暗いうちに目が覚めたが、雨と疲れでなかなか起き出す気にならない。
5:00、ようやっと起床。朝食はお茶漬けの素炊き込みご飯。
それだけじゃ物足りないので温めた焼き鳥の缶詰も。
食べ終わっても雨止まず。
諦めてノロノロと撤収。
雨具を着こんで濡れたテントを畳む。
まぁ、覚悟の上なので愚痴は言うまい。
バイクに荷物を積むころには雨脚も弱まってきた。
8:00、出発。相間川沿いに三ツ丸大平線を下る。
走り始めたら雲の切れ間からお日様が少し見えてきた。
林道上野元三沢線の分岐を左折して沢を離れて峠道へ。
一部未舗装の山道を数km走って三沢林道に合流。
右折して県道54号を右折し、そのままR406を高崎方面に進んだ。
村役場やセブンイレブンがある。この辺りが倉渕村の目抜き通りだろうか。
再訪に備えて釣具屋を探してみたが無さそうだ。
雨はもう止んだが、まだ油断できないので雨具は着たままにしておこう。
昨日も通った水沼橋を渡り、再び県道33号へ。
登り勾配のワインディングで地蔵峠へ向かう。
8:55、地蔵峠の手前右側から分岐する地蔵峠林道の入口に到着。
(この辺も林道浪漫さんの地図を参考にどぞ)
ゲートはモゴモゴして峰沿いに伸びる未舗装路を快走。
下り勾配でT字路に出た。増田川沿いの一ノ瀬林道だ。
左折すると沢を下って県道へ出てしまうので、ここは右折。
谷筋からつづら折れで高度を上げる。
再び峰付近にまで近づき、視界も開けてきた。
GPSを見ると昨日鉄塔の手前で引き返した三ツ丸大平線の軌跡のすぐ近くだ。
本線から分岐する急勾配の舗装路を登ると鉄塔の足元で支線は終了。
バイクを降り、歩いて鉄塔の裏に回りこむとシングルトラックがあった。
昨日来た作業道まで続いてそうだ。歩いてきた道にもバイクのタイヤらしき跡がある。
無理すれば三ツ丸大平線とつないで走ることも出来るかもしれない。でも、無理は良くないね。
支線からさらに急勾配の作業路も延びていたが、あまりに急すぎて挑む気すら起こらない。
本線に戻って続きをしばらく進むと、9:35、三叉路に出た。
太陽が完全に露になり暑くなってきたので、ここで雨具を脱ぐ。ついでにしばし休憩。
こんな山奥だが携帯電話のアンテナが立っていたのでメールなどチェック。
ほとんど出会い系サイトのDMでウンザリするなぁ。
再出発は三叉路を右に進んで下り勾配に。
山麓や林間を数km進んで、10:00、中川林道樽尾支線と交差するT字路に出た。
右折して登り勾配を進んでみると1kmちょっとで行き止まり。この区間は絶景が楽しめた。
ピストンでT字路まで戻り、そのまま樽尾川沿いに下る。
10:25、中川との合流地点に到着。
林道も三叉路になっていて、中川林道本線と合流している。
本線を上流方向に進み、主だった支線を探索。
全てピストンだったが延長が意外とあってあなどれない。
一通り廻って樽尾川との三叉路に戻るまで一時間も掛かってしまった。
中川を下って木馬瀬の集落に出、11:30、県道33号を左折。
地蔵峠を南側から再び目指し、増田川沿いを遡る。
本格的な峠道に入る手前で一ノ瀬林道の分岐を左折。時刻は11:35。
一ノ瀬林道本線は長野新幹線の一ノ瀬トンネルの下を潜ってる。
トンネルの手前から左に伸びる支線は4kmほどのピストンだ。
終点間際のワインディングが印象的である。
本線は地蔵峠線との三叉路まで延びており、その手前にも支線があった。
うーん。この界隈、本線・支線が複雑すぎ。
県道まで戻って来たのが12:20。すでに正午過ぎか。
ここまでの探索で予想以上に時間が掛かってしまった…。
ワインディングを登って地蔵峠に到着。また雲が出始めて怪しい雰囲気になる。
東へ分岐する東地蔵峠林道はチェーンで封鎖されていたので断念。
様子を見るためバイクを離れた時、駐車した角度が悪くてセローを転倒させてしまった。
今朝来た道を辿って倉渕に出、榛名山麓を榛名湖方面に進む。
R406を横断した頃から雨がポツポツ降り始めた。
ずいぶん腹が減ったのだが手ごろな店が見つからない。
榛名山麓を登るにつれて雨脚が強まってきたので雨具を再び着込む。
結局、昨日来た魚篭屋に再びやってきてしまった。
時刻は12:50。今日は山菜蕎麦945円を注文。
空腹の割に軽めの食事だが、これは後々のための伏線なのだ。ふふふ。
雨で冷えた体を囲炉裏で温めて待つこと十数分。外は物凄い豪雨に。
やがて出てきたのはシソの実の風味豊かな田舎蕎麦。
意外と量がある。ツユも残らず飲み干して満足満足。
茶を啜って勘定を済ませる頃には雨もすっかり小降りに戻っていた。
13:20、店を出て、すぐ右側にある林道南榛名山線へバイクを向けた。
林道南榛名山線は残念ながら全面舗装済み。
支線に未舗装の作業道もあるがどれも短く目ぼしい道は無い。
本線の展望がところどころ開けるのがせめてもの慰めか。
一度、入った作業道はめちゃくちゃ急勾配の舗装路だった。
路面が濡れた枯葉で厚く覆われたが、登りは勢いで行けた。
だが、そこで行き止まり、下りが大変だった。
Uターンしてローギアで下ってきたがリアタイヤが滑りまくる。
エンブレも普通のブレーキも全く効かず。
必死でバランスを取って転倒せずに下りきったが、ちょっと懲りた。
榛名南麓を東へと進み、県道126号の交差点を渡って、14:00、林道東榛名山線に接続。
こちらも全面舗装済み。5km余りの本線を走って、14:15、県道28号に合流した。
雨はもう完全にあがった。県道を左折して榛名湖方面に登って数km。
ヘアピンカーブから未舗装路が東に伸びていたので突入してみる。
砕石場があるらしく、踏み固められた幅広の道で舗装路並みに走りやすい。
右に分岐している道があったが、自衛隊の相馬ヶ原演習場につながる道のようだ。
なぜ判ったかというと、ゲートの手前に自衛隊員が一人見張っていたから…。
片道2kmほどの道をピストン往復して県道に戻ってきた。
県道28号は意外とハードな山道だった。
四輪がすれ違うにはかなり狭い幅員で勿論カーブだらけで見通しも悪い。
しかし、黒岩とよばれる断崖や前橋方面に開けた展望など見所も多かった。
余所見しないよう気をつけねば。やがて県道は二車線に。
松之沢峠を越え、沼ノ原で県道33号を左折。
14:40、榛名湖に到着。
昨日も含めて三度目だが、今回は太陽も出ていて良コンディション。
煌く湖面を写真に収めて、雨具もここで脱いだ。
のんびりとトイレを済ませて休憩終了。
15:00、出発。県道33号を伊香保方面に進む。
ワインディングを下って高根展望台へ。
ここからの眺めも今日は合格点だった。
伊香保の中心街の手前で湯元方面に右折。
ホテルの間を抜け、駐車場にバイクを止め、坂道を登る。
温泉の成分のせいか、周辺に流れる川は底が変色していた。
15:20、伊香保露天風呂に到着。
入浴料400円を支払って木戸を潜るとすぐに風呂場だ。
脱衣場と露天風呂だけのシンプルな作りである。
カランはあるが体を洗うというよりは掛け湯のためにあるらしい。
服を脱いでのんびり入浴。二日分の疲れを癒す。
表の休憩室で一服してからバイクへ戻る。
16:15、出発。伊香保のGSでガソリンを補給。
一路、渋川の市街へと下ってゆく。
やや渋滞した市街を抜け、R17に合流。っと、ここで北上しR353へ。
関越道へ乗って帰路に着く前に少し早めの食事をするための寄り道だ。
赤城村方面に赤城山麓を進む。
振り返れば二日間楽しませてくれた榛名山が一望できた。
17:00、やってきたのはR353沿いにある食事処・辰麿。
そして注文したのはジャンボエビフライ定食1850円。
ダー岩井さんのサイトで紹介されていた店とメニューである。
同ページにある渋川・ニコニコ亭のソースカツ丼にも挑戦したかったが、それは次回に持ち越し。
さて、待つこと数分。でてきたでてきた!
長さ30cm超のエビフライが三本乗って出てきたー!!
昼食を蕎麦だけにしたのも全てこの時のため。
タルタルソースとソースと醤油を駆使して食べ進む。
エビはちゃんと先端まで入っているし、カリカリの衣も美味い。
ただ、食べる量が多いのでパン粉で口の中がズタズタに…。その点だけ要注意。
一本一本着実に片付けて、20分ほどで完食。
ワラビを煮た付け合せも美味かった。もう満腹~♪
17:30、店を出て帰路に着く。
赤城ICから関越道に乗り、休憩をたっぷり取りながら東京へ。
自宅に着いたのは19:45。あぁ、疲れた。
BLOGのコメントやメールの返信を済ませてから爆睡。
翌朝、濡れたテントを広げてベランダに干した。
榛名山を中心にグルグル廻っただけだが、予想以上に充実した二日間だったなぁ。
再訪の際は、釣具をちゃんと準備して行こうっと。