三十六景、食べるに如かず


前々から計画している北海道年越しツーリング計画も、いよいよ一ヵ月後に迫った。
この年末年始は帰省できないので今のうちに実家に顔を出しておくか。
そう考えて三連休の土日を使い、実家までのんびり往復してきた。
ただ帰るのもつまらない。二日間、天気よさそうなのであちこち寄り道していこう。
土曜日は10:30過ぎに出発。環七が随分と混んでいた。
東名高速道路に乗って、海老名SAで給油した後はほぼノンストップで走行。
富士山が良く見えて、なかなかのツーリング日和だ。

由比PAから富士山を望む

由比PAから富士山を望む

この日、駿河湾は穏やかでした

この日、駿河湾は穏やかでした

13:15、静岡ICを降りて静岡の中心街へ向う。
13:25、静岡おでんの老舗・水野商店に到着。ひなびた感じの駄菓子屋さんだ。
駄菓子屋でおでんが食べられる、という文化で自分も育ったので違和感は無い。
店番のおばちゃんに案内され、おでんのテーブルで滋賀から来られたというお客さんと相席。
とりあえず「半ぺん(もちろん黒い)」と「なると」と「すじ」を皿に取ってダシ粉・青のりを掛けて食べる。
うーん、懐かしい味。汁は真黒だがそれほど塩辛くはない。
淹れてくださった煎茶を喫みつつ、その後も好みの串を取る。
白焼き(さつま揚げの具を揚げずに焼いたもの)がないのが残念。
10本ほど食べてお会計は650円。残った串の先端で価格を見極めてるらしい。
帰るとき、コアップガラナが売られているのを見つけた。先に知ってれば注文したのにー。

創業94年の老舗駄菓子屋・水野商店

創業94年の老舗駄菓子屋・水野商店

静岡おでん メチャ(゚Д゚)ウマー

静岡おでん メチャ(゚Д゚)ウマー

13:50、出発。バイパスをつないでR1を西へと走る。
実家のある掛川をスルーして浜松へ向かった。
浜松市街の手前で給油。ガソリンも一時期より随分と安くなったものだ。
15:25、浜松城に到着。たぶん来たのは初めてだと思う。
(たぶんと言うのは物心つかないころに来た可能性もあるため)
紅葉を楽しみつつ天守閣や日本庭園を散策した。
どこもかしこも徳川家康ゆかりの史跡だらけだ。

遠江国・浜松城の天守閣

遠江国・浜松城の天守閣

東照大権現様が使われた鎧だそうで

東照大権現様が使われた鎧だそうで

天守閣から浜名湖方面を望む

天守閣から浜名湖方面を望む

庭園では結婚の記念撮影もしてました

庭園では結婚の記念撮影もしてました

16:25、時間つぶしを終えて出発。浜北方面へ北上。
土曜日の黄昏時、なかなか渋滞が酷い。
17:00、浜松餃子の老舗・石松に到着した。
地元での人気店だけあって店内は大混雑。
順番待ちして餃子にありつけたのは55分後である。長かった…。

昭和28年創業 浜松ぎょうざの老舗・石松

昭和28年創業 浜松ぎょうざの老舗・石松

メニューは餃子の小(10個)、中(15個)、大(20個)が基本。
これを定食で頼んだり、酒のつまみにしたりしてる。
浜松餃子の特徴でもある円形の盛りつけと中央のもやしは中(15個)以上から。
店内を見ると大人の男性はほとんどが大を注文していたが、自分はとりあえず中を注文。
餃子はキャベツベースで甘味がある。中央のモヤシは茹でてあってシャキシャキした食感。
味にインパクトがあるわけではないが、普通に美味しい餃子だった。

餃子定食(中) 1,102円って半端な価格

餃子定食(中) 1,102円って半端な価格

浜松餃子 (゚Д゚)ウマー

浜松餃子 (゚Д゚)ウマー

食べ終わって、18:10、出発。完全に日は暮れている。
ナビに任せて夜道を進み、19:00、実家に到着。
とりあえずこれで帰省したという実績はできた。
翌日は挨拶もそこそこに9:30に出発。
最寄のコンビニで軽めの朝食を取ってから焼津へ向かった。
目的はまたもやおでん。
焼津おでんは静岡とちょっと違う具が入ってるらしいのだ。
10:40、焼津市街に到着するも、目当ての店は日曜休業でNGだった。
小川港の魚河岸食堂にも行ってみたが、おでんは置いてなかったのでパス。
途中、うみえーる焼津という施設を見つけた。

うみえーる焼津 昨年できたばかりらしい

うみえーる焼津 昨年できたばかりらしい

小川港から見た富士山 釣り人もいました

小川港から見た富士山 釣り人もいました

おでんはなかったが、トマトサイダーというキワモノ発見。
鼻から抜ける炭酸に混じるトマト風味。味はやや甘い。
色素だけでトマトの果汁は入ってないらしい。
正直、全体的に微妙な商品だ。

トマトサイダー 無果汁です

トマトサイダー 無果汁です

島田市で生産してるのか…

島田市で生産してるのか…

ウロウロと焼津市街をさまよったが目ぼしい店が見つからなかった。
仕方なく、以前行ったことのあるお好み焼き屋のえのきへ。時刻は11:30。
「おでんだけでもいいですか?」「どーぞー」ってことでカウンターへ。
焼津おでんの特徴でもある「へそ(鰹のへそ)」の他、今日も10品ほど食べた。

焼津のお好み焼き屋さん えのき

焼津のお好み焼き屋さん えのき

焼津おでんもメチャ(゚Д゚)ウマー

焼津おでんもメチャ(゚Д゚)ウマー

11:55、おでんを食べ終えて出発。
R1は飽きたので大崩海岸を経由することにした。
いつも通りの断崖絶壁を抜け、駐車スペースで小休止。

大崩海岸より富士山を望む

大崩海岸より富士山を望む

この後も富士山だらけのレポになります

この後も富士山だらけのレポになります

静岡ではバイパスを回らずに静岡駅前を通るルートを選んでしまったため、市街地脱出に時間が掛かった。
静岡鉄道沿いに清水へと抜け、興津へ。
13:00、由比で旧道に入り、薩た峠へ寄り道。
ウォーキングのイベントかなんかで人が多かった。

薩た峠の蜜柑畑から富士を遠望

薩た峠の蜜柑畑から富士を遠望

蒲原でR1を外れて富士川沿いに北上。ひどい渋滞で参った。
13:35、道の駅・富士川楽座で小休止。
段々と富士山が近づいてきた。

道の駅・富士川楽座 東名の富士川SAと繋がってます

道の駅・富士川楽座 東名の富士川SAと繋がってます

富士川越しに見る富士山

富士川越しに見る富士山

14:00、富士宮焼きそばの老舗・すぎ本に到着。
お宮横丁の焼きそば専門店は行ったことがあるが、本店は初訪問である。
「焼きそばだけのお客様は専門店の方へ!」との断り書きがある。
でも一度本店で食べておきたいなぁ、でも二品注文するのは辛いなぁ…。
というお一人様のために用意されたメニュー、お好み焼きと焼きそばのミックスハーフ900円を注文した。
ついでにノンアルコールビールも頼んでグビリとやる。

昭和23年創業 富士宮焼きそばの老舗・すぎ本

昭和23年創業 富士宮焼きそばの老舗・すぎ本

ノンアルコールビールって割と好きです

ノンアルコールビールって割と好きです

アツアツのお好み焼きが先に出てきた。ハフハフと食す。
この店では洋食焼きと呼ぶらしい。普通に美味。
続いて出てきた富士宮焼きそばも旨い。
硬い麺、ダシ粉、桜海老の組み合わせは万人受けする味だろう。

お好み焼き(洋食焼き) 老舗の味で(゚Д゚)ウマー

お好み焼き(洋食焼き) 老舗の味で(゚Д゚)ウマー

富士宮焼きそば 何度食べても(゚Д゚)ウマー

富士宮焼きそば 何度食べても(゚Д゚)ウマー

食べ終わってから浅間大社に参拝。
ここでもやはり結婚の記念撮影をしていた。
参道には何故か鶏が…。

富士山本宮 浅間大社

富士山本宮 浅間大社

ここでも白無垢が見られるとは

ここでも白無垢が見られるとは

巫女さんがお賽銭を回収してました

巫女さんがお賽銭を回収してました

何故か鶏が放し飼いされてた…

何故か鶏が放し飼いされてた…

15:00、出発。r180で富士山麓を登る。
途中、給油してから富士山スカイラインへ。めちゃめちゃ寒い。
グリップヒーターが全然温まらない。壊れたのだろうか?

西臼塚PA この時点で寒い

西臼塚PA この時点で寒い

15:50、標高2400mの新五合目に到着。
めちゃくちゃ寒いが眺めは良い。何枚か写真を撮って山を降りた。
そういえばトイレに氷の塊が置いてあったが何のためだろう?

富士山新五合目から駿河湾を俯瞰

富士山新五合目から駿河湾を俯瞰

近づくと荒々しい山なんだよなぁ

近づくと荒々しい山なんだよなぁ

登山道はこんな感じ うーん辛そう

登山道はこんな感じ うーん辛そう

この傾斜を数時間歩き続けるってきついっすね

この傾斜を数時間歩き続けるってきついっすね

16:30、水が塚公園で最後に夕焼けに染まる富士山を撮影。
あとは東京へ戻るのみ。16:55、御殿場市街でR246を左折。
東名渋滞の表示を見て国道を進むことにしたがこちらも渋滞。
モゴモゴしながら進んで、松田ICから東名に乗ったがやっぱり渋滞。

水が塚公園PAにて 赤富士っぽいですね

水が塚公園PAにて 赤富士っぽいですね

帰宅したのは19:00。はぁ、疲れた。
ま、これで実家への義理は果たした。
年末年始は心置きなく北海道へ行くとしよう。



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