涼む木かげをねがひてぞ行く

さて、8月。梅雨も明けたし出かけるには良さそうな空模様。
東京にいても暑いだけだ。涼を求めるならやはり山が良いだろう。
ほとんど予定も立ててないが、一丁群馬方面にでも出かけてみるか。
ってことで、8:05、出発。
目白通りから関越道へ。9:30、上里SAで小休止。
10:00、前橋ICで降りて市街地を抜ける。
赤信号で停車すると暑さでくらくらしてくる。
一応、原嶋屋総本家に寄ってみたが開店前だった。

焼きまんじゅうの原嶋屋総本家 開店前

焼きまんじゅうの原嶋屋総本家 開店前

赤城山を目指し、県道4号=赤城道路を一路北上。
10:30、観光案内所の公衆トイレで用を足す。
標高が上がるに連れて涼しくなってきた。
木陰に冷された風が気持ちいい。

観光案内所にて 今日は暑くなりそうです

観光案内所にて 今日は暑くなりそうです

赤城道路 爽やかな森林を抜けます

赤城道路 爽やかな森林を抜けます

10:50、赤城山山頂の大沼に到着。
名前のイメージよりはこじんまりしている。水は綺麗だ。
湖畔はキャンプ客や釣り人で賑わっていた。

赤城山大沼 カルデラ湖です

赤城山大沼 カルデラ湖です

水が綺麗ですねー 気持ち良さそう…

水が綺麗ですねー 気持ち良さそう…

11:00、小鳥ヶ島の赤城神社へ参拝。
小奇麗な社殿では何やら祭祀が行われていた。
祭神は赤城大明神を始めとする神様。
山岳信仰に「権現」号は多いけど、「明神」号は珍しいなぁ。

赤城神社 赤城大明神を祀ってます

赤城神社 赤城大明神を祀ってます

大沼に囲まれた小鳥ヶ島の赤城神社

大沼に囲まれた小鳥ヶ島の赤城神社

大沼で折り返すようにして県道16号へ。
小沼を観てから裏道のような隘路を南下する。
幅員は狭く、路肩の雑草の繁り方も酷い。
その上、交通量も意外と多いので油断がならぬ。
11:40、降ったところの赤城神社(縣社)へ出た。

小沼 鬱蒼と繁った森にひっそり佇んでます

小沼 鬱蒼と繁った森にひっそり佇んでます

赤城神社(縣社) 境内にご神水が

赤城神社(縣社) 境内にご神水が

空っ風街道=旧赤城南麓広域農道を左折。
交通量の少ない快走路を東へ進み、11:50、R353に出た。
大間々でR122に合流し、そのまま桐生を目指す。

空っ風街道 逃げ水を追いかけて走ります

空っ風街道 逃げ水を追いかけて走ります

桐生市街の中心部は祭礼のため通行止め。
群馬ソースカツ丼元祖の店・志多美屋に到着したのは12:25。
迂回と駐車ポイント探しでずいぶん手間取ってしまった。
しばらく順番待ちをして座敷の席をあてがわれる。
注文したのは6個入りソースカツ丼の大盛、1130円。
っと、そこへ店員さんから相席のお願いをされた。
現れた男性の雰囲気が只者ではない。醸すオーラが黒洋梨さんに似ている。
『暑いですね、食べ歩きですか』と水を向けたところ、ダー岩井さんのサイトを話題に出された。
話してみればブログを開設してるオフ車乗りで釣り好き・林道好きとのこと。
「釣りキチ四平」さんというHNもダーさんのサイトで見覚えがある。偶然とは面白い。
その場でもデカ盛り店情報をいただいたが、帰宅後ブログを読んでレベルの違いにただ脱帽。
TVでも活躍している大食いのプロの方とは知らなかった。頑張ってください。
さて、ソースカツ丼がやってきた。
乗せられた6個のカツはほどよい厚さと大きさ。
群馬ではキャベツの千切りなどは敷かないらしい。
新潟のタレかつ丼と嗜好性が似ている気がする。
ソースはあっさり味で大盛の丼飯もガツガツ完食。
釣りキチ四平さんは食べ終わって一足お先にお勘定してる。うーん、さすがだ…。

群馬ソースカツ丼元祖の店・志多見屋

群馬ソースカツ丼元祖の店・志多見屋

群馬ソースカツ丼 シンプルでメチャ(゚Д゚)ウマー

群馬ソースカツ丼 シンプルでメチャ(゚Д゚)ウマー

釣りキチ四平さんのバイクを見送って、13:10、出発。
市街地を離れ、県道66号で桐生川ダム方面へと北上。
午後の日差しに焼かれる身を渓流沿いの涼風が癒す。
さらに県道337で山の中へ分け入り、三境林道で峠を越えた。

三境林道 全線舗装ですが楽しい道です

三境林道 全線舗装ですが楽しい道です

三境林道より上毛の山々を望む

三境林道より上毛の山々を望む

14:00、草木ダムの湖畔に出た。
草木橋を渡ってR122に合流。足尾方面に北上する。
橋のたもと辺りによさ気な幕営ポイントを見つけた。一応チェック。

草木ダム 渡良瀬川を堰き止めたダムです

草木ダム 渡良瀬川を堰き止めたダムです

草木橋 左の工事中の辺りが良さ気…

草木橋 左の工事中の辺りが良さ気…

14:20、足尾駅に到着。ここでちょいと休憩。
売店でアイスを買って涼を摂る。んめー。
タイミングよく駅にトロッコ列車も入ってきた。趣があってよろしい。
さて、今日の幕営地だが足尾ダムの上流に目星をつけておいた。
健さんの地図を頼りに仁田元沢林道を目指してみよう。

チョコアイス 冷たくて(゚Д゚)ウマー

チョコアイス 冷たくて(゚Д゚)ウマー

足尾駅とトロッコ列車

足尾駅とトロッコ列車

鉱毒事件で有名な足尾銅山跡を横目に走り、14:45、銅親水公園に到着。
目的地はここからさらに奥なのだが、残念ながら頑丈なゲートで封鎖されていた。
「テレビカメラ監視中」とまで書かれていては、モゴモゴも出来ない。諦めてUターン。

足尾銅山跡 廃墟マニアにはたまりませんなぁ

足尾銅山跡 廃墟マニアにはたまりませんなぁ

渡瀬川の七段の滝 上流に銅親水公園があります

渡瀬川の七段の滝 上流に銅親水公園があります

足尾ダムより上流の林道はゲート閉鎖

足尾ダムより上流の林道はゲート閉鎖

古川橋という史跡の隣の橋から舗装林道舟石線に右折。
峠には幕営候補地になりそうな駐車場があった。ここも一応チェック。
15:10、銀山平に抜けたが山奥への道はやはりゲート閉鎖。残念。

林道舟石線 峠の駐車場からの眺め

林道舟石線 峠の駐車場からの眺め

舟石 この石が地名の由来だそうです

舟石 この石が地名の由来だそうです

R122へ出て少し南へ下り、餅ヶ瀬渓谷も探索してみた。
未舗装林道・餅ヶ瀬線をゲートまで往復するも幕営に適したポイントは見つからず。
ただ、途中に名水があったのは収穫だ。ペットボトルの水を入れ替えておく。

餅ヶ瀬渓谷 入口近くの名水 (゚Д゚)ウマー

餅ヶ瀬渓谷 入口近くの名水 (゚Д゚)ウマー

林道餅ヶ瀬線 今日初めてのダートです

林道餅ヶ瀬線 今日初めてのダートです

うーん、どうしたものか。途中、チェックしておいた草木ダム湖畔にするか…。
R122を南下して16:00、当該ポイントへ到着。
現在は営業していないボート乗り場らしく、公衆トイレがあった。水が出ることを確認。
橋からは良さそうに見えた辺りは工事現場で、作業後は閉鎖されてしまいそうだ。
だが、その手前に小さな公園がしつらえてあった。
国道からも橋からも目立たず、こちらの方がロケーションも好ましい。
うし、ここに決定。工事作業が終わる(おそらく17時)まで時間をつぶそう。
ダム湖沿いを南下して、道の駅・富弘美術館に到着。
併設されたコンビニで買出し。さらに南下して給油も済ませた。
これで準備万端整った。

草木橋下の工事現場 キャンプ場? 公園?

草木橋下の工事現場 キャンプ場? 公園?

道の駅・富弘美術館 ドライブインは変な装飾だらけ

道の駅・富弘美術館 ドライブインは変な装飾だらけ

風呂を求めて国民宿舎・サンレイク草木へ。
…っと、その手前に怪しげな林道を発見。
暇つぶしに往復してみたが、路面陥没に雑草草繁茂で廃道状態だった。
片道3km余り。最後は展開場で行き止まり。
ここで野宿も出来ないことはないが、熊や野犬が怖い。

林道出屏線 四輪は無理です

林道出屏線 四輪は無理です

この季節の林道は雑草に悩まされますね

この季節の林道は雑草に悩まされますね

17:00、国民宿舎・サンレイク草木に到着。
入浴料は500円。子供の団体がいたが丁度風呂から上がったばかりのようだ。
温泉ではなく塩素臭が強かった。まぁ汗が流せりゃ何でもいいさ。
ただ露天風呂の虻の多さには参った。刺されなくて助かった。

国民宿舎・サンレイク草木 子供うるせー

国民宿舎・サンレイク草木 子供うるせー

草木ダムの幕営ポイントへ戻ると既に工事は終わっていた。
しめしめと公園に入ってテントを張る。この公園、最近人が来た気配すら無い…。
入口も判り辛いし、案内もないからなぁ…まぁ、こっちにとっては都合が良いが。

樹に囲まれた段状の部分が本日の幕営ポイント

樹に囲まれた段状の部分が本日の幕営ポイント

こんな感じで設営完了 一晩お世話になります

こんな感じで設営完了 一晩お世話になります

コンビニの品揃えが悪かったため、晩酌は出来合いのツマミとビール・発泡酒。
虫除けスプレーと蚊に効くカトリスを駆使し、夜風に涼みつつチビチビ飲る。
はぁー、今日も一日疲れたー。最後の締めはぺヤングソースやきそば。
ローカルフード・データベースの写真撮影が目的だが、たまにはよかろう。

本日の晩酌 日本酒は飲まず仕舞いでしたが

本日の晩酌 日本酒は飲まず仕舞いでしたが

群馬が誇る至高のカップやきそば ぺヤング

群馬が誇る至高のカップやきそば ぺヤング

お湯を沸かそうとガソリンストーブを準備。ポンピングをしばらくしてたら手応えがなくなった。
メンテナンスキットで分解してみるとポンプの先のゴムパッキンが切断している。
部品を交換して再びポンピングをしてみたが、またしばらく手応えがなくなった。
うーん、どうやらポンプの筒側に凹凸でも出来たのか…。
幸い、お湯を沸かせる程度には内圧は高まっていた。
ガソリンストーブ修理のことに気を取られつつ焼そばを食す。

ガソリンストーブ ポンプ部 壊れちった

ガソリンストーブ ポンプ部 壊れちった

ぺヤングソースやきそば 四角(゚Д゚)ウマー

ぺヤングソースやきそば 四角(゚Д゚)ウマー

水面を渡る涼風がメッシュ越しにテントの中を吹き抜ける。
今夜は心地よく眠れるなぁ…と思った矢先、爆音馬鹿が現れた。
草木橋を何度も往復し谷間に下品なコール音を轟かせている。
さらにはお約束の花火と嬌声。いったい何が楽しいのやら。
何度も去っては現れる。ダムをグルリと回って来てるのだろうか。
結局23時くらいまで喧騒は続いた。全く迷惑極まりない…。
そうそう、迷惑といえばここのトイレ。
現場のおっちゃん、ティッシュは流すなよな。
詰まって困るのはたぶん監督だぞ。

ウナギ放浪レポアップ

もう二週間も前になりますが、土用の丑の日の釣りレポをアップしました。
http://s-dog.net/archives/000393.html
セローの走行距離が先日10000kmを越えました。
暑い季節、エンジンの負担も大きくなりますが酷使しちゃうだろうなぁ…。
さて、明日・明後日の行く先を考えようっと♪

ボクシングって

スポーツじゃなくて、プロレスやK-1みたいなショーになっちゃいましたね。
お金儲けがしたい大人たちに担がれた神輿の上の居心地はどんなものざんしょ。
TBSテレビ以外のマスコミは徐々に叩く側に回り始めましたが、どう収束させるのやら。
まぁ勝負以前に、彼と彼らの言動が問題にされてしかるべきでしょう。
たとえ誰かの演出だったとしても不快すぎます。

Dust to Glory を観てきた

今日も今日とて事務所に来ております。
事務所へ顔を出すのは15時からだったので、それまでの時間を有効活用。
午前中から風魔プラス1世田谷店に赴き、モンベルのライダーパックを購入。
これまで10年以上も使っていたグレゴリーのデイバッグもついに引退です。
っと、ついでに映画『ダスト・トゥ・グローリー / Dust to Glory』の特別鑑賞券1500円も購入。
その足で渋谷へ行き昼飯を食べて映画を見てきました。
この映画は、BAJA1000(バハ1000)というオフロードレースに関わる人々を描いたドキュメンタリー映画です。
1000マイル=1600kmもの砂漠を32時間以内に走り抜ける過酷なレース…オフ車乗りならご存知の方も多いでしょう。
ちなみにこの映画での優勝者のタイムは16時間弱。クレイジーです。
手に汗握るレースシーンも、微笑ましいチームメイトや家族の描写も楽しめました。面白かったー。
さっき寄ってきた風魔プラス1世田谷店の店長さんはそのレースに何度も出場してるそうで、
以前2位に入賞した時のマシンが展示されてました。(残念ながら展示は今日まで)
XR250、エンジンはノーマルだったんですねぇ…。
そのバイクと一緒にBAJAの砂もありました。触ってみましたが、砂浜の白砂のような細かさ。
「シルト」と呼ばれ、映画でも言及されてるBAJA名物の砂だそうです。
こんな砂地をあんなスピードで1600kmも走るなんて…狂ってます。(><)

FUMA+1のBAJA参戦マシン カックイー

FUMA+1のBAJA参戦マシン カックイー

シアターN渋谷 こじんまり&小奇麗な映画館です

シアターN渋谷 こじんまり&小奇麗な映画館です

この映画、シアターN渋谷他、各地でロードショーの予定ですので、興味ある方はぜひご覧下さい。
映画を見終わった後、事務所までセローで戻ったのですが、ついスピードを出し過ぎそうに…。皆様、ご注意下さいませ。

鉄板麺を食べてきた

今日は昼過ぎから仕事でしたが、午前中にYSP新宿西でリアブレーキのパッド交換をしてきました。
で、朝飯兼昼飯で赴いたのが東中野の大盛軒。注文したのはここの名物・鉄板麺800円。
鉄板麺とは学生の頃からこのエリアへ来ると食べてるメニューです。
半ラーメンとライス、そしてキャベツなどの野菜と豚ばら肉が盛られた熱々鉄板のセット。
ただの野菜炒めと侮る勿れ、これが他所では味わえない代物でして。
まず濛々と湯気が立ってる肉野菜の真ん中を穿り、そこに生卵を割りいれるわけです。
で、さらにセットに付いてきた揚げニンニクチップをパラパラと乗せるわけですよ。
お店が推奨しているように好みでタバスコを掛けましょう。ちょっと多めかな…と思う程度が丁度良し。
鉄板が熱いうちにコレデモカというほど混ぜ混ぜして…はい、卵が良い感じで固まって来ましたねぇ。
んじゃ、それを御飯に乗っけて食べちゃって下さい。あ、口の中を火傷しないように気をつけて!
古きよき時代を感じさせるシンプルなラーメンも、なかなかのもんですよー。

東中野駅東口を南に出てすぐ目の前・大盛軒

東中野駅東口を南に出てすぐ目の前・大盛軒

鉄板麺 熱々で(゚Д゚)ウマー

鉄板麺 熱々で(゚Д゚)ウマー

いやぁ、暑い日に熱いもの食べるってのも良いですねー。
B級グルメ好きには味・ボリュームとも満足いただけるかと思いますです。はい。
店員の愛想は悪いけど、まぁそういう店っちゅうことで。

今週末は

今週末は会社に顔を出さなきゃならなくなりまして、待機ってことになりそうです。
先週のウナギ釣りのツーレポでも書き散らすとしますかね…。
高校野球静岡大会で母校が準決勝まで勝ち進みました。
あと二つで甲子園。頑張って欲しいなぁ。

富士川ツーレポ二日目UP!

遅くなりました。先々週の富士川ツーレポの続きです。
http://s-dog.net/archives/000382.html
さて、そろそろ夏休みの予定を詰める時期ですね。
私は8/26から9/3までの九日間が休みで、北海道に行くことにしました。
休み半ばで東北に渡ることも考えたのですが、結局全日程フルに北海道です。
フェリーの予約も済みました。二回目の北海道、いまから楽しみです。

ボヘミアン・ラプソディ

今度の日曜日は土用の丑の日、鰻の日。
ってことで、外道仲間と鰻の夜釣りに行くことになった。
向かうは静岡中部エリア。事前情報はほとんどなし。果たして釣れるのか?
土曜日の朝・9:30、自宅近くのコンビニで怪人M氏・手下F氏と待ち合わせて出発。
環七からR246を経て、東名高速で一気に西へ。
10:55、中井PAで小休止。11:55、富士川SAで休憩。
雨上がり直後だろうか、地面が濡れている。
まだ曇り空だが、これから暑くなりそうだ。

富士川SA 富士山は見えず

富士川SA 富士山は見えず

バイクさんも毎回お疲れ様ですなぁ

バイクさんも毎回お疲れ様ですなぁ

12:35、焼津ICを降り、焼津駅でジムニーのMr.mudさんと合流した。
R150を南下して、13:00、お好み焼き店・えのきに到着。
昼食に焼そばと静岡おでんを食す。串に刺さった具にダシ粉を掛けてモグモグ…。
この種のおでんを子供の頃から食べなれている僕にとっては懐かしい味だ。
一品50円前後。コストパフォーマンスが良すぎるぜ! 焼そばも美味い!

焼津のお好み焼き店・えのき

焼津のお好み焼き店・えのき

出汁がよーく滲みてます

出汁がよーく滲みてます

静岡おでん メチャ(゚Д゚)ウマー

静岡おでん メチャ(゚Д゚)ウマー

今回も焼そば食べちゃいました

今回も焼そば食べちゃいました

食べ終わって、13:35、出発。
R150を西南へ進んだが、渋滞が激しいため並行して走る県道31号に避難。
大井川を渡り、14:10、吉田漁港に到着した。
ざっくりと偵察してみたが海が近すぎて、ちょっとウナギには向いてなさそう。
車1台・バイク3台が前後になって、湯日川近辺の釣り場を探す。

吉田漁港 湯日川の河口の小さな港です

吉田漁港 湯日川の河口の小さな港です

14:50、大幡川河口の水門近くに釣り座を決定。
薮蚊が多いなか、荷物を降ろして竿を出す。
ドカシーを敷いて、ビーチパラソルで日除けを作って…ふぅ、ひと段落。
ようやく落ち着いたところで、頃合を見計らって買出しへ。
鯔か鯉か大きな魚が時折跳ねるが、それらしいアタリは無い。
流れるゴミが引っかかって竿先の鈴を鳴らす程度。
夜が本番だ、焦る必要はあるまい…と思ってたのだが、甘かった。

大幡川河口付近 マッタリしてたんですけど

大幡川河口付近 マッタリしてたんですけど

16:50頃、さっきから付近をウロウロしていたおっちゃんがこっちにやってきた。
「何か釣れたか?」とでも聞かれるかと思ったら、あに図らんや。
迎撃したmudさんに「ここは俺の縄張りだ」と主張しはじめた。
そういえば荷物満載のリアカーが水門の脇に置いてあった。
恐らく今夜の寝場所を心配してるのだろう。移動して欲しいと嘆願される。
縄張りでは仕方あるまい。日が暮れかける中、移動開始。
安住の地を求めて流浪の一夜の狂想曲が始まった。

縄張りじゃしょうがないな( ´∀`)

縄張りじゃしょうがないな( ´∀`)

おっちゃん、ゆっくり寝れたかな…?

おっちゃん、ゆっくり寝れたかな…?

湯日川親水公園などチェックするもどうも釣り場としてはよろしくない。
グルグルと周辺を探った挙句、17:40、さっきの釣り場の少し上流で釣る事にした。
しばらく竿を出してすぐmudさんが一匹ウグイを上げた。
が、水深が浅すぎるし、コンクリートの護岸だしでウナギは難しそうだ。
移動前にも増して薮蚊が多く、このまま一晩釣るのは辛い。

湯日川親水公園 キャンプできれば最高なんですが

湯日川親水公園 キャンプできれば最高なんですが

大幡川 ボラの群れが泳いでました

大幡川 ボラの群れが泳いでました

19:00頃、地元釣り師が様子を見に現れた。
ウナギについて聞いてみると、少し西の勝間田川の方が良いとアドバイスされた。
いそいそと荷物をまとめて、また移動。
完全に日が暮れた中、R150を西に走り、19:20、勝間田川に到着。
キビレ狙いの釣り人に混じってチビチビ飲みながら竿を出す。
蚊もいないし、朝までのんびり出来そうだなぁ…と思ったのだが。

mudさん謹製 ウォッカ・レモンハイ (゚Д゚)ウマー

mudさん謹製 ウォッカ・レモンハイ (゚Д゚)ウマー

つまみに買った黒ハンペン

つまみに買った黒ハンペン

21:30、手下F氏がチビウナギを釣り上げたがあまりに小さいのでリリース。
それぞれの竿にアタリもあったが、残念ながら根掛かりばかり。
夜も更けて、ウツラウツラと雑魚寝体制に。

30cmも無いチビウナギ でっかくなって戻って来いや

30cmも無いチビウナギ でっかくなって戻って来いや

暗闇に竿を出す外道バスターズ 眠い…

暗闇に竿を出す外道バスターズ 眠い…

0:00頃、いきなりポツポツと雨が降り始めた。
釣れる気配も無く、天候悪化の予感がしたので、思い切ってまた移動することにした。
荷物を撤収して、0:15、寝場所を求めて深夜行に出発。
地図で大井川に目星を着けたが、河川敷へ降りる道を探すのに手間取った。
0:35、富士見橋・R150の真下に、ようやく安息の地を見つけた。
大き目の石がゴロゴロする河川敷にドカシーを広げてマットを並べる。
っと、見る間に雨が強くなってきた。早めに避難して助かった。
一旦、四人で横になってみたものの、横風が吹き始め寝顔に水滴が掛かり、どうにも具合が悪い。
起きなおしてバイク3台を支柱にmudさんのタープを張って、ここに大井川難民キャンプが完成。
ここでも蚊の多さに辟易しつつ、四人で肩を寄せ合って不安な一夜をグーグー安眠。

大井川難民キャンプ そっとしてあげて下さい

大井川難民キャンプ そっとしてあげて下さい

橋にはところどころ排水ポイントがあるようで…

橋にはところどころ排水ポイントがあるようで…


翌朝、まだ雨は降っていたが、撤収しているうちにほとんど止んだ。
200mほど歩いて大井川を見に行くと、濁流で川幅が一杯に広がっていた。
うーん、迫力あるなぁ…。

翌朝の大井川 増水危険なり

翌朝の大井川 増水危険なり

8:05、朝飯を食べに出発。
R150から県道416を経て、8:25、小川港・魚河岸食堂に到着。
魚河岸定食・駿河定食・まぐろ中トロ丼と狙っていたメニューは残念ながら販売時間前。
手下F氏はピリ辛カツオ丼。僕と怪人M氏は黒ハンペンフライ定食。
Mr.mudさんは…あれ? 何を食べてたか忘れてしまった…(汗

小川港・魚河岸食堂 早朝営業が嬉しい♪

小川港・魚河岸食堂 早朝営業が嬉しい♪

黒ハンペンフライ B級で(゚Д゚)ウマー

黒ハンペンフライ B級で(゚Д゚)ウマー

食べ終わって、9:05、帰途に着く。
mudさんの先導で大崩海岸から久能海岸へ続く海沿いのルートを進む。
清水市街を抜け、R1バイパスに復帰する地点で山梨方面のmudさんとはお別れ。
10:00、清水ICから東名高速道路に。愛鷹の辺りから細かな雨が降り始めた。
沼津から御殿場に掛けて霧雨に濡れながら進む。
足柄SAや海老名SAで仮眠と給油。自宅へ戻ったのは14:00過ぎだった。
今日は土用の丑の日、鰻の日。釣れはしなかったが食べておきたい。
バイクの荷物を降ろしてから怪人M氏を誘って沼袋へ。川廣の鰻蒲焼・持ち帰りで1800円。
とても美味しかったが、鰻の名産地・吉田町で土産を買ってこなかったことが悔やまれる。
うなぎケーキ…移動移動でうっかり忘れてしまったんだよなぁ…。

たまにはナイターでも♪

三連休の二日目でツーリングを切り上げたため、三日目の今日は特に予定はありませんでした。
とりあえず午後3時から知り合いの芝居が高円寺で上演されるので、それを観るか…
と思ってたところへ、お昼過ぎに友達からナイターのお誘いが。
雨が心配でしたが、曇り空で大丈夫かなと芝居の後に神宮球場へ出かけてみました。
駅へ着いたら早速雨。試合開始前から終了までずーっとそのまま降り続きました。
ヤクルト-広島戦だったのですが、その友達は広島ファンなので必然的に広島側の外野席に。
試合続行さえ危ぶまれる雨の中、ずぶ濡れになりながら声援を送りましたが…

グランドシートの撤去 何となく彼らに親近感を

グランドシートの撤去 何となく彼らに親近感を

3回に6点奪われて以降「試合中止にしろ」の掛け声

3回に6点奪われて以降「試合中止にしろ」の掛け声

結果は10対1で広島の負け。3回に6-0になった時点で帰り始める人が現れました。
9回になると回りも閑散と…屋根のある場所でテレビの中継を見てる人々も沢山おりました。
友達も雨と敗戦でテンション下がりまくり。

すぐそこでやってるナイターをテレビ中継で観戦する人々

すぐそこでやってるナイターをテレビ中継で観戦する人々

実はプロ野球のナイターは初観戦だったのですが、なかなか楽しめますね。
自分から行こうとすることはないでしょうけどw

いじわる雨の日曜日

夜半過ぎからとうとう雨が降り始めた。
川の増水が気になり、どうしても眠りが浅くなってしまう。
6:00頃に起き出して飯を炊く。おかずは”お袋”ならぬ”袋”の味・レトルトカレー。
モグモグと食べ終わってテントを撤収。

朝飯はひさびさのレトルトカレーっす

朝飯はひさびさのレトルトカレーっす

新テントもデビュー早々雨で濡れちゃいました

新テントもデビュー早々雨で濡れちゃいました

一時的かも知れないが、すでに雨は止んでいた。
離れた位置に停めたバイクまで、二回に分けて荷物を運ぶ。疲れるなぁ。
コンビニでゴミを処理して、7:50、出発。蒸し暑いのでTシャツのまま。

段々と使用感が…半年前は新車だったのになぁ

段々と使用感が…半年前は新車だったのになぁ

濡れたアスファルトで猫が物憂げに涼んでました

濡れたアスファルトで猫が物憂げに涼んでました

R52に出て山梨県南部町に突入。
富士川を遡って、8:05、道の駅・とみざわでトイレ休憩。
林道を目指して県道801を山間部へ向かうと、やがて雨が降り出した。
路肩のスペースに停車してジャケットを着る。雨具を出すほどではなさそうだ。
奥山温泉の案内に従って進む。

道の駅・とみざわ こじんまりしてました

道の駅・とみざわ こじんまりしてました

奥山温泉が林道の目印 進めや進め

奥山温泉が林道の目印 進めや進め

渓谷を走り抜け温泉をスルーして、8:40、剣抜大洞林道の入り口に到着。
最高度1100m弱の峠越えロングダートである。
高度を上げるとさすがに涼しくなってきた。
幅員は広く、路面も概ねフラットで走りやすい。

福士川渓谷沿いに奥山温泉目指して遡ります

福士川渓谷沿いに奥山温泉目指して遡ります

剣抜大洞林道 15km余りのロングダート

剣抜大洞林道 15km余りのロングダート

幕営にも使えそうな広場がありました

幕営にも使えそうな広場がありました

雲で景色が見えないのは残念

雲で景色が見えないのは残念

雨はもう止んでいたが雲が残っている。
晴れてたら景色がいいのだろうなぁ。
9:10、峠付近から分岐する篠井山線のピストンを往復した。
砂利が深めでやや走り辛い。

剣抜大洞林道 峠付近のトラバース路

剣抜大洞林道 峠付近のトラバース路

林道篠井山線分岐 数百mのピストンダート

林道篠井山線分岐 数百mのピストンダート

峠の先は下り勾配の林間ダートが続く。
やがて渓谷沿いの道になり、9:45、起点に到着した。
十枚荘温泉を横目にそのまま直進してR52を横断。
富士川を渡って右折し内船の集落へ向かう。

湿度100%の森を征く

湿度100%の森を征く

林道剣抜大洞線 起点

林道剣抜大洞線 起点

9:55、こばやし焼きそば店に到着。
Mr.mudさんからかねがね強く勧められていた老舗焼そば店である。
安くて美味しい庶民の味方、地元民には『コバヤキ』の愛称で親しまれているとのこと。
開店まで5分ほど時間をつぶしてから一番に入店。
虫養いに肉焼きそば320円を注文。朝飯を食ったばかりなので軽めにしておいた。
お姉さんが調理した焼そばを目の前の鉄板まで運んでくれ、熱々を食べる。
んー、美味い! ネットで調べたところによると元々富士宮に縁のある店らしい。
固めの麺にダシ粉…確かに似てる。文化伝播の実例のようで面白い。
それにしても最近、ツーリング先の食事に焼きそばが多いなぁ…。

こばやし焼きそば店 次回はお好み焼きも…♪

こばやし焼きそば店 次回はお好み焼きも…♪

コバヤキ メチャ(゚Д゚)ウマー

コバヤキ メチャ(゚Д゚)ウマー

食べ終わって、10:15、佐野峠・方面の林道へ出発。
※ 今回も林道浪漫MAPを参考にしました。健さんに感謝!
内船から幅員の細い急勾配の舗装林道を登ると、最後に立派な舗装林道に出た。
一部で噂の林道三石山線だ。左折して北へ進むと掘削中だった。
最後の数百mを残して全て舗装済み。残念。

林道三石山線 作るそばから舗装かよ

林道三石山線 作るそばから舗装かよ

富士川流域・内船集落を望む

富士川流域・内船集落を望む

10:45、佐野峠にあった立派な駐車場でトイレ休憩。
健さんの地図によると富士山の眺めが良いらしいが、残念ながら雲しか見えない。
南へ伸びるピストン林道・佐野峠思親山線をこなしてから上佐野へと下る。

佐野峠 東屋とトイレがあって展望良好

佐野峠 東屋とトイレがあって展望良好

林道佐野峠思親山線 ゲートはオープン

林道佐野峠思親山線 ゲートはオープン

霧だらけで何も見えねー!

霧だらけで何も見えねー!

左が林道佐野峠樋之上線 今回はパス

左が林道佐野峠樋之上線 今回はパス

しばらく降って舗装路がようやくダートになった。
分岐している西乗林道北線はチェーンで閉鎖されていた。
西乗林道南線を抜けて上佐野の集落を左折。

林道西乗林道南線

林道西乗林道南線

林道脇に咲いていた蛍袋 (ほたるぶくろ)

林道脇に咲いていた蛍袋 (ほたるぶくろ)

佐野林道へ向かったが、ここもチェーンゲートで通行止め。
むぅ…このエリア最長ルートがお預けとなってしまった。
仕方なくY字路右側のピストン・栃広林道を往復。
欲求不満を僅かに解消…できたかなぁ…?

佐野林道は通行止め 残念無念

佐野林道は通行止め 残念無念

2km余りのピストンダート・栃広林道

2km余りのピストンダート・栃広林道

このエリアから退出するため、天子湖方面へ南下。
石神峠線の分岐はスルーしたが、三石山線の分岐を何故かフラフラと右折。
気の迷いで見覚えのあるT字路まで戻り、来た道を下る。
12:50、内船に帰還し、県道10号を右折。
一瞥した小林焼そば店は駐車場が埋まって混雑していた。

林道三石山線 八木沢側の分岐

林道三石山線 八木沢側の分岐

そのまま県道を富士川沿いに北上。交通量が少なくて気持ちいい。
13:00、身延駅前に到着。丁度、腹も減ってきたのでここで昼飯。
駅前のゆたか屋でうな丼とうどんのセット1100円を食す。
混雑している人気店だけあって無難に美味い。
デザートのライチが凍ってたが、丁度暑かったのでそれもまた良し。

身延駅前の食事処 ゆたか屋

身延駅前の食事処 ゆたか屋

うな丼セット (゚Д゚)ウマー

うな丼セット (゚Д゚)ウマー

13:35、食事を終えて身延山久遠寺へ向かう。
13:45、駐車場に到着。バイクだが四輪と同じく300円取られた。
質実剛健な本堂に絢爛豪華な棲神閣、多種多様な堂宇があった。
門前から周辺に広がる宿坊の数にも驚かされる。

身延山久遠寺 三門

身延山久遠寺 三門

近世建立された本堂ですが重厚な趣きです

近世建立された本堂ですが重厚な趣きです

祖師堂 別名・棲神閣

祖師堂 別名・棲神閣

14:10、出発。R52に合流してさらに北上。
R300を右折して富山橋で富士川を渡る。
この辺の河川敷もいざとなったら幕営に使えそうだ。

身延町付近の富士川河川敷

身延町付近の富士川河川敷

県道415を右折して、信玄公の隠し湯・下部温泉郷へ。
14:35、下部温泉会館に到着。入浴料300円を支払って身体をほぐす。
無味無臭、癖の無いお湯だった。風呂から上がって、休憩しながら天気予報を確認。
明日はどうも天候が崩れそうだ。ツーリングを二日で切り上げることも検討するか…。

下部温泉会館 入浴料300円

下部温泉会館 入浴料300円

15:10出発。
田貫湖・朝霧高原方面へ抜けるつもりで猪之頭林道を進む。
断崖絶壁の舗装林道をエッチラオッチラ登ってみたが、県境のトンネルで通行止め。
告知の看板はここまでにもあったが、工事での通行止め予告と並べられると判りにくいぞ。

猪之頭林道 予告の先の区間で通行止め中

猪之頭林道 予告の先の区間で通行止め中

トンネル手前でゲート封鎖 静岡県へは抜けられず

トンネル手前でゲート封鎖 静岡県へは抜けられず

再び、下部温泉郷に戻ってきたのは16:00。往復で一時間も費やしてしまった。
この時点で今日中に帰る事を決定した。雨の中で幕営してまで留まる距離のエリアではない。
R300=本栖みちへ出て北上。16:10、道の駅・しもべで小休止。

道の駅・しもべ BBQ用の施設があるようです

道の駅・しもべ BBQ用の施設があるようです

巨峰ソフトでクールダウン

巨峰ソフトでクールダウン

ワインディングを登って、16:40、本栖湖の展望台に到着。
意外にも富士山の姿が見えた。昨日今日とも期待していなかっただけに嬉しい。
湖畔を下って、R139との三叉路のGSで給油。

本栖湖より富士山を望む

本栖湖より富士山を望む

R139を吉田町方面に進んだがかなり激しく渋滞していた。
モゴモゴしながら前進し、17:00過ぎ、紅葉台の展望台に寄り道。
富士山は再び雲に覆われて全く見えない状態である。
有料の展望台には登らず終いだが、往復のダートは面白かった。

紅葉台・展望台 雲で全然ダメ

紅葉台・展望台 雲で全然ダメ

紅葉台ダート やや荒れ気味

紅葉台ダート やや荒れ気味

せっかくだからうどんを食べて帰ろうと思い、中央道のICはスルー。
17:30から20分ほど富士吉田をグルグル回って、営業しているうどん屋を探す。
が、日曜のこの時間、よさそうなお店がなかなか見つからず。
諦めかけた、17:50、ある店の前で散歩中のおじさんが声を掛けてくれた。
「なんだ、うどん食べにきたんか? 店終わったが茹でてやろうか?」
ラッキー♪ 目の前の店・うどん織花の店主だった。
出汁が切れたので『湯だめ』という食べ方でよいか、と聞かれたので快諾。
暖簾が仕舞われたお店に入って待つことしばし、大盛りの麺が湯を張った丼に入れられてきた。
それに鰹節とおろし生姜を乗せ、醤油を好みで掛けて食べるのがこのお店の「湯だめ」。
釜揚げや讃岐の湯だめのように付け汁があるのかと思ったが違うようだ。
昔からこの辺りでは一般的な食べ方らしい。麺の味を味わうには丁度良いかも。
ついでに余った具のかき揚げと肉もサービスに付けてくれた。
親切にされるとどうにも弱いんだよなぁ。また来ようっと♪

うどん織花 親切にしていただきました、感謝!

うどん織花 親切にしていただきました、感謝!

湯だめうどん 生姜が効いてて(゚Д゚)ウマー

湯だめうどん 生姜が効いてて(゚Д゚)ウマー

18:15、食べ終わって出発。中央道をずっとモゴモゴして東へ一路。
帰宅したのは20:00過ぎ。幸い最後まで降られずに済んだ。
ちなみに翌日の山梨南部は酷い雨になったようだ。早めに切り上げて正解だった。
まぁ、結局ナイター見に行って濡れたけど。

メイン・ストリームのなまず者

今年も海の日を絡めた三連休がやってきた。
三連休ってのは年間を通して何回もあるものではない。
せっかくの機会なので宮城への遠征を狙っていたのだが、どうも天気予報が芳しくない。
決行しようか近場で済ませようか直前まで悩みまくり。
悩みすぎて前夜の明け方まで眠れず、土曜日の朝、目が覚めたのはなんと9:30だった。
三日の中で最も天気が良さそうな初日にいきなり寝坊だ。
おっとり刀で荷造りして家を出たのは11:45。
我ながら出発が遅すぎ。ばかもの。
目的地は漠然と富士山の周囲。とりあえず東名高速道路で御殿場を目指す。
環七も東名も大渋滞。連休初日だからしゃあねぇか。それにしても暑いなぁ。
ジャケットを脱いでTシャツで走っても強烈な熱風でクラクラする。
そういえば、今回からラフ&ロードのAQA-DRYサイドバッグを採用した。
完全防水で容量もUP。とりあえずは良い点ばかり。

中井PAで小休止 暑いよぉ

中井PAで小休止 暑いよぉ

朝から何も食べていないが我慢してひたすら走り、御殿場で東名を降りた。
西へ進んで市街地を抜け、14:00、魚啓に到着。
昨年、冬の林道オフ会で参加者に教えていただいたお店だ。
しかし、すでに昼の営業は終了。泣く泣く空腹を抱えながら後にした。
あぁ…おまかせ丼が食べたかったのに…。腹減った~。

御殿場・魚啓 いつか必ず行くぞー

御殿場・魚啓 いつか必ず行くぞー

代わりに狙うは富士宮焼きそば。
ただ涼しそうだという理由だけで富士山スカイラインをルートに選択。
自衛隊の演習場を抜けて、ガーっと西へ。寄り道はなし。
雲で富士山も姿を見せず。でもバイクは良く見かけた。

富士山スカイライン さすがに涼しいです

富士山スカイライン さすがに涼しいです

富士宮市街を右往左往して、15:00、浅間大社門前・お宮横丁に到着。
焼きそば専門店・すぎ本で注文したのは焼きそば大、500円。
富士宮焼そばの特徴とされる水分少なめの麺は健在だ。
イカにキャベツに桜海老に青海苔に出汁粉…。うーん、やっぱ美味い。
自由に飲める富士山の伏流水も冷たくて嬉しい。はぁ、落ち着いた。

老舗・すぎ本 お宮横丁店

老舗・すぎ本 お宮横丁店

富士宮焼きそば メチャ(゚Д゚)ウマー

富士宮焼きそば メチャ(゚Д゚)ウマー

食べ終わってから浅間大社へ参拝。
ご存知、富士山を祀る日本でも有数の古社である。
木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)が御祭神。
富士山が見えないのが残念だなぁ。

駿河国一宮・浅間大社

駿河国一宮・浅間大社

社殿は徳川家康公が寄進したそうです

社殿は徳川家康公が寄進したそうです

近所の釣り道具屋でミミズを購入し、さっきの伏流水をペットボトルに汲んで準備OK。
15:40、出発。幕営予定地を目指して芝川まで一気に走る。
10分ほどで富士川のとある河原に到着。川遊びをしている家族が一組いた。
以前、Mr.mudさんに教えてもらったナマズの爆釣ポイントでもある。
河原へ続く坂道をバイクで下りたが、これが失敗。
テントを張った後、買出しのため道路に戻る際にヒルクライムで失敗死にそうな思いをした。
短い助走距離にフカフカで崩れる路面。転倒こそしなかったが、15分ほどの格闘でクタクタになった。
さらにサイドバッグを固定するバックルのせいだろうか、シートが本体から外れてしまった。
後部をフェンダーの内側から固定するボルトが行方不明だ。
うーん、まぁ、乗ってるだけなら問題ないが…。

ナマズ爆釣の幕営ポイント 増水注意

ナマズ爆釣の幕営ポイント 増水注意

なんてことなさそうな坂道ですが懲りました

なんてことなさそうな坂道ですが懲りました

フラフラしながらコンビニで買出しを済ませ、ついでに産地直売所で白桃を二個買った。
バイクは河原から一段高い場所に停車。横着せずに最初からこうすればよかった。
テントに戻って海パンに履き替え、川でしばらく行水。冷たい水が滅茶苦茶気持ちいい。
身体がクールダウンしたところで、さっき買ってきた白桃にかぶりついた。
これが美味い。美味すぎる。爽やかな甘さの果汁が口の端から溢れ落ちる。
嗚呼、癒されるー!

白桃 もうなんというか単純に(゚Д゚)ウマー

白桃 もうなんというか単純に(゚Д゚)ウマー

泳いだ後は海パンをテントの上で干しました

泳いだ後は海パンをテントの上で干しました

落ち着いたところでビールを飲みながらブッコミ釣り。餌は取られるがアタリがない。
マッタリしてると一人のおっちゃんがわざわざ河原へ降りてきて話しかけてきた。
沼津から来たそうで、海釣り好きだそうだ。
釣れそうにないと思われたのだろう、暗くなる前に帰っていった。
っと、おっちゃんが消えたとたんにアタリがあった。
『結構、重いなぁ』と抜き上げたのは50cmを優に越えるナマズ。
うーん、でかい。とりあえず網に入れて生かしておこう。

50cmオーバーのナマズ ゲットだぜ!

50cmオーバーのナマズ ゲットだぜ!

錦鯉だろうか40cmくらいの白い魚影も…

錦鯉だろうか40cmくらいの白い魚影も…

話は変わるが、今回テントも新型のムーンライト3に新調した。
フルフライになった点とポールの収納サイズが縮まった以外にも細かな変更点が多い。
まぁ、酷い雨風に遭遇しなければ評価は確定できないが、総合的には良くなったかも知れない。

新型ムーンライト3 フルフライになりました

新型ムーンライト3 フルフライになりました

これまで金属フックだった部分は直線的な部品に

これまで金属フックだった部分は直線的な部品に

ポールと本体を結ぶベルクロもこんな部品に

ポールと本体を結ぶベルクロもこんな部品に

フライの張り縄は二段構造で使いやすくなりました

フライの張り縄は二段構造で使いやすくなりました

内部の小物入れの位置は旧型の方がよかったかな…

内部の小物入れの位置は旧型の方がよかったかな…

閑話休題。ナマズ釣りは結局その後アタリ無し。
19:00過ぎ、さっきのナマズを捌くことにした。南無。
なるべく平らな石をまな板代わりに、カッターナイフ一本でナマズを下ろす。
ヌメリが酷いわ、首の骨が固いわで一苦労。それでも何とか三枚に下ろし、サクができた。
釣り道具を撤収してテントに戻り調理開始。

不気味な斑(まだら)の皮が食欲を減退させますね

不気味な斑(まだら)の皮が食欲を減退させますね

ナマズはウナギよりは淡白で癖のない白身の魚だ。
蒲焼や天ぷらが定番だが、キャンプだと流石に難しい。
今回は、まず塩コショウとバターでソテー風にしてみた。が、川魚特有の臭みが気になる。
まな板代わりに石を使って肉に砂でも着いたのだろう、食感がジャリジャリするのも気になる。
むぅ…こりゃ失敗かな…と諦めムードで醤油をジャっと掛けてバター醤油にしてみた。
…( ̄~ ̄;) ウーン
美味い! 臭みが消えて、無茶苦茶美味い!
ジャリジャリ感も気にならなくなるほど美味い! 特に分厚い皮が美味い!!

ナマズのバター醤油焼 (゚Д゚)ウマー

ナマズのバター醤油焼 (゚Д゚)ウマー

ムシャムシャと半身を平らげ、いよいよ炊飯…というところで満腹中枢から停止命令。
明るいうちから晩酌していたため、枝豆と酒とさっきのナマズで腹一杯になってしまった。
うーん、仕方ない。御飯は明日の朝食に回そう。
ナマズの半身はクーラーが無いため捨てざるを得ず。本当にごめんね、ナマちゃん。(;_;
テントの中で一休みして、21:15、明日に備えて給油へ出かけた。
富士川沿いに降ったがなかなかGSが無い。
結局R1直前の蒲原まで13kmも走ってしまった。
帰り道に道の駅・富士川楽座で飲み水も補給。夏はやはり水分の消費が早い。
テントに戻ると河原の風が止んでいた。ちと暑いが都会よりはずっとましだ。
エアマットに寝転がるだけで、シュラフもシュラフカバーも今夜は要りそうに無いな。

ありゃま、オシムの通訳ってば…

ジーコ監督の後を受けサッカー日本代表の監督就任がほぼ決定したオシム監督。
いよいよ具体的なスタッフ選びの段階になりましたが、コーチ以外に通訳の去就も注目されてるようですね。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2006/06/26/02.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060702-00000010-spn-spo
間瀬秀一氏…「オシムの言葉」って本にも登場して有名になったようです。
詳しくは書けないのですが実は彼を個人的に知っておりまして(向こうは波乱の人生なので覚えてないかもw)
いや、もう、情熱と努力の塊でした。私とは正反対。近づくと熱くて火傷しますよ。
うーん、ジェフも手放したくないだろうけど、日本代表のスタッフになって欲しいなぁ。
日本代表のメンタル面が確実に強くなると思いますよ。無理かなぁ。

ウナギ釣り@…江戸川!?

えー、今週末は遠州でのウナギ釣りを予定してましたが、もろもろの状況判断により釣り場変更。
舞台を江戸川に移し、ごく近場でのチャレンジとなりました。
土曜日の昼過ぎから怪人M氏と連れ立って都心を横断。
途中で餌のドバミミズを購入して江戸川河畔に到着。
ウナギ釣りは夜がメインなので日が高いうちはアタリがなくても当たり前。
…が、日が暮れてもアタリがありませぬ。怪人M氏が大型のハゼを一匹釣っただけ。
本日、休日出勤で仕事をしてきたmudさんも20:00~23:00の間、合流しましたが戦況は変わらず。

江戸川です のどかなもんです

江戸川です のどかなもんです

結局、仮眠を取ったりしつつ夜が明けるまで竿を出してしまいました。
涼しい微風が吹き、蚊もほとんどいないので快適にゴロ寝できました。
釣果は朝マズメに私の竿にヘラブナが掛かっただけ。
怪人さんは食べたそうにしてましたが、放流してしまいました。
帰宅後調べてみましたが、こんな料理を供する民宿もあるんですねぇ…。

外道のヘラブナでーす

外道のヘラブナでーす

残念ながらウナギは最後まで姿を見せず終い。
22・23日に静岡方面へ改めて挑戦するつもりなのですが、それまで蒲焼はお預けのようです。

ブレイブ・ストーリー

一週間ほど前から読み始めた宮部みゆきの小説『ブレイブ・ストーリー』。
ようやく読み終わりました。あー、面白かったー。
宮部みゆきの作品はこれまでミステリーしか読んだことがなかったのですが、
この作品は『ハリーポッター』や『はてしない物語』のような現実と異世界を巡る冒険ファンタジーです。
今週末からアニメ映画で公開されるらしく書店に平積みされてたのをつい手に採ったんです。
上・中・下の3巻なんですが読み始めたら引き込まれてしまいました。
主人公は小学5年生の男の子で、運命を変えたくて幻界(ヴィジョン)という世界を旅するのですが、
その異世界へ至る前の現実世界の描写に全体の4分の1を費やしてます。
両親を含めた大人たちの描き方なんてのはさすがです。感服。
テーマや異世界の設定はありきたりですけど、素直に真正面から取り組んでる辺りに好感が持てます。
アニメはともかく、ファンタジーRPGが好きな方とか楽しめると思いますよ。オススメ。

山菜塾二日目アップ

お待たせしました。山菜塾の二日目です。
あれから半月も経ちますし、山菜シーズンも終わりですけど…。
http://s-dog.net/archives/000371.html
知り合いの舞台やライブがありまして、今週末も待機の予定です。
最近、いくつか新グッズも購入したのでそのレビューもしたいんですけどねぇ。
次はどこへ行こうかなぁ。

伊太利亜対濠太剌利を見ながら

土曜日に会社のサーバーのHDD交換してバックアップで復旧したんですけど、postgreSQLやらpostfixやらcrondやらの
デーモンが知らん間に死んでる現象が散発しまして結局予備機に完全リプレイスいたしました。
昨日も午前3時までゴチャゴチャやってましたし、今夜もいろいろ動作確認。
一杯やって自宅ですけど落ち着きませぬ。
まぁ、真夏に予定していたサーバー移行が前倒しになったと思えばいっか。
元々代替機として準備していたマシンなので、それほど大きな問題もなさそうです。
ってわけで、まだツーレポはあがってませぬ。すみません。

たまにはオペラでも♪

上野の東京文化会館で来日中のメトロポリタン・オペラを観てきました。
いや、好きなんですよオペラ。意外でしょうけどね。
劇場まで行って観る(聴く?)のは10年ぶりくらいです。
以下、興味の無い方はスルーしてちょんまげ。
今日の演目はモーツァルトの傑作『ドン・ジョバンニ』でした。
序曲から始まって「カタログの歌」や「シャンパンの歌」などのアリア。
要所要所の二重唱や多重唱に、なんといってもクライマックスのシーン
有名な曲も多くて楽しめる作品で、私も大好きです。
昔2度ほど観ましたしCDも持っております。
クライマックスの音楽は背筋にゾクっとくるものがありますね。

上野駅前 東京文化会館

上野駅前 東京文化会館

慣らし中のオーケストラボックスを見下ろしたり

慣らし中のオーケストラボックスを見下ろしたり

さて、今回の公演で白眉だったのがドンナ・アンナ役のアンナ・ネトレプコ。
キャストの筆頭に紹介されているソプラノ歌手ですが、余り期待していませんでした。
ドンナ・アンナという役は印象が薄いのです。しかしアンナ・ネトレプコは違いました。
「こんな曲あったんか?」と忘れかけてたアリアでも、彼女が歌うと名曲になるのです。
うーん、歌手の力ってすごいですねぇ。
他の要素も「さすがメト」といった感じ。
各キャストもオーケストラの演奏も舞台装置も演出も安心してみていられました。
ジェームス・レヴァインが指揮してくれらばなお良かったのですが、いやぁ、おもろかった~。

山菜塾ダイジェスト

土日に開講された山菜塾の様子をダイジェストでご紹介します。
ツーレポがまた遅れそうなので場つなぎってことで。

フキが豊作でした

フキが豊作でした

塾長謹製 フキの豆板醤味噌炒め

塾長謹製 フキの豆板醤味噌炒め

こちらはワラビと油揚げの煮浸し

こちらはワラビと油揚げの煮浸し

巨大タープのお陰で雨でも安心

巨大タープのお陰で雨でも安心

帰りに寄った八本原林道で初めての熊…

帰りに寄った八本原林道で初めての熊…

松本では夕立…というか集中豪雨ですね…

松本では夕立…というか集中豪雨ですね…

いろいろありましたが梅雨の時期にしては天候に恵まれた二日間でした。
ちなみに今週末は待機の予定です。いまのところ。

魁!山菜塾 飛騨の章

まだ夜も明けきらぬ午前4:30、人の気配で目が覚めた。
黒洋梨さんがタープの下でくつろいでる。
車中泊したが寝心地が悪く眠れないので起きてきたらしい。
昨日の寝坊した時間を考えると生活リズムが夜型のためと思われるが突っ込まないでおこう。
僕はまた寝て5:30頃起床。雨はまだ降っていた。
そのうちmudさんも起き出して朝食調理を開始。

タープに椅子・テーブル…まるでオートキャンプだ!

タープに椅子・テーブル…まるでオートキャンプだ!

米が炊き上がる頃には飛騨半さんも起きてきた。
重曹でアク抜きしたワラビは煮びたしと卵とじにされた。
ウドは豆板醤炒め。固い茎も芯の部分は充分食べられる。
朝飯から豪華なオカズで嬉しいなぁ。

アク抜きされたワラビ これでも収穫の一部です

アク抜きされたワラビ これでも収穫の一部です

油揚げとワラビの煮びたし (゚Д゚)ウマー

油揚げとワラビの煮びたし (゚Д゚)ウマー

ウドの豆板醤炒め 癖のある香りが(゚Д゚)ウマー

ウドの豆板醤炒め 癖のある香りが(゚Д゚)ウマー

ワラビの卵とじを御飯に乗っけて…ウヒヒ

ワラビの卵とじを御飯に乗っけて…ウヒヒ

ついでに昨日、土産物屋で購入したざざむしも登場させた。
ざざむしとはご存知、伊那谷名物の昆虫食である。
砂糖と醤油と味醂で甘く煮てあるが、やはり妙な臭みがある。
食べられないことはないが、他に蛋白源があるならそちらを選ぶだろうなぁ。

ざざむし これ一瓶で1500円くらいの高級品

ざざむし これ一瓶で1500円くらいの高級品

ヒゲナガカワトビゲラの幼虫…ですよね?(後日撮影)

ヒゲナガカワトビゲラの幼虫…ですよね?(後日撮影)

四合炊いた銀シャリも黒さんがきっちり片付けてくれた。
たっぷり食べて撤収開始。雨はほとんどやんでいたが雨具は一応着ておこう。
テントを畳んで荷物をセローに積んだ。
mudさんのタープは4人がかりで片付け、石を戻して撤収完了。

さて出発 幸い雨はひと休み

さて出発 幸い雨はひと休み

木曽川水系末川 月夜沢はさらに上流

木曽川水系末川 月夜沢はさらに上流

さて今日の予定だが僕とmudさんは月夜沢林道を走って野麦峠を越えて高根方面に降る予定。
飛騨半さんは舗装路で高根に先回りし、山菜ポイントへ案内してくださるそうだ。
黒洋梨さんは満腹になって眠気が戻ったらしい。
幕営地で一眠りしてから帰宅とのこと。ってことで、9:20、出発。
ジムニーと一緒に月夜沢林道を北上する。

月夜沢林道 渓流沿いに遡ります

月夜沢林道 渓流沿いに遡ります

沢筋を離れて勾配きつめの峠道に

沢筋を離れて勾配きつめの峠道に

それにしてもmudさんのジムニーは速い。
僕の走りがヘタレなのは自覚してるが、林道で四輪に煽られるとは…。
先行していただき引き離されたりしつつ、9:45、1700m弱の月夜沢峠に到着。

月夜沢峠 関所破りに使われたらしいです

月夜沢峠 関所破りに使われたらしいです

標高1695m どんな旅人が通ったのかなぁ…

標高1695m どんな旅人が通ったのかなぁ…

峠の前後は雨を覚悟してたのだが降られずに済んだ。
北側は荒れ気味なのだが以前より軽めの印象だ。多少は経験を積んだからかなぁ。
僕は途中で写真を撮ってるせいもあるが、mudさんのジムニーはずっと先に行ってしまった。

月夜沢峠からの眺めです

月夜沢峠からの眺めです

北側は荒れ気味 まぁ問題はないと思いますが

北側は荒れ気味 まぁ問題はないと思いますが

沢筋まで降りると路面の水溜りが増えてきた。
マイペースでまったりと進んで、10:05、終点に到着しmudさんと合流。
県道39号を左折してワインディングを登り野麦峠を目指す。

沢筋はジメジメした林間のダートです

沢筋はジメジメした林間のダートです

野麦側の月夜沢林道分岐

野麦側の月夜沢林道分岐

10:20、野麦峠に到着。霧が立ち込めているがここでも雨は降っていない。
途中で追い越したディーゼルワゴンの運転手が話しかけてきた。
「軽なのにずいぶん速い」とmudさんのジムニーに感心していた。
お助け小屋という茶屋もあったが先を急ぐので外から眺めただけ。

野麦峠・工女の碑 「ああ飛騨が見える…」

野麦峠・工女の碑 「ああ飛騨が見える…」

お助け小屋 まだ昼食には早いのでスルー

お助け小屋 まだ昼食には早いのでスルー

飛騨川沿いに降って、11:00近く、高根で飛騨半さんと合流した。
山菜ポイントへ移動して雨具を外し、山菜塾二日目の開講である。起立。礼。着席。
今日の獲物はワサビが中心だ。沢筋に群生していくらでも採れる。
野生のワサビは根が貧弱なため、もっぱら茎と葉が採取対象である。
なるべく長くて太い茎の根元付近に指を伸ばしてポキリと折り取る。
間違えて根から抜けた場合は根だけ土に埋め戻そう。
間引くように広く薄く採るのがマナーである。

飛騨半さんの軽トラ(仕事用)とmudさんのジムニー

飛騨半さんの軽トラ(仕事用)とmudさんのジムニー

ワサビ 山葵の字の通り葵に似た葉です

ワサビ 山葵の字の通り葵に似た葉です

ウワバミソウ(ミズナ)も生えていた。
が、癖が無さ過ぎて通のお二人は余りご執心でないらしい。
数は少ないがオオバギボウシ(ウルイ)もいくらか採取した。
形状は違うがどちらも茎の部分を食べるため、根元で折って葉は落とす。

ウワバミソウ(ミズナ) 茎を食べます

ウワバミソウ(ミズナ) 茎を食べます

オオバギボウシ(ウルイ) 若芽が美味らしいです

オオバギボウシ(ウルイ) 若芽が美味らしいです

それにしてもmudさんの採取ペースは速い。飛騨半さんは危なっかしい僕のお守り役。
この二人にマンツーマンで山菜を実地講義してもらうって贅沢だよなぁ。
スーパーのビニールに葉ワサビとその他をたっぷり採って退散。
そばにホオノキ(朴の木)があったので飛騨半さんが葉を何枚か採ってきてくれた。
パッと見、トチノキ(栃の木)と似ているが葉脈の濃さや葉の付き方が違うらしい。

あそこに見えるのがホオノキです

あそこに見えるのがホオノキです

新鮮な朴葉 素敵な薫りがします

新鮮な朴葉 素敵な薫りがします

山菜ポイントを離れ国道361に復帰したのは12:00くらいだろうか。
朝方の雨の懸念はどこへやら。あれほど曇っていたのを忘れるくらい強い日差しだ。
飛騨半さんに幕営候補地や吊橋などを案内されつつ高山を目指す。
朝日貯水池や秋神貯水池を過ぎ、美女街道で飛騨ふるさとトンネルを抜け市街地へ出た。

高根町中之宿の吊り橋

高根町中之宿の吊り橋

かつてはこの先にも集落があったそうです

かつてはこの先にも集落があったそうです

右左折を繰り返し、地元民でなければ迷うであろう裏道を進む。
12:50、一旦、飛騨半さんはご自宅に寄って黒のKSRに乗り換えた。
高山市街の中心部に入り、13:00、飛騨半さんおススメの店・ちとせに到着。
ここの焼きそばが高山市民のソウルフードとのこと。ならば食わねばなるまい。
いか・肉・玉子の具を全て乗せたスペシャルというメニューがあった。
その大盛りが大スペシャルらしい。
mudさん「大スペシャルのさらに大盛りってのはできますか?」
店員さん「え? はい、できますけど…」(※ 並でも量が多いと評判の店です)
塩犬「では、僕はその大スペシャルの大盛りで」
飛騨半さん「イカ苦手なので、肉玉子焼きそば大盛りの大盛りで」
mudさん「んじゃ、大スペシャル焼きそばの大盛りを定食(御飯+スープ)で」
店員さん「…えっと…肉玉大の大一つに大スペシャルの大を二つ、片方は定食ですね」
三人「はーい」
ただでさえ安さとボリュームが評判の店である。大盛りの大盛りとなるとさすがに量が多い。
大きな皿に山盛りになって運ばれてきた。一皿に麺3玉は使ってるだろう。
3人で9玉である。mudさんはさらに銀シャリとスープである。
柔らかめの麺に甘めのソースがなじんで美味い。具もボリュームが多く十分満足。
ハフハフモグモグ、ズビズビズババと三人無事に完食。
ちなみに飛騨半さんに言わせると高山の麺類はとにかく柔らかいらしい。
地元の好みに併せると、パスタはアルデンテどころかソフト麺になってしまうそうだ。

高山・ちとせ 焼きそばは市民のソウルフード

高山・ちとせ 焼きそばは市民のソウルフード

ちとせの焼きそば ボリュームたっぷりで(゚Д゚)ウマー

ちとせの焼きそば ボリュームたっぷりで(゚Д゚)ウマー

満腹にひぃひぃ言いながら、13:25、出発。強烈な日差しは相変わらず。
僕は林道を一本走ってから平湯を経て松本に抜けて帰宅する予定である。
林道の入り口まで飛騨半さんに案内してもらうことになった。
R158を東に進み、丹生川で給油を済ませ国道を離れた。
裏道をウネウネと抜けて、14:15、八本原林道の起点に到着。
ここで御両人とお別れ。二日間ありがとうございました!
八本原林道は、高山・平湯間のR158の北側を東西に伸びる林道である。
国道沿いに横たわる尾根筋を繋ぎ四輪も通行可能。20km弱の長距離極上完抜ダートだ。
詳細は林道浪漫さん特設ページをご覧いただきたい。
ってことで、早速走行開始。レッツゴー。

公共林道八本原線の起点

公共林道八本原線の起点

本線だけでも19kmを超えるダートです

本線だけでも19kmを超えるダートです

路面はおおむねフラット。四輪のラリーで使われてるほどなので幅員も広い。
尾根に近いルートなので展望もしばしば開ける。
彼方に見えるのは乗鞍岳だろうか。雪渓が涼しげだ。

最高地点は標高1400m以上ありました

最高地点は標高1400m以上ありました

ドーンと広がる展望を楽しみつつ快走

ドーンと広がる展望を楽しみつつ快走

眼下に広がる濃緑の森林

眼下に広がる濃緑の森林

「望岳の道」と書かれた石碑がありました

「望岳の道」と書かれた石碑がありました

行程の四分の三ほども過ぎたろうか。
下り勾配のカーブを曲がり、開けた直線の前方に中型犬ほどの生き物がいた。
丸っこい体格。漆黒の毛並。図太い足首。無様に走る後姿…。

   ∩___∩
   | ノ      ヽ
  /  ●   ● | クマ──!!
  |    ( _●_)  ミ
 彡、   |∪|  、`\
/ __  ヽノ /´>  )
(___)   / (_/
 |       /
 |  /\ \
 | /    )  )
 ∪    (  \
       \_)

間違いない。熊だ。ツキノワグマの仔だ。慌てて停車。
逃げる小熊はガードレールを潜り、路肩から谷の方へと降りていった。
おそらく親熊がそこで待っているのだろう。ガクガク(((;゜Д゜)))ブルブル
一瞬、写真撮影も考えたが初対面なのでやはり恐怖が先に立つ。
逃げたガードレールとは反対側の路肩一杯に寄せてソロソロと通過。
はー、怖かった。飛騨の山奥はおっかねーなー。
ドキドキしながら続きを走って、15:00、走行完了。
平湯側の分岐からR158を平湯方面に左折した。

熊と初対面 あー怖かった(写真は本文とは無関係です)

熊と初対面 あー怖かった(写真は本文とは無関係です)

八本原林道 平湯側分岐

八本原林道 平湯側分岐

平湯トンネルを潜り、15:15、平湯バスターミナルで小休止。
トイレを済ませ、冷たいお茶で一服つけて、15:35、出発。
通行料金600円を支払って、安房峠道路へ。

平湯バスターミナル 土産物を売ってます

平湯バスターミナル 土産物を売ってます

安房トンネル …の西側の湯ノ平トンネルですな

安房トンネル …の西側の湯ノ平トンネルですな

安房トンネルから有料区間を抜け、上高地への分岐をスルー。
連続する狭いトンネルとスノシェードを通過して松本を目指す。
16:00、奈川渡ダム(梓湖)でちょいブレイク。空の雲が厚くなってきた。

梓湖 よくもまぁこんなに水を貯めたものだ…

梓湖 よくもまぁこんなに水を貯めたものだ…

奈川渡ダム 堤上をR158が通ってます

奈川渡ダム 堤上をR158が通ってます

平地に降りると左手に麦畑があった。
麦秋とも呼ばれるこの季節、黄金色に実った麦穂が誇らしげに屹立している。
『実るほど頭を垂れる』稲穂とは好対照である。
稲作中心の文化と麦作中心の文化との違いにも通じてたりして。

麦秋 黄金色の麦畑

麦秋 黄金色の麦畑

収穫の時は近そうです

収穫の時は近そうです

松本市街に入ると、雲行きは急激に悪化した。
夕立を警戒し、16:45、雨具を着けようとコンビニへ寄る。っと、いきなり雨が降り始めた。
見る間にバケツをひっくり返したような豪雨となる。これは酷い。
これまでのツーリングでも五指に入る勢いだ。
また雨男が近くにいるのかなぁ…一体どこに…。

松本で凄絶な集中豪雨に遭遇…

松本で凄絶な集中豪雨に遭遇…

雨具を完全武装し、少し雨脚が弱まったタイミングで、17:00、雨の中に飛び込んだ。
二輪の僕は勿論、周りの四輪も時速20~30km程度のスピードしか出せない。
松本ICから長野自動車道に乗ったが、合流区間には雨を避けて緊急停車中の車が何台もいた。
そんな状況だったが、スピード控えめで5kmも南下するともう小降りになった。
塩尻から岡谷に至るころには雨は止み路面も乾いている。ごく局地的な集中豪雨だったのね。
中央道では相模湖以降、東京まで降られたが雨脚は極弱かった。20:00前に無事帰宅。
週明けには品評会という名目で行きつけの店・Kannaに集まり、mudさんが持ち帰った山菜を味わった。
やはり天然物の山菜は美味いなぁ。これからは脇見運転に注意しながら探してみようっと。

魁!山菜塾 木曾の章

年頭からMr.mudさんにお願いしていた山菜塾。
GWに第一回が開催されたが僕は仕事の都合で参加できず。
その後も北陸ツーリングや林道おたくのオフ会で日程があわず、気付けば6月中旬だ。
山菜シーズンの終わりも迫ったこの週末、ようやく第二回開催にこぎつけた。
天気予報は回復傾向だが、梅雨の時期でもあり雨は覚悟の一泊二日。
さてさて、どんな山菜が採れるやら。
この日の早朝、同行予定の怪人M氏から電話があった。
BAJAのバッテリー不調に加え、前日からの体調不良も鑑み今回は不参加とのこと。
残念だが冷静な判断を尊重しよう。無理はしないに限る。
7:00、出発。雨の気配は感じられないので雨具は着けず。
環七から永福ICで首都高に乗り、中央道へ接続し西へと向かう。
8:00、談合坂SAで給油と朝食。軽めに惣菜パンを二つ。

早めの昼食に備えて朝食は軽め

早めの昼食に備えて朝食は軽め

談合坂SA 怪しげな雲ですが…

談合坂SA 怪しげな雲ですが…

笹子トンネルの前後で少し雨に降られたが、パラパラとすぐ乾く程度。
甲府盆地へ降りると天気は回復してきた。
八ヶ岳や南アの峰々は雲に覆われてるが、平地は完全に晴れている。
9:30、諏訪湖SAに到着。日差しが痛い。今日は暑くなりそうだ。

諏訪湖SAにて 青空が嬉しい

諏訪湖SAにて 青空が嬉しい

休憩すると太陽光でシートが激アツになります

休憩すると太陽光でシートが激アツになります

岡谷JCTは中央道を直進し、西南に向きを変えて名古屋方面へ。
伊那谷に入ると少し風が出てきた。10:10、駒ヶ根ICに到着。
11:00にMr.mudさん、黒洋梨さんと駒ヶ根駅前駐車場で落ち合う手はずになっている。
時間に余裕があるので暇つぶしに木曾駒ヶ岳方面に進んでみた。
だが許可車輌以外は黒川平で通行止め。
右手に伸びてる林道はゲート閉鎖で入れず。Uターン。

大田切川 木曾駒ヶ岳は雲の中

大田切川 木曾駒ヶ岳は雲の中

黒川平 一般車輌はここまでなのでUターン

黒川平 一般車輌はここまでなのでUターン

駒ヶ根市街へ向かい、100円ショップやコンビニでちょっと買い物。
10:50、待ち合わせ場所の駒ヶ根駅前駐車場へ行くとちょうど本日の主催・Mr.mudさんがいた。
バイクを停め、黒洋梨さんを待つ…と、そこへ本人から携帯メール。
寝坊して、今起きたそうだ。ありゃりゃ。
これから向かうそうなので落ち合うのは幕営地かな。
ってことで、mudさんと二人で昼食。11:00、開店直後の玉龍飯店に到着した。
二人とも駒ヶ根名物・ソースカツ丼の大盛を注文。
仕込みの途中だったらしく出来上がりまで時間が掛かった。
第一印象はそのボリュームに驚いた。積み重ねられたカツのせいで蓋が宙に浮いている。
量だけでなく味も美味い。肉厚のジューシーカツには甘めの特製ソースが十二分に滲みている。
御飯との間に敷かれたキャベツの千切りはソースのくどさをあっさり和らげてくれている。
米も質・量ともに満足。並が950円で大盛りが1000円ってことは50円増し…これはお得!

駒ヶ根・玉龍飯店

駒ヶ根・玉龍飯店

駒ヶ根ソースカツ丼 超(゚Д゚)ウマー

駒ヶ根ソースカツ丼 超(゚Д゚)ウマー

食べ終わって土産物屋にちょっと寄って、11:55、出発。
ちなみに今日のmudさんの足はジムニーだ。これがまた速くて…。
R153を伊那まで北上し、12:15、R361を左折。
12:25、権兵衛トンネルを抜け、12:35、R19に合流。うーん、伊那から木曾まで20分とは…。
以前、幻の木曾飛騨ツーリングで権兵衛峠のウネウネ道を通ったが、比べものにならぬ速さだ。
権兵衛トンネルの便利さに感嘆しつつ、12:40、道の駅・日義木曽駒高原で小休止。
日差しは強いのだが、木曽駒ヶ岳は相変わらず雲に覆われている。

道の駅・日義木曽駒高原

道の駅・日義木曽駒高原

木曽駒ヶ岳は雲の中

木曽駒ヶ岳は雲の中

木曽福島でR361を右折して開田高原へと向かう。
新地蔵トンネルを抜け、13:15、木曽馬の里に到着。御嶽山の眺めが素晴らしい。
僕が買い物とトイレを済ませる間、mudさんは独りで山菜ポイントの確認に向かった。

開田高原 木曽馬の里

開田高原 木曽馬の里

木曾御嶽山 古来、修験の霊場でもあります

木曾御嶽山 古来、修験の霊場でもあります

やがてmudさんの携帯から連絡が入る。
指示に従って走り、13:35、山菜ポイントに到着。
既にmudさんは左手一杯のフキを抱えていた。僕も軍手とカッターナイフを装備。
いよいよマンツーマンで山菜塾の開講である。起立。礼。着席。
小川の土手にはフキとウド、日当たりの良い草地にはワラビが沢山生えていた。
フキとワラビは子供の頃に何度か採ったが、改めて採取方法をご教示いただいた。
フキは赤っぽい根元の部分からカッターナイフで切って、葉を落とし茎だけにする。

フキだらけ 長くて太いのを選んで採ります

フキだらけ 長くて太いのを選んで採ります

塾長によって、あれよあれよと言う間に収穫されたフキ

塾長によって、あれよあれよと言う間に収穫されたフキ

ワラビは長めで葉の開いていないものを手で折る。
葉がある程度開いているワラビも柔らかめの部分から折ればOK。
ウドは全くの初めてだ。ウドというと白いアスパラもどきを思い浮かべるが、それは栽培物だけらしい。
山菜のウドは濃い緑色。かなり成長したものでも新芽の部分は食べられるそうだ。
新芽が枝分かれしている直下をカッターナイフで切断。
切り口に顔を近づけると独特の峻烈な香りが鼻腔を刺激する。

ウドです 切った茎の皮を剥いて生食も可

ウドです 切った茎の皮を剥いて生食も可

これはその辺に咲いてたアヤメ

これはその辺に咲いてたアヤメ

 
一時間ほど採取して(ほとんどmudさんだが)14:40、出発。
月夜沢林道に赴いて幕営地探し。ここも山菜取りの集団が多かった。
携帯電話の通話圏も考慮して、15:20、入口付近の河原に幕営決定。
荷物を降ろし、テントとタープを張り始めたところに黒洋梨さんも愛車・スターレットで登場。
詳しい場所は教えてないのに林道探索の鋭い嗅覚でここまで来たらしい。さすがだ。
三人で石を動かしポールを立て、細引きを引っ張りタープを設営。
僕のテントも入口をタープの下に収めた。
段々空模様が怪しくなってきたが、これで雨が降ってもOK。のはず。

月夜沢林道 開田高原側入口

月夜沢林道 開田高原側入口

テントとタープを張り終えて幕営準備完了

テントとタープを張り終えて幕営準備完了

落ち着いたところで山菜調理しつつ晩酌開始。
ほとんど調理作業はmudさん任せだが、出来ることはお手伝い。
とりあえずフキのアク抜き。塩を入れた熱湯で茹でて冷水に晒す。
ザルに上げて白ワインをチビチビ飲みつつ三人で皮を剥いた。
それを手頃な大きさに切って味噌と豆板醤、砂糖みりんでジャっと炒める。
んまい! ツマミに最適♪

フキです 熱湯→冷水→皮むき→ザク切り

フキです 熱湯→冷水→皮むき→ザク切り

フキの豆板醤炒め シャキシャキ(゚Д゚)ウマー

フキの豆板醤炒め シャキシャキ(゚Д゚)ウマー

パラパラと雨が降り始めたが、タープのおかげですこぶる快適だ。
この後さらに高山在住・飛騨の半人前さん(以下、飛騨半さん)が来る予定である。
その前に風呂を済ませようと、18:30、黒洋梨さんと二人で温泉に出発。
ついでに水汲みと酒の補給も任された。やがて御嶽も夕闇に包まれ夜道となる。
道を間違えたり、濃い霧に囲まれたりしたが、僕はスターレットの助手席なので気楽である。
19:15、御嶽明神温泉やまゆり荘に到着。茶色に濁ったお湯で我々もアク抜きされた。

夕闇迫る御嶽山

夕闇迫る御嶽山

御嶽明神温泉やまゆり荘

御嶽明神温泉やまゆり荘

幕営地へ戻ったのは20:20頃。すでに飛騨半さんも軽トラで到着していた。
飛騨半さんは先週去年の林道オフ会でも登場してるが改めてご紹介。
神奈川出身で元々はシステム開発をしてたのだが、その後転職。
現在は飛騨で林業に携わる、その道のプロである。
山菜・幕営はお手の物。今日もワサビや飛騨名物の朴葉を持参してきて下さった。
朴葉は食用ではないが良い薫りと殺菌作用が重宝がられる大きな木の葉だ。
味噌焼きが有名だが、それ以外にも食べ物を包んだり皿代わりにしたり使い道は多い。

味噌漬け鮭の朴葉焼き&ホイル焼き メチャ(゚Д゚)ウマー

味噌漬け鮭の朴葉焼き&ホイル焼き メチャ(゚Д゚)ウマー

ワサビの御浸し ツーンと辛くて(゚Д゚)ウマー

ワサビの御浸し ツーンと辛くて(゚Д゚)ウマー

最後は木曽馬の里で仕入れた開田高原名物の蕎麦。
たっぷりのお湯で茹でてザルに上げ、沢の水でピシッと締める。
麺ツユは出来合いの量販品だが、ワサビと一緒にズズっと啜れば絶品となる。
こういう場でなければ味わえない、贅沢の極みだ。

沢水で締めた開田蕎麦 (゚Д゚)ウマー

沢水で締めた開田蕎麦 (゚Д゚)ウマー

mudさんはいつも通り椅子で転寝。
飛騨半さんと黒さんの話が弾んでいたが僕はお先に22時就寝。
朝が早かったため、かなり眠かったのだ。
雨は相変わらず降っていたが今夜は何の心配も要るまい。

梅雨真っ只中

今日も雨でした。土日は少し回復気味ですが、山間部はやはり雨でしょう。
普通はこの時期にツーリングなんてしないのですが、私は今週末も出かける予定。
木曽・飛騨方面でMr.mudさん主催の山菜塾に参加いたします。もちろん雨は覚悟の上です。
『梅雨でも梅雨じゃなくても、どーせ降られるなら行ったるわ!』
みたいな気概で出かけると、意外と晴れたりして。

オフ会のツーレポアップしました

オフ会と往復路のレポートをアップしました。
いろいろと美味いものを腹一杯食って来ましたです。
http://s-dog.net/archives/000364.html
ちなみに昨日、また歌舞伎町のラーメン二郎に行って来ました。

ラーメン二郎 歌舞伎町店

ラーメン二郎 歌舞伎町店

豚小野菜ニンニクカラメ(゚Д゚)ウマー

豚小野菜ニンニクカラメ(゚Д゚)ウマー

うーん、ちょっといつもより量が少ないような…。
それともあそこの量に慣れてしまったのか…だとしたらやばいなぁ。

オフ会に行ってまいりました

2006年夏・林道オタクのオフ会に参加してまいりました。
詳細は後日ツーレポにアップする予定ですが、また雨…。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。 雨の日曜日はともかく、土曜日は楽しませていただきました。 初参加のかしさんもお疲れ様でした。 さて、今日はいよいよオーストラリア戦ですねー。 Kannaで一杯飲みながら観戦したいと思います。 写真は先日Kannaさんに作ってもらったハントンライス。 レギュラーメニューの材料で作ってもらったんですが美味かったっす♪

Kanna特製ハントンライス (゚Д゚)ウマー

Kanna特製ハントンライス (゚Д゚)ウマー

 

林道が鳥モツ縁かいな

恒例の林道オタクのオフ会の季節がやってきた。
今回の会場は奥多摩・大ダル林道。
何度も行ったエリアなので普通にまっすぐ目指してもつまらない。
怪人M氏を誘ってB食&管理釣り場での釣りを絡めることにした。
さらに寝袋Mさんも合流希望とのこと。
直前で天気予報も回復し、充実の旅を予感させたのだが…。
自宅で怪人M氏と待ち合わせて、8:30、出発。
永福町から首都高に乗って、中央道へ接続。
一気に西へ進んで、10:20、山梨の一宮御坂ICで一般道へ降りた。
石和温泉方面に進み、10:30、フィッシングショプ・アメミヤに到着。
荷作り時に渓流竿が見つからなかったので丁度欲しかった長さの釣り竿を購入することにした。
…っと、携帯電話をチェックすると寝袋Mさんからメールが入っていた。
この先の蕎麦屋で11:00に待ち合わせていたのだが、寝坊したため間に合わないとのこと。
直接、管理釣り場で落ち合うそうだ。

鵜飼橋近くのフィッシングショプ・アメミヤ

鵜飼橋近くのフィッシングショプ・アメミヤ

BAJAとセローのツーショット

BAJAとセローのツーショット

蕎麦屋の開店時間まで間があったので笛吹川で暇つぶし。
オイカワだろうか、沢山の雑魚が水面に波紋を描いていた。
少し大きめの魚のライズも見られる。
連日の雨で活性が上がってるのかな…?

富士川水系笛吹川

富士川水系笛吹川

金鶏菊 花の名前って調べないと判らんね…

金鶏菊 花の名前って調べないと判らんね…

11:00、川田奥藤(おくとう)第二分店に到着。まもなく開店して席に案内された。
二人で注文したのは鳥もつそば定食1,554円。
なんと、この定食は蕎麦がお代わりし放題なのだ。嬉しい~♪
蕎麦は黒っぽく偏平した挽きぐるみの田舎そば風。
ザルに盛られている量は通常の半分よりやや少な目か。どんどんお代わりしてしまおう。
山梨の蕎麦屋の定番メニュー鳥モツも美味い! さすが元祖の店・奥藤の系列店。
醤油ベースのそばつゆで甘く煮たモツは御飯・お酒、何にでも合いそうだ。
雑穀入りの御飯に副菜も何品か付いていてなかなか豪華な定食だった。
僕は結局11杯、怪人さんは8杯を食べきった。はぁー、満腹満腹♪

石和温泉 奥藤第二分店

石和温泉 奥藤第二分店

そば定食 美味しい蕎麦がお代わりし放題

そば定食 美味しい蕎麦がお代わりし放題

山梨名物・鳥モツ煮 メチャ(゚Д゚)ウマー

山梨名物・鳥モツ煮 メチャ(゚Д゚)ウマー

二人ともトイレを済ませて、11:50、出発。
R20へ出て大月方面に進んで、12:15、笹子トンネルを抜けた。
中央道で来た道を戻ってるが、単に石和で昼飯が食べたかった訳である。
12:30、大月市街のスーパーで買出しを済ます。

スーパーマーケット・公正屋大月店

スーパーマーケット・公正屋大月店

12:50、出発。13:00、R139を左折して小菅村方面に進む。
奈良子林道の分岐はスルー。酷道をウネウネウネウネと登る。
予想以上に山深い道だ。13:30、松姫峠を越えて小菅村に入った。

標高1235mの松姫峠

標高1235mの松姫峠

松姫峠からの展望でーす

松姫峠からの展望でーす

ウネウネと降って、13:45、小菅村の中心部に至る。
給油を済ませ、13:50、村営の管理釣り場・小菅フィッシングヴィレッジに到着。
寝袋MさんのKDXがあった。丁度、隣の食堂で食事を済ませたところらしい。
早速、管理棟で受付を済ませる。ニジマス・餌釣りなので一人2500円。
時間制限は午後5時まで。餌釣りだと匹数制限は無いらしい。
この辺の相場を考えるとかなり良心的な管理釣り場だ。
寝袋Mさんは200円で貸し竿を借りた。
竹の延べ竿に玉ウキの仕掛けだったが、それでも問題なさそうだ。
バイクや車で川原に下りても構わないらしい。
他の釣り師に遠慮しつつ釣り場に横付けし、石で区切られている一区間を釣り座に決めた。
そこへ軽トラックで運ばれたニジマスが放流される。三人でバケツ3杯、約40匹。
さて…何匹釣れるかな?? いざ、勝負!

村営・小菅フィッシングヴィレッジ

村営・小菅フィッシングヴィレッジ

目の前でニジマスを放流してくれます

目の前でニジマスを放流してくれます

僕と怪人M氏は脈釣りだ。まず怪人M氏が用意してきた特餌で第一投。
10秒も経たない内に1匹釣り上げた。うーん、さすがだ。
放流したてのニジマスは活性が高い。しばらくは写真を撮る間も惜しんで竿を出す。
僕も寝袋Mさんもガシガシ釣れた。活性が高すぎて飲み込まれることも多かった。
こういう勢いで釣れると単純に楽しいなぁ。

ニジマスが釣れてる写真を撮り忘れた…

ニジマスが釣れてる写真を撮り忘れた…

弓なりの竿! そうです、根掛りです

弓なりの竿! そうです、根掛りです

15:00、釣り始めて一時間も過ぎた頃からさすがに食いが渋くなる。
16:00、納竿。釣果は三人で25匹。これだけ釣れば充分だ。
各自の正確な匹数は不明だが、怪人M氏がやはり竿頭だったろう。
管理棟の前にある水場でワタとエラと血合いを取る。
まな板に包丁、塩まで用意してあった。これは助かる。
三人がかりで全ての処置を終え、ビニール袋に入れて僕の持ってきたソフトクーラーに収めた。
25匹だとさすがに重い。というか、今夜の宴会で食べ切れるのか…?
ちなみに帰る際も特に匹数の確認などはされなかった。

ワタを抜かれたニジマスでーす

ワタを抜かれたニジマスでーす

お得感のある管理釣り場でした~♪

お得感のある管理釣り場でした~♪

16:35、出発。
寝袋Mさんの給油と買出しを済ませ、小菅村から丹波山村方面へ。
17:00、R411=大菩薩ラインを左折し、奥多摩の渓谷沿いをさかのぼる。
この辺りはなじみのルートだ。

ソフトクーラーが重いっす うへへ

ソフトクーラーが重いっす うへへ

17:05、林道泉水谷横手山線に到着。
ここから会場の大ダル林道までは各自のペースで走ることにした。
怪人M氏を先頭に寝袋Mさんが続き、僕は写真を撮りつつ最後尾。
渓流沿いから尾根道へとのんびり進む。

KDXの走った後は、ちょっとオイル臭いのです

KDXの走った後は、ちょっとオイル臭いのです

林道泉水谷横手山線

林道泉水谷横手山線

17:35、終点から大菩薩ラインに出た。
路面工事中なのか舗装がはがされている。
うーん、意外なところにダート区間が…。

新横手山峠付近から奥多摩の山々を望む

新横手山峠付近から奥多摩の山々を望む

終点付近の国道は工事中でした

終点付近の国道は工事中でした

左に折れて大ダル林道へ入り、17:40、オフ会場に到着。
幹事の笑遊師匠はじめ、おなじみのメンバーと挨拶を交わす。
既に焚き火を囲んで一杯飲りはじめているようだ。今回は四輪が多い。
我々も早速、テントを設営。地面は石が多く、寝心地が悪そうだ。

走りやすいピストン林道 大ダル線

走りやすいピストン林道 大ダル線

焚火を眺めてくつろぐ笑遊師匠と健さん

焚火を眺めてくつろぐ笑遊師匠と健さん

テントの設営を終えて落ち着いたところで、焚火の周りに集まり宴に参加。
ビールを一口グビリと呑んでから、ニジマスの塩焼きに取り掛かった。
木の枝に刺して焚火で炙ったが、ひっくり返しても木を軸に魚が回転してしまう。
串の打ち方が悪かったのだろう。このままではいつまでたっても片面しか焼けぬ。
最終的にはBBQ台を貸していただき網の上で焼き上げた。
うんうん、なかなか美味い♪ みなさんにも順次おすそ分け。

ニジマスは最初串焼きにしてましたが

ニジマスは最初串焼きにしてましたが

最終的に網焼きに… でも(゚Д゚)ウマー

最終的に網焼きに… でも(゚Д゚)ウマー

初参加のかしさんもスノーピークの焚火台で肉やら焼き鳥やら炙りまくってる。
用意してある炭の量がハンパネェ。さすがBMW・ダカールは積載力が違うなぁー。
四輪勢も充実装備でいろいろ調理。互いに振舞いあって宴は続く。

かしさんのバイクとテント 装備充実してますねー

かしさんのバイクとテント 装備充実してますねー

mudさん謹製 ワラビの卵とじ(゚Д゚)ウマー

mudさん謹製 ワラビの卵とじ(゚Д゚)ウマー

20時過ぎに飛騨半さんが登場。
今回も飛騨のB級グルメをいろいろ持ってきてくださった。
豚肉の朴葉焼きに朴葉のおむすび。飛騨の銘酒。
そして鳥モツの辛口味噌ダレ炒め=けいちゃんが特に美味かった!
昼間食べた甲州の鳥モツ煮と素材は同じはずだが、味わいって変わるものだねぇー。
鳥モツ勝負はどちらも甲乙付け難い。んめー♪

味付けパック入り肉を野菜と炒めます

味付けパック入り肉を野菜と炒めます

岐阜名物・けいちゃん メチャ(゚Д゚)ウマー

岐阜名物・けいちゃん メチャ(゚Д゚)ウマー

21:00くらいから小雨がパラつき始めた。うーん、また雨か…。
微妙に量が増えてゆく。どうも明け方まで止みそうにない予感がする。
21:30、宴会中の皆さんに挨拶して、一足お先にテントに避難。
焚火の周りでは「塩さん…」「雨男…」「やはり…」と話し声がしていたような…。
…っと、いきなり本格的な雨量になって、22:00過ぎ、宴は強制的にお開きになったようだ。
四輪の参加者は車の中へ、バイク組はテントへ退散した。
雨の予想していた人は少なかったが、最低限の備えはしてあったらしい。


翌朝は6:00に起床。
雨足は弱まったが、まだ降っていた。
周りはまだ誰も起き出す気配が無い。
テントの前室を使ってのんびり朝食を作り始める。

今日は終日雨っぽいなぁ…

今日は終日雨っぽいなぁ…

宴の後 雨ざらしのグッズ類

宴の後 雨ざらしのグッズ類

今朝のオカズはマルシンハンバーグと、ニジマスのホイル焼き。
マルシンハンバーグは二つに切ってフライパンに並べて焼くだけ。
芯まで火が通ったら出来上がり。食べるときにジャっと醤油を掛ければOK。

マルシンハンバーグ ナツカシス

マルシンハンバーグ ナツカシス

こう並べると二個分を一度に焼けるのです

こう並べると二個分を一度に焼けるのです

ホイル焼きには昨夜の串焼きの余りのアスパラと椎茸も添えちゃおう。
野菜を切ってニジマスと一緒に塩コショウで味付け。えい、マヨネーズも掛けちゃえ。
アルミホイルで二重に包んでガソリンストーブでしばらく加熱。
アルミは五徳に直接乗せず、網を使って炎と距離を取る。

ニジマス一匹と野菜を味付けして包みます

ニジマス一匹と野菜を味付けして包みます

こんな感じでホイル焼き

こんな感じでホイル焼き

20分くらい弱火で炙ったか。
もーいいかなー、もーいいだろうなーと何となく思えたら火から下ろす。
ニジマスもマルシンハンバーグもいい感じに焼きあがった。
豪華なオカズで多めに炊いた飯をワシワシ食う。んめー。満腹ー。
…しかし、クーラーにはあとニジマス10匹も残ってるんだよなぁ。どうすんべ。

焼けるまで冷奴をつまんだりして

焼けるまで冷奴をつまんだりして

焼き上がり♪ 美味そうでしょ? 美味いんですよ

焼き上がり♪ 美味そうでしょ? 美味いんですよ

僕が食事が終える頃に皆も三々五々と起き出した。
前室が無いテント組はろーどまんさんの大型タープの下で朝食調理。
余ったニジマスは寝袋Mさんとろーどまんさんがお土産に持って帰ってくださることに。
僕はキジを一発撃ってから軽く一眠り。
今日は林道探索を予定していたが、この雨で中止を決めていた。
食事を終えて各自撤収開始。バイク組も荷物をまとめて集合写真を撮影。

早朝のテント村 崖が近いんですけどね

早朝のテント村 崖が近いんですけどね

雨の中、お開き 皆様お疲れ様でした

雨の中、お開き 皆様お疲れ様でした

解散ー…っと、出発しようとしたが寝袋MさんのKDXのエンジンが掛からない。
キック連発にプラグを変え、さらに押し掛けしてようやく掛かった。
うーん、どうも調子が悪そうだ。大丈夫かなぁ…?
11:00、オフ会場を出発。寝袋Mさんと怪人M氏と共に青梅方面へ進む。
12:25、宮ノ平で寝袋Mさんが給油して、12:30、青梅街道に接続。
12:40、河辺町の辺りで寝袋MさんのKDXのエンジンが止まってしまった。
先に行って下さいと言われたため、そこでお別れしたがどうも重篤な状態だったようだ。
その後もエンジンは掛からず、結局レンタカーを借りて自宅まで運んだらしい。
無事に直ればいいのだが…。
13:05、コンビニでトイレ休憩と軽食。
Tシャツ一枚で寒かったのでフリースを着込む。
がーっと走って、帰宅したのは14:15。
はぁー、雨中走行は疲れるなぁ。全く梅雨は嫌だねぇ。
まぁ梅雨とは関係なく降られる人もいるようだが…ゴニョゴニョ
ちなみに今回の参加者は14名。そのうちバイクは8台である。
メーカーの内訳はホンダとスズキとカワサキが2台ずつでヤマハとBMWが1台ずつ。
…この割合って、やっぱおかしくない?

北陸ツーレポ七日目アップ

ついに七日目です。能登半島を巡ってから富山に突入。
残すは後二日! 終わりが見えてまいりました!
http://s-dog.net/archives/000357.html
さて、ついでに今週末予定されている林道仲間のオフ会の最終告知もしておきます。
場所は奥多摩・大ダル林道。土日に掛けて順次集合・順次解散。
オフ会と言っても、焚き火囲んで飲みながら林道談義するだけです。
詳しくは幹事・笑遊さんの特設ページをご覧下さい。
興味のある方はお気軽に参加表明お願いしまーす。
※ 前日の天気予報で傘が付いてた場合は延期して予備日になるそうです。ご注意を。

北陸ツーレポ六日目アップ

怒涛の連日更新です! いよいよ残すは3分の1!
…まだ三日分もあるのか…orz
http://s-dog.net/archives/000355.html
今日の昼飯は怪人M氏を誘って、すた丼を食べに早稲田へ行きました。
二人とも肉増し・飯増し(大盛)を完食。うーん、無理だと思ってましたが意外と入るものですね。
昨日のラーメン二郎と併せ技で、かなりニンニク度数が上がりました。
近寄るとニンニク臭いかも知れません。ご注意を。

すた丼@早稲田 大盛肉増し

すた丼@早稲田 大盛肉増し

無事完食 (゚Д゚)ウマーでした

無事完食 (゚Д゚)ウマーでした

その後、怪人さんとは別れて、YSP新宿西へ。
6ヶ月点検を促す手紙が来ていたので、セロー君を預けて夜引き取りに行きました。
綺麗に洗車してもらって、これで来週末のオフ会も万全です。
いや、すぐ汚れるかも知れませんけどね。

北陸ツーレポ五日目アップ

半分です。ようやく半分を超えました。9日分の5日目です。
はー、あと四日かー。
http://s-dog.net/archives/000353.html
今日はずっと家でツーレポ書き。
っと、15時くらいに突然emiさんから連絡が参りました。
現在愛車・シェルパの修理中で買い替えも検討中だそうで
セローの試乗をしに高円寺のYSPまで来たが、試乗車がないらしいとのこと。
Y党の勢力を増やすべく、黒セロ君を貸すことを提案。
早速、持ってゆき一回りしてもらいました。Y党増えるかなぁ…?
ちなみに後日、XR230の試乗もする予定だそうです。むぅ。
emiさんと別れた後、腹が減っていたので新宿まで走って
歌舞伎町ラーメン二郎で小豚煮玉子野菜カラメを食ってきました。うまかったー。
この後、知り合いの芝居を見に行ってまいります。
はぁ、その前にレポートアップできて良かった♪

北陸ツーレポ四日目アップ

頑張りました、4日目です。
今週末は天気良さそうだし、来週末はオフ会だし…あー、もうさっさと書き上げなきゃ!
http://s-dog.net/archives/000351.html
あ、タイトルで勘違いされると困りますが、私ガ○ダム詳しくないですから!
常連に何名かその道に詳しい人がいるはずですが、ネタ振られても困ります!
そこはスルーして下さい、まじスルー!!

北陸ツーレポ三日目アップ

えー、三日目です。なにがって北陸のツーレポですよ、旦那。
忘れるなんてつれないねぇ。
http://s-dog.net/archives/000347.html
え? 北陸が登場しない?
まぁまぁ、四日目からちゃんと登場しますよ。
えぇ、安心してください。それは保証します。
いつレポがアップするかは保証の限りじゃありませんが。

鮒寿司&ふぐの子 品評会

今夜、外道バスターズに声を掛けて先日のツーリング土産の品評会を行いました。

鮒寿司 (゚Д゚)ウマー

鮒寿司 (゚Д゚)ウマー

ふぐの子糠漬け 塩辛いけど(゚Д゚)ウマー

ふぐの子 塩辛いけど(゚Д゚)ウマー

鮒寿司の食味は先日書きましたね。
ふぐの子についてはツーレポで取り上げるつもりなので詳細は控えておこうと思います。
一言、お茶漬けにすると美味かったです。
ついでにmudさんからも山菜の差し入れが。

モミジガサのゴマ和え (゚Д゚)ウマー

モミジガサのゴマ和え (゚Д゚)ウマー

酒もご飯も進みました。
ん? ツーレポ? えー…このペースだと一ヶ月とか掛かりそうな…。
いやいや、頑張ります。今後のペースアップにご期待下さい!

ちょいとお出かけ

夕方から知り合いの芝居を見に新宿へ出かけました。
っとその前に高田馬場へ寄り道。
かねてから行きたかったスガキヤに赴きました。
知らない方に解説しますと、スガキヤとは名古屋に発祥し東海地域を中心に展開する外食チェーンで、
安くて美味しい魚出汁スープのラーメンと、甘味が売りです。
名古屋飯はいろいろあれど、これこそ名古屋のソウルフードと呼んでも過言ではありません。
遠州出身の僕も具体的な店は定かではありませんが、食べた記憶は舌が鮮明に覚えてます。
で、今日行ったのは早稲田通りと明治通りの交差点にある東京唯一の支店です。
注文したのは特製ラーメン、550円。他の地域の店よりやや値段は高め。
ですが、あのスープも先端がフォークになったスプーンも健在でした。ナツカシス
いやぁ、食べたこと無い人にも一度は味わっていただきたいです。

スガキヤ高田馬場店 ピンボケ

スガキヤ高田馬場店 ピンボケ

スガキヤ特製ラーメン (゚Д゚)ウマー

スガキヤ特製ラーメン (゚Д゚)ウマー

その後、新宿へ。花園神社の祭礼らしく、偶然神輿の行列に遭遇。
芝居も楽しませていただきました。面白かったー。

花園神社は祭礼のようで

花園神社は祭礼のようで

神輿が練り歩いてました

神輿が練り歩いてました

で、ツーレポはほとんど進んでません。うーん、すんません。

北陸ツーレポ二日目アップ

北陸ツーレポというかまだ京都ですね。二日目アップしました。
このペースだと全日程を書き終えるのはいつだろう…。
http://s-dog.net/archives/000344.html
今週末は天気も悪そうなので駄文書きメインで過ごします。
って、オレが出掛けないと行楽地が晴れたりするんだよなぁ…。

北陸ツーレポ一日目アップ

告知を忘れてました。北陸ツーレポ一日目アップしました。
http://s-dog.net/archives/000343.html
さて、このレポで買ってきたお土産・鮒寿司。
昨夜Kannaさんに持ち込んで賞味してみました。

鮒寿司 俺的には(゚Д゚)ウマー

鮒寿司 俺的には(゚Д゚)ウマー

腹に詰められたお米は発酵してペースト状に。
それが馥郁たる香りを放ち、まるで上等なチーズです。
そして魚肉。梅干に近い強烈な酸味ですがこれが美味い。
口の中でホロリと砕けた卵巣も一粒一粒に濃厚な旨味があります。
苦手な人も多いと聞きますが、俺的には全然OK。
Kannaの常連さんにも好評でした。

ハプニング・ダイジェスト

今回のツーリングもいろいろな出来事がございました。
ツーレポ・アップまでの場つなぎとして、毎日のハプニングをダイジェストでご紹介。

5/13 高速道路は終始土砂降り

5/13 高速道路は終始土砂降り

5/14 バイクが倒れ宿泊先の玄関のガラスを破壊

5/14 バイクが倒れ宿泊先の玄関のガラスを破壊

5/15 丹波広域基幹林道探索中に仕事での不具合対応

5/15 丹波広域基幹林道探索中に仕事での不具合対応

5/16 粟柄河内谷林道が残雪で通過不能

5/16 粟柄河内谷林道が残雪で通過不能

5/17 雨で福井YHに緊急避難

5/17 雨で福井YHに緊急避難

5/18 なぎさハイウェイで停車中に転倒

5/18 なぎさハイウェイで停車中に転倒

5/19 朝から晩まで終日雨に祟られる

5/19 朝から晩まで終日雨に祟られる

5/20 この日も雨…五箇山で土砂降りにあう

5/20 この日も雨…五箇山で土砂降りにあう

5/21 前夜PCの充電を放置、朝から押し掛け

5/21 前夜PCの充電を放置、朝から押し掛け

ちなみに今回のツーリングで少しでも雨の降った日を●、全く降らなかった日を○とするとこんな感じになります。
5/13 ●
5/14 ○
5/15 ○
5/16 ●
5/17 ●
5/18 ○
5/19 ●
5/20 ●
5/21 ○
四勝五敗で負け越しですが、一昨年の同時期に行った東北ツーリングは全然ましですね。
なんせあんときは0勝5敗でしたから。

上越☆熱風せれなーで

5:00起床。
明るくなったし、一瞬だけエンジンを掛けても迷惑にはならないだろう。
セルを回してみる。「キュン…」と鳴ったきり動く気配が無い。
むむぅ。やはりバッテリーがあがってしまったようだ。押し掛けしかないか…。

北陸ツーリング最後の朝です

北陸ツーリング最後の朝です

グリーンパークおおしま 重労働が待ってます

グリーンパークおおしま 重労働が待ってます

暗澹たる気持ちで朝食の準備に取り掛かる。
メニューは西日本ローカルの即席麺・イトメンのちゃんぽんめん
具は昨日のツマミの残り。初めて食べたが味は普通の塩ラーメンと変わらない。
ちゃんぽんという言葉からイメージする麺の太さでもない。
かやくの乾燥した椎茸と海老がなかなか美味かった。

イトメンのちゃんぽんめん

イトメンのちゃんぽんめん

キャンプで喰うインスタント麺って(゚Д゚)ウマー

キャンプで喰うインスタント麺って(゚Д゚)ウマー

食後に一眠りして6時頃から押し掛けに挑む。
全力ダッシュ数本ですぐに息があがってしまった。
クラッチを繋いだ瞬間、リアがロックして路面を滑ってしまう。
荷物をまとめるなど休憩を取りながら何度も試みるが全然ダメ。
そのうち日も徐々に高くなり、暑くなってきた。
あの団体に声を掛けて手伝ってもらおうかとさえ思いはじめる。
これでダメなら…と、最後に今までと違うスタイルを試してみた。
ハンドルは左手だけで右手はリアキャリアを抑える。
バランスに気をつけながら幾分ゆっくりと前進してクラッチを繋いだ。
「…トットットットッ…」
なんと、かかった! なるほどリアのグリップが足りなかったのか。
チョークはオフ。回転が安定するまでアクセルを開けて暖気する。
はぁ…助かったぁ…。
エンジンを掛けたまま撤収していると、地元の爺さんが声を掛けてきた。
『バイクのライトが付きっぱなしだ』と親切に教えてくれた。はぁ…。
お礼に常時点灯が義務付けられててライトを消せないことを教えてあげた。
さらに、こちらの撤収作業に構わずいろいろ話しかけてくる。
先日、徒歩で海岸伝いに九州を45日間掛けて回ってきたらしい。
本州は青森から下関まで、四国も歩いたそうだ。
それもテントは使わず銀マットと寝袋だけ。
聞けばなかなかすげぇ爺さんだなぁ。
撤収作業が終わったが話は終わりそうに無い。
適当にあしらって、8:15、出発。
さいなら、爺さん、またどこかで~。

エンジンを止めないよう慎重に出発

エンジンを止めないよう慎重に出発

さて、まず向かったのは、昨日、ShinyaKさんから教えてもらった片貝川上流の林道。
その前にガソリンを入れておきたいが、GSでエンジンを切るのが怖い。
片道20kmくらいだし、リザーブタンクを使えば往復も可能だろうと直接向かった。
R8を経由して県道132へ。昨日の雨のせいか川の水量が多い。
別又僧岳林道の分岐をスルーしてさらに上流へ。
8:50、南又谷林道の起点に到着。

片貝川の上流へと進みます

片貝川の上流へと進みます

南又谷林道の分岐 河口から20kmくらい

南又谷林道の分岐 河口から20kmくらい

急流の南又谷に沿って、断続的なフラットダートをさかのぼる。
今日が日曜日のせいか、山菜取りや山歩き目的の人を沢山見かけた。
っと、たいした標高でもないのに路肩に残雪が見え始めた。恐るべし富山。

急流沿いのフラットダート

急流沿いのフラットダート

残雪が…標高500~600m程度なのに…

残雪が…標高500~600m程度なのに…

9:00、龍石祠に到着。
残雪か、土砂か、その先数百mの地点で林道は塞がれていた。
重機が入って作業中らしい。ってことで探索はここまで。Uターンして来た道を戻る。
その前に龍を封じ込めたと言われる石を探してみたが、どれなのか分からん…。
何枚か撮った写真を後で調べたら偶然その石があった。ラッキー♪

あー雪で埋もれてますね…Uターン

あー雪で埋もれてますね…Uターン

緑の帯の入ったのが龍石(別名・蛇石)らしいです

緑の帯の入ったのが龍石(別名・蛇石)らしいです

ピストンですが気持ちの良い林道ですね~

ピストンですが気持ちの良い林道ですね~

ちょっとした沢渡りがあったので記念撮影

ちょっとした沢渡りがあったので記念撮影

北又谷は完全舗装済の快走路ぽかったので省略。
来た道を下って、9:40、R8を右折し、上越方面に向かう。
最初に見かけたGSで給油も済ませた。もうエンジンを掛ける程度には充電されたようだ。
片貝川の流域からは毛勝山や猫又山が、また黒部の辺りでは朝日岳や白馬岳が望めた。
展望の良さは昨日期待していた通りだ。晴天っていいなぁー。

片貝川流域より毛勝山方面を望む

片貝川流域より毛勝山方面を望む

黒部付近より北アルプスを遠望

黒部付近より北アルプスを遠望

10:20、境川を越えて新潟県へ入った。越中・富山よ、またいつか!
まもなく現れた道の駅・越後市振の関でトイレ休憩&早めの昼食。
注文したのは、たら汁定食900円。
カス汁だろうか、調理法は単純かも知れないが美味い。
ご飯のお代わりが可能だったが敢えて一膳でストップ。
とはいえ、タラの切り身が意外に多くかなり満腹に近い。

道の駅・越後市振の関 日差しが強い

道の駅・越後市振の関 日差しが強い

タラ汁定食 ボリュームもあって(゚Д゚)ウマー

タラ汁定食 ボリュームもあって(゚Д゚)ウマー

晴れたのは嬉しいが、かなり日差しが強くなってきた。
ジャケットのベンチレ-ションを全快にして、10:50、出発。
親不知では天険トンネルの手前を曲がり、断崖絶壁の遊歩道を通ってみた。
北アルプスが日本海へと落ち込む古来からの難所だけあって、かなりの高さ。
壁に「矢如砥如」と文字が彫られていた。ふーむ。

天下の険・親不知を行く断崖上の遊歩道

天下の険・親不知を行く断崖上の遊歩道

矢の如く、砥の如し なるほどねぇ…

矢の如く、砥の如し なるほどねぇ…

足元はすぐ海です 海面までかなりの高さ

足元はすぐ海です 海面までかなりの高さ

11:05、R8に復帰して上越方面へ左折。
子不知を過ぎ、さらに日本海沿いを快走する。
この辺りもトンネルとスノーシェッドの連続だ。

こちらが親不知

こちらが親不知

あちらが子不知

あちらが子不知

11:20、糸魚川の辺りからは頸城山塊が見えた。
これまで日本海側では悪天候で景色が見えない経験が多いので素直に嬉しい。
フォッサマグナの旅の時ほどではないが、姫川もかなりの水量だった。
11:50、弁天岩に寄り道。鯉幟が気持ちよさげに泳いでいた。

姫川越しに頸城山塊を望む

姫川越しに頸城山塊を望む

日本海にポツンと浮かぶ弁天岩

日本海にポツンと浮かぶ弁天岩

12:00、道の駅・能生に到着。
トイレを済ませ、かにや横丁でベニズワイガニを食う。
昼食直後だったので一番小さい500円のやつを購入した。
凍っているからとサービスで足を半分おまけしてくれたが、味噌が全然ない。
小さいため食べ辛いのも難点。もっと高いやつにすればよかったかなぁ。
今度来る時はキャンプ道具の調理バサミを取り出して使おう。
隣のおばちゃん三人組が、でっかいカニを一人二杯ずつ貪り食っていたのが印象に残った。

道の駅・能生 いろんな海の幸が売られてます

道の駅・能生 いろんな海の幸が売られてます

ベニズワイガニ (゚Д゚)ウマー

ベニズワイガニ (゚Д゚)ウマー

13:05、出発。鳥ヶ首岬を越え、13:30、上越市街へ。
一週間付き合ってきた日本海ともお別れだ。
っと、県道68号との交差点にコンビニがあった。
暑いついでに、その店で「もも太郎」というローカルアイスを探したが見つからず。

鳥ヶ首岬を越えて上越へ

鳥ヶ首岬を越えて上越へ

さらば日本海 また来るよ!

さらば日本海 また来るよ!

春日山城址や金谷山公園などに寄り道しつつ、県道68号を南下。
売店なんかでも目当てのアイスを探したが結局発見できなかった。
この辺には無いのかな…。次回の宿題だな。

春日山城址より上越市街を望む

春日山城址より上越市街を望む

越後の虎・上杉謙信公の像

越後の虎・上杉謙信公の像

14:15、上越高田ICから上信越自動車道へ。東京練馬ICまで約280km。
14:25、ハイウェイオアシスあらいで小休止。妙高山の眺望が素晴らしい。
今度はデジカメを落とさないようウェストバッグを再チェック…よし!

ハイウェイオアシスあらい

ハイウェイオアシスあらい

今日は妙高山もクッキリ見えますねー

今日は妙高山もクッキリ見えますねー

旧セローに比べ、高速道路での休憩回数は格段に減った。
平均速度も出るため、時間もかなり短縮された。
しかし暑さのせいか長い上り坂ではエンジンがパワーダウン気味。
帰り道、急ぐ理由もなし。休ませながらのんびりと東京を目指す。

千曲川SAで休憩&給油

千曲川SAで休憩&給油

これだけ暑いとアイスが旨い

これだけ暑いとアイスが旨い

18:30、練馬ICで下道に戻り、18:50、自宅に到着。
長い旅がようやく終わった。今回もいろいろハプニングがあったなぁ…。
っと、ちょっと休んでからバイクで向かったのは中野大勝軒。
スペシャルつけそばの大盛を喰らって戻り、その後爆睡。
もうしばらくは雨の心配をせずに済む…むにゃむにゃ。
はぁー旅も長かったが、ツーレポも長かったー。

2006年雨中の旅

2:00くらいに若者たちが帰って、まもなく雨が降り出した。
5:00に目が覚めたが朝食は外食の予定なので二度寝。
6:00に起床したがやはり雨。海側からの風も出始めた。
東屋の下だがテントのすぐ前まで雨が降り込んでいる。
中でなるべく荷物をまとめてからテントを撤収。
雨具を完全装備して、7:50、出発。

雨中の出発 東屋のおかげで撤収は楽でした

雨中の出発 東屋のおかげで撤収は楽でした

雨晴(あまはらし)海岸 雨晴らせ、こんにゃろ

雨晴(あまはらし)海岸 雨晴らせ、こんにゃろ

昨日走った道を戻って、8:10、道の駅・氷見に再びやってきた。
雨はかなりの量だ。トイレの屋根の下で雨具を脱ぐ。
目的の店・池永亭はすでに開店していた。
氷見名物の手延べうどんを冷たいぶっかけで注文。750円。
TVではまたNHK朝のドラマをやっている。そういえば昨日は見逃しちゃったなぁ。
なんだかこれを見るのが習慣づいてきた。ストーリーが頭の中で繋がるのが怖い。
氷見のうどんはやや細めの麺だが程よいコシがある。
多めのぶっかけ汁と天カスの相性も良く味わい深い。何となく女性的な印象だった。
朝から満足。値段が高めなのは製法が手延べのせいだろうなぁ。

氷見名物・手延べうどん (゚Д゚)ウマー

氷見名物・手延べうどん (゚Д゚)ウマー

道の駅・氷見 雨が降り続く入口付近

道の駅・氷見 雨が降り続く入口付近

食べ終わってトイレを済ます。面倒くさいが、また雨具を完全装備。
9:00、出発。昼過ぎから晴れるとの天気予報を信じて五箇山方面へ向かう。
R160で高岡へ出てR156で南下。雨量はそれほどでもないが、降り続いてるのが辛い。
高岡市街に市電が走ってるとは思わなかった。路面の濡れたレールに気をつけねば。
9:40、道の駅・砺波に寄り道し、さらに南下して南砺市へ入った。

道の駅・砺波 単に寄っただけ

道の駅・砺波 単に寄っただけ

9:55、小牧ダムの辺りから景観は途端に山深くなる。
この辺りからR156は飛越峡合掌ラインと呼ばれるルートになるらしい。
連日の雨のせいかダムの貯水量は多く、大迫力で放水を行っていた。
いくつもトンネルやスノーシェッドを潜って南下する。
スノーシェッドの上などに残雪がちらほら見え始めた。

五箇山・白川郷を抜ける飛越峡合掌ライン

五箇山・白川郷を抜ける飛越峡合掌ライン

小牧ダム湖 スノーシェッドの上に残雪も

小牧ダム湖 スノーシェッドの上に残雪も

10:15、五箇山の入口・祖山に到着したが、まだ雨はやまず。
今日は土曜日のはずだが、行楽の車を余り見かけない。
道の駅・たいらを過ぎ、10:35、中江の霊水で水を汲んだ。
冷たくて確かに美味いのだろうが、雨でずぶ濡れになってるせいで有り難味が薄い。

道の駅・たいら ここも単に寄っただけ

道の駅・たいら ここも単に寄っただけ

中江の霊水 冷た~い

中江の霊水 冷た~い

平(たいら)からR304を少し北に進んで、10:50、相倉集落に到着。
五箇山エリアの有名な合掌集落だ。駐輪料金100円を払って散策した。
豪雪に絶える昔ながらの農村…なのだが実際は飲食・土産・旅館を経営してる家がほとんどである。
黙っていてもバスを連ねて大勢の観光客が来るのだ。商売換えも仕方あるまい。
あの農家風のおばあちゃんも観光協会が雇った女優ではなかろうか、とつい疑ってしまう。

五箇山 相倉合掌集落

五箇山 相倉合掌集落

冬はどの程度まで雪が積もるのかなぁ

冬はどの程度まで雪が積もるのかなぁ

ずっと降っていた雨が散策しているうちに段々強くなってきた。
軒下に雨宿りしてやり過ごそうと思ったが、時間が掛かりそうだ。
むしろ勢いは増すばかり。これはもう土砂降りと呼んでも良いだろう。
スケッチが目的で来ていた団体のお爺さんたちと同情しあう。
天気予報では昼までと言ってたのに…本当に止むのかなぁ…。

強烈な雨が降ってまいりました

強烈な雨が降ってまいりました

五月雨に煙る合掌集落…風情はある

五月雨に煙る合掌集落…風情はある

この雨で林道探索は今日は完全に諦めた。
11:15、温泉と飯で時間をつぶそうと近くの国民宿舎へ向かうことにした。
平でR156に戻って、11:20、国民宿舎・五箇山荘に到着。
食事はやっていないが温泉はOKとのこと。入浴料金は400円。
ずぶ濡れの雨具は軒下に置かせてもらった。
GPSを慌てて外した際、裏のスクリューボタンのボルトが折れてしまった。
このままだとRAMマウントへの固定が出来ない。うーん…まぁ、後で考えよう。
風呂は完全に独り占めだった。露天風呂は雨と風とで上半身が寒い。
目的は雨宿りなので必然的に長湯になる。100円マッサージも二回やった。
外へ出たのは約一時間後である。
お陰で随分小ぶりになったが、ややのぼせ気味。ふぅ。

国民宿舎・五箇山荘

国民宿舎・五箇山荘

五箇山温泉の由来 白山権現、助けてやれよ…

五箇山温泉の由来 白山権現、助けてやれよ…

12:30、雨具は装着せず、飯を食いにR156の目抜き通りへ戻った。
すぐに合掌造りの食堂・庄九郎を見つけた。注文したのは山菜定食1400円。
値段は高めだが山菜盛りは量も種類も十二分。
小さな山菜そばが汁代わりに出てきてこれも美味い。
豊富なオカズで最終的にご飯が足りなくなってしまった。大盛にすればよかったなぁ。
精算時に輪ゴムをお願いしたら沢山下さった。ありがたや。これでGPSを固定できる。

合掌造りの食堂・庄九郎

合掌造りの食堂・庄九郎

山菜定食 盛り沢山で(゚Д゚)ウマー

山菜定食 盛り沢山で(゚Д゚)ウマー

食事を終えて雨具を着込み、13:10、出発。GPSも問題なし。
13:15、菅沼集落にちょっと寄り道してから白川郷へと向かう。
五箇山を離れ、13:25、火の川原橋を渡って、岐阜県に入った。
いくつものトンネルとスノーシェッドとダムを越え、R156=飛越峡合掌ラインをひたすら南下。

五箇山・菅沼合掌集落 雨は小降りに…

五箇山・菅沼合掌集落 雨は小降りに…

飛越峡合掌ラインはトンネルとダムだらけ

飛越峡合掌ラインはトンネルとダムだらけ

13:35、道の駅・白川郷を過ぎ、13:40、白川スーパー林道の分岐をやり過ごす。
白川スーパー林道は一度は走ってみたい有料道路だが残念ながら二輪車通行禁止。
嫉妬の目で通る四輪を睨もうかと思ったが、まだ冬季閉鎖で通行止らしい。
ふん、どっちでもいいや。あのブドウは酸っぱいのだ。

道の駅・白川郷 ここも寄っただけ

道の駅・白川郷 ここも寄っただけ

白川スーパー林道起点 二輪も通過させろー

白川スーパー林道起点 二輪も通過させろー

白川郷・荻町合掌集落にやってきた。
が村営駐車場に停めようとしたら別の駐車場を薦められた。
「R156をもう少し進んで左折すると駐車場がある。そこに停めればバイクは無料だ」
無料ならば否やは無い。案内通り迂回して、13:50、到着。
駐車場の周りはパトランプをまわす派手な合掌造りの土産物屋だらけ。
白川郷の商売っ気は噂に聞いていたが、なるほどと軽く辟易してしまった。
公衆トイレも必要以上に豪華だった。中に竹まで植えてある
大規模な展望台も作られているようだし、世界遺産って金が動くんだなぁ。
ここに来てから五箇山に行けば、その純朴さに感動していただろう。

駐車場の土産物屋 元々あった建物なのかなぁ…??

駐車場の土産物屋 元々あった建物なのかなぁ…??

公衆トイレも豪華です ここは料亭か?

公衆トイレも豪華です ここは料亭か?

吊り橋で庄川を渡って荻町合掌集落へ足を踏み入れる。
さすがに観光客が多い。特にアジア系の外国人が目立つ。
この集落も合掌造りの各戸はほとんどが土産物屋や民宿を経営していた。
それが悪いとは思わないが、果たしてリピーターに繋がるだろうか。
景観と生活を両立させる観光地造りってのは難しいねぇ…。

白川郷・荻町合掌集落

白川郷・荻町合掌集落

こうしてみると本当に屋根が急角度ですね

こうしてみると本当に屋根が急角度ですね

水田に映る農夫の家 …じゃなくて食事処

水田に映る農夫の家 …じゃなくて食事処

故郷は遠くにありて思うもの…か…

故郷は遠くにありて思うもの…か…

14:20、出発。
ここから富山市街へ出たいのだが天生峠を越えるR360は通行止め。
かといって来た道を戻るのも芸が無い。かなり遠回りだが南に迂回することにした。
鳩谷ダム沿いに南下。雨はほぼ止んだ。南の方の雲の間に小さな青空が見える。
むむ…期待していいのかな…?

R360は通行止め 残念

R360は通行止め 残念

御母衣ダム 行く手の空がちょっとだけ明るい

御母衣ダム 行く手の空がちょっとだけ明るい

14;45、御母衣ダムを過ぎて、さらに南下。周りに残雪が目立つ。
トンネルを越えて御母衣湖の南へ出ると、雨はやんで日差しが差していた!! 
いやっほーっ!! 一昨日から待ちかねた晴れ間だ!!
嬉しくて「太陽、ばんざーい!」と走りながら思わず叫んでしまった。
いやー、やまない雨は無いってのは本当だねー。

こんな国道端にも…残雪、恐るべし

こんな国道端にも…残雪、恐るべし

青空! まってました! ブラボー!!

青空! まってました! ブラボー!!

15:00、荘川のGSで給油を済ませ、R158で飛騨方面へ向かう。
15:10、雨具を脱ごうと道の駅・桜の郷荘川に入った。
バイクを停めたところで、すぐ後に入ってきたライダーに声を掛けられた。
「もしかしてSaltyDogさんですか?」
まさかと思ったが何たる偶然、富山在住の白セロー乗り・ShinyaKさんだった。
BLOGやmixiを通じて何度か交流したことがある方である。
今回のツーリングでも富山周辺の林道情報をいただいていた。
ひるがの高原方面にキャンプツーリングに行く途中らしい。
道の駅に入ってゆく見覚えのある黒セローを見かけて進路を変更したそうだ。
もしかしたら会えるかなぁ…なんて思ってはいたのだが、いやはや本当にビックリ。
ShinyaKさんとはセロー以外にも共通点が多い。
サイドバッグやモンベルジャケット、ハンディGPSなどなど使ってるグッズも似ている。
っと、話し込んでいる最中、ShinyaKさんの携帯が鳴った。
ツーリング中にも仕事関連の要件…身に覚えのある共通点が涙を誘う…。

道の駅・桜の郷荘川

道の駅・桜の郷荘川

白と黒のセローを並べて記念撮影

白と黒のセローを並べて記念撮影

地元の林道情報を聞き出してShinyaKさんとはお別れ。
雨具を脱いで、15:35、出発。またどこかでお会いしましょう!
回復した天候と思わぬ邂逅で気分は最高。韻まで踏んじゃう。
R158を北東へ進み、16:00、県道90=卯の花街道へ接続。
猪伏山トンネルを抜け、16:15、道の駅・飛騨古川いぶしへ寄り道。
16:30、古川市街で県道75へ接続し、16:45、R41に合流。
この辺りは急いで通過してしまったが、改めて林道探索に訪れたい地域ではある。

道の駅・飛騨古川いぶし

道の駅・飛騨古川いぶし

飛騨卯の花街道

飛騨卯の花街道

雨雲を追いかける形になってしまったのか北上するに連れ雲行きが怪しくなってきた。
神岡を過ぎると平湯へ至るR471の分岐がある。
その標識でこの道を以前通ったことを思い出した。
帰路にデジカメを落としたため、ツーレポが幻になってしまった飛騨ツーリングだ。懐かしいなぁ。
有峰林道大多和線も通過。まだ冬季閉鎖のようだ。
この辺りから、また雨がポツポツ降り始めてしまった。
ついに雨雲に追いついてしまったか…。
雨具は乾いたばかりで濡らしたくなかったので装着せずに走行。
スノーシェードが雨避けになってありがたい。
17:10、猪谷で再び富山県内に戻った。
R41を併走する高原川は凄まじい濁流になっている。
17:15、道の駅・細入でトイレ休憩。夕闇が迫る。先を急ごう。

R41はスノーシェッドの連続です

R41はスノーシェッドの連続です

道の駅・細入 トイレに寄っただけ

道の駅・細入 トイレに寄っただけ

富山市街が近づくに連れ、雨脚が弱まってきた。
17:55、西町大喜本店に到着する頃には完全に止んだ。ほっ。
店内に入り、富山のご当地ラーメン・富山ブラック(中華そば)の大盛を注文。
麺は太目のストレート。スープの色は確かに黒く、そしてしょっぱい。
具の塩漬けのメンマもそこらの漬物よりも断然しょっぱい。
チャーシューと麺をスープに絡めて食べると、なかなか美味い。
が、メンマが一切れあるだけで、とたんにバランスが崩れる。
ネギは薬味というよりも箸休めの役割だ。甘みにほっとする。
これはマニア向けの品だろう。ご飯が欲しくなる。
自分以外に客は居なかったが分かる気がする。

元祖富山ブラック 大喜本店

元祖富山ブラック 大喜本店

富山ブラック ハンパナク(*Д*)ショッパー

富山ブラック ハンパナク(*Д*)ショッパー

食べ終わって18:15、出発。
R41に復帰し東へ進んで、18:30、金泉寺でR8に接続。
ハイペースで魚津方面に向かう。
立体交差からチラチラと立山連峰の山肌が見える。
明日の天気予報は晴れ。立山連峰の展望が楽しみだ。
18:55、片貝大橋の手前でR8を離れて片貝川沿いに下る。
19:00、無料キャンプ場・グリーンパークおおしまに到着。
無許可のキャンプ禁止と書かれているが今日は勘弁してもらおう。
子供の団体の脇を、なるべくそーっととバイクで乗り入れ…。
テントを設営が終わった頃には、もうヘッドランプが必要なほど暗くなっていた。
19:20、入口近くにあったコンビニまで行って買出し。
さっき夕食にラーメンを食べたばかりなので、軽めの晩酌と明日の朝食のみ購入。
昨日撮影に失敗した巻き蒲鉾も、スライス済みやつがあった。
板も無い独特の形状だがナルトとも異なる。これが富山の標準らしい。
昨日のやつに比べると巻き具合も絵的に好ましい。
雨で疲れていたのでガーっと食べて呑んで爆睡。
北陸ツーリング最後の夜だが「晴れて嬉しい」以外の感慨は薄い。

最後の夜は軽めの晩酌

最後の夜は軽めの晩酌

富山名物・巻き蒲鉾 (゚Д゚)ウマー

富山名物・巻き蒲鉾 (゚Д゚)ウマー

午前1時頃目が覚めた。
寝る前にバイクのシガーソケットでパソコンの充電していたことを思い出す。
ちょっと不安を抱きながらバイクを確認。
むぅ。シガーソケットのランプが点灯していない。
…もしかして、バッテリーあがっちゃったかな???

氷見といつまでも

午前4:00に目が覚めた。外は明るくなりつつある。
野鳥の鳴き声が幾重にも重なり、まるで重厚な交響曲だ。
天然の調べに身を委ねてウトウトとしばし転寝。
5:00、カラスの声が主旋律を奏で始めた頃合に起床。まだ雨は降っていないらしい。
朝食は昨日のとり野菜鍋の残りに冷や飯をぶちこんだおじや、納豆付き。
クタクタに煮られて湯気の立つおじやをフーフー言いながら食べる。朝から温まるなぁ。
食べ終わった頃から雨がポツポツ降り出した。小雨だが東屋の下で助かった。
雨具を身に着けようか迷いながらテントを撤収。

早朝の木ノ浦健民休暇村

早朝の木ノ浦健民休暇村

残り物で作ったおじや 味が滲みてて(゚Д゚)ウマー

残り物で作ったおじや 味が滲みてて(゚Д゚)ウマー

7:20、出発。すでに雨は止んでいたので、雨具は着けず。
キャンプ場の出口の管理棟に一台の軽トラと作業着のおっちゃんがいた。
シーズンに備えて準備中なのかな。
県道28号を木ノ浦海岸伝いに東へ進む。

天気予報は雨ですが元気出して行きましょう

天気予報は雨ですが元気出して行きましょう

木ノ浦海岸シャク崎 能登半島最北端です

木ノ浦海岸シャク崎 能登半島最北端です

7:30、禄剛崎の入口に到着。
バイクで直接行けない様で、登山道のような急な階段を徒歩で登った。
ちとバテ気味になりながら、こじんまりした灯台にたどり着いた。
『日本で唯一菊の御紋がある灯台』と説明書きにある。
最北端とも書かれているが前述のシャク崎の方が北のはず…いや野暮な突っ込みは止めとくか。

能登半島最先端 禄剛崎灯台

能登半島最先端 禄剛崎灯台

菊の御紋が刻まれている珍しい灯台です

菊の御紋が刻まれている珍しい灯台です

明治十六年七月十日初点灯 …と読めますね

正確には最北端では…まぁいっか

正確には最北端では…まぁいっか

禄剛崎より日本海を望む

禄剛崎より日本海を望む

7:50、出発。能登半島東岸沿いに南下。
途中、山伏山方向へ分岐する怪しげな未舗装路を発見。(この辺り
チェーンゲートの錠前が外してあったので暇つぶしに入ってみた。

山伏山方面に伸びる未舗装路発見

山伏山方面に伸びる未舗装路発見

むぅ…入ってみるか…

むぅ…入ってみるか…

農家の先の分岐を左へ進むと、森の中を通る酷い泥濘の道になった。
最後は草に埋もれて廃道状態になったが通れないこともない。
それを超えると舗装路に抜けた。ほっ、完抜してたか。(この辺

約1.5kmの泥道 道名は確認せず

約1.5kmの泥道 道名は確認せず

最後は廃道状態ですが抜けられました

最後は廃道状態ですが抜けられました

8:10、寺家ダムを横切って進むと、今度はフラットな幅広ダートが現れた。
これはなかなか掘り出し物のようだ。喜び勇んでまず右折。
三崎町大屋方面に走ってみた。

寺家ダム 無人のダム湖って何か不気味

寺家ダム 無人のダム湖って何か不気味

目の前に予期してなかったフラットダートが!

目の前に予期してなかったフラットダートが!

ダートの起点には「国営農地開発6号支線(A)」と書かれた道標があった。
そのままUターンして三崎町森腰の終点まで一気に快走。
距離は2.5kmほどだが固く締まったフラットダートを楽しめた。
探せば、やっぱ奥能登にも未舗装路があるのね。

偶然見つけた未舗装路 起点

偶然見つけた未舗装路 起点

ダンプも十分通れる幅広フラットダート2.5km

ダンプも十分通れる幅広フラットダート2.5km

県道287を右折して、8:25、県道28に復帰。
8:30、能登最東端の長手崎を越え、海岸沿いに南下。
8:40、蛸島町のGSで給油。キャンプ道具を積んだジェベルとすれ違う。
連日の雨で彼も大変なんだろうなぁ。

能登半島最東端・長手崎 記念碑とか皆無です

能登半島最東端・長手崎 記念碑とか皆無です

8:50、珠洲市街でR249に合流して、飯田湾沿いに南下。
9:00、見附島に到着。別名・軍艦島とも呼ばれる奥能登のシンボル的存在らしい。
岸から岩場を歩いて島に近寄ることが出来る。
足場は思ったより滑らない。が、ゴミに混じって鳥の死体が浮いているのはちょっと引く。
島を囲む断崖は間近で見るとかなりの迫力だった。
その絶壁はまさに軍艦の名に相応しい。

奥能登のシンボル・見附島

奥能登のシンボル・見附島

軍艦を想起させる独特の形状

軍艦を想起させる独特の形状

『えんむすびーち』って海岸名はいかがなものか…

『えんむすびーち』って海岸名はいかがなものか…

9:20、出発。恋路海岸と名づけられた道を走る。
なんだか甘ったるい地名が多いなぁ。
駐車スペースに由来となったエピソードが紹介されていたが…うーん…。
二人の恋路を邪魔した男は馬に蹴られて死んだ…という落ちはないですか、そうですか。

恋路海岸 弁天島

恋路海岸 弁天島

ほぉほぉ、それで恋路海岸ですか…

ほぉほぉ、それで恋路海岸ですか…

9:30、県道35を右折して、9:45、九十九湾に到着。
入り組んだ海岸線で穏やかな海だ。湾内にはさざ波一つない。
10:00、奇観・千畳敷(万畳敷)を通過。
見下ろしただけだが海面のすぐ下に広い岩盤が広まっている。
能登金剛にも同じ名前のポイントがあったような…。

九十九湾 穏やかな湾でした

九十九湾 穏やかな湾でした

停泊していたイカ漁船 集魚灯が眩しい!

停泊していたイカ漁船 集魚灯が眩しい!

千畳敷 同じ地名は各地にありますが

千畳敷 同じ地名は各地にありますが

そろそろ海は飽きてきたので山へ向かおう。
10:10、R249を横断して県道6号で内陸部へ。
向かう途中で雨が強くなり始めた。嫌なタイミングだなぁ。
駐車スペースで雨具の下とブーツカバーを装着。
10:25、柳田で県道26号を経て県道277へと進む。
10:35、目的の分岐に到着。(この辺
西に伸びる舗装路が城ヶ山、瓶ノ森山、四辻峠、鉢伏山…と奥能登の尾根を繋ぐ道である。
市道か林道かは不明だが埋め立て処分場へ至るようだ。
事前調査で未舗装は期待していなかったが、とりあえず走ってみよう。

能登の山々を繋ぐ道 の分岐です

能登の山々を繋ぐ道 の分岐です

雨の中、奥能登の山中を走る

雨の中、奥能登の山中を走る

途中から林道鉢伏線という名前のルートに合流したが相変わらずの舗装路。
支線は何箇所もあったが、それらも基本的に全て舗装されていた。
唯一、四辻ノ峠から北の県道276方向に延びる支線は未舗装だった。
未探索だが雰囲気からして完抜してる可能性が高い。
誰か再探索してくれないかなぁ。距離は短いだろうけど…。

林道鉢伏線へ進みますがアスファルトは相変わらず

林道鉢伏線へ進みますがアスファルトは相変わらず

四辻ノ峠から北へ分かれる支線…気になります

四辻ノ峠から北へ分かれる支線…気になります

視界が開けてもありきたりな山並みばかり。
未舗装でもなく、雨ばかりで面白みに欠ける。
が、終点の鉢伏山近くで突如、富山湾越しに立山連峰が遠望できた。
期待していなかった分、素直に感動。
機嫌良く鉢伏山から東へ下り山中を退出した。

能登の山並み 晴天なら海まで見えるはずですが…

能登の山並み 晴天なら海まで見えるはずですが…

富山湾側は立山連邦まで遠望できました

富山湾側は立山連邦まで遠望できました

11:30、大箱で県道26号を右折して西へと向かい、11:35、桜峠で珠洲道路に合流。
穴水方面に快走して、11:45、道の駅・能登空港にちょっと寄り道。
広々とした滑走路越しに、ここからも立山連邦が見えた。
現在地は雨だが、彼方は晴れてるのだろうか…。

道の駅・能登空港 いや普通の空港ですけど

道の駅・能登空港 いや普通の空港ですけど

能登空港より立山連峰を遠望

能登空港より立山連峰を遠望

そのまま、ハイペースで西へと進み、12:00、穴水市街でR249に合流した。
そろそろ昼飯時だが雨がかなりつよくなってきた。さっさと店を決めて雨から逃れたい。
まずツーリングマップルで紹介されている店へ行ってみたが休店日なのか営業してなさそうだった。
仕方なく土砂降りの中、R249を能登島方面に走る。
二件ほど食事処があったが、一件目は店構えが立派過ぎ。
ずぶ濡れの状態で暖簾を潜るのさえ憚られボツ。
もう一件はもろに団体観光客向けでこれまたボツ。うーん、タイミング悪いなぁ…。
12:30、能登島の手前、西岸の辺りでちゃんこ料理の店・時葵を発見。うし、ここに決定!
元力士だろうか親切なオヤジさんが濡れた雨具も屋内に置かせてくれた。
温かいお茶を飲んでようやく人心地がついた。注文したのは海鮮丼1050円。
運ばれてきた丼には値段に釣り合わないほど具が贅沢にトッピングされていた。
どの刺身も新鮮で実に美味い。黒鯛のあら汁も良~い出汁が出ていた。
はぁー、満足満足。

西岸 R249沿いのちゃんこ料理屋・時葵

西岸 R249沿いのちゃんこ料理屋・時葵

具沢山の海鮮丼 メチャ(゚Д゚)ウマー

具沢山の海鮮丼 メチャ(゚Д゚)ウマー

13:00、店を出たら雨はまだ降っていたが小康状態に落ち着いていた。
県道256を右折し、ツインブリッジのとを渡って13:10、能登島へ上陸。
七尾湾も九十九湾と同じく穏やかで水鏡のようだった。
この辺の湾が元々荒れにくいのか、今日がたまたま無風なためか、どちらだろう?

能登島に架かるツインブリッジのと

能登島に架かるツインブリッジのと

七尾北湾・鴨島入江 穏やか~

七尾北湾・鴨島入江 穏やか~

13:30、道の駅・のとじまでトイレ休憩。雨は止まず。
県道47号に合流して、能登島南岸を時計回りに西へ向かう。
途中、ひょっこり温泉という温泉があった。付近の地形は確かにひょっこりひょうたん島を連想させる。
が、まだ温泉に入る気にはなれないので、ここはスルー。
13:50、能登島大橋を渡って能登島を退出した。

道の駅・のとじま

道の駅・のとじま

能登島大橋を渡って本土に帰還

能登島大橋を渡って本土に帰還

R249を右折して七尾市街を抜け、R160に接続。
14:15、道沿いのコンビニで一服して、今後のルートを思案。
うーん、天候の完全回復は望めないし、真っ直ぐ幕営地を目指すか…。
14:25、七尾海岸へ出て富山湾沿いを南下。
14:30、道の駅・いおりに立ち寄った。
この辺まで来ると雨もほとんど止み、時々日差しも見えはじめた。
立山連峰の眺望を期待したが、それは適わず。残念。

七尾海岸に沿ってR160を氷見方面に快走

七尾海岸に沿ってR160を氷見方面に快走

道の駅・いおり 立山連峰は見えず…

道の駅・いおり 立山連峰は見えず…

14;45、大泊鼻を越え、ついに富山県に入った。
15:05、道の駅・氷見(ひみ)に到着。
フィッシャーマンズワーフ海鮮館で夕食の買出しをする。
ついでに売られていた岩ガキが美味そうだったので400円のやつを購入。
その場でレモンを絞ってジュルリと飲み込む。…くぅー、うめぇー!

道の駅・氷見 フィッシャーマンズワーフ海鮮館

道の駅・氷見 フィッシャーマンズワーフ海鮮館

キトキトの海の幸が所狭しと並べられてます

キトキトの海の幸が所狭しと並べられてます

岩ガキ レモン絞っただけなのに(゚Д゚)ウマー

岩ガキ レモン絞っただけなのに(゚Д゚)ウマー

雨と晴れ間が交互にやってきます ややこしい

雨と晴れ間が交互にやってきます ややこしい

ついでに氷見駅近くのスーパーにも寄って買出し追加。
ここでも、いちいち雨具の着脱せにゃならん。面倒くさいなぁ。
買出しを完了して、16:00、出発。R415を南東へ進む。
16:30、富山湾に面した無料キャンプ場・雨晴キャンプ場に到着。
受付をしようとしたが海の家はやっておらず。
散歩中の人に尋ねたら少し離れた民宿・女岩荘で受け付けてるそうだ。
民宿の玄関先で何度も呼ぶとお爺さんが出てきた。
いい人そうだが訛りが強い。判らない点は勝手に脳内で補完せねばならない。
受付のついでに、いろいろと要望を尋ねてみた。
Q.東屋の下にテントを張ってもいいですか?
A.雨で大変だろう、OKOK(富山弁趣意)
Q.バイクを乗り入れてもいいですか?
A.バイクが心配だろう、OKOK(富山弁趣意)
いやぁ、嬉しいなぁ。今日も理想的なテント泊が出来そうだ。

雨晴海岸より能登半島を遠望

雨晴海岸より能登半島を遠望

受付ノートに名前の記入を終え、表の飼い犬と遊んでたお爺さんと少し会話。
宿主「あんたは犬が好きだろ? この犬は犬好きには吼えない(富山弁趣意)」
塩犬「そうでしたか、頭がいい犬ですねー」
宿主「猫好きが来ると吼えるのだ、犬好きに悪い人はいない(富山弁趣意)」
塩犬「ですよね、やっぱ猫より犬ですよねー」
実は猫派だがいらんことは言わないで置こう。
丸く収まったところでキャンプ場へ戻ってテントを設営開始。
濡れた靴下でふやけすぎたのか、歩くと足の裏が少し痛い。
靴下を脱ぎ、濡れた雨具と一緒にベンチに並べて干す。
そのうち足の裏も乾き、痛みも消えた。

雨晴キャンプ場 今日も雨を凌げそうです

雨晴キャンプ場 今日も雨を凌げそうです

防風林になぜか雉 鍋に…いや何でもないっす

防風林になぜか雉 鍋に…いや何でもないっす

幸運なことに、このキャンプ場はエアエッジの圏内だった。
テントの設営完了後、WEBに接続して付近の温泉を検索。
また降り始めた雨の雨脚が段々強くなってきた。
17:40、雨具を装着して温泉目指し出発。
かなりの雨の中、10分ほど走って堀田の湯に到着。
こじんまりした建物で秘湯といった趣き。入浴料は350円。
湯船は小さいが、やや熱めのしょっぱいお湯が気持ち良かった。

氷見の山中にある堀田の湯

氷見の山中にある堀田の湯

湯からあがったら、雨もあがっていた。
念のため雨具を装着してキャンプ場へ戻る。
途中、コンビニに寄って乾電池を仕入れた。
18:45、キャンプ場に帰着。さて、お楽しみの晩酌タイム。
酒は奮発して氷見の地酒・曙の純米吟醸「獅子の舞」。
ツマミは氷見名産・ガンドブリ(ワラサ)の刺身にホタルイカの醤油煮。
それから富山のローカル食材・巻き蒲鉾。魚介系だけでは何なのでトマトもつけた。
屋根の下でベンチに腰掛け、雨だれを眺めつつチビチビ飲る。あぁ旨ぇ…極楽極楽。
雨に濡れずに済む愉悦をひしひしと実感。ぼかぁ幸せだなぁ。

本日の晩酌 酒も肴も逸品揃い

本日の晩酌 酒も肴も逸品揃い

巻き蒲鉾…写真がピンボケ…orz

巻き蒲鉾…写真がピンボケ…orz

締めはソフト麺を使ったお手軽スパゲティ・ミートソース。
いつもより酒量が多かったため、食後すぐに爆睡。
暖かいのでシュラフも不要だった。

ソフト麺スパゲティ 時々無性に食べたくなる味です

ソフト麺スパゲティ 時々無性に食べたくなる味です

23:30頃、尿意を催して目が覚めた。
トイレを済ませた後、寝付けないのでPCでレポをまとめはじめる。
雨は一時的に止んでいるようだ。…っと、少し離れた駐車場に乗り入れる車の音。
男女入り混じった数人の若者の笑い声が聞こえてくる。そう言えば金曜の夜だった。
海へやって来た若者の集団…と来れば花火が定番だが…まさかな…。
ピュー…パンッ!!
ロケット花火…嫌な予感が的中した。
なぜこうもパターン通りの行動を取るのだ、若者たちよ…orz
PCの電源を落とし再び眠りに就こうとしたが、彼らの喧騒はまだ止まない。
雨晴(あまはらし)の地名通り雨が晴れることを願っているが…豪雨よ、この瞬間だけ降ってくれ!

なぎさにまつわるエトセトラ

6:00起床。目を覚ますと、まずカーテンを開け外を見た。
お、雨は止んだらしい! 手にした傘を畳んだまま歩いている人ばかりだ。
NHKの天気予報もチェック。今日は終日曇りで雨は降らないと伝えている。ラッキー♪
明日・明後日は雨のマークがついていたが、今日だけでも素直に歓迎しておこう。
ずぶ濡れだった雨具一式も乾いたし言うこと無し。YHに泊まって正解だった。
チェックアウトして荷物を積んで、7:50、福井青年館YHを出発。

福井青年館YH 一晩、お世話になりました!

福井青年館YH 一晩、お世話になりました!

福井を離れる前にどうしても名物のおろしそばを食べておきたい。
昨夜のうちに早朝から営業している蕎麦屋をネットで探しておいた。
この時間の市街地だけあって道路は渋滞しているが、近所の店なのでそれほど時間は掛からない。
8:00、ヨーロッパ軒のすぐ近くにある蕎麦屋、つるきそば佐佳枝支店に到着。
まだ開店前だったが、中で準備をしている気配がある。
10分くらい待つとおかみさんが窓を開け始めた。声を掛けると入店OKとのこと。
席に着いて注文したのは越前名物・おろしそばの大盛580円。
待つ間、テレビを見るとまたNHK連続ドラマをやっていた。
何気なく見てるだけなのに昨日のあらすじと繋がってしまう…むぅ。
出てきた蕎麦は腰が強めのシコシコ手打ち麺。蕎麦粉の比率は二八らしい。
トッピングはシンプルにネギとカツオ節のみ。
そこへ大根おろしがたっぷり入った出汁をどばっと掛けて喰う。
うーん、美味い! さわやかな大根の風味が蕎麦にぴったりマッチしている。
飲み込んだ後、胃がカーッと一瞬熱くなるのも大根ならでは。
カツ節・ネギも目立たぬながら良い仕事をしている。朝から満足!

つるきそば佐佳枝支店 早朝営業が嬉しい♪

つるきそば佐佳枝支店 早朝営業が嬉しい♪

越前おろしそば 爽やか大根(゚Д゚)ウマー

越前おろしそば 爽やか大根(゚Д゚)ウマー

食べ終わって8:30、出発。
県道30号を北上しR416を右折、8:35、R8に合流。
あとはひたすら金沢方面に北上するのみ。
幹線道路だけあって高速道路並の流れで進む。
9:00、ちょっと前、牛ノ谷峠を越えて石川県に入った。
加賀・小松を過ぎて、右手に白山が見え始めた。
名前の通り、冠雪して白い頂が神々しい。
せっかく晴れてるので写真を撮っておこう。
9:35、R8を降りてR360を白山方面に走って寄り道。
中海のあたりで撮影し、ついでにトイレ休憩。

小松市中海の辺りより白山連峰を望む

小松市中海の辺りより白山連峰を望む

R8へ戻りなおも北上。9:50、手取川を渡って左折。
川沿いを降って美川へ進み、10:00、あら与に到着。
加賀の隠れ名物・ふぐの子をお土産として購入し、東京への配送を申し込む。
ついでに今夜の晩酌用にもスライス済みのパックを1つ購入して持ち帰り。

白山から日本海へ至る手取川

白山から日本海へ至る手取川

加賀・美川の海産物加工のお店・あら与

加賀・美川の海産物加工のお店・あら与

県道25を海岸沿いに進み、県道58を右折して、10:20、R8に戻った。
10:30、給油を済ませ、10:35、R157を右折して金沢市街へ。
予定よりもいいペースだ。案内板に従って兼六園へ向かう。
駐車場が分かりにくくて迷ったが、無料だったので大歓迎。
11:00、入園料300円を払って園内へ。

日本三名園の一つ 兼六園

日本三名園の一つ 兼六園

丁度、菖蒲が咲いてる季節でした

丁度、菖蒲が咲いてる季節でした

わびさびを感じる素晴らしい日本庭園をのんびりと散策。
遠足の児童や団体の観光客は多いが、少し離れさえすれば喧騒はそれほど気にならない。
園内のあちこちにお茶屋があり、気軽に休憩できる。
僕もその内のひとつに入って、ほうじ茶とあんころ餅のセット400円を食す。
はぁー、落ち着くなぁ。

広い園内をのんびり散策

広い園内をのんびり散策

ほうじ茶とあんころ餅で一服

ほうじ茶とあんころ餅で一服

11:30、兼六園を出て、昼飯を食べに市街地中心部へ戻る。
5分ほどで辿り着いたのは洋食のお店・グリルオーツカ
注文したのは金沢のローカル洋食・ハントンライス680円。
供する店によって微妙に具やソースが異なるらしい。
このお店はオムライスにエビや白身魚のフライを乗せ、タルタルソースを掛けたものだった。
ケチャップと玉子焼とフライとタルタルソース。食べて不味かろうはずがない。
ライスのボリュームもかなりあり、充分満足。美味かった~♪
会計の時に東京から来たと告げたら御礼を言われた。いえいえこちらこそ。

金沢の洋食屋さん グリルオーツカ

金沢の洋食屋さん グリルオーツカ

金沢隠れ名物・ハントンライス (゚Д゚)ウマー

金沢隠れ名物・ハントンライス (゚Д゚)ウマー

12:00、食事を終えて出発。R159を道なりに北上。
途中のコンビニで缶コーヒーを購入。この空き缶が後で役立つはず。
12:50、免田でR249に合流し、今浜で県道229を左折。
能登道路の下を潜って、12:55、なぎさドライブウェイに到着した。
千里浜なぎさドライブウェイは砂浜を走る約8kmの道路である。
通常と砂浜に比べて砂が固く締まっており、観光バスやオンロードバイクでも走行可能。
サンド走行が苦手な僕でもここなら全然大丈夫♪
ルパン三世のエンディングテーマを口ずさみながら快走した。

なぎさドライブウェイ 今浜側入口

なぎさドライブウェイ 今浜側入口

全国でも珍しい砂浜道路が約8km続きます

全国でも珍しい砂浜道路が約8km続きます

さて、オフロードバイクが砂浜で注意すべきは駐車時である。
砂がいくら硬いとは言え、普通にスタンドを立てると流石に倒れてしまうだろう。
そこで登場するのが前述の空き缶。
買ったその場で飲み干して平らにつぶしたやつを土台に使うのだ。
アスファルトの柔らかい北海道でも使われたりする技らしい。へぇー。

千里浜なぎさドライブウェイ 潮風が心地良い

千里浜なぎさドライブウェイ 潮風が心地良い

倒れないようスタンドの下に空き缶を敷きましょう

倒れないようスタンドの下に空き缶を敷きましょう

四輪車は皆かなりのスピードで走っている。観光バスも多い。
海の中へは入らなかったが、波打ち際ギリギリまで迫ったりして楽しんだ。
沿道に焼きハマグリを売る店が並んでいるが、昼食直後なのでお預け。

千里浜より能登半島を遠望

千里浜より能登半島を遠望

波打ち際でも路面は安定してました

波打ち際でも路面は安定してました

終点間際に最後の写真を撮りたくなった。
つい空き缶を敷く手間を惜しんで、落ちていた発泡スチロールにスタンドを立てて駐車。
降車した時は大丈夫そうだったが、カメラを取り出している間に目の前でバイクが傾き始めた。
発泡スチロールに滲みこんでいた海水がバイクの重みで搾り出され下の砂浜が液状化したらしい。
スタンドが沈み始めて、あわわ…とそのまま倒れてしまった。うーん、物臭はいかんなぁ…。

ひと手間を惜しむとこうなります ご注意を

ひと手間を惜しむとこうなります ご注意を

千里浜側の出入り口です 渚よさらば

千里浜側の出入り口です 渚よさらば

さて、走り終わって羽咋でR249に復帰した。
時刻は13:20。想定よりだいぶ早い。
この日に幕営を予定していたキャンプ場はすぐ近くだが、この時間にチェックインもないだろう。
とりあえず、無理しない程度に行けるとこまで北上することにするか。
13:25、気多大社に到着。
気多大社は能登国一ノ宮で祭神は大国主神。
巫女さんが神門(楼門)で声を掛けて順路を案内していた。
もう少し俺のタイプだったら写真をお願いしていただろうなぁ。惜しい。

能登国一ノ宮 気多大社

能登国一ノ宮 気多大社

神門 巫女さんが案内してくれました

神門 巫女さんが案内してくれました

縁結びの神社だけあって絵馬も恋愛系の願い事が多かった。
裏手にはお寺があった。由緒書によると元神宮寺らしい。
暑くなってきたので、これまで着ていたフリースを脱いで出発。

そういえば松井選手は石川県出身だったなぁ…

そういえば松井選手は石川県出身だったなぁ…

元神宮寺 正覚院

元神宮寺 正覚院

R249を北上し、14:00、県道36を右折。
能登金剛と呼ばれる日本海の荒波が作った奇岩群を眺めながら北上。
東尋坊よりは面白いと感じたが、晴れているせいもあるだろうな。

能登金剛の一つ 鷹の巣岩

能登金剛の一つ 鷹の巣岩

巌門洞窟 遊覧船が出てます

巌門洞窟 遊覧船が出てます

14:20、R249に復帰して、14:30、道の駅・とぎ海街道に到着。
ギネスブックにも登録されてるらしい世界一長いベンチに腰掛けて一服。
岸壁の母の歌碑もあった。この地に縁があるらしい。

道の駅・とぎ海街道

道の駅・とぎ海街道

無駄に長いベンチですな

無駄に長いベンチですな

裏手にいた猫 いや、特に意味はにゃいです

裏手にいた猫 いや、特に意味はにゃいです

さらに北上して、14:50、関野鼻に寄り道。
松本清張『ゼロの焦点』で有名なヤセの断崖を離れた場所から眺めた。
と言っても、その作品はまだ読んだことが無い…。

能登金剛・ヤセの断崖を遠望

能登金剛・ヤセの断崖を遠望

関野鼻 カルスト地形だそうです

関野鼻 カルスト地形だそうです

タンポポの綿毛が風を待っておりました

タンポポの綿毛が風を待っておりました

赤鼻の周辺は国道が工事中らしく、県道で迂回させられた。
道下サンセットパークでR249は海岸を離れて内陸へと進む。
山間に入ると途端に涼しくなってきた。路面温度は16度の表示。
15:30、中屋トンネルを通過し、15:40、輪島市街に到着。
まだ時間が早いので、そのまま前進。奥能登へと進む。

輪島市街 漆器関連の看板が多かったです

輪島市街 漆器関連の看板が多かったです

輪島を抜け奥能登へ 海岸沿いをひた走れ

輪島を抜け奥能登へ 海岸沿いをひた走れ

15:55、道の駅・千枚田ポケットパークに到着。
白米千枚田のすぐ脇にある道の駅だ。
海岸までのわずかな斜面を利用し、小さな水田が折り重なっている。
能登でも楽しみにしていたポイントだったが期待以上の壮観だ。
夕陽で無風だったらさぞかし美しいだろうなぁ…。

道の駅・千枚田ポケットパーク

道の駅・千枚田ポケットパーク

白米千枚田 水田の数は実際2000枚以上だそうで

白米千枚田 水田の数は実際2000枚以上だそうで

さて、そろそろ幕営地を決定しておきたい。
事前調査で念のためチェックしておいた木ノ浦健民休暇村を使ってみるか。
能登半島の最北端近くでオートキャンプ場と野営場があり、野営場なら720円…だったはず。
予約を入れようとキャンプ場を管理している国民宿舎・能登きのうら荘に電話を架けてみた。
塩犬「すみません、今日キャンプ場を使いたいんですが…」
管理者「あー今オフシーズンなんですよねー」
塩犬「え? 泊まれないんでしょうか」Σ(゚д゚lll)ガーン
管理者「いや、好きに使って構いませんよ」
塩犬「え?? 料金は?」(´Д`;)
管理者「無料でいいです、オフですから」
塩犬「水道やトイレは使えるんでしょうか?」無料キタ━(゚∀゚)━!
管理者「さぁ…使えるんじゃないでしょうか?」
塩犬「…わかりました、ありがとうございます」(´・ω・`)…
飲み水が確保できるのか不安が残るが泊まる場所が決まった。
予定を大幅に消化してイケイケでここまで来たが、ようやく落ち着く。
どこかで買出しを済ませて向かうとしよう。

モザイクのように煌く千枚田 夕焼けだったらなぁ…

モザイクのように煌く千枚田 夕焼けだったらなぁ…

16:10、出発。
その後も日本海を眺めながら北上するが、なかなかめぼしい店が見つからない。
曽々木に一件商店があったが、生鮮食料品はほとんど置いてなさそうだったのでパス。
16:35、道の駅・すず塩田村にも寄ってみたが、塩以外売られてない。
うーん、塩掛け飯か…それも悪くな…いやいや、無理無理。
いざとなったら能登半島を横断して珠洲市街まで行くしかないな…。

窓岩 窓の向こうに空が見えます

窓岩 窓の向こうに空が見えます

道の駅・すず塩田村 塩が欲しかったらぜひ

道の駅・すず塩田村 塩が欲しかったらぜひ

キャンプ場へ向かうなら県道28号、珠洲市街なら国道直進。
その分岐を目前にして、16:50、手前に小さなスーパー発見!
入ってみるとなかなか品揃えも良いではないか。 ラッキー♪
会計を済ませて外に出たところで、自販機の商品入れ替えをしていた店主に声を掛けられた。
今夜は木ノ浦でキャンプすることを告げると、そこへ至るまでの間のビュースポットを教えてもらえた。
さらに水を汲ませてもらえ、能登の観光のパンフまでいただいた。ありがたやありがたや。
17:20、買出しを終えて県道28号を能登半島の北端へと進む。
さきほど店主に教えてもらったゴジラ岩が左手に見えた。
なるほど、ゴジラに見えないこともない。
さすがヤンキース松井の出身県…ってのは関係ないか。
キャンプ場の手前で県道は海岸線を離れてヘアピンカーブの登りになる。
登りきったところにあった展望台からの景色がこれまた素晴らしかった。

ゴジラ岩 全国各地にもゴジラに似た岩があるようです

ゴジラ岩 全国各地にもゴジラに似た岩があるようです

幕営地を目指して本日最後の快走

幕営地を目指して本日最後の快走

木ノ浦展望台より堂ケ崎を望む

木ノ浦展望台より堂ケ崎を望む

17:25、木ノ浦健民休暇村に到着。
オートキャンプ場と野営場があったが、最終的に選んだのは炊事棟前の東屋の中。
ここなら雨が降っても大丈夫だ。不要かも知れないがテントは一応張ろう。
トイレは身障者用が施錠されておらず、水もちゃんと流れていた。炊事場もOK。
うーん、なかなか理想的な状況だ。

木ノ浦健民休暇村 ラッキーなことに東屋でテン泊

木ノ浦健民休暇村 ラッキーなことに東屋でテン泊

木ノ浦海岸を眺望 右のが国民宿舎かな?

木ノ浦海岸を眺望 右のが国民宿舎かな?

テントを張り終えて晩酌開始。
ふぐの子の糠漬けでビールをチビチビ飲みながら、とり野菜鍋を作る。
材料は鶏肉・ネギ・しいたけ・豆腐、そして石川のローカル商品・とり野菜味噌
石川県周辺で売られている味噌で、これを使うと簡単に美味しい『とり野菜鍋』が出来るらしい。
袋に書かれていた分量の半分の水に、これまた半分の味噌を溶き加熱。
そこへキッチンバサミでブツ切りにした各材料を投入し、煮立って火が通るのを待つのみ。
野菜は白菜がオススメらしいが、一人で食べるには大きすぎるので今回は断念。

とり野菜鍋 材料一式 分量適当

とり野菜鍋 材料一式 分量適当

あーぶくたった煮えたった?

あーぶくたった煮えたった?

煮えたところで早速味見。
…( ̄~ ̄;) ウーン
美味い! 味噌汁より簡単なのに美味い!
味噌の原料を見るとニンニクや香辛料が入ってるらしいが、うーん、こりゃ便利だ。
酒を飲みながらバクバク食べた。美味美味。
用意した材料はかなり量が多かったが、水と味噌を足して全部使い切った。

煮えたかどうだか食べてみよ ムシャムシャ…(゚Д゚)ウマー

煮えたかどうだか食べてみよ ムシャムシャ…(゚Д゚)ウマー

本日の地酒は珠洲の宗玄

本日の地酒は珠洲の宗玄

〆はふぐの子糠漬けを使ったお茶漬け。
ふぐの子は文字通りふぐの卵巣を加工した食品である。
元々猛毒の部位なのだが、塩と糠に数年漬けるとなぜか毒が抜けるそうだ。
江戸時代以前からの伝統食で、石川県でしか加工が許可されて無いらしい。
粕漬けは糠漬けから塩抜きして粕に漬け直したもの。
購入する際に糠漬けと粕漬けの味見をさせてもらったが、糠漬けはかなり塩辛い。
対する粕漬けは円やかで食べやすかった。初心者にはこちらがオススメらしい。
さて、その糠漬けのお茶漬け。
なるほど、そのまま食べると塩辛さがきつかったが、お茶漬けにすると抵抗がない。
明太子のような風味でなかなかいける。が、タラコとの違いがちと分からん。
米と鍋は明日の朝食用に少しだけ残しておいた。

ふぐの子はそれほど高価じゃないのでご安心を

ふぐの子はそれほど高価じゃないのでご安心を

ふぐの子糠漬け お茶漬けにすると(゚Д゚)ウマー

ふぐの子糠漬け お茶漬けにすると(゚Д゚)ウマー

今日一日、晴れてよかったが、やはり明日・明後日は雨なのかなぁ。
ついつい天気予報を何度も聞きなおしてしまう。
気になるラジオはNHK♪ か…

愛が生まれて五月雨になる

5:00起床。
風邪薬のおかげかよく眠れた。疲労もすっかり回復したようだ。
目の前の琵琶湖では水鳥たちが朝まずめの餌探しをしている。
靄に包まれた幻想的な竹生島を眺めながら、軽めに菓子パン一個の朝食。
今にも降りそうな空模様だがテントもなるべく乾かしておこう。

早朝の琵琶湖に竹生島 発つ鳥後を濁さず…か…

早朝の琵琶湖に竹生島 発つ鳥後を濁さず…か…

ぐっすり眠って疲労回復 爽やかな朝です

ぐっすり眠って疲労回復 爽やかな朝です

7:25、出発。早朝なのでそっと出発しようと思ったが、
エンジン音を聞きつけたのか管理人さんたちがわざわざ見送りに出てきてくれた。
いいキャンプ場だなぁ。最後まで好印象。

さぁ折り返しの5日目 出発進行ー!!

さぁ折り返しの5日目 出発進行ー!!

キャンプ場から湖畔を東へ進み奥琵琶湖パークウェイへと向かう。
『20:00~翌8:00まで夜間通行禁止』との看板が出ていたが走っている車が多い。
7:30、大浦で県道557と別れて、いよいよ奥琵琶湖パークウェイだ。
特にゲートも無いようなので先へと進む。7:40、菅浦の分岐まで来た。
ここから湖畔を離れて山道になる。まだゲートが現れないけど無いのかなぁ?
とりあえず琵琶湖を見下ろしながらワインディングを登って行こう。

奥琵琶湖パークウェイ 菅浦近辺

奥琵琶湖パークウェイ 菅浦近辺

眼下に望む奥琵琶湖 静かな湖面…

眼下に望む奥琵琶湖 静かな湖面…

つづら尾展望台から眺めた琵琶湖は流石に素晴らしい。
風が無いため水面が鏡のようだ。やがて林間の快走路となる。
時折見える琵琶湖に早朝の爽やかな空気。んー気持ちいい~♪
途中、路面の落石を取り除いていた道路公団の車を抜いた。

つづら尾展望台より琵琶湖を眺望

つづら尾展望台より琵琶湖を眺望

奥琵琶湖パークウェイ 以前は有料道路だったとか

奥琵琶湖パークウェイ 以前は有料道路だったとか

もうすぐ終点だなぁ…と出口に到着。ここまで来て頑丈なゲートが閉じていた。
向こう側でも待ってる車が何台かいる。時刻を見るとまもなく8:00。
一分もしないうちに途中で追い越した道路公団の車が到着した。
ゲートが開いたところで一番に通過。
ふふん、今日は順調な一日になりそうだなぁ…♪

威圧的なゲートですが一分も待たずに開門~♪

威圧的なゲートですが一分も待たずに開門~♪

8:05、R303に合流。塩津でR8を右折して木之本方面へ向かう。
北陸本線の木之本駅前でR8を離れて真っ直ぐ進み、踏み切りを渡る。
良い雰囲気の宿場町だ。突き当たった寺院を右に曲がって目的地に到着。
すぐ右手にパン屋・つるやがあった。時刻は8:15。いままさに開店したところのようだ。
早速中に入ってサラダパン105円と果物ジュースを購入。
今朝の朝食が軽めだったのはこれを食べたかったからである。
『サラダパン? そんなの普通に売ってるよ』…と侮るのはまだ早い。
ここのサラダパンの具は細かく切ったタクワンをマヨネーズで和えたものなのだ。
タクワンである。しかもマヨネーズである。その結果がサラダである。
実際に食べてみるとコールスローサラダ風だ。タクワンのポリポリ感も面白い。
コッペパンなのでボリュームもそれなりにある。ふむ、長年支持されてるのも頷ける。
滋賀県北部で流通してるらしい。でも昨日のエーコープでは見かけなかったなぁ…。

北近江・木之本の老舗パン屋 つるや

北近江・木之本の老舗パン屋 つるや

サラダパン ポリポリタクワンが(゚Д゚)ウマー

サラダパン ポリポリタクワンが(゚Д゚)ウマー

北へ進んで、8:25、R365に合流。
このまままっすぐ今庄方面に北上…するつもりだったが路肩崩壊で通行止めとの看板が現れた。
8:30、国道の路肩に停車してルートを思案。
うーん、R8へ抜けて敦賀経由で行くしかないのかなぁ。

R365 無情にも通行止めの看板が…

R365 無情にも通行止めの看板が…

R8への抜け道と考えて池原小谷林道が真っ先に思い浮かんだ。
しかしさすがに時間のロスが大きすぎるので却下。
GPSのナビ機能で敦賀までのルートを検索させると県道33号経由のルートを示した。
ふむふむ、こんな道があるのね…と指示に従って進路変更。
8:40、余呉湖の脇を抜けて西へと進む。

余呉湖 明鏡止水とはこのことですな…

余呉湖 明鏡止水とはこのことですな…

賤ヶ岳の古戦場だったんですねぇ…

賤ヶ岳の古戦場だったんですねぇ…

むむぅ、なにやら入り組んだ路地に入って行くぞ…。
なおもナビを信じて進んだが、民家の裏手の急勾配でいきなり行き止まり。
ツーリングマップルを確認すると、ここからR8までの区間が空白ではないか。
ちっ。GPSの地図の不備か。大事な時にミスりやがってー!
停車して再び落ち着いてルートを探す。
と、R365を北上した先に県道140号というルートがある。
その道を使えば敦賀の北でR8に合流できるようだ。よし、それ行こう!
と言うわけで、R365に再び戻った北陸自動車と併走して北上。
8:50、県道140号に右折。
…っといきなり信号機付きのトンネルが現れた。
柳ヶ瀬トンネルと名付けられた国鉄廃線跡の隧道だ。
狭くて対向不可なため一方通行。感知式の信号機が設けられてるがとにかく待ち時間が長い。
二輪車用のボタンもあるが、それを押しに前に出ると信号機が見えない位置になる。むぅ
5分以上も待たされてようやく青になった。順番待ちの先頭だったので即突入。
全長1352mの長く狭いトンネルである。ライトは闇に吸い込まれ圧迫感はかなりのもの。
旧天城トンネル(445m)を通ったことがある人は、あれを一回り狭くして
3倍の長さにしたトンネルを想像していただければ大体雰囲気は分かるはず。

柳ヶ瀬トンネル 二輪車用ボタンの位置に注目

柳ヶ瀬トンネル 二輪車用ボタンの位置に注目

最後のカーブに少し緊張しつつ、9:00、柳ヶ瀬トンネルを抜けて福井県に入った。
少し進んだところで池河内湿原と書かれた道案内を目にした。
地図を見るとR476に合流して今庄方面にも抜けられるルートのようである。
このまま県道を進んでR8へ抜けるより、そっちの方が何となく面白そうだ。
ってことで、成り行きで山道へ。市道だろうか、整備状態は悪くない。
9:15、池河内湿原に到着。
規模は小さいが、生物相が多様そうで興味深い。
散策しているうちに、ついにポツポツと雨が降り始めた。先を急ぐとするか。

池河内湿原 ひっそり色んな生き物が生きてます

池河内湿原 ひっそり色んな生き物が生きてます

…なんて散策してる間に雨が降り出しました

…なんて散策してる間に雨が降り出しました

9:25、R476を右折。今庄へと進む。雨はほぼ止んでいる。
…と、ここまで来て気付いたがナビの地図では峠越のあたりで道が途切れているではないか。
「まいったなぁ、行き止まりか…」 一旦停車して迂回ルートを探す。
しかし対向車が何台も来るし、今庄までの距離を示した標識もある。
行けるだけ行ってみようと進んでみたら、あっさりトンネルがあった。
ちっ。またナビの地図に騙されたか。んにゃろー!
この後、林道探索を予定しているのだが、その前に越前名物のおろしそばを食べておきたい。
事前調査では時間帯が厳しそうだが、一応今庄から武生まで行ってみよう。
9:45、今庄を抜けてさらに北上し、10:00、武生市街に到着。
だがやはり、めぼしい店は定休日だったり、開店時間前だったりでどこも閉まっていた。
時間を無駄に浪費した挙句、給油だけ済ませて、10:45、市街地を離れた。
うーん、どうもちぐはぐだなぁ。
R8を敦賀方面に少し戻って、併走する県道205に合流。
中津原トンネルを抜けて、10:55、越前西部林道1号線の起点に到着した。
越前西部林道(=森林基幹道・越前西部線)は1~4号線で構成される長距離林道である。
4号線に接続する西郷幹線をあわせるとその全長はなんと85km!
…とは言え、完成済みの1~3号線はほぼ全線舗装済み。
竣工中の4号線はピストンダートとして楽しめそうだが、開通したらすぐ舗装されるんだろうなぁ…。
まぁせっかく越前まで来たことだし、その名を冠する林道くらいは走っておこう。れっつらごー。

越前西部林道1号線起点

越前西部林道1号線起点

基本的には林間の道だがところどころ展望が開けた。
倒木が多かったが路面を覆う部分は切断されていたので通行は支障なし。
路面が雨で濡れてるので、苔や落ち葉に注意して慎重に走る。

越前の山村 田植えは終わってるようですね

越前の山村 田植えは終わってるようですね

倒木が多いです 落ち葉も多いです

倒木が多いです 落ち葉も多いです

県道3号を横断して、越前西部林道1号線はなおも続く。
『クマに注意』の看板を横目にズンズン前進。
11:30、雨脚が強くなってきたので、雨具を完全装備。
先日の高速道路での反省から、ブーツカバーをレインパンツの下に履いた。
ブーツカバーが上だとレインパンツ伝いに水が靴まで滴ってしまうのだ。
ただし脱いだり履いたりする手間は増えてしまう。

県道3号の四差路 『クマに注意』の看板が…

県道3号の四差路 『クマに注意』の看板が…

分岐を間違えて未舗装林道へ ダートは3kmくらいか

分岐を間違えて未舗装林道へ ダートは3kmくらいか

途中で分岐を間違えたらしいが未舗装路だったので良しとしよう。
貯水池の脇を抜け、千合谷で県道19号に出た。
左折して12:00、干飯トンネルの手前で越前西部林道2号線の分岐に到着。
深い山々の向こうに、時折越前の海が顔を覗かせる。

雨がどんどん強くなってきました

雨がどんどん強くなってきました

越前西部林道2号線 起点

越前西部林道2号線 起点

倒木に加え、落石や小規模な土砂崩れも目立ってきた。
地質がもろいのだろうか。雨が続くと危険かもしれないな…。
腹も減ってきたし時間も思ったより押している。
総合的に判断して越前西部林道探索はここで中止することにした。
単独行動は自制心に耳を傾けるのが基本ですな。

雨で危険なので本日の林道探索は中止~

雨で危険なので本日の林道探索は中止~

越前の山並み 海の近くなのに山深い…

越前の山並み 海の近くなのに山深い…

12:20、県道4号に出て、越前海岸方面に下りR305を右折。
海岸伝いに北上し、12:30、すぐ目に付いた食事処・山田屋へ。
雨具を脱ぎつつ、玄関先で注文したのは刺身定食2000円。(消費税抜き)
越前カニを食べたかったが、さらに3000円上乗せが必要と言われたので止めといた。
旅館も兼ねているらしく、気を使って眺望の良い四階の部屋をあてがってくれた。
エレベーターは無く四階まで階段を登るのがちと辛い。
部屋名だけ告げられ案内もされなかったため、ちょっと戸惑ってしまった。
襖を開けて中に入ると予想以上の広さだ。卓袱台を四つもくっつけてある。
一人で使うには手に余るなぁ…。
料理が来るまで部屋のTVを視聴。またNHKの連続ドラマを見てしまった。
卓袱台が広すぎるせいか、お茶も配膳も微妙に離れた位置に置かれた。
自分で手元に寄せながら、「これで不味かったらツーレポで叩いてやろう」と密かに決意。
雨で気持ちが荒んでいたのだろう、理不尽に挑戦的な態度で刺身に箸を付ける…。
…( ̄~ ̄;) ウーン
美味い! 文句なし!
ブリにイカに甘エビにバイ貝、どの刺身も美味い! 越前ガレイの干物も美味い!
全体を収めるため写真は引き気味で撮ったのだが、ボリュームも充分。
あら汁もタコの酢味噌和えも美味かった。
越前の海の幸が盛り沢山の定食に満足、満足。

刺身定食 越前の海の幸 メチャ(゚Д゚)ウマー

刺身定食 越前の海の幸 メチャ(゚Д゚)ウマー

食事処・山田屋 次は越前ガニ希望

食事処・山田屋 次は越前ガニ希望

雨具を着るのも手間が掛かる。面倒くさい…。
13:30、出発。越前海岸を一路北上。
山が海にせり出していて、秋田県白神辺りの印象に近い。
13:40、越前岬に到着したが、灯台の辺りは有料エリアだったので止めといた。
雨は止むことなくシトシトと降り続いている。

越前海岸・越前町道口の市街を望む

越前海岸・越前町道口の市街を望む

越前岬 空は厚い雲に覆われたまま…

越前岬 空は厚い雲に覆われたまま…

越前岬を越えるとR305は北東に向きを変えて三国方面へと進む。
海岸線ギリギリにいくつも田んぼがあった。塩害は大丈夫なのだろうか?
14:25、道の駅・みくにでトイレ休憩。
雨具が重装備なので小便ひとつするのも時間が掛かる。全く…。

高波がすぐ被りそうな水田…ちゃんと育つの…?

高波がすぐ被りそうな水田…ちゃんと育つの…?

道の駅・みくに 福井港の近くです

道の駅・みくに 福井港の近くです

14:35、九頭竜川を渡り、県道を7号を右折。14:45、東尋坊に到着。
自殺の名所として有名な断崖絶壁だが、それほどの高さでもなかった。
かといって、ガッカリ名所としても有名なので期待外れという訳でもない。
船に乗って海上から見上げると、また違う感想を抱くのかも知れない。
一回りして出発しようとバイクに戻ったら、駐車場のおっちゃんに声を掛けられた。
おっちゃん「雨の中大変やな」
塩犬「えぇ、一週間ちょっとの旅なんですけど、参りますね」
おっちゃん「これから土曜日まで三日間雨やで」
塩犬「まじっすか!? Σ(゚Д゚)」
おっちゃん「ほんまや、予報で言うとった」
塩犬「Σ(゚д゚lll)ガーン」

九頭竜川 河口付近です

九頭竜川 河口付近です

自殺の名所・東尋坊

自殺の名所・東尋坊

とりあえず次の目的地・福井に向かおう。
幕営前に夕食として名物のソースカツ丼を食わねばならぬ。
15:00、R305まで戻って、福井方面へと県道を繋いで南下する。
周辺は田んぼだけでなく麦畑も多かった。
五月雨に濡れた麦穂は生命そのものを感じさせる。

嶺北・福井平野の麦畑を快走

嶺北・福井平野の麦畑を快走

鮮やかな緑の麦穂、収穫までもう少しか

鮮やかな緑の麦穂、収穫までもう少しか

走りながら頭で今後のプランを練る。土曜まで雨…ソースカツ丼…幕営…。
この時間、福井市街で食事を済ませてキャンプ場へ向かうのは気が重い。
うっし、思い切って、今夜は宿に泊まることにしよう!
…と言うわけで、早速宿の情報収集。
道の駅の案内があったので県道29号を福井とは反対方面に左折。
15:15、道の駅・さかいに到着。幸いエアエッジの圏内だった。
木の椅子とテーブルが揃ってる休憩所に腰を据え、お茶を飲みながらのんびり調査。
幕営の予定が消えたので、もう慌てる必要も無い。
福井のユースホステル(YH)が良さそうだ。
ついでに福井のYSPでオイル交換もしておこう。

道の駅・さかい 休憩所でのんびり情報収集

道の駅・さかい 休憩所でのんびり情報収集

GPSへのポイント登録を済ませて、15:50、出発。
ナビ任せにがーっと南下…したら福井の市街地に入り込んでしまった。
渋滞にいらいらしつつ、R8で市街地を迂回するルートを選べばよかったと反省。
やっぱ、GPSのナビゲーションに頼りすぎるのはいかんなぁ…。
16:25、YSP福井南に到着。
だが30分ほど待たないと店長が戻ってこないらしい。
うーん、先にYHへ行ってチェックインを済ませておくか。転進して福井の中心地に向かった。
福井駅の脇を抜け、フェニックス通りから県庁や市役所のある一角へ曲がる。
16:45、福井県青年館ユースホステルに到着。
実はユースホステルに泊まるのは初めてである。
今後もお世話になることがありそうなので宿泊申し込みのついでに会員登録も済ませた。
宿泊料金は3360円。それに会員登録費2,500円と駐輪代200円くらいだったかな。
「バイクは玄関脇の駐車場に停めるように、スタンドの下には板を敷くこと」と注意を受ける。
キャンプ道具中心の大荷物はロビーの脇の目立たぬ場所に置かせてもらった。
部屋で雨具一式を脱いでようやく落ち着いた。
あー、屋根の下で雨を凌ぐって、幸せなことだなぁー。

福井県青年館YH 今夜は幕営にあらず

福井県青年館YH 今夜は幕営にあらず

落ち着いたところで再び雨具を着こんで、18:00、外出。
18:15、YSP福井南を再訪。こんどは店長がいた。
オイルとフィルターの交換を頼んだだけのはずが各部点検までサービスしてくれた。
スポーク締めや空気圧チェック、高圧水でエンジン周りの泥落とし。ありがたやありがたや。

YSP福井南 親切なお店でした 感謝!

YSP福井南 親切なお店でした 感謝!

18:50、YHに戻って雨具を脱ぎ、今度は傘を差して外出。
目的は福井名物のB級グルメ・ソースカツ丼。
日本のあらゆるカツ丼のルーツとも言われている。
GPS片手に徒歩で目当ての店を探したが、なかなか見つからない。
通りがかりの地元民に尋ねてみたところ、GPSの登録ポイントが見当外れの場所だったようである。
散々歩き回った末、19:30、元祖の店・ヨーロッパ軒総本店にようやく到着。
注文したのは勿論カツ丼セット1020円。それに生ビール。
カツの肉は薄めで、見た目は新潟のトンカツ太郎と酷似している。
ソースは甘め。足りなければ漬けてくださいと別皿ソースもついてくる。
キャベツの千切りは無くシンプルだが、実に美味い。ワシワシと一気に完食。
あー、喰った喰った。

福井ソースカツ丼 とっても(゚Д゚)ウマー

福井ソースカツ丼 とっても(゚Д゚)ウマー

ヨーロッパ軒総本店 歓楽街の真っ只中にあります

ヨーロッパ軒総本店 歓楽街の真っ只中にあります

20:00、YHに戻って、マッタリと過ごす。
21:00過ぎ、トリビアを途中まで見てから入浴。
風呂から上がって布団にもぐる。やっぱ寝袋とは気持ちよさが違うなぁ…。
いろいろと予定が狂いがちな一日だったが、何となく上手くおさまった気がする。
腐って感情的にならず、冷静に自制心を発揮して対処したのが良かったかな。
22:30、就寝。寝る前に外の通りを見てみたが、雨は心持ち弱まっている気がした。

若狭ゆえのあやまち…?

5:30、起床。朝から雨だ…。それなりに降っている…。
起き抜けに携帯電話を充電しようと思ったが充電器が見つからない。
京都のyumasoul宅に忘れてきたようだ。とりあえず乾電池を使うタイプの緊急用で凌ごう。
朝食は出来合いのサンドイッチと豆乳。
食後しばらく様子をみたが、雨脚が弱まる気配は無い。諦めて撤収開始。
テントもグランドシートも当然ながら濡れている。嫌なものだ。

サンドイッチの朝食 手抜きです

サンドイッチの朝食 手抜きです

昨日から『お買い得品』シールばかりですな…

池ヶ成キャンプ場 朝から雨

池ヶ成キャンプ場 朝から雨

8:25、出発。
平地に行けば雨も弱まるだろうと多寡をくくって雨具は着けず。
実際、大江山を降りると雨もいくらか疎らになった。
田植え直後の田んぼにポツポツと波紋が弾けている。

出発でーす 雨で憂鬱でーす

出発でーす 雨で憂鬱でーす

大江山 周辺は鬼関連スポットが多いそうで

大江山 周辺は鬼関連スポットが多いそうで

8:35、R176を右折して宮津方面に北上。
道案内に従って岩滝口でR178を経て県道2号に合流。
この辺りまでくると雨はパラパラという程度まで弱くなっていた。
8:50、日本三景のひとつ・天橋立に到着。
有料駐車場だらけで駐輪スペースが無い。うーん、面倒なり。
余り天気もよくないし、それほど興味も無いし…散策するまでもないか。
少し高台に上った地点から一枚写真を撮ってよしとしとこう。

天橋立 股の間からは見てません

天橋立 股の間からは見てません

船が通る時には橋が回転するんですねー

船が通る時には橋が回転するんですねー

9:00、R178に再び合流。舞鶴方面へと進む。
ツーリングマップルを見ると粟田トンネルの上部を通る旧道にマークがされていた。
「ここの天橋立は絶景」と書かれている。
せっかくなので、わざわざ行ってみたがどうにもピンとこなかった。
むぅ…場所が違ったのかな…?
若狭湾に沿ってR178を東へ進む。
9:40、由良川を渡り舞鶴でR27に合流。さらに東へ。
10:05、青葉トンネルを抜けて福井県に入った。いつしか雨も止んでいた。
福井の人は安全運転なのだろうか。どうにもペースが遅い。

由良の西、桃島より若狭湾を望む

由良の西、桃島より若狭湾を望む

若狭湾を左手に見つつ、いくつかあった道の駅もスルー。
10:35、R27を離れ小浜市街を経て、10:40、小浜港に到着~♪
ちょいと早めの昼食を…と思ったが、目的の店は開店前だった。
港内の鮮魚特売市場を何箇所か散策。
若狭湾の海の幸が所狭しと並べられている。
キャンプ前の買出しだったら、いろんなものを買うのだが残念。
若狭地方の名物・浜焼き鯖もあった。一匹、40~50cmか…でかいなぁ。

小浜港フィッシャーマンズワーフ

小浜港フィッシャーマンズワーフ

若狭名物・浜焼き鯖 でかいんですよ一匹が

若狭名物・浜焼き鯖 でかいんですよ一匹が

11:00、開店時間になった。早速、お食事処・濱の四季に入店。
関西TVだったかTV局が何やら取材で撮影しているが気にしないでおこう。
注文したのは若狭の郷土料理を集めた濱のふるさと膳1380円。
先ほどの浜焼き鯖も頭部だけだが付いて来た。
通常の鯖の塩焼きとは違う、燻製のような独特の風味が美味い。
それを使った汁物も一風変わった味だ。
野菜類の点数も多く、とてもヘルシーな食事で満足満足。

小浜港の食事処・濱の四季

小浜港の食事処・濱の四季

濱のふるさと膳 浜焼き鯖が特に(゚Д゚)ウマー

濱のふるさと膳 浜焼き鯖が特に(゚Д゚)ウマー

食べ終わって、11:30、出発。
R162を三方方面に進み、11:40、若狭幹線林道西端に到着した。
全長約18km、ほぼ全線未舗装。近畿・北陸でも有数のロングダートだ。心して出発。
(この日のエリアは『オフ林道温泉』管理人・温泉玉子氏に色々情報を提供いただきました。感謝!)

若狭幹線林道の分岐 判りやすいですねー

若狭幹線林道の分岐 判りやすいですねー

広域基幹林道・若狭幹線 立派な道標

広域基幹林道・若狭幹線 立派な道標

基本的にはフラットな幅広ダートである。すこぶる走りやすい。
左手にはかなりの頻度で若狭湾の眺望が現れる。
走りながら海が眺められる林道はなかなか貴重だ。
標高200~400mの尾根を繋いで東へと進む。

若狭幹線林道より若狭湾を望む

若狭幹線林道より若狭湾を望む

走りやすい超フラットダートです

走りやすい超フラットダートです

動物にもいろいろ遭遇した。
鹿に二回、ウサギに一回、シマヘビに二回。
シマヘビは日向ぼっこをしていたのか、二匹とも路面に長々と横たわっていた。
一匹目は捕まえようと思い、尻尾までは掴んだが逃げられてしまった。
蛇を触ったせいか、それとも土を触ったせいかグローブがミミズ臭くなった。うぇー。
二匹目はこちらが気付くのが遅く、ブレーキが間に合わずに轢いてしまった。
すぐUターンしたが、路面からは消えていたので死んではいないようだ。
捕まえてたら晩飯のおかず…いやいや、どうするつもりだったかは秘密にしとこう。

これは南側の盆地 こちらの眺めも一興です

これは南側の盆地 こちらの眺めも一興です

空に飛び出てしまいそう 気分爽快♪

空に飛び出てしまいそう 気分爽快♪

12:10、田鳥トンネルの上部を通過。
三方五湖も見えて来た。複雑な海岸線が素晴らしい。
ちょっと入ってみた支線からの眺めが抜群だった。
この後、有料道路のレインボーラインへ行こうかとも思ってたが、もう必要無いなぁ。

天気も回復 気持ちいいなぁー

天気も回復 気持ちいいなぁー

三方五湖 水の色合いがそれぞれ違うとか

三方五湖 水の色合いがそれぞれ違うとか

12:35、東側出口、世久見トンネル上部の三叉路に出た。
右側は廃道だったので左のルートから退出。
12:40、R162を左折。世久見トンネルを潜って三方市街へと進む。

世久見トンネル上部の三叉路 右は廃道です

世久見トンネル上部の三叉路 右は廃道です

若狭幹線林道 東側分岐は目印ありませんね…

若狭幹線林道 東側分岐は目印ありませんね…

12:50、三方市街でR27を敦賀方面へと左折。
道なりに進んで、13:00、美浜町のミニストップで一服。
携帯電話の充電器を探そうと2件ほどホームセンターに寄ってみた。
が、普通のプラグに刺すタイプは見つからず。残念。乾電池に頼るかな。
13:25、県道213号を左折してガーッと南下。
13:35、粟柄河内谷林道の起点に到着。
滋賀県へと抜けられるはずだが、今年はまだ通過の報告がなされていない。
ただでさえ荒れた林道という話だが…まぁものは試しか。れっつらごー。

粟柄河内谷林道 福井側起点

粟柄河内谷林道 福井側起点

粟柄谷沿いに舗装路を遡る 距離が長い~

粟柄谷沿いに舗装路を遡る 距離が長い~

舗装路の区間だけでも相当山深い。
標高500mを過ぎた辺りから路肩に残雪がちらほら姿を見せ始めた。
うーん、こりゃ想像以上に厳しそうだなぁ…。
13:55、滋賀との県境を過ぎ、三叉路に到着。
左手は行止りでチェーンの張られた右手が本線らしい。
脇をモゴモゴしてようやくダートが始まった。
すでに峠は越えたとばかり思っていたが、まだまだ登り勾配が続く。
路面は荒れ気味で倒木も多い。最近人の通った気配が感じられない…。

舗装路面はここまで 果たして抜けられるか!?

舗装路面はここまで 果たして抜けられるか!?

粟柄河内谷林道 かなり荒れ気味です

粟柄河内谷林道 かなり荒れ気味です

ドドーンと現れましたよ 残雪が

ドドーンと現れましたよ 残雪が

倒木も多いです 邪魔な枝を幹に巻きつけて通過

倒木も多いです 邪魔な枝を幹に巻きつけて通過

14:15、最高地点の手前で、路面が雪で完全に覆われてしまった。
二年前の手代林道を髣髴とさせるシチュエーションだ。
この荷物で先行きの分からない道は進みたくない。無理は禁物とUターン。
実際、滋賀県側も土砂崩れで通行不能の状態だったらしい。
そのことを帰京後に温泉玉子氏の情報で知った。

標高800m弱 残雪で完全にOUT

標高800m弱 残雪で完全にOUT

「ここ行くの…?」と不安気なセロー君(二代目)

「ここ行くの…?」と不安気なセロー君(二代目)

来た道を戻って、15:00、R27に出た。右折してすぐGSで給油。
滋賀県に抜ける林道は粟柄河内谷林道以外にもう一路線、黒河マキノ林道が存在する。
しかし、そちらは通行不可の情報を温泉玉子氏より事前に得ていたのでパス。
林道は諦めて国道を使うしかなさそうだ。とりあえず敦賀に出よう。
R27を東に進み、15:15、敦賀市街でR8を左折。
15:25、越前国の一ノ宮・気比神宮に到着。
伊奢沙別命(いざさわけのみこと)を始め七柱の祭神を祭る北陸道の総鎮守だ。
由緒書を読んで、神宮寺が初めて設けられた神社だと知った。へー。
境内には松雄芭蕉の銅像と、この地で詠んだ句の石碑があった。
奥の細道「十五日、亭主の詞にたがはず、雨降。」の一文が身につまされる。

気比神宮 北陸道の総鎮守

気比神宮 北陸道の総鎮守

東北から巡ってきた松尾芭蕉の像もありました

東北から巡ってきた松尾芭蕉の像もありました

参拝を終えて、15:35。
何となく体の疲れを感じる。豪雨・強行軍・無理難題が祟ったかな?
ちょいと早いがキャンプ場へ向かうとするか。
R8を南下して、15:45、疋田でR161に合流。15:55、滋賀県に入った。
16:00、琵琶湖畔を巡る県道557を左折。
16:05、海津大崎キャンプ場に到着。
トンネルとトンネルに挟まれた僅かな区間が入口だった。
民宿も兼ねる管理人宅で料金500円を支払ってチェックイン。
琵琶湖と竹生島がすぐ目の前だ。素晴らしい!

海津大崎キャンプ場 あれに見えるは竹生島

海津大崎キャンプ場 あれに見えるは竹生島

奥琵琶湖の静かな湖面 和みます…

奥琵琶湖の静かな湖面 和みます…

適当な場所にテントの設営を済ませて、17:05、買出しと温泉へ出発。
スーパーがなかなか見つからず。R167近辺を迷走してしまった。
17:25、県道287号沿いのマキノ町のエーコープに行き着いた。
15分ほどで買出しは終了。
気軽に通過するつもりだったメタセコイア並木は期待以上の気持ちよさ。
緑に囲まれた直線路を抜けて、16:50、マキノ高原温泉・さらさに到着。
入浴料は600円。ぬるめのお湯でのんびりと身体をほぐす。

マキノ高原へ至るメタセコイア並木 緑が眩しい!

マキノ高原へ至るメタセコイア並木 緑が眩しい!

マキノ高原温泉・さらさ

マキノ高原温泉・さらさ

18:40、キャンプ場へ帰還。
釣り竿があればブラックバスかビワコオオナマズを狙うのだが今回は諦めよう。
っと、大きな魚が跳ねた! くぅ…。
琵琶湖を正面に見るベンチに腰掛け、NHKラジオを聞きながら晩酌開始。
突き出しはワカサギの南蛮漬けに牛蒡のサラダ。
どちらも半額シールが張ってある。我ながら割引に弱いなぁ。
晩飯のおかずはスタミナチキンと名付けられた味付け鳥肉。
フライパンで炒めながらツマミ食い。思ったより味が薄めかな。

本日の晩酌 酒は竹生島ワンカップ

本日の晩酌 酒は竹生島ワンカップ

スタミナチキン これで疲れを癒そうかと…

スタミナチキン これで疲れを癒そうかと…

ラジオでは丁度、健康に関する番組をやっていた。
動物性油に比べ植物性油がいかに健康的かを力説している。
それを聞いているうちにフライパンに溜まった鳥の油脂が気になり始めた。
うーん、美味いからいいか♪
晩飯も食べ終わり、食器類も片付けてテントへと戻る。

味付け鶏肉を炒めたやつ 普通に(゚Д゚)ウマー

味付け鶏肉を炒めたやつ 普通に(゚Д゚)ウマー

天気予報によると明日は雨らしい。このラジオ、禄でもない情報ばかり流すなぁ。
何となく頭痛もしてきた。大事になる前に風邪薬を飲んでおこう。
こういう疲れを感じたら意識的に休息を取るのが一番。
PCへの写真取り込みも、ログ整理も明朝に回して今夜は早めに就寝した。
若いと思って無理すると本格的に風邪を患ってしまうのだ。
認めたくないものだけどね。自分自身の若さゆえのあやまちというものは…。

全ての夜と全ての朝に丹波林を走るのだ

6:00、起床。さぁ、いよいよツーリングの本番だ。
バイクを玄関先に運んで荷物を積む。ガラスに注意。
二日前の高速道路でずぶ濡れだったライディングシューズもすっかり乾いた。
7:30、yumasoul氏に別れを告げて出発。二晩ありがとうございました。
とりあえず、すぐ近くのセブンイレブンでおむすびの朝食。

柄は少し違いますが、ガラスも修復完了

柄は少し違いますが、ガラスも修復完了

朝食のおむすび・牛肉山椒 京都オリジナル?

朝食のおむすび・牛肉山椒 京都オリジナル?

県道38号を左折して、昨日訪れた上賀茂神社を経由し県道40号に合流。
鞍馬方面に北上すると、すぐに山間の風景になった。
平日…月曜日なので丁度小学生たちの登校時間だ。安全運転を心掛けよう。
8:00、鞍馬寺でちょっとだけ寄り道して記念撮影。

鞍馬寺 牛若丸が修行した寺ですな

鞍馬寺 牛若丸が修行した寺ですな

山門から先は有料なので遠慮しときました

山門から先は有料なので遠慮しときました

さらに北上してR477に合流。寂しい山道のワインディングを登る。
8:10、花背峠を通過。花背大布施町の集落へ下った。
8:25、深見大布施線の起点に到着。
ここが本日のメイン・丹波広域基幹林道の探索スタート地点である。
丹波広域基幹林道とは京都府中央部に位置する山々を横断する大規模な林道で現在も竣工中。
完成の暁には総延長約65kmになるはずだが、まだ各工区で寸断されている状況らしい。
深見大布施線はその丹波広域基幹林道を構成する5路線の一つである。
将来のロングダートは楽しみにとっておいて、とりあえず現状をレポートしてみよう!
…と、500mほど進んだところでチェーンゲート。8:30、あえなくここは撤退。

丹波広域基幹林道 深見大布施線起点

丹波広域基幹林道 深見大布施線起点

深見大布施線は残念ながらチェーンゲートで封鎖

深見大布施線は残念ながらチェーンゲートで封鎖

次のアプローチルート候補は林道片波広域線。
R477を西へ進み、8:35、上黒田手前の分岐を右折して片波川に沿って遡る。
「悠久の郷」と看板の書かれた建物を過ぎた辺りから路面は未舗装になった。

片波林道の入口

片波林道の入口

この先から未舗装路になります

この先から未舗装路になります

分岐が何箇所もあったが交通量が多そうなメインルートを選んで進んだ。
鬱蒼と茂る林間のダートの途中から、右手に立派なアスファルトの登坂路が伸びている。
そちらに折れて断続的な未舗装路を登ると、どーんと視界が開けた。
彼方の山肌にはトラバースルートが見える。ようやく本線か…と思ったら、またチェーンゲート。
遠征中に無茶は禁物。8:45、ここも泣く泣くUターン。
ま、この辺の区間は短く寸断されてるらしいので余り執着もないのだが。

林道片波広域線 水溜りの多い林間ダート

林道片波広域線 水溜りの多い林間ダート

新しそうなアスファルトの坂へと右折

新しそうなアスファルトの坂へと右折

残念、ここもチェーンゲートで封鎖

残念、ここもチェーンゲートで封鎖

あー、あの筋が憧れの林道なのね…

あー、あの筋が憧れの林道なのね…

次のアプローチ路は林道西谷線。
R477を西へ進んで県道370号を右折。
9:10、小塩の集落にある分岐を左折して渓流沿いに遡る。
この林道も分岐が何箇所もあったが基本的には交通量の多そうな道で正解のようだ。
『コシキ峠』と書かれた道標を目印に進むと判りやすい。

林道西谷線 起点

林道西谷線 起点

分岐が多いですけど「コシキ峠」方面に進めばOK

分岐が多いですけど「コシキ峠」方面に進めばOK

谷間から最後は一気に勾配を上って、9:30、尾根道に出た。
丹波広域基幹林道の本線だ。この辺りは深見大布施線か。
まずは東へと右折。2kmほど進んだところで掘削中の工事現場が現れた。
地図で言うとソトバ山頂の西南辺りか。ここがこの区間の東端らしい。

丹波広域基幹林道本線

丹波広域基幹林道本線

ソトバ山西南の掘削現場 完抜はいつ…?

ソトバ山西南の掘削現場 完抜はいつ…?

Uターンして西へと進む。気持ちのいい尾根沿いの道だ。
幅広フラットで立派なガードレールも設置された未舗装路である。
「通り抜け不可」との看板があちこち設置されていたが気にせず進む。

丹波山地の尾根沿いを進む

丹波山地の尾根沿いを進む

さすが、眺め抜群の林道ですねー

さすが、眺め抜群の林道ですねー

9:40にコシキ峠、9:45に鴨瀬芦谷山を通過。
9:47、八丁林道と交差している八丁峠に到着。
丹波広域基幹林道のルートにはチェーンが張られていたがモゴモゴ…。
さらに西へと進んで見たが、1kmも進まないうちに重機の影が見えた。
作業中の音が明らかに聞こえてくる。この区間はここまでだな。
男鹿峠のはるか手前でUターン。

八丁峠のチェーンゲートです

八丁峠のチェーンゲートです

おっと、こちらも工事中 はいはい引き返します

おっと、こちらも工事中 はいはい引き返します

八丁峠を右折して八丁林道の急坂を下る。
谷が深すぎてGPSの衛星補足も途切れがちだ。
10:15、R162に面した南側の分岐に出た。
深見トンネル付近の区間を探索したいところだが、この辺で休憩を入れておこう。
R162を美山方面に北上して、10:30、道の駅・美山ふれあい広場に到着。
鯉のぼりならぬ鮎のぼりが翻っていた。とりあえずここで一服。

道の駅・美山ふれあい広場

道の駅・美山ふれあい広場

何気なく携帯電話を確認すると仕事のクライアントからメールが入っていた。
悪い予感を抱きつつ内容をチェックすると不具合の報告! Σ(゚Д゚;)
納品から一ヶ月半も問題なく動いていたのに、なぜこのタイミングに…orz
まずはその場で社長に電話。社長にも報告メールは届いていた。
社長「休みのところすまないねぇ…マーフィーの法則ってやつだねぇ…」
塩犬「いえいえ…メールの内容だと怪しいのは○○の処理の辺りですねぇ」
社長「了解、こちらでデータをチェックしてみるよ」
塩犬「これからまた山の中なので通話圏外になりますが、昼頃また連絡します」
社長「ありがとう~」
塩犬「いざとなったら東京に戻りますので~」(T∀T)
社長「まぁ、それだけは避けましょ…」
トイレで大を済ませ、下がったテンションも少し戻った。
11:00、隣のGSで給油してから林道探索再開。
県道19号の分岐を左へ進み、原峠方面へ南下する。
11:10、林道原谷線の起点に到着。頑丈そうなゲートだが脇をモゴモゴ…。
原川沿いを遡り、谷間から尾根筋に登って、ここのチェーンゲートもモゴモゴ…。
11:20、再び丹波広域基幹林道の本線に戻った。ここは丁度、知谷峠の辺りか。

林道原谷線 起点

林道原谷線 起点

林道原谷線から丹波広域基幹林道への合流地点

林道原谷線から丹波広域基幹林道への合流地点

まずは左折して東の深見峠方面へ進んだが、500mほどでまた工事。
Uターンして西へと進んだが、こちらも2kmほどで工事中。
来た道から退出せざるを得ないが、展望を楽しめたから良しとするか。

この区間も東西端が工事中 残念

この区間も東西端が工事中 残念

工事後も舗装しないで欲しいけど…どうなることか

工事後も舗装しないで欲しいけど…どうなることか

丹波広域基幹林道 知谷峠付近

丹波広域基幹林道 知谷峠付近

展望良好 全線開通が楽しみです

展望良好 全線開通が楽しみです

ゲートまで戻って左折し、11:55、原峠に到着。
丹波広域基幹林道との四差路になってるが東側はチェーンが張られている。
その先が2、3kmで工事中だということは、つい先ほど調査済み。
チェーンもゲートもない西へと進むことにした。

原峠の四差路

原峠の四差路

西側は開放されてました レッツゴー

西側は開放されてました レッツゴー

この辺りは丹波美山2号線と呼ばれる区間らしい。
景観を楽しみつつフラットダートを快走。神楽坂を越え、海老坂を過ぎた。
途中に小規模な工事現場があったが通過する分には問題なさそうだ。

丹波美山2号線 この区間も超フラット

丹波美山2号線 この区間も超フラット

海老坂付近より丹波の山々を望む

海老坂付近より丹波の山々を望む

約8kmを快走し、12:15、林道海老谷線との三叉路に到着。(この辺り
丹波美山2号線はここが終点。丹波広域基幹林道はここから肱谷四ッ谷線となる。
さらに西へと進んでみたが、1km足らずで土砂崩れ。
一山は乗り越えたがその先は重機が入っている状態だ。(この辺り
この後、反対側からアプローチしたが、どうやら掘削作業中の模様。
仕方なくUターン。帰りの路面で小さな小さなネズミを見つけた。

林道四ッ谷線との三叉路 道標もチェック

林道四ッ谷線との三叉路 道標もチェック

土砂崩れを均したような小山を越えます

土砂崩れを均したような小山を越えます

肱谷四ッ谷線 復旧?掘削? とにかく工事中

肱谷四ッ谷線 復旧?掘削? とにかく工事中

カヤネズミかな? ちっちゃくて可愛いヤツでした

カヤネズミかな? ちっちゃくて可愛いヤツでした

さっきの三叉路まで戻って林道海老谷線へと左折し勾配を降る。
12:35、四ッ谷の集落へ出た。ここらで昼飯にしよう。
県道19号沿いに『うどん』の幟が丁度出ていたので、その店・こいさんに入る。
中は畳に銀マット。まるで人の家だ。こういう店、大好き♪
近所のおっちゃんだろうか、片膝を立ててビールを飲んでいる客が一人。平日の昼間だよな。
会社へ電話しようとしたがあいにく圏外だった。うーん、まぁ仕方あるまい。

林道海老沢線から四ッ谷集落へ退出

林道海老沢線から四ッ谷集落へ退出

うどんとカラオケのお店・こいさん

うどんとカラオケのお店・こいさん

おばちゃんと呼ぶにはちょっと申し訳ないご婦人が注文を取りに来た。
注文したのは、おにぎりセット780円。
思うところあって、『きつねうどん』のところを『たぬきうどん』に変えてもらった。
テレビでは丁度、NHKの連続ドラマが放送されていた。
ヒロインがライバルに嫌味を言われるのを見て「ふぇっふぇっふぇ」と笑うおっちゃん。おもろいなぁ。
さて、出てきたたぬきうどんだが油揚げ+あんかけという組み合わせの具である。
期待通り京都独特のたぬきうどんだった。
油揚げが刻んでない点は異なるが、ほぼ事前に得ていた情報通りである。
あんは汁に溶け渾然一体となっており、生姜が利いてなかなか乙な味。
おにぎりはオカカを具にした海苔巻きだった。この形状も地域性なのだろうか?
きつねをたぬきに替えてもらったのでセット料金+100円。
たぬきがきつねより100円高いってのは理不尽な気がしたが、
それは『たぬき=天カス』の感覚が残ってるせいだろうなぁ。
美味しかったし、いろいろ楽しめた。満足満足。

おにぎりセット うどんはたぬき

おにぎりセット うどんはたぬき

これが京都のたぬきうどん あんかけお揚げ(゚Д゚)ウマー

これが京都のたぬきうどん あんかけお揚げ(゚Д゚)ウマー

13:05、出発。ここから先を急いで一気に林道西端の下山へと向かう。
県道19号を西へ進み、日吉で県道50号に合流。
胡麻駅前を過ぎ、県道445を左折して、13:20、R27に出た。
ここを左折するとすぐにR9号と合流し、昨年の6月に訪れた道の駅・丹波マーケスに至る。
が、懐かしさは置いといて今日は右折。
13:25、下山に到着。JRの駅もあるし、ここなら携帯電話もつながるだろう。
っと、早速会社に電話するも社長は打ち合わせのため外出。
アルバイトの娘に「社長がだいぶ困ってました」と教えられる。うーん、俺も困った。

下山付近 前方に見えるR27から登ってきたとこ

下山付近 前方に見えるR27から登ってきたとこ

悩んでいても仕方が無いので林道探索の続きを再開。
13:30、丹波美山1号線起点に到着。
丹波広域基幹林道の全延長の最西端でもある。ここでもまたチェーンをモゴモゴ。

丹波美山1号線起点 …って左手に伸びてるんですけど

丹波美山1号線起点 …って左手に伸びてるんですけど

ここから東へと丹波広域基幹林道が伸びてるわけです

ここから東へと丹波広域基幹林道が伸びてるわけです

しばらくは舗装路が続いたが、尾根に出る前にダートになった。
この区間もフラットで走りやすい。尾根道なので見通しも展望も抜群。
途中で鹿を一頭発見。いつも思うがよくあんな斜面を登れるなぁ。
何箇所か谷筋へ下る支線の分岐があったが、無視して本線を進む。

丹波美山1号線 爽快な尾根道

丹波美山1号線 爽快な尾根道

踏み均されて浮き砂利も少なめ 走りやすいっす

踏み均されて浮き砂利も少なめ 走りやすいっす

14:10、林道菅生山線の三叉路を通過。ここから再び肱谷四ッ谷線の区間である。
14:15、掘削現場で行き止まり。こちら側は工事は行われていなかった。(この辺り
先ほど見て来た数km先の反対側と繋がるのはいつのことだろう。
GPSで確認すると丹波美山1号線の起点からここまで16km余り。
この区間だけでもなかなか走り応えのあるロングダートだ。
ここまでの間に法面が崩れかけてる箇所がいくつかあった。
開通してからもメンテナンスが大変そうだ。

肱谷四ッ谷線 西側の掘削地点

肱谷四ッ谷線 西側の掘削地点

法面が崩れてますね…修復大変なのかなぁ

法面が崩れてますね…修復大変なのかなぁ

遮蔽物が無いせいか、ここがたまたま通話圏だった。
丁度いいので社長に電話。今度はつながった。
社長「うーん、まだ未解決なんだよね…」
塩犬「わかりました~、自分宛にログと当該データを送ってもらって下さい」
社長「すまないねぇ~よろしく~」
さてと…作業するにはエアエッジでWEBにアクセスする必要があるな…。
キャンプ地を目指しつつ、道の駅で試してみるか。
三叉路に戻り、チェーンをモゴモゴして林道菅生山線経由で退出。
14:35、肱谷の集落で県道50号に合流した。
これにて本日の林道探索は終了ー!
大野ダム湖を渡って県道12号を左折し、由良川沿いに下る。

林道菅生山線と県道50号の分岐

林道菅生山線と県道50号の分岐

由良川水系 大野ダム

由良川水系 大野ダム

14:50、和知でR27を右折。
14:55、道の駅・和(なごみ)に寄ってみたがエアエッジは圏外だった。残念。
幕営予定地のある与謝野町方面へ一気に走ってみよう。

道の駅・和(なごみ)

道の駅・和(なごみ)

ほほぉ、ツーリングノートね…急いでるのでスルー

ほほぉ、ツーリングノートね…急いでるのでスルー

いくつかの国道や県道を経て与謝野町へ辿り着いた。
16:05、R176沿いの道の駅・シルクのまち かやに到着。
早速、エアエッジを試してみる…OK! 繋がった!
おあつらえ向きにテーブルの休憩席もある。理想的なシチューエーションだ。
腰を据えて調査開始。128kbpsだとメールの受信ももどかしい。
ログのエラーメッセージとデータを直接チェックしてみるとエラーの原因の見当がついた。
対応方法を社長に説明。当該データを一部修正することにした。
次の定時バッチで正常に処理されればOK。次回は17:00か。少し時間が掛かるなぁ。
…っと、この間に加悦町の市街地に出てスーパーで買出しを済ませた。
17:00、道の駅に戻って定時バッチの結果を確認。
OK! 正常に処理されたようだ。社長に報告してまずは一件落着。
はぁー、東京へ戻らずに済んで心底ほっとした。
昨日から無理難題、ミッション・インポシブルが続くなぁ…。

道の駅・シルクのまち かや 助かりました

道の駅・シルクのまち かや 助かりました

モバイルPC+エアエッジ 仕事柄手放せません

モバイルPC+エアエッジ 仕事柄手放せません

今日の幕営地はこの道の駅の裏手の大江山にある。
かなり急勾配の九十九折れを登って、17:40、池ヶ成キャンプ場に到着。
登山客だろうか登山口に一台車が止まっている。その他は人の気配無し。
テント設営を設営して食事の準備をあらかた済ませ、18:30、再び山を降りた。

大江山 池ヶ成キャンプ場

大江山 池ヶ成キャンプ場

標高が高く、眺めもなかなかよかったです

標高が高く、眺めもなかなかよかったです

国道沿いのGSで補給。1リットル138円か…高いなぁ…。
給油の次は風呂。18:50、リフレかやの里へ到着。
この辺、幕営に必要な施設が揃っていて嬉しいなぁ。
日帰り温泉が目的だったがホテルも兼ねているらしく、なかなか豪華だった。
入浴料金500円を支払って、一日の汗と疲れを流し落とす。
キャンプ場の水道が飲料不可とのことなので、帰り際、フロントで水も汲んでもらった。
ありがたい。長期キャンプツーリングをやると水一杯にも本当に感謝してしまう。

リフレかやの里 豪華な施設でした

リフレかやの里 豪華な施設でした

19:40、幕営地へ帰還。
早速、晩酌開始。ツマミはタケノコと菜の花の薩摩揚げに茹でたとうもろこし。
飲みながらネイチャーストーブと木炭を使ってプチ焚火。
着火に苦労した分、安定すると愛しくなる。
頃合を見計らって網を載せ、生姜醤油に漬けた豚肉を横たえた。
いい感じで燻され。じゅーじゅーと肉汁の滴る炭火焼が出来上がっていく。
それをおかずに、炊き立てご飯の晩飯。はふはふもぐもぐ。
はー、キャンプの醍醐味はやっぱ飯だなぁ~♪

本日の晩酌 今回は地酒にこだわりました

本日の晩酌 今回は地酒にこだわりました

豚肉の生姜醤油漬け炭火焼 モチロン(゚Д゚)ウマー

豚肉の生姜醤油漬け炭火焼 モチロン(゚Д゚)ウマー

夜が更けるに連れて風が強くなってきた。
そういえば大江山と言えば古来、鬼で有名なスポットである。
「幕営中にまさか現れたりしないだろうなぁ…」
久々のソロキャンプなので連想が不安な方へと傾いてゆく。
「酒飲みの酒呑童子ならまだいいが、仕事の鬼はご遠慮願いたいものだ、今夜だけは」

そうだ京都行こう

6:00起床。
朝食を済ませてからyumasoul氏に誘われて近隣を散歩する。
竹薮や旧家屋など風情のある町並みがいかにも京都らしい。
天気も上々で爽快だ。
今日は丸一日京都観光の予定である。
昨日の時点では雨の不安もあったが、どうやら一日持ちそうだ。
雨天ならバスでと思っていたが、せっかくなのでバイクで回ることにした。
yumasoulさんもご近所から借りたヘルメットを被りタンデムで同行。
ジモティのナビなので頼もしい。9:00、いざ出発。
まず、向かったのは上賀茂神社
北山通経由で北上し、ちゃちゃっと賀茂川を渡って5分ほどで到着。
一ノ鳥居から二ノ鳥居に至る参道の玉砂利の白さが眩しい。
京都を代表する古社だけあって社殿にもわびさびを感じる。
っと、神主さんが走り回っている。
偶然にも明日、葵祭という祭礼があるらしいその準備で忙しそうだ。

上賀茂神社 祭神は賀茂別雷大神

上賀茂神社 祭神は賀茂別雷大神

明日は葵祭 その準備で忙しそうでした

明日は葵祭 その準備で忙しそうでした

去り際、鳥居前の店で名物のやきもちを食べた。
有体に言えば焦げ目の付いた大福餅である。
香ばしくて素直に美味しい。

上賀茂神社前にある葵家やきもち

上賀茂神社前にある葵家やきもち

賀茂名物やきもち (゚Д゚)ウマー

賀茂名物やきもち (゚Д゚)ウマー

続いて賀茂御祖神社…通称・下鴨神社へ。賀茂川沿いに降る。
沿道には街路樹が植えられジョギングやサイクリングしてる人も多い。
帰京後に知ったが、高野川の合流点から北を「賀茂川」、南を「鴨川」と呼ぶらしい。
あれ? 京都から東京に戻っても帰京って言い方でいいのかな…??

北山大橋より賀茂川を望む

北山大橋より賀茂川を望む

9:45、下鴨神社に到着。
上賀茂神社と併せて山城の国の一ノ宮とされている。
社叢…糺の森(ただすのもり)を抜ける参道の風情が素晴らしい。
ただその脇にパイプ椅子が並べられてやや興醒め。
こちらも葵祭の準備で忙しそうだ。

下鴨神社参道 糺の森

下鴨神社参道 糺の森

下鴨神社も祭礼の準備で忙しそうでした

下鴨神社も祭礼の準備で忙しそうでした

社殿の簾にも雅な印象を受けますね

社殿の簾にも雅な印象を受けますね

葵祭に伴う儀式なのか、行列に出くわしました

葵祭に伴う儀式なのか、行列に出くわしました

次に向かったのは銀閣寺。南下して今出川通を左折。
東に進んで、10:20到着。土産物屋の通りの手前でバイクを停めた。
修学旅行の団体が多い。さすがメジャーどころだ。
そういえば僕も修学旅行で見に来た覚えがある。
混雑しているため参拝券を購入するにもいちいち列に並ばねばならない。
気乗りしてなさそうな女子生徒に、歴史を知る意義について懇々と諭していた先生が印象深かった。

銀閣寺 足利義政公の造営です

銀閣寺 足利義政公の造営です

なんだかんだ言っても美しい庭園なのです

なんだかんだ言っても美しい庭園なのです

門前通りにあったとある食堂を何気なく覗くと、メニューに京都のローカルフード・衣笠丼を発見。
衣笠丼とは親子丼の鶏肉の代わりに甘く煮た油揚げを使った丼物である。
…いや、油揚げは関西風に「さん」付けで呼ぶほうが雰囲気が出るか。
昼食にはかなり早いが、せっかく見つけたのでyumasourl氏と中へ入り、衣笠丼600円を二つ注文。
煮汁の滲みた「お揚げさん」とふんわりそれを綴じた玉子の組み合わせが素朴に美味い。
薬味に粉山椒がデフォルトで掛かっているのも京都っぽくてよろしい。
そういえば昨日のにしんそばにも粉山椒が掛かってたなぁ…。

京都のB級ローカル食・衣笠丼 (゚Д゚)ウマーどすぇ

京都のB級ローカル食・衣笠丼 (゚Д゚)ウマーどすぇ

土産物屋の並びも修学旅行生で溢れてました

土産物屋の並びも修学旅行生で溢れてました

続いて八坂神社へ。白川通を南下し途中で給油。
丸田町通との交差点で右折して平安神宮の裏手を通過。
東大路通を左折して11:10、到着。
有名な祇園祭はこの八坂神社の祭礼である。それに相応しく本殿も豪奢な造りだ。
参道に出ていた露店に『焼竹の子』の店があった。開店前だったが激しく興味をそそられる。
京都のイベントや祭礼では一般的なのだろうか…情報を求めたい。

祇園祭で有名な八坂神社

祇園祭で有名な八坂神社

焼竹の子の露店…? 京都ローカルなのか!?

焼竹の子の露店…? 京都ローカルなのか!?

西楼門 東大路に面しています

西楼門 東大路に面しています

正面には四条のにぎやかな町並みが

正面には四条のにぎやかな町並みが

次は京都観光の定番・清水寺。東大路を南下。
五条通手前から清水寺へ続く坂道・清水坂は物凄い渋滞だった。
観光バスとタクシーと修学旅行生がひしめき合っている。
駐車場には10:30到着。その先も人ごみが物凄かった。
中学生たちがはしゃぎまくり。一人が何かに興味を持つとグループ全員がそれに続く。
皆でスパイダーマンのマスクなど土産に買ってどうするのだ。

清水坂は修学旅行生で大賑わい

清水坂は修学旅行生で大賑わい

清水寺 あれに見えるは仁王門に三重塔

清水寺 あれに見えるは仁王門に三重塔

慣用句でも有名な清水の舞台はさすがになかなかの高さだ。
それよりも名前通り真っ黒な大黒天の方がインパクト大である。
カルピスやダッコちゃんはNGだが、これはいいのかなぁ?

清水寺 一寺一宗の北法相宗だそうです

清水寺 一寺一宗の北法相宗だそうです

清水の舞台越しに京都市街を眺望

清水の舞台越しに京都市街を眺望

渋い声でブルースを歌い出しそうな大黒天

渋い声でブルースを歌い出しそうな大黒天

それにしても敷地が広い。アップダウンも多くて歩きつかれてしまった。
バテバテになってバイクに戻る。
12:20、次の目的地・伏見稲荷大社へ向かって出発。
東大路に出るまで、また渋滞に嵌った。
この辺りは京都市街の外れに近い。
さすがのyumasoul氏もこの先は守備範囲外のようだ。
GPSのナビまかせで進み、少し迷いつつ12:35、伏見稲荷大社に到着。
狛犬代わりに狐が配されているのは豊川稲荷と同じだが、何か変なものをくわえていた。
十手の先を「の」の字に変えたようなアイテムである。なんだろう?
ちなみに狐は祭神の眷属であって神様そのものではないようだ。
全国3万社を超える稲荷神社の総本宮だけあって、楼門も本殿も朱塗りの豪華な造りだった。

伏見稲荷大社 朱塗りの楼門

伏見稲荷大社 朱塗りの楼門

狛犬ならぬ狛狐?

狛犬ならぬ狛狐?

さて、ここまで回ってきたが思っていたよりも時間に余裕がある。
yumasoul氏との相談の結果、せっかくなので宇治・平等院へ行ってみることにした。
R24に出て桃山経由で一気に南下。
県道241号に合流して宇治川の流れにそって快走。
快晴とまではいかないが、暑いくらいの陽気である。
13:15、平等院に到着。有料駐車場にバイクを停めて敷地内へ。
伽藍がいくつもあるが、やはり鳳凰堂の様式美が屈指である。
左右対称の堂宇が正面の池に映え、美しいシンメトリーを描いている。
順路に従い宝物展示施設「鳳翔館」も覗いてみた。
本尊の阿弥陀像の蓮華座や、それを取り巻く楽天の配置が再現されていた。
建立当時は極楽さながらの目を見張る華麗さだったに違いない。

平等院鳳凰堂 10円玉でおなじみですね

平等院鳳凰堂 10円玉でおなじみですね

平安時代の名門・藤原家が建立したそうです

平安時代の名門・藤原家が建立したそうです

宇治まで来て、さすがに疲れたのでちょっと休憩をとろう。
駐車場そばの御茶屋でお抹茶セット500円を頼んで一服。
爽やかな苦味が喉を潤す。ふぅ、落ち着くなぁ。

たまにはお抹茶もよろしゅおすえ

たまにはお抹茶もよろしゅおすえ

宇治川は昨日の雨で水量多め

宇治川は昨日の雨で水量多め

さて、次の目的にはずっと北の京都市街。
14:20、出発。宇治川沿いを戻り、川端通りに合流。車列に紛れて一気に北上。
15:00、今出川通を左折して、15:05、北野天満宮に到着。
学問の神様だけあって修学旅行生はやや多め。
境内は牛の像だらけだ。なぜ牛なのだろう?
と後で調べたら菅原道真公が亡くなられたのが丑の年、丑の日、丑の刻だったためらしい。へぇー。
参道を進むと立派な楼門(中門)が現れた。三光門と呼ばれ様々なモチーフの彫刻が彫られている。
この門について引率の先生が生徒たちに詳しく解説していた。

北野天満宮 三光門

北野天満宮 三光門

境内はモー牛だらけ 撫でると賢くなれるらしい

境内はモー牛だらけ 撫でると賢くなれるらしい

本殿に参拝した後、ふらりと絵馬所へ赴いた。
「願いが祈って幸せになりますように」と書かれた絵馬が秀逸。願いは祈らんだろ。
帰りしな、露店のたこ焼きを中学生のグループが買占めていた。
これも例の集団行動と思われる。若さよのぉ。

北野天満宮本殿 祭神は勿論天神様・菅公

北野天満宮本殿 祭神は勿論天神様・菅公

やはり合格祈願が多いですねー

やはり合格祈願が多いですねー

続いて金閣寺へ。さっと走って、15:40到着。
ここも定番の名所だけあって観光客の数が多い。
竹薮を抜け、受付を済ませるとすぐ正面に見覚えのある金色の楼閣が現れた。
豪奢な成金趣味という印象は拭えないがインパクトは絶大だ。
池の畔に咲く菖蒲とのコントラストが美しい。

金閣寺 さすが黄金の国ジパング

金閣寺 さすが黄金の国ジパング

水面の金閣と菖蒲の色合い…雅ですなぁ

水面の金閣と菖蒲の色合い…雅ですなぁ

正面の金閣を後にして裏手の庭園へと進む。
yumasoul氏に言わせるとこちらの方がお勧めらしい。
なるほど苔生す森や滝・草庵など、ひとつひとつに趣がある。

これぞ日本庭園 っといった趣です

これぞ日本庭園 っといった趣です

苔がまるで緑色の絨毯 涼風が心地良い…

苔がまるで緑色の絨毯 涼風が心地良い…

京都観光もいよいよ大詰め。次に向かったのは大徳寺
16:10到着。yumasoul氏に竹やぶ沿いの道を案内してもらった。
多くの名僧を輩出した禅寺だそうだが、大徳寺納豆の方が有名か。
かなり歩き疲れていたので正面に回るのは止めといた。

大徳寺裏手の道 どことなく京都っぽくていいですねぇ

大徳寺裏手の道 どことなく京都っぽくていいですねぇ

数多くの塔頭(坊)が建立されてます ここは宗務所?

数多くの塔頭(坊)が建立されてます ここは宗務所?

最後は今宮神社。っと、その手前で名物の炙り餅を食べる。
串の先に小さく刺さった餅が15本で一人前・500円。
白味噌を使った甘ダレが美味しくて妙に後を引く。
それにしても何故一人前が15本と決まってるのだろう?

今宮神社前 かざりやで一寸一服

今宮神社前 かざりやで一寸一服

名物あぶり餅 (゚Д゚)ウマー

名物あぶり餅 (゚Д゚)ウマー

今宮神社 疫病を鎮めるために建立されたそうです

今宮神社 疫病を鎮めるために建立されたそうです

今宮神社楼門 朱は厄除けの色なんですねぇ

今宮神社楼門 朱は厄除けの色なんですねぇ

これにて京都観光終了~♪
いやぁ、雨も覚悟していたが天気にも恵まれた。
バイクの機動力を活かして回った寺社は11箇所。
望みうる最高の一日…のはずだったが…。
16:50、夕食の前に一旦、yumasoul氏の家に帰宅。ふぅ疲れた。
宿泊と案内のお礼に何か美味しいものをご馳走させてもらおう。
だらだらと休憩しながら彼のPCを使ってネットで晩飯の目処を付ける。
「この店にしよう」と決まったところで再び出立。玄関先のバイクを動かして…
という場面で通りがかった車のスペースを気にしてバランスをくずしてしまった。
支えきれず、玄関のガラスにゆっくりとバイクの右グリップがもたれかかる…!! Σ(゚Д゚;)
絶えられなくなったガラスがパリーンっと音を立てて割れてしまった。あーあ…ヽ(TдT)ノ

はい、見事に割れたガラス あちゃーです

はい、見事に割れたガラス あちゃーです

一気に二人とも暗澹たる気持ちになってしまった。yumasoulさん、すんません…。
それでも一応、予定通り夕食は摂ろう。
19:00過ぎ、金閣寺近くの錦鶴というお店に向かう。
注文したのは金閣弁当お造り付き、3150円。
大きなお椀に色とりどりの京料理が盛られてやってきた。
どれもこれも美味しい…はずだが、あのガラスが気になって、ろくに味を覚えていない。
うーん…せっかくの料理が勿体無かったなぁ…。

金閣寺近くの食事処・錦鶴の金閣弁当

金閣寺近くの食事処・錦鶴の金閣弁当

京料理(゚Д゚)ウマー いや、正直それどこでは…

京料理(゚Д゚)ウマー いや、正直それどこでは…

20:00、yumasoul宅に戻った。ついでにバイクは玄関先から移動させた。
明朝僕は旅立ってしまう訳だが、彼のお宅のガラスがこのままではどうにも落ち着かない。
自分が滞在している間に問題を片付けたくてネットで検索。
24時間対応のガラス修理サービスを発見して早速申し込んだ。
メールや電話でやり取りして、一時間ほどでガラス屋が到着。
40分ほどで作業も済み、何と自分がいる間に修理完了した! これで、ほっと一安心。
yumasoul氏に迷惑を掛けたが、それは最小限で済んだ。
支払った修理代で充分ホテルに二泊可能、という落ちが付いたが…まぁ諦めよう。
旅の思い出はプライスレスということで…。

はじまりはいつも雨

今年もGWの時期をずらして連休を取ることが出来た。しかも9日間。
全日程をフルに使って滋賀・京都から、まだ行ったことのない北陸一帯を北上する旅を計画した。
だが、初日から天気予報は雨。何やら不穏な雲行きのスタートである。
当日は4:00起床。久々のロングツーリングで荷造りに手間取る。
早起きしたのだが、だらだらと準備したため出発時刻が遅れてしまった。
服装は雨に備えて防水ジャケット上下+雨具上下。
靴もゴアテックス+ブーツカバーの完全武装だ。
やる気満々と言うか、戦々恐々と言うか、とにかく覚悟して7:40出発。
8:00、東名高速に乗る頃からポツポツと降り始める。
多摩川を渡り、神奈川県に入る頃には完全な雨となった。
大井松田の辺りからますます強くなる。
鮎川PAの辺りで隣を通過する大型バスと水溜りのタイミングが丁度会い、もろに大量の水を被る。
何層もの雨避けを無視して地肌に水滴の感触が伝わってくる。むむぅ…。
御殿場に出れば弱まるかと思ったが、それどころか風が加わってしまった。
9:35、富士川SAで給油兼朝食。桜海老かき揚げうどん630円。
ここまでノンストップである。旧セローに比べてやはりペースが速い。

富士川SA 雨降りまくり

富士川SA 雨降りまくり

桜海老かき揚げうどん 汁は微妙に関西風

桜海老かき揚げうどん 汁は微妙に関西風

静岡県の中部から西部に掛けて土砂降り。
霧も立ち込めて視界がかなり悪い。牧の原の近辺は最悪だった。
シールドの内側まで曇ってしまって、走りながら拭くのに難儀した。
浜名湖を過ぎ、豊橋手前のチェックポイントが迫る。
この手で通行券を取り出すと絶対びしょ濡れになるなぁ、と順番待ちしながら憂鬱になる。
いざ自分の番が来たら、料金所のおじさんはそのまま行けとスルーしてくれた。
ありがたい。こちらの事情を察してくれたようだ。
愛知県に入ると雨脚は弱まった。
11:40、豊田市の上郷SAでもう一度給油。
さて、そろそろ昼飯を気にしなければならない時間だが、この日は既に予定が決まっていた。
滋賀県在住のネット友達が勤める近江八幡の中華料理店である。
13:00に予約してあるのだが、うーん、とても間に合いそうにないな。
高速道路に掛かる時間を甘く見積もってしまうのは良くない癖だ。
12:45、養老SAに立ち寄って『遅れます』メールを送る。先を急ごう。

上郷SAにて 雨は一向に止む気配無し

上郷SAにて 雨は一向に止む気配無し

養老SAにて どこもかしこもずぶ濡れです

養老SAにて どこもかしこもずぶ濡れです

岐阜と滋賀の県境・伊吹山の辺りも視界が悪かった。
13:35、八日市ICで降りて、R421で近江八幡市街へ向かう。
14:00、中華料理店・沙羅に到着。結局、予約した時刻より1時間も遅れてしまった。
駐車場で雨具を全て脱いだが、下のジャケット類もかなり湿っている。
小奇麗なお店に小汚い格好で入るのは憚られるが…予約してあるものは仕方あるまい。スマヌ。
ちなみにその友達とは初対面。まずは挨拶して予約席へ。
注文したのはランチのセット。
近江牛と八宝菜・玉子の炒め物と揚げ物2点。
スープやサラダもついていてなかなか豪華だ。
ご飯のお代わり自由なのも嬉しい。たっぷり食べて満腹満腹。
その上、今回おごってもらってしまった。
あいやー、どこまでもスマヌスマヌ。せめて宣伝させていただこう。
みなさま、近江八幡に赴いた際はぜひぜひ中華料理・沙羅をご利用くださいませ。

近江八幡の中華料理店 沙羅

近江八幡の中華料理店 沙羅

近江牛の中華風炒め メチャ(゚Д゚)ウマー

近江牛の中華風炒め メチャ(゚Д゚)ウマー

15:00、食べ終わって再び雨具を着込む。
琵琶湖名物の鮒寿司を購入するため、その友達に教えてもらったお店へ。
5分ほど走って、奥村佃煮(遠久邑)に到着。
メスが最低でも四千円以上するのに比べ、オスは千円余り。
男と女でこんなに価格差があるとは…。
外道バスターズで食べてみたかったので奮発してメスを購入。
東京宛に送ってもらった。送り状がまたびしょ濡れ…。
鮒寿司のレビューは帰京後に。(こちらをどうぞ)

鮒寿司の名店・奥村佃煮(遠久邑)

鮒寿司の名店・奥村佃煮(遠久邑)

周辺の田んぼにはレンゲの花が咲いてました

周辺の田んぼにはレンゲの花が咲いてました

県道25を経て、15:25、琵琶湖の湖畔に出た。
時計回りに走ってみたが雲や霧で景観は良くない。
比叡山にも行きたかったが、この天候だし時間がないのでやめとこう。

琵琶湖畔 雲で対岸も見えませぬ

琵琶湖畔 雲で対岸も見えませぬ

今日・明日は京都に住んでるyumasoul氏のお宅に泊めてもらう予定である。
東京で知り合い実家のある京都へ戻ったリアル世界の友達だ。
到着時刻が見えてきたところで一本電話を入れた。これでよし。
16:00、琵琶湖大橋を渡り、道の駅・びわ湖大橋米プラザへ立ち寄り。
そういえば、ここまで田んぼが多かったなぁ。

琵琶湖大橋 バイクは150円なり

琵琶湖大橋 バイクは150円なり

道の駅・びわ湖大橋米プラザ

道の駅・びわ湖大橋米プラザ

R161を南下して、県道30号で東山を越え京都府へ入る。
比叡山ドライブウェイ入口があったが前述の通りスルー。
京都市街をナビ任せで走り、17:00頃、北区のyumasoul氏の近所に到着。
電話を掛けて迎えに来てもらった。二日間お世話になります。

比叡山ドライブウェイ入口 いつか走ってみたい

比叡山ドライブウェイ入口 いつか走ってみたい

バイクを玄関先に停めて雨具を脱いだが、グローブの濡れた感触が手から消えない。
乾いているか濡れているのか何を触っても分からない。
でも触れた瞬間に触ったものが確実に濡れる。むぅ。
荷物を降ろし、ずぶぬれの衣服や靴下を着替えてようやく落ち着いた。
19:30、yumasoul氏と連れ立って近所の居酒屋で夕食。
彼は飲めないので僕だけビール。ツマミに牛肉の時雨煮。
締めににしんそばを食べた。甘く煮たにしんの切り身が意外に大きい。
昼食が遅かったせいもあって食べきるのに苦労した。

ビールと牛肉の時雨煮 味付け甘めだけどいけます

ビールと牛肉の時雨煮 味付け甘めだけどいけます

京都名物・にしんそば (゚Д゚)ウマーどす

京都名物・にしんそば (゚Д゚)ウマーどす

 
食べ終わって家に戻る。
飼われている4匹の猫と戯れるが、すぐに眠くなってきた。
早起きと雨天走行の疲れだろうか、早めに休ませてもらおう。
21:30、就寝。明日は晴れるといいなぁー。

旅に出ます

明日から待ちに待った9連休です。
仕事もどうにかおさまりました。
行く先は京都・北陸。いろいろ念入りに調査済みです。
明日・明後日は天気悪そうですけど、楽しんでまいります。
はい、そこハプニングを期待しない!!

長野ツーレポ二日目UP

頑張って仕上げました。長野の二日目ツーレポです。
http://s-dog.net/archives/000339.html
昨夜はMr.mud氏怪人M氏、そしてろーどまんさんが採ってきたナマズと山菜を
いつものKannaさんで調理してもらいご馳走になりました。
ろーどまんさんは仕事の都合で来られませんでしたが、他のお客さんも交えて味わせていただきました。
(詳しくは怪人M氏のBLOGをご覧下さい)(←手抜き)
天然の物を採って食うってのは最高の贅沢ですねー。また、何か食べましょう!

吹けよ風、呼べよ嵐

フライシートに叩き付ける雨の音。
遮蔽物の無い地形のためか風も強烈だ。
テント自体が大きく揺さぶられ、飛ばされるのではないかと不安になる。
しかも間の悪いことにオプショナルフライの無い剥き出しの側が風上だった。
もろに雨に打たれて、ジッパーの辺りから水が染みてきている。
グランドシートの敷き方も悪く、本体より数cm外に出ている部分があった。
側面を叩いた雨粒がグランドシートに拾われてテントの下に潜り込み、一部浸水してきている。
うぅ…最悪の状況。
ともかくシュラフが濡れない様、座布団用に使っているビニールシートでマットの下を覆った。
さらに外に出てグランドシートを直す。バイクを動かして風除けにする。
そこまでしても浸水した雨はどうしようもない。
荷物が濡れない様、試行錯誤して朝まで悩まされた。

テントの隅が浸水…あちゃー

テントの隅が浸水…あちゃー

強烈な風で風船状態のムーンライト3

強烈な風で風船状態のムーンライト3

6:00起床。前室で朝食のたぬきうどんを作る。
オプショナルフライを付けていたこちら側は全く平穏な状態。地面も乾いていた。
ダウン製品が濡れずに済んだのも不幸中の幸い。
テントの中で雨具を着こみ、完全装備で雨中の撤収。
吹き付ける風に手間取りつつテントを畳んでバイクに荷物を積む。

深い霧が立ち込めていやーな雰囲気の朝

深い霧が立ち込めていやーな雰囲気の朝

朝食はたぬきうどん 温まります

朝食はたぬきうどん 温まります

皆に挨拶して8:00過ぎ出発。いやはや皆様お疲れ様でした。
キャンプ場を退出する時、ダートで四輪と擦れ違った。
路肩に避けてやり過ごして出発…っと、なぜか立ちゴケ。あーあー。
後続のライダーが起こすのを手伝ってくれた。くぅ、恥ずかしい。

さて、今日も一日走りましょう 雨だけど

さて、今日も一日走りましょう 雨だけど

舗装路へ至るダートも水溜りだらけ

舗装路へ至るダートも水溜りだらけ

まずは給油のため昨日のGSへ向かう。
到着する直前でリザーブに入れた。が、GSはチェーンがかかったままだった。
まだ営業前か、どうしたものかと思ったが中に人影が。昨日のおばちゃんだ。
すぐに出てきて給油してくれた。7.9Lで1200円。高いが仕方あるまい…。
8:15、給油完了して出発。美ヶ原方面に北上。
キャンプ場から出てきた何台かのバイクとすれ違う。
ここからの区間も絶景の筈なのだが、霧が深くて何も見えず。
淡々と走って、8:30、和田峠通過。さらに8:40、扉峠通過。

三峰展望台付近 なーんも見えず

三峰展望台付近 なーんも見えず

うねうねとワインディングを登って牛伏山へ。
標高が高すぎるのかエンジンのふけが悪い。
山本小屋へ続く三叉路を右に折れ、8:55、美ヶ原高原美術館を通過。
北側の斜面になるととたんに残雪が増えたが、勿論除雪されてるので無問題。

美ヶ原高原美術館手前 本日の最高所1959m

美ヶ原高原美術館手前 本日の最高所1959m

回廊とまではいかずとも壁くらいにはなってます

回廊とまではいかずとも壁くらいにはなってます

白樺林を抜け、県道464を少し降ると霧が晴れてきた。。
ワインディングの途中で右手の斜面から飛び降りてきたカモシカと遭遇。
ガードレールを潜り、さらに下へと消えていった。
新セローがカモシカと対面するのは初めてかな。

霧が晴れてきた というか雲を抜けた

霧が晴れてきた というか雲を抜けた

白樺林 緑に色づけば美しかろう

白樺林 緑に色づけば美しかろう

武石川の貯水池と県道64号を望む

武石川の貯水池と県道64号を望む

ガードレールを潜るカモシカ 分かりにくいなぁ

ガードレールを潜るカモシカ 分かりにくいなぁ

9:25、下りきった場所にあった武石観光センターでトイレ休憩。
桜が満開だったのは嬉しい誤算。
すでに雨がやんでいたのでここで一旦雨具を脱いだ。

武石観光センター周辺は桜が満開

武石観光センター周辺は桜が満開

記念撮影 バックの暗雲をどうにかしたい

記念撮影 バックの暗雲をどうにかしたい

9:45、出発。県道62号を左折して西へ。
悪路を登り、10:00、武石峠から通行止め区間の県道464へと右折。
路面に雪が残っていたので慎重に降る。行止りの場合に戻れるかちょっと心配。
雪が解けても落ち葉と苔で滑りやすそうだ。

県道464分岐 ここから先、荒れてます

県道464分岐 ここから先、荒れてます

残雪です 注意して進みましょう

残雪です 注意して進みましょう

10:05、林道蝶ヶ原線の起点に到着。
ここから7km余りの峰越えフラットダートが始まる。
標高は1600m弱。全線に渡って残雪は無かった。

林道蝶ヶ原線起点

林道蝶ヶ原線起点

7km余りのフラットダート

7km余りのフラットダート

烏帽子岩付近の展望が素晴らしい。
振り返ると雨雲が目の高さの位置にまで下りてきている。
なんとなく追われているようで不快だ。10:15、三才山峠を通過。
10:30、終点に到着。県道181号へ出て走行完了。

烏帽子岩 変わった形

烏帽子岩 変わった形

三才峠 交通の要衝だったようです

三才峠 交通の要衝だったようです

寂れた雰囲気漂う中を北上

寂れた雰囲気漂う中を北上

蝶ヶ原林道終点 保福寺峠の側です

蝶ヶ原林道終点 保福寺峠の側です

次に向かったのは保福寺関連林道。(林道浪漫・健さんの地図参照)
すぐ近くだったのだが、事前にGPS登録しておいたウェイポイントが間違っていた。
無駄に迷い時間をかなりロスして、10:50、ゲートに到着。
なるほど健さんの情報通りのゲートだ。脇の土手からモゴモゴ。

保福寺関連林道 東側ゲート

保福寺関連林道 東側ゲート

多少の交通量はありそうですが荒れ気味

多少の交通量はありそうですが荒れ気味

廃道状態の登坂路を泥濘に注意して進む。
11:05、峠を越えて三叉路に出た。直進は行止りらしいので右折。
ここから豪快なトラバース路になる。復員は狭く、路面も荒れ気味。
紀伊半島の川津今西林道を思い出す。正直怖い。落ちたら死ぬだろうな。

白樺林の間を抜けて、登れや登れ

白樺林の間を抜けて、登れや登れ

峠付近はこんな状態

峠付近はこんな状態

三叉路の先は開けたトラバース路 開けすぎ

三叉路の先は開けたトラバース路 開けすぎ

あの道を来たのか…あー怖ぇ…

あの道を来たのか…あー怖ぇ…

一般車両通行禁止の看板を過ぎた辺りから幅員も広がる。
一箇所、派手な土砂崩れがあったがバイクならOKだろう。
そこかしこに停められた営林作業の無人車輌を横目にのんびり降る。
降るにつれて雨が降り始めてきた。雲に追いつかれたのかな…。

土砂崩れ現場 通行注意

土砂崩れ現場 通行注意

この辺りまで来ると交通量の多さを感じます

この辺りまで来ると交通量の多さを感じます

雨は段々と強くなり、泥濘でグリップが効かなくなりはじめる。
11:40、小胡桃の集落に降りて林道退出。ついでに再び雨具を装着。
山吹や桜がすぐそこに咲いていた。雨に打たれる姿が健気で美しい。
当初はさらに北部の林道を狙っていたのだが、天候がよくないので止めておこう。
昼飯と観光を目当てに松本まで行くことにした。

沢筋が近づくにつれドロヌタが酷くなりますね…

沢筋が近づくにつれドロヌタが酷くなりますね…

健気に桜が咲いてます

健気に桜が咲いてます

R143に出て、あとはひたすら松本へ。
12:20、路地を曲がって、松本市街に分け入る。
この頃には雨は小休止していた。
12:25、たけしやに到着。
松本周辺のローカルB食調査で目星を着けた焼きそば屋である。
店に入る前に雨具を脱がなきゃ。面倒くさいが仕方ない。
肉野菜イカ目玉焼き入りのスペシャル1050円を注文。
店はひっきりなしにお客が入ってくる。おみやげの注文も多い。
出てきた焼きそばはかなり太い麺だった。特製ソースや具との相性もばっちり。
それぞれのトッピングの中でも特に肉が美味かった。全体の量も食事として十分だ。
焼きそばにしては値段が高めだが、この味なら地元市民に愛されるのも良く判る。

松本の人気焼きそば屋 たけしや

松本の人気焼きそば屋 たけしや

スペシャル焼きそば メチャ(゚Д゚)ウマー

スペシャル焼きそば メチャ(゚Д゚)ウマー

食べ終わって、13:00。
今日はもう観光に徹しよう、ってことですぐ近くの松本城へ向かう。
駐車代100円を支払って、ちゃんと駐車場に停める。
さらに観覧料600円を支払って城の中へ。高いなぁ。

松本城です 松本の象徴です

松本城です 松本の象徴です

加藤清正公ゆかりの駒つなぎの桜

加藤清正公ゆかりの駒つなぎの桜

天守閣の見学をしたかったが、中へ入るには靴を脱がなきゃならない。
ゴアテックスの靴なのだが、これまでの雨が染みて靴下が物凄い状態なので断念。
それでも庭園に凝った生花が展示されていて、それなりに楽しめた。

国宝・松本城天守閣

国宝・松本城天守閣

13:25、出発。今度は諏訪大社を目指す。
14:00、塩尻市内で左折、R19からR20へ。
14:10、塩尻峠を越えて岡谷市に。峠付近はやはり雨が降っていた。
途中、下諏訪町のコンビニに立ち寄ってお金を下ろす。
3・4・5日にATMが使えなかったため、手元の現金が不足気味だったのだ。
14:30、諏訪大社下社春宮に到着。
諏訪大社は上社…本宮・前宮、下社…春宮・秋宮の4社から成る。で、ここはそのうちの下社春宮。
祭神は上社が建御名方神 (たけみなかたのかみ) 、下社が八坂刀売神 (やさかとめのかみ) 。
国津神を祭る代表的な古社である。七年に一度の御柱祭が特に有名だ。

諏訪大社下社春宮

諏訪大社下社春宮

この柱を曳行するわけですか でかいなぁ

この柱を曳行するわけですか でかいなぁ

さらに裏手にある万治の石仏へも寄ってみた。
ふーむ、独特のデザインだ。確かに普通の仏像とはずいぶん違う。
側に流れる砥川や周りの田畑と相まって、実にのどかな雰囲気だった。

万治の石仏 謎が多いそうです

万治の石仏 謎が多いそうです

340年間も瞑想に耽っているようで…

340年間も瞑想に耽っているようで…

14:50、出発。次に目指したのは諏訪大社上社本宮。
R20へ出て南下。高速に乗る車で渋滞している。
県道183を右折して、15:20、到着。
この社の境内はずいぶん広く、いろいろな奉納物が配されていた。
江戸時代、信州出身の伝説的力士・雷電の像や土俵、明神湯と呼ばれる温泉などなど。
拝殿の配置も独特で興味深い。

諏訪大社上社本宮

諏訪大社上社本宮

史上最強の力士・雷電為右衛門像

史上最強の力士・雷電為右衛門像

明神湯 かなり熱い温泉が滾々と湧いてます

明神湯 かなり熱い温泉が滾々と湧いてます

拝殿 参道から横に向いてる点も特徴的

拝殿 参道から横に向いてる点も特徴的

15:45、参拝を終えて出発。雨を覚悟の上で甲府を目指す。
大型車の水しぶきに耐えながらR20の上り車線を南下。
16:00過ぎ、富士見町の最高所を通過。雨は一向に止まない。
16:40、韮崎のセルフGSで給油。もう一台キャンプ道具を積んだバイクがやってきた。
思わず会釈。同類相憐れむというやつだ。
17:00、竜王の辺りでR52へ左折。渋滞の中、甲府市街へ。
この辺りへくると雨は既に止んでいた。
松本もそうだったが、都市部は雨が降りにくいのだろうか。
それともそういう場所を選んで都市が出来上がるのか。
R358を横断して、入り組んだアーケードの商店街に入り込む。
17:10、奥村本店に到着。
アーケードの下にバイクを停め、雨具を脱いでお店へ向かう。
蕎麦の老舗として甲府でも有名なこの店で、注文したのはカツ丼1365円。
山梨県独特のカツ丼の元祖と聞きつけてはるばるここまでやってきたのだ。
「卵でとじた煮カツではありませんが、よろしいですか?」
「はい、結構です」
やがてお盆に載せられた丼とソースがやってきた。
あけてみるとMr.mudさんの情報通り!!
御飯の上に何の味付けもされていないカツ、そしてキャベツの千切り!
さらにポテトサラダ! トマト! ご丁寧にパセリやレモンの輪切りまで!!
まさにカツライスを無理やりまとめたカツ丼である。インパクトは絶大だ。
普通のカツ丼と思ってこれを出されたら、喧嘩が起きても不思議じゃない。
これが山梨の標準スタイルなのか…。こちらの情報だと発祥は明治時代まで遡るらしい。
それがもし本当なら各地のカツ丼の発祥よりもかなり古いことになる。
トンカツソースとウスターソースが出されたが、僕はウスターを選んだ。
それを自分で掛けて食べる。カツの肉は上質で各野菜類もシャキシャキで美味い。
底の方はソース掛け御飯だがそれはそれで楽しめる。いやぁ面白いなぁ。

甲府の手打ち蕎麦の老舗 奥村本店

甲府の手打ち蕎麦の老舗 奥村本店

甲州カツ丼 サクサクシャキシャキで(゚Д゚)ウマー

甲州カツ丼 サクサクシャキシャキで(゚Д゚)ウマー

食べ終わって外に出たら、かなりの勢いで雨が降っていた。くそぅ。
雨具を着け、各種防水対策をして帰路に着く。
17:55、出発。R411を東に進み、R140を経てR20に合流。
18:20、一宮御坂ICから中央道へ乗った。ノンストップで東京を目指す。
笹子トンネルや談合坂、小仏トンネルの周辺はやはり雨脚が強まった。
日も暮れて視界も悪い中、ずーっと走って、19:40、無事自宅に到着。
一宮御坂から1時間20分か…以外に早かったなぁ…。
次の日も東京は雨。テントを干せたのは翌々日になってからだった。
まぁ、雨のツーリングも楽しいものさ。

銀嶺の覇者

今年のゴールデンウィークもずらして連休を取ることになった。
5月に入っても、3、4、5の連続祝日も我慢して仕事。
そして最後の6・7日。ようやく通常の土日と同様の休みが訪れた。
この日は某ちゃんねるバイク板キャンプスレッドのオフ会が長野・鎌ヶ池キャンプ場で企画されている。
それに参加するため、目的地は長野に決めた。
新セローで初めての本格的な林道キャンプツーリング。
さてはて、どうなることやら。
8:00、出発。準備段階から新セローへの荷物積載で一苦労した。
サイドバッグを乗せるとストレッチコードを引っ掛けづらいのだ。
最初は写真のようにサイドバッグ上面に固定したが林道などでは振動で荷物が跳ねるためNG。
結局サイドバッグのしたに隠れているキャリアとフレームの接合部にコードを引っ掛けることにした。
ついでに言うと、マフラーが斜めにはみ出しているためサイドバッグを使うには横幅が広すぎる。
これもどうにかしたいものだ。こんな理由でマフラー交換を真剣に考えようとは…。

新セロー、荷物積載はマイナスポイント

新セロー、荷物積載はマイナスポイント

甲州街道を進み、8:25、調布ICから中央道へ。
9:00、談合坂SAで朝食の冷し山菜そば。今日は暖かくなりそうだ。
9:55、双葉SAで給油。ガソリンの高騰はきついなぁ。

冷し山菜そば 値段やや高め

冷し山菜そば 値段やや高め

八ヶ岳がよく見えたので八ヶ岳PAで撮影

八ヶ岳がよく見えたので八ヶ岳PAで撮影

10:20、小淵沢ICで中央道を降りて、まず目指したのは林道釜無山線。
昨年の6月末、Mr.mudさんに案内されて走った穴場林道である。
最高地点の標高が1900mを優に越えるため残雪が怖い。果たしてどこまでいけるかな。
県道11号経由でR20へ出て北上。途中で左折して花場集落へ。
桜がいい感じで咲いている。遅い春の訪れなのか。
10:40、林道花場釜無線の起点に到着。さぁ、のんびりと行きますか。

花場集落にて 桜と鯉幟

花場集落にて 桜と鯉幟

林道花場釜無線 起点

林道花場釜無線 起点

拳大の石が時折ゴロゴロ転がっているが支障なし。フラットダートをひたすら上る。
荷物を満載した新セローの乗り心地だが、登り勾配だと旧型より制御しにくく感じた。
ただでさえ軽いフロントがややもすると浮き気味になる。
また、いざというときに超ローギアのトルクに頼れないのも少し心細いかな。
標高が上がるにつれて緑色が減ってくる。
低めの地点で車が一台。家族連れで山菜取りのようだ。
さらに進むと、前方の斜面を鹿が3頭駆け上がってゆくのが見えた。
今日は天気も良く、昨年は望めなかった八ヶ岳や南アルプスの展望も素晴らしい。
こういう日の山岳ダートは最高だなー。

春もスローペースで登って来てるようです

春もスローペースで登って来てるようです

林道花場釜無線より八ヶ岳を望む

林道花場釜無線より八ヶ岳を望む

11:00、東側ゲートに到着。ここから林道の名称が釜無山線になるらしい。
左側の斜面を駆け上がって、今年もモゴモゴ…っと、ここで失敗。
ヒルクライムで基本の前傾姿勢をすっかり忘れていた。
斜面を上りきったところでフロントが完全に浮いた状態になってしまいバランスをくずして転倒。
荷物を全部降ろしてからバイクを起こす。空荷の状態で今度は難なくモゴモゴ成功。
荷物を運んでバイクに積みなおし。ふぅ。
バイクも身体もダメージは無いが、肉体労働は単純にしんどいなぁ…。
前述したようにこれまで荷物が暴れていたのもここで修正した。
コンニャロメ、とストレッチコードでギチギチに固定する。これでよし。

林道釜無山線ゲート ここから先は自己責任で

林道釜無山線ゲート ここから先は自己責任で

多少ガレ気味だが、基本的にはゲートの先も走行に支障なし。
左手には南アルプス…甲斐駒ヶ岳・鋸岳・仙丈岳がドドーンと迫ってくる。
標高は1600m…1700m…と確実に上昇して行った。

林道釜無山線より南アルプスを望む

林道釜無山線より南アルプスを望む

左奥・甲斐駒ヶ岳、手前中央・鋸岳、右奥・仙丈岳

左奥・甲斐駒ヶ岳、手前中央・鋸岳、右奥・仙丈岳

途中に一箇所土砂崩れがあったが、セローでなら楽々乗り越えられる程度。
丁度、その手前に湧き水があったのでペットボトルに汲む。
この辺りから路肩に雪が現れ始めた。さらに登り道は続く…。

小規模土砂崩れ

小規模土砂崩れ

いよいよ路肩に残雪が現れ始めました

いよいよ路肩に残雪が現れ始めました

1800mを越える辺りから林道は釜無山の山肌をグルッと巡って北麓の側に向かう。
日当たりが悪いだけあって、さすがに残雪の量も増えてきた。
一応除雪は済んでいるらしく、いわゆる雪の回廊の状態になっている。
とは言え、路面が全て残雪で覆われた区間もあり、それなりに注意が必要だった。

標高1900m付近の状態でーす

標高1900m付近の状態でーす

チェーンなしでも一応クリアできました

チェーンなしでも一応クリアできました

最高所付近 西側出口ももう近い

最高所付近 西側出口ももう近い

プチ雪の回廊を進みます

プチ雪の回廊を進みます

11:45、西側ゲートに到着。
ここが林道の最高地点で、GPSのトラックだと1953mとなっている。
昨年、モゴモゴに使ったルートは熊笹に覆われて使えそうにない。
雪が邪魔だったが荷物を全て降ろしてゲート脇をモゴモゴした。
かくして林道釜無山線、全線を無事通過完了。
当初は残雪でのUターンを覚悟していたのだが意外だった。
この分なら他の林道も行けそうだ。

林道釜無山線 西側ゲート

林道釜無山線 西側ゲート

大阿原湿原、入笠山を経て、12:20、芝平峠を右折して金沢林道へ。
T字路を右折して青柳へと降る。八ヶ岳がこれまたドドーンと迫ってくる。
12:40、林道を下りきってR20に合流。北上して茅野を目指す。
標高が下がったからか、だいぶ暑く感じる。
ちなみにこの日の最高気温は25度を越えていたらしい。

壮大な八ヶ岳の雄姿 入笠山付近にて

壮大な八ヶ岳の雄姿 入笠山付近にて

芝平峠 訪れるのは3回目かな

芝平峠 訪れるのは3回目かな

金沢林道 自転車が多いので注意しませう

金沢林道 自転車が多いので注意しませう

丁度、山吹が路肩に咲く季節です

丁度、山吹が路肩に咲く季節です

12:50、茅野駅前のカフェレストラン・古時計に到着。
目的は舞豚丼。諏訪の信州みそ天丼と同じく、茅野の新名物として考案されたらしい。
名物として定着するか分からないが、地方活性化のためにもこういう試みは大事だと思う。
それにしても店内の雰囲気がお洒落すぎる。店内にはピアノまで置いてあるではないか。
ただでさえ場違いな感じ…間違っても泥まみれのオフブーツでは入れないな…。
ここのお店の舞豚丼は900円。僕はドリンクセットで1100円を注文。
お皿に盛られたご飯に炒めた地元の豚肉と温泉玉子が乗せられている。
能書きにあるようにスプーンでかき混ぜてワシワシと喰う。
うんうん、肉がなかなか美味い。温泉玉子との相性も良い。
ヘルシーな生野菜や特産品の寒天を使ったデザートは女性受けしそうだ。

茅野新名物・舞豚丼 (゚Д゚)ウマー

茅野新名物・舞豚丼 (゚Д゚)ウマー

茅野駅前のお洒落なカフェ 古時計

茅野駅前のお洒落なカフェ 古時計

13:30、出発。R152から県道192へ。
米沢の集落を左折しショートカットして県道424を左折。
13:40、カシガリ山南麓林道群の分岐に到着。
(このエリアはまた林道浪漫さん地図を参考にした。件の分岐はA地点、健さん感謝!)
チェーンゲート脇をモゴモゴして山襞を登る。本線は全くのフラットダート。
ゲートが無い入口もあるので4輪もちらほら見かけた。
途中、道を横切る小動物発見。斜面を駆け上がって此方を観察している。
毛の色はキツネっぽいが、うーん、どうも普通のイエネコのような…。

カシガリ山南麓林道群 最西のチェーンゲート

カシガリ山南麓林道群 最西のチェーンゲート

展望は開けませんが良い雰囲気の林間ダートです

展望は開けませんが良い雰囲気の林間ダートです

写真の右寄り キツネ色の獣、分かります?

写真の右寄り キツネ色の獣、分かります?

支線もあるが、『廃道っぽいなぁ…』と感じて進むと行止り。
そんなことを繰り返しつつ東へと進む。
カシガリ山へ伸びる支線もすぐに熊笹に覆われてしまった。

メインルートはフラットで走りやすいんですけどね

メインルートはフラットで走りやすいんですけどね

はいはい、Uターンしましょ

はいはい、Uターンしましょ

林道朝倉山線へ向かう道も行止り。(地図上、×マークの地点)
メインルートに戻る際、マディ+フカフカ落ち葉の降りカーブで転んでしまった。
大した怪我はないが、かなり酷く泥で汚れてしまった。
14:50、E地点に抜ける手前で沢が流れる手頃なスペースを発見。
休憩がてら泥汚れを落とす。

本日二度目の転倒 いい感じで傷付くセロー

本日二度目の転倒 いい感じで傷付くセロー

県道424を左折して東へ進む。
R152を経て、15:20、河童の湯に到着。
入浴料400円を支払って脱衣場へ。
単純アルカリ泉だから多少ヌルヌルする程度だが、汗を流すには充分だ。

湯川温泉・河童の湯

湯川温泉・河童の湯

さっぱりしたところで、16:00、出発。
すぐ近くのAコープで15分ほどかけて買出し。
品揃えが良くない…茅野の西友で済ませておけばよかったなぁ…。
しばらくR152を北上して柏原の集落を右へ。
16:20、八子ヶ峰高原南麓林道群の入口に到着。(地図上A地点)
鹿避けゲートは開いていたので、そのまま突入。
余り時間がないので本線らしきルートのみを北上した。

八子ヶ峰高原南麓林道群 南側入口

八子ヶ峰高原南麓林道群 南側入口

フラットで交通量も多そうです

フラットで交通量も多そうです

っと、大型犬くらいの大きさの真っ黒な動物がいきなり行く手に見えた。
げげ、小熊かっ? 近くに親熊がいるのかっ!?
停車してしばらく固まっていると、相手は「ウー…、ワン!!」と吠え始めた。
なんだ、大型犬か。って、こっちに向かってくる!!
数歩離れてた場所で立ち止まってくれたが、吠え続けるので進むに進めない。
そのうち、向こうから飼い主の4WD車が現れた。
尻尾を振ってそちらに走りさって一件落着。ほっ。

B地点の交差路 このまま直進

B地点の交差路 このまま直進

最後は直線、そして鹿避けゲート

最後は直線、そして鹿避けゲート

16:35、終点のゲートを開けて閉めて、林道退出。
蓼科山を正面に見ながら県道40号を左折。
大門峠を経由して、16:50、いよいよビーナスラインへと進む。
天気はまだ何とか無事だった。展望を楽しみつつ、車山、霧ヶ峰を快走。

ビーナスラインより蓼科山と白樺湖を望む

ビーナスラインより蓼科山と白樺湖を望む

日本有数の快走路 ビーナスラインを往く

日本有数の快走路 ビーナスラインを往く

美ヶ原へ向かうT字路の観光センターでちょっと寄り道。
買出しで物足りなかった分を買い足そうと思ったのだが…だめだ、目ぼしいものがないや。
そばにあるGSで給油しようとしたが、すでに閉店とのこと。
明日は朝8:00から営業するらしいから、キャンプ場から直接来るか。
ビーナスラインを美ヶ原方面に北上して、鎌ヶ池方面に右折。
ダートを経て、17:15、鎌ヶ池キャンプ場に到着。
すでにバイクが何台か到着してテントも設営されている。
オフ会参加者以外のキャンパーもちらほらいるようだ。
管理棟にちょうど乙尺400海苔氏がいたのでご挨拶。
冬の秩父ツーリングでお会いして以来だ。今回のオフ会も氏によって企画された。
とりあえず受付を済ます。料金は駐車料込みで1500円。
集まりがなければ野宿してただろうなぁ、絶対。
サイトにバイクで乗り入れて、適当な場所を選んでテントを設営。
夜になったら風向きが変わるだろうとフライシートの向きを決めたのだが、この予測が外れ後に仇となる。

キャンプ場まで1kmほどのダート路

キャンプ場まで1kmほどのダート路

霧ヶ峰高原 鎌ヶ池キャンプ場

霧ヶ峰高原 鎌ヶ池キャンプ場

なんか向こうにも似たようなテントが…

日が落ちるにつれ各自勝手に輪になって、なし崩し的に宴会開始。
皆、あっちこっちキャンプツーリングへ行ってきたようで、旅の話に花が咲いている。
ネイチャーストーブや焚火台、VHSストーブなど焚火グッズの普及率が異様に高い。
直火禁止のキャンプ場だが、あっちこっちで焚火が燃えている。
僕もネイチャーストーブは持っていったのだが、今日は使わず仕舞い。

ソロキャンパーばかりで輪になって宴会

ソロキャンパーばかりで輪になって宴会

焚火台いいなー

焚火台いいなー

今夜のツマミは長野のマイナー名物・塩イカ
水で1時間以上塩抜きしたのだが、まだまだしょっぱい。
野菜とあえて食べるのが一般的らしいのだが、Aコープで適当な野菜が売られてなかった。
ま、酒のつまみには丁度いっか。食べきれない分は周りにお裾分け。
焚火で炙ると美味いと好評だった。試してみたが、なるほど美味美味。
飯のオカズはサンマの蒲焼。これはAコープで売っていた普通のお惣菜。

長野名物・塩イカ しょっぱいけど(゚Д゚)ウマー

長野名物・塩イカ しょっぱいけど(゚Д゚)ウマー

一度揚げてタレを絡めたサンマの蒲焼 (゚Д゚)ウマー

一度揚げてタレを絡めたサンマの蒲焼 (゚Д゚)ウマー

夜が更けるに連れて寒くなってきた。
確認した気温では摂氏6度。昨年は3度にまで下がったらしい。
準備してきたダウンインナーやハクキンカイロを動員して暖かくすごす。
22:00過ぎ、そろそろ眠くなった。
宴はまだまだ続いていたが先に休ませてもらった。
寝袋に潜り込み、ぬくぬくと就寝。
そして夜半。
目が覚めて宴の声の代わりに聞こえてきたのは、雨と風の音だった…。

深川プチ散歩

特に予定の無い今日の日曜日。
ローカルフードDB用に深川丼の写真を撮影するため昼飯は門前仲町まで足を延ばしてみました。

商店街の入口です

商店街の入口です

ご存知の通り、深川丼は基本的にアサリ汁のぶっ掛け飯です。
アサリの炊き込みご飯を指すこともありますが、こちらは深川めしと呼ばれることが多いようです。
で、選んだ店は六衛門
他にも候補の店はあったのですが、炊き込みご飯だったり値段が高すぎたりで…。
一階の席が埋まっていたため二階へ案内されました。
着席して深川丼セット1050円を注文。リサーチで得た情報通り、注文してすぐに出てきました。
さて、この店の深川丼はアサリ・ネギ・厚揚げを醤油仕立ての出汁でクタクタに煮て丼飯にぶっ掛けたもの。
見た目よりはあっさりした味付けでオジヤ風。シャバシャバと一気にかっこみます。
あー江戸っ子のファストフード、うめー。
あっという間に腹の中に納まってしまいました。

元祖深川丼 六衛門

元祖深川丼 六衛門

深川丼 メチャ(゚Д゚)ウマー

深川丼 メチャ(゚Д゚)ウマー

食べ終わって深川不動尊へ。
門前仲町は元々深川不動尊の門前町だそうです。
この地の不動信仰は五代将軍綱吉の時代、永代寺で行われた成田山の本尊開帳に由来します。
明治に廃仏毀釈で永代寺が廃されて以降も不動堂が建立され、吉祥院が深川不動尊の名を継いだとか。
ちなみに江戸の庶民に根付いた成田山信仰ですが、元はと言えば平将門を調伏するために朝廷により建立された寺院。
将門を祭る築土明神や神田明神の氏子さんにとっては成田山は禁忌とされているようです。

成田山東京別院深川不動堂

成田山東京別院深川不動堂

続いてすぐ右手にある江戸最大の八幡様・富岡八幡宮へ。
寛永年間の創建で、深川の八幡様として江戸っ子の尊崇を集めてきました。
件の永大寺はこの富岡八幡宮の別当寺院だったそうです。
境内に巨大な神輿が展示されてますが、話し好きの名物おじさんに注意しましょう。
つかまるとなかなか離してもらえないようです…。

江戸最大の八幡様 富岡八幡宮

江戸最大の八幡様 富岡八幡宮

あ、あのおじさんだな…カップルがつかまってら…

あ、あのおじさんだな…カップルがつかまってら…

日本全国を測量した伊能忠敬の銅像

日本全国を測量した伊能忠敬の銅像

富岡八幡宮の大鳥居です

富岡八幡宮の大鳥居です

再び門前の商店街に戻って深川名物・宮月堂のあげまんをお土産に購入。
その場で一つ食べましたが、具のコシ餡は甘さ控えめ。
油もしつこくなく、これまたあっさりした味わいでした。

深川の和菓子屋さん 宮月堂

深川の和菓子屋さん 宮月堂

あげまん (゚Д゚)ウマー

あげまん (゚Д゚)ウマー

※ どうも今年に入ってから食べ物の記事ばかりですが、懲りずに今後ともお付き合いください。
そろそろ林道キャンプツーリングにも出撃できると思いますので。

タケノコ狩り

今日は林道仲間のろーどまんさんのお誘いで御岳までタケノコ狩りに行ってきました。
怪人M氏と西武線で出発。(なんだか最近毎週この人と出かけてるなぁ…)
拝島で乗り換えついでに立ち食い蕎麦を食べて、11:00、御嶽駅に集合。
ろーどまんさんとMr.mudさんと連れ立って、ろーどまんさんのお知り合いのお宅へ。

御嶽駅 都下とは思えぬのどかさです

御嶽駅 都下とは思えぬのどかさです

ヒヨドリですが手前の木に焦点が…

ヒヨドリですが手前の木に焦点が…

ご挨拶をして裏山の竹やぶに案内されて簡単なタケノコ掘りのレクチャー。
地面から頭を出してるヤツを見つけたら、鍬で四方を掘って根元に一撃加えて折る。
っと、簡単そうに思えてなかなかしんどいのです。

まずタケノコを見つけましょう

まずタケノコを見つけましょう

根元が見えるくらいまで土を退かします

根元が見えるくらいまで土を退かします

根元に鍬で一撃を加えてパキっと収穫

根元に鍬で一撃を加えてパキっと収穫

獲れたそばから背負いにガシガシ放り込むのだ

獲れたそばから背負いにガシガシ放り込むのだ

まず足元は斜めで周りの土は根が張っていて鍬が刺さりにくい。
おまけにタケノコはあちこちにあります。
オーナーの指示に従ってあっちを堀り、こっちを掘り。
そうこうしているうちにヘトヘトに疲れてしまいました。
これだけ掘れば充分だろうってところで竹やぶを後に。

さらば竹やぶ ごっつぁんです

さらば竹やぶ ごっつぁんです

縁側に並べた本日の収穫物 どっさり

縁側に並べた本日の収穫物 どっさり

お庭を借りてその場でアク抜きを始めます。
4人で手分けして持ってきた寸胴とガソリンストーブでお湯を沸かし、
大き目のタケノコから皮を剥いて投入。
とは言え、茹で上がるまで時間が掛かります。
ビールを飲んでのんびり待ちましょう。

糠で茹でてアク抜きしてます

糠で茹でてアク抜きしてます

ワンちゃんも茹で上がりを見守ります

ワンちゃんも茹で上がりを見守ります

茹で上がったタケノコの一部は刺身にしたり
三宅産メジナ干物出汁と醤油で煮込んだりしてバクバクいただきました。
タケノコでお腹一杯になったのは初めてです。

タケノコの刺身 (゚Д゚)ウマー

タケノコの刺身 (゚Д゚)ウマー

醤油味で煮たタケノコも(゚Д゚)ウマー

醤油味で煮たタケノコも(゚Д゚)ウマー

とても全て茹でることはできず、ストーブのガソリンも無くなってしまいました。
残りのアク抜きは家に戻ってからということにしときましょう。
それぞれお土産で持って帰る分だけをリュックに収めて帰宅の途に。

夕方の御嶽駅 リュック背負った人多し

夕方の御嶽駅 リュック背負った人多し

ろーどまんさん、今日はどうもありがとうございました~。
少々疲れましたが美味しく面白く楽しめました。

インスタントラーメンさくら

先日のエントリーで紹介した即席麺専門店・インスタントラーメンさくらに行って参りました。
新井薬師の南口を出て左手にテクテク歩くと左手に現れた焼き鳥屋風の店構え。
店内はカウンターのみで7・8席くらいでほぼ満席。。外にも三つほどの席がありました。
サイトからプリントアウトした無料試食券で注文したのはマルタイ棒ラーメン醤油味。
本当は金ちゃんラーメンを食べたかったのですが、丁度売り切れてしまったそうです。
ホウレン草・ネギ・メンマは標準でトッピングされてるそうで、僕は煮卵50円を追加してもらいました。

マルタイ棒ラーメン (゚Д゚)ウマー

マルタイ棒ラーメン (゚Д゚)ウマー

先日のZAKZAK以外にも、あちこちのマスコミで宣伝されてるようです。
今日もTBSが取材に来て明日の昼間に放映、週末にもNHKで生中継の予定だそうです。
その影響でしばらく混みそうな予感がしますね。
今日は二杯食べるつもりで言ったのですが、混雑していたので一杯だけにしておきました。
支払ったのは煮卵代50円だけでした。いいのかな…? まぁ、また行くだろうし、いっか。
インスタント麺以外にもレトルトのカレーライスや缶詰・おにぎりなんかのメニューもありました。
興味ある方はぜひ。

ラーメン二郎三田本店

仕事で浜松町の方へ出掛けたついでに一駅隣の田町まで足を延ばし、
お昼休みも兼ねてラーメン二郎三田本店に行ってきました。
雷雨が降りだす最悪のコンディションにも関わらず長ーい行列。
一時間ほど待ってようやく券売機に辿りつきました。
注文したのは豚ラーメン(小)。600円。
ご存知の方はお分かりでしょうけど、小でもめちゃくちゃ麺の量が多いのです。
出来上がる直前、店主・山田拓美氏から「ニンニク入れますか?」との問いかけが。
初心者向けの呪文『ヤサイニンニクカラメ』を唱えてると、
どんぶりからあふれんばかりの二郎君が出てきました。
平たい太目のちぢれ麺にニンニクがガツンときいたトンコツ油ギトギトのスープ。
分厚い豚肉、てんこもりの野菜。うーん、さすがの完成度。
ハフハフ、ズビビっと格闘し、スープは残しましたが麺・具は完食いたしました。
美味かったー。満腹です。満足です。

ラーメン二郎 メチャメチャ(゚Д゚)ウマー

ラーメン二郎 メチャメチャ(゚Д゚)ウマー

ラーメン二郎三田本店 慶応大学正門の側

ラーメン二郎三田本店 慶応大学正門の側

ところで今朝、All About Japanで見つけたこんな記事。
料理写真を撮るな!!
飲食店で料理の写真を撮影する場合のマナーについて提言している記事です。
たしかにシャッター音やストロボは他のお客さんが不快に思うでしょうし、マナー違反ですよね。
特に携帯電話のカメラは盗撮防止のためシャッター音をOFFに出来ない点が問題と思います。
私の場合はデジカメのシャッター音・ストロボともOFFにして、なるべく素早く撮影してるのですが、
それでも不快に思われる場合もあるかも…と気に留めておいた方がよさげですね。
記事のリンク先には料理撮影のコツも紹介されてますので、興味のある方は参考にして下さい。
さてと、今夜は23:00からサラリーマンNEOだ。楽しみ楽しみ。

即席麺専門店!?

YAHOOのトップでこんなニュースが紹介されてました。
即席ラーメン専門店が話題
よくよく読んでみると中野区内…しかも新井薬師?
ちょっと調べて見つけましたよ、インスタントラーメン・さくら
新井薬師駅の南口出てすぐじゃないですか。 近っ!!
なかなかの品揃えで価格も190円~340円。
サイトには無料試食券までありました!
これは近々行かねばなりませんな。金ちゃんラーメン食べに。

また三浦半島へ

今週末は怪人Mさんと一泊二日の渓流釣りに行く予定だったのですが、
仕事の都合で私が日曜NGになってしまいました。
で、急遽、土曜日だけで三浦半島へ釣りに出かけることになったわけであります。
出発は遅めで10時。
高円寺の上州屋で餌買って、渋滞の都内を抜けて第三京浜~横横道路。
衣笠ICを降りたのは11:30くらいでしょうか。
とりあえず昼飯ってことで『ぢんげる』というお店に。
10食限定の中落ち丼は売り切れてしまってました。
仕方なく頼んだのは味付けマグロ丼。
ご飯を特盛りにしてもらったら、具の量がちょっと惨めな状態に…。
満足度では先日の穐人(あきと)物産に軍配が上がってしまいます。

まぐろ丼の店 ぢんげる

まぐろ丼の店 ぢんげる

味付け丼 (゚Д゚)ウマーなのですが具の量が…

味付け丼 (゚Д゚)ウマーなのですが具の量が…

食べ終わって向かった釣り場は諸磯。
高飛び込みと呼ばれる岩場です。

今日は富士山が綺麗でした

今日は富士山が綺麗でした

僕はブッコミ、怪人M氏は浮きフカセ。
マッタリと釣って、ウミタナゴやキュウセンをゲット。
ここでは16時くらいまで釣ったかな。

見た目は派手なベラ・キュウセン

見た目は派手なベラ・キュウセン

ウミタナゴ 胎生なのでワタを出すとグロいです

ウミタナゴ 胎生なのでワタを出すとグロいです

暗くなる前に諸磯を撤収。
コンビニで軽食を購入して浦賀に向かいます。
狙いは勿論メバル。先日のリベンジです。
渋めのアタリばかりでしたが今日はそれなりに釣れました。

メバルです 煮付けになるでしょう

メバルです 煮付けになるでしょう

ボチボチ良い型もいたりして

ボチボチ良い型もいたりして

帰りは横浜へ寄り道して、家系の総本山・吉村家でラーメンを一杯。
太目のシコシコ麺とトンコツ醤油のこってりスープ、美味かったです。
リサーチでは接客に難ありと言われてましたが、
行列を整理したりスープや麺の好みを聞いたり、ちゃんとしてましたね。
予想通りの行列でしたが満足満足。

家系の総本山・吉村家

家系の総本山・吉村家

家系ラーメン (゚Д゚)ウマー

家系ラーメン (゚Д゚)ウマー

今日はハプニングないなぁ…と思って着いた第三京浜の都築PA。
僕がクレジットカード(兼キャッシュカード)を紛失してしまったことに気付きました。
狩場ICで支払った後、横浜辺りで落としたのかな?
23:00、帰宅してすぐ電話してストップさせました。再発行(‘A`)メンドクセ
ま、特に被害もなさそうなのでよしとしましょう。
釣った魚は近日中に二人の胃袋シュレッダーで処分される予定です。

2006年夏季林道オフ会

笑遊師匠の幹事による、2006年夏季林道おたくのオフ会が蠢きはじめました。
6月上旬か7月上旬の土日、山梨での開催予定だそうです。詳しくは下のURLで。
http://www2.tba.t-com.ne.jp/a-uchi/temp/offmi.html
思い返せば2004年度冬@相模川が初参加でした。
翌日、真冬のヤビツ峠越えは辛かったです。
2005年度夏@芦安林道がようやく二回目。
少しは打ち解けることができたかなぁ…なんて思ってたら。
次回いきなり幹事任命されて開催したのが2005年度冬@土肥中央林道
初代セロー最後の晴れ舞台?となりました。次で4回目ですね。
星空の下、焚火を囲んでの林道談義に加わりたい奇特な方はぜひご参加下さい。
社会常識・一般マナーを心得た方で林道好きでしたらどなたでも。
特にセローにお乗りのそこのあなた!! いかがですか? 山梨まで。
今度こそ…今度こそヤマハ党が野党第一党の座に着くと信じております!!
(与党はホンダ党の指定席なのでムリなり)

近づくゴールデンウイーク

えー、もうすぐゴールデンウイークですね。
私もようやく休みの日程が決まりました。
5月1日から5月5日まで、いつもの月から金と同じように出勤。
4月29・30日、5月6・7日の土日は通常通り休み。
そして、翌週の5月13日(土)から5月21日(日)まで9連休!! イエーイ。
怪人さんと渓流釣りとか、ろーどまんさん企画のたけのこ掘りとか
mudさん主催の山菜塾とか、いろんな計画があるのですが、
この連休は北陸中心に新セロー初の本格ロングツーリングに行く予定です。(`・ω・´)
これで沖縄以外の全都道府県に足を踏み入れることになりますな。
(京都・大阪や岡山・広島周辺は昔営業で何度も行ってたし)
いやぁ、楽しみ楽しみ。

サラリーマンNEO

謎のホームページ サラリーマンNEO』をご存知でしょうか?
天下のNHKがこの4月から毎週火曜日に放送してるバラエティ番組だそうで。
今日初めて視聴しましたが、やばいっす。面白いっす。(今まさに見てるんですけど)
最近の民放TVのバラエティ番組といえば、一発芸や物真似、あるあるネタばかり。
芸人を使い捨てるわ、いじめの温床になるわで食傷気味だったのですが、
この番組はしっかりした台本と役者で質の高い笑いを提供してくれます。
サラリーマンはより一層楽しめますよ。

麺喰いツーレポアップしました

先週の日曜日に出かけたツーレポをようやくアップしました。
毎度おまたせしちゃってすみません。
http://s-dog.net/archives/000323.html
さて。
昨日食べたすた丼で東京ローカルのB食熱が目覚めてしまったようです。
今日は午前中から出かけて東池袋・大勝軒の行列に並んでしまいました。

東池袋・大勝軒 開店直後です

東池袋・大勝軒 開店直後です

着いたのは11:00。今日は雨もあってか15分ほどで着席できました。
ラーメン界で知らない人はいない店主の山岸さんが引退してから行列は減ってるそうです。
帰るときは行列もありませんでしたし、興味ある方は今なら気楽に行けるかも。
入口でお冷のグラスを渡されてカウンターへ座ります。
以前、行列を眺めたことはありますが食べるのは初めてなんですよねぇ。

特製もりそば メチャ(゚Д゚)ウマー

特製もりそば メチャ(゚Д゚)ウマー

件の山岸さんが中野の大勝軒で修行中に考案したのがこのもりそば。
つけそば、つけ麺とも呼ばれてて、ご存知の方も多いでしょう。僕も大好きです。
丸長のれん会や東池袋大勝軒から暖簾分けされた店によって全国に広まりましたが、
まさに現代東京の郷土食かと個人的に思っております。
話を戻して、目の前に出された東池袋大勝軒のもりそば。
冷水で締めた太目の中華麺はボリュームたっぷり。
そして刻んだネギが散らされた甘・酸・辛、三位一体の温かいつけ汁。
分厚いチャーシュー。ほんのり甘い茹で玉子。シャキシャキのメンマ。
好みはそれぞれあるでしょうけど流石に源流というべき完成度です。
至福のときを過ごせました。幸せ♪
次の現代東京の郷土食は…Mr.mudさんの好きなあれですかね。
三田本店へ行ってみるか…

滝山城址散策

今日は林道仲間のろーどまんさんnabekunさんに案内されて
八王子の滝山自然公園を散策…というか花見を兼ねたハイキングしてきました。
他に参加者は黒洋梨さん怪人Mさん
午前10:00に小宮駅集合。買出しを済ませてから散策へ。
森の中を行く雰囲気のよいハイキング路。桜も僅かに残っていていい感じでした。
ウグイスの鳴き声やキツツキの音なども聞こえてきます。

滝山自然公園 国民宿舎跡

滝山自然公園 国民宿舎跡

桜も多少残っていました

桜も多少残っていました

多摩川流域の眺め

多摩川流域の眺め

食い違い虎口 堅固な城で有名でした

食い違い虎口 堅固な城で有名でした

17:00に解散。
案内してくださったお二人さん、ありがとうございました~。
できれば秋川で釣りもしたかったのですが、時間がなくてやめました。
その代わり、帰りに国立で名物のすた丼を食べてきました。
行ったお店は国立西のすた丼発祥のサッポロラーメンの店。
怪人さんと僕は並盛り、黒さんは並とラーメンのセットメニュー。
ドンブリにギッシリ盛られた白飯にニンニクをたっぷり利かせた豚バラ炒め。
それに生卵を乗っけてワシワシかこきみ。うーん、腹いっぱいです。

国立名物 すた丼

国立名物 すた丼

ってな感じで、なかなか楽しめた一日でございました。満足満足。

R352…残念な続報…?

えー、先日のエントリーで紹介した、R352二輪車通行規制解除の情報について、
現地に個人的に問い合わせてみました。
実際に検討もされてて未確定情報も多いようですが、結論としては難しい状況みたいです。orz
震災・洪水・豪雪と続き、まず道路整備が最優先なんでしょうね…。
残念。期待させた皆様、申し訳ありませんでした。

R352が二輪車も通行可能に!?

福島県の桧枝岐村から奥只見湖を経由して新潟県魚沼市に抜ける国道352号線。
二輪車通行禁止のため、これまでライダーは地図を眺めてため息をつくしかなかったのですが、
なな、なんと今年から二輪車も通行可能になるそうです。
http://niigata.cool.ne.jp/koshirazawa/new.html
正式なアナウンスを見かけてないので真偽は確かじゃないですけど
もし本当ならこれはかなり嬉しいですねー。
燧ケ岳でも見に行こうかな~。

続きを読む

麺’s 麺’s world

あいかわらず仕事が忙しく、気力も萎えている。
ここ一ヶ月、日帰りツーリングすらも行けてない。いかん、いかんぞ。
丁度、ローカルフードデータベースを公開したばかりだし、
ひとつ北関東の麺類の写真をざっと撮影してくるか!
…ってことで、群馬と栃木の南部にまたがる両毛地域へ出かけてみた。
果たして何種類の麺類を食べられるかな…?
9:50、出発。
目白通りで給油して、10:10、大泉ICから東京外環自動車道へ。
荒川を渡る際、強烈な横風にびびる。
10:25、川口JCTを経由して東北自動車道へ。
順調に北上して、10:55、館林ICで高速道路を降りた。
R534を西へ進み、うどんの里・館林の市街地へ。
11:10、館林うどんの直営店・うどん本丸へ到着。
手近な席に着いて、ざるうどん580円を注文。
開店直後のはずなのにすでに何席か埋まっている。
やがて透明感がある麺がザルに盛られて出てきた。
コシが強くて喉越しもよい。ツルツルシコシコ。美味い美味い。

館林うどんの直営店 うどん本丸

館林うどんの直営店 うどん本丸

館林うどん ザル(゚Д゚)ウマー

館林うどん ザル(゚Д゚)ウマー

11:30、食事終了。1麺クリア。
そのままギネスにも認定された世界一の鯉のぼりを見に移動。
実は今回、Yahoo!でこのニュースを見て出かける気になったのだ。
鶴生田川の広い範囲で小型の鯉のぼりが吊るされている。バイクを停めて散策。
上州の空っ風と言われるだけあって今日も風が強いが、その分元気に宙を泳いでいる。
なかなかの壮観だ。散り始めたが桜も十分に残っているし。

鶴生田川の鯉のぼり

鶴生田川の鯉のぼり

市内全域で5000匹越えるそうです

市内全域で5000匹越えるそうです

つつじが岡公園でUターン。この周辺がイベントの中心らしい。
橋から岸に向かって大きな鯉のぼりも懸かっている。
岸辺の芝生では花見客が大勢おり、公園内には露天商まで出ていた。
地域性なのか焼きまんじゅうを売っているのが面白い。
途中、カップルに一枚写真を頼まれた。

つつじが岡公園 鯉のぼりだらけ

つつじが岡公園 鯉のぼりだらけ

焼きまんじゅうの露店 さすが群馬

焼きまんじゅうの露店 さすが群馬

11:50、観光終了。出発。
県道8号で栃木県足利市に入り、R50に合流して西へと進む。
県道128を左折し、福居町へ。
12:10、足利そばの老舗、例幣使そば荒川屋に到着。
着席して早速、せいろ500円を注文。和服姿の娘さんによる接客が嬉しい。
出てきたのはオーソドックスながら丁寧に打たれた蕎麦切り。
鰹出汁の利いたツユでズズっと手繰った。うん、美味い。
食べ終わってすぐに出ようとしたところに持ってきてくれた蕎麦茶もまた嬉しい。

足利 例幣使そば荒川屋

足利 例幣使そば荒川屋

足利の手打ち蕎麦切り (゚Д゚)ウマー

足利の手打ち蕎麦切り (゚Д゚)ウマー

2麺クリアして、12:25、出発。再びR50に戻って西へ。
南大町の住宅街に分け入ってちょっと迷いつつ、12:30、籾山菓子店に到着。
日曜日、駄菓子屋さんに35歳のおっさんが一人で入ることに躊躇してはならぬ。
中に入ると人の良さそうな店主夫妻がいた。
早速、栃木県南部独特の焼きそば・ポテト入り焼きそば350円を注文。
(この店ではポテ焼きと呼ばれていた)
奥さんが調理して出てきた焼きそばは350円とは思えない量。一食分は十分ある。
しかもジャガイモのと長ネギの甘みがソースと相まって実に美味い。
「この値段じゃ安すぎませんか?」と告げたら奥さんが笑っていた。
量に苦戦しつつ3麺クリア。食べ終わって、しばらく店主夫妻とお話。
地元のマスコミでも紹介され、最近インターネットを見て来る人が増えてるそうだ。
いやぁ、ええもんめっけた。

足利市南大町 籾山菓子店

足利市南大町 籾山菓子店

ポテト入り焼きそば メチャ(゚Д゚)ウマー

ポテト入り焼きそば メチャ(゚Д゚)ウマー

13:00、出発。さすがに満腹。腹ごなしに林道へでも行くか。
R50を西へと進み、再び群馬県へ入った。
太田を抜け、桐生からR122を使って大間々へ。
13:35、県道334に合流し、道なりに山奥へ進む。
13:50、林道小平座間線の起点に到着。
残念ながら全面舗装されていたが、景色はなかなか良い。
1000mちょっとある峠の手前は赤城山、峠の向こうは男体山がよく見えた。

林道小平座間線起点

林道小平座間線起点

峠付近より赤城山を遠望

峠付近より赤城山を遠望

途中でデジカメのバッテリー切れの警告が。充電し忘れてた、やばいなぁ。
…と思ったのだが林道を降りてから結局その日最後まで正常に動作してた。
うーん、寒さでバッテリーが一時的にへたったのかな?

峠を越えると眼下に草木湖が現れます

峠を越えると眼下に草木湖が現れます

草木湖越しに男体山を望む

草木湖越しに男体山を望む

14:25、林道を退出。未舗装部分が無くて不満が残る。
栗原川林道へ至るルートも近いが、今日は止めておこう。
草木湖にちょっと立ち寄ってからR122を南下。
14:45、道の駅・くろほね・やまびこでトイレ休憩。

渡良瀬川を堰き止めて作られた草木ダム湖

渡良瀬川を堰き止めて作られた草木ダム湖

道の駅・くろほね・やまびこ

道の駅・くろほね・やまびこ

15:00、出発。R122を少し戻り、JR水沼駅へ。
駅に併設されている温泉センターせせらぎの湯が目的だ。
駐車場脇にバイクを停め、500円を支払って浴場へ。
露天風呂が気持ちよい。桜もいい感じで咲いている。
ふぅ、仕事で萎えた気力もやや復活した気がする。

水沼駅温泉センター せせらぎの湯

水沼駅温泉センター せせらぎの湯

駐車場は桜が満開でした

駐車場は桜が満開でした

渡良瀬川にも鯉のぼりが舞ってます

渡良瀬川にも鯉のぼりが舞ってます

15:40、出発。少し腹がこなれた。
R122を南下し、県道3号で桐生市街へ。
16:15、桐生うどんの老舗・川野屋本店に到着。
極普通の町のうどん屋さんといった佇まいである。
着席してざるうどん400円を注文。安い。
時間帯が悪かったのだろう、茹で置いた麺だったがそれはそれで味わいがある。
食べ終わって店主のおじいちゃんと雑談。この人柄は良さがまたいい味出してる。
今度は茹で立てを食べて見たいなぁ。
ちなみにこの近くに群馬ソースカツ丼のルーツの店もあるのだが、今日はお預け。

桐生の老舗 川野屋本店

桐生の老舗 川野屋本店

今日二回目のざるうどん (゚Д゚)ウマー

今日二回目のざるうどん (゚Д゚)ウマー

16:35、4麺クリアして出発。
さて最後は太田焼きそばで締めよう。県道68号~78号と南下。
目当ての店は真っ黒な麺で有名な岩崎屋
ちょっと離れた場所に移転していたらしく、跡地の案内図を頼りに探す。
17:00、県道39号線沿いの新店舗に到着。
店内は混み合っているが、僕の前には一組のカップルのみ。
何やら注文で悩んでいるようだ。
「小二つに中一つ、ジャンボ二つ…」
とそこでレジ打ちのお姉ちゃんが厨房に走って行った。
何やら相談してると思ったら、やおら看板を持ってきて表に立てかけた。
「すみません、麺が足りないかも知れません」
「あ、はい…」
Σ(゚口゚; 売り切れ!?
…ってことは俺の分は無し!?
移転場所で迷わなければ食べられたはず…。
うぅ…ショック…orz

太田焼きそばの有名店・岩崎屋

太田焼きそばの有名店・岩崎屋

僕の手前で完売です…とほほ…

欲求不満なまま、17:10、出発。
このままじゃ収まらないので、佐野ラーメンを食べてこ。
県道39を東に進み、R50に合流してさらに東へ。
17:40、県道50号との立体交差を左折。
佐野ラーメンの看板だらけの道を抜け佐野市街へと向かう。
県道67号を右折して駅前を通過。
18:50、ツーリングマップルで紹介されている店「とかの」に到着。
っと、ここも既に営業終了…!?

佐野ラーメンの名店「とかの」にもありつけず…

佐野ラーメンの名店「とかの」にもありつけず…

今回、佐野ラーメンに関しては全く下調べをしていない。
代替店の候補も考えてなかった。いやなパターンだ。
仕方なく「佐野ラーメン」の幟がある近くの適当な店に入った。
だが居酒屋の脇メニュー扱いで麺はノビノビ。あえて紹介するのはやめとこう。
店にとっても、佐野ラーメンファンにとっても不本意だろうから。
18:10、帰途に着く。
佐野ICから東北自動車道に乗ったのだが、大渋滞。
モゴモゴしながら南下して、19:15、川口JCTを通過。
東京外環自動車道を西へ進み、19:55、帰宅。
あぁ寒かった。今日は沢山食べたなぁ。
その夜、23:00過ぎに社長から電話があった。
午前2:00まで自宅のPCで不具合調査。
翌朝も一時間早く出勤。はぁ…因果な仕事だわ。
おっと、愚痴ばっかりでご麺なさい。

今週もひきこもり

今週こそは出かけようと思っていたのですが、
仕事で精神的に疲弊してキャンプする気力すら無くなっております。(‘A`)
ってわけで今週も引きこもり。
元気になれば明日、日帰りツーリングくらいには出かけるかも知れませんが。
例年だとこの時期3、4日の休みを使ってプチロングツーリングに出かけるんですけどねぇ…。
ローカルフードデータベースの反響が皆無なのも寂しいですが、
あれは自分の備忘録みたいなものなので、まぁいいや。
『こんなローカル食ネタありますよ』みたいなタレこみも歓迎です。
掲載条件厳しいですけど。

日本沈没

先週、書店でふと目に留まった小松左京の『日本沈没』を購入しました。
まだ僕が物心つかないころに出版されたSFのベストセラーですが
今年映画のリメイク版が公開されるそうで、それにあわせて再版されたようです。
で、今読み終わったんですが、さすがに読み応えありました。
30年以上も前の作品とは思えないほど、緊迫感がありますね。
東京や東海地方もいずれ大地震が来ることは避けられないと言われてますし、
日ごろの防災意識をよみがえらせるのにいいかもしれませんね。
あ、でも映画リメイク版にはあまり期待してないですけど。

ローカルフード・データベース公開

新コンテンツ『ローカルフード・データベース』を公開いたします。
仕事で忙しい中、コツコツと作ってきたんですが、
PostgresSQLやらPHPやらいじって果たして気分転換になったのやら。
まだまだ入力したいデータもありますし、データの内容にも修正したい点が多々ありますが
まぁ、一応公開できるレベルには至ったかなと。
将来的には投稿可能なコメント欄も設けたいのですが、それは先の話で。

4月1日なんですが

今週もなんだかんだ忙しくて、エイプリルフールのネタ仕込めませんでした。すみません。
週末にキャンプツーリング行く気力もなし。
手近なところで歩いて花見しようかな、みたいな感じです。
せめて明日あたり日帰りでどこか行くかな…。

さてと…

今日もこんな時間までお仕事です。
明日も普通にお仕事です。えらいなぁ俺。
ところで一週間ほど前の日曜日、朝から熱っぽくてだるいという記事を書きました。
結局、夕方には38.3度にまでなってしまったのですが、昨年の日記を読み返してみると
ほとんど同じ時期に似たような記事書いてるんですよねぇ。
バイオリズムってやつでしょうか?? よくわかりませんが、ちょっと興味をそそられました。
さて…帰宅するか…。

うー

この一週間、ほとんど放置状態ですね。このサイト。
いや、申し訳ないですけど、本当に仕事が佳境なんですよ。
今も会社なんですが、とりあえず本日の目標の進捗までは進みました。
と言っても、明日も作業なんですが…あはは。モニターがにじんでよく見えないや。
今月は気が抜けないんですが、これを乗り切ったら、またあちこち出かけますんで。
あぁー、長旅に出たいっ! 桜前線と共に北上したいっっ!!!

三浦半島ツーレポUP

一週間もたってしまいましたが、ようやく三浦半島のツーレポUPしました~。
メバルが釣れなかったのは残念ですが、楽しかったです。
http://s-dog.net/archives/000312.html
最近、仕事で忙しくて、BLOG更新もままならず。昨日も仕事してました。
さすがに今日は休みでしたが、何故か朝から微熱でして。
だるーって寝ながら合間見てツーレポ仕上げましたです。

マグロのサンマー

普通自動二輪の免許を取る前、原付や電車で良く遊びに行った三浦半島。
免許取得直後にバイクの慣らし運転で訪れて以来、とんとご無沙汰である。
これまで何度かツーリングの計画はしてきたのだが、なかなか行けず。
そんな折、仕事で忙しい時期にぽっかり空いた日曜日。
天気も良さ気だったので、さくっと日帰りツーリングを敢行した。
ついでにメバルでも釣ろうと、コンパクトロッドを持って…。
9:20、出発。環七から五日市街道を経て環八へ。
9:35、高井戸のすき家で、ねぎ玉牛丼とん汁セット570円の朝飯。
食べ終わってさらに環八内回りを南下し、10:00、第三京浜へと左折。
横浜新道を経由して、10:15、横浜横須賀道路に接続。
このルート、頻繁に小銭を払うのが面倒くさい…。
一気に南下して、10:30、横須賀ICで一般道へ降りた。
県道27号と県道127を使ってR134に合流。
右手に相模湾の海原を眺めながら南下。
いい陽気の日曜日、行楽客だろうか渋滞が酷い。
10:55、大楠芦名ハイキングコースの入口に到着。
ツーリングマップルにも記載されているダート混在の道を登る。
ハイカーも四輪車も多いので、いつも以上にまったりと走った。

大楠山ハイキングコース

大楠山ハイキングコース

日差しがいかにも春ですねぇ

日差しがいかにも春ですねぇ

11:05、終点に到着。菜の花畑が満開だ。
雨量観測レーダーの脇を抜け、展望台を登る。相模湾の眺めが良い。
春めいてきた気候のせいで埃が多いのか、残念ながら富士山は見えにくかった。
だいぶ暑くなってきたので、ネックウォーマーとハクキンカイロは仕舞った。

富士山と江ノ島 見えにくいですが…

富士山と江ノ島 見えにくいですが…

大楠山から相模湾方面を望む

大楠山から相模湾方面を望む

菜の花畑 黄色がまぶしい

菜の花畑 黄色がまぶしい

来た道を下り、11:25、R134へ戻ってさらに南下。
11:40、長井港の穐人(あきと)物産に到着。
ちょいと早めの昼飯のつもりだったが、まだ開店前だった。
11:30開店のはずなんだけど…、まぁ仕方ないか。
長井港を眺めながらぼーっと待つ。

相模湾に面した長井港

相模湾に面した長井港

5分ほどして暖簾が掛けられた。
早速店内に入ってカウンターに座り、まぐろ丼(しそ)735円を注文。
特上マグロ丼や中トロ丼などもっと値段の高いメニューもあるのだが、あえて基本の赤身で勝負した。
浅いが大きな丼に暖かい酢飯の上に、ドドーンと鎮座まします大振りの真っ赤な切り身。
「まずは何も付けずにそのままお召上がり下さい」と差し出された。
ではでは、御飯と切り身と一緒にパクリ。 うーん、旨い!
秘密は御飯と赤身の間に敷き詰められたマグロのスキ身。
特製のタレで味付けされたこいつが一仕事してるのだ。
付け合せの味噌汁もやや濃い目だったが美味かったー。

まぐろ丼 735円 メチャ(゚Д゚)ウマー

まぐろ丼 735円 メチャ(゚Д゚)ウマー

まぐろの穴場 穐人(あきと)物産

まぐろの穴場 穐人(あきと)物産

食べ終わって、12:00、出発。
三浦海岸を目指し県道214号で三浦半島を横断。
12:20、三浦海岸に到着。マラソン大会が開催中らしく、歩行者が多い。
午前中の渋滞は、この大会で通行止めがされた影響だったようだ。

三浦海岸 首都圏に近いお手軽ビーチ

三浦海岸 首都圏に近いお手軽ビーチ

南下して金田港を過ぎ、県道215号を外れて、間口港・剣崎方面に寄り道。
この辺りは10年くらい前に釣りで通ったエリアである。
キャベツ畑や大根畑の間を抜けて、12:35、剣崎の灯台に到着。

キャベツ畑の緑の絨毯を走り抜けます

キャベツ畑の緑の絨毯を走り抜けます

剣崎より間口港を見下ろす

剣崎より間口港を見下ろす

剣崎灯台 コンパクトで可愛い

剣崎灯台 コンパクトで可愛い

灯台下と呼ばれる磯釣り場に下りる道

灯台下と呼ばれる磯釣り場に下りる道

県道125号に戻って、毘沙門バイパスを西へと進む。
12:50、二基の風車が聳える宮川公園でトイレ休憩。
暖かくなり見かけるバイクも増えてきた。春だなぁ。
13:10、城ヶ島大橋を渡って城ヶ島へ。通行料金50円。

宮川公園の風車 城ヶ島からもよく見えます

宮川公園の風車 城ヶ島からもよく見えます

城ヶ島大橋 帰りは通行料金不要です

城ヶ島大橋 帰りは通行料金不要です

県立城ヶ島公園の手前に駐輪して水仙ロードを散策。
城ヶ島へは何度も来たことがあるが、ちゃんと歩き回るのは初めてだ。
ウミウ展望台から眺める断崖はなかなか迫力がある。

散策路・水仙ロードに咲く八重水仙

散策路・水仙ロードに咲く八重水仙

ウミウ展望台より城ヶ島の断崖を望む

ウミウ展望台より城ヶ島の断崖を望む

海岸に下りると馬の背洞門と呼ばれる奇勝があった。
南岸を歩き城ヶ島灯台の手前まで至るが、この先は後で改めてバイクで訪れる予定。
丘の上に登り、水仙ロードの別ルートを使って城ヶ島公園に戻った。

海岸に下りて散策を続けましょ

海岸に下りて散策を続けましょ

天然のトンネル 馬の背洞門

天然のトンネル 馬の背洞門

正面に薄っすらと伊豆大島が見えました

正面に薄っすらと伊豆大島が見えました

水仙ロードより馬の背洞門を望む

水仙ロードより馬の背洞門を望む

13:55、出発地点に到着。さらに公園の方へと歩く。
安房崎灯台に至るまで、ところどころに展望台が設けられていた。
伊豆大島や房総半島(たぶん州崎?)などを遠望。それにしても風が強い。
さっき止まっていた宮下公園の風車が回転しているのが見えた。

トンビが必死で飛んでます

トンビが必死で飛んでます

彼方に見えるのは房総半島

彼方に見えるのは房総半島

バイクに戻って出発したのが14:30。
結局、1時間20分も歩きまわってしまった。
城ヶ島大橋の下を潜り、北岸をぐるりと巡って京急ホテル下の駐車場へ。
城ヶ島灯台をふらふらと見学した後、土産物屋の店先でイカ焼きを食べた。

城ヶ島の眺め なぜかエーゲ海風の東屋

城ヶ島の眺め なぜかエーゲ海風の東屋

城ヶ島灯台 近すぎてつまらん写真ですね

城ヶ島灯台 近すぎてつまらん写真ですね

なにはともあれイカ焼き(゚Д゚)ウマー

なにはともあれイカ焼き(゚Д゚)ウマー

14:50出発。
本土に戻り、懐かしき三崎港・花暮岸壁へやってきた。
投げ釣りをしている人が結構いる。
夕方のメバル釣りに備えて釣具屋で餌と釣具を購入。
オキアミを買ってしまったが青イソメにしておけばよかった。
花暮岸壁ではキス・メゴチ・ハゼ・カレイにヒラメまで釣れてるそうだ。

三崎港の花暮岸壁 船舶の接岸に注意

三崎港の花暮岸壁 船舶の接岸に注意

15:10、三崎港産直センター・うらりに到着。
昔はこんな建物無かったなぁ…。
駐車場待ちの車で道路は大混雑。建物内の人ごみも酷い。
名産品のマグロを中心に海産物が処狭しと並べられている。

三崎港産直センター・うらり

三崎港産直センター・うらり

子供の頭と大きさ比較しちゃいますね…

子供の頭と大きさ比較しちゃいますね…

めぼしい物を探して歩き回っていると、地元の野菜売り場(高梨農園)で妙なもの発見。
フレッシュジュースのブースに『だいこん100%ジュース ¥100』と書いてある…。
100%といいながらも砂糖か蜂蜜か果物を加えるのだろうが、これは飲まねばなるまい。
注文を受けたおばちゃんは、冷蔵庫から太い輪切りの大根を取り出した。
ザクッザクッと包丁で4つに切ってジューサーへ放り込む。
氷を入れたグラスにギューッと大根の汁を絞って…え? 本当に大根だけ??
「美味しいですよ」とおばちゃんは言うが大丈夫かいな。
まぁ、まずは一口。
( ̄~ ̄;)ウーン
むむ、美味い!!!
予想してた辛さは全くなく、メロンに似た青臭い甘さがある。
飲み干すと胃がカーッと一瞬熱くなったが、これはアタリだ!
Kannaのたみさんによると、旬の三浦大根はリンゴ以上の糖度があるらしい。
インパクトと味を兼ね備えた貴重なローカルグルメ、だいこん100%ジュース。
ぜひ一度、試していただきたい!

材料はまな板の上の大根のみ!

材料はまな板の上の大根のみ!

三浦だいこん100%ジュース マジ(゚Д゚)ウマー

三浦だいこん100%ジュース マジ(゚Д゚)ウマー

15:25、出発。
時間的に余裕があるので一ッ風呂、浴びていくか。
渋滞中の県道26号をちょいと離れて向かったのはクアーズMISAKI
15:35、到着。一応、鉱泉なのだが湯質もサービスも銭湯と変わらない。
とは言え、入浴料金400円は三浦半島でも格安の部類。
こだわりの無い僕にはこのくらいで丁度良い。

クアーズMISAKI 入浴料400円

クアーズMISAKI 入浴料400円

16:10、出発。
浦賀港での釣りを予定しているため、三浦半島東岸を北上しなければならない。
しかし、久里浜に抜けるメインルートR134に抜ける県道26号は大渋滞。
動く気配が全く無い。埒が明かないので一旦三崎へUターン。
ナビを頼りに内陸の抜け道を利用して、16:25、三浦海岸へ出た。
っと、ちょっと水間様の霊水に寄り道。16:30、到着。
大量に汲んでいる人がいたのだが、こちらが500ccのペットボトルなのでついでに汲んでくれた。

三浦半島の名水 水間神社

三浦半島の名水 水間神社

三浦海岸に戻り、R134を北上。
久里浜を経て県道210号に合流し、17:00、浦賀港に到着。
消防署裏のおなじみのポイントで竿を出す。…が、なかなかあたりが無い。
一度、針掛かりが浅く、逃がしたのが一匹。たぶんメバルだったと思う…。
結局ボウズのまま、19:30、納竿。餌がオキアミだったのが悪かったのかなぁ。

夕暮れの浦賀港 渡し舟が行き来してます

夕暮れの浦賀港 渡し舟が行き来してます

アタリが無い…メバルいねーのかー?

アタリが無い…メバルいねーのかー?

往路で使用した防寒装備を装着して出発。
R16に合流し、横須賀経由で横浜を目指す。
当然だが、もう渋滞は解消されていた。
ガーっと走って横浜市街、伊勢佐木町に着いたのは20:25。
ここで夕食、向かったのは広東料理の老舗・玉泉亭
って、誰も客がいない…まぁいいや。
注文したのは神奈川のローカル食・サンマーメン、580円。
名前を聞くと秋刀魚が横たわるラーメンを想像してしまうが、具は野菜中心のアンカケである。
正直、五目あんかけソバとの違いがよくわからんが、普通に美味い。

大正7年創業の老舗 玉泉亭

大正7年創業の老舗 玉泉亭

神奈川の隠れ名物・サンマーメン (゚Д゚)ウマー

神奈川の隠れ名物・サンマーメン (゚Д゚)ウマー

食べ終わって、20:50、出発。
首都高横羽線から三ツ沢線を経て第三京浜に合流。
環八が工事だらけでまた渋滞。21:55にようやく帰宅。
ひさびさに訪れた三浦半島、美味しいものを色々満喫できた。
魚影の濃さは三宅島に及ぶべくも無いが、手軽に釣りも楽しめる。
渋滞は避けたいが、日帰りツーリングには丁度いいねぇ。
近いうち、メバルのリベンジでもしようかなぁ…。

ちょっと目星が

仕事にちょっと目星がついてきました。
明日は休日出勤の予定ですが日曜日は休めそうです。
さくっと三浦半島あたりへ日帰りツーリングにでも行こうかなぁ。
春を告げる魚…メバルでもついでに…なんて思ってたり。

相変わらず多忙

相変わらず仕事が忙しいっす。
キャンツーどころかサイト更新もままならず。
しばらくはこの状態が続きそうです。すんません。
ところで今日発売の週間モーニングに「野宿キング」って漫画が掲載されてました。
サラリーマンが週末に四輪(パジェロミニ)で一人野宿旅を楽しむ様を描いた読みきり作品です。
バガボンド休載の穴埋めらしいのですが、なかなかいけてますよ。

やや多忙

全然、更新しないままですみません。
最近、仕事で忙しくて次回ツーリングの計画すらできておりません。
3月の初旬を過ぎれば余裕ができるはず…。(できるのかな…?)
まったり気長にお待ち下さい。

いまさらですが

先週の土日に外道バスターズで三宅島へいってまいりました。
メンバーは前回と同じMr.mudさん怪人Mさん。そして今回はcultkingさんも参戦。
手下F君も参加予定でしたが体調を崩し今回は断念だんねん。
cultkingさんはチャリでの島巡りメイン。
残る三人は釣りに専念。(今回はバイク無し)
前回ほどではなかったけど、メジナ・ゴマサバ中心に今回もいろいろ釣れました。
何故かほとんど怪人Mさんばかりに…悔しい…。
代わりと言ってはなんですが、怪人MさんとMr.mudさんは竿を一本ずつ魚に持っていかれてしまいました。
どちらも、たまたま置き竿にしてたんですが…怖いですね。
前回のスカリに続き、三宅島の海にはいろんなものを生贄に捧げてますな。

メガネハギ

メガネハギ

おなじみウーちゃん

おなじみウーちゃん

兇悪な面構えのアカエソちゃん

兇悪な面構えのアカエソちゃん

宿は今回もホテル海楽さん。
朝食をおにぎりにしていただくなど、わがままを聞いていただきました。
おまけに帰り際、支配人・七島の放浪者さんから釣ってきたばかりのシマアジをプレゼントされました。
本当にありがとうございました!!

おにぎり弁当 (゚Д゚)ウマー

おにぎり弁当 (゚Д゚)ウマー

今夜はKannaで釣った魚の試食会。楽しみです。

利根川ツーリング速報

この土日で行ってきた利根川ツーリング。
レポートも近いうちに書くつもりですが、取り急ぎ速報ってことで。

群馬名物・焼き饅頭

群馬名物・焼き饅頭

行田のフライ

行田のフライ

古河で買ったしもつかれ

古河で買ったしもつかれ

あ、利根川沿いも走りましたよ

あ、利根川沿いも走りましたよ

荷物の積載に関して新セローの不満点もいろいろ見つかりました。
まぁ詳しくはツーレポで。

新セローでの初キャンプツーリング

新セローでの初キャンプツーリング

キャンプと言うか野宿というか…

キャンプと言うか野宿というか…

さて、壊れたADSLモデムに代わる新しいモデムがNTTから届きました。
ようやく常時接続が復旧。よかったよかった。
二三日中にNTT側で工事もやって回線速度もあがる見込みです。

どくとる坂東降海記・常総編

6:00起床。夜はまだ明けきっていない。
トイレのためテントの外に出たら周囲は霜で真っ白だった。
それでも外気温はマイナス2度くらい。昨夜もたいした冷え込みは無し。

外に置いといた温度計 マイナス2度

外に置いといた温度計 マイナス2度

未明の鬼怒川 何か釣れそう

未明の鬼怒川 何か釣れそう

朝食はフライパンで炒めるだけの茹で麺ナポリタンスパゲティ。
具が無いのは寂しいけど、朝はとりあえず腹が膨れりゃ何でもいいさ。
それより気になるのは対岸から聞こえる銃声。散弾飛んで来ないだろうな…。
食べ終わって撤収開始。フライシートに降りた霜が厄介だった。
寒い朝はエンジンの掛かりが悪い。撤収の間も十分な暖気をしておいた。

朝飯はお手軽なママー・ナポリタン

朝飯はお手軽なママー・ナポリタン

撤収完了 さぁ出発~♪

撤収完了 さぁ出発~♪

7:45、出発。
県道58号の滝下橋で鬼怒川の対岸に渡った。
すぐに路地を右折して鬼怒川河畔に出、そのまま利根川へと向かう。
峻烈な冷気と左手から差し込む朝日を浴びながら堤の上を走行。
空気は澄み渡り、視界を遮るものもない。気分爽快だ。
8:00、常磐自動車道・つくばエクスプレスと二つ並んだ橋を潜った。

早朝の利根川長堤 気持ち(・∀・)イイ!!

早朝の利根川長堤 気持ち(・∀・)イイ!!

手前がつくばエクスプレス 奥は常磐自動車道

手前がつくばエクスプレス 奥は常磐自動車道

県道47号と交差する辺りで一旦堤を離れ、常総ふれあい道路で河畔を迂回。
8:20、取手でR6を右折し、大利根橋で右岸の千葉県・我孫子方面へと渡る。
県道8号を左折して、手賀大橋で手賀沼を渡り、8:30、道の駅・しょうなんに到着。
丁度入れ違いにハーレーの集団が出発するところだった。
こちらはのんびりトイレ休憩。ついでにハクキンカイロの燃料補給を済ませた。

手賀沼のほとりに佇む道の駅・しょうなん

手賀沼のほとりに佇む道の駅・しょうなん

手賀沼 チャリダーをよく見かけました

手賀沼 チャリダーをよく見かけました

9:00、休憩を終えて出発。
来たルートをしばらく戻り、利根川の手前で県道170号へと転進。
ゴルフ場や運動公園を避けながら、県道沿いの堤や河川敷を走る。
9:20、栄橋で左岸へ渡り、さらに東へ。
土手の内側や外側、あるいは上にルートを切り替えつつ、フラットダートはひたすら続く。

国道6号=水戸街道の大利根橋

国道6号=水戸街道の大利根橋

ダートは続くよ~どこまでも~♪

ダートは続くよ~どこまでも~♪

9:50、長豊橋で右岸へ渡り、今度はR346沿いを進む。
ここから約20kmほどの区間はほとんど堤の上を走った。
二輪以外の自動車通行禁止なのが嬉しい。
見通しもいいのでついついスピードを出してしまう。
隣のR346を走る四輪を追い越すこともしばしば…。

R346に沿って遠くまで続く土手

R346に沿って遠くまで続く土手

二輪以外の自動車通行止めっす

二輪以外の自動車通行止めっす

この辺もそうだが、利根川沿いで終始オレンジ色のベストを着た人たちを見かけた。
猟銃を担ぎ、猟犬を連れたハンターたちだ。水鳥でも狙っているのだろう。
狩猟免許を取る気は無いが、パチンコ(スリングショット)猟ならやってみたいなぁ。
魚のように鳥も捌けると世界が広がりそうだ。
…てなことを考えつつ、常総大橋神崎大橋を越え、川沿いを走行。
10:20、水郷大橋を横目にR356を進み、佐原市街に到着。

そういえば成田空港が近いんだよな

そういえば成田空港が近いんだよな

まだまだ続くよ どこまでも~♪

まだまだ続くよ どこまでも~♪

予定ではこの界隈で昼食のつもりだったが、まだちょっと時間が早い。
先に次の目的地へ向かうことにして、10:30、香取神宮に到着。
この後訪れた鹿島神宮と並ぶ、東国筆頭の古社である。
祭神は経津主大神(ふつぬしのおおかみ)。
駐車場から土産屋が並ぶ参道を経て境内へ。
シックな趣きの屋根葺きの割りに造りはカラフルの社殿が印象的だ。
参拝を済ませ、駐車場に戻ると見知らぬおじさんに話しかけられた。
葛飾から仕事で来ているそうだ。「何CC?」と聞かれたのはお約束。

下総国一之宮 香取神宮

下総国一之宮 香取神宮

なかなかカラフルな拝殿ですな…

なかなかカラフルな拝殿ですな…

11:00、香取神宮を後にして、向かったのは水郷佐原
数分走って水路の辺にバイクを停め、目的の店を探しつつウロウロ散策。
で、やってきたのは小堀屋本店。天明年間に開業した老舗の蕎麦屋である。
千葉県の有形文化財に指定されてる店内へ入り、黒切蕎麦850円を注文。
ツーリングマップルで紹介されているせいか、ライダーが何組かいる。
待つこと数分、昆布が使われてるという真っ黒な麺が、朱塗りの盆で運ばれてきた。
新潟・小千谷で食べたへぎそばに似てるかと思ったが、味はそうでもない。
昆布の風味は特に感じなかったが、蕎麦として普通に美味しかった。
上総の小江戸とも呼ばれる町並みが薬味に効いてるのかもしれない。

佐原の老舗蕎麦屋 小堀屋本店

佐原の老舗蕎麦屋 小堀屋本店

昆布を使った黒切蕎麦 (゚Д゚)ウマー

昆布を使った黒切蕎麦 (゚Д゚)ウマー

昼食を済ませて11:30、出発。
R51へ戻り、水郷大橋を渡って11:40、利根川左岸へ移動してダート走行再開。
この頃から北西からの風が強くなり始めた。風除けも兼ねてなるべく土手の内側を進む。

小野川沿いに商家が並ぶ水郷・佐原

小野川沿いに商家が並ぶ水郷・佐原

正午の日差しが利根川の水面で煌く

正午の日差しが利根川の水面で煌く

11:50、JR鹿島線を潜ったあたりで、河川敷ルートの轍が薄れはじめた。
道なき道だが走れないことは無いな…と思ったら東関東自動車道の手前で水没してた。
昨日のクラクションに懲りてハンドルを右に切ってUターン。
今度はタンクバッグに押されてセルがキュルルルと鳴ってる…もう、どうにでもなれ(ノД`)
斜面を駆け上がって一段内側の段をしばらく進んだ。
水路に遮られ、土手の上に追いやられてしまうこともしばしば。

薄っすらと轍が何本か刻まれた草っ原

薄っすらと轍が何本か刻まれた草っ原

いきなり行く手が消えてました…

いきなり行く手が消えてました…

12:05、小見川大橋に到着。
健さんのレポートのスタート地点だ。ここから下流は未知の領域である。
土手の内側の草むらが一応走れるが、かなり無理なルートである。
やがて霞ヶ浦から発する常陸利根川の流れが左手に見えてきた。
12:25、合流ポイントに架かっている利根川大橋を左折。
R124を右折して給油を済ませた。それにしても『利根川大橋』だらけだな。

小見川大橋から下流の路面(?)はこんな状況

小見川大橋から下流の路面(?)はこんな状況

右・利根川 左・常陸利根川 合流ポイント

右・利根川 左・常陸利根川 合流ポイント

ここからR124と並行する地図で確認できる一番利根川寄りの道を進んだ。
川は見えず、ほとんど農道だが、それでもしぶとく未舗装路が続く。
畑の中、工事現場、民家に挟まれた隘路…。
12:55、利根かもめ大橋を潜り抜けても、まだ続いた。

しぶとく続く未舗装路

しぶとく続く未舗装路

前方に見えるのが有料道路・利根かもめ大橋

前方に見えるのが有料道路・利根かもめ大橋

私道じゃないはず…進め進め

私道じゃないはず…進め進め

13:05、別所の辺りでようやく未舗装路終了。
道路から川岸のエリアは利根運動公園として柵が巡らされていた。
13:10、利根川最下流の橋・銚子大橋を通過。いよいよ河口が近い。
河岸には漁船が並び、漁港の雰囲気に満ちている。

利根運動公園 河口近し

利根運動公園 河口近し

そして、13:15、波崎新港に到着ー。海に溶け込む利根川を確認完了!
それにしても風が強い。バイクを停車して離れるのが怖いくらいだ。
さっさと岸壁を離れよう、そうしよう。

堤防が邪魔でいまいち河口っぽくないな…

堤防が邪魔でいまいち河口っぽくないな…

利根川河口の波崎新港 茨城サイドの港です

利根川河口の波崎新港 茨城サイドの港です

13:20、銚子大橋を渡って銚子市街地へ移動。
県道254で市場前を抜け、銚子側からも利根川河口を確認。
遭難した漁民を祭る千人塚という慰霊碑があった。

銚子側から見た利根川河口

銚子側から見た利根川河口

千人塚より銚子港を望む

千人塚より銚子港を望む

利根川の河口まで走るという目的はとりあえず達した。
後は気ままに観光しようっと、向かったのは海産物の卸売センター・うおっせ21
13:35、到着。虫養いに何か食べようと物色したが、軽食はほとんど売られていない。
結局、銚子の隠れ名物・サバカレーを使ったサバカレーまんを一つ購入。
カレーのスパイスで生臭さが軽減され、なかなか美味い。

銚子の海産物卸売センター うおっせ21

銚子の海産物卸売センター うおっせ21

サバカレーまん (゚Д゚)ウマー

サバカレーまん (゚Д゚)ウマー

ペロリと平らげて、13:55、出発。
次の目的地は鹿島神宮。結構遠いが、せっかくだから行っておこう。
銚子市街地を抜け、R126を右折。ここからしばらく渋滞が続いた。
2車線になって、ようやく流れ始めた。風はますます強くなり、気温も下がり始めた。
県道238を経て、14:55、鹿島神宮に到着。
銚子から約40kmの道程を約一時間掛かった。
寒い寒い。とにかく寒い。手水が痺れるくらい冷たい。
鹿島神宮の祭神は武甕槌大神(たけみかずちのおおかみ)。
本来、『神宮』という呼称は伊勢・鹿島・香取の三社のみに用いられていた。
何らかの政治的な思惑があったのだろうが、東国に二つあるのが面白い。
香取神宮に比べ、鹿島神宮の拝殿は落ち着いた色使いだった。
武道の神様なので、境内や絵馬に必勝祈願とかの文字が目立つ。
香取神宮と同じく、ここでも売店で木刀を売っていた。

常陸国一之宮 鹿島神宮

常陸国一之宮 鹿島神宮

鹿島神宮の拝殿です

鹿島神宮の拝殿です

参拝を終え、15:10、出発。
R51を潮来方面に進む。横風が無茶苦茶強い。
県道を左折して、15:20、道の駅・いたこに到着。暖房が目当てに10分ほどの小休止。
駐車場に土浦ナンバーのカタナが停まっていた。
ライダーのnoblogさんと風・寒さを愚痴りあう。うぅ、まじ辛い。

道の駅・いたこ 強風嫌い

道の駅・いたこ 強風嫌い

15:30、出発。かなり早いが東京へ戻る前に食事を済ませておこう。
R51から県道50を進み、常陸利根川沿いの水郷潮来へと走った。
歓迎の文字があるから観光地なのだろうが、うーん…寂れているなぁ…。

水郷潮来 寒々しさは気候のせいか

水郷潮来 寒々しさは気候のせいか

15:40、川魚料理の専門店・清水屋に到着。
注文したのは天然物を使った鯉のうま煮定食1800円。
流石に調理に時間が掛かるらしく、15分ほど待った。
運ばれてきた皿の切り身を見て大きさに驚く。バカでかいのに肉質はプリプリ。
火の通りが少し足りないのか、身離れの悪さや皮が堅さが惜しまれる。
皮がトロトロになるまで煮てあるのが好みなのだが…タイミングが悪かったのだろう。
だが、味付けは文句なし。身だけではなく内臓(レバーだろうか)も美味い。
この煮汁を掛けたい衝動に駆られ、ライスをお代わり(250円)してしまった。
満腹満腹。満足満足。骨以外は完食。

水郷潮来の川魚料理店・清水屋

水郷潮来の川魚料理店・清水屋

鯉のうま煮定食 メチャ(゚Д゚)ウマー

鯉のうま煮定食 メチャ(゚Д゚)ウマー

食べ終わって、16:30、出発。
潮来ICから東関東自動車道へ乗り、東京方面を目指す。夕方になって寒さも倍増。
距離が短いからまだ我慢できるが、少し遠い道程ならサウナにでも避難したいところだ。
渋滞に混ざって湾岸市川から首都高速道路の料金所を通過。
17:40、PAでしばし休憩。暖房で温まりつつ、ルート確認。
何を隠そう実は首都高を走るのは初めてなのだ。ドキドキ。
18:00、出発。ナビと案内板を頼りに、おっかなびっくり新宿を目指す。
左右にめまぐるしく現れる分岐・合流をなんとかクリアして、18:40、無事一般道へ。
ほっとしつつ、19:00、帰宅。はぁ、寒かった。
坂東太郎・利根川と共に海まで降ったこの二日間。
未舗装路もB級グルメもゲップが出るほど味わった。もう、お腹一杯っ。

どくとる坂東降海記・両毛編

昨年、渡良瀬遊水地ツーリングで食べ損なった栃木南部の郷土食・しもつかれ
一年が経ち、またその季節がやってきた。今年こそは是が非でも食べたい。
仕事や他の予定や天候など諸々調整して、この土日に利根川河川敷ツーリングを敢行した。
今回は新セローでの初めてのキャンプツーリングでもある。
本格的なキャンプツーリングで使って感じた良い点・悪い点などもチェックして行きたい。
※ ダート情報は林道浪漫ツーレポを参考にさせていただきました。健さん、ありがとうございました。
土曜日の未明、起床してからいそいそと荷造り開始。
パッキングは手馴れたものだが、セローに荷物を積む段階でちょっと悩む。
マフラー位置の関係で、サイドバッグがどうしても前寄りになってしまうのだ。
またバイク本体にサイドバッグ内側のフックで固定したいのだが、それを引っ掛けるポイントが無い。
リアバッグの固定もボディフレームなどストレッチコードを掛ける場所が見つけづらい。
無理やりフレームまで伸ばして固定したが、そのうちリアバッグが前の方にずれてきてしまった。
ツーリングの途中からサイドバッグ上面のリングを使ったが、それでもいまいち不安が残る。
サイドバッグ・リアバッグの組み合わせ・固定方法は要検討かも知れない。

出発時点でのセロー積載状況です

出発時点でのセロー積載状況です

8:30、出発。
環七・目白通りを経て、練馬ICから関越自動車道へ乗る。
スキー客だろうか、随分と渋滞している。
モゴモゴしつつ、SA・PAにも寄らずに先を急ぐ。
10:20、前橋ICを降りる。
R17を東へ進み、県道10号・中央大橋で利根川を渡った。
10:30、原嶋屋総本家に到着。
安政4年(1857)創業。群馬名物・焼きまんじゅうの元祖である。
一本の串に大福くらいの大きさの饅頭が4つ刺さって150円。
朝食代わりに2本注文。見た目は大きいがフワフワでペロリと食べられる。
炭火で程よく焦げた甘い味噌ダレが香ばしかった。

安政4年創業・原嶋屋総本家

安政4年創業・原嶋屋総本家

群馬名物・焼きまんじゅう (゚Д゚)ウマー

群馬名物・焼きまんじゅう (゚Д゚)ウマー

食べ終わって利根川へ向かう。
10:50、中央大橋の脇を降りてみたが、野球のグランドや自転車専用道で河川敷を進めず。
しばらく川沿いのルートを探してみたが、どうもこの辺は侵入できなさそうだ。
そのうち、何の変哲もないアスファルトで停車して立ちゴケしてしまった。
新セローで初めての転倒にちょっと凹む。
大人しく少し下流まで基幹道路で迂回することにした。

前橋・中央大橋から利根川降りスタート

前橋・中央大橋から利根川降りスタート

雪を頂く赤城山を遠望

雪を頂く赤城山を遠望

県道13号を南下してR354に合流。
道なりに右折して東へ進み、11:30、五科橋に到着。
左岸へ渡ると堤の内側にダートが伸びている。ここから利根川沿いを降ることにした。

五科橋から河川敷走行を本格的に開始

五科橋から河川敷走行を本格的に開始

3.8kmほど下流に架かっているのが坂東大橋
健さんがUターンした地点である。ここはそのまま左岸を進む。
北海道の林道を思い起こさせる幅広フラットダートがどこまでも続く。

利根川沿いのフラットダート

利根川沿いのフラットダート

対岸の右方、遥かに見えるのは榛名山か

対岸の右方、遥かに見えるのは榛名山か

上武大橋を越え、R17の新上武大橋を過ぎ、12:15、力水橋で右岸へ渡る。
堤の上を走っていると、前方の道路を大きな影が横切った。
見上げてみるとグライダーの白い機体が飛んでいる。
福川との合流地点の手前にある滑空場から発着しているらしい。
河川敷もいろいろな利用法があるんだねぇ。

上流に目を転じれば赤城山が聳えている

上流に目を転じれば赤城山が聳えている

水鳥の群れが日向ぼっこ

水鳥の群れが日向ぼっこ

鳥だ! 飛行機だ! いやグライダーだ!

鳥だ! 飛行機だ! いやグライダーだ!

グライダーの日本語訳は滑空機だとか

グライダーの日本語訳は滑空機だとか

さて、そろそろ昼食の時間。
県道83号を右折し一旦利根川を離れた。
ナビに登録しておいたポイントを目指して行田市街へと向かう。
なんとも分かりにくい路地を進んで、12:45、古沢商店に到着。
行田市名物のB級グルメ、フライ発祥の店である。
注文したのは卵入り400円のソース味。
店主のおばあちゃんが慣れた手つきで焼いてくれた。
薄めのお好み焼きを二つ折りにしたような食べ物だ。ソースの香りが食欲をそそる。
焼きまんじゅう・フライと粉物が続いて胸焼けするかと思ったが、これも軽く食べられた。
支払いの際、おばあちゃんが「どこから来たのか、どこへ行くのか」と声を掛けてくれた。
なんとなく嬉しいものである。いつまでも元気で長生きしてください。
ちなみにもう一つの行田名物・ゼリーフライは今回は食べず仕舞い。

埼玉県行田市の古沢商店

埼玉県行田市の古沢商店

行田のフライ 素朴に(゚Д゚)ウマー

行田のフライ 素朴に(゚Д゚)ウマー

13:05、出発。
R125沿いで給油して、用水路と併走する県道20号経由で利根川へ戻る。
武蔵大橋で左岸へ渡って、13:25、河川敷走行を再開。
昨年、訪れた渡良瀬遊水地同様、この辺りの河原は葦が茂っていた。
その中を縫うようにオフロードバイクが何台も練習している。
荷物満載のセローが何とも場違いに思える。

一見フラットですが意外に凸凹があるのです

一見フラットですが意外に凸凹があるのです

この辺で一旦荷物を積みなおしました

この辺で一旦荷物を積みなおしました

R122の昭和橋、東北自動車道の利根川橋とダートは続く。
対岸の埼玉県側に何やら黒い煙が立ち上るのが見えた。
14:00、埼玉大橋でまた利根川を離れ、古河市街へ向かう。
消防車がサイレンを鳴らしながら橋を渡って行った。
やはりあの煙は火事だったのだろうか。

河川敷が走れない区間も堤の上はOKだったり

河川敷が走れない区間も堤の上はOKだったり

うーん、あの煙はいったい…?

うーん、あの煙はいったい…?

古河市街での目的は今夜の買出し。勿論、しもつかれも忘れていない。
14;10、事前に調べておいた店、米銀に到着。お米屋さんらしいが、惣菜やお弁当も売っているのだ。
ここでしもつかれ150gを購入。168円也。
店内にはその場で食事が出来るようカウンターもあった。
次に向かったのは古河サティ
東北本線古河駅の脇を潜り、R4を経由して、14:25到着。
既製品のしもつかれが売られているとの情報を得ていたのだが、なかなか見つからない。
店員のお姉さんに尋ねたら、あちこち訪ねまわって探してくれた。ありがたや。
1パック350gで328円。お土産も兼ねて3パック購入。
それ以外にも酒やツマミを確保して買出し完了。14:50、出発。
R4を南下して、15:00、利根川橋で再び利根川にまみえた。
ここからも左岸を進んだのだが、小山の辺りまで工事中だった。
どうにかして河川敷を走れないものかとルートを探したが見つからず。
一旦は工事現場に迷い込んで右往左往してしまった。
Uターンしようとあわてて左にハンドルを目一杯切る。
っと、クラクションのボタンがタンクバックに押されて「プピー!」とでかい音。
現場のおっちゃんたちににらまれてしまった。(ノД`)

この後、河川敷は先細り

この後、河川敷は先細り

様子見に堤に上がったらこんな状況

様子見に堤に上がったらこんな状況

しばらく利根川から少し離れた舗装路を迂回。
県道142を進み、小山を過ぎた辺りでようやく利根川沿いに出ることが出来た。
時刻は16:00。そろそろ今夜の幕営地を探さねば。

利根川に再会できました

利根川に再会できました

同行二人 …と言っても自分の影なんですが

同行二人 …と言っても自分の影なんですが

芽吹大橋を過ぎ、飯沼川の合流点を県道3号で大きく迂回。
鬼怒川と利根川の合流点まで堤を走ってみると、先端ではラジコン飛行機を飛ばしていた。
地図上で幕営ポイントとして期待していたのだが、ちょっとここはムリっぽいな。

見晴らし良すぎて幕営に不向きなのです…

見晴らし良すぎて幕営に不向きなのです…

鬼怒川との合流地点 RC集団が楽しんでました

鬼怒川との合流地点 RC集団が楽しんでました

鬼怒川沿いを遡りつつ、なおも幕営ポイントを物色。
お、河畔に出られる道がある。降りてみると堤からも見えない。
船外機付きのボートが繋がれているが人はまず来ないだろう。
うし、ここで妥協しておこう。
早速、テントを張り、家から汲んで来た水で米を研ぐ。
ムーンライトの出番は土肥でのオフ会以来、約3ヶ月ぶり。

今夜の宿は鬼怒川月光ホテル

今夜の宿は鬼怒川月光ホテル

さて、寝床の心配も無くなったところで、一っ風呂浴びて来よう。
ナビを頼りに向かったのは天然温泉・きぬの湯
17:30、県道3号沿いの広い駐車場に到着。
入浴料金は1200円とかなり高いが、曲がりなりにも掛け流しの天然温泉である。
茶色に濁ったぬるめの湯船でのんびりと温まった。極楽極楽。

常総市(旧水海道市)天然温泉・きぬの湯

常総市(旧水海道市)天然温泉・きぬの湯

帰ってきて晩酌。いよいよ、しもつかれの実食である。
まずは米銀。お店のブログで紹介されていたが鮭が入ってないため、癖が無い。
基本的には切干大根のような味である。見た目はともかくなかなか美味しい。
冬季限定でファンも多いカップ酒・雪っこをチビチビやりつつ、肴にする。

米銀製しもつかれ 見た目からの連想はNG

米銀製しもつかれ 見た目からの連想はNG

しもつかれ ゲロ(゚Д゚)ウマー

しもつかれ ゲロ(゚Д゚)ウマー

続いて袋入りの既製品。宇都宮の大塚商店というメーカー製だ。
こちらは鮭の頭が入っており、生臭さが微妙に加わったが、それが酒にも飯にも合う。
地味~な食べ物だが郷土食らしい素朴さが気に入った。
米もこの日は少し多めに炊いたが、しもつかれをオカズにバクバクと平らげてしまった。

こちらはパック入り だから連想はダメだってば

こちらはパック入り だから連想はダメだってば

賞味期限も長くお手軽で嬉しいっすね♪

賞味期限も長くお手軽で嬉しいっすね♪

夕食を食べ終わり、食器も片付けて、20:30。
やることがなくなったのでノートPCでツーレポの下書きでもしておくか。
寝袋に包まって、HDDに保存してあったMP3を流しながらテキストエディタで日記を付ける。
サンボマスターの激しい歌声が、如月の月夜に染みていった。(常総編に続く)

ごぶさた?

えー、大変長らくお待たせいたしました。
ようやく先々週の秩父方面ツーレポアップしました。
http://s-dog.net/archives/000301.html
仕事も割と忙しいんですが、今週に入って自宅のADSLモデムが故障してしまいました。
何故か電源が入らなくなってしまいまして、AIR-EDGEでの接続を余儀なくさせられてます。
修理というか、フレッツADSLの契約内容を変更して新モデムが来るまで、後一週間ほどはこの状態。
常時接続が出来ない分、記事アップやレスの書き込みが減ってしまいますがご了承下さい。
さて、今週末は利根川キャンプツーリングを予定してます。いよいよ「しもつかれ」ですね。
そして来週末は三宅島再訪の予定。どちらも天候に恵まれるといいんですけど。

徹夜明け

毎度の事ながら忙しくて先週のツーレポアップまだです。すみません。
昨日は仕事で会社にお泊りしてしまいました。
明け方にソファーで少し寝れましたけど、ほとんど徹夜っすね。
ちょいと早めにあがって、Kannaで一杯やってたら、cultkingささきさんが現れました。
第二次三宅島遠征に参加する気満々のようです。
そうそう、以前紹介したVHSストーブを新宿で実物チェックしたそうですが、
組み立て方が複雑過ぎでいまいちお勧めできないとのことでした。うーん、残念。
ただ、先日のツーリングでツーリングパンツがほころびてしまったんですよねぇ。
それを買い換えないといけないので、その他の物欲の優先順位は下がってます。
次はモンベルのツーリングパンツかなぁ。
そうそう、そういえば小林ゆきさんのBLOGからリンク&トラックバックをいただきました。
こんな弱小サイトにありがとうございました。
三宅島のTTレースに関する記事なんですが、意外にちゃんと話が進んでるようです。
避難命令解除から丸一年。今後も順調に復興することを願います。
個人的には林道雄山環状線グルグルエンデューロを期待してますけど、火山性ガスさえなければね…。
ま、とりあえずは釣りですな。あー、釣具への物欲が抑え切れねー。

続・男はツララよ

昨年、見に行った奥秩父・大滝の大氷柱。
今年になって駐車場も整備されと聞く。ちょうど今が見頃のはず。
日帰りツーリングに出掛けたいが道路の凍結が気に掛かる。
まぁ、だめならUターンしてくればいいか。
なるべくスノーチェーンを使わない、という方針で行ってみよう。
8:20、出発。
環七から青梅街道へ出て、西へ西へ。
9:20、瑞穂町でR16を右折。
小谷田でR299を左折し、9:40、飯能市街を抜けた。
この辺りから交通規制を予告する看板が見え始めた。
今日はこの先の区間で駅伝があるらしい。
地元の警察やら消防団やらが路肩に散見される。
っと、行く手に停車中の赤いオフバイク発見。
「XRか…」と思ったら、な・な・なんと消防仕様のセロー225ではないか!
思わずバイクを停め、近くにいた消防関係者に許可を貰って撮影。
この後も2台の消防セローを見かけた。
うーん、日高市消防署、侮るべからず。
いやぁ、貴重な経験できたなぁ。

初めて見ました 消防セロー

初めて見ました 消防セロー

真っ赤なのもカッコ(・∀・)イイ!!

真っ赤なのもカッコ(・∀・)イイ!!

高麗川沿いに出た辺りから大渋滞が始まった。
動かない車列の路肩をすり抜けて前のほうへ出る。
先頭はパトカーが徐行していた。
そのままタラタラと進み、吾野で旧道に誘導された。
10:15、新道へ合流する橋の手前でストップ!
駅伝の走者をやり過ごすため、ここで20分ほど待機だそうだ。
仕方なくバイクのエンジンを停めて大休止。
後ろには長い長い車列が続いている。
っと、すぐ後ろにいたKLXのライダーが話し掛けてきた。
「人違いでしたらすみませんが、もしかしてSaltyDogさんですか?」
「あ、はい」
「はじめまして、乙尺400海苔です」
「あ、どうも、はじめまして!」
SNS・mixiの某コミュで先日やりとりしたばかりの乙尺400海苔さんだった。
車両やナンバー、そしてGPSが決めてとなって声を掛けて下さったらしい。
いつもツーレポを読んでいただいて下さり、ありがとうございます!

駅伝のため渋滞&20分通行止

駅伝のため渋滞&20分通行止

10:35過ぎ、ようやく通行止めが解除された。
乙尺400海苔さんとと2台連ねて、しばらく一緒に走ることに。
正丸トンネルを越えた先も、心配していた凍結はなかった。
10:50、道の駅・果樹公園あしがくぼに到着。
缶コーヒーを飲みながら、しばし雑談。
今日乗って来たKLXは6万円で入手し、レストア中だそうだ。
この辺りはいつもおなじみのツーリングコースとのこと。
今日もこれから奥武蔵グリーンラインに行ってみるらしい。

道の駅・果樹公園あしがくぼ

道の駅・果樹公園あしがくぼ

乙尺400海苔さんのKLXと2ショット

乙尺400海苔さんのKLXと2ショット

11:15、出発。
乙尺400海苔さんはR140の手前で右折してお別れ。
また、どこかで会いましょう!
僕は秩父市街でR140を左折。
途中で給油して、荒川・大滝方面に進む。
11:40、旧荒川村・武州日野の手前で左折。
Mr.mudさんが昨年末の天目山プロジェクトでアプローチに使ったルートである。
真っ直ぐ進むと川浦渓谷へ至るのだが、今回の目的は途中にあるお蕎麦屋さん。
1kmほど走って、そば処・和味(なごみ)に到着。
一日49食限定、こだわりの蕎麦を供するお店である。
昼時ということもあってほぼ満席だった。
僕が注文したのは昼膳1,050円。5分ほどで出てきた。
箸先でちょいと摘んで出汁に漬け、ズズっと啜る。
鼻を抜ける地元産100%の蕎麦粉の風味が心地良い。
うーん、美味かったー。

荒川のそば処・和味(なごみ)

荒川のそば処・和味(なごみ)

昼膳 こだわりの蕎麦が(゚Д゚)ウマー

昼膳 こだわりの蕎麦が(゚Д゚)ウマー

12:05、食事を終えて出発。
風景が山中のそれに変わってゆく。
12:25、道の駅・大滝温泉で10分ほどトイレ休憩。
12:40、大氷柱に到着。幸い最後まで凍結は無かった。
有料駐車場はバイク・200円。
春からはオートキャンプ場になるらしい。
氷柱のある川岸に降りるまでの道も広く整備されていた。
降りてみると手摺から夜間ライトアップの設備まで設けられてる。
去年までの急勾配の獣道や歩きにくい河原の面影もない。
確かに見物はしやすくなったが…何となく寂しいなぁ。

大氷柱の有料駐車場

大氷柱の有料駐車場

今年も氷柱を見にやってきました

今年も氷柱を見にやってきました

昨年より感動が少ないなのは仕方ないのかな

昨年より感動が少ないなのは仕方ないのかな

この辺り、雲母が多い地質のようです

この辺り、雲母が多い地質のようです

13:00、見飽きたので出発。
道の駅・大滝温泉へ戻って、ひとっ風呂浴びることにした。
入浴料は600円。アルカリ性のヌルヌルした泉質がいかにも効きそうだ。
その後、休憩室でゴロゴロと寝転んで湯上りの仮眠。
寒い時期のツーリングは体力の消耗が激しいのだ。
食事と睡眠はいつも以上に摂るようにしたい。

道の駅・大滝温泉 今回は『ごもっとも』無し

道の駅・大滝温泉 今回は『ごもっとも』無し

目が覚めて何気なくツーリングパンツを見て驚いた。
生地の股の部分がほころびているではないか。
裏地がまるで下着に見える。この状態で寝てたかと思うと恥かしい。
ってか、これでは防水パンツの意味がなくなってしまうなぁ。
まぁ買い替えしたいと思ってから、ちょうどいいか。
14:05、出発。
14:35、秩父市街まで戻って、R299を右折。
大盛りの殿堂・悦楽苑が左手に見えたが、まだそれほど腹が減っていない。
このまま帰るのもつまらんから大名栗林道の様子でも見に行こうか。
14:50、正丸トンネルの手前で右折。
名栗方面に進んだが、途中から路面が白くなってきた。
うーん、凍結してそうだなぁ…。今日の方針に従っておくか。
ってことで、UターンしてR299を東京方面へ。
正丸トンネルをくぐり、高麗方面に下って行く。
途中、路肩の標柱に正面から四輪車が激突した事故に遭遇。つるかめつるかめ。
その後、国道・県道を経由して飯能から入間・所沢へと抜けるルートを選んでしまった。
市街地の渋滞が酷くてうんざり。久米川で青梅街道に合流したのは16:50。
この時間なら、夕食を食べて行った方がいいな。
小平のうどん目当てに、右折して西武新宿線を渡る。
線路に程近い方の指田屋へ行ってみたが、既に閉店の様子。(営業時間は15時位までらしい)
旧青梅街道へ出て、17:10、結局昨年末のプチツーリングと同じ店舗の指田屋へ到着。
注文したのも糧うどん大盛+肉汁と全く同じ。940円。
程よいコシのある麺と、ダシがガッツリ効いた付け汁。あー、うめー。
今後、東京西部ツーリングでの定番になりそうだ。

おらが手打うどん 指田屋

おらが手打うどん 指田屋

小平糧うどん+肉汁 メチャ(゚Д゚)ウマー

小平糧うどん+肉汁 メチャ(゚Д゚)ウマー

17:35、食事を終えて出発。
青梅街道を東へ急いで、18:15、帰宅。
今回は舗装路のみで軽めの日帰りツーリングだったが、出掛けてみると色々あるなぁ。
うん、やっぱり旅は面白い。

雪ですね…

東京都内も降り積もってます。今6cmくらいかな。
閉じこもって三宅島釣りレポでも書くか…。

自宅屋上から新宿方面を望む

自宅屋上から新宿方面を望む

新雪に足跡を付けるのが好き♪

新雪に足跡を付けるのが好き♪

ついでになんの脈絡も無く、つらつらと今欲しいものを書き連ねてみよう…。物欲万歳。
ホリデーロード・コンパクトストーブVHS
ネイチャー・ストーブSに物足りなくなってきたところ、新宿S.R.Cで見かけた品物。
VHSカセット大の収納サイズに惚れました。
専用焼き網のタイプ2もあわせて購入したいですねぇ。
KTCモバイルセット(MCK3175)
以前、BLOGのコメントでちょっと触れた工具セット。
普段持ち歩いてる工具セットがちょっと嵩張りすぎるんですよ。
で、これよさそうだなぁと思って。
モンベル・ムーンライト3
去年出た前後フルフライの新モデルです。
なぜか余りインプレッションを見かけないんですけど…。
豪雨の中でどんなものか試してみたいなぁ。
シマノ・ホリデー磯XT 4-530PTS
三宅島で目覚めたカゴ釣り用に遠投用の竿を一本欲しいなぁと思いまして。
値段の割りに軽くてよさそうなんですよ。

三宅島・林道編アップー!

ようやく三宅島の林道編をアップしました。
いやはや、2週間近く経ってしまいましたね。
今の状況だとバイクを持って行っても、楽しめる道は少なそうです。
島の探索にしても自転車が丁度いいと思います。
でもガスの状況が落ち着いたら、ぜひもう一回バイクで行ってみたいですね。
http://s-dog.net/archives/000295.html
外道編(釣り編)もお楽しみに。(いつ書きあげるんだ、俺?)

うーん、忙しい…

まだ三宅島のツーレポ&釣りレポが仕上がっておりません。
ようやく林道MAPだけ出来たので、とりあえず公開しておきます。
今週中にレポまとめたいなぁ…。

三宅島林道MAP

三宅島林道MAP

あ、あと週末に外道バスターズ掲示板なるものを設置しました。
Mプロジェクト参加者の要望で設けました。管理人は怪人Mさんにお願いしてあります。
基本的に内輪向けですので、つまらないかも知れませんが、一応ご紹介しておきます。
「未食魚優先キープ」をルールに、外道釣りも頑張って参りますです。たぶん。
休日出勤した土曜日くらいから、なんかやな感じの咳が出てます。風邪・流感…やだなぁ。

サーバー復旧&三宅島速報

(DNSに新しいIPアドレスが反映されるまで、ISPによって時間差はありますが)
どうやらサーバー復旧できたようです。
三宅島出発直前に突然ダウンしてしまい、管理してる友達も連休中は手が出せない状況でした。
ご心配・ご迷惑をお掛けした皆様、すみませんでした。
メールサーバーも兼ねていたため、メール不着のエラー返信が戻ってきた方もあったかと思います。
お手数ですが、再送して下さいますよう、お願いいたします。
三宅での三日間はとても楽しかったです。
とりあえずダイジェストで写真を何枚かご紹介。

雄山をバックにガスマスク・オフローダー参上

雄山をバックにガスマスク・オフローダー参上

釣れたてメジナのお造り (゚Д゚)ウマー

釣れたてメジナのお造り (゚Д゚)ウマー

外道も沢山釣りました これはトラウツボ

外道も沢山釣りました これはトラウツボ

ブダイのドアップ♪

ブダイのドアップ♪

なお、ガスマスクは撮影のためだけに装着しました。
火山性ガスの注意報・警報は頻繁に出ており、ガスマスクの常時携帯が義務付けられてますが、
普通はまず使わずに済みますのでご安心を。

南の島に霰が降る・外道編

「実はスカリが流されちゃって…」
ガ━━━━(;゚д゚)━━━━━ン !!!
スカリというのは釣った魚を生かしておく網のことである。
二人はいつものように獲物を入れたスカリにロープを金具で留め、海に浮かべておいたらしい。
ところが獲物が多すぎたのと波が高すぎたせいで留め金具が持たず外れてしまった。
怪人M氏が気付いた時にはスカリはだいぶ流されてしまっていたそうだ。
しかもたまたまMUDさんはトイレに行ってる最中の出来事。
引っ掛けて岸に寄せようと仕掛けを遠投したのだが駄目。
かくして、スカリに満載されたメジナとムロアジは海の彼方へ…。
「でも、その後ムロアジは何匹か釣れましたよ」
「あとブッコミで良い型のカサゴも」
なるほど、クーラーに何匹か入ってる。まだまだいけそうだ。
二人は完全に気を取り直して釣っている。早速、僕も竿を取り出して準備開始。
とりあえず今日は簡単なブッコミ仕掛けで様子をみよう。
手近な波間に仕掛けを放り込んで、さてとそろそろ昼飯だな。
昼飯はMr.MUDさんの事前の提案通り、自炊することにした。
ガソリンストーブに大き目のコッヘル、米・野菜は本土から持参。
飲み水は客船の待合所で汲んで来た。
MUDさんがカサゴの味噌汁とムロアジの刺身の調理を担当してくれた。
三宅島での三日間、さらに帰京後も魚を捌き続けていただき感謝感謝である。
僕は炊飯担当。MUDさんが山梨の実家で作った米四合を海水で研いで浸水。
大量の米を炊くのに慣れてないが、水の量はこんなものだろう。
十分時間を置いてから加熱。風が強いのでいつもより火はやや強め。
味噌汁の鍋もカサゴのブツ切りに白菜・人参・玉葱の具がグツグツ動き始めた。
怪人M氏は追加の食材調達…できなかったか…。残念。
炊き立て御飯に味噌汁をぶっ掛け、刺身を摘みながらバクバク。
うめー!! ムロアジもカサゴも滅茶苦茶うめー!!
かなり量があったはずだが、3人で綺麗に完食。ご馳走様でした。

MUDさん、魚調理お疲れ様でした

MUDさん、魚調理お疲れ様でした

カサゴ味噌汁&ムロアジ刺身 メチャメチャ(゚Д゚)ウマー

カサゴ味噌汁&ムロアジ刺身 メチャメチャ(゚Д゚)ウマー

午後は貨物船接岸の作業時間帯を除いて、夕方まで釣り続行。
カゴ釣りではメジナ、ムロアジ、ゴマサバ。
ブッコミではブダイ、ホウライヒメジ、トラウツボ。
外道バスターズの名に相応しい獲物も多々釣れた。
魚種も多様で魚影も濃い。うーん、三宅島、侮りがたし。

青い海から良型のブダイがあがってきます

青い海から良型のブダイがあがってきます

こいつはトラウツボ 無駄にカラフル

こいつはトラウツボ 無駄にカラフル

ホウライヒメジ ヒゲもあって鯉みたい

ホウライヒメジ ヒゲもあって鯉みたい

沈み行く太陽と三本岳を眺めつつ…

沈み行く太陽と三本岳を眺めつつ…

クーラーに余裕が無く、初日ということもあって外道はリリース。
17:30、ようやくホテル海楽にチェックイン。
頼めば釣った魚をレストランで有料で調理してもらえるのが嬉しい。(500円~)
この日の夕食は規定の食事+メジナのお造り+ブダイの天ぷら。
さらにホテルからの特別サービスってことで、ステーキとサザエまで!!
もう本当に至れり尽くせりで恐縮してしまう…。
といいつつ三人とも御飯をお代わりしたりして、三宅島上陸初夜を満喫した。

釣れたてメジナのお造り メチャ(゚Д゚)ウマー

釣れたてメジナのお造り メチャ(゚Д゚)ウマー

ブダイ天ぷら フワフワ白身で(゚Д゚)ウマー

ブダイ天ぷら フワフワ白身で(゚Д゚)ウマー

2日目、1月8日。
天候がちょっと優れない一日だった。
未明から雨が降ってたこともあり、朝食は遅め。
夜が明けて、雨はあがったようだが風が強い。
昨日と同じく錆ヶ浜港へ出陣したものの、堤防に被るほど波が高い。
ムロアジやゴマサバがバンバン釣れたが、危険なので午前中で納竿。
ホテルに戻って庭の水道をお借りして、バイクに付いた海水を洗い流す。
その後、昼飯の海鮮丼を食べ、後は酒を飲んで昼寝。
勿体無い一日とも思えるが、初日の釣りで体力が意外と消耗していた。
その分を回復できたと思えばこの日の休息も無駄ではあるまい。

2日目の丁度晴れ間に撮った写真です

2日目の丁度晴れ間に撮った写真です

昼飯は海鮮丼 (゚Д゚)ウマー

昼飯は海鮮丼 (゚Д゚)ウマー

イソヒヨドリ なかなかかわいいです

イソヒヨドリ なかなかかわいいです

夕方、そろそろ飯時なので三人起き出す。
昼寝してても腹は減るもので、グビグビバクバク鯨飲馬食。
午前中に釣ったムロアジのタタキに加え、この日はクサヤ500円も注文してみた。
独特の匂いが苦手な人も多いのだが、この三人の場合は逆に食欲が刺激されるようだ。
実際、クサヤでしか味わえない旨味が堪えられない。
貪るように食べて、もう一皿追加オーダー!
そして、この日もやはり御飯をお代わり。

脂のったムロアジのタタキ (゚Д゚)ウマー

脂のったムロアジのタタキ (゚Д゚)ウマー

地元で食べるクサヤもメチャ(゚Д゚)ウマー

地元で食べるクサヤもメチャ(゚Д゚)ウマー

3日目、1月9日。いよいよ最終日だ。
客船は14:30出港。今日は釣りをできるのも午前中に限られる。
時間が勿体ないので、朝食はお弁当にしてもらった。
これもホテルのサービスで、希望者は朝食・昼食を弁当に変えられるのだ。
釣り人にとって実に有難いシステムだが、惜しむらくはその中身である。
本来の朝食のメニューを味わってもらいたいというサービス精神は分かる。
だが、納豆・焼魚・味付海苔は弁当としていかがなものか。
実際、海風の吹く釣り場ではかなり食べづらかった。
『オニギリ3ヶ+御新香』みたいな選択肢を再考願いたいものである。
さて、朝食を弁当にしたお陰で暗いうちから心置きなく竿を出せた三人。
今朝もムロアジ・ゴマサバをバンバン釣り上げた。
っと、MUDさんのブッコミ仕掛けに何やらでかいのが掛かったようだ。
えっちらおっちらリールを巻いて、あがってきたのは御馴染みのアイツ。
今回も得体の知れない粘液をアチラコチラに撒き散らしてやがる。

三宅島のウツボはポッチャリ型

三宅島のウツボはポッチャリ型

日が昇ってからはムロアジが入れ食い状態。
カゴ釣りでこんなに釣れたのは初めてだ。
ほとんど30cm前後だったが、MUDさんは43cmという大物を釣った。
まるでソウダガツオである。
一方、怪人M氏が釣り上げたのはウオノエ
タイノエとも呼ばれ、魚の口の中に寄生する虫である。
おそらくブダイ辺りが吸い込んだ釣り針がたまたま引っかかり剥がれてしまったのだろう。
それにしても怪人M氏、夏には長靴、今度は寄生虫…変なのばかり釣るなぁ…。

ゴマサバとムロアジ 血抜き中の図

ゴマサバとムロアジ 血抜き中の図

ウオノエ とーってもきもいです

ウオノエ とーってもきもいです

そろそろ納竿という頃、僕のブッコミ仕掛けにブダイが二匹連続で来た。
ブダイは内臓の匂いと表皮の粘膜とゴツい鱗が厄介なのだが、釣り場で処理しておけば楽だ。
いいお土産ってことで、MUDさんがその場で捌いてクーラーの中へ。
ちなみに処理中、口の中を確認したら二匹ともウオノエがちゃんといた。きもい。

ブダイ 粘膜に身体を包んで寝る習性で有名

ブダイ 粘膜に身体を包んで寝る習性で有名

ズームアップ この口の中にあの虫が…

ズームアップ この口の中にあの虫が…

荷物をまとめ、ホテル海楽へ戻って帰還の準備。
MUDさんは釣具の洗浄と魚の処理。
釣り人専用の流し台・洗濯機・冷凍庫があるのは実に助かる。
僕と怪人M氏はバイクの輸送手続き。
スタッフに頼み込んで、荷物を着けたまま運んでもらえることになった。ラッキー。
もろもろ一段落したところで昼御飯。
三宅島最後の食事ということで奮発して海楽膳2000円を注文。
どんな地魚が出てくるかと期待したのだが、鰻蒲焼・マグロお造り・串カツ…。
うーん、豪華かもしれないが期待外れ。ちょっと残念。
御飯は一杯目がやけに多かったので、今回は僕以外の二人のみお代わり。

海楽膳 なぜか御飯の量が増えてるような…

海楽膳 なぜか御飯の量が増えてるような…

食事を終え、支配人・七島の放浪者さんに見送られてホテル海楽を後にした。
釣り人にとって、実にすごしやすい宿だった。次もまた利用しよう!!
錆ヶ浜港に荷物を置き、手前の土産物屋へ戻ってお土産を購入。
周りの乗船客も釣り人が目立つ。でっかいクーラーをキャリアで重そうに運んでいる。
14:00、カメリア丸がやってきた。
桟橋の横で向きを変えて接岸。2等和室に乗り込んで14:30出航。
今日は空いている。のびのびゴロゴロと寝転んで東京へ…。
20:30、竹芝に到着。無事に帰ってこれて何よりである。
それから二日後の1月11日。
おなじみKannaに何人かを呼んで海の幸の晩餐会。
ブダイのワイン蒸し、ムロアジのなめろうから始まって、
ゴマサバのハンバーグ、ムロアジのバター焼きと、たみさんの技が冴える。
どれもこれも美味かったが、特にゴマサバの竜田揚げは絶品だった。
現地での血抜きが功を奏したのだろうか、驚きの味である。
現地で不味いと言われたため何匹か捨ててきたことを3人で悔しがった。
※ 以下4枚の写真は手下F氏の提供です。多謝。

ブダイのワイン蒸し&ムロアジのなめろう

ブダイのワイン蒸し&ムロアジのなめろう

ゴマサバのハンバーグ (゚Д゚)ウマー

ゴマサバのハンバーグ (゚Д゚)ウマー

ゴマサバの竜田揚げ メチャ(゚Д゚)ウマー

ゴマサバの竜田揚げ メチャ(゚Д゚)ウマー

ムロアジのバター焼き コレモ(゚Д゚)ウマー

ムロアジのバター焼き コレモ(゚Д゚)ウマー

雄山周辺の景観は地獄を想起させるが、釣り人にとっては天国そのものの三宅島。
3人+αで再訪する日も、そんなに遠くないと思う。きっと。

南の島に霰が降る・林道編

「三宅島に行ってみませんか?」
暮れも押し迫った12月中旬、四文屋中野店での出来事である。
目の前で生ビールを煽っているのはMr.Mudさん怪人M氏
成人の日を含む正月の三連休の行き先に話題が及び、僕がこう話を切り出すと、
無類の釣り好きでもある林道仲間二人はすぐに乗ってきてくれた。
「いいスねー! 行きましょう!」
まずTプロジェクトから帰ったばかりのMUDさんが、ガツ刺を頬張りながら応じた。
三宅島には2000年の大噴火前に林道走行のため、赴いたことがあるそうだ。
とはいえ、今回は釣りメインの旅になることだろう。
「大物用の仕掛け、準備しなきゃ」
かつて大島へ同行してくれた怪人M氏も乗り気十分である。
真冬の海釣りだというのに、キャベツを齧る姿には迷う気配が微塵も無い。
焼トンや煮込みライスを貪りつつ、その夜は大いに盛り上がった。
かくして動き出したのが、外道バスターズによる今回のMプロジェクトである。
っと、レポートの前に三宅島の現状について触れておこう。
知っての通り三宅島は2000年の雄山大噴火で壊滅的な打撃を受けた。
昨年2005年の2月にようやく全島避難が解除され、住民が一部帰島。
生活基盤は徐々に復旧し、5月から観光客も受け容れ始めた。
とはいえ、まだ純粋に観光を楽しめる状況とは言えない。
滞在中はガスマスク必携で、立ち入り禁止区域も多い。
実質、釣りかダイビングしか目的になり得ないだろう。
そんな状況だが、それでも僕はバイクを持ち込み林道探索をすることにした。
事前に観光協会に問い合わせたところ一周道路は全線走行可能とのこと。
高濃度地区は停車せず通過だけならバイクでも自転車でも一応OK。
メインの林道雄山環状線は復旧に従事する車両が通行。
現地の人の迂回路として一部区間は通行が黙認されているらしい。
「とは言え、実際に行ったことは無いので、定かではない」との断りつき。
Mudさんからも噴火前の貴重な林道情報を提供していただいた。
さらに最新の2万5千分の1形図にGPSで準備万端。
火山性ガスの危険度を考え、今回はモゴモゴ無しで挑んだ。
そして1月6日の金曜日。
そそくさと仕事を終わらせ、自宅へ戻り、バイクに荷物を積んで出発。
怪人Mさんと合流して竹芝桟橋へ。
予約したチケットを受け取り、バイク輸送の手続きも完了。
そのうちMUDさんも到着。竿とタックルの大荷物だ。
22:30、竹芝桟橋を出港。さっそく3人で乾杯。船旅はのんびりできて良い。
釣りの話で盛り上がっていると、すぐ側の男性が会話に加わってきた。
YANAさんと仰り、こちらの釣り情報サイトを運営しているとのこと。
本格磯釣り師と陸っぱり外道釣り師とでワイワイと交流を深めつつ就寝。

ペットボトルの中身は焼酎らしい

ペットボトルの中身は焼酎らしい

明けて、1月7日。
5:00、かめりあ丸がまだ暗い錆ヶ浜港に到着した。
5:15、セローとBAJAを受け取ってホテル海楽に移動。
全島キャンプ禁止なため、今回はここに部屋を取った。
YANAさんも同じホテルの宿泊だった。支配人さんと磯釣りに出かけるそうだ。

錆ヶ浜港に到着した東海汽船かめりあ丸

錆ヶ浜港に到着した東海汽船かめりあ丸

ホテル海楽 三日間お世話になりました!

ホテル海楽 三日間お世話になりました!

朝食の準備ができるまで、とりあえずロビーで待機。
以前の大島での教訓を踏まえ、今回はちゃんと朝食を予約した。
5:30、名前を呼ばれた。
「そとみち…様…?」
「『げどう』です。外道バスターズです」
テーブルにはちゃんと予約名『外道バスターズ』と書かれた紙が置いてある。むはは。
席に着くとすぐに食材が並べられた。納豆、焼き魚、生卵、味付け海苔。正統派の朝飯だ。
バクバクと食べ、味噌汁と御飯をおかわり。滞在中、とにかくよく食べる三人だった。
食べ終わる頃には外も明るくなっていた。
ホテルのチェックインは午後だが、荷物だけ置かせてもらえた。
詳しくは釣り編で触れるが、釣り人に親切な宿だった。
安くてサービスも良く、おすすめである。
ちなみにネット予約だと300円お得♪

滞在中、ずっとこの予約名でおもてなし

滞在中、ずっとこの予約名でおもてなし

正統派・日本の朝飯 おかわりしましょう

正統派・日本の朝飯 おかわりしましょう

食事を終え、錆ヶ浜港で二人が竿を出すのを見届けてから、僕は単独で島探索を開始。
ネタばれになってしまうが、こちらが探索結果をまとめた三宅島林道MAPである。
三宅島一周道路(全線で約38km)を走りながら、めぼしい林道を探索してみた。
雄山を巡る林道雄山環状をはじめ、残念ながらほとんど走行不可だったが…。

三宅島林道MAP

三宅島林道MAP

7:00、まずは阿古林道に到着。残念ながら全線舗装だ。
火山性ガスの影響だろうか、辺りの立ち木は軒並み枯れ果てている。
カーブをいくつか曲がり、やがて雄山の雄姿が露になった。冠雪している。
路肩にも白いものがチラチラ見え始めた。うーむ。
南の島だと思って油断していたが、この辺りでも積雪するのか…。

阿古林道起点 通行制限なしだけど全線舗装済み

阿古林道起点 通行制限なしだけど全線舗装済み

雪化粧した雄山 一面の広葉樹は全て立ち枯れ…

雪化粧した雄山 一面の広葉樹は全て立ち枯れ…

林道雄山環状線に合流する手前で何やら怪しい雰囲気。
そうっと停車して靴で路面が擦るとツルツル…、明らかに凍結していた。
こりゃやばい。退避。前後ブレーキをロックしてもズルズルと後退してゆく。
両足でバランスを取りながらグリップする位置まで降りた。ふぅ。
Uターンして阿古林道を三宅島一周道路まで戻る。
御蔵島や三本岳の眺めが良かった。

凍結路面の先制パンチ 突っ込まなくて良かったー

凍結路面の先制パンチ 突っ込まなくて良かったー

阿古林道より三本岳を望む

阿古林道より三本岳を望む

7:30、阿古林道起点の向かい側にある鳥居を潜り富賀神社付近へ参拝。
由緒書きには伊豆七島の総鎮守、三島大社発祥の地と説明されている。
社殿も社叢も荒れ果てているが、新年のお供え物に少しだけ心が和んだ。

阿古林道の向かい側に鳥居があります

阿古林道の向かい側に鳥居があります

伊豆七島の総鎮守 富賀神社

伊豆七島の総鎮守 富賀神社

一周道路に戻り、反時計回りに島を巡る。
阿古林道のすぐ先に高濃度地区の看板があった。
観光協会に言われたとおり、通過に専念。
7:40、阿古高濃度地区を脱出。

高濃度地区の手前には注意書きが置かれてます

高濃度地区の手前には注意書きが置かれてます

警告の看板はこんな感じです

警告の看板はこんな感じです

7:45、アカコッコ館をスルーして、すぐ先の大路池の看板を左折。
道はやがてダートになり、池を半周して水辺に至る。桟橋の表面が凍っていた。
MUDさんによると以前はこの池にブラックバスがいたらしいが、今はどうなってるのだろう?
心無い釣り人による不法放流が、こんな離島にまで及んでいることに憤りを禁じえない。
ダートは往復で2kmにも満たないが、結構楽しめた。

三宅島内最大の内水面 大路池

三宅島内最大の内水面 大路池

大路池を巡るダート 短いけど楽しめた

大路池を巡るダート 短いけど楽しめた

8:00、長太郎池という看板があったので、ちょっと寄り道。
巨大なタイドプールらしいが、どこがそれなのかよくわからん…。
ここらへんでポツポツと小雨が降り始めた。

長太郎池…の近くの潮溜り 御蔵島も見える

長太郎池…の近くの潮溜り 御蔵島も見える

8:10、坪田林道の起点に到着したが入口がチェーンで塞がれていた。
脇抜けも可能だろうが、復旧作業の邪魔になりかねない。
オフローダー全体の評判も考え、非常識なことは謹んでおこう。
代わりといっては何だが、坪田地区から北へ伸びる道が地形図にある。
気を取り直して、そちらへ向かってみた。

坪田林道分岐

坪田林道分岐

チェーンで封鎖されてます 立入禁止

チェーンで封鎖されてます 立入禁止

GPSを頼りに路地を進んで、8:15、未舗装路の起点に到着。
火山灰らしき路面が森の奥へと伸びている。
進んで100mほどの位置に「高濃度地区」の看板があった。
この辺りから立ち枯れした森が一面に広がり、大噴火の影響を目の当たりにさせられる。
枯れ木も山の賑わいと言うが、禿山の方がまだ親近感を抱けそうだ。
雨は何だか氷の粒に変わった気がする…。

路線名不明 坪田集落からアプローチします

路線名不明 坪田集落からアプローチします

火山灰ベースのフラットな路面が延びる

火山灰ベースのフラットな路面が延びる

ここから坪田高濃度地区らしい…

ここから坪田高濃度地区らしい…

1km弱進んだところで、一本の道と交差。
横切って進むとすぐに砂防ダムがあって「立入禁止」。
交差点に戻って内陸へ登る道を進む。
ガスのせいか灰のせいか、針葉樹の表皮が軒並み無残に剥けている。
荒涼というには余りに痛々しく、天候のせいもあって不気味にさえ感じる…。
こちらも600mほどで行き止まり。終点は土砂が流出する現場だった。

砂防ダムでここから先は立入禁止

砂防ダムでここから先は立入禁止

針葉樹林が無惨な姿に…

針葉樹林が無惨な姿に…

危険なのでバイクは遠くに停めて撮影

危険なのでバイクは遠くに停めて撮影

交差ポイントから降る道は舗装されている。
少し降ると、左に分岐する未舗装路があった。
幅広の道なので期待したが、700mほどで行きどまり。
高濃度地区なのであまり長居はしたくない。すぐもとの道に戻る。

700mほどの幅広ダート

700mほどの幅広ダート

最後はちょっと荒れ気味で終了

最後はちょっと荒れ気味で終了

8:35、一周道路に合流、目の前は三宅島空港だ。
高濃度地区のため、現在でも閉鎖されたままである。
僕は船旅が好きだが、やはり島の発展のためには空路も必要だろう。
自然が相手のことなので如何ともし難いが、一日も早い復旧が望まれる。

閉鎖されたままの三宅島空港を一望

閉鎖されたままの三宅島空港を一望

未舗装路へアプローチできる空港側分岐

未舗装路へアプローチできる空港側分岐

一周道路を北上すると、すぐ左手に三宅村役場があった。
ここの庁舎もやはり使えず、中学校の校舎を臨時庁舎として使用してるらしい。
役場の前を右に折れると三池港である。
風向きによって、客船の発着がこの港になることもある。
岸壁まで降りるとサタドー岬が見えた。

三宅村役場

三宅村役場

三池港 この辺りもまだ高濃度地区です

三池港 この辺りもまだ高濃度地区です

三池浜を北上して、三七山の展望台で写真だけ撮影。
浜も山も火山灰で、とにかく黒い。高濃度地区なのでそそくさと移動。
霰はまた雨に戻ったようだ。

三池浜 砂浜というか火山灰の浜です

三池浜 砂浜というか火山灰の浜です

三七山 …これでも山なのか…?

三七山 …これでも山なのか…?

9:00、ようやく坪田高濃度地区を脱出。ふぅ。
下馬野尾から火の山峠に抜ける道は、入口で工事車両の交通整理中だった。
邪魔になってはいけないので、ここはスルー。
9:05、土佐林道の分岐を左折し舗装路を登ったが、ここも数百mでチェーン封鎖。
うーん、残念。

土佐林道の分岐

土佐林道の分岐

舗装路を少し登ったとこで通行止

舗装路を少し登ったとこで通行止

地形図では神着の集落から雄山環状線に抜けるルートがあった。
念のためそちらもチェックしてみたが路面は泥で埋まり廃道と化していた。
途中にあった公園に銅像を見かけた。
火山ガスに含まれる硫黄の影響か、半身に黄緑の錆が浮いている。
後で調べたところ、浅沼稲次郎という三宅村・神着出身の政治家の像だった。
安保闘争時代の社会党委員長で、最期は右翼の少年に暗殺されたらしい。
激動の時代だったんだねぇ…。

完全に廃道化 舗装路面は泥の下

完全に廃道化 舗装路面は泥の下

三宅村出身・浅沼稲次郎氏の銅像

三宅村出身・浅沼稲次郎氏の銅像

 
この辺りはかなり念入りに探索したが、なにも収穫はなかった。
時間を結構消費したと思ったのだが、すでに半周してるんだよなぁ…。
9:40、大久保浜へ降りてトイレ休憩。
海水浴客向けなのか公園など立派な設備である。
キャンプには持って来いなのだが、残念だ。

三宅島の北岸にある大久保浜

三宅島の北岸にある大久保浜

雄山北麓を見上げてみた

雄山北麓を見上げてみた

9:45、伊豆の集落から伊ヶ谷林道へ抜けるルートへ。
農道伊豆上道線の表記を見かけたが、区間によって名前が異なるかもしれない。
9:55、伊ヶ谷林道に接続。ここの手前200mくらいが未舗装だった。
左折して、さぁ登ろうと思ったら目の前にチェーン。残念。

農道伊豆上道線 未舗装は200m程度…

農道伊豆上道線 未舗装は200m程度…

伊ヶ谷林道もチェーンで閉鎖 残念

伊ヶ谷林道もチェーンで閉鎖 残念

舗装路を降って伊ヶ谷の集落に出た。この時点で10:05。
すでに三宅島を4分の3周してしまっている。時間が大幅に余りそうだ。
一周道路をちょっと逆走して伊豆岬へ寄り道することにした。
雨もいつのまにか止んでいた。

伊ヶ谷林道分岐

伊ヶ谷林道分岐

伊豆の集落で伊豆岬方面へ降る道を左折。
海岸からは神津島が遠望できたが、風が強すぎてくつろげず。
10:15、一周道路へ戻って、探索を続行した。

伊豆岬からの眺め

伊豆岬からの眺め

雄山を遠望 やっぱ白いなぁ

雄山を遠望 やっぱ白いなぁ

10:20、内陸に登る分岐を発見。
「清水線」などの道標があったが農道だろうか?
1km程度で路面崩落による行止り。
最後の100mくらいは未舗装だったが、うーん…わざわざ行く程でもないなぁ…。

分岐で期待したが1kmほどで行き止まり

分岐で期待したが1kmほどで行き止まり

いい感じに荒れてはいますが、それもたった100m…

いい感じに荒れてはいますが、それもたった100m…

10:40、阿古の集落を内陸に上り、今度は南戸林道へ。
牧場に出た、と思ったところでチェーン。
ここまでの区間は全て舗装済みだったが、途中の眺めは良かった。
路肩の真っ黒い土砂や眼下に見える黒い帯は1983年の溶岩流の跡だろうか。

南戸林道へアプローチする分岐

南戸林道へアプローチする分岐

南戸林道起点

南戸林道起点

はい、ここもまた通行止めです

はい、ここもまた通行止めです

南戸林道より阿古方面を望む

南戸林道より阿古方面を望む

10:55、阿古の集落まで戻り、南下。
11:00、今朝ダメだった阿古林道へ再挑戦。
雨のせいもあって、すでに凍結はなくなっていた。
雄山環状線に合流するポイントでやはりチェーンが張られている。
とりあえずそちらは置いといてチェーンの無い方へ。
廃墟と化したレストハウスの脇から伊豆七島展望台へ至る道を進んだ。
路肩には雪が所々残っている。
展望台は強烈な風が吹き付けていた。

伊豆七島展望台より御蔵島を望む

伊豆七島展望台より御蔵島を望む

眼前に迫る雄山 噴煙を上げ続けてます

眼前に迫る雄山 噴煙を上げ続けてます

っと、雄山環状線の方を見ると乗用車が走っていた。
停車してチェーンや柵をどかして通行している。
なるほど、地元の人の迂回路になってるのは本当らしい。
先ほどのチェーンのとこにも「伊ヶ谷方面迂回路」という看板があった。
急いでチェーンまで戻ると、丁度、先ほど見えた乗用車が通過しているところだった。
誘惑に負け、僕もちょこっと通行してみることに…。

一応迂回路として地元民も通行してましたが…

一応迂回路として地元民も通行してましたが…

踏み固められた火山灰 パイロンが順路を示してます

踏み固められた火山灰 パイロンが順路を示してます

復旧作業中らしく、舗装路と未舗装の迂回路が交互に現れる。
未舗装部分は火山灰ですこぶる走りやすい。大島の裏砂漠を思い出す。
11:25、伊ヶ谷林道との合流地点でまたチェーンが張られていた。ここまで約2km。
林道雄山環状線の続きを一見したところ、ここから本格的未舗装路になってるようだ。
だが、今回はここまで。来た道を戻り、11:30、林道雄山環状線を退出した。

舗装部分が林道の本線 その脇に迂回路

舗装部分が林道の本線 その脇に迂回路

伊ヶ谷林道合流点の手前にチェーン

伊ヶ谷林道合流点の手前にチェーン

今から約一年前に石原都知事が三宅島一周道路を使ってのバイクレースを提案した。
実現は難しいだろうが、なかなか面白い案だと思う。
林道を使ってのエンデューロレースや流行のモタードなんかの方が現実的かもしれない。
いつの日か、林道雄山環状線を心置きなくグルリと一周走れる日が来るだろう。
いや、一周どころかグルグルとバターになるまで回ってみたいものだ。
そして緑豊かな森が一日も早く復活することを願いたい。
ちなみに下のガスマスクの写真は最終日に撮影した。
特に装着する必要もなかったのだが、まぁ記念ということで。

いつか、この先を走ってみたいものだ…

いつか、この先を走ってみたいものだ…

ガスマスクライダー参上!?

ガスマスクライダー参上!?

11:45、錆ヶ浜港へ帰還。
本当に午前中だけで探索を終えてしまった。
まぁいい、あとは釣りに専念しよう。
塩犬「どーっすか、調子は?」
怪人M氏「塩ちゃん、入れ食いだよ、すごいよ」
Mr.MUDさん「メジナ、ムロアジがバンバン」
塩犬「まじっすか!? 獲物見せてくださいよ!!」
何やら複雑な表情を浮かべる二人。
ん? いったい、どったの?
(外道編に続く)

遠州森町林道ツーレポUPしました

1月3日に行ってきた遠州森町の林道ツーリングレポートをUPしました。
http://s-dog.net/archives/000291.html
さて、今から三宅島の準備しなくちゃ…。
出発は明日の夜…あっ、もう今日か。
もしかしたら3日間ほどネットにアクセスできなくなるかもしれません。
天気大丈夫かなぁ。

林道始め

元日から黒さんと情報をやり取りし、昨日、3日は森町近辺の林道へ行ってまいりました。
天気予報では晴れると言ってたのですが、午前中は雨から雪。
セロー250では初めての林道だったのですが、またしても雪中行軍になってしまいました。
念のため持っていったスノーチェーンは使わずに済む程度でしたが、楽しかったです。
三宅島出発までにツーレポがアップできるか分からないので、ちょっとだけ写真を載せときます。

林道光南線 雨が雪に変わりました

林道光南線 雨が雪に変わりました

春埜山林道 土砂崩れポイント付近

春埜山林道 土砂崩れポイント付近

さて、これから東京へ戻ります。渋滞やだなぁ…。

林道を隠すなら森の中

「本宮山林道の里側の完抜地点ってご存知ですか?」
2006年、元日早々かようなメールが届いた。送信元は黒洋梨さんである。
…知らぬ。というか、『本宮山林道』の存在そのものを知らない。
メールによると場所は遠州森町、小國神社の辺りらしい。
「初心者の女性が抜けた」あるいは「オフの玄人が進入をためらう」と情報が錯綜しているとのこと。
「混乱気味なので確認依頼しま~す☆」
依頼されては断るわけにはいかない。
林道迷探偵・SaltyDogの出番である。(初耳です)
2日は終日雨だったため、探索は1月3日に行われた。
朝飯を済ませ、9:25、実家を出発。国道1号線の掛川バイパスを西へ。
9:40、袋井バイパスから県道61号を右折し、天竜二俣方面へ北上。
天気予報は晴れなのだが、行く手は厚い雲に覆われている。
太田川を渡りいよいよ山の中へ…と、その前に給油を済ませておこう。

太田川 実家の辺りもこの水系です

太田川 実家の辺りもこの水系です

まだ松の内なので、どのGSも休業中だ。
県道40号を右折して小國神社方面に進んだら初詣での渋滞に巻き込まれてしまった。
周辺をうろうろして、10:10、上山梨でようやく開いているGS発見。
給油して再び県道61号に戻り、北上。県道40から、県道283を右折。
この辺りからついに雨が降り始めた。憂鬱になりつつ山道を進む。
凍結が怖いので慎重に運転したが、結局この日はまみえずに済んだ。
10:40、メールの情報を頼りに林道光南線に到着。
標高も高くなったせいか雨が雪に変わり始めた。
まぁ天候はこの後回復するに違いない。
スノーチェーンも持ってきているので、帰れなくなることはないだろう。
さぁ新パートナー、セロー250の林道デビューである。
しばらく舗装路が続いたが、やがてフラットで走りやすいダートに。
雪の降りが激しくなってきたため、途中で雨具の下半身を装着。

林道光南線 県道283側分岐

林道光南線 県道283側分岐

雪がハラハラ舞ってます 寒い…

雪がハラハラ舞ってます 寒い…

林道を進むと、ところどころ雪が積もり始めていた。
リアが時折ズルっと滑るが、慎重に走る分には危険も少なく結構楽しい。
新セローもいい感じだ。250ccになっても旧セローに劣らず扱いやすい。

シールドに降り積もる雪を払い除けて進もう

シールドに降り積もる雪を払い除けて進もう

降雨・降雪遭遇率が高いな、君も

降雨・降雪遭遇率が高いな、君も

11:00、林道本宮山線の分岐に到着したが、ここは一旦スルー。
まずは林道光南線を終点まで進むことにした。
分岐からしばらく進んで舗装路面に変わり、ひたすら下り続ける。
11:15、県道63号に合流して終了。Uターンして光南線を戻る。

尾根直下の白い帯が林道光南線です

尾根直下の白い帯が林道光南線です

近づくとこんな感じ 一定のペースで一気に登ろう!

近づくとこんな感じ 一定のペースで一気に登ろう!

緑には白でコーディネートしましょ

緑には白でコーディネートしましょ

林道光南線 県道63号側の分岐

林道光南線 県道63号側の分岐

終点のすぐ手前から枝分かれする林道大ブトコロ線にも突入してみた。
暗い雰囲気の1km弱のピストンダートだった。
暖かい季節なら終点が幕営に使えるかも。
そういえばもう雨も雪も止んだようだ。

林道大ブトコロ線の分岐ポイント

林道大ブトコロ線の分岐ポイント

大ブトコロ線の終点 ちょっとジメジメ

大ブトコロ線の終点 ちょっとジメジメ

11:40、林道本宮山線の分岐に再び戻ってきた。
今度は本宮山線を左折して下る。幅広で走りやすい道だ。
見晴らしも良く太田川流域が遠望できる。
うーん、「玄人が進入をためらう」って情報と食い違うなぁ。

林道本宮山線 分岐

林道本宮山線 分岐

でっかい周辺図もありました

でっかい周辺図もありました

フラットダートの林道本宮山線

フラットダートの林道本宮山線

林道本宮山線より太田川流域を遠望

林道本宮山線より太田川流域を遠望

12:00、林道終点の標識に到着。ダートはここで終了。
ここまでの道程なら確かに初心者でも問題なく走れるだろう。
そのまま茶畑の間を下り、薄場という集落へ抜けた

林道本宮山線終点 短い林道でした

林道本宮山線終点 短い林道でした

薄場集落のアプローチポイントです

薄場集落のアプローチポイントです

葛布の滝というのが近くにあるらしいのでちょっと寄り道。
12:10、滝の入口に到着。晴れ間も見えてきたし、雨の心配はもうあるまい。
ここで雨具を脱ぎ、片道5分の散策路を歩いて往復。
運動不足なので意識して歩くようにしないと。
それにしてもこの季節の渓谷ってのは見るだけで寒々しい。

葛布の滝 落差14m

葛布の滝 落差14m

小さなアブラハヤが泳いでました

小さなアブラハヤが泳いでました

散策を終えて、12:35、出発。そろそろ昼飯を食わねば。
県道58号を右折、ちょっと南下して県道399を左折。
12:45、アクティ森に到着した。
森のレストランでそばセット850円を注文。
ついでに午前中の探索結果メールを黒洋梨さんへ送信。すぐに返信が来た。
やはり荒れているという情報が確かにあるらしい。
『小國神社付近の出口』…? ふーむ、もしや…。

アクティ森 いろいろ体験できるらしいっす

アクティ森 いろいろ体験できるらしいっす

そばセット850円 麺の量だけは満足

そばセット850円 麺の量だけは満足

食事を済ませ、13:15、出発。
とりあえず本宮山林道の謎は後回しにしよう。
県道399を3分ほど北上して横沢林道に到着。
急勾配の舗装路をのぼり、集落を抜ける。
道端の遥か下にさっきまで走っていた県道が見えた。

横沢林道の入口 急勾配です

横沢林道の入口 急勾配です

県道から一気に高度を上げて尾根道へ

県道から一気に高度を上げて尾根道へ

簡易舗装路はやがて森の中のダートになった。
尾根道だけあって、視界が開ける箇所での展望は素晴らしい。
遥か遠州灘まで遠望できる。
勾配はきつめで、ところどころ路肩に積雪もあったが無問題。

山奥から見える海っていいよねぇー

山奥から見える海っていいよねぇー

横沢林道より遠州灘を眺望

横沢林道より遠州灘を眺望

森の森をモリモリ進む なんのこっちゃ

森の森をモリモリ進む なんのこっちゃ

白いものがチラチラ見えますが気にせずGO

白いものがチラチラ見えますが気にせずGO

舗装路に合流、そのまま右折して2kmほど進んだ。
13;55、県道63号を横切り、対面の舗装路を上って春埜山支線林道へ抜けた。
狭い幅員、ガレ気味の路面、急勾配に積雪。
しかし250ccフルサイズのパワーでガシガシと上ってゆく。
うーん、頼もしいぞ新セロー。

雪化粧した春埜山支線林道

雪化粧した春埜山支線林道

ちょっとコケそうな場面もありましたけどね

ちょっとコケそうな場面もありましたけどね

14:00、広域基幹林道春埜山線の本線に合流した。
右折して、いくつかのカーブを上り、尾根道へ出た。
幅員はさすがに広く路面もフラットだが、積雪の割合も増えてきた。
左手には冠雪した天竜の峻峰が時折望めた。

広域基幹林道春埜山線

広域基幹林道春埜山線

春埜山林道より天竜の山々を望む

春埜山林道より天竜の山々を望む

やがて大光寺へ至る鳥居のある分岐が現れた。
右側へ進むと広場とトイレと展望台があった。とりあえず小休止。
稜線なので無茶苦茶風が強い。展望台へ上ってみたが吹き飛ばされそうだ。

右は大光寺 左は春埜山林道本線

右は大光寺 左は春埜山林道本線

大光寺手前の広場 トイレは施錠されてました

大光寺手前の広場 トイレは施錠されてました

さらに本線を進むと、開けた展望広場があった。
ここから本線のコンディションは徐々に悪くなる。
右手からの落石で幅員の半分は覆われ、路面は全て雪で隠れてしまった。

段々と盛り上がってまいりました

段々と盛り上がってまいりました

これくらい積もってくれるとネタ的に十分

これくらい積もってくれるとネタ的に十分

トラバース路をしらばく進んだところで、土砂崩れの行止り。
幸いスノーチェーンは使わずに済んだ。少しばかりの達成感を抱いてUターン。
件の展望広場から作業道のような急勾配の細い道が右手の尾根方向に伸びていた。
今回はパスしたが、そちらの道はさらに先に伸びているようだ。

春埜山林道 最後は土砂崩れで行止りです

春埜山林道 最後は土砂崩れで行止りです

初陣なのにこんな山奥までお疲れさん

初陣なのにこんな山奥までお疲れさん

復路は積雪の程度も知れているので気分が軽い。
展望を楽しみつつ、雪を撒き散らせて快走。
往路に使った支線林道をスルーし、本線を起点に向かってひた走る。
ハイカーや四輪、そして2台のオフ車とすれ違った。
15:00、県道389に合流。

北麓は日当たりも悪く風も強かったです

北麓は日当たりも悪く風も強かったです

展望広場でパノラマをバックに撮影

展望広場でパノラマをバックに撮影

標高も低くなり日当たりも良好

標高も低くなり日当たりも良好

広域基幹林道春埜山線 県道389側の起点

広域基幹林道春埜山線 県道389側の起点

15:05、周智トンネルの北側で県道58号に接続。
北上して、15:13、国道473を右折。
15:20、道の駅・いっぷく処横川でトイレ休憩。
まだ帰るまでには時間に余裕がある。
「よし、本宮山林道へもう一度行ってみるか!」

道の駅・いっぷく処横川

道の駅・いっぷく処横川

県道63号から県道283へ出て、15:40、林道光南線の分岐に再び到着。
一気に走り、本宮山線の分岐を右折。1kmほど進んで…あったあった。
午前中に来たときには行止りの作業道かと思った支線の分岐である。
小國神社方面に抜ける支線があるとするなら、これしかない!
というわけで、15:50、突入。

林道本宮山線の支線分岐点

林道本宮山線の支線分岐点

こりゃ普通は進入をためらいますよ

こりゃ普通は進入をためらいますよ

轍があるので抜けられるとは思うのだが、最後まで不安は残る。
メインルートが曖昧な分岐も多く、ところどころバイクを降りて下見しながら慎重に進んだ。
それにしても酷い急勾配だ。全線に渡って幅員は0.8車線ほど。
僕は降るだけだが、ガレやクレパスも多くて登るのは辛そうだ。

微妙なうねりで勾配の想像つきますかね?

微妙なうねりで勾配の想像つきますかね?

下見のついでに仰向いてみた

下見のついでに仰向いてみた

正月早々走るには少々ハードすぎる道は2kmほど続いた。
路面が簡易舗装になってからも意外に長い距離を下った。
16:05、上橘の集落に抜けた。こじんまりした社が目印だ。
途中、分かりにくい分岐も多いが、なかなか楽しめる道だった。
フラットダートの本線が「女坂」なら、この支線は「男坂」とでも呼ぶべきか。
なるほど、錯綜した情報は本線と支線によるものだったのか。

本宮山林道支線 狭くてハード

本宮山林道支線 狭くてハード

上橘の分岐点 写真右側の奥へ伸びる道です

上橘の分岐点 写真右側の奥へ伸びる道です

とりあえず右折して小國神社方面へ進む。
途中、奥宮線という林道があったがスルー。16:10、小國神社に到着。
遠州一ノ宮。寄ろうと思ったが、駐車場が大混雑でどうしようもない。
バイク用の駐車場を探したが、交通整理は帰りの客扱いしかしてくれない。
まぁ神社方面から来たから、そう思われても仕方ないけど。
夜に中学校の同窓会も待っていたので、そのまま帰宅。
そして早速、黒洋梨さんにメールを送った。
「謎は解けましたよ。ふっふっふっ。」
林道迷探偵・SaltyDogは、貴方の依頼をお待ちしてます☆(嘘です)