電奇梵唄会奉納ソワカちゃん雑文祭 参加作品
時の経つのは早いものでもう半年もソロキャンプをしていない。
二輪免許を取得して以来、これは初めてと言える低ペースで、さすがによろしくない。
先日タイヤも交換したこともあり、梅雨前に日帰りでも良いから出掛けておくことにした。
ツーリングも日帰りとなると行ける範囲は近場に限られてしまうのが悩みどころである。
天気予報とも相談して、目的地は栃木県・那須方面に決めた。
もし出来たら山菜を採ったり、温泉も入ったりしたい。そんな希望も踏まえて検討した。
最近、休日に外出するにしても都内が多かったので、やはり自然が恋しいことは否めない。
今回は細かな林道しか行けないが、ま、それで少しは満たされるだろう。
なお冒頭に「雑文祭参加作品」とか書かれてるが、余り気にせぬようお願いしたい。
某イベント関連で雑文とやらを募集する企画のあれである。
9:05、自宅を出発。
東京外環自動車道・大泉ICから三郷JCT経由で東北道へ接続。
10:15、佐野SAで給油。11:10、那須ICで東北道を降りた。
まず昼飯を食べようと向かったのは道の駅・東山道伊王野。
那須高原とは正反対の方向へr17を進む。
r178を経由してR294に接続し、11:30、道の駅・東山道伊王野に到着した。
ここにある食事処・水車館の蕎麦がこの周辺地域で大層人気らしい。
実際、まだ昼前というのにすでに行列ができていた。
ガラスの向こうで蕎麦作りしている様子を見ながら順番待ち。
直前の高齢者軍団が食券を買うのにずいぶん手間取っている。
天ぷら用の200円券を買いたいらしいが150円しか入れてない。
親切心でそれを後ろから指摘したら睨まれてしまった。うーん…。
さて、自分が注文したのは水車そば・もりそばの大盛と野菜天。計1100円。
色も香りも良い。出汁も特に文句なし。天ぷらも旨い。
何だかありきたりの感想になってしまったが、取り立てて非の打ちどころが無い蕎麦だ。
会津や常陸などの蕎麦処に挟まれたこの地で、人気を得ているのも納得できる。
食後、敷地に面した河原を少し散策してから、12:05、出発。
来た道を途中まで戻り、黒磯市街を経由してr369へ。
いつもお世話になってる林道浪漫の地図を参考に、百村の辺りの林道を走ろう。
12:40、林道大蛇尾木綿畑線の入口に到着。
周回ルートはほとんど舗装されていたが、枝道はまだ未舗装が残っていた。
フラフラと紛れ込んで、ところどころで山菜を探す。
ミツバはあちこち生えていて取り放題状態。フキやウルイもあった。
地元民は山菜取りが趣味でもない限り味わうことはまずあるまい。
足下に生え過ぎなので、山菜と気付かないままスルーしがちなのだ。
まあ大きく育った野ミツバの姿を見たところで、気付かないのは当たり前か。
遠路山国に来るまでもない山麓に居る人にとっては、ただの雑草に過ぎないし。
山野草をあがめる者ジモティーにあらず、と言っても過言ではない。かも知れない。
木の俣巻川線はGPSの登録ポイントが間違っていたらしく、入口が分からず。
それらしきところに入ってみたが、すぐに行き止まりだった。
無理すればもう少し進めそうだが、悪路は今回お呼びでない。
r369を経由して、14:20、林道木の俣線へ。
少し走るとすぐに未舗装になった。こんどは幅広で交通量も多そうだ。
昨日の雨のせいで水溜りが多い。
途中、川岸までバイクで降りられる道があった。
川から一段高い場所に焚き火の跡。ふむふむ絶好の幕営地だ。
キャンプツーリングなら間違いなくテン場に決定してたろう。
ま、もしもの時のために覚えておこう。
14:40、林道木の俣線の終点に到着。
釣りか登山か分からないが、車が何台か停まっていた。
Uターンして県道までのんびりと戻る。
美渓沿いの道らしい新緑の香りが辺りに満ちている。
芳しい沢胡桃の葉がざわつく原風景と呼ぶに相応しい景観だ。
山深き初夏の源流域は開花済みのヤマツツジやフジが目を楽しませてくれる。
釣師が夢見る秘境まで行けずとも門前までで充分自然を堪能できた。
r369に復帰して、今度はr266経由で沼原池へ。
県道から池までは一部が幅広フラットダートだった。
走りやすいが交通量が多いので余り飛ばさないよう注意すべし。
15:10、沼原池に到着。那須連峰の登山口でもある。
日曜の午後なので大荷物を背負って降りてくる登山客が多かった。
周辺を少しウロウロしてから来た道を戻る。
15:30、r266を左折。15:35、r17を左折して那須岳方面へ向かう。
15:45、途中にあった殺生石に寄り道。
浅間山麓の鬼押出しや下北半島の恐山のような、いかにも火山地帯といった光景が広がる。
250mほどの木道を歩いて殺生石に到着。頗る硫黄臭い。
この毒ガスによって近づく動物などが死んだことから「殺生石」と名付けられたそうだ。
流行の硫化水素の類だろう、くわばらくわばら。
ちなみにこの石、伝承では九尾の狐=玉藻の前が殺されて姿を変じたものらしい。
ふーん、なるほどねー。
16:00、260円を支払って那須高原有料道路、通称・ボルケーノ・ハイウェイへ。
温泉街やらロープウェイをスルーして、ウネウネとワインディングを登る。
途中にあった那須展望台からの眺めがとても素晴らしかった。
方角からすると彼方に見える山々は阿武隈山地だろう。
16:10、終点の駐車場に到着。
標高は1460m。日も傾いてきた。
さすがに少し肌寒いので薄手のフリースを着る。
ついでに駐車場のすぐ上、登山口の脇にある峠の茶屋へ寄ってみる。
当たり前だが下界に比べると物価が高い。山菜そば900円とか…ま、そんなものか。
小腹が空いてたので、しつこいくらい名物と書かれていたキノコ汁600円を注文。
温かくて美味。「たぶん中国産のキノコなんだろうな」とか無粋なことを考えながら食す。
さて、せっかく那須まで来たのだ。帰路に着く前に温泉に入って行こう。
16:25、大丸温泉まで下って、土産物屋の日帰り温泉へ。入浴料は630円。
硫黄泉の掛け流しで期待以上に良い泉質だ。露天風呂で珍しくのんびりした。
温泉から上がって、17:10、出発。
北寄りのルートを下って、那須甲子道路へ接続した。
ここも有料道路で別料金・930円を支払う。高いなぁ。
…と思って、この記事を書く際に調べたら、今年の9月から無料になるのか!? やられた…。
17:20、県境を越え、福島県へ入った。東北地方は昨年の8月以来だ。
時間も押し迫ってるのでガーッと北上。
17:30、R299へ接続。左折すれば甲子温泉だが今日は寄るつもりはない。
右折して白河方面に向かう。
鎌房甲子林道へアプローチする雪割橋をスルーして東進。
そういえば、この辺りに白河ラーメンの名店がある。
閉店時間は18時だったはずだが…ま、ダメ元で行ってみるか。
川谷を過ぎた辺りで南へと国道を外れた。
GPSを頼りに田んぼの間を抜け、17:40、いまの家に到着。
どうしてこんなところに…と誰もが思う場所である。とりあえず入店。
すぐ閉店時間かと思ったが、店内の貼り紙によると19時まで営業してるらしい。
白河ラーメンの中でも人気の店なので、品切れ閉店も多いそうだ。
色々とまよった挙句、チャーシューワンタンメン950円(だったかな?)を注文。
この店は具のワンタンも麺やスープに劣らぬ名物らしい。実際、素直に美味しかった。
期待を裏切らない、バランスの取れたあっさり味のラーメンだ。予想以上にレベル高し。
食べ終えて、18:00出発。思い残すことなく帰路に着く。
18:05、白河ICから東北自動車道へ。
東京までの道程は多少渋滞もあったが、概ね順調に戻ることが出来た。
18:45、上河内SAで給油。20:15、浦和料金所通過。
自宅へ到着したのは20:45だった。はぁー、疲れたけど面白かったー。
取ってきたミツバとフキは、その夜のうちに行きつけのお店で調理してもらった。
日帰りだったがソロツーリングはやっぱり気軽で楽しいニャ♪
時輪タントラ外道祭文
ドグラマグラ
地下大国アガ
美しき夢
コメントありがとうござます…と言いたいところですが、
2chやWikiではありませんので名無しでのコメントは、できればご遠慮ください。
また内容が暗号解読の答えだけというのは、
私にとっても他の読者の方にとっても失礼だと思いますよ?
今後は適当なHNで構わないので名前を記入していただいて(返信しづらいので)、
暗号の正解だけでなく、何かしら一言でも添えていただけると嬉しいです。
(ちなみに2つ正解ですが残り2つは不完全です、惜しい!)
全然わかりませんでしたが、一人目のコメントで「なるほどっ!」と思い再度考えてどーにか!
時輪タントラ外道祭文
ドグラマグラ
地下大国アガルタの須弥(趣味)山の麓にあるという
美しき夢の桃源郷いざ開けしゃん(香)ばら(原)の門
ニャ♪
の5つですか?!
ちなみに那須塩原市在住なので、近所のお写真一杯で何となくニヤニヤしちゃいましたw
那須は名物という名物料理が無いので、地元としては淋しいのです(´・ω・`)
うっちいさん、コメントありがとうございます。
見事正解です! 「ニャ♪」まで数えてくださるとは…(笑)
那須の辺りは確かにこれといった名物料理ないですよね…。
塩原なら一応「スープ焼そば」なんて、私好みのがありますが、
確かに少々物足りないかも、温泉は良いのに…(´・ω・`)