雲の中で散歩


6:30頃目が覚めた。外は雨である。
飯を炊いて食べ終わっても降ってる。
二度寝して8:30くらいに起きても、まだ降ってる。

朝食は納豆ご飯にウインナー炒め

朝食は納豆ご飯にウインナー炒め

いよいよ今日はオフ日かなぁ…と迷ってたら小降りになってきた。
一日中不安定な天気だろうが、天気予報を聞く限りでは愛媛方面は多少ましのようだ。
結局、9:00頃にほぼ止んだので、出発時間は遅くなったが出かけることにした。

今日も雨 気乗りしないけど出発

今日も雨 気乗りしないけど出発

9:10、出発。r19を北上して船戸でR197を右折。
トンネルを潜り、9:35、道の駅・布施ヶ坂に寄り道。
空模様を見がてらトイレ休憩。

道の駅・布施ヶ坂

道の駅・布施ヶ坂

降らせる気、満々の雲だらけ

降らせる気、満々の雲だらけ

ちょっと戻ってr378を右折。
目的地の「四万十川源流」を示す目立たない看板が要所要所にある。
案内に沿って集落を抜け、県道から支線へと左折。
一部ダートが残っている坂道をずんずん上っていく。

棚田の風景っていいですよね

棚田の風景っていいですよね

四万十川源流への分岐

四万十川源流への分岐

10:00、四万十川源流の碑があったが、まだ道は先に続いている。
雑草に覆われた路面を1kmほど先まで探索してみたが、まだ終わらない。
完抜していそうだったが、源流の碑の写真を取り忘れたのでUターン。

この日唯一のダート走行

この日唯一のダート走行

今日は林道探索がメインじゃないのでUターン

今日は林道探索がメインじゃないのでUターン

四万十川源流の碑で小休止。
正確にはここから山道を25分ほど歩いたところが本当の源流地点らしい。
とてもそんな気力も体力も僕には無い。大人しく沢で水を汲んで済ます。

四万十川源流之碑

四万十川源流之碑

源流点まで徒歩25分…遠慮しときます

源流点まで徒歩25分…遠慮しときます

豊富な水量の清流が下って行きます

豊富な水量の清流が下って行きます

四万十川源流の沢水(゚Д゚)ウマー

四万十川源流の沢水(゚Д゚)ウマー

10:15、出発。r378まで戻って右折。
北へ進み、R439を左折して矢筈トンネルを潜り抜けた。
国道だが交通量は少ない。
10:35、r48を右折してウネウネと狭いワインディングを上る。

R439を左折 矢筈トンネルへ

R439を左折 矢筈トンネルへ

ここから天狗高原へ出て四国カルストへ

ここから天狗高原へ出て四国カルストへ

10:50、天狗高原の駐車場に到着。しかし霧だらけで何も見えない。
ま、予想通りなので落胆はすまい。
麓から雲に隠れてるのは見えてたのだから。

天狗高原駐車場

天狗高原駐車場

先日の石鎚山同様、何も見えん…

先日の石鎚山同様、何も見えん…

愛媛と高知を隔てる稜線沿いのr383を西へと走る。
霧に加えて雨もシトシトふってきた。
道端の牛には会えたが、四国カルストの風景はさっぱり見えない。
ま、この天気じゃ仕方ないか…。

好展望の快走路(晴れてれば)

好展望の快走路(晴れてれば)

四国カルストの絶景(晴れてれば)

四国カルストの絶景(晴れてれば)

牛は霧なぞ気にしません

牛は霧なぞ気にしません

ただ黙々と食べるのみ…

ただ黙々と食べるのみ…

11:10、地芳峠でR440に出て、すぐまたr373へ。
大野原へ抜け、r36に接続しても状況変わらず。
船戸川沿いに標高を下げるに連れ、ようやく天候が回復してきた。
やはり愛媛方面を選んで正解だったようだ。

大野原の辺り 別段変化無し

大野原の辺り 別段変化無し

ん? 里の方はさすがに霧も晴れてそう…

ん? 里の方はさすがに霧も晴れてそう…

大洲まではあまり楽しくないリエゾンだ。さっさと抜けたい。
逸る気持ちのせいか、1.5車線で見通しの悪い区間で、
カーブをセンターオーバーしてきた大型車を避ける際に転倒。
幸い深刻なダメージはなかったが、やはり焦りは禁物である。
12:10、R197を右折。だらだらと進み大洲で幹線道路のR56に接続。
さらに進んで12:35、大型スーパーに併設されたコインランドリーに着いた。
昨日、携帯電話で見つかった最寄のコインランドリーなのだが、いやはや遠かった。
とりあえず洗濯物…量は非常に少ない…をドラム式洗濯機に放り込んでスイッチオン。
洗い上がりまで30分掛かるらしいから、ひとっ走り大洲市街プチ観光に出かけた。

今日の目的地の一つ コインランドリー

今日の目的地の一つ コインランドリー

12:50、大洲城へ。
これと城下町のレトロな街並みが売りらしいが…正直微妙…。
良くも悪くも愛媛観光=松山のイメージが強すぎる。
ま、懐かしい趣のある風景だったことは間違いない。

大洲城 こじんまりした感じ

大洲城 こじんまりした感じ

「伊予の小京都」と呼ばれてるらしいです

「伊予の小京都」と呼ばれてるらしいです

ホーロー看板が沢山あるポコペン横丁

ホーロー看板が沢山あるポコペン横丁

30分後、一旦コインランドリーに戻って、洗濯物を乾燥機へ。
さて、また30分掛かる。今度は昼食としよう。
さっき目ぼしい店を探したのだが、これといった食事処が見つからず。
結局、大洲駅まで行き、食事も出来る駅前の惣菜店に。
注文したのはジャコ天うどん450円。
ちょっと軽めにしたつもりだが、麺の量がなかなか多い。
この後、海の幸を間食するつもりなんだけど、きついかも。

JR予讃線 伊予大洲駅

JR予讃線 伊予大洲駅

お惣菜店ですが中で食事も出来ます

お惣菜店ですが中で食事も出来ます

じゃこ天うどん ボリュームもあって(゚Д゚)ウマー

じゃこ天うどん ボリュームもあって(゚Д゚)ウマー

13:50、洗濯も終わって一安心。ツーリング再開だ。
R197で西へと向かう。八幡浜方面までの区間は混んでいた。
九州行きのフェリーの乗り場があるせいだろうか。
14:10、八幡浜から三崎港方面へ。
いよいよ日本一細長いといわれる佐田岬半島だ。
半島をほぼ尾根に沿って作られたR197=佐多岬メロディラインを西へと進む。
霧が濃い。場所によっては完全に雲のなかだ。雨も多少パラついた。
14:25、道の駅・伊方きらら館に到着。
じゃこ天を売ってたが、うどんの具で食べたばかりなのでスルー。

道の駅・伊方きらら館

道の駅・伊方きらら館

じゃこ天売ってるけどスルー

じゃこ天売ってるけどスルー

尾根道なので風強し おまけに霧…

尾根道なので風強し おまけに霧…

行く手もずっと雲に覆われてますね…

行く手もずっと雲に覆われてますね…

尾根道から海辺へと下って、14:50、三崎市街で給油。
目の前の三崎港からも九州行きのフェリーが出ていた。
ちなみに国道はここまで。ここからは県道256で佐田岬灯台を目指す。
幅員が細くなった道をアップダウンしつつウネウネ進んだ。

佐田岬先端近くの三崎港 フェリー発着所

佐田岬先端近くの三崎港 フェリー発着所

本当に細長い半島でした 先端まで遠すぎ…

本当に細長い半島でした 先端まで遠すぎ…

15:15、ようやく佐多岬灯台駐車場に到着した。
半島の付け根からここまで約1時間。いやはや長い道のりだった。
駐車場から灯台まで徒歩20分とのこと。少し迷ったが行ってみることにした。

佐多岬灯台駐車場にようやく到着

佐多岬灯台駐車場にようやく到着

あの白いのが灯台かな? 歩いてみるか…

あの白いのが灯台かな? 歩いてみるか…

鬱蒼と茂る林の中の遊歩道を行く。
途中、何本か見慣れない果樹が生えていた。
緑から紫に熟した親指の先ほどの果実を付けている。
紫の奴を一つ試しに口に含んでみる。割と甘い。喰える。
ホイホイと手近な実をツマミ食いしながら歩いた。
中はイチジクっぽいが大きさはずっと小さい。
帰宅後、調べてみたらイヌビワという野生の果樹だった。

暗くて分かりにくいけどイヌビワの実

暗くて分かりにくいけどイヌビワの実

注:見たことない実を無闇に食べてはいけません

注:見たことない実を無闇に食べてはいけません

途中、うち捨てられたキャンプ村がありました

途中、うち捨てられたキャンプ村がありました

あ、フェリーだ 九州から来たのかな?

あ、フェリーだ 九州から来たのかな?

駐車場から灯台まで1.8kmだったが想像よりは短かく感じた。
灯台からの眺めはなかなか。対岸の九州は薄っすらと見えた。
家族連れがいたので集合写真を撮影してあげた。
いや、自分の写真は結構です。ええ、お気持ちだけで…。

四国最西端 佐田岬灯台

四国最西端 佐田岬灯台

豊後水道 対岸には九州の地が

豊後水道 対岸には九州の地が

灯台まで往復して駐車場に戻ると、露店を出していた地元のおばちゃんに声を掛けられた。
ウニの瓶詰めを見せ、自分が取ったものだ、買わないか?と迫ってくる。
なかなか値段を切り出さないので聞いて見たら2500円とのこと。
「バフンウニで街中なら5000円はするだろう」と言うが、なんのかんのと断った。
16:05、出発。ここからは何の予定もない。
キャンプ地まで帰還するだけだが、相当距離がある。
どれくらい掛かるかなぁ…とか考えながら佐多岬メロディラインを戻る。
16:45、道の駅・瀬戸町農業公園で小休止。
ちょっと喉が渇いていたので酒粕アイスを食す。美味。
産地直売所ではさっきオバちゃんが見せてたのと似たウニの瓶詰めが売られていた。
というか、たぶんさっきのと同じ商品だな…いや、たぶんだけど。ちなみに価格は1800円だった。

道の駅・瀬戸町農業公園

道の駅・瀬戸町農業公園

酒粕アイス 香ばしくて(゚Д゚)ウマー

酒粕アイス 香ばしくて(゚Д゚)ウマー

17:15、八幡浜市街でR378を一瞬だけ経由してr25へ。
そこから西予経由で長い長い帰路に着いた。
途中、釣具屋に寄って小魚用の仕掛けを買った。
しかしミミズはあるかと聞いたら「自分で掘ってください」と言われてしまった。ちぇ。
西予でr29へ、野村ダムでR441、桜ヶ峠トンネルを抜けてr35へと繋いで進む。
時折、夕立にも降られたが、走っているうちにほとんど乾いてしまう。
R197を右折して、18:10、道の駅・きなはい屋しろかわでトイレ休憩。
あたりは段々と暗くなってきた。このまま急いでもキャンプ地到着は19:30くらいか。
それから買出ししたり風呂へ入ったりは難しそうだ。
しゃーない、今日の夕食は外食で済ませよう。

道の駅・きなはい屋しろかわ

道の駅・きなはい屋しろかわ

R197を東へと進み、18:35、天狗高原の麓にある雲の上温泉に到着した。
入浴料400円を支払って館内へ。まずは飯だ。
佐多岬で間食しようと思ってたが、まともなものは昼以来食べてない。
考えてみると昼食のうどんの麺の量が多かったのは僥倖だった。人生万事塞翁が馬である。

雲の上温泉 入浴料もお手頃でオススメ

雲の上温泉 入浴料もお手頃でオススメ

テーブルに着き、メニューを検討してたらお冷を持ってきた店員に開口一番こう言われた。
「ご飯ものは品切れで…」 orz
仕方ない。となると、うどんかそばか…。
きつねうどん・そば…月見うどん・そば…冷しぶっかけうどん・そば…。
あれ? わかめうどんがあって、わかめそばがないのは何故だろう??
それはともかく最終的にきつねうどん500円を注文。まずくはないが量的に物足りない。
あの食料品店、到着するころには閉まってるよなぁ…。戻ってから飯を炊くのも面倒だなぁ…。
食後、風呂へ。こちらはなかなかよかった。400円なら安い。

きつねうどん これじゃちと足りない…

きつねうどん これじゃちと足りない…

わかめそばがないのは何故??

わかめそばがないのは何故??

風呂から上がって外へ出ると真っ暗だ。星ひとつない。
慣れない夜道なので安全走行。っと、途中にコンビニ発見。これはラッキー。
酒と弁当を購入してご満悦である。ほっ。助かった。
コンビニから出るころからまた雨が降り出した。
ずぶ濡れになるのは適わない。少しペースを上げよう。

マップケースに弁当入れるのはさすがに初めて

マップケースに弁当入れるのはさすがに初めて

19:40、船戸でR197からr19へと右折。
国道から山中の県道に入ると街灯も民家もなくなった。
暗いなぁ恐いなぁとか思いつつ、ハイビーム・ロービームを駆使して走行。
20:00ちょっと過ぎ、天満宮前キャンプ場に無事帰還。はぁ疲れた。
コンビニで買った弁当をツマミにグビっと酒を飲んで即就寝。

コンビニ弁当で晩酌なんて東京でもしませんが

コンビニ弁当で晩酌なんて東京でもしませんが

雨には降られたがあまり濡れずに済んだ。
洗濯もできたし、ま、良い一日だったとしておこう。(←ハードル低すぎ)



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