群馬と長野の県境にある活火山・浅間山。
数ヶ月前の噴火以来、活動が活発になってるとの報道がなされている。
今後、さらに噴火活動が活発になると、近づけなくなるかもしれない。
んじゃ行けるうちに行っておこう、ってことで浅間山をメインに群馬方面へ行ってきた。
もう10月なので、さすがに肌寒い。念のため冬向きの装備なので荷物はやや多め。
ジャケットの下にはマイクロフリースを装着し、7:00、出発。
練馬ICから関越道へ乗る。
7:30、三芳PAで朝食。桜エビ天そばに生卵、620円。
上里SAで給油して藤岡JCTで軽井沢方面へ。
9:00、松井田妙義ICで上信越自動車道を降りた。
まず妙義荒船林道へ行こうと思っていたが、いきなり道を間違えた。
分岐してる林道がこっちにもあるし、まぁいいや、とそのまま進む。
妙義山の目の前にある道の駅・みょうぎで小休止。
妙義山麓のワインディングは工事区間こそ多いものの、予想しにくい急カーブが次々と展開されて楽しいコースだった。
ウネウネと進んで、9:25、中之岳林道の分岐に到着。全面通行止めの看板だ…。
ゲートはなかったので行ってみたが、1kmも進まないうちに舗装路に。
ツーリングマップルではハードな未舗装路と紹介されていたが、工事が急ピッチで進められているようだ。
向こうから来たダンプに「あんた、この先で穴掘ってるから通りぬけは出来ないよ」と言われてしまった。
渋々、道路工事ポイントの手前でUターン。
工事区間の向こう側へは、当初予定していた妙義荒船林道からの分岐を経由するしかない。
妙義荒船林道の入口のある妙義湖方面に向かった。
ダム湖の妙義湖へ行く道がなかなかわからず、国道18号を右往左往。
ようやくたどり着いた妙義湖はヘラブナ狙いの釣り人が大勢路上駐車していた。
湖畔を抜けて、10:30、国民宿舎の手前に妙義荒船林道の入口を発見。
「中之岳林道通りぬけ出来ません」って但し書きが。
むぅ、まぁ行けるだけ行ってみよう。
入口からしばらくはフラットだが、やがてガレ気味に。
浅めのクレパスも何箇所かあり、一箇所路肩も陥没していた。
中之岳林道の分岐を過ぎると、さらに交通量が少ないのか草が深くなる。
11:00、中之岳林道の分岐から3kmほど本線を進んだところで大規模な土砂崩れ。
こりゃ無理だ、かんぜんに路面が埋まってる。。あきらめてUターン。
彼方に見える荒船山のトモ岩が唯一の慰め。
行き止まりは全長の半分にも達していない地点だった。
反対からだとどこまで来れるかも知りたい。
国道へ戻り、反対側の入り口を目指すことに。
と、その前に腹が減ってきた。昼飯を食おう。
11:40、『峠の釜飯』で有名な横川のおぎのやへ。
名物の釜飯を注文。旨い。きのこ汁も旨い。
空いた釜が炊飯に丁度よさそうだったが、重いので持って帰るのはあきらめた。
12:00、かなり暑くなってきたので、マイクロフリースを脱いでレッツゴー。
県道92を左に折れ、山道を走ってショートカット。
妙義荒船林道の下仁田町側入口に到着。
実は去年も来たことがあるのだが、その時はゲートを見ただけで断念してしまった。
今回は、どこまでいけるかチェックのため、脇からモゴモゴ…。
松井田側の区間以上に草が茂り、落石も多い。土砂崩れもちらほら。
途中から舗装路になったが、悪路の状況は相変わらず。
数km進んだ地点で倒木があって断念。ノコギリを常備しとけばよかった。
このまま廃道になるのかなぁ…。
入口に戻って県道を北上し、軽井沢へ。
左手に浅間山がちらちら見え始めた。雲でわかりにくいが確かに煙を吹いている。
軽井沢は相変わらずの別荘リゾート地だ。なんともハイソでセレブな雰囲気。
清貧野宿オフローダーにはどうにも肌に会わなそうなので、逃げるように街中を通過。
13:00、渓流沿いの有料道路・白糸ハイランドウェイへ。
通行料210円だが渓流沿いの素敵な道だ。東北の奥入瀬渓谷を思い出す。
「白糸の滝」が途中にあったが、観光客で混んでいたので敢えてスルー。
13:20、白糸ハイランドウェイ終点から、そのまま目の前にあった鬼押ハイウェーの入口へ。
ここも有料道路で通行料は全区間で400円。
浅間山の脇を通る快走路で、万座ハイウェーとあわせて浅間白根火山ルートとも呼ばれている。
噴火の影響なのか、料金所で「鬼押出しまで途中で停車しないでください」と注意された。
間近で浅間山の写真を撮りたいのになぁと思いつつ走ってると、閉鎖中の駐車場近辺の路肩に多数の駐車。
みんな浅間山の写真を撮っている。。僕も一枚ぱちり。
地面を見回したが火山灰が全く見当たらなかった…。
鬼押ハイウェーは上下に多少勾配があるが、ほぼ一直線の道。
がーっと気持ちよく走って、13:30、鬼押出しに到着。
溶岩が凝固した独特の風景が広がる有名な景勝地である。
浅間山の麓で鬼押出し園は通常通り営業中だった。入場料600円。
たしか、ここには以前一度来たことがあったのだが、いつのことだったろうか。
来た記憶はあるのだが、いつ誰と来たのか全く思い出せない…。
誰か「塩犬と一緒に行ったことがあるぞ」って人、いたら教えてね。。
ちなみにここ「世界3大奇勝のひとつ」ってうたい文句だが、「世界3大奇勝」について調べてみると楽しめる。
ベスピオ火山はともかく、桜島やら阿波の土柱やら日本の観光地が何箇所も自称してるのだ。
観光地のうたい文句は話半分に聞かなきゃ駄目だね。
さて、鬼押出し園散策を終えてから鬼押ハイウェーをさらに北上。
14:15、万座・鹿沢口で国道144に合流。
給油の後、つまごいマートというスーパーで買い出しを済ませる。
酒をセブンイレブンで購入しこれで準備万端。
まだ時間的に早かったが、野営地のバラギ高原を目指す。
R144をしばらく西へ進み、看板に従って県道を折れる。
15:00、バラギ高原青少年野外活動センターに到着。
受付を済ませ、利用料金200円を支払う。
温泉の100円割引券をもらえるので実質100円か? 安い…。
支払済みの証となるピンクのリボンを受け取ってから、
200mほど離れたキャンプサイトへバイクで移動。
広々とした芝のフリーサイトだ。トイレも炊事場も立派で清潔そう。
デイキャンプの家族が連れて来ていたチビッ子兄弟にしつこくつきまとわれつつテント設営。
こらこら、テントを叩くでない。あ、体重を掛けて寄りかかっちゃ駄目だってば。
わっ、ペグを抜くな!! ボールを投げ入れるな!!! (゚Д゚#)ゴルァ
設営中、パラパラと雨が降り始めたが気にならない程度ですぐ止んだ。
16:00、夕食の下拵えを済ませてすぐ近くの温泉・湖畔の湯へ。入浴料金は100円割引で400円。
汗を洗い流して、総ヒノキの湯舟でのんびりくつろいだ。
17:30、テントに戻って晩酌&夕食。また雨がパラつき始めたが気にしないでおこう。
今日は時間的にだいぶ余裕があったので、ちょっと凝ったメニューを試してみた。
まず、キノコ御飯。先日、Kannaで教わったばかりの作り方を思い出しつつ初挑戦。
キノコは醤油で先に下味を付けて置く。米とキノコは、ほぼ同量くらいが良いらしい。
水はキノコの水分を考えてちょっと少なめに。あとは普通に炊くだけ。
今回は平茸だが、いつかマツタケで…。
続いてチキンのコーラ煮。これは昔作ったことがある。今日は胸肉を使った。
塩コショウで下味を付けた鶏肉を鍋に入れ、ひたひたになるまでコーラを注ぐ。
後で切り分けるのが面倒だったので、この段階で鶏肉は一口大に切っておいた。
それからキノコが余っていたので、それもついでに投入。
醤油で味を調えつつ、アクを取りながらクツクツ煮込む。
いつもに比べると、ちょっと贅沢な晩餐のような気がする。
これで材料費400円くらい。安いものだ。
あとはビールに地元産の生トマト、小さめのを数個。
コーラ煮は味の染み具合がちょっと不満。煮込みの時間が足りなかったかな。
ビールのツマミ欲しさに、すぐ食べ始めてしまったのが原因である。。
キノコ御飯は醤油の焦げ具合も含めて上手に出来た。
しかし鍋をひっくり返して半分ほど地面にこぼしてしまった。あぁ、もったいない…。
足りない分はビールとトマトで腹を満たした。
食事中に雨脚が強まってきた。むぅ。そのうち止むさ。
食後一眠り。21:00頃に起き出すも、外はまだ雨…。むむぅ。
明日は昼過ぎから雨の予報だが、大丈夫かなぁ。嫌な予感…。