6:30起床。
のんびりとお茶を飲んで撤収。朝食なし。食器洗いもなし。
北海道最後の朝はお湯を沸かしただけの手軽な朝だった。
駐車場の雪が溶けて凍ったブラックアイスバーンがところどころに待ち構えてる。
歩くのも緊張を強いられる。ましてやバイクなど。避けるようにして退去。
本日の目標は午後5時までに苫小牧港のフェリーターミナル。距離にして約100km。
国道は恐らく昨日と同様のコンディションだろう。時間は大幅に余りそうだ。
それだとmudさんが物足りないらしいので、適度な雪を求めて道道30号をルートに選んだ。
9:15、出発。道道には予想に違わず雪がいい感じに残っていた。
今回も轍を避け、両足を伸ばして路肩を走る。
交通量はあるが、国道より少ない。
途中、先行する自分が深雪にフロントを取られ、よろけてしまった。
転倒こそしなかったものの急激なスピードダウン。
後続のMr.mudさんがそれを避けようとして転倒した。
結局、Mr.mudさんが北海道で記録した2回の転倒はどちらも自分を避けるためのものだった。
いやぁ、ご迷惑をお掛けしました。
写真を何枚か撮って、10:05、R234へ接続した。
路面は完全にドライ。後は余裕である。
10:15、往路で立ち寄った由仁のコンビニに寄り道。
あとはR238をまっすぐ南下して苫小牧を目指す。
11:05、沼の端を過ぎ、苫小牧市街に入った。
市街地は相変わらず雪が残っていて、ちょっと走りづらい。
11:30、ラーメン専門店・満龍に到着。
朝食を食べてないので二人とも空腹である。
僕は味噌カレーラーメン、大盛・850円を注文。Mr.mudさんはそれ+ライス。
室蘭や苫小牧ではカレーラーメンが割と普及してて、この店はその元祖らしい。
かなり濃い味付けだが美味い。体が温まる。
暑がりのMr.mudさんは汗だくになって食べていた。
店員さんの接客も気持ちよく、再訪したくなる店だった。
食事を終え、外へ。さて…どうやって時間をつぶしたものか…。
近所のコンビニでトイレを済ませてから、近場のウトナイ湖へ行くことに。
R36で向かう途中、かなりの雪に降られ、視界の悪さに難儀した。
13:15、ウトナイ湖に到着。
ラムサール条約に登録されている湖で水鳥がわんさかいた。
100円で購入した餌をハクチョウやカモに食べさせることが出来る。
馴れ馴れしい奴に手ずから食べさせたら、嘴で突かれて痛かった。
ウトナイ湖も20分ほどで飽きた。他に行きたい場所もない。
仕方無いので苫小牧FTへ向かう。ま、余裕ある分にはいいか。
13:35にウトナイ湖を発ち、14:00くらいに到着するも、受付は15時からとのこと。
待合所で茶を飲みつつ時間をつぶす。
やがて今回の旅で出会ったライダーも一人、また一人とやってきた。
お互いの道中のアクシデントの話題で盛り上がる。
15:00を過ぎ、空いてきた窓口で乗船手続きを済ませる。
まだ時間があまってるのでタイヤの空気圧やチェーンの調整。
2F売店で酒とつまみの買出しも済ませておいた。
17:00、まもなく乗船開始とのアナウンスが流れた。
みなで外へ出てバイクの脇で待機するが、なかなか順番が回って来ない。
ずいぶんと待たされ、暗くなってからようやくバイク組の乗船開始。
誘導車の後を付いて行ったが、路面はテカテカ光るブラックアイスバーンだらけ。
なかなか怖い順路だったが無事乗船完了。
船室に上り、荷物を整理。18:45、無事出港。
着替えて一風呂浴びてから早速Mr.mudさんと宴会開始。
同便のライダーも加わって消灯まで会話に花を咲かせた。
さらば冬の北海道。
いろいろあったが、ともかく宗谷岬まで往復できた。
一応無事に帰りの船に乗ることができて良かった良かった♪