夜明け前に目が覚めたが、まだ眠い。
寝袋の中でモゾモゾしながら惰眠をむさぼる。
6:30くらいから朝食調理。食パンとレトルトシチュー。
納豆乗せたり、ツナ缶あけたりして一斤食べてしまった。
食べ過ぎで腹が苦しいー。食後、30分ほど二度寝。
こんな早朝なのに、ジョギングや散歩の人たちが行き交っていた。
寝袋から離れたくないが、いつまでも寝ているわけにもいかない。
モゾモゾ起きてノロノロと片付け。9:20出発。
この内浦山県民の森のキャンプ場、バイクが乗り入れできれば文句無いんだけどなぁ。
まずはキャンプ場の先に伸びる舗装路を麻綿原方面に進んでみた。
本来、走れない道なのだが、キャンプ客も他にいないし、まぁものは試し。
通り抜けできたらめっけもの。(この道が林道奥谷線だった)
散歩されてる方の迷惑にならないよう、努めてノンビリと挨拶しつつ走る。
早朝の高原の空気が冷たくて気持ちいい。凍結部分が無くて助かった。
木魂の森休憩所と書かれた展望台から、小湊へ続く山並みが眺望できた。
4kmほど進んで9:40、ゲートに遮られてしまった。
麻綿原高原や清澄方面に抜けられるのだが、鍵が掛かっていた。
鍵の金具は六角ナットで固定されている。
工具を使えば外せそうだったが、ここは大人しく諦めてUターン。
ゲートの向こうへは大きく迂回して行こう。
キャンプ場の脇を抜け、県民の森総合センターへ出た。
っと、宿泊してたのかバイク3、4台の集団が出てくるところ。
前後して小湊まで降りた。途中で一箇所、いきなり凍結路面が現れてあせった。
さて、次に目指したのは林道・杉戸線。県道82号を経て県道177を北上。
標高が低いとはいえ、山道なので凍結に注意しながら安全運転で進む。
林道浪漫のMAPを頼りに入口を目指し、10:15、到着。
っと、入口のチェーンに鍵が。
ここも無理かなと思ったが、よく見たら左の方のチェーンにワイヤークリップが。
ナットが手で外せる…ラッキー♪ ってことで中へ。
チェーンは勿論、ちゃんと戻しておきました。
林道・杉戸線(別名:林道・筒森線)は房総では貴重なロングダートである。
本線だけでも10km以上。ダートあり、岩盤あり、ぬかるみあり。
展望が開けたり、林間だったり、箇所があちこちあって楽しい林道だ。
誰にも会わなかったが林道浪漫の管理人・健さんが前日に走っていたらしい。
走る場所が限られる季節なので、ニアミスしがちなのだろうか。
距離のある支線にはチョコチョコ首を突っ込みながら走行。
最初の支線は路面状態がやや荒れ気味。結構ぬかるんでるので足元注意。
終点のゲートは紐で閉じられていて手であけることが可能。
この先も抜けられるらしいが、今回はゲートでUターンして本線に戻る。
本線を進んで、今度は第6支線へ。尾根道を通ってススキ野に抜けた。
終点は広々としたスペースになっている。平らで乾いた地面はいかにも野宿向き。
ここは覚えておいて損はなさそうだ。
本線へ戻ってさらに東へ進む。この辺から下り勾配に。
第2支線は標識に書かれていた延長距離が短かったのでパス。
第5支線はフラットで走り易い道だった。
終点のスペースは少し狭めだが、周りが囲まれてるので風の強い日の野宿に良さ気だ。
ずーっと本線を下って…。下りきったのか、やがて道は平坦に。
そこに現れたのが第1支線の分岐。
沢沿いに遡る支線らしく、見るからに酷いぬかるみだ。
一瞬ためらったが入ってみた。荷物のせいか、後輪がめり込む。
数百m進んだところで崖崩れで路面が埋まっていた。
わずかに通れそうなスペースがあったが、進むのは止めといた。
転倒・スタックに注意してUターン。
東側のゲートはチェーンの下を潜って脱出。
弁提堰の水鳥を驚かせながら終点へ。
11:50、杉戸林道を無事に走行終了した。
さて、そろそろ昼だが…。
せっかくなので海産物を食べようと勝浦市街へ出てみたが、あまり腹が減ってない。
うーん。悩んだあげく、昼飯はスルーして次の林道へ行くことにした。
外房の海とはこれでお別れ。さらばさらば。
県道177を経て県道82へ。
数時間前、杉戸林道の入口を目指して通過した交差点。
それを同じ方向に曲がって途中で県道178へ左折し、麻綿原方面に進んだ。
いかにも田舎という風景から、やがて山間の道に。
勝浦ダムへの分岐をスルーして峠のトンネルを抜けたところで左折。
麻綿原方面へ抜ける会所林道の入口だ。
この辺りはあじさいが綺麗らしいが、この季節は当然見られない。
しかし、養老渓谷へと抜ける舗装林道は楽しめる。
大杉谷支線林道はサイドバニアが邪魔でゲート脇抜けできそうになかったのでスルー。
12:45、駐車場があったのでトイレ休憩。
駐車場から幅員の狭い区間を抜け、T字路に出た。
右が本来の進路、林道星井畑線なのだが、とりあえず清澄寺&内浦山県民の森方面に左折。
ダートを数百m走って、今朝抜けられなかったゲートの反対側に立つ。
東大演習林のゲートが通れれば清澄寺に抜けられるんだけどなぁ。
ないものねだりしてもしょうがないね。
このまま林道天津線を下ることもできるが、ここでUターン。
T字路に戻り、林道星井畑線を養老渓谷方面に進む。
基本は尾根道なのだが、林間で展望はあまり開けない。
ワインディングもあって日陰に警戒もしたが、幸い凍結は無かった。
途中、支線にちょっと入ったりしてみたが、終点までの突入を躊躇してしまう。
狭い道への突入を考えると、バニアケースよりサイドバッグの方が有利だなぁ…。
サイドバッグだと積める量が限られるから、自然と軽量化できたし…。
しかし冬のキャンプツーリングだと、装備がどうしても多くなるしなぁ…うーん…。
まぁライダー本人の軽量化を先にしなきゃならんけどね。
13:17、支線の伍参林道に到着。この林道だけはきちんと往復しとこう。
急勾配でやや荒れ気味の路面。一度沢筋まで下って橋を渡る。クレパスに注意。
終点は苔が多いジメッとした感じのスペース。
距離は短いが変化に富んで楽しい林道だった。
13:45、林道星井畑線、走行完了。養老渓谷へ出た。
温泉のある方へちょっとだけ寄り道。
橋の下で地元の釣り人たちがのんびりと竿を出していた。
さすがに腹が減ってきた。食事する場所を求めて亀山湖方面へ進む。
山中を快走しトンネルをいくつか越えて、14:00、亀山湖到着。
ツーリングマップルに載っていた蕎麦屋に着いたが、混雑しているので諦めた。
うーん、どうしたものか。湖畔に出てみたが目ぼしい食事処が見つからない…。
14:15、亀山会館って古びたレストランに。
頼んだのはワカサギのから揚げ定食。まぁ普通ですな。
特に期待もしてなかったので文句も無し。
食事終わってのんびりしてたら15:00になってしまった。
結構、微妙な時間である。亀山湖周辺の林道は次の機会にしよう。
ってことで日が出ているうちに帰路に着くことに。
せっかくなので有料道路の房総スカイラインも走ってみた。
この周辺エリアにも林道が沢山あるのだが、今日はお預け。
尻すぼみなツーリングになってしまったが、この季節、無理は禁物ってことで許してね。
君津から館山道を経て東京湾アクアラインへ。
通行料金の高さにはうんざりだが、ここを通らないとえらい時間が掛かってしまうのだ。
時間だけじゃなく、体力・ガソリン・オイルも消耗してしまう。
でも、もう少し安くならんかなぁ…。
海ほたるへもよらずに川崎へ出て環七へ。亀山湖からの休憩は一度の給油のみ。
別にそこまで急ぐこともなかったのだが、17:00前に自宅に到着してしまった。
亀山湖から自宅まで約2時間。外はまだまだ明るい…。
房総半島って意外と近いんだね。お金さえ掛ければだけどさ。