数時間で売切れてしまうんですね。
朝一で手配して良かったです。

三連休ですが…

せっかくの三連休ですが、仕事の進捗が思わしくないため、休日出勤の日々となりました。
ま、9月の入院&年末年始の北海道のことを考えると、この辺で頑張らねばならぬわけでして。
本当は川俣檜枝岐林道とか田代山林道とか安ヶ森林道とか行きたかったんですけどね。
今日は会社から帰ってきて少しスタッドレス作業。
平日も時々やってるので、徐々に完成に近づいております。
今月末か12月頭にタイヤ交換して、どこかへ試走しに行こうかなぁと目論んでます。
とりあえず一週間後の林道オフ会を楽しみに、ソワカちゃん聞きながら仕事に精を出しますわ。
あ、でも飲みの誘いがあれば、ホイホイついていってしまうかも。だめですねぇ。

スタッドレス、はじめました

季節ものなんで、敢えて「冷やし中華、はじめました」のようなタイトルで…。
この年末・年始に計画している北海道年越しツーリングのための
スタッドレスタイヤを昨日から作りはじめました。
タイヤ自体は春先に購入済みだったのですが、
いろいろと忙しくてこんな時期まで放置してました。
糸ノコで基本となる筋を付けておいて、少し厚みのあるノコギリで溝の幅を広げる…
という手法に試行錯誤で辿り着いて、ようやく全工程の半分くらいでしょうか。
昨日は半日作業だったので、実質1日半で半分。
ってことは、全体で3人日くらいの工数ですかね。はぁ、しんど。
グラインダーを使えば楽だろうと思って購入しておいたんですが、
音がうるさ過ぎて集合住宅じゃ使えませんね。
ま、うまく出来上がったら写真付きでまとめる予定っす。

PC買い替えました

自宅でメインマシンとして使ってきたPCを買い換えました。
メインマシンと言っても、実はツーリングで持ち歩いてるB5ノートです。
PC環境を幾つも構築するのは面倒くさいので、自宅ではほぼそれ一台で間に合わせてきました。
ただ、さすがに型も古くなり、日本中連れまわして酷使したため本体にひび割れとか入ってる始末。
仕事で使うことも多いので、トラブルが起きる前にリプレースってなわけです。
さて、これまで使ってきたのはパナソニックのレッツノートR3(CF-R3E)
そして新たに購入したのは後継機種のレッツノートR8(CF-R8E)
軽くて丈夫でバッテリーが長持ちする、モバイルノートの定番機種です。
最近は低価格のノートも増えてますが、仕事やツーリング先での実用性を優先して大枚叩きました。
ちなみにMr.mudさんもレッツノート派だそうです。偶然ですが、価値観が似てるんでしょうかね??
R3と比較するとR8は少しだけ厚みが増しました。(その分堅牢性が増したらしいです)
あとはUSBやCFスロット、SDカードスロットなどの位置が変わりましたが、
同じRシリーズだけあって、外観や操作性はほとんど同じ。使い勝手に違和感がありません。
また、スペックは大まかに↓こんな感じでアップしました。(マイレッツ倶楽部で購入した品っす)
CPU: PentiumM 1.10 GHz→ Core2 Duo 1.20 GHz
メモリ: 504MB → 3GB
HDD:60GB → 250GB
VRAM:64MB → 1GB
最近は動画を見たり扱ったりすることが多いので、VRAMが増えたのは嬉しいですね。
あ、OSはもちろんVistaじゃなくてXPです。Vistaなんて大嫌いです。
面倒な環境移行もほぼ終わりました。
新マシンも使い倒して行きたいと思います。

キノコ塾@2008

昨年に引き続き今年もキノコ塾へ行ってまいりました。
メンバーはいつものMr.mudさん、怪人Mさん、そして私の三人。
集合時間もルートも昨年とほぼ一緒です。(昨年の様子はこちら

今年もヌメリスギタケモドキ豊作

今年もヌメリスギタケモドキ豊作

後の手間を省くために少々天日干し

後の手間を省くために少々天日干し

ついでにオニグルミもたっぷり拾いました

ついでにオニグルミもたっぷり拾いました

昨年使った幕営ポイントは今年は自治体のイベント会場になってて不可。
Mr.mudさんの案内で近くの林道の広場へ移動してテントを設営しました。
ところで実は私、厳冬期用テントにDUMLOPのV-3を購入しました。
とても高い買い物なので、Mr.mudさんの勧めに従い防水処理を施すことに。
ってなわけで、テント設営しつつホワイトベアの防水液をmudさんと塗り塗り。
その他、このテントの使い方のコツなどを教わりました。

今回の幕営地風景

今回の幕営地風景

初使用 DUNLOP V-3

初使用 DUNLOP V-3

日暮れと共に焚火を熾し、Mr.mudさんが諸々調理を…。
突き出しの後、ヌメリ~とシラタキの煮物が。色は黒いけどあっさり味です。
そしてハナイグチ(別名ジゴボウ・リコボウ)と根菜と鶏肉の味噌仕立て鍋が実に美味い。
ハナイグチを鍋で食べるのは初めてでしたが、独特の風味が気に入りました。

ヌメリスギタケモドキとシラタキの煮物

ヌメリスギタケモドキとシラタキの煮物

具沢山のキノコ汁 ハナイグチ(゚Д゚)ウマー

具沢山のキノコ汁 ハナイグチ(゚Д゚)ウマー

川で洗ってきたオニグルミも焚火に放り込んでいくつか賞味。
割れ目から油がグズグズ出てきたら食べ時です。
マイナスドライバーで開け、穿りながらバクバク食べました。
酒のつまみに丁度いいですねー。
それにしても、クルミの硬い殻ってすごく良く燃えますね。

この季節の野営は焚火必須

この季節の野営は焚火必須

灰まみれのオニグルミ 香ばしくて(゚Д゚)ウマー

灰まみれのオニグルミ 香ばしくて(゚Д゚)ウマー

翌朝は氷点下くらいまで冷え込みましたが、日が差すと暑いくらいになりました。
朝ごはんは昨夜の残りのキノコ汁。
のんびりと過ごして撤収を終えたのは11:00くらい。
焚火の跡を綺麗に始末して出発。

火さえ熾きれば寒さなんてへっちゃらです

火さえ熾きれば寒さなんてへっちゃらです

煮物は一晩おくと味が滲みてより美味に

煮物は一晩おくと味が滲みてより美味に

昼食は足を延ばしてMr.mudさんオススメの店、藤原庵へ。
ほうとう3人前とキノコ盛り合わせ、漬物、花豆を注文。
久々のほうとうはこれまたとても美味しかったです。

藤原庵のほうとう 野菜たっぷりで(゚Д゚)ウマー

藤原庵のほうとう 野菜たっぷりで(゚Д゚)ウマー

キノコ盛り合わせ 岩茸は初めて食べました

キノコ盛り合わせ 岩茸は初めて食べました

Mr.mudさんのご自宅で荷物を整理し、怪人さんと私はそのまま東京へ。
帰宅したのは17:00でした。
秋の味覚をたっぷりと楽しんだ二日間。紅葉も綺麗でした。
いやぁ、やっぱ山の中をウロウロするのはいいですなー。
お二人とも、お疲れ様でした。

四国ツーレポ・最終日アップ!

ようやく終わりました、四国ツーレポ最終日です!
自分の性分でしょうか、レポートを書き終えないと次のツーリングに行きにくいんですよね。
でも、これで気分晴れ晴れ出かけることが出来ます。ほっ。
http://s-dog.net/archives/000653.html
(今日の午前中にアップした七日目レポもお忘れなく!)
ところで、この時期恒例の林道オフ会が次の予定で開催されます。
場所: 山梨県南部町 県道801号線 樽峠手前の広場。
林道貫ヶ岳線の分岐より少し手前、入り口左手にトタン小屋がある広場。(この辺らしい
日時: 11月8・9日
買出し場所: 道の駅「とみざわ」の裏手にスーパーあり
現地の状態: 地面は土、硬めです。焚き火の燃料は不足しません。
標高は500mくらい。地理的条件から朝は霧が発生するかもしれません。
いつもの通り走行会ではなく、幕営して野外で宴会する会です。
幹事は信濃男爵さん。趣旨をご理解の上で参加希望される方は、林道浪漫の掲示板でご表明くださいませ~。

四国ツーレポ・七日目アップ!

ついに七日目まで来ました。お待たせしてすみません。
最終日は半日程度なので今日中に書いてしまいたいと思ってます。
http://s-dog.net/archives/000651.html
本来なら今日から三連休なのですが、月曜日に出社する予定でして。
雨も降ってるのでこうしてレポをやっつけてます。
走れるうちに川俣檜枝岐林道へ行っておきたいんですけどね…。

「シャリキン」の暴力

世の中には二種類の人間しかいない。
「キンミヤ」と聞いて舌なめずりをする人間と、そうでない人間である。
「キンミヤ」とは焼酎の銘柄だ。
麦? 芋? 黒糖? いやいや、そんな範疇には収まらない。
あえて言うなら「大衆」だ。
中野、新井薬師に本店を構えるヤキトン屋・四文屋にも「キンミヤ」はおいてある。
ただし「お一人様・三杯まで」との制限付き。
飲んだものは分かるが、この焼酎、ダイレクトに効く。
酒に強い人間も三杯飲んだら真っ直ぐに歩けなくなるような代物だ。
実際、今の自分も何度入力しなおしてることか…。
さて、表題の「シャリキン」である。
今日は地元・野方が誇るヤキトン屋・秋元屋で同僚と一杯やっつけてきたのだが、
その席で飲んで来たのが件の「シャリキン」。
断っておくが、メニューには書かれていない。知ってる人だけが注文可能な酒である。
種明かしをすれば、シャリシャリに凍らせた「キンミヤ」焼酎なのだが、これがきつい。
なにせ、2杯目を注文する際に店員が「大丈夫ですか?大丈夫ですか?」と
しつこく確認してくるほどなのだ。こっちは大丈夫だと思って注文したのだが、
3杯はきつかった。口当たりはいいが、今でもフラフラしつつキーボードを叩いている。
「酒は飲んでも飲まれるな、我こそは自認セし者ナリ」と意気込んでる人に
ぜひとも飲んでもらいたい一杯である。うぅー、きつー。

四国ツーレポ・六日目アップ!

四国ツーレポもようやく六日目まできました。あと二日!
http://s-dog.net/archives/000648.html
日付は変わってしまいましたが、昨日、10/8は
ソワカちゃんが公開されてから丁度一周年の記念日で、
そっち界隈では色々とお祝い企画が行われてました。
といっても、今回、私は参加者・視聴者の立場なのでお気楽です。
いろんな特技を持つ個性的なファンが多く、楽しませていただきました。
皆さん、お疲れ様でした&おめでとうございます!

四国ツーレポ・五日目アップ&近況報告

お待たせしました。四国ツーレポの五日目です!
http://s-dog.net/archives/000646.html
近況報告ですが、昨日は「実弾生活4 UFOロック」というお笑いライブに行ってきました。
主催したJJポリマーというお笑いコンビの一人、成田さんという方が
実は夏のソワカちゃんイベントで司会をしてくださった方なのです。
昨日の同行者もアヨハタさん、亜樹28号さんといった同イベント関連の面々。
舞台の方は、件のコンビに他のお笑い芸人さんや役者さんを加えた寸劇風コントのオムニバスでした。
マニアックなネタが多くて個人的にそこがツボでしたが、
その点を除いても良く練られた脚本で映像による演出も完成度が高かったです。
息が苦しくなるほどの大爆笑というよりは、ニヤニヤとかクスクスと笑える感じでした。
成田さんの絵も脚本もネタの取捨選択も割と自分の好みなので、
また機会があったら観に行きたいですね。
で、今日。朝から免許の更新に行って来ました。
晴れてゴールド免許&視力回復手術によって「眼鏡等」の条件も消えました!
帰宅後は少々部屋の掃除をして、前述の通りレポ書いてました。
このペースだと本当に秋が終わっちゃいますね…。ま、いいや。

四国ツーレポ・三日目アップ!

四国ツーレポの三日目です! 雨も本格的になってまいりました!
何だかんだ言って文章量ありますね…。
http://s-dog.net/archives/000642.html
ところでこのブログに幾度となく登場してきたお店、bar&kichen Kannaが今週末、10/28で閉店いたします。
行きつけのお店(週4・5回ペースw)がなくなるのは寂しいですけど、これまでありがとうございました!
外道料理は今後も個人的に引き受けてくれるらしいので、その折はよろしくお願いします(^^;

四国ツーレポ・二日目アップ!

二日目も何とか書き上がりました~。良かったらお読みください。
http://s-dog.net/archives/000640.html
三日目以降は雨が多くなり、寄り道も写真も減るので文章量も減る予定です。
雨のお陰でレポが楽になるってのは、意外な恩恵ですね。
降って欲しいわけじゃありませんけど。

わーい♪

ソワカちゃんの作者さんの作品に『ワイルドで行こう』という作品があります。
映画『EASY RIDER』で使われた『BORN TO BE WILD』の孫カバーなのですが(詳しくは上のリンク先を~)、
それを題材に「おるどりんさん」と仰るソワカちゃんファンの絵師さんが
↓こちらの絵を描いてくださいました。(転載許可ありがとうございました~!)

Born To Be Wild

Born To Be Wild

この手前のキャラ(「クーヤン」という名前です)が乗ってるバイク、えぇ、セローです。
しかもよく見るとウインドスクリーンやグリップガードだけでなく、GPSからサイドバッグサポートまで
なななんと私のセロー君を参考にしてくださってるのです!
退院してみたら、こちらがpixivというサイトにアップされてまして、勝手に感激してしまいました。
いつも圧倒的な画力に驚かされてるのですが、これまたデッサンも表現も着色も素晴らしい!
つい嬉しくなって、バイク乗りの皆様に自慢したくなった次第です。わーい。

退院しました!

10日間の断食&お粥生活を終え、今朝ようやく退院できました。
帰宅して体重を量ったら5kg減ってました。うーん、やはり食生活か…。
入院中、温かなコメントをくださった皆様、ありがとうございました。
ご心配をお掛けしましたが体調は全く問題ないっす。
皆様もお体を大事になさいますよう。
入院中はソワカちゃん関連動画作りに勤しんでしまったので、
四国ツーレポはしばらくおまちください。すんません。

入院してます

実は先週末、四国ツーリングの終わる頃から血便が続いてて、今週の水曜日から某病院に検査入院してます。痛みはなく食欲は旺盛で、その症状以外は絶好調なんですがね…。ツーリングから戻ったと思ったら即入院で会社にも迷惑掛けてます。すんません。昨日、内視鏡検査を行って出血は止まったようなので、近々退院できるとは思います。水曜以来、絶食しててそれが一番辛いんですが、今朝からお粥が貰えるらしいです。わーい。

帰宅しました!

無事、東京の自宅に帰着しました。はぁ、疲れた。
とりあえずジャケットも含めて汚れ物を洗濯機に放り込みました。
8月24日から31日まで、延べ8日間四国に滞在してましたが、
その間雨に全く降られなかった日はたった1日…(つд`)
新型ムーンライト3で長雨を過ごすのはたぶん初めてですが、
四隅から振り込んだ雨がグランドシートを伝ってフロアまで濡れてしまいますね…。
うーん…この程度は仕方ないのかなぁ。
今回、折り畳み傘を忘れたのは大失態でした。
土砂降りだとトイレ行くのも難儀しますね。
ま、詳しくはツーレポをのんびりとお待ち下さい。

血の日曜日

6:00起床。幸いにも夜中に雨は降らなかったようだ。
今朝は外食の予定なので朝食作らず。
トイレに行ったら何か黒い便が出た。どうも血便らしいが原因不明。
痛くも痒くもないので気にしないことにした。
急がなくてもフェリーには充分間に合うのでダラダラ・ゴロゴロと過ごす。
そろそろ荷物を整理しようかという頃、白セローの青年は既にテントの撤収に取り掛かっていた。
素早い。出発間際に声を掛けて話をしてみたら大阪から来たらしい。
セロー仲間ということでプライベート用の名刺を渡したら、「あ、このサイトの知ってます」とのこと。
おぉー、数少ない読者の方でしたか。セローを選んだのも当サイトで決めたそうだ。
「なんか感激です」と言われたが恐縮してしまう。
ただ好き勝手に走り回ってるだけで、そんな大層な者ではないのに…。

好青年の白セロー 林道は走らないのでオン用タイヤ

好青年の白セロー 林道は走らないのでオン用タイヤ

お気をつけてーと見送ってから、のんびりとテントを撤収。
降られなかったお陰で、テントもグランドシートもあらかた乾いた。
最終日としては理想的な状況である。よかったよかった。
フェリーに持ち込む荷物を選り分け、バイクに積載して、7:35、出発。

美濃田の淵にお礼を兼ねたご挨拶

美濃田の淵にお礼を兼ねたご挨拶

鴨が気持ちよさげに泳いでました

鴨が気持ちよさげに泳いでました

まずは昨日の風呂と同じハイウェイオアシスにて朝食。
うどんを食べたかったがこの時間はまだやってないらしい。
仕方なく500円の鮭定食を食す。米の量が結構あった。

ハイウェイオアシスで朝食

ハイウェイオアシスで朝食

鮭定食 ご飯が多かった

鮭定食 ご飯が多かった

食べ終わって8:05、出発。三三大橋を渡ってR192を左折。
後は徳島方面へ吉野川沿いに進むのみ。
いざとなったら高速道路を使うつもりだったが、時間は充分すぎるほど余裕がある。

ハイウェイオアシスの芝生にキノコ生えてた

ハイウェイオアシスの芝生にキノコ生えてた

幹線道路なので景色は代わり映えしない。しばらく走ってると飽きてくる。
少し土手の上を走ってみたが、こっちの方が早いかも知れない。
途中パラパラと雨に降られたが、やはり走ってるうちに乾いた。

大きな川は土手とか河川敷も面白いですね

大きな川は土手とか河川敷も面白いですね

時間が余りそうなのでちょっと寄り道。8:50、r2を左折。
沈下橋の川島橋を見た後、3kmほど河川敷ダートを走行。
これで四国のダートも走り納めだ。

吉野川の川島橋 長い長い沈下橋です

吉野川の川島橋 長い長い沈下橋です

雨が降った直後なので濡れてますね

雨が降った直後なので濡れてますね

河川敷ダートを快走 走りやすー

河川敷ダートを快走 走りやすー

泥まみれで乗船は嫌なので、この辺で撤退

泥まみれで乗船は嫌なので、この辺で撤退

r122に復帰して、9:05、r30に接続。徳島市街へ向かう。
9:30、r39を経由してR11を右折。徳島市のメインストリートだ。
r120を左折して県庁前を通り、途中、コンビニに寄り道。
天気はほとんど回復して暑いくらいの日差しになった。
9:50、徳島港のフェリー乗り場に到着。
乗船は11:00から。窓口もまだ閉まってる。
やはり時間が早かったようだ。ま、遅刻したりしてあせるよりは良い。
コンビニで買った週間モーニングを待合所で読んで時間を潰す。

徳島港周辺の道路 幅員広いです

徳島港周辺の道路 幅員広いです

フェリー乗り場窓口 締め切ってます

フェリー乗り場窓口 締め切ってます

セロー君、今回もお疲れ様でした

セロー君、今回もお疲れ様でした

帰りはカジュアルフェリーではないのですが…

帰りはカジュアルフェリーではないのですが…

11:00、乗船開始。
今回は自販機のみ&全席2等寝台のカジュアルフェリーではなく、
きちんと部屋の等級が分かれたスタンダードフェリーである。
当然自分は2等である。ひさびさの大部屋へいそいそと急ぐ。
電源の近くは全て九州から乗船した先客に押さえられていた。ちぇ。
ま、一応これで落ち着いた。身軽な服装に着替えてくつろぐ。

2等部屋 プライバシー、何それ? 喰えるの?

2等部屋 プライバシー、何それ? 喰えるの?

防水タンクバッグもそろそろ変え時かなー

防水タンクバッグもそろそろ変え時かなー

さて、このスタンダードフェリー。
食堂があって以前は割とちゃんとしたメニューが提供されていた。
しかし現在では朝昼晩にうどんが出されるのみである。
それだけじゃ足りないって人のためにオニギリや例の自販機も用意されている。
どれも安くてお買い得なのだがちょっと寂しいのは僕だけだろうか。

とりあえず軽く一杯やっつけました

とりあえず軽く一杯やっつけました

乗船後に食べた昼食はきつね+オニギリ

乗船後に食べた昼食はきつね+オニギリ

昼食を食べた後は軽くレポをまとめてから風呂へ。後は特にすることもない。
モーニングは休憩中に読み終わってしまった。
東京から持ってきた文庫本を読んだり、うつらうつらしたり。

夕食はかき揚げうどん+焼肉丼

夕食はかき揚げうどん+焼肉丼

一晩寝て起きたらすでに東京湾である。
5:30、明け初めた東京港に上陸。都内をンガーっと一時間ほど走って帰宅。
荷物を整理して、ふぅ、やれやれだぜ。
久々のロングツーリングも無事に終わった。…はずだった。


四国から帰宅した9月1日のその日。
着替えて出社した後、Kannaに外道バスターズが集まって四国土産の賞味会。
宇宙に行った酵母を使った地酒・桃太郎土佐宇宙酒は普通に美味しい吟醸酒だ。

桃太郎土佐宇宙酒

桃太郎土佐宇宙酒

カツオの心臓を煮た珍味・ちちこ

カツオの心臓を煮た珍味・ちちこ

カツオの心臓を甘辛く煮た「ちちこ」も、ハゼ科の川魚「ごり」の佃煮も美味かった。
そして締めは四国で食べ損なった半田そうめん。
手延べの太麺で腰が強い。シコシコした食感が美味しかった。

川に住むハゼ科の魚・ゴリの佃煮

川に住むハゼ科の魚・ゴリの佃煮

半田手延べ素麺 シコシコして(゚Д゚)ウマー

半田手延べ素麺 シコシコして(゚Д゚)ウマー

さて、旅の間の出来事などを色々話すうちに例の血便の話になった。
黒っぽいのが止まんないですよねーと言うと、Mr.mudさんも怪人M氏も病院へ行くことを勧めてきた。
赤なら単なる痔だが、黒だと腸や胃からの出血だろう、それは危ないと。
病院へ行ったのはその翌々日。その日から10日間入院したのはご承知の通り。
無事かと思ったらそうでもなかったようだ。
えー、四国ツーリングと掛けまして、大学のつまらない授業と解きます。
その心は? 出欠の代弁(出血の大便)に要注意。…。
お後がよろしいようで…。

主よ、阿波れみたまえ

一晩中雨は降り続いた。量もかなりのものだ。
川の増水が心配で深夜にチェックしたが、水量は何も変わってない。
森が豊かだと保水力のキャパも大きいのだろう。

住民は避難テントで不安な一夜を過ごしました

住民は避難テントで不安な一夜を過ごしました

7:00、起床。天気予報はこの雨が一日続くと言い張ってる。
お天道様だけはどうにもなるまい。とにかく撤収せねば。
憂鬱ななか、朝飯を作りながら荷物をまとめはじめる。
物が限られてるとはいえ、三連泊の後片付けは中々面倒くさい。
朝食は納豆と惣菜に、釣り餌用に買ったソーセージの余り。
惣菜はカボチャの煮つけと、芋がら他の炒め物だった。
全体的に酸っぱかったが芋がらの味付けだったのだろう。
特に痛んでたわけではなさそうだ。

今朝も健気に米を炊きます

今朝も健気に米を炊きます

毎日食っても納豆飯(゚Д゚)ウマー

毎日食っても納豆飯(゚Д゚)ウマー

食べ終わっていよいよテントの撤収開始。
テント内でヘルメット・ジャケット・パンツをフル装備していざ外へ。
シートバッグやマットレスの下に当たる床面はびしょ濡れだった。
グランドシートの上にまで水が来てたのか…。むぅ、今後の課題だな…。
どうにかこうにかテントを畳み、どうにかこうにか荷物を積み終えた。
はぁ疲れた…。雨の中のテント撤収だけはどうしても好きになれない。

乾かしてから撤収とか無理っすから!

乾かしてから撤収とか無理っすから!

さて…逝きますか…

さて…逝きますか…

管理棟に入場札を返却して、9:40、出発。
明日は午前11:00に徳島港から帰りのフェリーに乗る。
そのため今日は幹線道路を使ってその近くまで移動する予定である。
まずはキャンプ場のすぐ近くにあるマンガ神社なるスポットに寄り道。
ツーリングマップルに記載されていた場所で気になってたのだ。
事情を話して、r19の工事中通行止めの区間に入らせてもらう。
脇道へ折れて民家集落を抜けて…あれ? なんか行き止まり臭い…。
一旦通り過ぎてから、田んぼのあぜ道の向こうにある鳥居に気付いた。
分岐に看板があったのかも知れないが見つからなかった。この場所は分からんだろう…。
男女和合神的な御神体が祀られてたが、由来も何も書いてない。
どこがマンガなのかも不明。ロケーション以外はいまいち面白みにかけた。

田んぼに囲まれたマンガ神社

田んぼに囲まれたマンガ神社

これが御神体 うーん…これがマンガの神様…?

これが御神体 うーん…これがマンガの神様…?

境内はこんな感じ 百度参りなんてする人いるん?

境内はこんな感じ 百度参りなんてする人いるん?

参道です あぜ道じゃありません 参道です

参道です あぜ道じゃありません 参道です

さて、気が済んだ。r41で土佐久礼方面に向かう。
10:10、R56に出た。交差点の脇にあるコンビニ(スリーエフ)で小休止。
この店の横にコインランドリーを発見。なんだ、こんな近くにあったとは…。
iタウンページに記載されてれば、大洲まで行って洗濯することなかったのになぁ。

r41=県道窪川中土佐線は景観良好

r41=県道窪川中土佐線は景観良好

国道沿いのコンビニで小休止

国道沿いのコンビニで小休止

キャンプ場から20分ほどの場所にあるとは…

キャンプ場から20分ほどの場所にあるとは…

休憩を終えた後はR56を北上。雨は断続的にパラパラ程度。
10:30、道の駅・かわうその里すさきに寄り道。土産品を一点購入。
須崎からさらにR56を大型車に混じって北上。
途中で給油して、11:15、仁淀川大橋を渡って高知市街へ。
さすがに混んでいるが車線が多いので流れはスムーズだ。

道の駅・かわうその里すさき

道の駅・かわうその里すさき

11:35、R32を右折。高松と高知を結ぶメインルートだ。
11:55、高知市街を抜けた辺りにあった道の駅・南国 風良里で昼飯。
土佐の名残を惜しみつつ、奮発して鰹タタキ御膳1575円を注文。
鰹の一切れ一切れがぶ厚くて立派だ。満足満足。

道の駅・南国 風良里

道の駅・南国 風良里

高知で食す最後の鰹タタキ メチャ(゚Д゚)ウマー

高知で食す最後の鰹タタキ メチャ(゚Д゚)ウマー

食事を終えて、12:30、出発。
国道は高知・徳島県境の山の中へと分け入ってゆく。
12:40、根曳峠を通過。ここから吉野川水系になる分水嶺だ。
12:55、先日寄った道の駅・大杉を通過。この辺りまで来ると雨はほとんど止んだ。
その後は雨に降られても、走っているうちに乾く程度で済んだ。
やはり峠を一つ越えると天気もがらりと変わるらしい。

道の駅・大杉 今日は写真のみでスルー

道の駅・大杉 今日は写真のみでスルー

R32を吉野川沿いに進み、13:15、県境を越えた。
さらば高知県、おひさしぶり徳島県。
そこからは大歩危、小歩危の名勝が続く。

大歩危にちょっと寄り道

大歩危にちょっと寄り道

大歩危と小歩危の境目がいまいち分からん

大歩危と小歩危の境目がいまいち分からん

ラフティング 悲鳴がここまで聞こえてきます

ラフティング 悲鳴がここまで聞こえてきます

雨に煙る四国三郎・吉野川

雨に煙る四国三郎・吉野川

池田辺りまで下ると吉野川の流れも幅広く緩やかになった。
三好大橋を渡ってr12に接続。14:10、美濃田の淵キャンプ場に到着した。
吉野川に面した公園内の無料キャンプ場なのだが、テントサイトが土である。
明日の撤収のことを考えると雨で濡れた土はなるべく避けたいのだが…。

美濃田の淵キャンプ場

美濃田の淵キャンプ場

東屋もありましたが藪蚊が多すぎ

東屋もありましたが藪蚊が多すぎ

宿に泊まろうかも思ったが夜の降雨確率が30%~50%ということもあって、最終的にここで幕営することを決定。
今朝撤収したばかりで濡れているグランドシート、本体の床の水滴は、タオルでなるべく拭い去った。
ここ2・3日で愛用のタオルはすっかりボロ雑巾と化してしまった。風呂行ったら買い直そう。

とりあえずテント設営完了

とりあえずテント設営完了

吉野川の景勝地・美濃田の淵

吉野川の景勝地・美濃田の淵

予定より随分早い時間帯にテントを張り終えてしまった。
天気も小康状態なので、15:20、近隣ツーリングへ出発。
r12を徳島方面に少し進んだところに道の駅・三野があった。
軽食でも食べようかと思ったが、スタッフが誰も出てこない。
やる気がなさそうなのでスルー。

道の駅・三野

道の駅・三野

さらに進んで、15:55、道の駅・藍ランドうだつに到着。
この道の駅の裏手にある江戸時代からの町並が一応観光スポットらしい。
「うだつがあがらない」という慣用句の語源になった「うだつ」という建築方式が見られる。
思っていたよりも古い建物が数多く残っていた。
ここでまた仕事関連で電話が来た。5分程度話して終了。ふぅ。

道の駅・藍ランドうだつ ほぼ単なる駐車場

道の駅・藍ランドうだつ ほぼ単なる駐車場

うだつの町並 土曜なのに観光客少なめ

うだつの町並 土曜なのに観光客少なめ

「うだつ」の説明文 ふーん、なるほどねー

「うだつ」の説明文 ふーん、なるほどねー

一階と二階の間の隅から出てるのが「うだつ」です

一階と二階の間の隅から出てるのが「うだつ」です

うだつの町並を後にして北東方向に移動。
16:30、阿波の土柱(どちゅう)の駐車場に到着。
名前の通り柱状の変わった地形が楽しめる。
ここも一応観光地なのだがホテルまであって驚いた。
高知に比べると観光客の絶対量が違う気がする…。

阿波の土柱(どちゅう)

阿波の土柱(どちゅう)

砂礫が侵蝕されて柱状に残った地形

砂礫が侵蝕されて柱状に残った地形

遠くからしか見られないのが残念

遠くからしか見られないのが残念

Uターンしてキャンプ場への帰路につく。
16:45、岩津橋を渡って、R192を右折。
ここまでの往路とは逆に吉野川の右岸を走る。
話は変わるが、道と川とでは「上る」「下る」の基準が異なるのは皆様ご存知の通り。
川は水の流れる方が「下」で、道は東京へ近づく方向が「上り」、遠ざかる方向が「下り」である。
この場面でキャンプ場方向は吉野川沿いを「上る」のだが、国道を「下って」いる。
気にし始めるとややこしいので「走る」という表現でごまかしておいた。
17:00、道の駅・貞光ゆうゆう館に寄り道。
面白そうな食べ物があったら買おうと思っていたのだが、特になし。
表で地元婦人会がおでんを販売していたが、密閉容器がないので諦めた。

道の駅・貞光ゆうゆう館

道の駅・貞光ゆうゆう館

17:20、セルフのスタンドで給油。これで東京まで持つだろう。
17:30、国道を少し離れて加茂の大楠に寄り道。でかい。
こないだの大杉は樹齢3000年だったが、こちらは樹齢1000年だそうだ。

国の天然記念物 加茂の大楠

国の天然記念物 加茂の大楠

これからも元気でいて欲しいなぁ

これからも元気でいて欲しいなぁ

国道へ戻ってすぐ先にあったスーパーで買出し。
三三大橋で対岸に渡って、18:05、キャンプ場に帰還した。辺りはすでに薄暗い。
荷物を置いて風呂に行こうとしたところへ、白セロー乗りが登場。
湿った土にちょっと躊躇してたが、近くにテントを張ることにしたようだ。
僕は挨拶して風呂へと出かけた。
バイクで3分ほど走り、徳島自動車道・吉野川SAのハイウェイオアシスに到着。
ここの施設は一般道からも利用できるのだ。
ってことで、ハイウェイオアシスの美濃田の湯へ。入浴料600円。
ついでに200円でタオルも購入。変なゆるキャラが描かれてるが(゚ε゚)キニシナイ!!
趣向を凝らした風呂がいくつもあって、なかなかよかった。
風呂上りに大山乳業のバナナオレを飲む。

吉野川SAハイウェイオアシス・美濃田の湯

吉野川SAハイウェイオアシス・美濃田の湯

ウナギ? ナマズ? ゆるい

ウナギ? ナマズ? ゆるい

鳥取が本拠地の大山乳業 徳島まで普及してたか

鳥取が本拠地の大山乳業 徳島まで普及してたか

19:05、テントに戻った。
雨はすっかり止んでいたので、外のベンチで吉野川を見ながら晩酌。
今日は出来合いの惣菜ばかりの手抜きメニューである。
フィッシュカツは相変わらず美味い。最後の夜に食べられて良かった。
締め用に買った名物・半田そうめんは、お腹一杯で食べられず。東京へのお土産にした。

本日の晩酌 相変わらず割引に弱い

本日の晩酌 相変わらず割引に弱い

半田そうめん 味は翌日分のレポで

半田そうめん 味は翌日分のレポで

食べ終わってテントに戻ってうつらうつらまどろむ。
JR徳島線を行き来する電車の音が夜半まで聞こえた。
明朝はテントを撤収したら一路徳島港へ向かう予定だ。
「このまま朝まで雨が降りませんように」
楽な撤収を願いつつ、四国最後の夜は更けてゆくのであった。

小バヤ釣りし、かの川

6:00起床。雨は上がってるようだ。
朝食は納豆ご飯+キャベツとウインナーのマヨ炒め。
キャベツを余らせたくなかったので、米は少なめに炊いた。
それでも食べ切るのがなかなかしんどかった。

コッヘル一杯のキャベツ

コッヘル一杯のキャベツ

不味くはないけど同じ味ばかりだとしんどい

不味くはないけど同じ味ばかりだとしんどい

今日一日はこれと行った予定を立ててない。
空は曇りがちでいまいち天気に不安が残る。様子見がてら川釣り開始。
昨日、コンビニで買っておいた豚肉ソーセージをまず使ってみたが全く喰わず。

四万十川でハヤ釣り開始

四万十川でハヤ釣り開始

たぶん鮎もいるんでしょうけどね

たぶん鮎もいるんでしょうけどね

ツーっと飛んできたクロトンボ

ツーっと飛んできたクロトンボ

「そういえば、まだあれを試してなかった…」と思い出して、足元の石を引っくり返す。
いたいた。今度は川虫(カゲロウの幼虫)でチャレンジ。
ようやくアタリが出始めた。2時間ほどやってハヤを3匹ゲット。
獲物は網に入れて川に浸け、夕方まで生かしておくことにした。
でも餌を取られるたびにいちいち川虫を捕まえるのは面倒だなぁ…。
この釣りの最中にサンダルが壊れてしまった。

小さいけれどようやく一匹ゲット

小さいけれどようやく一匹ゲット

2匹目 若干サイズアップ!

2匹目 若干サイズアップ!

3匹か…ま、釣れないよりはね…

3匹か…ま、釣れないよりはね…

こんな感じで夕方まで生かしときます

こんな感じで夕方まで生かしときます

雲もだいぶ晴れて日も出てきたので近所にツーリングに出かけることにした。
っと、キャンプ場入口の管理棟が開いてるのを発見。
ようやく宿泊の手続きができる。3泊分、900円を支払った。
燃えるゴミは好意で引き取ってもらえた。ラッキー♪

さてと、ちょっくら散歩してくるか

さてと、ちょっくら散歩してくるか

10:20、出発。
七子峠経由でR56に出て、海辺の町・久礼に。
10:45、久礼大正町市場に到着。
何も買わない観光客と思われたのか、相手してもらえなかった。
まだ準備中の店も多い。昼飯時に行けば違ってたかも知れない。
5分ほど周辺を歩いてみただけで移動することに。

久礼大正町市場

久礼大正町市場

訪れる時間帯が早すぎたかな

訪れる時間帯が早すぎたかな

r25を南へと走る。
黒潮本陣も昼食にはまだ早いのでスルー。
かつて泊まったライダーズイン中土佐はすぐ近くだ。
この辺りで国道へ出たくなり、r325へと接続したが酷い険道だった。
海の近くとは思えない山道を伝い、11:25、R56を左折。

山中を抜けてようやく平坦な道に…

山中を抜けてようやく平坦な道に…

11:30、道の駅・あぐり窪川で休憩。以前、雨宿りした場所だ。
ここで昼飯を食うべきか迷ったが、「ご飯お代わり自由」の字に魅かれて入店。
あぐり昼善924円を注文。カツオのたたきの他、おかずがいろいろあって美味かった。
ご飯は一度お代わりしたのみ。ここでお土産を購入し、東京へ発送してもらった。

道の駅・あぐり窪川

道の駅・あぐり窪川

あぐり昼善 おかず盛り沢山で(゚Д゚)ウマー

あぐり昼善 おかず盛り沢山で(゚Д゚)ウマー

12:10、出発。
すぐ南の交差点でR381を右折し、窪川の市街地へ。
目に入ったスーパーで代えのサンダルを探したが適当な品が見つからず。諦めるか…。
釣具屋にも寄ったが、やはりミミズはなし。代わりに勧められたのが海釣りで使う生アミエビ。
「子供の頃、これでよく釣った」と言われ、半信半疑で100円のやつを購入。
12:30、r19を右折して四万十川の左岸を北上。
幕営地のもう一つの候補地だった三堰キャンプ場を対岸から偵察。
無料の上に町が近いので、こっちの方が便利だったかも知れない。

三堰キャンプ場 次は利用するかも?

三堰キャンプ場 次は利用するかも?

12:40、橋を左折してr322を右折。
舗装路をしばらく上って、森ヶ内林道に接続した。
今日一発目のダートだが、県道を兼ねてるので路面状態は良い。

森ヶ内林道 ダート走行開始

森ヶ内林道 ダート走行開始

フラットで走りやすい道でした

フラットで走りやすい道でした

何か嫌な感じの雲がまた出てますね

何か嫌な感じの雲がまた出てますね

春分峠 春分の日に開通したのでこの名前らしい

春分峠 春分の日に開通したのでこの名前らしい

13:10、春分峠から南へ伸びる中津川林道へ左折。
峠付近は暗い雰囲気で、路面もやや荒れている。
そこを過ぎると豪快に山腹を下るトラバース路に。
下りきる手前で小松尾湧水と書かれた看板に従い分岐する道を左折。
湧き水を汲みつつ小休止。

中津川林道の分岐

中津川林道の分岐

山肌を豪快に下って行きます

山肌を豪快に下って行きます

小松尾湧水 ま、林道沿いの湧き水ですが

小松尾湧水 ま、林道沿いの湧き水ですが

この世で一番美味い飲み物は水だと思います

この世で一番美味い飲み物は水だと思います

沢筋に下り、あとは出口目指して快走だぁ…っと思ったところが、いきなり土砂崩れ現場に遭遇。
ここ2・3日の雨の影響だろうか、見た限りでは崩れたばかりのようだ。
バリケードも注意書きもないところを見ると、まだ行政では把握してないのかも…。
乗り越えられるか検討してみたが、崩れた石が尖っているためパンクの危険がある。
うーん、無理はしないでおこう。13:25、諦めてUターン。

土砂崩れ 道路は完全に塞がれてます

土砂崩れ 道路は完全に塞がれてます

これは厳しい 撤退!!

これは厳しい 撤退!!

来た道を春分峠までガーッと急いで戻る。ん? 何か異音が…。
停車して車体をチェックすると、後輪に木の枝が絡まっていた。
取り除いてまた走り出すが、まだ何か異音がする。おかしい。
再度チェックしてみると、何と後輪が釘を拾っていた。
タイヤブロックの脇から横様に刺さっている。
パンク集リセットはテントに置いたままだ。まいったなぁ…。
恐る恐る抜いてみたがパンクはしてないようだ。ふぅ…危なかった。

後輪のブロックに釘が…(つД`)

後輪のブロックに釘が…(つД`)

抜いても空気は漏れず…! 助かった!

抜いても空気は漏れず…! 助かった!

峠付近の景色は素晴らしかったです

峠付近の景色は素晴らしかったです

14:00、春分峠に出てr322を左折。
ウネウネと下って、14:15、R439へ出た。
右折して四万十川水系・梼原川沿いを遡る。
この川筋では鮎を釣ってる人がちらほらいた。
高知には道から川を除いてるおっちゃんが何故か多い。

四万十川水系・梼原川

四万十川水系・梼原川

橋脚のみ 流されたのか建設途中だったのか…

橋脚のみ 流されたのか建設途中だったのか…

雨がパラパラと降り始め、少しずつ強くなっていった。
14:40、懐かしい鈴ヶ森林道の分岐に到着。
古びた橋を渡って、渓流沿いにダートを遡る。
以前とは逆向きに辿るわけだが、やはり印象が全く変わる。

鈴ヶ森林道 R439側分岐

鈴ヶ森林道 R439側分岐

雨粒が川面に波紋を描いてます

雨粒が川面に波紋を描いてます

橋を渡るといきなり未舗装路

橋を渡るといきなり未舗装路

グイグイと上り詰めて、15:00、峠を越えた。
路面はフラットとまでは呼べない箇所もあるが、大して荒れてるわけでもない。
ワインディングをガーッと下って、沢筋に出た。

多少クレパスっぽいとこもありますが無問題

多少クレパスっぽいとこもありますが無問題

彼方のあの輪郭は天狗高原かなぁ…

彼方のあの輪郭は天狗高原かなぁ…

峠を越えて下り坂に

峠を越えて下り坂に

林道の法面に百合の群生

林道の法面に百合の群生

沢まで降りて標高が下がった分、天気も少し持ち直した。
平坦だが道程がまだ長かった。途中でイノシシの二匹連れと遭遇。
意外だが林道でイノシシに遭うのはこれが初めてだ。
写真を撮りたかったが、さすがに間に合わなかった。

渓流沿いを下ります

渓流沿いを下ります

水溜りさえなければ気持ち良いのに

水溜りさえなければ気持ち良いのに

懐かしい立て看板も健在でした

懐かしい立て看板も健在でした

沈下橋が見えたら林道も終点です

沈下橋が見えたら林道も終点です

15:35、鈴ヶ森林道から退出。キャンプ場のすぐ近くだ。
テントに戻ってまた釣り開始。さっき購入したアミエビはさっぱり喰わぬ。
結局、餌を川虫に戻してハヤ一匹追加。雨がまた降り始めたのでこれで納竿。
獲物は全て晩酌の肴となる。
諸々片付けて、17:30、風呂と買出しに出かけた。
風呂はこれまで行けなかった四万十源流の家。入浴料は400円。
こじんまりした風呂だった。さっぱり♪

四万十源流の家 マスツーの宿泊客もいたようで

四万十源流の家 マスツーの宿泊客もいたようで

目の前の食料品店で買出しし、18:20、テントに帰還。
早速、晩酌を開始する。突き出しの豆腐がめちゃくちゃ硬い。
ハヤはワタを抜き、フライパンに油を引いて蓋をして焼いた。
味付けはシンプルに塩だけにしたが、なかなか美味かった。
ハヤを片付けたが、豆腐がしんどい。一丁食べ切るのにやたら苦戦した。

本日の晩酌~♪

本日の晩酌~♪

豆腐 硬くてしんどかったー

豆腐 硬くてしんどかったー

ハヤはお行儀よく整列させて…

ハヤはお行儀よく整列させて…

軽くソテー風にして(゚Д゚)ウマー

軽くソテー風にして(゚Д゚)ウマー

焼き鳥とトマトで豆腐を片付けつつウツラウツラまどろむ。
雨はまだパラパラと降り続いている。
明日は撤収して徳島方面へ向かう予定だ。
天気予報では一日中降るらしいが…ま、残り二日だし開き直るか。

雲の中で散歩

6:30頃目が覚めた。外は雨である。
飯を炊いて食べ終わっても降ってる。
二度寝して8:30くらいに起きても、まだ降ってる。

朝食は納豆ご飯にウインナー炒め

朝食は納豆ご飯にウインナー炒め

いよいよ今日はオフ日かなぁ…と迷ってたら小降りになってきた。
一日中不安定な天気だろうが、天気予報を聞く限りでは愛媛方面は多少ましのようだ。
結局、9:00頃にほぼ止んだので、出発時間は遅くなったが出かけることにした。

今日も雨 気乗りしないけど出発

今日も雨 気乗りしないけど出発

9:10、出発。r19を北上して船戸でR197を右折。
トンネルを潜り、9:35、道の駅・布施ヶ坂に寄り道。
空模様を見がてらトイレ休憩。

道の駅・布施ヶ坂

道の駅・布施ヶ坂

降らせる気、満々の雲だらけ

降らせる気、満々の雲だらけ

ちょっと戻ってr378を右折。
目的地の「四万十川源流」を示す目立たない看板が要所要所にある。
案内に沿って集落を抜け、県道から支線へと左折。
一部ダートが残っている坂道をずんずん上っていく。

棚田の風景っていいですよね

棚田の風景っていいですよね

四万十川源流への分岐

四万十川源流への分岐

10:00、四万十川源流の碑があったが、まだ道は先に続いている。
雑草に覆われた路面を1kmほど先まで探索してみたが、まだ終わらない。
完抜していそうだったが、源流の碑の写真を取り忘れたのでUターン。

この日唯一のダート走行

この日唯一のダート走行

今日は林道探索がメインじゃないのでUターン

今日は林道探索がメインじゃないのでUターン

四万十川源流の碑で小休止。
正確にはここから山道を25分ほど歩いたところが本当の源流地点らしい。
とてもそんな気力も体力も僕には無い。大人しく沢で水を汲んで済ます。

四万十川源流之碑

四万十川源流之碑

源流点まで徒歩25分…遠慮しときます

源流点まで徒歩25分…遠慮しときます

豊富な水量の清流が下って行きます

豊富な水量の清流が下って行きます

四万十川源流の沢水(゚Д゚)ウマー

四万十川源流の沢水(゚Д゚)ウマー

10:15、出発。r378まで戻って右折。
北へ進み、R439を左折して矢筈トンネルを潜り抜けた。
国道だが交通量は少ない。
10:35、r48を右折してウネウネと狭いワインディングを上る。

R439を左折 矢筈トンネルへ

R439を左折 矢筈トンネルへ

ここから天狗高原へ出て四国カルストへ

ここから天狗高原へ出て四国カルストへ

10:50、天狗高原の駐車場に到着。しかし霧だらけで何も見えない。
ま、予想通りなので落胆はすまい。
麓から雲に隠れてるのは見えてたのだから。

天狗高原駐車場

天狗高原駐車場

先日の石鎚山同様、何も見えん…

先日の石鎚山同様、何も見えん…

愛媛と高知を隔てる稜線沿いのr383を西へと走る。
霧に加えて雨もシトシトふってきた。
道端の牛には会えたが、四国カルストの風景はさっぱり見えない。
ま、この天気じゃ仕方ないか…。

好展望の快走路(晴れてれば)

好展望の快走路(晴れてれば)

四国カルストの絶景(晴れてれば)

四国カルストの絶景(晴れてれば)

牛は霧なぞ気にしません

牛は霧なぞ気にしません

ただ黙々と食べるのみ…

ただ黙々と食べるのみ…

11:10、地芳峠でR440に出て、すぐまたr373へ。
大野原へ抜け、r36に接続しても状況変わらず。
船戸川沿いに標高を下げるに連れ、ようやく天候が回復してきた。
やはり愛媛方面を選んで正解だったようだ。

大野原の辺り 別段変化無し

大野原の辺り 別段変化無し

ん? 里の方はさすがに霧も晴れてそう…

ん? 里の方はさすがに霧も晴れてそう…

大洲まではあまり楽しくないリエゾンだ。さっさと抜けたい。
逸る気持ちのせいか、1.5車線で見通しの悪い区間で、
カーブをセンターオーバーしてきた大型車を避ける際に転倒。
幸い深刻なダメージはなかったが、やはり焦りは禁物である。
12:10、R197を右折。だらだらと進み大洲で幹線道路のR56に接続。
さらに進んで12:35、大型スーパーに併設されたコインランドリーに着いた。
昨日、携帯電話で見つかった最寄のコインランドリーなのだが、いやはや遠かった。
とりあえず洗濯物…量は非常に少ない…をドラム式洗濯機に放り込んでスイッチオン。
洗い上がりまで30分掛かるらしいから、ひとっ走り大洲市街プチ観光に出かけた。

今日の目的地の一つ コインランドリー

今日の目的地の一つ コインランドリー

12:50、大洲城へ。
これと城下町のレトロな街並みが売りらしいが…正直微妙…。
良くも悪くも愛媛観光=松山のイメージが強すぎる。
ま、懐かしい趣のある風景だったことは間違いない。

大洲城 こじんまりした感じ

大洲城 こじんまりした感じ

「伊予の小京都」と呼ばれてるらしいです

「伊予の小京都」と呼ばれてるらしいです

ホーロー看板が沢山あるポコペン横丁

ホーロー看板が沢山あるポコペン横丁

30分後、一旦コインランドリーに戻って、洗濯物を乾燥機へ。
さて、また30分掛かる。今度は昼食としよう。
さっき目ぼしい店を探したのだが、これといった食事処が見つからず。
結局、大洲駅まで行き、食事も出来る駅前の惣菜店に。
注文したのはジャコ天うどん450円。
ちょっと軽めにしたつもりだが、麺の量がなかなか多い。
この後、海の幸を間食するつもりなんだけど、きついかも。

JR予讃線 伊予大洲駅

JR予讃線 伊予大洲駅

お惣菜店ですが中で食事も出来ます

お惣菜店ですが中で食事も出来ます

じゃこ天うどん ボリュームもあって(゚Д゚)ウマー

じゃこ天うどん ボリュームもあって(゚Д゚)ウマー

13:50、洗濯も終わって一安心。ツーリング再開だ。
R197で西へと向かう。八幡浜方面までの区間は混んでいた。
九州行きのフェリーの乗り場があるせいだろうか。
14:10、八幡浜から三崎港方面へ。
いよいよ日本一細長いといわれる佐田岬半島だ。
半島をほぼ尾根に沿って作られたR197=佐多岬メロディラインを西へと進む。
霧が濃い。場所によっては完全に雲のなかだ。雨も多少パラついた。
14:25、道の駅・伊方きらら館に到着。
じゃこ天を売ってたが、うどんの具で食べたばかりなのでスルー。

道の駅・伊方きらら館

道の駅・伊方きらら館

じゃこ天売ってるけどスルー

じゃこ天売ってるけどスルー

尾根道なので風強し おまけに霧…

尾根道なので風強し おまけに霧…

行く手もずっと雲に覆われてますね…

行く手もずっと雲に覆われてますね…

尾根道から海辺へと下って、14:50、三崎市街で給油。
目の前の三崎港からも九州行きのフェリーが出ていた。
ちなみに国道はここまで。ここからは県道256で佐田岬灯台を目指す。
幅員が細くなった道をアップダウンしつつウネウネ進んだ。

佐田岬先端近くの三崎港 フェリー発着所

佐田岬先端近くの三崎港 フェリー発着所

本当に細長い半島でした 先端まで遠すぎ…

本当に細長い半島でした 先端まで遠すぎ…

15:15、ようやく佐多岬灯台駐車場に到着した。
半島の付け根からここまで約1時間。いやはや長い道のりだった。
駐車場から灯台まで徒歩20分とのこと。少し迷ったが行ってみることにした。

佐多岬灯台駐車場にようやく到着

佐多岬灯台駐車場にようやく到着

あの白いのが灯台かな? 歩いてみるか…

あの白いのが灯台かな? 歩いてみるか…

鬱蒼と茂る林の中の遊歩道を行く。
途中、何本か見慣れない果樹が生えていた。
緑から紫に熟した親指の先ほどの果実を付けている。
紫の奴を一つ試しに口に含んでみる。割と甘い。喰える。
ホイホイと手近な実をツマミ食いしながら歩いた。
中はイチジクっぽいが大きさはずっと小さい。
帰宅後、調べてみたらイヌビワという野生の果樹だった。

暗くて分かりにくいけどイヌビワの実

暗くて分かりにくいけどイヌビワの実

注:見たことない実を無闇に食べてはいけません

注:見たことない実を無闇に食べてはいけません

途中、うち捨てられたキャンプ村がありました

途中、うち捨てられたキャンプ村がありました

あ、フェリーだ 九州から来たのかな?

あ、フェリーだ 九州から来たのかな?

駐車場から灯台まで1.8kmだったが想像よりは短かく感じた。
灯台からの眺めはなかなか。対岸の九州は薄っすらと見えた。
家族連れがいたので集合写真を撮影してあげた。
いや、自分の写真は結構です。ええ、お気持ちだけで…。

四国最西端 佐田岬灯台

四国最西端 佐田岬灯台

豊後水道 対岸には九州の地が

豊後水道 対岸には九州の地が

灯台まで往復して駐車場に戻ると、露店を出していた地元のおばちゃんに声を掛けられた。
ウニの瓶詰めを見せ、自分が取ったものだ、買わないか?と迫ってくる。
なかなか値段を切り出さないので聞いて見たら2500円とのこと。
「バフンウニで街中なら5000円はするだろう」と言うが、なんのかんのと断った。
16:05、出発。ここからは何の予定もない。
キャンプ地まで帰還するだけだが、相当距離がある。
どれくらい掛かるかなぁ…とか考えながら佐多岬メロディラインを戻る。
16:45、道の駅・瀬戸町農業公園で小休止。
ちょっと喉が渇いていたので酒粕アイスを食す。美味。
産地直売所ではさっきオバちゃんが見せてたのと似たウニの瓶詰めが売られていた。
というか、たぶんさっきのと同じ商品だな…いや、たぶんだけど。ちなみに価格は1800円だった。

道の駅・瀬戸町農業公園

道の駅・瀬戸町農業公園

酒粕アイス 香ばしくて(゚Д゚)ウマー

酒粕アイス 香ばしくて(゚Д゚)ウマー

17:15、八幡浜市街でR378を一瞬だけ経由してr25へ。
そこから西予経由で長い長い帰路に着いた。
途中、釣具屋に寄って小魚用の仕掛けを買った。
しかしミミズはあるかと聞いたら「自分で掘ってください」と言われてしまった。ちぇ。
西予でr29へ、野村ダムでR441、桜ヶ峠トンネルを抜けてr35へと繋いで進む。
時折、夕立にも降られたが、走っているうちにほとんど乾いてしまう。
R197を右折して、18:10、道の駅・きなはい屋しろかわでトイレ休憩。
あたりは段々と暗くなってきた。このまま急いでもキャンプ地到着は19:30くらいか。
それから買出ししたり風呂へ入ったりは難しそうだ。
しゃーない、今日の夕食は外食で済ませよう。

道の駅・きなはい屋しろかわ

道の駅・きなはい屋しろかわ

R197を東へと進み、18:35、天狗高原の麓にある雲の上温泉に到着した。
入浴料400円を支払って館内へ。まずは飯だ。
佐多岬で間食しようと思ってたが、まともなものは昼以来食べてない。
考えてみると昼食のうどんの麺の量が多かったのは僥倖だった。人生万事塞翁が馬である。

雲の上温泉 入浴料もお手頃でオススメ

雲の上温泉 入浴料もお手頃でオススメ

テーブルに着き、メニューを検討してたらお冷を持ってきた店員に開口一番こう言われた。
「ご飯ものは品切れで…」 orz
仕方ない。となると、うどんかそばか…。
きつねうどん・そば…月見うどん・そば…冷しぶっかけうどん・そば…。
あれ? わかめうどんがあって、わかめそばがないのは何故だろう??
それはともかく最終的にきつねうどん500円を注文。まずくはないが量的に物足りない。
あの食料品店、到着するころには閉まってるよなぁ…。戻ってから飯を炊くのも面倒だなぁ…。
食後、風呂へ。こちらはなかなかよかった。400円なら安い。

きつねうどん これじゃちと足りない…

きつねうどん これじゃちと足りない…

わかめそばがないのは何故??

わかめそばがないのは何故??

風呂から上がって外へ出ると真っ暗だ。星ひとつない。
慣れない夜道なので安全走行。っと、途中にコンビニ発見。これはラッキー。
酒と弁当を購入してご満悦である。ほっ。助かった。
コンビニから出るころからまた雨が降り出した。
ずぶ濡れになるのは適わない。少しペースを上げよう。

マップケースに弁当入れるのはさすがに初めて

マップケースに弁当入れるのはさすがに初めて

19:40、船戸でR197からr19へと右折。
国道から山中の県道に入ると街灯も民家もなくなった。
暗いなぁ恐いなぁとか思いつつ、ハイビーム・ロービームを駆使して走行。
20:00ちょっと過ぎ、天満宮前キャンプ場に無事帰還。はぁ疲れた。
コンビニで買った弁当をツマミにグビっと酒を飲んで即就寝。

コンビニ弁当で晩酌なんて東京でもしませんが

コンビニ弁当で晩酌なんて東京でもしませんが

雨には降られたがあまり濡れずに済んだ。
洗濯もできたし、ま、良い一日だったとしておこう。(←ハードル低すぎ)

橋が一本あった土佐

6:00過ぎに起床。朝食は買い食いする予定なので調理なし。
外はまだ雨っぽいのでうだうだ過ごす。
今日の日程は時間的に余裕があるため、のんびりできるのだ。
7:30頃、日が差して来たのを見計らって、濡れたものを干しがてら撤収開始。
心配していたよりは良い天気になりそうだ。

湿り気の残るジャケットも天日干し

湿り気の残るジャケットも天日干し

仁淀川の加田キャンプ場 また来たいなー

仁淀川の加田キャンプ場 また来たいなー

8:15、おっちゃんに挨拶をして出発。
R194を少し下って、R33に合流。
コンビニで今日も野菜ジュースを飲んで、高知市街へ向かう。

こうしてみるとやっぱり大荷物だなぁ

こうしてみるとやっぱり大荷物だなぁ

夏から秋へと、うつりゆく季節

夏から秋へと、うつりゆく季節

県庁前を過ぎると道路はR32に名前を変える。
r16を左折して北上。8:45、ヤマテパンに到着。
ここでのお目当ては高知県のローカルフード、ぼうしパンだ。
文字通り帽子の形をしたパンで、高知県内でのみ普及しているらしい。
実際、昨日・一昨日に買出しで行ったスーパーにも同様の品が置いてあった。
具無しノーマルの品は残念ながら売り切れらしいので、つぶあん入りと抹茶を購入。
思っていたよりサイズがずっと大きい。これが今日の朝食となる。

ぼうしパン発祥のお店・ヤマテパン

ぼうしパン発祥のお店・ヤマテパン

R33へ戻って左折し、8:55、はりまや橋に到着。
うわ、ちゃっちいっ! 「ちっちゃい」だけでなく「ちゃっちい」!!
日本三大がっかり名所に数えられるらしいが、こりゃガッカリするわな。

高知の名所・はりまや橋 ガッカリする覚悟が必要

高知の名所・はりまや橋 ガッカリする覚悟が必要

土産物屋では「かんざし」がフィーチャーされてました

土産物屋では「かんざし」がフィーチャーされてました

近くのベンチに腰掛け、さっき買ったぼうしパンを食べる。
ツバの部分はカステラっぽく、ボディは普通のコッペパン風。
あん入りの方は、もろアンパンだった。サイズを考えると二つは多かったな…。
やや食べ過ぎた感じの朝食完了。9:10、胸焼け気味で出発。

ぼうしパン ツバの部分が結構甘めです

ぼうしパン ツバの部分が結構甘めです

手に持つと大きさが伝わりやすそう

手に持つと大きさが伝わりやすそう

R32を東へ進み、r35を右折。高知市街を抜け、海縁に出てr14を右折。
浦戸大橋を渡って、9:30、桂浜の駐車場に到着した。駐車料金50円。

高知市街は路面電車も走ってます

高知市街は路面電車も走ってます

桂浜駐車場から見た浦戸大橋

桂浜駐車場から見た浦戸大橋

ここへ来るのは二度目だ。竜馬像は相変わらずクールな表情である。
まだ朝早い時間帯なのに観光客が結構多い。さすが高知随一の観光名所。
高知市の近くって、はりまや橋と桂浜以外には高知城くらいしか行くとこないからなぁ…。

竜馬像 Cool!

竜馬像 Cool!

桂浜 ちなみに遊泳禁止です

桂浜 ちなみに遊泳禁止です

砂浜に木材で囲まれた区画があった。
何かと思ったらウミガメが産卵した場所のようだ。
岬に立つ社が気になって行ってみたが、多少眺めがいいという程度か。
その岬が下竜頭岬、浜を戻って竜馬像のある側が上竜頭岬という名前らしい。。

アカウミガメが産卵した場所が保護されてました

アカウミガメが産卵した場所が保護されてました

下竜頭岬から眺めた桂浜

下竜頭岬から眺めた桂浜

今日は時間が有り余りそうなので、浜に面した桂浜水族館へ入ってみる。入館料・1100円也。
一番の目的はアカメである。高知と宮崎の汽水域にのみ生息する幻の魚だ。
子供の頃、釣りキチ三平で存在を知って以来、憧れてきた魚に初対面。
聞き及んではいたがこれはデカイ! 飼育されてる中で最大のヤツは1.2m近いらしい

桂浜水族館 なかなか面白いですよ

桂浜水族館 なかなか面白いですよ

アカメ、でかすぎwww 釣りたいwww

アカメ、でかすぎwww 釣りたいwww

なお、ここではストロボでの撮影も許可されている。
アカメという名前の由来となった目の反射光が楽しめた。
同じエリアの中央の水槽ではウミガメに餌をやることもできる。

爛々と燃える両眼…かっけー!

爛々と燃える両眼…かっけー!

アカウミガメ 頭を撫でたりできます

アカウミガメ 頭を撫でたりできます

ここの魚の多くは近隣の海で職員が自ら釣ってきたものらしい。
そのためか、外道バスターズでもおなじみの面々がいた。
ゴンズイ・クロホシイシモチ・ウツボ・オヤビッチャ…なかなか楽しい水族館である。

ゴンズイ まだ幼い感じで玉になって群れてます

ゴンズイ まだ幼い感じで玉になって群れてます

クロホシイシモチ ネンブツダイの近縁種ですね

クロホシイシモチ ネンブツダイの近縁種ですね

ウツボ…体抜けなくて焦ってない?

ウツボ…体抜けなくて焦ってない?

オヤビッチャ 伊豆でも沖縄でも釣りました

オヤビッチャ 伊豆でも沖縄でも釣りました

帰りしな、駐車場近くの売店でアイスクリン・200円を購入。美味い。
闘犬センターにも興味があったが、土俵入りや試合は1時間くらい先にならないと見れないらしい。
さすがにそこまで時間を潰すのも勿体無いので今回は諦めた。
10:40、出発。r14=黒潮ラインで西へと進む。
海岸沿いを直進してr23に接続し、仁淀川の河口を越えた。

高知名物 1x1=1アイスクリン

高知名物 1x1=1アイスクリン

県道14号線 通称・黒潮ラインで西へ

県道14号線 通称・黒潮ラインで西へ

11:00、宇佐大橋を渡って、r47=横浪黒潮ラインへ。
入り組んだ海岸線を走る断崖絶壁の快走路だ。
全体的な雰囲気は西伊豆に似てるのだが、海の色が違う。

浦ノ内湾に架かる宇佐大橋

浦ノ内湾に架かる宇佐大橋

人気コース 横浪黒潮ライン

人気コース 横浪黒潮ライン

海を横目に断崖絶壁を快走します

海を横目に断崖絶壁を快走します

途中の駐車場のあった武市半平太像

途中の駐車場のあった武市半平太像

11:30、r23に復帰。左折して大間市街でR56を左折。
須崎市街に分け入って、11:40、橋本食堂に到着した。
住宅街の路地裏でとても分かりにくい位置だ。GPSがなかったらかなり迷ったろう。
さて、この店で注文したのは鍋焼きラーメン(並)と小ライス。
須崎市のみで普及しているローカルフードで、この店の評判が特に高いらしい。
混雑した中、通された席で待つこと約25分。濛々と湯気が立つ土鍋がやってきた。
具は鶏肉・竹輪・ネギ。あと、鍋のなかに玉子が沈んでいた。
麺は延びにくくなってるのだろうか、普通のラーメンより腰が強い。
スープは鶏がらベースだが和風っぽい。小ライスにも良くあった。

須崎市の橋本食堂 判り辛い場所です

須崎市の橋本食堂 判り辛い場所です

鍋焼きラーメン 熱々だけどメチャ(゚Д゚)ウマー

鍋焼きラーメン 熱々だけどメチャ(゚Д゚)ウマー

店内に飾られた写真を見ると、高円宮御夫妻や橋本県知事他、芸能人も多数来店してるようだ。
さすが人気店。この日もかなり混んでいて、出る頃には満席だった。
表のホワイトボードに名前が次々書き込まれ、店隣の待合室に何人もいた。
食べ終わって、12:20、出発。R56を四万十市方面へ南下する。
中土佐市の久礼を過ぎると、海沿いを離れて山間の道になる。
12:50、七子峠でr41を右折。トンネルを一つ越えて山道を下る。
四万十川上流エリアの旧大野見村(現中土佐市)へ抜けて、r19に接続。

七子峠付近から久礼方面を遠望

七子峠付近から久礼方面を遠望

峠から右折すると、いきなり四万十川上流域です

峠から右折すると、いきなり四万十川上流域です

13:00、本日の幕営地、天満宮前キャンプ場に到着した。
このキャンプ場へは3連泊する予定である。
普段に比べて随分と早い時間帯だがテントを設営してしまおう。

天満宮前キャンプ場

天満宮前キャンプ場

割と奥のほうにテントを設営しました

割と奥のほうにテントを設営しました

風呂や買出しもさっさと済ませてしまおうと、13:50、出発。
それさえ済めば今日はもう何の予定もない。走りたかったコースは既に全て走った。
県道が工事中で四万十川を跨ぐ沈下橋が迂回路に使われている。
この橋は鈴ヶ森林道の入口に辺り、以前走った覚えがある。懐かしい。

久万秋沈下橋 鈴ヶ森林道の入口

久万秋沈下橋 鈴ヶ森林道の入口

キャンプ場の目の前にある天満宮

キャンプ場の目の前にある天満宮

r19を10分ほど北上して、四万十源流の家という宿泊施設に到着。
しかし風呂は16:00からと断られてしまった。残念、また後で来よう。
県道に戻って、すぐ目の前にある食料品店で買出し。
品数は少なく値段は高い。いかにも田舎の食料品店だ。
帰路、久万秋の湧水とやらが道端にあったが、水量が乏しいのでスルーした。

久万秋の湧水 水不足のせいか水量僅か

久万秋の湧水 水不足のせいか水量僅か

14:25、キャンプ場に帰還。
岩の椅子・テーブルに腰掛けて、早速、ジャコ天をアテに一杯飲んだ。
明るいうちから飲むビールは、格別だ。
少しずつ雲行きが怪しくなってきたが、まだ雨は降っていない。

昼間からビール つまみのジャコ天(゚Д゚)ウマー

昼間からビール つまみのジャコ天(゚Д゚)ウマー

この糖類添加ゼロの氷結が気に入りました

この糖類添加ゼロの氷結が気に入りました

ちょっと喉を潤したところで釣りをやってみた。
餌はそこいらを掘って出てきたミミズである。
ナマズを狙ってリール竿でぶっこんでみたが根がかりしまくり。
餌も全部取られてしまった。もう掘るのが面倒なので今日は断念。
明日、釣具屋に寄ってちゃんとした餌を買おう。

四万十川 家族連れはハヤなどをゲットしてました

四万十川 家族連れはハヤなどをゲットしてました

16:00過ぎ、再び風呂へと出発したが、1kmも行かないうちにパラパラと降りだした。
粒の大きさと空模様に不穏な気配を感じたので即Uターン。
キャンプ場最寄の商店で酒とツマミを少々補給して、16:20、帰還した。
(前述の商店よりさらに品数が少ない店だった)
テントの中でグビグビやりはじめると、やがて雨が本降りに変わった。
フライシートを激しく叩く滴の音を枕に、横になってゴロゴロとまどろむ。
うーん、こりゃもうテントの外に出たくないなぁ…。
今日の風呂はキャンプ場に併設されてるコインシャワーで済ませよう。

補給したのはお酒とトマト 飲酒再開

補給したのはお酒とトマト 飲酒再開

雨が本降りに…早めに幕営地入りして助かった

雨が本降りに…早めに幕営地入りして助かった

19:00ごろ、眼が覚めてまた飲み始める。今日は半日飲んでばかりだ。
冷凍の豚肉生姜焼きを刻んだキャベツと炒めてツマミにした。
その後、米を炊き、ツマミの残りにキャベツとウインナーを追加投入して夕飯に。
腹一杯だ。喰った喰った。食器を洗いがてら、コインシャワーを浴びた。
温水は100円で3分だが、冷たい水はいつまでも出るらしい。覚えておいて損は無い。

キャベツと冷凍肉を炒めます はい、まだ飲みます

キャベツと冷凍肉を炒めます はい、まだ飲みます

キャベツなど嵩張る野菜は大きなフライパンが便利です

キャベツなど嵩張る野菜は大きなフライパンが便利です

ウインナー追加投入+白米で締め!

ウインナー追加投入+白米で締め!

暗くなり始めた頃から、河原に地元のおっちゃんたちが集まり始めた。
発電機を回し、物凄く明るい光を熾している。話に聞いた火振り漁だろうか…?
連泊なので今度見に行こうと思ったが、翌日・翌々日はその機会がなかった。
「あの時、テントから這い出て行けば良かったなぁ…」と今でも悔やまれる。

テントの辺りから撮影した光

テントの辺りから撮影した光

たどりついたらいつも雨ふり

5時前に起床。昨日と同じく納豆+生卵の朝食。
昨日一日、暑い中を持ち運んだ生卵が傷んでないか少し心配だったが、腹に異常なし。
トイレ&食器洗いで外に出た際、隣のおっちゃんに朝の挨拶をした。
駐車場奥の丸木で組んだ天幕で居住しているこのおっちゃん、素性が全く分からない。
寝るのは脇にあるシンプルな一人用テント(シェルター?)らしい。
朝から缶ビールを飲んでるので現金収入はあるのだろうが、何者だろう…?
何となく、自分の中の野田知佑のイメージにぴったりなのだが…。

翌朝撮影した隣の天幕 前後の壁は無い

翌朝撮影した隣の天幕 前後の壁は無い

さて、朝飯を食べ終わった頃から雨が降り始めた。
ラジオの天気予報によるとこの雨は終日降り続くらしい。
今日は石鎚スカイラインへ行く予定だが、この天気では楽しめまい。
一日オフにして予定をずらそうか迷ったが、結局行くことにした。
8:20、出発。連泊なのでテントは撤収せず、バイクは空荷だ。

テントと荷物はそのまま残して出発

テントと荷物はそのまま残して出発

秋黴雨(あきついり)荷台は軽し気は重し

秋黴雨(あきついり)荷台は軽し気は重し

8:25、いの市街に出てコンビニでゴミ処分。
Uターンして、8:35、道の駅・土佐和紙工芸村に寄り道。
肌寒かったのでフリースを着込む。
一直線に目的地に向かわないこれらの行動は、今日のやる気のなさを表してる。
ちなみに今回の旅は雨具を敢えて持ってこなかった。
出発前の週間予報で「降られても大したことないだろう」と多寡をくくったためである。
最後まで防水ジャケット&防水パンツのみでやり過ごしたが、それほど問題はなかった。

野菜ジュースでビタミン補給

野菜ジュースでビタミン補給

昨夜、風呂に入りに来た道の駅です

昨夜、風呂に入りに来た道の駅です

R194を遡って、9:00、R439を左折。
すぐ先で右に分岐する東谷大森川林道へと右折。
随分進んでようやく民家が途切れ、ダート路面が始まった。(こちらの地図を参照
9:25、奥大野越という峠を通過。標高930m。
低い雲に覆われた森を横目に、大森川貯水池方面へと下ってゆく。

東谷大森川林道 山深い…

東谷大森川林道 山深い…

とんでもない山奥まで集落があります

とんでもない山奥まで集落があります

奥大野越を過ぎた辺り 走りやすいです

奥大野越を過ぎた辺り 走りやすいです

9:35、弘沢奥大野越林道の分岐を左折。
9:45、弘沢林道に合流して右折。
9:55、大森川貯水池の湖畔に出て、奥南川林道を左折。
この一帯は未舗装林道が複雑に交差し、ざっと回るだけでもげっぷがでる。
アップダウンもあり、湖畔・林間・山岳路と雰囲気が変わって面白い。

弘沢奥大野越林道 分岐

弘沢奥大野越林道 分岐

ようやくたどり着いた大森川貯水池

ようやくたどり着いた大森川貯水池

雨は全く止む気配なし

雨は全く止む気配なし

林道に入ってから出るまで誰にも会わず…

林道に入ってから出るまで誰にも会わず…

大森川ダムを一旦離れて道なりに坂を上り、10:20、伊留谷林道に接続。
左折すればr40へ抜けるのだがここは右折。10:25、長沢林道に合流。
ここも左折すればr40へ出るが、やっぱり右折。
湖畔を再び目指して下ってゆく。

少し雲が晴れましたが、またすぐ覆われます

少し雲が晴れましたが、またすぐ覆われます

こういう日こそジメジメした道が良いですね

 こういう日こそジメジメした道が良いですね

道端に生えていたツワブキ 南国っぽいです

道端に生えていたツワブキ 南国っぽいです

この辺の岩は雲母が多かったです

この辺の岩は雲母が多かったです

10:40、大森川ダムを右手に見つつ通過。
ダム下流の谷に出て、10:45、奥森川林道を左折。
後は大森川渓谷沿いに下って林道群を退出するのみ。
しかしここからがまた長かった。

大森川ダム 左岸からは堰堤に近づけず

大森川ダム 左岸からは堰堤に近づけず

大森川渓谷 ここも吉野川水系です

大森川渓谷 ここも吉野川水系です

深い谷沿いをトラバースするフラットダートを、ひたすら下る。
10km余りを走り抜けてR194に出たのは11:10。
ざっくり大外を回る感じで、このエリアだけでダートを40kmほど走り繋いだ。
既に何もかもが濡れており、どうにも疲れてしまった。

奥森川林道 フラットで走りやすいです

奥森川林道 フラットで走りやすいです

趣のある素掘りの隋道でしばし雨宿り

趣のある素掘りの隋道でしばし雨宿り

なかなか豪快な渓谷でした

なかなか豪快な渓谷でした

さて、次の目的地へ進む前に出来れば給油をしておきたい。
地図ではR194を少し北上したところにGSがあるらしい。
それをあてにして行ってみたのだが「今月中休業」の貼り紙。…まぁいいか。
また山の中に入ったとしても、次の給油ポイントまでの分は残ってる。
R194を北上して、11:25、道の駅・木の香で昼飯。
注文したのはあまご塩焼きセット1490円。美味いが高い。高いが美味い。
というか値段より、店の椅子を濡らしてしまうことの方が気になった。
雨の日のバイク乗りは肩身が狭いのだ。

昨年も訪れた道の駅・木の香

昨年も訪れた道の駅・木の香

あまご塩焼きセット 高いけど(゚Д゚)ウマー

あまご塩焼きセット 高いけど(゚Д゚)ウマー

食後、トイレに寄って時間を稼いでみたが、雨の状況に変わりなし。
しゃーない、行くとするか…。12:00、再出発。
寒風山トンネルの手前で右に分岐する旧道に外れた。
ウネウネとワインディングを寒風山方面へ上る。

R194旧道 高知県側分岐

R194旧道 高知県側分岐

上にも下にも雲がある微妙な標高

上にも下にも雲がある微妙な標高

12:15、瓶ヶ森(かめがもり)林道の分岐に到着。
石鎚山系の稜線を往く27kmの舗装林道だ。
この道を経由して石鎚スカイラインに抜ける予定なのだが、
無情にも入口には「7km先で通行止」の看板が掲げられている。
ここを通れないとなると、ガソリンも時間も予定が大幅に狂ってしまう。
一応通れる場合もあるので、現場まで行くだけ行ってみよう。

瓶ヶ森林道 別名・町道瓶ヶ森線

瓶ヶ森林道 別名・町道瓶ヶ森線

全面通行止…!? まじかよ…orz

全面通行止…!? まじかよ…orz

分岐した地点で標高は1100mちょっと。そこからさらに高度を上げて行く。
普段、観光道路として親しまれてるだけあって眺めは良さそうだ。
ただし今日は雲多すぎて、なーんも見えないが。
12:30、土砂崩れの現場に到着。
復旧工事中で重機が入り、作業員は丁度昼休みしていた。
パッと見、通過しても大丈夫そうだったが、NGだと言われて渋々Uターン。
「悪いけど回り道して」と軽く言われたが、何十km掛かることやら…ま、仕方ないのだが。

土砂崩れ 残念ながらUターン

土砂崩れ 残念ながらUターン

端をちょっと通らせてくれればなぁ…

端をちょっと通らせてくれればなぁ…

分岐へ戻り、旧寒風山トンネルを潜って愛媛側に出た。
そのままウネウネ下ってR194に出て左折。
新寒風山トンネルを潜って、13:05、高知県側に戻った。
徒労感に襲われながら、1時間ほど前に通った道を逆に辿る。
13:15、残油量を気にしつつ本川の集落を通過。
本来ならここから回り道できるのだが、その前に給油を済ませねば。
恨みを込めた視線で例の休業中のGSを一瞥し、さらに下る。
13:30、清水という集落でようやく営業中のGS発見。
給油してUターン。前述の本川に戻ったのは13:50。はぁ疲れた。

本川の県道分岐 ここから再び山の中

本川の県道分岐 ここから再び山の中

ここでr40を左折し、長沢ダムを経由して、吉野川源流部を遡る。
途中、神社に併設された簡易トイレで小休止。民家はこの辺までだった。
やがて渓流を離れ、長く狭いワインディング路に。

吉野川水系 長沢ダム

吉野川水系 長沢ダム

鄙びた社で小休止

鄙びた社で小休止

14:35、霧に包まれたよさこい峠で瓶ヶ森林道に接続した。
これでようやく「回り道」完了。2時間以上掛かった。
来たのは良いが雲で何も見えない。寒い上につまらん…。

吉野川源流部 レンズが雨粒で…(;;

吉野川源流部 レンズが雨粒で…(;;

瓶ヶ森林道・よさこい峠 何も見えん…

瓶ヶ森林道・よさこい峠 何も見えん…

左折して石鎚スカイライン方面に向かう。
稜線をアップダウンして、14:40、石鎚スカイラインのロータリーにでた。
しかし状況は大して変わらず。むしろ雨が激しくなってきた。
終点の駐車場にも行ってみたが、何も無い。
西日本一の標高を誇る石鎚山の影も形も全く見えない。
展望台からの写真撮影もしないまま、スカイラインを下ることにした。
一応「来る」という目的は達したのだが、釈然としない…。

石鎚スカイラインのロータリーに面した神社

石鎚スカイラインのロータリーに面した神社

激しい雨に打たれつつ、濡れたアスファルトをウネウネ下る。長い…。
15:10、ようやく旧料金所を抜けて石鎚スカイラインを退出。
小腹が空いていたのだが、あてにしていた料金所脇のうどん屋は休みだった。
平日、雨の観光地はいろいろと勝手が狂うなぁ。

雨が激しいのでトンネルの出口から撮影

雨が激しいのでトンネルの出口から撮影

石鎚スカイライン旧料金所 今は無料です

石鎚スカイライン旧料金所 今は無料です

料金所の先のT字路を右折すると面河渓(おもごけい)という名所なのだが今日はパス。
左折してr12を下り、15:20、R494に出た。
さて、ここからキャンプ地まで帰還するのがまた一苦労。
寄り道せずとも相当時間が掛かりそうだ。
R494=久万街道を道なりに進んだのだが、まさに「酷道」と呼ぶに相応しい。
特に高知県との県境にある境野トンネル前後は酷かった。

雨宿りしつつ地図確認

雨宿りしつつ地図確認

R494の愛媛・高知県境 境野トンネル

R494の愛媛・高知県境 境野トンネル

高知県に入るとR494は松山街道と呼ばれるようになる(らしい)。
16:10、池川町でR439に接続。ここからはほとんど二車線で快走。
新大峠トンネルを潜り、16:20、R194を右折。
ここまで来ればキャンプ場はもうすぐそこだ。
しかし、一旦帰還してから買出しに出かけるのは面倒である。
このまま昨日のスーパーへ向かうことにした。
16:45、這う這うの体でスーパーに到着。
雨はほぼ止んでたが、全身びしょ濡れのままである。
駐車場に面したベンチに腰掛け、くつ下を絞ってから店内へ。
湿った体に吹き付ける冷房はとても寒い。

駐輪場に停まってた個性的なシニアカー

駐輪場に停まってた個性的なシニアカー

買出しを終え、テントに戻ったのは17:25。
下着類を着替えてようやくひと段落。
今日はもう濡れたくないので風呂はパスしよう。
テント内に濡れた衣類を干してはみたが、どこまで乾くことやら…。
くつろいでいるところに、隣のおっちゃんが外から声を掛けてきた。
「にーやん、鮎2・3匹もってき」
パカっと開けたクーラーには、目の前の仁淀川出身と思しき天然鮎がギッチリ!!!
翌朝訪ねたところ「立網」という漁法で獲ったらしい。あんた、本物の野田知佑か?
これはもう躊躇せず、ありがたくいただくしかない。
やっぱ高知の人、(・∀・)イイ!!

ギンギンの天然鮎がギッチリ プロの川漁師か…

ギンギンの天然鮎がギッチリ プロの川漁師か…

ありがたく3匹ほど頂戴しました!

ありがたく3匹ほど頂戴しました!

骨付きピリ辛チキン、カツオのたたき、そして仁淀川の天然鮎で晩酌開始。
今日買ったカツオたたきは端切れ部分だったため、158円という安さだ。
しかし文句なく美味い。これなら毎日食っても良い。
おっちゃんからいただいた鮎は油を薄く引いたフライパンでソテー風の塩焼きに。
頭からかぶり付き、骨ごと尻尾まで食べた。
ほろ苦いワタの部分も香ばしくてメチャメチャ美味い!!! あぁ…至福の時…。
一日中、雨で鬱々としていたが、最後に帳尻を合わせられたかな?

本日の晩酌メニュー

本日の晩酌メニュー

仁淀川の天然鮎 身もワタも(;゚∀゚)=3ウマー!

仁淀川の天然鮎 身もワタも(;゚∀゚)=3ウマー!

割と早くから飲み始めたので日本酒も

割と早くから飲み始めたので日本酒も

最後に出来合いの「びんび飯」とピーマン玉子炒めで締めた。
「びんび飯」は魚介類を使った釜飯のことらしい。今日買ったのはカツオが具だった。
ピーマン玉子炒めは生卵を早く処分したくて作った品。
本当は酒のツマミにする予定だったが、鮎を入手したためオカズにスライドさせた。

びんび飯 四国の郷土料理なのかな?

びんび飯 四国の郷土料理なのかな?

本日の夕食 これで玉子も片付いた

本日の夕食 これで玉子も片付いた

はぁー、飲んだ飲んだ、喰った喰った。
ラジオによると雨は今夜一晩降り続くらしいが、後は寝るだけなのでどうでも良い。
それにしても疲れる一日だった。
やっぱ、オフ日にして高知市街のマンガ喫茶にでも行けばよかったかなぁ…。
ま、連泊のお陰で雨の中のテント撤収・設営を避けられただけで良しとしておこう!

男心と安芸の空

5:30、起床。幸い雨は降ってない。
朝食は僕の定番メニュー、納豆と生卵である。
ワシワシと食べて撤収開始。
水筒に水を汲んでから、7:45、出発。

納豆飯 相変わらず(゚Д゚)ウマー

納豆飯 相変わらず(゚Д゚)ウマー

さて本格的に走り始めますよー

さて本格的に走り始めますよー

R493に出て、昨日来たルートを少し戻る。
8:00、蛇谷林道の分岐に到着。ここから右折してダート走行開始。
沢沿いからグイグイっと高度を上げてトラバース路に出る。

蛇谷林道入口 今回の初未舗装路

蛇谷林道入口 今回の初未舗装路

蛇谷川沿いをしばらく遡ります

蛇谷川沿いをしばらく遡ります

だいぶ高度があがってきましたね

だいぶ高度があがってきましたね

視界の果てまで続く山並み 四国の山深さを体感

視界の果てまで続く山並み 四国の山深さを体感

8:35、20km余りのダートを抜け、須川林道に接続。
電話基地局方向へ左折して、土佐湾の見晴らしをしばし楽しむ。
なお、この電話基地局がここの林道群の最高地点らしい。
基地局周辺の区間だけ舗装されていた。

須川林道より土佐湾(奈半利周辺)を望む

須川林道より土佐湾(奈半利周辺)を望む

電話基地局 標高1000m余り

電話基地局 標高1000m余り

今度は一気に高度を下げて須川沿いに下った。
何箇所か分岐があるが、この辺は林道が入り組んでて判り辛い。
GPSを使っていても電波が届きにくくて困る。

須川林道を下ります

須川林道を下ります

見た目が渓流っぽいですが海は間近

見た目が渓流っぽいですが海は間近

9:30、R55に出た。ここまででダートが約33km。
このエリアで走ってない路線もまだまだ残ってるが、しらみつぶしは日程的に不可能なので諦めよう。
左折すれば室戸岬だが、ここは右折。太平洋沿いに安芸へと向かう。
9:40、道の駅・田野駅屋でトイレ小休止。ついでに斜向かいのGSで給油を済ませた。

道の駅・田野駅屋

道の駅・田野駅屋

土佐湾沿いを快走

土佐湾沿いを快走

10:10、R55から安芸市街へと右折し、内陸部へ向かう。
市街地にある名所・野良時計を一応チェック。
レトロな趣のある、味わい深い建造物だ。
実際の時間とずれてるのはご愛嬌。
ミステリーのアリバイ工作には不向きである。

安芸市の名物・野良時計

安芸市の名物・野良時計

市街地と書きましたが田んぼだらけです

市街地と書きましたが田んぼだらけです

r210を北へと進み、舗装林道の畑山奥西川線へと接続。
分岐する沢沿いの未舗装区間を経て、10:55、中津尾林道の起点に到着。
安芸からここまでのアプローチ路だけでおなか一杯だ。
途中にロングダート・張川林道の分岐もあるが今回はスルーした。

舗装林道・畑山奥西川線 起点

舗装林道・畑山奥西川線 起点

張川林道分岐 今回はスルー

張川林道分岐 今回はスルー

畑山奥西川林道から右折して沢沿いを進む

畑山奥西川林道から右折して沢沿いを進む

中津尾林道起点 ここまで長かった…orz

中津尾林道起点 ここまで長かった…orz

中津尾林道自体は未舗装とは言えとても走りやすい林道だった。
アプローチ路の長さに比べて、いささか物足りない気もする。
標高が800mに満たない峠をサクっと越えて、川之瀬谷に抜けた。
11:35、押谷の集落でR195に合流。

中津尾林道 走りやすい峠越え林道

中津尾林道 走りやすい峠越え林道

やっぱり山深いぜ 恐るべし四国

やっぱり山深いぜ 恐るべし四国

こんな山奥に…?って場所に民家があるんですよねぇ

こんな山奥に…?って場所に民家があるんですよねぇ

R195合流地点 国道と言っても交通量少なめですが

R195合流地点 国道と言っても交通量少なめですが

西へ進み、11:40、永瀬ダム・奥物部湖に面した物産販売所で昼飯。
うどん屋しか営業してなかったので、かまたま並430円を注文。
この後、微妙な時間帯にまた食事を取る予定なので軽めにした。目茶目茶暑い。

ダム湖に面したうどん屋さん 奥物部製麺所

ダム湖に面したうどん屋さん 奥物部製麺所

かまたま(並) 美味しゅうございました

かまたま(並) 美味しゅうございました

ここで携帯電話を確認すると仕事先からの不具合メールが…。
もはや恒例と言っても過言ではあるまい。
社長と電話でやり取りした上で、事務所の同僚に電話して諸々指示を出す。
かなりセキュアなサーバーなのでログインの説明だけでもややこしかった。
記憶に頼った関節的な対応なので多少の試行錯誤が必要だった。
それでも複数回の指示で何とか問題は解決できた。ふぅ…精神的に疲れた。
食事も仕事も済ませて、12:25、出発。
いつになく時間が掛かった昼飯だ。
韮生川橋を渡って、椿佐古川沿いに遡る。

永瀬ダム・奥物部湖

永瀬ダム・奥物部湖

韮生川橋

韮生川橋

12:45、未舗装路面になった。
どこからが椿佐古小桧曽林道なのかよく分からなかったが(゚ε゚)キニシナイ!!
グイグイと高度を上げて笹越の分岐を左折。

20kmを越えるロングダート開始

20kmを越えるロングダート開始

笹越の分岐で一服(直進は行き止まり)

笹越の分岐で一服(直進は行き止まり)

これまた素晴らしい眺め

これまた素晴らしい眺め

模範的な峠越え林道ですな

模範的な峠越え林道ですな

標高が上がるに連れて植生も変わってきた。
13:15、最高地点の峠に到着。1300m超だけあって、眺めが素晴らしい。
木曽の月夜沢林道や福島・山形に跨る五枚沢林道を髣髴とさせる雰囲気だ。

峠付近 樹木の姿は消えて薄野に…

峠付近 樹木の姿は消えて薄野に…

椿佐古小桧曽林道の最高地点 風強し

椿佐古小桧曽林道の最高地点 風強し

峠より北側は前情報どおりちょっと荒れ気味だった。
なかなかの急勾配をズザザザーと下ってゆく。
時折開ける景観に気を取られたせいか、京柱峠へ抜ける西峰林道の分岐を見逃してしまった。
楮左古小檜曽林道をそのまま下り、西峰の集落に出た。

椿佐古小桧曽林道 北側区間

椿佐古小桧曽林道 北側区間

深い谷を挟んで両側に広がる集落に出ました

深い谷を挟んで両側に広がる集落に出ました

13:50、予定より随分西でR439に接続。これは失態。
走りたくも無い酷道439号線を京柱峠方面に走る。
西峰林道の京柱峠側分岐に到着したのは14:00。
分岐を見逃してなければ時間短縮&未舗装路5kmほど走行が出来たろうに…。
ま、いまさら嘆いても仕方が無い。今回は諦めよう。

酷道439に接続 分岐見逃しでショートカット失敗

酷道439に接続 分岐見逃しでショートカット失敗

西峰林道の京柱峠側分岐 いつか来ることもあろう

西峰林道の京柱峠側分岐 いつか来ることもあろう

14:05、高知と徳島の境を為す京柱峠に到着。
茶屋でお茶でも飲もうかと思ってたが、沸き水があったのでそれで代用。
今日も時間に余裕がなさそうなので、先を急ごう。

京柱峠 高知・徳島の県境

京柱峠 高知・徳島の県境

しし肉うどんに興味津々ですが今回はパス

しし肉うどんに興味津々ですが今回はパス

道端に沸き水がありました ラッキー♪

道端に沸き水がありました ラッキー♪

徳島側の眺望 なかなかよろしい

徳島側の眺望 なかなかよろしい

徳島県側へと峠道を下り、14:30、R439からr32へ接続。
祖谷渓(いやけい)方面へと祖谷川沿いに下る。
有名な観光地だけあって交通量が増えてきた。

R439を外れて祖谷渓(いやけい)方面へ

R439を外れて祖谷渓(いやけい)方面へ

祖谷川 吉野川水系です

祖谷川 吉野川水系です

14:45、かずら橋に到着。
祖谷川に架かる吊り橋で、観光客で賑わっている。
料金500円を支払って自分も渡ってみたが、思ってたよりもかなり恐かった。
大人から子どもまでひしめき合っているせいで、橋は常に揺れている。
おまけに渡してある踏み板はまばらである。デジカメとか落としかねない。
無理やり連れられて来た子どもたちがあちこちで泣き喚いてるが、そりゃそうなるわなぁ。

徳島有数の観光名所 祖谷のかずら橋

徳島有数の観光名所 祖谷のかずら橋

うはw これはなかなか恐ひw

うはw これはなかなか恐ひw

大人も手すりから離れられません

大人も手すりから離れられません

渡り終わってすぐ左手にある土産物屋・いこい食堂に入った。
ここで祖谷そば500円と、名物のでこまわし300円を注文。
昼飯を軽めに済ませたのは、これら郷土料理を食べてみたかったからだ。

かずら橋出口のすぐ脇 いこい食堂

かずら橋出口のすぐ脇 いこい食堂

祖谷そばは太目の手打ち蕎麦である。
つなぎが入ってないせいでボソボソ千切れやすいのが特徴だ。
関西風のだしを使った蕎麦はまだちょっと慣れないが、なかなか美味かった。
でこまわしは甘い味噌を使った田楽だ。
刺さっているのはジャガイモ・豆腐・コンニャクだった。
どれも香ばしく、素朴な味で美味。

祖谷そば いかにも手打ちっぽくて(゚Д゚)ウマー

祖谷そば いかにも手打ちっぽくて(゚Д゚)ウマー

郷土料理・でこまわし オヤツに最適で(゚Д゚)ウマー

郷土料理・でこまわし オヤツに最適で(゚Д゚)ウマー

15:10、出発。
時間はないのだが、せっかくなので祖谷渓名物・断崖に立つ小便小僧を見に行った。
祖谷川沿いを下り、r45の分岐をスルーして直進。
15:25、ちょっとした駐車スペースの脇に立つ小便小僧を発見。
なるほど、これは断崖絶壁だ。下を覗き込むと足がすくむ。
そそくさと写真を撮ってUターン。

祖谷渓の小便小僧 川までの距離感、伝わります?

祖谷渓の小便小僧 川までの距離感、伝わります?

さっきスルーした分岐まで戻ってr45を右折。
祖谷トンネルを抜けて大歩危でR32を左折し、また高知県へと戻った。
幕営地までのルート検討を兼ねて、道の駅・大杉で小休止。ゆずソフトが美味。

道の駅・大杉

道の駅・大杉

ゆずソフト 歪んでますが(゚Д゚)ウマー

ゆずソフト 歪んでますが(゚Д゚)ウマー

道路案内に書かれていた日本一の大杉に興味が沸いたので、ついでに見に行った。
八坂神社という神社の境内に生えているらしい。

八坂神社 参拝には協力金200円が必要

八坂神社 参拝には協力金200円が必要

手水の使い方って何故か可愛いイラストが多い気が…

手水の使い方って何故か可愛いイラストが多い気が…

須佐之男命(すさのおみこと)が植えたと伝承される、樹齢3000年の大木である。
鉄板の補強がサイボーグっぽくてかっこいい。
それにしても急いでいる癖に寄り道の多い旅ではある。気の迷いが多いのかな?

日本一の大杉 推定樹齢3000年

日本一の大杉 推定樹齢3000年

サイバーパンクっぽいなぁ…

サイバーパンクっぽいなぁ…

16:35、出発。R32を少し戻って、R439へと左折。
吉野川沿いに西へ急ぐ。16:50、本日二度目の給油をした。
右手に見える早明浦ダムをスルーして、17:15、R194を左折。
17:20、道の駅・633美の里で一瞬停まったが、またすぐ出発。

道の駅・633美の里

道の駅・633美の里

さらにR194を進み、17:30、ようやく仁淀川の本流に出た。
そのまま下って、17:50、仁淀川沿いにある加田キャンプ場に到着。
高知市街を避けるため大回りしてしまったが、明るいうちに到着できたから良しとしよう。

清流・仁淀川沿いの加田キャンプ場

清流・仁淀川沿いの加田キャンプ場

すでにテントがちらほら さてどこに張ろう…?

すでにテントがちらほら さてどこに張ろう…?

朝晩の日差しと雨粒の直撃を避けるべく、木蔭になった駐車場にテントを設営。
このキャンプ場には2泊する予定なので、場所選びは自分なりに慎重に行った。
一見すると河原の方がロケーションは良さそうに思えるが、太陽や雨風の影響を受け易い。
快適そうに見えて、案外、テントサイトとしては厳しい場所なのだ。

テント設営完了 2晩よろしく

テント設営完了 2晩よろしく

キャンプ場に住み着いているらしきヌコたん

キャンプ場に住み着いているらしきヌコたん

落ち着いたところで、18:30、風呂&買出しに出発。
風呂は川を少し遡ったところにある道の駅・土佐和紙工芸村のクアハウスを利用した。
入浴料は400円、東京の銭湯より安い。温めの薬草風呂がなかなかよかった。
風呂を上がってから、今度は川を下り、いのの市街地にあるスーパーで買出し。

道の駅・土佐和紙工芸村

道の駅・土佐和紙工芸村

高知市街からいのまで、路面電車も来てるんですねー

高知市街からいのまで、路面電車も来てるんですねー

20:00、キャンプ場に帰還。
普段より遅いタイムテーブルだが、連泊なので気が楽だ。
晩酌のツマミはどろめ(しらす)、豆腐、焼き鳥、にぎり天(たこ)。
デザートに梨を食べて、夕飯も完了とした。

本日の晩酌 「どろめ」は静岡で言う「しらす」ですね

本日の晩酌 「どろめ」は静岡で言う「しらす」ですね

カタクチイワシの幼魚 味というより食感が(゚Д゚)ウマー

カタクチイワシの幼魚 味というより食感が(゚Д゚)ウマー

ゆず風味の冷奴 (゚Д゚)ウマー

ゆず風味の冷奴 (゚Д゚)ウマー

今日は四国の山深さを改めて体感した一日だった。
ロングダートの濃さは会津に匹敵するんじゃないだろうか?
走ってるうちに、どうも時間に余裕がなくなってしまう。
明日以降はもっと余裕を持ったスケジュールにした方が良さそうだなぁ。
なお、この日は今回の旅で雨に降られなかった唯一の日だったことが後日判明する。
はぁ…。

濡れ手に阿波

今年は例年になくツーリングへ出掛ける回数が少ない。
特にソロでのキャンプツーリングは8月時点で皆無である。
理由は明らかだが、さすがに夏休みのロングツーリングは外せまい。
今回の目的地は四国。高知を中心にできるだけ幕営地は動かぬよう回る予定だ。
夏休み一日目の土曜日の夕方、東京港から東九フェリーに乗船。
この時点で既に雨に降られた。この度の先行きを暗示してるのだろうか…?
出発時点の週間予報では高知近辺に傘マークはなかったことを付記しておく。
今回も食堂が無いカジュアルフェリーだ。
冷凍食品の自販機が加ト吉からampmに変わってた。
サービスで渡されていた四回分のカードが無いが、こっちの方が味は良い。
とは言え、普通の店には適わないが。

既におなじみ 東九フェリー

既におなじみ 東九フェリー

船内の自販機はampmの製品に

船内の自販機はampmの製品に

メキシカンジャンバラヤ 翌朝の朝食です

メキシカンジャンバラヤ 翌朝の朝食です

夜が明けたら雨は上がってました 良かった…

夜が明けたら雨は上がってました 良かった…

船内で一晩寝て起きて、13:20、徳島港に上陸。
昼飯は我慢して食べずに下船した。R55に出て飯屋を探しつつ南下。
14時を過ぎると普通の店はランチタイム終わってしまうので、あまりのんびりと選んでられない。

徳島港上陸 分かりやすい絵だ

徳島港上陸 分かりやすい絵だ

13:45、日の出食堂へ入店。
カフェテリア方式の食堂で、徳島県で展開しているチェーン店らしい。
食べたのはチキン南蛮とその他。選んだ理由は何となくである。
味はともかくボリュームはあった。

徳島の外食チェーン 日の出食堂

徳島の外食チェーン 日の出食堂

チキン南蛮 まあまあでした

チキン南蛮 まあまあでした

13:55、食べ終えて出発。
R55=阿南道路をガシガシ南下。
幹線道路なのでつまらないが、ペースは速い。
何だか行く手に怪しげな雲が出てきた。
14:15、阿波橘で給油。1リッター@175円だった。

とてもいやーな印象を与える空模様

とてもいやーな印象を与える空模様

14:25、r26を左折。狭い道を抜けて東へと進む。
車が詰まって全然ペースが伸びない。
14:50、四国最東端の蒲生田岬(かもだみさき)に到着。
遊歩道の先、長い階段を上って灯台へ。
悪くないが、かといって最高というほどでもない微妙な眺めだ。
さすがにマイナーなだけのことはある。
携帯をいじりながらだと階段の長さが余り気にならないことを発見した。これは収穫だ。

四国の最東端、蒲生田岬

四国の最東端、蒲生田岬

うーん B級感が漂う微妙な眺め…

うーん B級感が漂う微妙な眺め…

15:00、出発。
またあの狭い道を伝って、国道まで戻らねばならない。
15:20、r200へ分岐。っと、雨が降り始めた。
たいしたことは無かったが、この後も何度か雨に降られた。
15:30、R55=土佐浜街道に復帰。
車列に混じって南へ進む。
15:45、道の駅・日和佐で小休止。
ここの物産館であの「ザ・すだち」を発見。内心、狂喜乱舞である。
徳島で普及している缶ジュースなのだが、前回散々探しても入手できなかった経緯がある。
はやる気持ちを抑えてナチュラルに購入。外のベンチですぐに飲んでみた。
甘味が押さえ気味でスッキリした味わいだ。お酒を割ったりしても良さそうだ。
ついでに買ったやまももドリンクはいかにも木の実という味で、これも独特の美味しさだった。

道の駅・日和佐

道の駅・日和佐

徳島が誇る柑橘飲料 ザ・すだち 安!

徳島が誇る柑橘飲料 ザ・すだち 安!

甘味ひかえめでサッパリしてて(゚Д゚)ウマー

甘味ひかえめでサッパリしてて(゚Д゚)ウマー

やまももドリンク これも(゚Д゚)ウマーでした!

やまももドリンク これも(゚Д゚)ウマーでした!

10分ほど休憩して出発。R55をさらに南下。
南阿波サンラインは時間に余裕が無いのでパス。
国道でも多少海の見える区間もあって、その辺りは楽しめる。
さて、ここから林道を2本ほど経由してキャンプ場へ…と計画していたが、どうにも時間に余裕が無い。
蒲生田岬までの往復で、思ったより時間を取られてしまったせいだ。
アプローチ路だけでも大した距離がある上、通行止めの恐れもゼロではなく、リスクが大きい。
仕方なく今日は林道は諦め、国道を使ってキャンプ場を目指すことにした。
16:25、宍喰のスーパーで買出し。
買い物袋は5円出さないと貰えなかった。
エコか…仕方あるまい。
16:45、出発。少し南下して高知県に入った。
17:00、野根でR493を右折。
ウネウネとした山道を上り、17:10、四郎ヶ野峠を越えた。
紀伊水道側から山を越えて土佐湾側へ抜けたわけだ。

R493=旧土佐浜街道からの眺め

R493=旧土佐浜街道からの眺め

四郎ヶ野峠(しろがねとうげ) 旅っぽくなってきた

四郎ヶ野峠(しろがねとうげ) 旅っぽくなってきた

今度は山道を下り、奈半利川の流域へ。
平鍋橋を渡って、さらに川沿いを下る。
対岸に大きくキャンプ場の文字があるが、渡る橋がなかなか見つからない。
何の案内も無い小道を左折して、それらしい橋を渡り対岸へようやく到達。
一応無愛想な「キャンプ場」の看板があるが、右とも左とも書いてない。
GPSが正しければ左だろう、と勘で進んで、17:35、小島キャンプ場に到着。

奈半利川沿い 小島キャンプ場

奈半利川沿い 小島キャンプ場

炊事場からの眺め セローの大きさで広さが伝わるか?

炊事場からの眺め セローの大きさで広さが伝わるか?

管理人も居ない無料のキャンプ場だ。
かなり広いが、ちょっと荒れた感じがする。
炊事場は一番奥にしかないが、入口付近のトイレにも一応水道があった。
今日の利用者は自分一人のようだ。適当な場所を選び、早速テント設営。
薮蚊が寄ってきたが、線香を焚くのも面倒なので無視することにした。

テント設営完了 とりあえず落ち着いた

テント設営完了 とりあえず落ち着いた

目の前を流れる奈半利川

目の前を流れる奈半利川

設営を完了し、荷物を中へ納め、とりあえず風呂へ。
18:05、対岸の国道沿いにある北川村温泉へと向かった。
3分ほどで到着。これは便利だ。近すぎる。
「中岡先生碩徳碑」というのが入口にあった。
中岡慎太郎が、この辺りの出身らしい。なるほどねぇ。
入浴料は700円。温質は硫黄を含むナトリウム泉でなかなか良かった。

北川村温泉 宿泊もできます

北川村温泉 宿泊もできます

地元出身の志士・中岡慎太郎を偲ぶ碩徳碑

地元出身の志士・中岡慎太郎を偲ぶ碩徳碑

さっぱりして幕営地へ戻ったのは18:55。
早速晩酌を開始。ツマミはトマト・上天・カツオのたたき。
上天はジャコ天の類の魚の練物だが、この類の名前はあまり厳密ではない気がする。
カツオのたたきは土佐流に薬味がたっぷり乗った品だ。
タレも付いてて完璧だった。美味美味。
御飯は炊かずにこれで夕食も完了とした。

初日からタタキ行きました! (゚∀゚)=3ウマー!

初日からタタキ行きました! (゚∀゚)=3ウマー!

雨には多少ふられたが、ま、まずまずのスタートだと思う。
明日は室戸岬へ行くつもりだったが、面倒臭いなぁ。
一度行ったことあるから、林道メインに予定変更するか…。

今日から四国へ

今日から来週の日曜日まで、9日間の夏休みです。
目的地は四国。高知県を中心にうろついてきます。
今夜、19:10発のフェリーで明日の昼に徳島に上陸。
帰着は9/1の早朝5:00の予定です。
思えば初めてのロングツーリングが四国でしたが、その時は台風に遭遇しました。
http://s-dog.net/archives/000021.html
どうもそこ頃から雨に降られやすい体質になってしまいましたが、今回はいかがなものか。
早明浦ダムの辺りをウロウロすれば水不足で苦しむ香川県民に喜ばれますかね?
さてと、そろそろ準備せねば…。

電奇梵唄会回顧録

さて、護法少女ソワカちゃん上映イベントのレポートである。
書こうか書くまいか、書くとすればどこからどこまで書こうかと悩んでみたが、
「最初から始めて終わりで終わればいいのよ」という声が聞こえた気がするので、
以下、時系列で日記風に恨み事なんかも含めてダラダラ書いてみる。
とても長いし、落ちもないので注意!!
■プロローグ
2008年の3月頃にWEBサイト「animeflash」の
編集長・アヨハタさんとライターの亜樹28号さんの間で
「ソワカちゃんの上映イベントやってみたいね」という話が
持ち上がったらしい。全てはそこから始まった。
私の平穏な日々は人知れず終わりを告げようとしていた。
■04/01(火) 何か打診される
「上映イベントって、どう思われますか?」
亜樹28号さんからmixi管理人のぴぺさんと私に突然打診が来た。
参加者側の一ファンとして「やって欲しい」旨を返信する。
主催側視点の「やらないか?」では決してない。
それを受けて亜樹さんが作者のkihirohitoさんに確認することになった。
■04/08(火) 何かやるらしい
kihirohitoさんからOKをいただき、やる方向で進めるようだ。
連絡を取り合って第一回の打ち合わせの日時が決まった。
この時点では30~50人規模のイベントだろう、
そして私はもちろん一般参加者なんだろうと勝手に考えてた。
今思えば喫茶マウンテンの抹茶小倉スパゲティ並みに甘い。
■04/13(日) 第一回打ち合わせ
アヨハタさん、亜樹28号さん、kihirohitoさん、私の四人で初顔合わせ。
実は色紙を持って行こうかと思ってた。自重したのが今でも悔やまれる。
挨拶もそこそこに上映イベントについての打ち合わせ開始。
私が考えてたよりも相当大きな規模で本格的なイベントになりそうだ。
ぴぺさんは遠方のため、基本的にはこの四人のみで進めることになった。
うーむ。まさかkihirohitoさんも私も全くの主催側で動くことになろうとは…。
お客さん気分で参加できるのかと思ってたが、どうも無理っぽい。
「仕方ない、イベント当日までどっぷり浸かるか…」と腹をくくった。
この日の夜、打ち合わせ通りkihirohitoさんがブログでイベントやりますと告知した。
それを受けアナウンスを担当することになった私がmixiや2chへ投稿。賽は投げられた。
なお、この日だけはアヨハタさんの会社で出していただいたが、
私もkihirohitoさんも他のスタッフも打ち合わせ時の飲食代など全て自腹である。
当たり前だとは思うが、痛くもない腹を探られたくないので一応断わっておく。
アヨハタさんの会社から予算として提供された数万円は
ほぼ全て当日の記念品(うちわ)に使うことになった。
スポンサー? 何それ食えるの?
■04/14(月) ML(メーリングリスト)立ち上げ
昨日の打ち合わせを受けてMLをアヨハタさんが立ち上げた。
とりあえずイベント名だけでも決めようと言う話になる。
色んな案が出されたが最終的にkihirohitoさんの宿題になった。
この後、kihirohitoさんは我々運営にこき使われることになる。サーセンw
さぁこれでいよいよ本格的に始動するのか…と思ったが、
日程・会場の選定や会場との交渉など渉外担当のアヨハタさんが
GWが終わるまで殺人的に多忙とのこと。
ほとんど何も決定されないまま、しばらく時だけが過ぎた。
というか、会社として別に何の利益も得られないこんな企画に
よくもまぁアヨハタさんも貴重なお金と時間を費やしたなぁと思う。
4人の合言葉は「大人の遊び」だったが、経営とか大丈夫だろうか?
■05/04(日) イベント名決定
護法少女ソワカちゃん電奇梵唄会「本朝OverTheRainbow縁起」。
kihirohitoさんから出された案でイベント名決定。
素晴らしい。イベント名だけで感動してしまった。
というかGWまっただ中なのに申し訳ない。いや俺もだけど。
この土日、一人暮らしの父の様子を見がてら実家に帰省。
しかし東京にいる方が落ち着くのですぐ戻ってきた。
毎年恒例のGWロングツーリングは無し。仕方ナイネ!
■05/06(火) サーバー準備
イベント名が決まったので特設サイトを本格的に作り始める。
サイト構築と問い合わせなどの担当は私とアヨハタさん。
コンテンツの執筆や原稿依頼は主に亜樹さんが担当することに。
予算がないのでサーバーは私の個人サーバーを使うしかない。
サブドメインを設定し、MovableTypeをインストール。
Baiduspiderの糞BOTのせいで、嫌なタイミングで重くなったが対策を施す。
とりあえず使える状態になったのでアヨハタさんにお知らせし、
基本的なデザインを行ってもらうことになった。
■05/07(水) 会議は踊る、されど進まず
サイトのヘッダーを公募することは決まったが、
ロゴも公募にするかどうかML上で喧々諤々。
運営での亜樹さんと私との抗争はこの頃に始まる(笑)
結局、諸条件を鑑みてロゴは運営側で用意することにした。
早速、亜樹さんからkaoさんにロゴとヘッダー見本を依頼。
この後も我々は純真なファンを次々と巻き込んで行った。
夜、4/13以来の告知を行った。追加情報はほとんどない。
イベント名など発表できる段階ではないと判断した。
「作者さんも来るよ」というのが唯一の特ダネで、皆、素直に喜んでくれた。
■05/08(木) 特設サイト構築へ
少しずつだがサイトの構築へ向けて歩み始める。
メニュー構成でまたもや喧々諤々。
日付の変わるころ、kihirohitoさんからイベント名の由来の原稿が届く。
面白すぐる。というか文才に嫉妬。他の原稿が見劣りしないか心配だ。
kihirohitoさんには、この後も運営からいろいろな事項をお願いしたが、
依頼に対しては全て迅速に対応していただいた。社会人の鑑である。
多忙な中、本当にありがとうございました。
■05/13(火) サイトマップ作成
アヨハタさんからサイト構成図(ラフデザイン)が出され、
それを元に私が叩き台としてのサイトマップを作った。
仕事で慣れてる作業だが、どうも色々と順番が違う気がする。
まだ若干お客さん気分が抜けず、自分が仕切るべきか少し悩んでいた。
■05/15(木) 仮デザイン
アヨハタさんから仮デザインが出された。
しかしメニュー構成で意見が割れ、デザイン決定まで数日掛かった。
ヘッダーを生かすため、コンテンツ部分はすこぶるシンプルに、
なるべく無難なデザインになった。今でも気に入ってる。
■05/18(日) 第二回打ち合わせ
池袋のレンタル会議室にて第二回の打ち合わせ。出席者は前回と同じ4人のみ。
何だか積極的に仕切らないとやばそうだぞ、と思い、議事録は自分が作成。
以後の打ち合わせでも議事録は自分が担当することになった。
アヨハタさんが8/9の昼、新宿ロフトプラスワンを会場として押さえたが、
ロフトプラスワン側からの要請もあり、特設サイトでは当面、
日付と大まかな時間帯の発表だけにとどめることになった。
キャパはスタッフ・招待枠を含めて150人だそうだ。
(最終的にはスタッフ・招待枠を除いた132枚を販売した)
ま、頑張って呼びかければ70~80人くらいは、たぶん集まるだろう。
それだけ来れば会場代は補てんせずに済む。
企画としてkihirohitoさんの新作動画に加え、セッション動画が提案された。
その他、特設サイトや宣伝動画、スタッフ募集の時期などについて話し合う。
なお、物販に関して念のためクリプトン社に問い合わせたが、
最後まで「グレー」という答えしかなかったため、やめることにした。
後でもめるのは面倒臭い。
■05/20(火) バトンタッチ
サイトのデザイン組み込みを担当していたアヨハタさんだが、
予定日の今日までに間に合いそうになく、その後はまた多忙になるとのこと。
このままでは埒が明かないと思い、自分から申し出て
サイトの公開まで全て任せてもらうことにした。
普段から慣れてる作業なのでガシガシ作る。
MLで亜樹さんからいろんな要望が出されたが時間的余裕が全くない。
なんだかんだ言い訳して、ほとんど採用せず仕舞い。
すんません。詭弁も沢山使いました。
■05/21(水) セッション動画始動
サイト構築と並行して、pixiv経由でアーサーさんにメールを送信。
セッション動画の企画についての打診である。承諾をいただいてほっとした。
そのままセッション動画の責任者という立ち場をお願いしたのだが、
この後、彼は茨の道を歩むことになる。南無666。
■05/22(木) 特設サイト公開
サイト公開に向けてラストスパート。
平日だが仕事の合間を利用して、チクチク作業。
ぴぺさんもMLで協力していただいて各ページの原稿チェック。
背景画像をどうするかで最後まで散々もめた。
背景確認用のサンプルだけで20ページくらい作ったか。
割と温和な方と自認してる私も若干キレ気味になってしまい、
亜樹さんとの間のやり取りが少々刺々しくなった(笑)
最終的に運営スタッフ全員が納得できるサイトが完成した。
20時、mixi、2chに特設サイトのURLを告知。
この日だけでも、MLでやり取りされたメールは50通以上だ。
■05/23(金) 関連企画始まる
サイト公開という峠を越えたはずなのだが、
息を着く間もなく関連企画や様々な問い合わせの対応で忙殺され始める。
投稿から掲載までが自分でも異様に早かったと思う。いつ寝てるんだ?
ちょくちょく応募が携帯に転送されるので心が休まらないが、
ヘッダーや雑文などの作品を見ると癒される気もする。気のせいか。
これは関連企画の募集期間、イベント前日までずっと続いた。
■05/24(土) アーサーさんMLに参加
セッション動画担当のアーサーさんがこの日からMLに参加した。
メンバー集めについて相談し、数日掛けて天狗さん、usbさんの了承を得る。
以後、セッション動画に関しては3人に任せて運営は一切関知せず。
一応、本人と相談した上で、アーサーさんに一任したのだが、
今思えば負担が大きすぎたかも知れない。すまぬ。
■05/25(日) 雑文祭応募
誰も応募しないで終ると寂しいので、自分で書いた文を雑文祭のA部門に応募した。
その後、続々と応募があって良かった。二次創作動画の方々の文才に嫉妬。
■06/03(火) イベント告知動画
会場・チケット発売日の発表が近づいてる。
それに伴うイベント宣伝動画について、この日亜樹さんから提案がなされた。
最終的にインベントリーさん、lopeさん、kumamiさん、アーサーさん、usbさんの
5名の方々にお願いすることになった。
この取りまとめは全て亜樹さんにやっていただいた。
あと、この日「第1話(その4)秘陣閃耀降魔」が発表された。
ロボ田とトミ田は自分と亜樹さんがモデルじゃないかと
イベント後の打ち上げでusbさんに言われたが、そんな気がしてきた。
kihirohitoさんに確認したら否定されたが、こういう質問への
あの人の答えは簡単には鵜呑みに出来ないところがあるのだ(後述)。
■06/07(土) 雑文祭再び応募
今度は雑文祭の暗号部門に応募した。
「美加みかん」という人の作品がハードルを上げたため、
暗号を仕込むのに散々苦労させられた。
■06/10(火) コスプレ受け入れ
あちこちで要望が挙がってるコスプレだが、現在の運営は誰も縁がない世界だ。
mixiで唯一知っていたソワカちゃんのコスプレイヤーのみそ美さんに
藁にもすがる思いで、アドバイスをいただけないかこの日メールしてみる。
返信で丁寧に説明いただいて、なんとかなりそうな気がしてきた。
お言葉に甘えて、彼女にはその後何度も相談に乗ってもらった。
当日、コスプレ参加の方々を混乱なく受け入れられたのは彼女のお陰だ。
ありがとうございました。
■06/13(金) 会場発表
この日の昼、会場・チケット発売について告知を行った。
仕事してるはずなのに、なぜ昼なのか。それはいまだに謎である。
なんにせよ、またひとつ峠を越えた。
さて、そろそろ本格的にイベントそのものに取り組まねば。
ここで断っておきたいが、私が想定したハードルはそんなに高くない。
1500円を支払って当日来られた方々に「チケット代の分は楽しめました」と
言わせれば、それでいいのだ。それ以上でも以下でもなかろう。
こちとら全員ずぶの素人なのだから。
■06/17(火) 宣伝動画公開
宣伝動画が5本一挙にニコニコ動画にアップされた。
セッション動画、宣伝動画の制作に関わった方々には
招待枠を用意したのだが、インベントリーさんは来られず。
lopeさん、kumamiさんに至っては招待のはずなのに
当日、スタッフとして徴集されることになる。南無666。
この日、アヨハタさんから要望され、密かに運営用wikiを設置したが
結局最後までほとんど放置されたまま終わった。南無666。
■06/19(木) 伊藤さん寄稿文
伊藤さんからお願いしてい寄稿文が届いた。力作である。
ただし、これは前編だそうだ。早速、特設サイトに公開した。
「来週、後編を送ります」とのことだったが…あれ? あれれ??
■06/21(土) ブルカニロさんMLに参加
この日、自分の提案でブルカニロさんを運営に引き入れた。
mixiでイベントについて告知した当初からスタッフ参加を希望され、
かつイベント経験も豊富らしいので贄に選ばれたのだ。南無666。
もともとは単なる動画撮影係のはずが、その見識・能力の高さを評価され
最終的には当日の現場監督をお願いすることになった。
また、当日スタッフのとりまとめ、必要な機材、印刷物など
イベント開催に関する細々とした実務はすべて彼女が担当した。
彼女は我々運営にとって救世主のような存在である。
世が世なら一軍の軍師として活躍したことだろう。
平成のジャンヌ・ダルクと呼ばれる所以である。
かくして私は単なる動画撮影係に落ち着いた。
■06/24(火) 噫無常
「噫無常」が発表された。やべー、おもしれー。
ヘリオガバルスとウィトゲンシュタインだけでお腹一杯。
濃いネタが多くて、まとめサイトの注釈をまとめるのに苦労した。
■06/28(土) 第三回打ち合わせ
散発的な問い合わせに対し運営としての方針を決めて発表するなど、
この一週間もいろいろあったが、面倒なので割愛。
チケット発売日を一週間後に控えたこの日、
赤坂見附のアヨハタさんの事務所で三回目の打ち合わせを行った。
アーサーさん、ブルカニロさんは初めての参加である。
結局、最後までこの6人だけで運営した。
それぞれ仕事を持っている中、少人数でよくやったものだ。
イベントのタイムテーブルに始まり、司会、上映順、トークショー、
セッション動画、コスプレ参加、サイドメニュー、記念品、
当日スタッフの編成などなど、かなり長時間話し合った。
この打ち合わせで我々が全く素人集団であることがブルカニロさんにばれた。
でももう遅い。船は港を出てしまったのだ。わはは。
■06/29(日) 上映順
午前2時過ぎなので正確には月曜日なのだが、
kihirohitoさんから上映順の案が届いた。素晴らしい。
アンケートで出された要望を折衷した絶妙な順序だ。
新作など加えられたりはしたが、当日もほぼこの順で上映された。
あとこの日、自分も自重せずヘッダーに応募してみた。
絵を真剣に書くのは久々だ。それにしてもSaiって使いやすいなぁ。
■06/30(月) 当日スタッフ決定
当日、案内役のスタッフとして協力いただけるよう、
lopeさんとkumamiさんのお二人にブルカニロさんから連絡していただいた。
無事に承諾を得たらしく、協力できることを喜んでるそうだ。
ソワカちゃんのファンが信者と呼ばれる理由が分かる気がする。
■07/01(火) うちわ始動
当日参加者に渡す記念品について、邪魔にならない嬉しいものを
予算内で散々協議した結果、「うちわ」に決まった。
私がWEB上の見積価格をエクセルにまとめ、アヨハタさんが業者を選定。
亜樹さんからkaoさんへのデザイン依頼、おまけ用サイトの準備、QRコード作成、
ブルカニロさんによる着メロ作成など、これまたいろいろMLでやり取り。
うちわひとつ作るのもなかなか大変だったが、喜んでもらえたと思う。
kaoさんも運営からの依頼に対して、全て迅速に対応してくださった。
本当にありがとうございました。
■07/03(木) イベント内容など発表
先日の打ち合わせを受け、イベントの内容や
コスプレの募集について特設サイトで発表した。
さぁ、いよいよ明後日がチケット発売日である。
赤字にならない程度、売れてくれれば御の字だが。
■07/04(金) 好きよ留学生
『袋のままで行く』シリーズ「好きよ留学生」が発表された。
kihirohitoさんは、いったいいつ作品を作っているのだ。謎。
■07/05(土) チケット即時完売
午前10時、チケットが発売開始された。
20分ほど経ってPCで確認したら「予定枚数完売」の文字…!
完売は嬉しいが、入手できなかった方々をどうフォローすべきか。
運営MLで早速話し合われ、とりあえずmixiや2chに
完売のお礼とお詫びをアナウンスした。
この日、チケット取れなかったという報告をあちこちで目にし、
それから数日間は個人的にかなり落ち込んだ。
相当な落ち込みようだったらしく、知り合いから心配された。
その一方で早くもコスプレ参加の申し込みが届いた。
コスプレイヤーさん達との連絡という仕事が増えたが
誰も来ないかもと思っていたので、正直ほっとしている。
■07/06(日) タイムテーブル
昨日・今日ともに休日出勤である。イベントの皺寄せが…。
夕方、ブルカニロさんがタイムテーブルをエクセルにまとめて、MLに流してくれた。
恐らく「このままではやばい、私がやるしかない」と直感したのだろう。
自分も特設サイト作りで似たような経験をした。いい判断だ、GJ!
■07/07(月) エンディング用動画
「そんなところに神は宿らない」を使ったエンディング用動画を
なぜか自分が作ることになった。安請け合いは良くない。うん。
エクセルに歌詞や間奏を2小節ごとの単位で並べて構成を考えた。
ニコ動からFLVをDLして細かに切り分け、無い素材は自分でトレースし、
音楽のタイミングに合わせて映像を調節し…さすがに手間暇が掛かる。
仮の版が出来上がったのが7/13だった。
あのハイペースで動画をリリースしているkihirohitoさんは本当に凄い。
二次創作されてる方々も凄い。今まで以上に尊敬しよう。
■07/10(木) 追加公演アンケート公開
チケット完売のフォローのため、追加公演をやるかやらないか。
その最終決定をするための市場調査アンケートを公開した。
その後数日間で集まったアンケート結果によると、
500名程度は収容できる規模の会場を用意せねばならないことが判明。
それは我々素人が手を出すレベルではない。残念だが諦めがついた。
その時点で運営では追加公演はやらないことが決定した。
この辺の判断でアヨハタさんはだいぶ苦しんだようだ。乙彼。
■07/11(金) 臨時打ち合わせ
夜、kihirohitoさん、アヨハタさん、亜樹さんと自分で臨時の打ち合わせ。
細かな話は割愛するが結局この日も帰りに飲んだ。
というか、亜樹さんと二人で新宿で翌朝まで過ごした。うほっ!
■07/13(日) 父親入院
金曜日にkihirohitoさんに動画エンコードについて助言いただき、
この土日でエンディング用動画をあらかた完成させた。
夕方から江戸川へウナギでも釣りに行こうかと思ってたら
午後三時くらいに実家近くに住む叔母から電話が来た。
父親が道端で倒れて救急車で運ばれたらしい。
うわー、この忙しい時期に…と正直思ったが、
一人息子なのでさすがに帰らねばならない。
アヨハタさんに連絡して帰省中の特設サイト関連の対応をお願いした。
それからバイクで静岡へ。病院へ着いたのは午後8時くらいか。
救急車で運ばれたので集中治療室に入院していた。意識はある。
医者の話によると糖尿病で驚くほどの高血糖で気を失ったらしい。
血糖値が610だとか、ま、あの食生活ならさもありなん…。
しばらく入院するだろうから、それで体調はある程度戻ると思うが
退院後の生活をどうするか考えねばなるまい。気が重くなる。
■07/14(月) まだ実家
月曜だが仕事を休んで朝から病院へ。
その後、迷惑を掛けた近所の方々や叔母へ挨拶したり、
実家で健康保険証や介護保険証を探したり…あぁ…面倒くせぇ…。
最後にもう一度病院に寄り、父に挨拶してバイクで東京へ。
帰宅は20時頃。はぁ…明日から仕事の皺寄せが…。
■07/19(土) また実家
この土曜日から海の日を含めた三連休なのだが、やはり父の病院へ。
すでに一般病棟に移され、体調も多少は回復したらしい。
日頃は叔母が付き添いで来てくれている。
諸々足りないものを補充してから、色々とまた動く。
行政の介護サービスを取り扱ってる業者の方と打ち合わせたり、
父親の免許証について警察署に行って相談したり…この日は本当に疲れた。
日曜日の昼にはやることもなくなった。東京へ戻って月曜日は一日休養。
高速道路だけの単調なバイク走行は心身とも疲れる。
■07/23(水) ロフトプラスワン
『ソワカちゃん音頭』が発表された。少し元気になる。
夜、アヨハタさん、亜樹さん、ブルカニロさん、自分の四人で、
下見と打ち合わせを兼ねてロフトプラスワンへ。
自分がいても何も役に立たないだろうにと思ってたのだが、その通りだった。
このような自分の存在意義(レゾンデートル)を疑問に思うシチュエーションは
司会者との打ち合わせやトークショーなどでも繰り返された。
ちなみに当日の特別サイドメニューはこの時点で最終的に決定した。
飲食は全て会場側の責任なので、価格はロフトプラスワン側で決めた。
仕入れた材料が売れ残ったとしてもロフトが泣き寝入りするしかない。
高いと思われただろうが、それだけのリスクを
会場側も負ってたことを御理解いただきたい。
■07/26(土) キャンプに
この土日は友達と久々のキャンプツーリングに出掛けた。
山梨の山中で釣りや沢ガニ取りを楽しむ。
沢ガニの素揚げ、大変美味しゅうございました。
翌日曜日、キャンプ先から友達と別れたその足で実家に帰省。
途中、土砂降りに逢う。雨具を忘れたのが痛い。
雨宿りして靴下を絞ったりしつつ走って実家に到着。
■07/28(月) またまた実家
疲れてるはずなのになかなか眠れず、ほとんど徹夜してしまった。
未明に「亡國浪漫 改」が発表されたがネット環境が無いので見れず。残念。
朝から病院に行き、介護保険を受けるための審査に立ち会う。
この立会のためだけにわざわざ平日に休んで帰省したのだ。
その後、婦長さんや介護保険認定調査員さんと父の退院後について会議。
今週中には退院する予定との話だった。会議を終えて今度は市役所へ。
いろいろと雑務を済ませてから東京へ戻る。18:00頃に帰宅。
ふぅ、これでやっとkihirohitoさんの新作が見れる。
ついでに運営MLへ溜まっている案件に対して返信をした。
イベントに関しては既に詰めの段階に入っている。
■07/29(火) 父退院
病院から連絡が来た。
何度も勝手に抜け出して手に負えないので退院させたとのこと。
前々から了解済みなので、こちらは余り驚かない。
むしろよくこれまで入院してたと思う。
叔母に連絡したら、帰宅してまたすぐ元の食生活に戻ってるらしい。
奴ならばさもありなん。とりあえず自分的には肩の荷が下りた。
さすがに父が入院している間はイベントのことに集中できなかった。
■08/01(金) 地図公開
朝、『噫無常(がくぽVer)』が発表された。
イベントで上映する動画はこの作品までとなった。
昼、当日来られる方のために特設サイトに地図を公開した。
アヨハタさんが撮影した写真を目印に張り付けたが、
数日後にGoogleストリートビューがリリースされてがっくり。
■08/03(日) 最終打ち合わせ、そして…
イベント当日まで一週間を切った。
昼からアヨハタさんの事務所で最後の打ち合わせ。
上映する予定の動画…ソワカちゃんシリーズや夢の旧作、
kihirohitoさんと甘栗さんによるオープニング動画をHDDごとお預かりした。
アーサーさん担当のセッション動画は苦心しているようだ。
この日の段階で2曲分、しかも映像は未完成…大丈夫だろうか。
寝不足で体調不良のアーサーさんがこの後貧血で倒れて救急車で運ばれ、
さらに後を追って病院へ駆けつけた運営メンバーの乗るタクシーが後続車に追突された
「兄貴乗車タクシーカマ掘られバンパー歪みねぇガチムチ打ち症事件」が起こったことは
皆様ご存じの通り。知らない方は知らないでいて良し。
それにしても何だか最近病院にばかり出入りしてる気がするなぁ。
なお、この週末に特設サイトの方に取材依頼があったが
とても対応できないので残念だが断らせていただくことにした。
誰一人そんなことを考える余裕がなく、ピリピリしてる状況なのだ。
■08/04(月) 動画再生テスト
アヨハタさんの事務所にうちわが届けられた。当日、見るのが楽しみだ。
kihirohitoさんから最終的な上映順をいただき、タイムテーブルも修正された。
また協力していただいた方々を慰労するための当日の打ち上げも
アヨハタさんが手配してくださるようで、参加者数の確認が始まった。
さて、その一杯を目指してもうひと頑張りすっか…と、
kihirohitoさんから預かった動画をノートPCで再生確認して愕然。
PCが低スペックなのか、特定のシーンでチラチラと上部の表示が乱れる。
また、長時間連続再生するとPCが熱を持ち、音や映像が途切れる。
「これはまずい…」
いろいろなプレイヤーやエンコードを試してみるがどれも不満が残る。
ただ、連続再生の熱は保冷剤で何とかなりそうだ。
PCは最悪どこかから調達せねば。
■08/05(火) 徹夜で仕事
この日は夕方から客先のPCメンテナンス(40台余)を行った。
同僚と二人掛かりで食事もろくすっぽ取らずに作業したが、完全にはまった。
終わったのは翌朝の午前5時すぎ。最近、ただでさえ寝不足なのにきつい。
■08/06(水) 徹夜明け
明け方の松屋で朝定+ビールという何ともやさぐれた朝食を取り、
ほんの少し仮眠をしてから出社。完全に寝不足だが普通に仕事をこなした。
その同僚の伝で最新機種のノートPCを借り受けられそうだ。少し安心。
帰宅後すぐに寝ればいいものを、自分が担当してるエンディング動画を編集。
この夜、ようやく完成した。ほっ。
■08/07(木) 司会者打ち合わせ
同僚にお願いしたPCが早くも手元に届いた。ありがたい。
この夜、今回司会をお願いするJJポリマーの成田さんと、
アヨハタさん、亜樹さん、私とで最初で最後の打ち合わせ。
ソワカちゃんは全ては見てないが、ずいぶん前からご存じだったようだ。
初対面だが、ひととなりを見てこの人ならと安心できた。
成田さんから「トークショーはどんな流れで…?」と尋ねられたが、
亜樹さんが「あ、そこは自分が仕切りますんで」と答えていた。
亜樹さんが「あ、そこは自分が仕切りますんで」と答えていた。
(大事なことなので二回書きました)
そしてやっぱり自分の存在意義はこの日見出せず。
だって特に俺から司会者さんに言うこととかないし…。
■08/08(金) 前日動画再生テスト
昨日、同僚の伝で借り受けた最新PCで動画を再生するが、
VISTAの初期状態のWMPではお預かりしたファイルのAVI形式が再生できず。
なんだかんだまたプレイヤーを探して、たどり着いたのがGOM Player。
全画面での起動再生や再生リスト管理、再生終了時に巻き戻さないなど
設定項目など細かな点で満足いくプレイヤーだ。
ふと、自分のノートでこのプレイヤーを使ってみたら、あのチラチラが消えたではないか。
低スペックを補う描画処理なのだろう。これなら行ける。
考えられるトラブルに対処するためにも、使いなれたノートの方が良いので
明日の上映では自分のノートPCを保冷剤持参で使うことにした。
というわけで、帰宅途中100円ショップに寄り、保冷剤を運ぶための保冷バッグなど購入。
ショートカットキーでの基本操作をメモにまとめ、明日、VJを務めるアヨハタさんに送った。
この日、最終的なタイムテーブルや人員一覧などをまとめたファイルが
ブルカニロさんからMLに送られた。最後まで修正に次ぐ修正だったなぁ。
ただし、この時点でまだ明日上映する動画は揃っていない。
オープニング動画とセッション動画は明日渡される。はず。
■08/09(土) 上映イベント当日
寝坊を恐れていたが、7:00くらいに起床。
ノートPC、お預かりしてるHDD、保冷剤、その他諸々忘れ物がないか確認。
8:20に家を出て、9:00、アヨハタさんの杉並区の事務所へ。
ロフトとのやりとりやVJ用の資料などなど、アヨハタさんも荷物が多い。
うちわの入った段ボールを抱え、タクシーに乗って新宿へ向かった。
タクシーの隣を右翼の街宣車が並走してきたが、あれは何の兆だったろう。
集合場所で軽く朝食。アヨハタさんは色紙を買いに。
10:00を過ぎるころから運営と当日スタッフが三々五々到着した。
亜樹さんはどうやら寝てないらしい。大丈夫だろうか。
ブルカニロさんは清楚な和服で登場。まさかこの女性があんな動画を…ゲフゲフ
lopeさん、kumamiさんとも初対面のご挨拶。二人とも素敵な女性である。
スタッフとしてご協力いただき、ありがとうございました。
と、そこへkihirohitoさんも到着。
今まで見せたことのない髪型・服装に突っ込みたかったが、そんな余裕はない。
オープニング動画の最終版、そして「極楽に~」の修正版を
USBメモリでいただき、早速再生リストを作りなおして再生テストを行う。
OK。さすがkihirohitoさん、としか言いようがない。
続いてアーサーさんも登場。眉のバンソウコウが痛々しい。
皆に体調を心配されつつ、セッション動画を納めたSDカードを渡された。
HDDにコピーして簡単な動画再生テスト。これもOK。
ただし、まだ天狗さんが持ってくるはずの分が残ってる。
開場まであと二時間…。会場に直接来るそうだが…。
11:00、スタッフ全員で会場入り。
それぞれ担当している部署に分かれて淡々と準備開始。
モニターとスクリーン、音声の切り替えなど、機器の基本的な操作方法について
アヨハタさんと私は会場のスタッフからこの時初めて簡単な説明を受けた。
開場まで一時間半前。不安は残るが、そういう会場なのだから仕方ない。
12:00近く、天狗さん、usbさんが到着。セッション動画のお二人は招待枠である。
ご協力いただきありがとうございました。と、初対面の挨拶もそこそこに、
天狗さんから渡された動画を、早速、GOM Playerで再生テスト。
なんとなんと、あろうことか音が途切れる。これは焦った。
アーサーさんと同じWMV形式だが音声のエンコード設定が違うのだろうか。
エンコードしなおせば…という声も聞こえたが、そんな時間は無い。
GOM Playerではなく別のプレイヤーでは再生できたので、
セッション動画だけはそのプレイヤーを使うことにした。
アヨハタさんに渡してあるファイルリストを修正してもらう。
そして保冷剤。ノートPC用と外付けHDD用と念のため二つ持ってきた。
さらに休憩の度に冷やす面を変えるよう、アヨハタさんに口酸っぱく伝えた。
とにかく動画が上映中に引っ掛かってしまうことだけが心配だった。
なお、ファイル管理のためセッション動画も全て、
kihirohitoさんからお預かりした外付けHDDに直接コピーして使用した。
自分のノートPCに一切残してなかったことは少し悔やまれる。
ゲストの伊藤さんも到着し、やがて客入れが始まった。
自分は撮影担当なので、カメラの辺でハブ酒など飲み始めた。
周りのお客さんがうちわを手にして嬉しそうにしてるのが嬉しい。
客入れが終わったらブルカニロさんも手持無沙汰そうだ。
運営で一番くつろいでたのは檀上の亜樹さんかも知れない。っとこれは冗談。
嫌がる私の代わりに解説役として晒されてしまい、申し訳ありませんでした。
さて、上映が始まった。オープニングの反応は期待通り。
実際は自分も含めてスタッフ全員、落ち付いて見るのは初めてなのだが。
司会者の挨拶の後、アヨハタさんが操作を間違えたのはご愛敬。
自分はハラハラして、あせって前へすっとんでいってしまったが。
その後、プログラムは順調に進んだ。
セッション動画の最後に挨拶があったが途切れたようだ。
原因は単純な操作・判断ミスに過ぎない。
前述の通り、そのコーナーだけ別のプレイヤーを使っていたため、
再生リストの切り替え時に少し時間が掛かり、黒い画面が数秒続いたのだろう。
アヨハタさんがそれを動画の終わりと判断し、司会にキューを出したようだ。
彼も含めて運営は皆、セッション動画の完成版はこの本番が初見である。
そのまま動画に戻らずに進めたのはVJとしての判断だが、私はそれを支持する。
ミスしない方がおかしいし、アヨハタさんはそれを上手くフォローした。
会場のお客さんが気付かないほどの小さなミスで済んだことが奇跡だったと思う。
ただ動画制作に関わってくださった方々には本当に失礼な処置だった。
申し訳なく思い、その直後の休憩の時に謝罪させていただいた。
それから、なにかと話題のトークショー。
色々反省点すべきかも知れないが、結果として成功したと思っている。
gdgdだったと受け取る向きもあるが、あれは演出だと解釈していただきたい。
しっかりした仕切りのトークショーや質問コーナーを期待した方には申し訳ないが、
そもそもkihirohitoさんはこちらが期待するような答えを絶対に返してくれないのだ。
誰が質問してもたぶんgdgdになるし、ファンならそれを楽しめたと思って欲しい。
例えば運営の打ち合わせでの1シーンを引用しよう。アーサーさんからの質問だ。
アーサーさん「亡國浪漫でも烏賊って出てましたが、イカにはやはり意味が…?」
kihirohitoさん「…烏賊…あぁ…。…あれ…字がかっこいいでしょ…?」
アーサーさん「…えぇ…かっこいいっすね…」
kihirohitoさん「…」(←それ以上言うことはないらしい)
アーサーさん「…」
一事が万事、こんな調子である。
アーサーさんは複雑な表情だったが、たぶん喜んでたと思う。
kihirohitoさんのファンはかくあらねばならない。
そんなわけでkihirohitoさんへの質問は、よりちゃんとした答えが期待できる
御本人のブログのコメント欄を利用することをお勧めする。
トークショーが終わり、残る最後の上映リストを再生。
エンディングの修正部分の反応もやはり期待通り。
ジャンケン大会や自分の挨拶なんかもあったが、それも無事に済んだ。
そして拙作のエンディング用動画「そんなところに神は宿らない」。
最後まで動画が飛んだりすることなく、無事に上映を終えられて安堵した。
私は本当にイベントの最初から最後まで、動画の再生だけが気になってたのだ。
周りの人、立ったり座ったり落ち着かなくてすみませんでした。
司会者からお開きの挨拶があって、客はけ開始。
こんな自分のところにまで多くの方が挨拶に来られて恐縮してしまう。
残る人もまばらになり、自分が作ったエンディング動画のラストが
モニターに映されたままでいるのを見て「あー、やっと終わった」と実感した。
たぶんチケット代1500円分は楽しんでいただけたはず、そんな手応えを感じた。
運営6人が負った義務はこの時点で完全に果たされたと信じてる。
当日のスタッフとして来ていただいたlopeさん、kumamiさん、
kaoさんやみそ美さん、ぴぺさん、セッション動画・宣伝動画で協力いただいたファンの方々、
特設サイトの企画に応募してくださった方々、ロフトプラスワンの皆さん、
暑い中参加された方、残念ながら参加できなかった方。ありがとうございました。
多くの人に支えられて実現できた上映イベントだった。
それもこれもkihrohitoさんの作品の力だと思う。やはり凄い。
持ち込んだ品々を片付け、残りのうちわの入った段ボールを抱えて打ち上げ会場へ。
伊藤さんや協力していただいた方々にお礼の挨拶などしつつ飲む。
初対面の方ばかりなので、いろいろ気を使ってしまうのは自分の性分か。
「kihirohitoさんに花とか渡すべきか」と前日思いつつ忘れてしまったのだが
kumamiさんの提案で描いた寄せ書きの色紙を渡せたので、まぁそれで良しとしよう。
当日の飲食の売上のお陰で出たわずかな黒字は全て一次会の経費の一部に消えた。
二次会もあったが全員完全自腹。扱いに困るお金は残したくなかったので、これで安心。
はぁ、足が出なくて助かった。
■エピローグ
上映イベントから一週間後、運営の6人で集まって最後の打ち上げが行われた。
アーサーさんは抜糸は済んだが、トイレに立つたびに心配されてしまう。
ブルカニロさんは育ちの良さが発覚し、皆から猛烈に突っ込まれている。
アヨハタさんは勝手に皆を採点。自己採点は40点、亜樹さんは3点らしい。
亜樹28号さんは「檀上の酔っ払いは台本があった」と言い張ってる。
kihirohitoさんは「それを事前に見せてほしかった」と笑いながら応じてる。
そして自分はニコニコしながら、そのやり取りを見ている。
この場にいられてよかったなぁと心から思った。
6人のおひとよしの皆さん、お疲れ様でした。

今週末から四国ツーリング

先週末、上映イベントの運営の面々と最終的な打ち上げをやって
残務もほとんど片付きました。(まだちょっとあるのですが)
マルチな才能を持つ方々が集まり、皆さん多忙な中で120%以上の力を出し合って、
なおかつ色んな偶然に助けられて、ようやく成立したイベントだったなぁと思います。
亜紀28号さんにイベントの打診を初めていただいたメールを確認したら4/1でした。
それから四か月余り、てんやわんやでしたがようやく終わりましたねぇ。
皆さん、本当にお疲れ様でした。楽しかったっす!(それだけかよw)
さて、忘れるとこでしたが今週末から来週末まで夏休みです。
四国までのフェリーは一応押さえてありますが、なーんにも下調べしてません(汗)
剣山スーパー林道はあちこち通行止めなので諦めるしかなさそうですね。
今回は一か所になるべく連泊して、高知県をじっくりと回る予定です。
ソロキャンプもロングツーリングも久々ですが、たぶん2泊くらいで勘は戻るはず…。
高知限定のB級グルメというと「ぼうしパン」とか「鍋焼きラーメン」とか。
鍋焼きラーメンはこの季節あんまり食べたくないなぁ…食べるけど。

上映イベント無事終了

例の上映イベント、無事終了いたしました。
ところどころ予期せぬ出来事はありましたが、全体としては大成功だったと言っても良いでしょう。
参加された皆様。特設サイトに絵や雑文など応募してくださった皆様。
スタッフとお店と作者さん、本当にありがとうございました~。
さて、とりあえず寝ますww

いよいよ開催!!

いよいよ始まりますねぇ、北京オリンピック。
サッカーはいきなり敗戦しちゃいましたけど、今回ははたしていくつ金メダルが取れるのか。
いろいろと予想されているトラブルも楽しみのひとつ…って、そうじゃなくて。
例の護法少女ソワカちゃん電奇梵唄会(でんきぼんばいえ)「本朝OVER THE RAINBOW縁起」が、
いよいよ明日本番を迎えます。天気は好さそうですが猛暑と夕立ちがちょっと心配。
準備期間が長かったですけど、おかげ様でたぶん楽しなイベントになると信じております。
ま、トラブルでひっちゃかめっちゃかになっても、ゲストの方々に喋らせておけば
なんとなく収まりがつくと思うので、その辺は気楽にやれますね。
ちなみにオリンピックには全く興味ありません。

        *’“・* 。
        |     `*。
       ,。∩      *    もうどうにでもなーれ
      + (´・ω・`) *。+゚
      `*。 ヽ、  つ *゚*
       `・+。*・’ ゚⊃ +゚
       ☆   ∪~ 。*゚
        `・+。*・ ゚

仕事でハマった\(^0^)/

昨日、夕方から同僚と二人で客先に赴き、ネットワークの再構築&パソコンのメンテを行った。
私は普段は開発がメインなので、今回はアシスタント的な立場。
(実際、Windows主体のネットワーク構築は苦手なのだ)
客先の業務が定時で終わってから集中して作業に…と思ってたところが、
残業してる方も多くて、五月雨的にしかメンテできず。
午後9時くらいから本格的な作業に取りかかったが、
想像していた以上にPCが重かったり、遅々として進まず。
パッチ当てが主なので、何度も再起動させなきゃならないのだが、
起動スイッチ入れてからブラウザが開き終わるまで10分以上掛かるとかがデフォ。
結局、40数台のPCメンテとネットワーク整備、その他諸々、
作業が完了したのはすっかり明るくなった午前5時半ごろ。とほほ。
帰路、同僚と二人で松屋に寄って朝定食をつまみにビール飲んで慰労会やりました。
で、互いに一旦帰宅してから、私はひと眠りしていつも通り出社。
同僚はほとんど寝ずにその客先へ戻り、トラブルなどないか始業時に立ち会っておるそうな。
めでたしめでたし。

あと五日…

例のソワカちゃん上映イベントまでいよいよあと五日です。
まぁ楽しめるイベントになると思いますです。はい。
とんでもないハプニングとか起こらなきゃいいけど。
俺、寝坊したりしないかなぁ。あー、ドキドキ。

丸子宿でとろろ汁

先週末の土日は外道バスターズの面々で山梨の方へ行ってきました。久々の幕営です。
猛暑の中でしたが、標高が高かったお陰で涼しく過ごせました。
詳しい様子は、後日ツーレポでアップできると思います。
そして昨日は野暮用で実家へ。
日曜の午後、山梨で解散したその足で帰省して一泊してきました。
もろもろ用が済んだ後、東京へ戻る途中、静岡の丸子宿にある丁子屋に寄りました。
名物のとろろ汁の付いた定食の一番基本形「丸子」1380円を注文。
麦混じりのホカホカ御飯に自然薯のとろろ汁をぶっ掛けてツルルっと食します。

静岡・丸子宿丁子屋 創業400年

静岡・丸子宿丁子屋 創業400年

名物のとろろ汁を掛けた麦御飯 メチャ(゚д゚)ウマー

名物のとろろ汁を掛けた麦御飯 メチャ(゚д゚)ウマー

前々から一度行ってみたかったのですが、実家から近いだけに
これまでつい後回しにしてしまって来たんですよねぇ。
東海道五十三次で言えば5・6つほど離れた宿場町なのですが、
恐らく昔の旅人は充分一日で歩いた距離だと思います。
言わば近隣にある名物なわけで、何が言いたいかと言いますと「となりのトロロ」。…。

いろいろありますね

こないだの日曜日、午後3時くらいに実家から電話がありまして、父親が入院したとのこと。
やあ、そこからバイクで帰省して、翌日も仕事を休んで…と、なかなか大変でございました。
今週末は三連休で、久々に遠出してのソロキャンプを楽しみにしていたのですが
どうやら帰省せねばならぬようで、あまり面白みのない三日間になりそうです。
で、こんな日記を書くと「お父様のお回復をお祈りして…」とか
コメント付けられるかも知れませんが、あの、祈らなくて結構ですので。
お気持ちは本当にありがたいのですが、どうぞ、そこはスルーしてください。
私の人間性を疑われても仕方ありせんが、まぁ、なんというか、
いろいろな家庭があり、いろいろな父親がいるのです。はい(w

テンション低下

昨日のチケット発売で入手できなかった方々が不憫で、私かなりテンションが下がってます。
完売はありがたいのですが、申し訳なくて素直に喜べないんですよねぇ…。
mixiのコミュももうすぐ1000人なのですが、どうも祝うような気持ちになれず。
イベント協力者として関係者枠で来ていただく方々も同じような心境だと思います。
そんな思いをさせることがこれまた辛いわけで。…うーん。
まぁ、来たがってる人の数を正確に把握する手段なんてありませんし、
もっともっと大きな箱を借りたくてもそんなリスクを負える人もいませんし、
しゃーないといえばしゃーないんですけどね…。
というか「15分で完売」ってのが予想外すぎてショックなのかも知れません。
さて。
昨日は朝、チケットの完売を確認してから休日出勤したのですが、仕事が手に付かず。
今日もこれから休日出勤です。今日は集中して片付けないと…。

ソワカちゃんチケット発売!!!

いよいよこの日が来てしまいました。
8月9日に開催されるソワカちゃん上映イベントのチケットが
本日午前10時からローソンで発売されます。(詳しくはこちら
某chでは「入手できるか!?」が取り沙汰されてますが
主催側としては「ちゃんと売れるか!?」が気になるわけで。
関係者一同、これまで時間と手間をいろいろ掛けてのイベントなので、
何はともあれ成功して欲しいものです。
(ま、これまで楽しんでやってきてますけど)
あー、どきどき。

続きを読む

山菜塾@木曽・飛騨編

先週の土日に木曽・飛騨での山菜塾が行われました。
こちらももう毎年恒例になりつつありますね。簡易レポでご勘弁を。
怪人M氏と7時に待ち合わせて出発。
中央道で伊那ICを降りたのが10:25。
そこから権兵衛トンネルで木曽路へ抜け、開田高原へと向かいます。

伊那から見た木曽駒ヶ岳

伊那から見た木曽駒ヶ岳

時間に余裕があったので地蔵峠に寄り道。
唐沢の滝や木曽御岳が良く見えました。

唐沢の滝

唐沢の滝

地蔵峠より木曽御嶽山を望む

地蔵峠より木曽御嶽山を望む

12:00、待ち合わせ場所の開田高原観光案内所に到着。
まずは近くのこじんまりした蕎麦屋で昼食。
地元・開田の粉を使った十割蕎麦でした。

味のある蕎麦屋 稗田茶屋

味のある蕎麦屋 稗田茶屋

開田蕎麦 大盛で1300円 (゚д゚)ウマー

開田蕎麦 大盛で1300円 (゚д゚)ウマー

その後、山菜ポイントに移動して山菜採り。
ウルイ・ウド・フキ・ワラビなどなど収穫して、本日宿泊予定のくるみ温泉キャンプ場へ移動。
今回はKannaのたみさんが参加しているということもあり、テントではなくバンガローを借りました。
到着して荷物を整理してから早速山菜の下拵え開始。

フキです

フキです

ウドです

ウドです

ワラビです

ワラビです

キャンプ場に生えてた山椒です

キャンプ場に生えてた山椒です

飛騨半さんも到着し、いろいろ持ってきてくださったものを試食。
料理も次々に完成して、五月雨的に宴会に雪崩れ込みました。

フキと鴨肉、干ししいたけの煮物

フキと鴨肉、干ししいたけの煮物

行者ニンニクの醤油漬け&ワサビの醤油漬け

行者ニンニクの醤油漬け&ワサビの醤油漬け

朴葉味噌でいろんな肉を焼いてます

朴葉味噌でいろんな肉を焼いてます

行者ニンニクの付け汁を使ったウルイ炒め

行者ニンニクの付け汁を使ったウルイ炒め

手前はウドと鯖水煮缶の味噌汁

手前はウドと鯖水煮缶の味噌汁

夜更けに津田さんも駆けつけて宴は続き、午前1時くらいでお開き。
各々バンガローに分かれて寝ました。
翌朝、私は7時くらいに起床しましたが、二度寝してしまいました。
最低気温は7度くらいだったようです。
9時過ぎに蕎麦を茹でて朝ごはん。

朝飯もお蕎麦

朝飯もお蕎麦

撤収して出発したのは10:30くらい。
飛騨半さんの案内でワサビポイントへ向かいます。
途中でバイクと軽トラに分乗してガタガタ道の林道へ。
ワサビだけではなくクレソンも沢山収穫できました。

ワサビです

ワサビです

クレソンです

クレソンです

ワサビを取り終え、飛騨半さんと別れて我々は開田高原へ。
途中、怪人さんと寄ったGSにニホンザルの仔が飼われてました。

開田高原のGSに飼われていたニホンザル

開田高原のGSに飼われていたニホンザル

木曽馬の里で皆で昼食を食べて一同解散。
私と怪人さんはたみさんと津田さんを温泉に案内してから帰路に着きました。

今日の昼食もお蕎麦

今日の昼食もお蕎麦

馬車馬のように働く木曽馬

馬車馬のように働く木曽馬

杖突街道経由で諏訪南ICから中央道へ乗り、20:10、帰宅。
今回も色々勉強になりました。皆様お疲れ様でした。

トロ・ステーションに…

先日のオフ会のレポはそのうちアップする予定ですが、それはまぁおいといて。
PS3の『まいにちいっしょ』というダウンロードソフトで毎日配信されている
トロ・ステーション」というWEBコンテンツがございます。
で、6/10に配信されたコンテンツが「茨城ご当地グルメ」を扱ったものでして、
当サイトに掲載してる「スタミナラーメン」と「つけけんちんそば」の写真が使われております。
PS3の『まいにちいっしょ』を持っていて興味のある方はチェックしてみてくださいな。
持ってない方はニコニコ動画でモゴモゴされてるやつもあるみたいですよ。

山の奥にも鹿ぞ鳴くなる・後編

7:00頃、起床。
昨夜遅かったせいか、皆起きるのがいつもより遅い。
焚火を熾して三々五々集まって各々勝手に朝食。
僕はスパゲティ・ミートソース200g。茹ですぎて腹一杯。
しかしMr.mudさんがモツ煮を作ったらそれも食べてしまった。
悪い癖だ。苦しい。

やけにモンベルのテントが多いオフ会でした

やけにモンベルのテントが多いオフ会でした

150gぐらいにしておけばよかった…

150gぐらいにしておけばよかった…

食べ終わったらそそくさと撤収準備。
トイレも澄ませ、焚火跡もきちんと消火。
最後に集合写真を撮って解散。皆様、お疲れ様でした。

焚火消火 沸騰が長いこと続きます

焚火消火 沸騰が長いこと続きます

さて、荷物を積んで出発ー

さて、荷物を積んで出発ー

僕はkenさんnabekunさんと連れ立って、3人で御岳山林道へ向かうことに。
10:40、出発。旧道を繋いで、R140へ接続。
そのまま秩父方面に進んで、大滝の分岐を左折。
11:05、すぐ先にある御岳山林道の起点に到着。
段々と高度を上げ、11:15、普寛トンネルの手前を右折。さらに登ってゆく。
(詳しくはお馴染み林道浪漫の地図をどうぞ)

御岳山林道起点 さて、行きますか

御岳山林道起点 さて、行きますか

普寛トンネル その先は行止りなので右へ

普寛トンネル その先は行止りなので右へ

倒木で通れないとの事前情報だったが、そこは既に処置されていた。
kenさんがノコギリまで持って来ていたが、使わずに済んだ。
その先は展望の開けたトラバースルートに。

倒木は既に切られてました ラッキー♪

倒木は既に切られてました ラッキー♪

豪快なトラバース路 天気がよければなぁ

豪快なトラバース路 天気がよければなぁ

御岳山トンネルを通過した先で、今度は事前情報の無かった土砂崩れ。
バイクなら何とか通れる程度の隙間しか無いが、ま、一応通過。
途中で撮影会などやったりして、11:45、終点に到着。あー、楽しかった。

kenさん通過中 …これ良く見たら朴の木かな?

kenさん通過中 …これ良く見たら朴の木かな?

珍しい自分の画像 撮影kenさん

珍しい自分の画像 撮影kenさん

僕はここで2人と別れ、r37を左折して小鹿野町方面へ。
11:50、道の駅・両神温泉薬師の湯で小休止。
このまま帰るのも勿体無いので、小鹿野界隈の林道に寄り道していくことにした。
(小鹿野町周辺の林道も詳しくはこちらの地図をどうぞ)

道の駅・両神温泉薬師の湯

道の駅・両神温泉薬師の湯

さらに北上してR299を右折。
12:05、セルフGSで給油を済ませてUターン。
r37に戻り、r363へ接続して、12:20、林道明ヶ平沢戸線の分岐に到着。
走り始めてすぐ未舗装路になり、グングンと高度を上げてゆく。

林道明ヶ平沢戸線

林道明ヶ平沢戸線

走り始めてすぐ未舗装路に

走り始めてすぐ未舗装路に

短いけれど表情豊かな林道です

短いけれど表情豊かな林道です

フラットとは言い難いが危ないというほどのこともない。
視界は開けて見晴らしも良い。思っていたより景色の良い林道だ。
峠部分はトンネルになっていた。朴の木やウドも見つかった。

峠にあった桜沢トンネル

峠にあった桜沢トンネル

峠の先は谷を巻いて一気に下る感じ

峠の先は谷を巻いて一気に下る感じ

朴の木 林道からじゃ手が届かない…

朴の木 林道からじゃ手が届かない…

独活(ウド) カメムシの大群が…

独活(ウド) カメムシの大群が…

12:40、明ヶ平で林道走行完了。なかなか楽しめた。
r71を左折して、12:45、r282を右折。
合角ダムの駐車場に隣接する食事処で昼食を取ることにした。
かけうどん600円を頼んだが天ぷらつきだったのは嬉しい誤算。
味は…まぁ…特筆すべきものでもなかったが…。

合角ダム・西秩父桃湖

合角ダム・西秩父桃湖

食事処・桃源亭

食事処・桃源亭

かけうどんだけどかき揚げ付き

かけうどんだけどかき揚げ付き

食事を終えて、13:10、出発。
r282を進んで、13:20、林道茅ノ峠線の分岐を左折。
入口に通行止の看板。うーん、嫌な予感がする。
ま、いつも通り行けるとこまで行ってみるか。

林道茅ノ峠線 分岐

林道茅ノ峠線 分岐

そうですか通行止ですか…

そうですか通行止ですか…

荒れた舗装路を進むと、路肩崩落現場が現れた。
残る路面は極狭いが、バイク一台が通るくらいなら問題なさそうだ。
ここは軽くクリア。しかし、分岐から3kmほどの地点でまた崩落。
今度は道路が完全に無くなっていた。仕方なくUターン。

ここは何とか通れましたが

ここは何とか通れましたが

ここは無理でした 道が無いし

ここは無理でした 道が無いし

夕方から雨という予報だし、早めに帰宅するか。
来た道を戻りr71からr37へと接続し、14:06、R299へ。
「こんなことなら秩父で飯喰えばよかったなー」と思いつつ走る。
14:25、秩父市街でR140を横断し、ひつじ屋も武甲温泉もスルーして先を急ぐ。
14:35、道の駅・果樹公園あしがくぼに寄り道。小休止を兼ねてお土産を見繕う。
ここで林道オフ会に参加していた信濃男爵さんに遭遇した。
オフ会の前後だと、至極ありがちなシチュエーションなのでどちらも驚かない。
当たり前のように挨拶を交わして14:55、出発。

道の駅・果樹公園あしがくぼ

道の駅・果樹公園あしがくぼ

オヤツにかったお饅頭 (゚д゚)ウマー

オヤツにかったお饅頭 (゚д゚)ウマー

渋滞を避けようと正丸トンネルの手前で名栗方面に右折した。
これが良かったのか悪かったのかは分からない。
名栗から先は往路をほぼなぞる様にして自宅まで戻る。
やはり青梅街道の渋滞はきつい。
結局、帰宅したのは17:05。思ってたほど早く無かった…。
さて、この二日間で通ったとある林道の途中にウドの群生を見つけた。
新芽の部分だけ切り取って持ち帰り、フキ味噌の要領でウド味噌を作ってみた。
意外に美味く出来た。山菜採りが今後も習慣になりそうだ。

ウド 茎も皮を剥いて食べられます

ウド 茎も皮を剥いて食べられます

今回は葉にツヤのある穂先の部分だけお持ち帰り

今回は葉にツヤのある穂先の部分だけお持ち帰り

油で炒めて酒・砂糖・味噌…うーん、見た目汚いなぁ

油で炒めて酒・砂糖・味噌…うーん、見た目汚いなぁ

あしがくぼで買った岩魚寿司と…かなり(゚д゚)ウマー

あしがくぼで買った岩魚寿司と…かなり(゚д゚)ウマー

毎度楽しい林道オフ会。次は晩秋、幹事は信濃男爵さんの予定だ。
今度はどこの林道広場かなぁ。楽しみ楽しみ。

山の奥にも鹿ぞ鳴くなる・前編

さてさて。半期に一度の林道オフ会が今年も開催されることになった。
今回の幹事はnabekunさん。会場は埼玉と山梨の県境近く、栃本の辺りだ。
怪人M氏と行く予定だったが先方が体調不良のためソロになった。
場所も近いし、林道を適当に周りながら気楽に行こう。
10:15、自宅を出発。新青梅海道に出て、西へと向かった。
10:55、東村山にある武蔵野うどんの名店・きくやで昼食。
開店直後のはずなのにカウンターもテーブルも8割がた埋まっている。
地元民に人気というのは嘘では無さそうだ。
この店の注文方法は変わっていて、うどんの玉数をLという単位で表す。
Lが3玉、LLが4玉、3Lが5玉…以下、1玉ずつ増えていく。
1玉と言ってもかなり少なく、女性でも4L(=6玉)くらいペロリと食べられるとか。

東村山・武蔵野うどん きくや

東村山・武蔵野うどん きくや

とりあえずミックス(肉汁・天ぷら・刻み海苔)の4L、800円を注文。
待つ間、引っ切り無しに麺の箱買いの注文が入っている。すげー。
出てきた麺は平たい不揃いで無骨な印象。しかし小麦粉の味そのものが楽しめた。
なるほど美味い。刻み海苔はかえって邪魔かも知れない。
武蔵野うどんの特徴である肉汁や糧(茹で野菜)は麺に合って美味。
噂通りペロリと平らげた上、もう1玉おかわり(+50円)してしまった。

4Lミックス メチャ(゚д゚)ウマー

4Lミックス メチャ(゚д゚)ウマー

食べ終えて外へ出ると、すでに行列が出来かけていた。
それを横目に11:10、出発。渋滞する大通りを避けてr5からr44へ。
R16を横断して、11:50、r28=小曽木街道を左折。
12:00、r53=成木街道を右折してGSで給油。
12:10、小沢トンネルを潜って埼玉県へ入った。
12:15、おなじみ大松閣の脇を抜けて大名栗林道へ突入。

何度目だろう 大松閣の脇道

何度目だろう 大松閣の脇道

何度目だろう 大名栗林道

何度目だろう 大名栗林道

全長20kmオーバーのロングダートを堪能。
工事している箇所や土砂崩落もあったが、バイクなら問題なし。
何台かバイクと、それから自転車や徒歩ダーともすれ違った。

首都近郊屈指の長距離未舗装路

首都近郊屈指の長距離未舗装路

こちらの看板によると全長24kmらしい

こちらの看板によると全長24kmらしい

土砂崩れしてましたがバイクならOK

土砂崩れしてましたがバイクならOK

走行終了 このまま未舗装のままで居てくれ

走行終了 このまま未舗装のままで居てくれ

13:05、走り終えて広河原逆川林道を右折。
少し下って左に分岐する西名栗林道を走る。
こちらも展望が開けて爽快なルートだ。

西名栗林道 通行止らしいので行けるとこまで…

西名栗林道 通行止らしいので行けるとこまで…

おー、走りやすーい

おー、走りやすーい

こんな感じのトラバース路 大好き

こんな感じのトラバース路 大好き

林道炭谷入線とのT字路から少し先も行ってみた。
しかしすぐ先で工事中だったので引き返す。
13:25、林道炭谷入線でr53に復帰。
林道炭谷入線も未舗装で、途中、幕営地に良さそうなスペースがあった。

この先工事中だったので、右分岐へエスケープ

この先工事中だったので、右分岐へエスケープ

林道炭谷入線の起点側はこんな感じでした

林道炭谷入線の起点側はこんな感じでした

右折して有馬ダム方面へと進み、林道広河原逆川線へ接続。
先ほど通過した区間をスルーして、ワインディングをグイグイ登る。
舗装路なので四輪車も多い。

有馬ダムの名栗湖

有馬ダムの名栗湖

林道広河原逆川線・起点

林道広河原逆川線・起点

14:00、高度1144mの有間峠に到着。
天気がよければ東京まで見えるはずだが、今日はあいにくの曇天だ。

有間峠 標高1144m

有間峠 標高1144m

あいにくの曇り空 残念

あいにくの曇り空 残念

そのまま広河原逆川林道を秩父さくら湖方面に降りる。
14:20、r73に接続。14:30、浦山ダムの秩父さくら湖へ寄り道。
14:35、R140を右折して秩父市街へ。

折り重なる山並みを眺めつつ降ります

折り重なる山並みを眺めつつ降ります

浦山ダム・秩父さくら湖

浦山ダム・秩父さくら湖

荒川流域の秩父市街が眼下に

荒川流域の秩父市街が眼下に

少々渋滞する中を進んで、14:45、ひつじ屋に到着。
林道仲間のわたさんが勧める、秩父でも激安のお肉屋さんである。
Mr.mudさんの要望通り、100g100円のミックスホルモンを1kg購入。
さらにR140を引き返して、15:00、途中のスーパーで買出し。これで準備OK。

R299とR140の交差点すぐそば ひつじ屋

R299とR140の交差点すぐそば ひつじ屋

肉も惣菜も安くて美味いと評判の店

肉も惣菜も安くて美味いと評判の店

15:20、R140で幕営地のある旧大滝村方面に進む。
旧荒川村をスルーして、15:45、道の駅・大滝温泉でトイレ休憩。
風呂に入って行こうかとも思ったが、この後どうせ焚火で燻されるので止めといた。

道の駅・大滝温泉

道の駅・大滝温泉

ここのトイレは長屋状態の燕の巣が…

ここのトイレは長屋状態の燕の巣が…

さらに先へ進んで、16:00、名物のループ橋を通過。
せっかくなので滝沢ダムで記念撮影。
それにしても今日はダムの写真が多いなぁ…。

国道140号名物 ループ橋

国道140号名物 ループ橋

滝沢ダム・奥秩父もみじ湖

滝沢ダム・奥秩父もみじ湖

16:10、大峰トンネルを過ぎた先の旧道を右折して、栃本の集落へ。
栃本関跡や栃本広場を経由して、16:20、幕営地に到着した。
既に何人か来ていた。初対面の赤杖さんもいたのでご挨拶。
すぐテントを設営して、身軽な服装になった。これでようやく落ち着ける。
焚火を起こして明るいうちから晩酌開始。
他の参加者も続々と到着し、焚火を囲んで宴会へと雪崩れ込む。

明るいうちからビールって良いよね!

明るいうちからビールって良いよね!

突き出しはサッパリと野菜系でまとめてみた

突き出しはサッパリと野菜系でまとめてみた

ひつじ屋のホルモンは僕だけでなく他に2人が買ってきていた。
林道バイク好きの間では密かにブームなのかも知れない。
ジンギスカンにしたり、野菜と炒めたり。ビールに良く合う。
ホルモン以外にもあっちこっちで「焼けたよー」「できたよー」の声。
たちまち満腹になってしまった。

手前はジンギスカン 奥はホルモン野菜いため

手前はジンギスカン 奥はホルモン野菜いため

Mr.mudさんお手製のポテトサラダ

Mr.mudさんお手製のポテトサラダ

標高1000mなので日が落ちると予想以上に肌寒い。焚火が嬉しい。
覚悟していた雨は降らず、星空に恵まれた。
食べつつ飲みつつ、夜更けまで林道談義。

燃~えろよ燃えろ~よ~炎よ燃えろ~♪

燃~えろよ燃えろ~よ~炎よ燃えろ~♪

僕が就寝したのは24:00頃か。焚火の周りではまだ談笑が聞こえていた気がする。
キューンキューンと鳴く鹿の声をBGMに、シュラフに包まれ眠りに落ちた。

那須日帰りツーリングのレポアップ!

先週の日曜日に那須へ日帰りツーリングに行ってきました。
久々のツーレポですが、どうぞー。
http://s-dog.net/archives/000612.html
ちなみに「なんたらかんたら雑文祭 参加作品」とか書いてますが、
何のこっちゃわからない人は気にしないで読んでください。
気になる方はご質問くださいw
さて、明日・明後日は半年に一度の林道仲間とのオフ会です。
久々の幕営だー。わーい。忘れ物しないように気をつけて行って来ます。

那須への扉(あるいは茄子への扉)

電奇梵唄会奉納ソワカちゃん雑文祭 参加作品
時の経つのは早いものでもう半年もソロキャンプをしていない。
二輪免許を取得して以来、これは初めてと言える低ペースで、さすがによろしくない。
先日タイヤも交換したこともあり、梅雨前に日帰りでも良いから出掛けておくことにした。
ツーリングも日帰りとなると行ける範囲は近場に限られてしまうのが悩みどころである。
天気予報とも相談して、目的地は栃木県・那須方面に決めた。
もし出来たら山菜を採ったり、温泉も入ったりしたい。そんな希望も踏まえて検討した。
最近、休日に外出するにしても都内が多かったので、やはり自然が恋しいことは否めない。
今回は細かな林道しか行けないが、ま、それで少しは満たされるだろう。
なお冒頭に「雑文祭参加作品」とか書かれてるが、余り気にせぬようお願いしたい。
某イベント関連で雑文とやらを募集する企画のあれである。

9:05、自宅を出発。
東京外環自動車道・大泉ICから三郷JCT経由で東北道へ接続。
10:15、佐野SAで給油。11:10、那須ICで東北道を降りた。
まず昼飯を食べようと向かったのは道の駅・東山道伊王野。
那須高原とは正反対の方向へr17を進む。
r178を経由してR294に接続し、11:30、道の駅・東山道伊王野に到着した。
ここにある食事処・水車館の蕎麦がこの周辺地域で大層人気らしい。
実際、まだ昼前というのにすでに行列ができていた。
ガラスの向こうで蕎麦作りしている様子を見ながら順番待ち。

道の駅・東山道伊王野 食事処・水車館

道の駅・東山道伊王野 食事処・水車館

店内でも手打ち作業してました

店内でも手打ち作業してました

直前の高齢者軍団が食券を買うのにずいぶん手間取っている。
天ぷら用の200円券を買いたいらしいが150円しか入れてない。
親切心でそれを後ろから指摘したら睨まれてしまった。うーん…。
さて、自分が注文したのは水車そば・もりそばの大盛と野菜天。計1100円。
色も香りも良い。出汁も特に文句なし。天ぷらも旨い。
何だかありきたりの感想になってしまったが、取り立てて非の打ちどころが無い蕎麦だ。
会津や常陸などの蕎麦処に挟まれたこの地で、人気を得ているのも納得できる。

水車そばと野菜天ぷら(゚д゚)ウマー

水車そばと野菜天ぷら(゚д゚)ウマー

裏手には店名の由来となった大きな水車も

裏手には店名の由来となった大きな水車も

そういえば今日はアユ釣り解禁日か…

そういえば今日はアユ釣り解禁日か…

道の駅のトイレの中にツバメが巣を作ってました

道の駅のトイレの中にツバメが巣を作ってました

食後、敷地に面した河原を少し散策してから、12:05、出発。
来た道を途中まで戻り、黒磯市街を経由してr369へ。
いつもお世話になってる林道浪漫地図を参考に、百村の辺りの林道を走ろう。
12:40、林道大蛇尾木綿畑線の入口に到着。
周回ルートはほとんど舗装されていたが、枝道はまだ未舗装が残っていた。
フラフラと紛れ込んで、ところどころで山菜を探す。
ミツバはあちこち生えていて取り放題状態。フキやウルイもあった。

ここは確か木綿畑線かな?

ここは確か木綿畑線かな?

ウルイは小さめなので今回は取らず ミツバのみ

ウルイは小さめなので今回は取らず ミツバのみ

地元民は山菜取りが趣味でもない限り味わうことはまずあるまい。
足下に生え過ぎなので、山菜と気付かないままスルーしがちなのだ。
まあ大きく育った野ミツバの姿を見たところで、気付かないのは当たり前か。
遠路山国に来るまでもない山麓に居る人にとっては、ただの雑草に過ぎないし。
山野草をあがめる者ジモティーにあらず、と言っても過言ではない。かも知れない。

久々の林道で愛車セローも嬉しかろう

久々の林道で愛車セローも嬉しかろう

この支線、ガードレールとかありますが行き止まり

この支線、ガードレールとかありますが行き止まり

木の俣巻川線はGPSの登録ポイントが間違っていたらしく、入口が分からず。
それらしきところに入ってみたが、すぐに行き止まりだった。
無理すればもう少し進めそうだが、悪路は今回お呼びでない。

お寺の裏手に伸びる道 でもすぐに行き止まり

お寺の裏手に伸びる道 でもすぐに行き止まり

終点の辺りは奇麗な沢が流れてました

終点の辺りは奇麗な沢が流れてました

r369を経由して、14:20、林道木の俣線へ。
少し走るとすぐに未舗装になった。こんどは幅広で交通量も多そうだ。
昨日の雨のせいで水溜りが多い。

林道木の俣線 幅員広めのフラットダート

林道木の俣線 幅員広めのフラットダート

水溜りって深さが分からないから結構怖いです

水溜りって深さが分からないから結構怖いです

途中、川岸までバイクで降りられる道があった。
川から一段高い場所に焚き火の跡。ふむふむ絶好の幕営地だ。
キャンプツーリングなら間違いなくテン場に決定してたろう。
ま、もしもの時のために覚えておこう。

那珂川の支流 木ノ俣川

那珂川の支流 木ノ俣川

水場が近くて、絶好のロケーション

水場が近くて、絶好のロケーション

14:40、林道木の俣線の終点に到着。
釣りか登山か分からないが、車が何台か停まっていた。
Uターンして県道までのんびりと戻る。

林道木の俣線 終点

林道木の俣線 終点

昨日の雨の割に水は綺麗でした

昨日の雨の割に水は綺麗でした

美渓沿いの道らしい新緑の香りが辺りに満ちている。
芳しい沢胡桃の葉がざわつく原風景と呼ぶに相応しい景観だ。
山深き初夏の源流域は開花済みのヤマツツジやフジが目を楽しませてくれる。
釣師が夢見る秘境まで行けずとも門前までで充分自然を堪能できた。

こんな渡河もひとつのアクセント

こんな渡河もひとつのアクセント

これ何て花だろう?

これ何て花だろう?

r369に復帰して、今度はr266経由で沼原池へ。
県道から池までは一部が幅広フラットダートだった。
走りやすいが交通量が多いので余り飛ばさないよう注意すべし。

沼原池へ至る未舗装路 登山客の四輪車多し

沼原池へ至る未舗装路 登山客の四輪車多し

途中、展望良好 関東平野方面を望む

途中、展望良好 関東平野方面を望む

15:10、沼原池に到着。那須連峰の登山口でもある。
日曜の午後なので大荷物を背負って降りてくる登山客が多かった。
周辺を少しウロウロしてから来た道を戻る。

沼原池 深山ダムの調整池で立入禁止

沼原池 深山ダムの調整池で立入禁止

白笹山? 茶臼岳? 分からん…ま、いいや

白笹山? 茶臼岳? 分からん…ま、いいや

15:30、r266を左折。15:35、r17を左折して那須岳方面へ向かう。
15:45、途中にあった殺生石に寄り道。
浅間山麓の鬼押出し下北半島の恐山のような、いかにも火山地帯といった光景が広がる。

那須湯元の名勝・殺生石

那須湯元の名勝・殺生石

無数の地蔵と「賽の河原」という命名は定番ですね

無数の地蔵と「賽の河原」という命名は定番ですね

250mほどの木道を歩いて殺生石に到着。頗る硫黄臭い。
この毒ガスによって近づく動物などが死んだことから「殺生石」と名付けられたそうだ。
流行の硫化水素の類だろう、くわばらくわばら。
ちなみにこの石、伝承では九尾の狐=玉藻の前が殺されて姿を変じたものらしい。
ふーん、なるほどねー。

縄が巻かれているのが殺生石 史跡…なの…?

縄が巻かれているのが殺生石 史跡…なの…?

由来に興味がある方はどうぞー

由来に興味がある方はどうぞー

16:00、260円を支払って那須高原有料道路、通称・ボルケーノ・ハイウェイへ。
温泉街やらロープウェイをスルーして、ウネウネとワインディングを登る。
途中にあった那須展望台からの眺めがとても素晴らしかった。
方角からすると彼方に見える山々は阿武隈山地だろう。

那須展望台から温泉街方面を望む

那須展望台から温泉街方面を望む

16:10、終点の駐車場に到着。
標高は1460m。日も傾いてきた。
さすがに少し肌寒いので薄手のフリースを着る。

鬼面山かな? 今回、山名確認は面倒なのでパス

鬼面山かな? 今回、山名確認は面倒なのでパス

茶臼岳のロープウェイ 最終便の案内をしてました

茶臼岳のロープウェイ 最終便の案内をしてました

ついでに駐車場のすぐ上、登山口の脇にある峠の茶屋へ寄ってみる。
当たり前だが下界に比べると物価が高い。山菜そば900円とか…ま、そんなものか。
小腹が空いてたので、しつこいくらい名物と書かれていたキノコ汁600円を注文。
温かくて美味。「たぶん中国産のキノコなんだろうな」とか無粋なことを考えながら食す。

那須岳 峠の茶屋

那須岳 峠の茶屋

虫養いに食べたキノコ汁 普通に(゚д゚)ウマー

虫養いに食べたキノコ汁 普通に(゚д゚)ウマー

さて、せっかく那須まで来たのだ。帰路に着く前に温泉に入って行こう。
16:25、大丸温泉まで下って、土産物屋の日帰り温泉へ。入浴料は630円。
硫黄泉の掛け流しで期待以上に良い泉質だ。露天風呂で珍しくのんびりした。

大丸温泉の日帰り湯に寄り道

大丸温泉の日帰り湯に寄り道

店内で飼われてた犬が俺好みでした

店内で飼われてた犬が俺好みでした

温泉から上がって、17:10、出発。
北寄りのルートを下って、那須甲子道路へ接続した。
ここも有料道路で別料金・930円を支払う。高いなぁ。
…と思って、この記事を書く際に調べたら、今年の9月から無料になるのか!? やられた…。
17:20、県境を越え、福島県へ入った。東北地方は昨年の8月以来だ。
時間も押し迫ってるのでガーッと北上。

福島県に突入 久々のとおほぐだなや

福島県に突入 久々のとおほぐだなや

那須甲子道路 無料になってから来るんだった…

那須甲子道路 無料になってから来るんだった…

17:30、R299へ接続。左折すれば甲子温泉だが今日は寄るつもりはない。
右折して白河方面に向かう。
鎌房甲子林道へアプローチする雪割橋をスルーして東進。
そういえば、この辺りに白河ラーメンの名店がある。
閉店時間は18時だったはずだが…ま、ダメ元で行ってみるか。
川谷を過ぎた辺りで南へと国道を外れた。
GPSを頼りに田んぼの間を抜け、17:40、いまの家に到着。
どうしてこんなところに…と誰もが思う場所である。とりあえず入店。
すぐ閉店時間かと思ったが、店内の貼り紙によると19時まで営業してるらしい。
白河ラーメンの中でも人気の店なので、品切れ閉店も多いそうだ。
色々とまよった挙句、チャーシューワンタンメン950円(だったかな?)を注文。
この店は具のワンタンも麺やスープに劣らぬ名物らしい。実際、素直に美味しかった。
期待を裏切らない、バランスの取れたあっさり味のラーメンだ。予想以上にレベル高し。

白河ラーメンの名店 西郷村・いまの家

白河ラーメンの名店 西郷村・いまの家

チャーシューワンタンメン メチャ(゚д゚)ウマー

チャーシューワンタンメン メチャ(゚д゚)ウマー

食べ終えて、18:00出発。思い残すことなく帰路に着く。
18:05、白河ICから東北自動車道へ。
東京までの道程は多少渋滞もあったが、概ね順調に戻ることが出来た。
18:45、上河内SAで給油。20:15、浦和料金所通過。
自宅へ到着したのは20:45だった。はぁー、疲れたけど面白かったー。
取ってきたミツバとフキは、その夜のうちに行きつけのお店で調理してもらった。
日帰りだったがソロツーリングはやっぱり気軽で楽しいニャ♪

虹彩はもう何も映さない

電奇梵唄会奉納ソワカちゃん雑文祭 参加作品
私はかつて、初恋の相手と駆け落ちしたことがある。故郷に伝わる熊祭りの夜、部落の掟を破り二人で手を取り合い、この東京へやって来た。慎ましくも幸せな二人暮しが始まったが、残念ながら長くは続かなかった。ある日、私がバイトをしていたコンビニで、彼が他の客とトラブルを起こしたらしい。丁度私が休みの日だったので事情はよく分からなかったが、その日以来彼は塞ぎこみ、毎夜独りで悶え苦しむようになった。そして数日後、「フォーク並びを徹底してほしい」と記された一片の書置きを残して、彼は私の前から消えた。私が抱いたのは理不尽な仕打ちへの怒りではなく、寄る辺を失った喪失感だった。半分欠けた球体が回転運動を停止するように、彼の消えた日から私は生気まで失った。あの少年と出会うまでは。
「奇麗な眼をしておるな」
通りすがりに声を掛けてきたその少年は、少し古風な言い回しを好んだ。そこは西日暮里の駅前に広がるちょっとした商店街。低気圧の影響か、道行く人が皆少し眠たげな眼差しをしている、そんな日だった。少年にとっては気軽なナンパのつもりなのだろう。でも私は少年から投げ掛けられた無神経な一言を不快に感じた。
「からかわないでください」
気味悪がられこそすれ、褒められたことなど無いこの三白眼。真っ黒な長い髪とこの眼の所為で、幼い頃からホラー映画の主人公の渾名で揶揄されてきた。この眼はまさに、剥き出しにされた私の劣等感そのものであり、私にとっては忌まわしいだけの存在でしかない。そして少年の言葉は、まるでその眼球に無造作に触れてくるざらついた指先だった。
「戯れではないぞ」
足早に立ち去ろうとする私を、意外なほどの圧力を持つ返事が呼び止めた。
「あのう、いいかげんに…」
失礼な言動を詰ろうと振り返り、改めて少年を眺めた瞬間、私の視線は絡め獲られ、言葉を失ってしまった。女性と見紛う端正な顔立ち。外見にそぐわない年経た雰囲気。聞く者を魅了せずには置かない声。真意を読み取らせない深淵のような瞳。まさに神か、それとも悪魔か、私は一瞬にして少年に魅せられてしまった。ここは西日暮里駅前。冷静に考えれば、そんなところに神は宿らないに違いない。だけど私には関係なかった。少年が悪魔だろうと神だろうと。この刹那に私が抱いたのは恋愛感情と言うよりは奴隷の忠誠心、いや、狂信者の信仰心に近い感情だった。
「お前を我輩の女にしてやろうか?」
その日から少年との奇妙な関係が始まった。
その少年の女になったと言っても、対等な立場からは程遠い。私は少年の連絡先を教えてもらえず、一方的に呼び出され、何かしらの命令を受けるだけだった。それでも私は満たされていた。
ある時は、男物の分厚いコートを着込み、南京袋を頭に被り、その上から帽子を被らされた。ビデオ屋に並んだ古い映画のパッケージか何かで見覚えがある格好だ。その姿で、西日暮里駅を歩く水色の髪の少女に何故か体当たりさせられた。
また、その直後に白いワンピースを着させられ、同じ少女を自宅のお寺で襲うように命ぜられた。私は生まれつき舌がとても長く伸びる。その舌で彼女を驚かしたところを間一髪で少年が助けに入った。私はすぐにその場から逃げ去ったので、その後どうなったかは知らない。
どちらも少年からはただの悪戯だと説明されたが、彼女が何者なのかは教えてもらえなかった。私にとって、少年にとって、敵なのか、味方なのかも分からない。でも私には少年に真実を問いただす勇気など無かった。戦略的(ストラテジック)に判断停止(エポケー)したとでも言えば少しは聞こえが良いかも知れない。でも実際は少年に捨てられるのが恐かっただけだ。
翌日、私は精一杯お洒落をして、少年と腕を組み駅前を歩いた。それが私が得られた唯一の、そして十二分な御褒美だった。こちらを向いた少年の瞳の深淵を覗くと、かつては忌わしい存在でしかなかった私の瞳がそこに映りこんでいた。
それからしばらく、少年から連絡の無い日々が続いた。久しぶりに少年から呼び出された時、自分でも愚かしく思うほどの安堵感が全身を包んだ。飼い主を迎える仔犬のように、私は少年の元へ急いだ。白い学生服を着た少年は、私にこんな申し出をしてきた。
「とある病院に潜入してくれまいか」
私は唯々諾々として命に服すことにした。その病院が精神病院であろうと、院長やスタッフが怪しげであろうと問題ではない。少年が望んでいるという理由だけで私には充分だ。
「ちょびっと私用でチベット修行ね」
入口で少年と別れるとき、病院の外観に掛けたそんな冗談を言った。すると少年はいつに無く真剣な調子で私にこう告げた。
「我輩が必ず迎えに行くであろう」
私は自分の瞳に彼の面影を焼き付けた。そして適当な症状をでっち上げ、その病院へ入院した。
あれからどれだけの日々を過ごしたろう。当たり前だが病院での生活は陰々滅々たるものだった。
白い箱のような病室。昼となく夜となく常に狂人の声で喧しい廊下。「ブウウーーーンン…」と鳴る気味の悪いボンボン時計。現世とは違う次元を生きる患者たち。
中でも全身を緑色の粘液で覆われたぬめり川という患者は超が付くほど気持ち悪かった。初めて会った時、キョロキョロと定まらぬ視線で熱心に私にアピールしてきたが、あれは何の積もりだったのだろうか。あれ以来、ぬめり川を避けているので今以って謎である。
このような環境に長いこと身を置けば、誰であろうと狂気が心に宿ることだろう。少年との約束という一縷の望みが、辛うじて私に正気を保たせている。でも、その限界も近そうだ。
毎日連れ出されるこの解放治療場だが、狂気の淵へと追い込んでゆく実験場としか思えない。向こうで畝を耕している鍬が、いつか凶器になって私たちを襲うのではないかと妄想してしまう。今、目の前を通り過ぎた看護婦があの水色の髪の少女に見える。隣の患者が吹く笛の音を聞いていると、私の眼窩から眼球が飛び出て歩き出しそうな錯覚を覚える。
私は万が一にも眼球が飛び出さないように、そっと瞼を閉じた。必ず迎えに行く、と言ってくれた少年の面影がそこには焼きついていた。
「奇麗な眼をしておるな」
かつて少年が誉めてくれた瞳に、このキチ○イ地獄の光景はこれ以上映すまい。
そして私は眼を瞑り、少年が迎えに現れるのを今日も待っているのである。
 

ソワカちゃん上映イベント続報

相変わらず放置してるような状態ですみません。
例のソワカちゃんの上映イベントでなんやかんや動いてまして。
さて、その上映イベントですが、つい先ほど特設サイトが公開されました。
護法少女ソワカちゃん上映イベント特設サイト
イベントの日程もほぼ決まりまして、8月9日、新宿にて開催の予定です。
イベント名は護法少女ソワカちゃん電奇梵唄会「本朝OVER THE RAINBOW縁起」
「電奇梵唄会」は「でんきぼんばいえ」と読みます。
ご存知の通り猪木ボンバイエの洒落なんですが、私的には絶妙な命名でして。
作者のkihirohito氏に考えていただいたんですが、イベント名で感動してしまいましたw
まぁ、こちらにおこしの方々からは縁遠い催しだとは思いますが、
こんなこともやってるんだなぁ…と生暖かい眼で見守って下さいませ。

放置してすみませぬ

気づけば10日も記事書いてないですね。
山菜塾へは行ったのですが、写真を一枚も撮らずに終わりました。
楽しかったです。でもレポなし。すみません。
そういえば、林道オフ会の日程・場所が決定したようです。
http://www.sky.sannet.ne.jp/nabekun/page078.html
このオフ会の翌週には山菜塾@飛騨編も待ってるし、何かと忙しいわけで。
最近は例のイベント関係で頭が一杯なんですが、
んなことにかまけてたせいか、今日は久々に会社へお泊りです。
一つのことに興味を持つとのめりこむ癖が抜けません。
メリットもデメリットもありますが、どうにもならんものですなぁ。
さて、仕事仕事。

続きを読む

cafePIT@掛川

昨日、今日と実家のある掛川に帰省しておりました。
東京へ戻る前に立ち寄ったのが、掛川にある喫茶店・カフェPIT
弊サイトの常連さんでもある、しか225さんが昨年暮れにオープンしたカフェだそうです。

柱と梁以外、全てDIYだそうです…すごーい!

柱と梁以外、全てDIYだそうです…すごーい!

窓からは掛川城の天守閣が望めます

窓からは掛川城の天守閣が望めます

しか225さんに初めてお会いしたのは、2005年に行われたセロー20周年記念パーティです。
初代・枝角セローのオーナーで、とても綺麗な状態のマシンにびっくりしました。
今日は突然お店を訪れて、お返しにびっくりさせようかと思ったのですが、
店の前にバイクを停めた段階で、私だということがバレてしまったようです。残念(笑)

注文したトマト味パスタ (゚д゚)ウマー

注文したトマト味パスタ (゚д゚)ウマー

ちなみにメニューはこんな感じです

ちなみにメニューはこんな感じです

コーヒーは轢きたて淹れたて

コーヒーは轢きたて淹れたて

茶所掛川といえども、緑茶以外も喫むのです

茶所掛川といえども、緑茶以外も喫むのです

注文したパスタとコーヒーをいただきながらのバイク談義。
いろいろと楽しいお話をお聞きできました。
サービスでいろいろとおまけまでいただいてしまって…。

蒸しケーキ風の試作品 ウインナが乗ってて意外に美味

蒸しケーキ風の試作品 ウインナが乗ってて意外に美味

お友達からいただいたという新鮮トマト 丸齧り!

お友達からいただいたという新鮮トマト 丸齧り!

周辺の林道へ探索に行かれるオフローダーの皆様、ぜひ立ち寄ってみてください。
しか225さん、突然お邪魔してすみませんでした。ありがとうございました~。
また、どこかでお会いいたしましょう!

掛川のcafe PIT & オーナーのしか225さん

掛川のcafe PIT & オーナーのしか225さん

さて。明日・明後日は、山梨で山菜採りです。
どうもロングツーリングになかなか行けそうにありません…。

丹沢の林道で熊に遭遇(写真アリ)

今年のGWは飛び石連休なわけですが、皆様いかがお過ごしでしょう?
知らなかったのですが、いつの間にやら4/29の「みどりの日」って「昭和の日」に変わってたんですね。
んで、5/4が「みどりの日」ですか、えいややこしい。
さてさて、今日はその4/29。
哀れむべき私は休日出勤、八王子の客先でサーバーのリプレースでした。
天気が良かったのでスーツの上にジャケットを着、バイクで行くことに。
幸いにも作業はスムーズに進み、昼には完了して解放されました。
せっかくなので橋本で御飯を食べてから、丹沢方面へとプチツーリング。
津久井方面から宮ヶ瀬湖を経てヤビツ峠越え、というなかなか楽しいコースです。
視力が回復した眼で、新緑と清流を堪能。
さらにどうしても林道に入りたくなり、スラックスが汚れないよう気をつけて六本松林道へ…。
そして出会ってしまいました。熊に…。
体長は1m弱。谷を巻くカーブの辺りに佇み、じっとこちらを見つめていました。
あせりつつも携帯電話で写真を撮ることに成功!(残念ながらデジカメは忘れてきてしまいました)
刺激しないよう遠巻きに進み、無事にやり過ごしましたが…あー、あせったー。
以前、飛騨の山中で後姿を見たことはありますが、今回はほぼ真正面での鉢合わせです。
まさか丹沢なんかで間近に遭遇するとは思いも寄りませんでした。今でもドキドキしております。
もしかしたらまだ、あの辺りにいるかも知れません。
ではでは、その熊の写真をとくとご覧ください。
携帯電話で画質が悪いのはご容赦のほど。




体長約1mのクマ 丹沢・六本松林道にて

体長約1mのクマ 丹沢・六本松林道にて

不法投棄(・A・)イクナイ!!

林道オタクオフ会@2008

半期に一度、恒例の林道オタクオフ会の日程が決まりました~。
(ひさびさの林道関連記事ですな)
今回の幹事はnabekunさんです。決定してるのは以下の通り。
日程 6月7日・8日の土日
場所 秩父方面又は山梨方面で選定中
雨天時は翌週となります。
参加をご希望する方はnabekunさんの掲示板で表明をどうぞ~。
★「林道オタクのオフ会」参加レポ
2005年1月
2005年5月
2005年11月
2006年6月
2007年12月

視力回復手術 その後

えー、土曜日に視力回復手術(レーシック)をやったのは前回お伝えした通り。
ドキドキと緊張しながらも手術自体は無事に終わりまして、保護メガネをつけて帰宅。
手術直後から視力の回復は実感できました。メガネなくても見えるってすごい!!
さてさて、さすがにその日は眼球が痛くなりました。
もらってた痛み止めを飲んでなんとかやりすごし就寝。
一晩寝て起きたら痛みは和らぎ、だいぶ楽になりました。
翌日の検診も何の問題もなく済みました。
手術前に測定した裸眼視力は右:0.07、左:0.08。左は若干乱視もありました。
普通の視力回復手術の場合、目標値を1.5くらいにするそうですが、
Mr.mudさんのアドバイスもあって、デメリットの少ない1.0という目標値で申し込みました。
「目標値を低くしても、だいたいその上を狙ってくるんで」と言われてた様に、
翌日検診で測定した視力は両目とも1.5でした。
まだ光源がぼやけたりなど見え方が不安定ですが、段々と落ち着いてくるそうです。
いやぁ、メガネが無い世界ってスッキリしますね~。やって良かった♪

視力回復手術

えー、視力回復手術、いわゆるレーシックってやつですね、あれを明日の土曜日にやります。
ひと月弱前に検査も済んでまして、予約してるのが明日って訳です。はい。
どんな手術か知らない方向けに簡単に申し上げますと、
眼球の一番外側の層、角膜ってやつをレーザーなどで削って視力を改善させる手術です。
「うわぁ、恐そう…」と感じるかもしれませんが、手術自体はほんの短い間だとか。
失明などの失敗もこれまで症例が無いそうで、とりあえずある程度は安心かなと。
私、中学くらいからずっと眼鏡掛けてるんですが、いよいよおさらばって訳です。はい。
この手術をやろうと決断した動機ですが、年末の北海道ツーリング計画なんです。
いやぁ、寒いと眼鏡が曇って大変なんですよ。えぇ、それだけの理由っす(笑)
ま、実際、吹雪いてる最中の眼鏡の曇りは事故に関わるので、(笑)とか言ってられないんですよ。
手術当日と翌日は眼を疲れさせないためにも、PCや読書などを控えるように言われてます。
その後もドライアイに注意して、視力が回復するまではほどほどにと…。
また、アルコールも一週間は控えた方が良いとか。バイクの運転も回復後ですね。
リアルのお知り合いの方々は、たぶん眼鏡なし塩犬で次はお会いできると思います。
ではでは、さらば我が眼鏡~。

ソワカちゃん上映イベント

この夏にソワカちゃん上映イベントを開催することが決定しました。
そして何故か私も運営側に関わることになりまして…(汗)
mixi2chで告知しましたが、詳細は全く未定です。
現在特設サイトを準備中ですので、お待ちください。
…と言うわけで、奇しくもエイプリルフールのネタ通りになってしまってる訳ですが…。
今週末にも予定入ってるし(全く別件ですが)、キャンプツーリングへはいつ行けるのやら。
土曜日に届いたタイヤの自作スタッドレス化に勤しみましょうかね…。

【祝賀】ソワカちゃんNHK出演【慶福】

あの護法少女ソワカちゃんがNHKで紹介されました!
…と言っても、BS2でほんの短い間ですが。
エイプリルフールのネタではないですよー。

ついにメジャーデビュー!?

ついにメジャーデビュー!?

NHK・BS2の『ザ☆ネットスター!』という番組なのですが、
ニコニコ動画にもUPされてますので見逃した方はどうぞ~。
ネットスター
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2895321
ちなみに再放送もあるようです。 25日には地上波の総合でも…!
BS2 6日(日) 13:25~14:05
BShi 4月6日(日) 23:50~
BShi 4月11日(金) 11:00~
総合 4月25日(金) 24:10~
NHKスタッフにソワカちゃん信者がいるんでしょうかね~?
そういえば、この番組のオープニングの絵を担当してる闇野ケンジさんソワカちゃんのファンでした。
何はともあれ、嬉しいですw

反省

昨日のあれに対して、会社の人曰く。
「嘘と決め付けられない微妙な内容なので、四月馬鹿のネタとしてコメントしづらい」とのことでした。
すみません。三宅島でゴキブリポーカーをやりすぎたため、
「簡単に見破られる嘘」を回避する癖がついてしまったのかも知れません…。
そして釣りレポは、さらに後回し。

本年度の当サイトの方針について

昨日、三宅島から戻ってきたわけですが、釣果はゴニョゴニョ…。
まぁ、その詳しい話は後日ということで。
さてさて、今日から新しい年度になったわけですが、
これを機会にこのサイトも少し方向転換をしようかと考えております。
具体的には個人的な趣味で恐縮ですが、例の『護法少女ソワカちゃん』を強く強くプッシュしようかなと…。
ま、林道もキャンプも釣りもバイクも、趣味に変わりないんですけどね。
ゴキブリポーカーにしようかとも悩んだのですが、ひとつそういうことで。
差し当たりPCで表示されるトップページの画像から変えてみました。
今後とも変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。とっぴんぱらりのぷう。

久しぶりの離島釣りへ

今夜、これから船に乗って三宅島へ行って参ります。
同行者は、おなじみ外道バスターズの面々。
http://munapy.s-dog.net/gedo/
到着時に悪天候だったら接岸しない場合もある「条件付出航」ってやつですが、ま、大丈夫でしょう。
沢山、釣れるといいなー。