大変長らくー、おまたせーいたしましたー。
沖縄ツーレポの1日目をアップしましたー!
http://s-dog.net/archives/000504.html
サイトの更新自体がほぼ半月ぶりですね。すんません。
続きもガシガシ書けるといいなぁ。
6:30起床。
昨日の若者たちがまだガヤガヤやってた。タフだなぁ。
朝飯はパック入り玄米とレトルトの中身汁。
昨夜の暑さで玄米が痛んでしまわないか心配だったが無事だった。
中身汁は昆布・カツオベースの優しい味。
香辛料を使わずにホルモンの臭みを解消してる。
今日は沖縄最後の日だ。17:10那覇発の便を予約してある。
荷物はほとんどバイクに積んだまま船便で東京まで送ることにした。
正午に那覇新港知り合いと待ち合わせている。
バイクを業者に預けたら、以後は彼の車で移動する予定だ。
食べ終わって、のろのろと撤収開始。
少し強めの潮風に煽られながらテントを畳む。
洗濯物と手荷物を選り分けて買出し用のリュックに押し込む。
管理人さんに挨拶して、9:00、出発。
まず近所の古跡・玉城(たまぐすく)へ向かう。
入口に何の看板も無く一度素通りしてしまった。
グスクロード公園でUターン。9:15、到着。
玉城(たまぐすく)はこれまでのグスクよりずっと寂れた場所だった。
始祖アマミキヨが築いたと言われる古い城跡だけのことはある。
門は天然の岩を穿って作られたものか。海の眺めが素晴らしい。
あちこちの拝所はきちんと掃き清められていた。
続いてひめゆりの塔を再訪。
R331を西に走り、10:00到着。
時間が余ってるので平和祈念資料館を見てみる。
やはり辛い。かわいそうに。
戦争の酷さや沖縄と日本政府の関係を考えてしまう。
見学を終え、11:00、出発。
ダートを求めて国道から南へと外れてみたが、よくわからず。
11:15、沖縄本島最南端の喜屋武岬に到着。
景色が素晴らしい。先の大戦で多くの島民が亡くなった悲劇の地だ。
求めていたダートの入口が脇にあったが、時間がそろそろ無いのでパス。
県道3号を北上して、11:25、R331に合流。
糸満市に向かう途中でビックアイスのアイスクリンの路上販売を発見。
売り子は可愛い女子高生だった。アイスを食べながらいろいろ話す。
昨日も探したのだが見つからないはずである。路上販売は土日祝日しかしてないらしい。
東京から来たことを告げると、驚いてた。
静岡には行った事があり富士山が綺麗だったとのこと。
薄給だろうけど、バイトがんばれよー。
市街地を北上し、那覇市でR58に接続。
那覇新港に向かう途中、友達に電話を掛けて待ち合わせ場所の最終確認。
12:10、那覇新港の琉球物流に到着。友達の車も目の前にあった。
とりあえず先にバイク引渡しの手続きを済ます。
リュックとタンクバッグを引っさげて、友達の車に同乗。
飛行機の搭乗時間まで案内してもらおう。
まず向かったのは昼飯も兼ねて国際通り。
12:30に到着。パーキングに停めて歩いて回る。
歩行者天国ではパフォーマンスや落書きをやってた。
第一牧志公設市場は残念ながら休み。昨日、寄っておけば良かった…。
だが、その角でミキが売られていた。
これはあちこち探しても見つからなかった飲み物である。嬉しい♪
白い色だが、あの玄米とほとんど同じ味・食感。
原材料名を確認したが小麦は使われていなかった。
別の通りに移動して食事する店を探す。
出来れば鮮魚が食べたかったが、なかなか良さ気な店が見つからない。
とある居酒屋のランチメニューで妥協。
僕は寿司定食、友達は刺身定食を注文。
ついでにカーエー(ゴマアイゴ)の刺身も注文。
味噌汁以外はなかなか美味かった。
寿司は沖縄独特の魚が乗ってるのだろうが、名前は聞かず仕舞い。
友達が職場に用事があるらしい。(ちなみに小学校教師)
食事を終えて車で彼の職場の小学校へ移動。
途中、漫湖でラムサール条約のマングローブ林を見る。
友達は職業柄センターのスタッフと顔見知りらしい。
「○○先生にはいつもお世話に…」とか言われても困る。
時間に余裕が無いので写真だけ撮ってそそくさと撤退。
それにしてもこの湖の名前、なんとかならんものか。
14:40、彼の勤務先の小学校に到着。
担任の教室で挨拶運動の告知を黒板に書いていた。
学校の中に少し入れてもらったが、独特の匂いが懐かしい。
って言うか、知り合いが仕事してる姿を見ると違和感を感じるね。うん。
沖縄の次代を担う子供たちをよろ。
移動して15:00、JEF・豊見城店へ到着。
A&Wと同じく、沖縄にしかないファストフードショップである。
僕はぬーやるバーガーとゴーヤージュースのセットを注文。
ぬーやるバーガーはゴーヤーと玉子を焼いたやつとポークが挟んであった。普通に美味い。
一方のゴーヤージュースは最悪。我慢して全て飲んだが、苦くて糞不味い。
これまで口にした食べ物・飲み物の中でも5指に入る不味さである。
改めてルートビアを注文。とても美味く感じる。
これで飲み納めだと思ったが、後日東京の近所の店で発見できた。
瀬長島に最後の寄り道。那覇空港から発着する飛行機がよく見える。
天気の良い日曜だけあって、大勢の人々が釣りやマリンスポーツを楽しんでいた。
15:40、那覇空港に到着。
ここで友達とはお別れ。お世話になりました。
空港はANAのシステム不具合で大混雑。
幸い、SKYは空いていたが、危うく帰れなくなるところだった。
時間に余裕を持って無事搭乗。
17:10、那覇を出発。さらば沖縄、またいつか!
機内では真横から差す西日が暑かった。
19:30、何事もなく羽田に到着。もう、すっかり暗くなっていた。
気温は沖縄より低いのだが、やはり何か嫌な感じの暑さである。
この後も日を改めてバイクの引き取りもあった。
準備から帰還、ツーレポ完了までいつになく時間の掛かった旅だった。
やはり沖縄は遠い。でもそれだけに充実感も達成感も格別だ。
幸い天気にも恵まれて、良かった良かった。またいつか行きたいなー。
石垣島最後の朝は7:00起床。
曇り空で日差しはたいしたこと無いのだが、湿度が高くやたら蒸し暑い。
今日は空路で沖縄本島へ戻らねばならない。
とりあえず近所のMAXバリューへ朝食を買いに出かけた。
おむすびと昆布の炒め物(クーブイリチー)で飯を済ます。
ゆかさんに挨拶してから出かけようと思ったのだがなかなか起きてこない。
そうこうしている内に同室の女性は波照間へ出発してしまった。まぁ、いっか。
仲良くなったペドロ夫妻にアディオスと告げて8:00頃に出発。
さらば、サンダルはうす。3泊4日、お世話になりました!
ガソリンを満タンにしてレンタカー屋・オートランドへ向かう。
バイクを返して空港へ車で送ってもらえた。
車内で運転手のおばちゃんと話すうち、石垣島を昨年直撃した台風の話題になった。
サイドブレーキを掛けた軽トラが風で道路に移動してたとか電柱が20本も倒されて停電したとか。
今年は一転これまで空梅雨が続いており、水不足が心配とのこと。ふむ…離島は大変なのね。
石垣空港に到着してすぐ登場手続きを済ませる。
8:55、JTA600で石垣を発った。
空からの眺めは残念ながらほとんど雲ばかり。天気大丈夫かなぁ。
9:45、那覇空港に到着。天気は雨だ。滑走路が濡れている。
荷物を受け取り、ちょっと迷いつつ駐車場へ向かう。
途中のコインロッカーでヘルメットと靴をゲット。料金は5日間で1600円。
コインをジャラジャラ入れるのが面倒臭い。
さて、バイクと荷物は果たして無事か…?
心配していたセローも荷物も那覇空港を発った時のままだった。
ジャケットとツーリングパンツを引っ張り出しトイレで着替える。
沖縄本島で行きたいスポットはもうほとんど前半で済ませた。
時間に余裕があるので、のんびり荷物を整理する。
そういえば宮古や石垣でずいぶんと日焼けしてしまったなぁ。
皮膚の下に汗がたまって所々ブツブツ膨らみ始めた。我ながらキモイ。
10:40、出発。久々のセローはやはり安心感がある。
ムシムシしてシールドが曇りがちだが幸いもう雨は止んでいた。
まず向かったのは波上宮。R331を経由して、10:55、到着。
波上宮(なみのうえぐう)は琉球国一ノ宮だ。
琉球王府の帰依も篤く、14世紀頃には既に「琉球第一の神社」だったらしい。
派手な色の社殿と、境内に建てられた明治天皇の銅像が印象的だ。
沖縄で神道がどのように受容されてきたのか実に興味深い。
維新政府と沖縄の事情を考えると、銅像一つも意味深に思えてしまう。
続いて少し早めの昼飯へ。
市街地を抜け、11:15、沖縄一の繁華街・国際通りに到着。
バイクを停め、修学旅行生でごった返す人ごみを抜ける。
平和通の花笠食堂へ入り、注文したのはAランチ。
実は沖縄でAランチと言うと、肉系おかずがてんこ盛りで出てくることが多いらしい。
それを期待したのだが、うーん…少なくは無いが、多すぎでもない微妙な量。
ま、そこそこ美味しかったので良しとしよう。
食べ終わって、11:40、出発。
天気が回復してくれたのはありがたいが実に暑い。
県道29号を東へ向かい、11:55、首里城に到着。
これまで見た他の城と比べると、さすがに規模が違うように感じた。
日本三大がっかり名所のひとつと言われる守礼門を潜って先へ進む。
800円を支払って有料区域へ。
遺跡にしては破損度が低いため、やや趣きに欠ける。
とは言え、やはり当時のものを目の当たりにできるのは貴重な体験だ。
御庭とそれを囲む南殿・正殿・北殿の極彩色が目に染みる。
12:50、首里城観光も完了。さて…本日の予定はもう何も無い…。
近所に未舗装林道でもあればいいのだが、僕のツーリングでは実に珍しいことだ。
まぁ、仕方ない。本日のキャンプ地を探しに目星をつけておいたビーチへ向かおう。
数日前の北名城ビーチは、いざという場合の保険に取っておく。
12:55、出発。県道82号から県道86号と接続して南下。
県道137号を経由して、13:25、南城市の辺りでR331に出た。
まず新原ビーチへいってみたが、人が多すぎる。
いかにも海水浴場という感じで民家も密集してるし、キャンプには向いて無さそうだ。
隣の百名ビーチは良い雰囲気だったが、既にビーチパーティが一組できあがっていた。
駐車場からビーチまで荷物を運ぶのも面倒そうだ。うーん、もうちょっと探してみよう。
途中、受水(うきんじゅ)走水(はいんじゅ)というスポットに寄り道もした。
14:20、少し東の志喜屋漁港によさげな公園を発見。
志喜屋やすらぎパークという民営のキャンプ場だった。
管理人らしいおっちゃんに話してみたらバイクだと1200円とか。
かなり高いが、釣りも出来そうだしまぁいいか。
さっさと落ち着きたかったのでここに決定。
テントを張ってから釣り餌と飲み水、食料を買出しに出かけた。
15:40、先日も訪れた奥武島の中本鮮魚店で列に並ぶ。
さかな、いも、ウインナー、もずくの天ぷらを購入。
ついでに近くの雑貨屋で釣り餌として冷凍サンマ70円を購入。
国道へ戻って東へ向かう。
16:20、垣花桶川(かきのはなひーじゃー)で名水を汲む。
前回と同じく水場まで徒歩の往復でくたびれた。
さらに東へ向かい、知念のAコープで食料を確保。
A&Wのルートビアを購入した店だ。一度寄ったとこばかりだな。
キャンプ地に戻ったのは17:10。
すぐに釣り道具を引っ張り出して海辺に腰を据える。
オリオンビールを飲みながらぶっこむが、アタリは全くなし。
最近作られた人口のビーチなのか、あまり生き物の気配が無い。
まぁ、糸を垂れてればある程度満足できるからいいんだけど…うーん。
適当な頃合に納竿。
一眠りしてから晩飯に湯で麺のカップ沖縄そばを食す。
麺の腰は足りないが、まぁまぁだ。
沖縄最後の夜にしては寂しいメニューだが、こんなのも良かろう。
200mほど離れた東屋では地元若者がビーチパーティーで夜通し飲んでる。
一気飲みはやってるが、酒と音楽を純粋に楽しんでる感じだ。
まぁ花火しないだけましか…と思ったら明け方にやりやがった。
ちぇ。日本中どこに行っても、夜の海+若者=花火なのかねぇ…。
6:30、起床。
今日は飛行機で与那国まで往復する予定だ。
予約してある便まで、時間に余裕がある。
とりあえず、PCで昨日の一日をまとめる。
昨日から宿泊しているスペイン人のペドロ夫妻と片言の英会話。
7:30、バンナ岳に散歩に出かける。
県道208号を北上。途中の商店でおにぎりとゲンキクールを購入。
昨日も来たバンナ岳公園スカイラインを登り、展望台に到着。
昨日よりはましな景色か。携帯で写真を取り直す。
ついでに景色を見ながら朝ごはん。
8:20、宿に戻って、飛行機に乗る準備を済ませる。
バイクで石垣空港へ向かい、9:20、到着。
チェックインもさすがに慣れてきた。ナイフを持ち込んだりもしない。
JTA961便は予定通り10:20に石垣空港を発った。
30分ほどのフライトを経て、10:50、与那国空港に到着。
うわぁ…物凄い日差しだ。梅雨はいったいどこへ行ったのだろう?
とりあえず空港近くの最西端観光・SSKレンタカーへ向かう。
50ccのスクーターが3時間で2000円。
帰りの便は16:00発だから15:30過ぎに戻ってくればOK。
まず飯を…と思い、祖内集落へ向かう。
事前にネットで調べておいたマルキ食堂がなかなか見つからず。
実はネットの地図が間違ってたのだが、そうとは知らず。
地図の場所にあった「磯」という看板の店をそれと勘違いした。(磯ラーメンというお店らしい)
開店時間は11:30ってことで、まだ閉まってる。
まぁ、いいや。飯の前にさくっと島を半周してこよう。
「島は時計回りで」という自分のセオリーに従い東へ。
漁港を横目に広い墓地を通り抜け、誰もいない舗装路を快走。
与那国島の東端・東崎に聳える風車の周りは牛と馬だらけだ。
人間を怖がっていないのか、間近に寄るまで逃げる気配がない。
馬はもじゃもじゃの鬣が、牛は真っ黒な体毛が暑そうだ。
近くに水場がちゃんとあるのか、心配になってしまう。
東側にはエメラルドグリーンの海が広がっている。
牧草地の緑に映えてとても美しい。しかし暑い。暑すぎる。
11:40、東崎の先端のトイレで水分を補給。
後頭部に水を掛けて冷やした。
進路を転じて島の南岸を西へ向かう。
途中、軍艦岩や立神岩という景勝地があった。
なかなかの高さの断崖が続く。
そろそろ腹が減ってきた。時間もほどよい。
内陸部をショートカットしてさっきの店へ向かう。
途中の川に30~40cmくらいの魚がいた。
バスに似た体系で色は銀色。鯉でもないし、なんだろう。
戻って調べたところユゴイという淡水魚のようだ。
12:25、お店・磯に入り、そば600円を注文。
普通に美味しい。具のバラ肉が特に美味い。量もなかなか。
他の客は地元の方々のようだった。
食べ終わって、12:45、出発。
今度はいよいよ島の西端=日本最西端へ向かう。
空港をスルーして、12:55、久部良港の脇道へ入り、日本最後の夕陽が見える丘へ寄り道。
さらに奥にあった久部良バリもチェックしておいた。
重税に苦しんだ島民が人減らしのため妊婦をジャンプさせたという岩の割れ目である。
酷い歴史を経てきた島なのだねぇ…。
港前の売店の自販機でサンピン茶を購入。暑い。
集落の細い道を抜けて、13:20、日本最西端の碑に到着。
これで日本の東西南北・四隅を制覇した。わーいわーい。
それにしても暑い。何度も書いてるが、やっぱり暑い。
そのまま南牧場へ向かう。
っと、与那国馬が道路にうじゃうじゃいた。
同じ方向に一緒に歩くと楽しい。
13:50、Dr.コトーとやらのオープンセットへ。
ドラマを一度も見たことが無いから何の感慨もない。
が、海は綺麗だ。小学校の雰囲気も良い。
時間が余りそうなので内陸部の山道を走ってみる。
久部良岳の脇を通る舗装林道は、まるでジャングルだった。
ヘビが一匹いたがハブはいないはずなので怖くは無い。
ふれあい牧場という施設まで行ってみたが、予約制らしく柵の中の馬しかいなかった。
うーん、寄る場所が無くなって来たぞ。
さらに14:40、最高峰・宇良部岳の無線所まで登り展望を楽しむ。
波照間と違って、割と起伏が多い島だ。
GPSで「大和墓」と記載されたポイントが近くにあったので寄ってみた。
しかし、草生す未舗装路しか見つからず。終点は畑。んー、よくわからんまま退出。
50ccのスクーターに辛い思いをさせたかな。
15:00、最後に東崎をもう一度回った。
午前中に見かけた牛や馬は一頭もいない。
太陽の向きが変わって移動したのだろうか。
ガソリンを満タンにして、15:20、レンタル屋へ帰還。
これにて与那国めぐりは終了。
空港でブルーシールのカップアイスを食う。
16:00、与那国発のRAC806便は予定より少し遅れて到着。
初めてのプロペラ機だ。やや心もとない感じで離陸。
何のトラブルもなく、16:35、無事石垣空港に到着。ほっ。
さて、携帯で撮影した動画をまた一枚ずつメールで送受信するのは面倒くさい。
PCを繋ぐケーブルが無いか、空港に着いたその足で昨日訪れた2件の電器屋を回ってみた。
結局ケーブルは見つからなかったが、128MBのmicroSDカード2200円を購入できた。
これでなんとかなりそうだ。
探してる途中、宮良殿内という史跡に寄り道した。昔ながらの建造物らしい。
管理人らしきオジイがいろいろ話してくれたが、言葉がよくわからん。
18:00、宿へ戻り、すぐにまた釣りに出かけた。まず釣具屋でオキアミを購入。
サザンゲートブリッジを渡って、先日下見した石垣港の岸壁を目指す。
早速、竿を出したが餌取りだらけで釣りにならない。
チョウチョウウオがカワハギ並の技術でオキアミを獲ってゆく。
かろうじてオヤビッチャが一匹釣れたが、サイズが小さいのでリリース。
19:00すぎに納竿。石垣での釣りは不調に終わった。
19:25、宿に戻って道具を置き、またすぐ飯に出かける。
向かったのはバンナ岳近くの食事処一休というお店。
19:35、到着。山羊汁定食1350円を注文。
獣臭いがフーチバーが良い感じでにおいを消している。
酸味が強く、トムヤンクンにも似た風味だ。骨がゴロゴロしてる。
僕はなかなか美味いと感じたが、好みは分かれるだろうなぁ。
20:00すぎ、宿に戻った。今夜は石垣最後の夜である。
何となく酒も飲まずに、TVを見ながらくつろいだ。
一箇所に三連泊なんて初めての経験だが、こういう旅もいいねぇ…。
6:30起床。
今日は波照間島まで船便で往復する予定である。
まだまだ出港まで時間に余裕がある。
宿でツーレポの下書きや写真の整理などして過ごす。
…っと、落ち着いてたらすぐに8:00に。
あわてて出発。石垣離島ターミナルへバイクで急ぐ。
ターミナルへ8:15に到着。
8:30発の安栄観光のフェリーは既に満席(定員12名)とのこと。
8:20発の高速船『ニューはてるま』にどうぞ、と言われ、波照間海運の窓口に移動。
既に1分前だ。駆け込むようにチケットを購入する。
窓口のオバアが電話で出港を待つよう船に伝えてくれた。
飛び乗ってすぐに出港。はぁ、あせったー。
高速船は岸壁を離れ、波を蹴立てて波照間へと向かう。
激しく揺れると聞いていたが、その日は割りと穏やかだった。
西表島を始め、八重山諸島を横目に見つつ南東へ進む。海が綺麗だ。
それなりの深さがあるはずなのだが、透明度が高いため底まで見える。
9:20、波照間港フェリーターミナルに到着。暑い。さすが日本最南端だ。
船を下りるとレンタルバイク・サイクル屋が並んで客引きをしていた。
そのうちの一軒、SUN輪舎(さんりんしゃ)さんで自転車を借りることにする。
ただ次の船が着くまで10分ほど待っててくれとのこと。待合室でしばし時間つぶし。
予定をかなりオーバーして、9:45頃に僕と他1名の客を乗せて出発。
大まかな島の説明を受けてながら店舗へ向かう。
借りたのはママチャリ、3時間で750円。島の地図も貸してもらえた。
12:30までにお店に戻ってくれば、またワゴンで港まで送迎してくれるそうだ。
さてさて、ママチャリでの波照間ツーリングの開始である。
まずは近所にあった商店で菓子パンを1個購入。
遅い朝食だ。腹が減っては戦はできぬ。
とりあえず島のほぼ中心にある波照間島灯台へ向かう。
島のあちこちいるヤギ(ヒージャー)が人懐っこくて可愛い。
ま、大きく育ったら食べられてしまうのだが。
畑の真ん中にあった灯台は思ったよりずっと小さかった。
灯台から南東へ向かい、一周道路を経て左折。
10:20、あっけなく日本最南端の碑へ到着。
同じ船に乗り合わせた人がすでに何人かいた。
いくつも記念碑があるため、写真を撮る場所に迷う。
ま、どこでも最南端だからいいや。
ガタゴト道を経由して星空観測タワーを経由して高那崎へと移動。
ウサギのようなリスのような小動物が目の前を過ぎた。
星空観測タワーの近くに東屋があったが、ヤギの群が占領していた。
よほど日陰が恋しいのだろう。確かに暑い。
10:40、高那崎に到着。
早速写真を…ん? デジカメの様子がおかしいぞ?
電源を入れてもレンズが伸びず、ピピピと鳴って「E18」と表示される。
あちこちいじっても状況は変わらず。むぅ…本格的に故障したようだ…。
再生はできるからここまでの写真データは壊れてないが、撮影は無理そうだ。
仕方なくここから携帯電話のカメラで撮影することにした。
保存容量も限られているので要所要所のポイントのみ。はぁ…参ったなぁ…。
一周道路へ出て、西へと転進。交通量がほとんど無い。
アスファルトがとにかく暑い。チャリダーの辛さが少し分かった。
水分がほしくなったが、水道も自動販売機も見当たらない…。
少し道を間違えつつ、11:15、底名溜池展望台へ。
眺めは良かったが、バイクと違ってタイムロスを挽回するのが大変だ。
途中、牛やヤギのいる厩舎があった。水、もらえばよかったなぁ。
11:30、浜シタン群落へ寄り道。
天然記念物らしいが、どれが浜シタンなのか分からず。
説明書きはあったが「いかに貴重な群落か」の強調に終始していた。
11:45、波照間で一番有名な砂浜・ニシハマビーチへ。
日本の果てだけあって、海が本島に綺麗だ。水の透明度が高い。
ちなみにニシハマは漢字で書くと「北浜」。方言で北をニシと呼ぶらしい。
自転車を返す前に昼飯を食べようと内陸へ向かう。
事前調査で食べに行く予定だったパナヌファは、本日昼の営業は臨時休業。
12:00、第二候補だった青空食堂へ移動。
ゴーヤを練りこんだとかいう冷麺700円を注文。
さっぱりした、いわゆる冷し中華だった。まぁ普通に美味い。
12:10、まだ少し時間があるので、みんぴかに移動してデザートにミルクぜんざいを食す。
島特産の黒糖シロップが風味豊かで美味い。
シャクシャクと食べてる最中にSUN輪車から電話が来た。
急いで食べ終わって、12:30、帰還。
ママチャリを返却してワゴン車で港へ移動した。
旅客ターミナルで13:15発の船を待つ。
石垣まで帰りはほとんど船内の席で寝ていた。
いまさら復路の海の写真を撮るまでも無い。
携帯電話のカメラでは容量は小さいし画質も悪かろう。
そうだ、石垣島に戻ったら安いやつでいいから代わりのデジカメを探してみるか…。
14:15、石垣島に到着。
一旦宿へ戻ってから、大き目の電気屋を探す。
2件ほど回ったが、今使ってるCANNONのIXYシリーズはどちらにも置いてない。
仕方なくHITACHIの8800円のやつを購入。これまでと同じくSDカードも使える。
まぁこれでもなんとかなるだろう。
15:40、宿で再び戻り、とりあえず今日のここまでの写真をまとめておく。
携帯で撮影した写真はちまちまとPCのメアドに送信してAirH”で受信。
だいぶ時間が掛かったが、何とか完了。まだ日が暮れるまで時間があるな…。
新デジカメの試し撮りも兼ねて、17:00、石垣島内陸部のプチツーリングに出発。
県道87号線を北上して、17:25、底原ダムに到着。なかなかでかい。
曇り空で暗いためか、さきほど購入したデジカメの画質が余りよくなさそうだ。
この後、PCで確かめたら携帯電話のカメラの方が遥かにましだった。
17:40、於茂登トンネルを抜け、富野の集落でUターン。
先ほど通った県道87号を南へ戻り、18:00、県道211号を右折。
18:05、バンナ公園のスカイラインへと向かう。
スカイラインには途中2箇所ほど展望台があった。
北側のは卵型の変わった形で、野鳥観察用と紹介されていた。
展望は素晴らしかったが写真の発色がどうも気に入らない。
PCで見れば直るかと思ったが、ダメなままだった。
さらに進むと南に開けた展望台が現れた。
駐車場からも石垣港と周辺の市街地が一望できる。
だけど写真はやっぱりいまいちだった。
18:40、宿に帰還。バイクを置いて、昨日も行った魚礁(パヤオ)で晩酌。
ビールを一杯やっつけてから、ボトルの泡盛に。
もずく天ぷらにタコの刺身、それから煮魚。
締めに頼んだ石垣牛のにぎりが特に美味。
乗せてある塩が丁度いい加減で肉の味を引き立てていた。
飲み終わって、21:30、宿に戻り、PCで写真を再確認。
酷い画質を目の当たりにして愕然とする。屋内はピントすら合って無い。
とほほ。これでも値段相応なんだろうなぁ。しかし参った。
しゃーない、明日からは携帯電話のカメラだけで撮影するか…。
6:30、起床。
眠り込んでいる間に雨が降っていたようだ。
せっかくの洗濯物が濡れてしまった。
雨の当らない場所に移動させたが、生乾きのままだろうなぁ…。
朝食はトーストとコーヒー。
無料サービスなのがありがたい。
今日は午前11:00発の飛行機で石垣島へ移動する予定である。
出かけるには中途半端な時間しかない。食後、少し散歩に出かけた。
日焼けの炎症を抑える薬を探すが、薬局はまだ閉まっていた。
オバアたちの朝市を見て歩く。
9:30頃、宿に戻って出発まで暇つぶし。
風屋の愛犬、ビル(やかましい)とトム(おとなしい)を相手に遊ぶ。
10:00、ご主人のワゴンで空港まで送ってもらった。送りも500円。
10分ほどで宮古空港に到着。ご主人とはここでお別れ。
一晩だけですがお世話になりました!
予約した便まで時間に余裕がある。
石垣でのバイク走行に備えて、トイレで長袖・長ズボンに着替えておいた。
そして早めの搭乗手続き。3度目なので少し慣れてきた。
これまで通り手荷物チェックもすんなり通り抜け…
「中身を確認させていただいてよろしいですか?」
ウェストバッグが引っかかった!? Σ(゚口゚;
何かと思ったら、昨日の釣りで魚を捌いたフィッシュナイフである。
やべぇ…ウェストバッグに仕舞っていたのを完全に忘れていた。
「釣りに使うにしては少し大きめでは…?」
うぅ…当たり前だが疑われてる…(ノД`)
いろいろ言い訳して石垣空港で渡していただくことで話がついた。
はぁ…あせったぁ…危うくテロリストになるとこだった。
11:00発JTA941便は窓際の席だった。
ほんの短い空の旅を経て、11:35、石垣空港に到着。
予約していたレンタルバイクのオートランドに電話する。
日差しが激しく強い。10分ほど待って迎えの車が来た。
店舗まで移動して100ccのスクーターとヘルメットを借りた。
起伏が多い島らしいので、排気量を少し大きめにした。
代金は3日間で10000円ちょっとだった。
まずは石垣でお世話になる宿…さんだるハウスへ。
GPSで場所はすぐわかった。やはり50ccに比べるとパワーがあるなぁ。
12:00、まずはチェックイン。1泊1000円、3泊で3000円。安い。
おかみさんと呼ぶにはキュート過ぎるゆかさんに諸々説明を受ける。
ベッドに荷物を置いて、まず生乾きの洗濯ものをもう一度洗濯。
その間に昼食に出かける。
市場通りのアーケード・あやぱにモールをうろうろしてみたが目ぼしい店が見つからず。
結局、市場の3Fにあるいちば食堂に入った。
注文したのは味噌汁定食750円。
この場合の『味噌汁』は『みそしる』ではなく『みそじる』と濁る。
さらにお椀ではなくドンブリ大の器で供される。
沖縄では山羊汁やイカスミ汁などと同様、『汁』というジャンルの一品らしい。
食堂で『味噌汁』とメニューにあったら御飯も付いてくるので注意すべし。
具は野菜と豚肉、しいたけなど。美味しかったが、インパクトは薄い。
午後の間食を考えて、敢えて御飯のお代わりはやめといた。
ちなみに市場で購入した食材を調理してもらえたりするのね。
知らんかった。次回やってみよう。
宿へ戻り、洗濯物を脱水して干す。
13:30、いよいよ石垣島一周に出発。島の外周を時計回りに巡ろう。
県道79号を海沿いの道へと分岐して、13:50、唐人墓へ到着。
石垣島で非業の死を遂げた中国人労働者たちを手厚く葬った墓地である。
装飾は派手だが、それが痛々しさを増している。
県道79号で名蔵湾沿いに北上。
途中で県道を離れ、14:25、御神崎(おがんざき)へ。
素晴らしい眺めだが、それとは関係なくとにかく暑い。
長袖にして助かった。手や足の甲は諦めよう。
途中感じたことだが、石垣島には稲作や牧畜などの農地が多い。
他の島ではサトウキビやタバコがメインだった。
凸凹が多い地形という点も石垣島の特徴だ。
そういえば沖縄県の最高峰も沖縄にある。
県道79号から県道207号で川平の集落を経由して、14:50、底池ビーチへ。
人気のダイビングスポットらしいが、今日は泳がず。
マングローブの芽が可愛い。
少し戻って、15:05、川平公園に到着。
展望台から眺めた川平湾が美しい。
ついでに近くの商店で八重山ゲンキ乳業の乳製品・ゲンキクールを購入。
森永ヨーゴと同じ味だ。とても甘い。
県道79号へ戻り東へ進む。段々と空が曇ってきた。
15:30、ヤエヤマヤシ(八重山椰子)群落に到着。
ジャングルの中に群生するヤシの木はいかにも南国風である。
ここの売店・やし屋で本村製菓のちんすこうをお土産に購入。
東京への送料が1000円掛かるからもっと買いなさい、と勧められた。
言われるがままに予定の倍も購入してしまったが、どうしよう…。
ついでにパインジュース100円を飲む。冷たくて美味い。
「お客さんももう来ないだろうし余っても困るから」とおかわりを一杯サービスしてくれた。
県道79号はやがて北寄りに進路を変える。
雨は降りそうで降らない。そのうち雲が晴れてきた。
16:00、吹通川のヒルギ群落に寄り道。
熱帯気候の片鱗を感じる。
16:20、県道206号を左折して平久保半島を北上。
北海道を髣髴とさせる快走路だ。牧場もちらほらと現れる。
それにしてもこっちの牛は可愛そうだ。
体毛が黒いと、日差しを真っ向から吸収してしまって暑かろう。
県道を離れ、牧草地の細い道を進む。
何度か草むらから鳥が飛び出して来た。シロハラクイナか。
ヨタヨタと走って隠れるのだが危なっかしい。写真は撮れず。
16:45、石垣島の最北端・平久保崎に到着。この岬の眺めも素晴らしい。
牧草地と断崖と珊瑚礁の取り合わせは絶景である。
日差しが傾いてきたが、まだまだ暑い。
行程の3分の2を過ぎたが、ここまで口にしたのは飲み物ばかりだ。
そろそろ腹が減ってきたので食堂を探しながら走る。
しかし、時間が半端なのか目ぼしい店は閉まっている。
仕方ない、晩酌まで我慢するか…。
一転南下。県道206号からR390へ合流。
すぐに内陸へ折れ、17:30、玉取崎展望台に到着。
さっき走ってきた平久保半島やこれから進む石垣東岸を一望。
なにやらTVっぽいクルーがいろいろ撮影していた。
R390=マクラム道路に復帰して、さらに南下。
カーラ岳付近では石垣新空港とやらが建設されていた。
宮古空港に負けない立派な空港が欲しいのかね?
国道は右にカーブして進路は西へ。
18:00、宮良川ヒルギ林へ寄り道。
カニやハゼの仲間がウヨウヨいるが、近づくと逃げてしまう。しゃらくさい。
石垣の市街地へ戻り、18:20、サザンゲートブリッジを渡る。
橋の上からは石垣港が一望できた。ついでに港周辺の釣り場をチェック。
外海より内湾向きの方が深そうだ。明日か明後日、竿を出してみるか。
18:40、さんだるハウスに帰還。
洗濯物はすでに取り込まれていた。感謝感謝。
スクーターを宿の前に停め、晩酌&夕飯に出かける。
事前にチェックしておいた亀龍酒家というお店を探すが見つからず。
散々歩き回った末、ようやく見つけたのはとうの昔に潰れた廃墟。
残念。海亀料理が食べたかったのに。
結局、宿のすぐ近くの居酒屋・魚礁(パヤオ)というお店に入った。
たまには旅先のカウンターで独り飲みもいいもんだ。
まず、生ビールと長いも・パパイヤのサラダ、島魚のマース煮を注文。
お通しをつまんでいる間にビールは飲み終わり、請福の三合瓶へと繋ぐ。
長いものネバネバとパパイヤのシャキシャキした食感が実に合う。
ニンニクの利いたマース煮がこれまた美味。
塩で煮るだけでこんなに複雑玄妙な味になるとは不思議である。
追加オーダーのゴーヤチャンプルーは苦味がきっちり利いていた。
締めのおにぎりも乙な味だった。ボトルはキープしてまた明日も来よう。
21:00頃に宿に戻った。
連泊しているのは若者たちが賑やかにくつろいでいる。
僕はだいぶ酔ってたのですぐに就寝。
日中は真夏並みの暑さだったが、東京のような寝苦しさはない。
扇風機とタオルケットでぐっすり眠れた。
6:00、起床。
朝食は昨日の残りのジューシー(=炊き込みご飯)おにぎり一個。
今日から数日間本島を離れ、宮古・石垣他の離島をうろうろする予定である。
予約してある8:30発宮古島行きの航空便に間に合うよう急いで撤収。
セローとキャンプ道具類は本島へ残してゆかねばならない。
荷物の仕分けに手間取りつつ、7:30、出発。
あわてて空港を目指すが思ったより距離があった。
R331を北上し糸満市街を抜け、豊美城からバイパス経由で那覇空港へ。
駐車場が分からず少し迷いつつ、7:50、到着。
まだ搭乗手続きに慣れてないため、どうも精神的に余裕が無い。
大荷物のサイドバッグ・シートバッグを空港に預ける時間も惜しまれる。
えいままよ、とバイクに積んだまま空港の駐車場に停めておくことにした。
数日後、本島に戻るまで無事であることを祈る。
せめてヘルメットとグローブ、シューズだけはコインロッカーを使おう。
搭乗手続きを終えてみれば、それほど慌てる必要はなかったようだ。
8:30発、羽田-那覇間のよりやや小さめのJTA555便で那覇空港を飛び立った。
40分ほどのフライトを終え、宮古空港へ9:20無事着陸。
空港を出ると、今夜泊まるゲストハウス・風屋(ふうや)のご主人が待っていて下さった。
ワゴン車で宮古島を案内していただきつつ、宿に到着してチェックイン。
できれば連泊したいのだが日程に余裕が無く、宮古滞在は一泊二日の予定である。
ドミトリーで一泊980円。初日のキャンプ場より安い。そして送迎代500円。
さらに1日1500円で50ccのスクーターをレンタルした。
必要な物だけ持って、10:05、早速お出かけ。
早朝におにぎり一個を食べたきりで、すでに腹が減っている。
まずご飯を…と県道78号で向かった大和食堂は閉まってた。臨時休業なのかなぁ…。
代わりにチェックしておいた、くになか食堂もGPSの登録ポイントを間違えていたらしく、見つからない。
ま、そっちはどうせ営業時間前だったろうが。
うーん、まいったなぁ。
仕方なく空腹のまま宮古島一周ツーリングを開始。
県道83号を北上。大浦で県道230号へ分岐し、さらに北上。
サトウキビ畑を眺めつつ、まっすぐな道を快走する。
10:40、世渡崎から池間大橋を渡る。なんて綺麗な海だ! すげー!
宮古島は沖縄でも一番海が美しいと言われてるらしいが、本当に感動してしまった。
この橋だけでもツーリングする価値があるなぁ。
ぐるりと池間島を一周して、11:00、橋のたもとの売店集落で休憩。
だいぶ暑くなってきた。Tシャツでは日焼け間違いなしだろう。
長袖シャツを忘れていったのが失敗だったなぁ。
2Fの展望台のお礼に土産物屋でさんぴん茶を購入。
出発する前に社長からのメールに気付いた。
恒例の某クライアントからの不具合報告だ。なぜなんだろう。
なぜ僕が旅に出たタイミングを見計らって不具合が発生するのだ。
社長に電話してみると何やら別件でとりこんでいるらしい。
とりあえず対処に必要な情報を携帯メールで送るように指示された。ふぅ…。
11:20、出発。気分的にぐったりして宮古島に戻る。
11:25、道沿いの食堂・すむばりへ入り、墨入りタコそば800円を注文。
待ち時間を利用して、ここで仕事のメール送信。はぁ。これで解決するといいんだが…。
タコ墨のコクが効いたスープと歯応えのある麺で、そばの方は大満足。
少し元気になったが、やはり動揺は隠せない。店の外観をうっかり撮影し忘れた。
11:45、出発。県道230号を南下。どんどん暑くなってきた。
ちなみに宮古の道路には、おまわりさんの人形があちこち立ってる。
『宮古まもる君』と呼ばれているとか、いないとか。
県道83号を左折して、さらに南下。ガソリンの残量に不安が出てきた。
高野の辺りで内陸部に戻って東仲宗根の辺りで給油。
2/3が減ってたが292円で済んだ。さすが原付、安い。
12:35、さっきの分岐点から県道83号へ復帰して宮古島一周を続行。
12:45、比嘉ロードパークで小休止。…と思ったら社長から着信があった。
互いに留守電など駆使して、その後もなんどかやり取りをする。
13:10、県道を離れ新城(あらぐすく)ビーチへと急坂路を下って行く。
さてと着替えてシュノーケリング…と思ったら、また着信だ。
圏外なので、わざわざ県道まで戻って、炎天下で5分ほど電話。
どうにか解決への話が見えた。ふぅ。
13:20、改めて新城ビーチへと下って着替える。
本来はボディスーツ着用やTシャツが推奨されるが、着替えも無いので上半身裸。
水中眼鏡は度付きのやつを持参したがフィンとシュノーケルは売店でレンタル。
ちなみにそこの店員さんに、さっき携帯電話を手にUターンしていった場面を見られていた。
軽く同情された。うぅ…。
早速泳いで見ると、実に実にきれいな水だ。カラフルな魚がウジャウジャ泳いでいる。
これは素晴らしい! はまりそうだ! 宮古の海、最高ー!!
この日のために購入しておいたディカパックを本島に忘れてしまったことが心から悔やまれる。
日焼けも怖いので一時間ほどであがった。
レンタル用品を返却し、シャワーを浴びて着替えて、14:30、出発。
県道83号を南東へ快走。やがて県道を離れ東平安名(へんな)崎へと向かう。
14:50、平安名崎の駐車場に到着。
数百m歩いて灯台へ。それにしても暑い。
少し躊躇したが、せっかくなので灯台へ登る。
360度、どの方角の眺めも素晴らしかった。
駐車場へ戻り、ワゴン車のパーラーでミルクぜんざいを購入。
日影で食べて涼を得る。この暑さだけに実に美味。
15:15、出発。県道83号から県道235号へと宮古島の南岸を走る。
これまでの鮮やかなビーチではなく、荒々しい断崖が続く海岸線。
離島とは思えない豪快なルートだ。セローで思いっきり走ってみたいなぁ。
そろそろ、また腹が減ってきた。
15:55、上野の集落で給油してR390を左折。
下地の集落で国道を離れ、16:05、食事処・シーサイド前浜へ。
遅い昼食か早い夕飯か…中途半端な時間だが、細かなことは気にせずに肉そば500円を注文。
野菜たっぷりで全体的に長崎ちゃんぽんに似た印象だが、文句なく美味い。
汗をダラダラ流しながら、汁まで全部いただいた。
R390を少し戻って、16:30、来間大橋で来間島へ渡った。
竜宮城展望台から宮古島を一望。これまた素晴らしい眺めだ。
正面の与那覇前浜がとくに美しい。
宮古島へ戻り、R390で平良へ向かう。
17:20、風屋へ戻って宮古島一周完了。
釣り具を持って、またすぐ出かける。近所の釣具屋でゴカイを購入。
ほんの少しで良いと言ったら、5・6匹を180円で売ってくれた。
さらに銀行へ寄って現金を下ろす。これで安心。
17:55、平良港へやってきた。
最初は港内で釣っていたが根掛かりが多くあたりなし。
しばらくして外海に移動。相変わらずアタリなし。
最後のゴカイを付けて待つ。このまま納竿かなぁ…。
刻々と変わり行く夕空の写真を撮ってたら、なんかアタリがキタ━(゚∀゚)━!
サイズの割りに強い引きを楽しみつつ取り込んだ。
パッと見はイサキに近い体型をした、体長は20cmほどの見たことも無い魚だ。
その後、怪人M氏の調査で魚名はシラジューマー(和名・ヒトスジタマガシラ)と判明した。
とりあえず、フィッシュナイフを使い、その場でワタとエラを取り、19:20、納竿。
スーパーで買出しを済ませ、スクーターのガソリンも満タンにして、19:50、風屋へ帰還。
とりあえず洗濯とシャワーを済ます。早くも日焼けがヒリヒリ痛む。
それから台所をお借りしてチマチマとシラジューマーの刺身作り。
三枚におろしてサクの片方は巧く皮引きできた。
が、もう一方は失敗。ずいぶん小さくなってしまった。
件の刺身とソーミンチャンプルーを肴に、オリオンビールで晩酌開始。
別のゲストが、余ったイラブチャーの洗いや、キャベツとランチョンミートの煮物をくれた。
ラッキー♪ お腹が一杯になり、締めのおにぎりが一個余ってしまった。
翌日食べようと冷凍庫に入れておいた。(チェックアウト後、飛行機の中で忘れたことに気付く)
食後はリビングで宿のご主人や他のゲストの方々とお話して過ごす。
他の島々へ行った方々も口を揃えて「海は宮古島が最高」と仰っていた。
うーん、今日一泊しか滞在できないのが惜しまれる。
いつか長期間連泊して宮古の海を堪能してみたいなぁ…。
23:00、消灯。2段ベッドの上段で就寝。
今日も丸一日動き回って疲れていたのだろう。
日焼けした皮膚が痛かったが、割と早く寝付くことが出来た。
6:00過ぎに起床。
トイレに行き用(大)を足してたら、頭上遠くから飛行機の音が近づいてきた。
「あぁ、嘉手納基地の戦闘機か…」とボーっとしてたら、徐々に大きくなってゆく。
トイレットペーパーの金具がカタカタ鳴り出し、やがて大地を揺るがす程の物凄い轟音に。
例えるなら高速道路のトンネルの路肩に立って、大型トレーラーが目の前を通過するような音量だ。
まさか墜落するのでは?…と、心底びびってしまった。排泄中に死ぬのは嫌だ。
幸い僕は一日だけで済んだが、近所の方の苦痛はいかばかりか朝から考えさせられた。
のろのろと荷物をまとめて、8:10、出発。
すでに管理棟の業務も開始されていたのだろう。
ゲートの鍵は掛かっていなかった。
県道8号でみどり町に赴き、8:20、A&W安慶名店で朝食。
A&W(愛称・エンダー)は沖縄に普及している、アメリカ発祥のファーストフードチェーンである。
かつては東京などに支店もあったらしいが、今は沖縄県内にしかない。
定番メニューのビッガーDXベーコンチーズバーガーのコンボセット\670を注文。
熱々でジューシーなバーガーは勿論、サイドメニューのカーリーフライが実に美味い。
そしてドリンクのルートビア。ドクター・ペッパー以上にケミカルな風味の炭酸飲料だ。
それがA&Wではキンキンに冷えたジョッキで出され、お代わりも自由ときている。
僕は割と気に入って一杯お代わりしたが、苦手な人も多いようだ。
いろんな意味でアメリカ的な飲み物ではある。
食べ終わって、8:40、出発。
県道8号から県道37号へ接続し、勝連半島を南東へ進む。
8:55、県道10号を左折して、ドライブルートとして有名な海中道路へ。
地図を見て全体が橋だと思っていたが、ほとんどは埋め立てた土地に作られた道路だった。
平安座(へんざ)島に渡り、さらに宮城島、伊計島へと進む。
海が綺麗だ。ビーチを近くで見たいが有料なので諦めた。
最後は伊計島のサトウキビ畑でUターン。
平安座島に戻って、9:45、浜比嘉大橋で浜比嘉(はまひが)島に渡った。
ここはアマンジ=琉球開闢の神様・アマミキヨの墓と呼ばれる小島がある聖なる島だ。
静かな集落の中も少し回ってみたが、拝所で合掌している地元のおばぁが印象的だった。
これでこの辺りの地続きの島を全て制覇。
地元の釣り人があちこちで糸を垂れていた。うらやましい。
10:00、本島へ戻って、県道10号を経て県道16号へ接続。
10:10、勝連城(かつれんぐすく)城跡に到着。ここは拝観料もいらないらしい。
この頃にはだいぶ気温も上がっていた。はぁはぁと喘ぎながら歩き回る。
先日訪れた今帰仁城に比べると、城壁の石の組み方に隙間が少ない。
築城の時代的な差だろうか。それとも復旧再現工事の影響だろうか。
ここも一の郭(くるわ)・二の郭と積み重ねられた多段構造で拝所もところどころにあった。
沖縄の城(ぐすく)の一般的な構造らしい。
県道16号でうるま市赤道の辺りへ向かい、10:50、金晃てんぷら店に到着。
1個40円~50円程度だが、余りお腹が減ってないので180円分で4個ほど購入。
こちらのてんぷらは内地のものと少し違うそうだ。
とりあえず、その場で魚のてんぷらを食べてみよう。
地元ではウスターソースをぶっ掛けたりするらしいが、あいにく手元に無い。
そのままガブリとやる。フリッターに似た衣で、もっさりとした食感だ。
ほくほくして美味しいがお腹にたまる。あとは取っといて後で食べよう。
県道75号を南下して、R329を左折し、さらに南下。
県道81号を左折し、道案内の標識に従ってゴルフ場を抜ける。
11:15、中城(なかぐすく)城跡に到着。入場料は300円。
城壁の描く曲線が美しい。一の郭からの眺めも壮観だ。
14世紀前後の琉球は三山時代と呼ばれ、北山・中山・南山の三国が割拠する動乱の時代だった。
尚巴志(しょうはし)による1429年の三山統一後も、各地の按司(あじ=豪族)は独立した勢力を競う。
先ほど訪れた勝連城の城主・阿麻和利(あまわり)と、この中城の名将・護佐丸(ごさまる)も当時ライバル関係にあったらしい。
護佐丸は阿麻和利に討たれ、その阿麻和利も首里王府の軍によって滅ぼされた。
そんな栄枯盛衰の物語を聞き、琉球王朝時代も内地と変わらぬ戦乱の歴史だったことを知った。
11:45、出発。R329をガーっと南下。
与那原でR331へと左折し、12:10、馬天港の浜珍丁に到着。
事前に予約しておいたイラブー料理2,500円を注文する。
地元のおばちゃん、おじちゃんの常連さんでカウンターは一杯。
ワイドショーで塩沢トキの特集を見ながら待つ。
イラブーとはエラブ海蛇のことで、沖縄では燻製にして食用にされる高級食材だ。
やがてお膳が運ばれてくると、やはりメインのイラブー汁(イラブーシンジ)に目がいった。
ひと目見て六角形の鱗と黒いブツギリの肉がヤツだと分かった。早速食べてみる。
味も臭いもそれほど癖がない。鶏肉と魚の中間のような味である。
小骨は煩わしいが、内蔵はウナギの肝に似た風味で美味。
あっさりした味わいのスープにはイラブー以外にも昆布とテビチが入っていた。
付け合せの昆布煮や刺身、フーチバー(ヨモギ)のマヨネーズ和えもなかなか美味い。
御飯が少なめに感じたが、てんぷらなど食べたばかりなので今日のところは助かった。
食べ終わって、12:55、出発。
街路樹のヤシを眺めつつ、R331を快走。
知名崎を巡り、13:15、斉場御獄(せーふぁうたき)に到着。
沖縄随一の聖地とのこと。深い森の中の参道を歩き、点在する拝所を見てまわる。
三庫理(さんぐーい)と呼ばれる巨大な岩が描く三角形はいかにも神秘的な雰囲気が感じられる。
途中、「砲弾穴」と看板が立つ参道の脇にあった水溜りが印象的だった。
この神聖な地も沖縄戦から逃れられなかったのか…。
13:40、出発。すぐ先の国道沿いにAコープがあったので小休止。
今朝も飲んだルートビアが缶で売られていたので購入。58円は安い。
ちなみにルートとは植物の根(ROOT)のこと。
あのケミカルな風味は根っこなど薬草類が入ってるためらしい。
実は今夜、とあるビーチでKanna関連の知り合い数名と落ち合う予定になっている。
時間が余りそうなので回り道していこう。
少し戻って、ニライカナイ橋を渡った。沖縄っぽくないルートだ。
県道86号から県道137号を経て、14:05、垣花桶川(かきのはなひーじゃー)の入口に到着。
沖縄で唯一日本100名水に選ばれた湧水らしい。
しかし、水を汲むには坂道を登るか下るかしなければならないようだ。
実際歩いて疲れたが、それを補って余りあるほど水は美味しかった。
少し甘みがあるような気がする。さっきルートビアを飲んだのは失敗だったなぁ。
水を汲み終えて駐車場に戻ったところで、午前中に買った天ぷらの残りを食べた。
この炎天下なのに傷みもなく、普通に美味かった。
14:25、出発。R331に出て西へと進む。
14:30、国道を左折して奥武島(おうじま)へ渡った。
てんぷらで有名な中本鮮魚店は予想以上に混雑している。
余りお腹は空いてないが食べておきたいので、島を一周してから列に並んだ。
注文したのはもずくとアーサのてんぷら。一つずつで合計100円也。
「アーサが小さいので二つ入れときました」とのこと。うーん、ありがた迷惑というか…。
炎天下で食べるのは辛いので、日影を求めて移動。
R331へ戻り、西へと進み、15:05、平和祈念公園に到着。
まず日影のベンチに腰掛けて、さっき買った天ぷらを食べた。
場違いかも知れないが、平和に食べものを喰える世の中に感謝して…ってことで。
もずくもアーサも具の味わいより衣の美味さが印象に残った。
ボリュームがあるはずなのだが、案外すっきり平らげられる。
食べ終わって、少し公園を散策してみた。
沖縄戦の全犠牲者…国籍・軍民を問わず…の名を刻んだ平和の礎では、その数に圧倒された。
一口に23万8千人余というが、一人ひとりに言い知れぬ悲しみがあったろう。
歩みを進めているだけで戦争と平和について考えさせられ、否応無く厳粛な心境になってしまう。
それにしても、駐車場でオバーたちが売る顕花は、ちょっと卑怯だ。
断るとなんだか罪悪感を感じてしまうではないか。
15:35、出発。5分ほどR331を走って、ひめゆりの塔へ。
ガマ(壕)の脇に立つ塔そのものは思っていた感じより小さい。
ガイドさんの話を途中まで聞いてその場を去った。
資料館もあったが悲しくなりそうなので止めといた。(でも最終日に再訪)
15:50、出発。集合場所の北名城ビーチをまっすぐ目指す。
16:00、場所の確認を済ませて、潮崎町のスーパーで買出し。
GSで給油も済ませ、16:30、ビーチに戻ったら、すぐにお馴染みの面々がやってきた。
僕だけはここへ宿泊するのでテントを張る。
やがて一年前に東京から沖縄に引っ越したブレンダさんとジェフさん(←愛称です)のご夫妻も現れた。
日陰にマットを敷いて、いよいよ宴会開始。
ブレンダさんは、沖縄の食材を使ったいろんな手料理を持ってきてくださった。
Kannaのたみさんたちもいろいろ買出ししてきてくれた。もちろん僕もいろいろと。
てんぷら、島ラッキョウ、島豆腐、A&W、酒たくさん。
以下、紹介するのはごく一部。ご了承を。
赤い体色のグルクン(和名:タカサゴ)は沖縄の県魚でもある。
アジに似た味わいで、なかなか美味い。
りんがくは微妙な甘さだ。金時に似てるかなぁ。
ヒラヤーチーは生地にもっと味がついているとよかったなぁ。
今日はすでに天ぷらを二度食べたので、このモッタリ感は辛い。
ブレンダさん、お手製のビーツのサラダは大いに美味かった。
森永ヨーゴはピルクル・マミー系の予想通りの味だった。
北海道のカツゲンや栃木のレモン牛乳と並べてみたい。
沖縄では給食で出されるらしく、ブレンダさんの息子さんが喜んで飲んでいた。
こっちに来てまだ一年くらいなのに、子供は環境に溶け込むのが早い。
どこかにぶつかって「あがっ!(痛い!)」と普通にウチナーグチを使っていたのが面白かった。
一方、大人はビールから泡盛へ。垣花桶川の名水で割って飲んだり。
那覇空港が近いこともあって、夜半まで飛行機の音が聞こえる。
とは言え、今朝の戦闘機のような恐ろしさは無い。
かくして日も暮れ、暗くなるまで宴は続く…。
解散したのは21:00くらいか。
もろもろ片付け、皆さんを見送って僕はテントの中へ。
メッシュを通り抜ける夜風が涼しい。
今夜は心地良く眠りに就けた。
4:30起床。沖縄とは言え、さすがに肌寒い。
昨晩はほとんど寝てないのに、早起きしてしまった。
急ぐとすぐに予定が消化されてしまうので、なるべくのんびりしよう。
ガソリンストーブでのんびり飯を炊いて朝食。
この朝食で持ってきた米をいきなり使い切ってしまった。まぁ、どうにでもなるだろう。
おかずはポーク玉子。昨日、スーパーで卵をバラ売りしてもらえたのだ。当然、美味。
のんびり2度寝して、のんびり片付けして、のんびり、9:35、出発。
それまでの間に随分暑くなってきた。
うーん、今後テントは日影に張る方が良さそうだ。
屋我地島を北上し、古宇利島大橋で古宇利島へ渡る。
海が物凄く綺麗だ。橋からの釣り人が意外に多い。
古宇利島では最高地点まで登って展望など楽しんだ。
周囲のサトウキビ畑の雰囲気が素晴らしい。
梅雨のはずなのに実にいい天気だ。
10:25、本島に戻り、R58を北上。
10:30、開店直後の前田食堂に到着。牛肉そば600円を注文した。
器はそれほど大きくないが、ラーメン二郎を髣髴とさせる豪快な盛り付けだ。
もやしはシャキシャキで、黒コショウがこれでもかと入っている。
スパイシーで汗をダラダラ掻きながら食す。牛肉の風味も相まって実に美味かった。
食後、スープの底に溜まっていた大量の黒コショウなんて(゚ε゚)キニシナイ!!
10:50、出発。さらに北上し辺戸岬を目指す。
11:10、道の駅・ゆいゆい国頭などに寄り道。
天気の良い日曜と言うこともあって、観光バスが多い。
また、それ以上に多いのがバイクだ。
ツーリングの目的地は先端かつ交通量が少ないことが条件だ。
沖縄本島だと、どうしても北部先端になってしまうんだろうなぁ。
辺土岬のすぐ手前、宣名真(ぎなま)の集落から脇道へ入った。
11:40、急勾配を上りきった場所にある茅打ちバンタで小休止。
断崖絶壁からの絶景を楽しんだ。
海の透明度が凄い。上からでもよく分かる。
11:45、辺土岬へ到着。駐車場は地元のライダーだらけだ。
とりあえず岬の先端に行き、祖国復帰闘争碑を見学。
彼方に見える島影は鹿児島県の与論島か。
アメリカ統治下の沖縄の人々はどんな思いであの島を眺めたのだろう…。
目を南に転じると辺戸御嶽、別名・安須森御嶽(あすむぃうたき)の独特な山容が望める。
手前の物凄い断崖絶壁をダイバーが登っていた。
重そうなボンベを背負い、手にはフィン。辛そうだ。
暑さ凌ぎに売店で沖縄の定番・ブルーシールのウベ(ベニヤマイモ)アイスを購入。
いかにも芋、という甘みが不思議に美味い。
ついでに自販機でさんぴん茶も購入。さわやかな味わいのジャスミン茶である。
これも定番商品で、沖縄に滞在中ずっとお世話になった。
12:10、出発。県道70号=県道国頭東線で太平洋側を南下。
海は時々現れるが、あとはほとんど山の中。文字通りヤンバル(山原)だ。
奥の共同店で少し買い物。集落の町並みが実に良い雰囲気だった。
この辺りの『とび出し注意』の標識にはヤンバルクイナが描かれていた。
本当に出てくるのかねぇ…(苦笑)と思った矢先、右手の路肩から鳥が現れて目の前を横切った。
赤いくちばしに黒い体で、どうにも危なげにヨタヨタと反対の草むらに隠れて行く。
うーん、看板に偽り無しだった…。ってか、会えてラッキー♪
13:20、平良でR331に合流しさらに南下。
13:25、慶佐次のマングローブ群生に寄り道。いかにも南国といった趣がある。
和名はヒルギと呼ぶのね。知らなかった。
二見でR329に接続。さらに先を急ぐ。
キングタコスを探して金武の街中でちょっと迷ってしまった。
始めは2号店へ行ってしまったが、案内の紙を見て1号店へ転進。
14:20、キングタコス1号店(=パーラー千里)に到着。
うわ、凄い内装だ。昭和の場末の温泉街のキャバレーみたいだ。
注文したのはタコライス野菜チーズとコーラS。
米の量が予想以上に多い。1合くらいあるんじゃないか。
米兵相手だからこれくらい量がないとダメなのかな。
味はいいのだが量が辛い。サルサソースとケチャップを掛けながら何とか完食。
ふぅ、腹一杯だ。夕食は遅めの時間に取ろう。
14:45、出発。もう今日は予定がない。
とりあえずキャンプ場へ行ってしまえ。
R329を西南に進んで、15:05、具志川野外レクリエーションセンターに到着。
cultkingさんに勧められたキャンプ場だ。受付で200円支払う。
シャワーは100円掛かるとのこと。事前情報と違うけど、その程度なら、まぁいいや。
テントサイトはバイクの乗り入れ可だそうだ。
親子連れが仲良く遊ぶ中をバイクで分け入るというのは、なんとなく済まない気がするが仕方ない。
今朝の日差しに懲りて、朝も日影になりそうな林間を選んでテントを設営。
木陰の涼しさにくつろいでしまい、しばしテントの中でゴロゴロ。
16:30、時間が勿体無いので残波岬方面へ行ってみることにした。
県道6号からR58を経て再び県道6号へ。途中、ルネッサンスビーチに寄り道。
16:45、真栄田岬に到着。波に浸食された断崖の奇観を楽しむ。
ダイバーが大勢いた。駐車場は一杯だ。
さらに西へ向かって県道を離れ、17:10、残波岬に到着。
断崖と珊瑚礁が組み合わさった迫力ある地形だ。
灯台へ登って眺めると周囲の地形がよくわかる。
昇降でヘトヘト。太ももが筋肉痛になるかなぁ。
断崖には釣り人が多かった。
一人、タモを構えたが、どうやらバラしてしまったようだ。
南西諸島特有の植物相も印象的だ。
ここも紅芋アイスが名物らしいが、さすがに止めといた。
17:35、残波ビーチへ移動。
干潮でむき出しになった珊瑚ベースのエリアは黒ナマコだらけ。
タイドプールの様々な生き物相手に、ずいぶんと時間を費やした。
夕焼けまでここでねばろうかと思ったが、飽きたのでキャンプ場に戻る。
18:20、出発。県道6号に出てR58経由で県道74号に接続。嘉手納方面に出た。
基地の近くなので当たり前なのだが、米軍関連の車輌が多い。
18:45、トイレに寄った道の駅・かでなでは、戦闘機の模型が売られていた。
段々と日が暮れてきたが、知花のスーパーでのんびり買出し。
19:40、キャンプ場へ戻る。あれ? Σ(゚口゚; ゲートが閉まってる…!?
なんと締め出されてしまったようだ。鍵まで掛かっている。
脇の階段から管理棟の事務所を外から覗いてみた。
電気はついてるが人影は無い。自動ドアも閉ざされている。まじかよ…。
まず管理棟に本当に誰もいないか確かめねば。
ドアの張り紙でここの電話番号を調べてみる。…っと、館内に人影が!
ノックしたら気付いてくれた。警備員のおじさんだ。助かった。
別に締め出した訳でなく、職員は帰ったのでゲートを閉じたそうだ。それにしても人騒がせな…。
戻ってきたら開けるつもりだったそうだが、ドアの向こうの人影に気付かなかったらどうなっていたことか…。
これが噂のテーゲー主義というやつだろうか。
とりあえずゲートを開けてもらって、一安心。
シャワーの使用も全く問題ないらしい。そのままざっと浴びて、テントへ戻る。
着替えてサッパリ。(*´Д`)=3 フゥ
もう21時近いが、軽く晩酌。
つまみはフーチャンプルーにゆし豆腐、海ぶどう。
フーチャンプルーは初めて食べた。
歯応えのある沖縄麩が玉子と絡んで乙な味わいだ。
海ぶどうは軽く水洗いして、青ジソドレッシングを付けて食べる。
粒々のプチプチした食感が楽しい。ドレッシングを上から掛けるのはNGとのこと。
ゆし豆腐はおぼろ豆腐のようなふわふわの状態の豆腐で、普通はビニール入りで売られている。
僕が購入したのはプリンのような容器で食べやすいタイプだった。
大豆の味が丸々残っていてこれまた美味い。汁も飲んでしまった。
締めはうずまきパンとまた玄米。
疲れた体には丁度良いかと思ったが、やっぱりどちらもすこぶる甘い。
少々胸焼け気味になる…うぷ…。
AirH”で掲示板をチェックしてみたら、どうやらサーバーがダウンしてるらしい。
諦めて眠りに就いたが、何やらキャンプ場の下の方が賑やかだ。
近所の若者が宴会でもしてるのだろうか、深夜までテントの脇を人が往来した。
うーん。なんだかんだでハプニングがあるなぁ…。
今年もGWの代休で9連休が手に入った。
今回の旅先は沖縄と随分前から決めていた。
これで日本の全都道府県・最南西端を制覇する予定である。
本島だけでなく離島もいくつか回りたい。
計画はいつも以上に綿密に行った。
まず本島はセローでキャンプしながら回りたい。
だがフェリーで運ぶと拘束日数で日程の大半を費やしてしまう。
いろいろ調べてトーリクのバイクパレットを利用することにした。
Club-YAMAHAの会員価格で費用は58,970円。高いが時間の節約を考えると仕方ない。
レンタルバイクの方がずっと安いが、こういう無駄遣いもたまには良かろう。
僕本人の移動はオーソドックスに空路を使用。
土日の便ということもあり、羽田-那覇間は往復で28,400円。
離島めぐりは周遊券の美ら島きっぷ 39,500円を利用。
この時点で13万近くが飛んだ。(゚∀゚)アヒャ 大半を占めるバイク輸送費が激痛い。
せめて離島での宿をゲストハウスにすることで節約しよう。
さて、一日目の朝は自宅にて4:00に起床。
寝坊しないか不安だったので、ほとんど寝ずに起きた。
バイクは一週間前に輸送会社に預け、すでに沖縄に到着している。
というわけで、少しの手荷物だけを持って出発。
4:45野方発の電車に乗り、馬場で山手線に乗り換え。
浜松町でモノレールに乗り換えて、6時前に羽田第1ターミナルに到着。
まずは搭乗手続きを済ませた。
実は一人で飛行機に乗るのは初めてである。
というか飛行機自体、生まれて2度目である。
ドキドキしながらチケット入手。早起きしたので眠い。
搭乗前に売店でおにぎりを2個買い朝食を取る。
やがて6:55発のスカイマーク・エアライン511便への搭乗開始。
そして離陸。通路側の席だが、窓の外も割りと見える。
わーい。空飛んでる、すごいなー。良い眺めだなー。
と内心はしゃぎながらも、大人しくしていた。
9:25、那覇空港に到着。
雨がポツポツ降っていたが気にならない程度だ。
ここからバイクを引き取りにタクシーで那覇新港の琉球物流へ向かう。
途中、沖縄の町並みを車の窓から眺めた。やはり内地とどこかが違う。
那覇新港に着き、タクシーを降りて琉球物流の事務所へ。どこで受け取るのか、少しうろうろ。
10:40、ようやくセローとご対面~♪ 暖機しながら荷物を整理していざ出発。
沖縄の幹線道路R58に出て、まず名護方面の北東へと進む。
まばらだった雨は、そのうち完全に止んだ。
しばらく走って気付いたのだが、こっちの車の巡航ペースは随分ゆっくりだ。
あと、片側3車線もあるのに、内側2車線は二輪車通行禁止だったりする。むかっ。
北谷町(ちゃたんちょう)で国道を離れ西へ向かい、11:20、海辺の食堂・浜屋に到着。
会社の同僚から教えてもらった一押しの店である。
お腹も空いてるので早速、浜屋そば大450円を注文。
麺も汁も具もあっさりした味わいだ。ぷるぷるの軟骨ソーキが実に美味い。
ボリュームもあったのだが、最後の一滴まで全てあっという間に完食。
もっと食べたいが、次の店のためにあえて我慢し、食欲をキープしておくか。
食べ終わって店から出、何気なく携帯を確認。
とあるクライアントからトラブル発生のメールが来ていた。
むぅ。やはり今回の旅でも早々に始まったか…。
さっさと決着したいので直接電話して対応。無事に落着。(;-_-) =3 フゥ
11:45、気を取り直して、出発。
R58に出て、名護方面へ一気に北上。
恩名の辺りから海岸沿いの道になる。
時々停車してビーチを物色。砂と海の色がやはり内地と違う。
12:45、道の駅・許田でトイレ休憩。段々と暑くなってきた。
名護はスルーしてR449に合流し、本部方面へとさらに北上。
本部で国道を離れ、13:20、きしもと食堂に到着。
有名店のため混雑していたがすぐに入れた。そば(小)450円を注文。
麺は腰が強く、ソーキは濃い目の味付けだ。
浜屋とは異なるインパクトの強い美味さである。なるほどねぇ~。
店を出たその足ですぐそばの新垣ぜんざい屋へ入り、デザートにぜんざい200円を注文。
「きしもと食堂→新垣ぜんざい屋」というのはここの定番コースらしい。
沖縄のぜんざいは、甘く煮た金時豆にカキ氷を載せた独特の氷菓子である。
こちらでは定番商品らしく、あちこちの行楽地でも必ずメニューに「ぜんざい」があった。
これまたさっぱりした甘さで美味。シャクシャクといただいた。
13:45、出発。さらに北上して、海洋博公園に向かう。
13:55、駐車場にバイクを停め、公園内を歩いて、沖縄美ら海水族館へ。
今回の旅は未舗装林道が無い分、観光地と食べ歩きがメインになってしまうのだ。
入場料・1800円を支払って中へ。
カップルと家族連れ、団体客で混む中を単独行動でサクサク見学。
ほとんどの水槽は他の水族館と同じ規模だが、見せ方が巧いのか迫力がある。
まるで海の中に潜っているかのように楽しめた。
そして目の前に現れた名物の巨大水槽。
ジンベイザメやマンタが悠々と泳ぎ回っている。大迫力だ。こりゃすごい。
こんなの釣れてもあげられるわけないわ。
その先は興味のある展示だけを見て撤退。
あぁー、面白かった。確かにここは訪れて損は無い。
沖縄へ行く機会があったら、ぜひどうぞ。
15:10、出発。505に出て東へ向かう。
時間が余りそうなので、すぐ近くにあった今帰仁城(なきじん・ぐすく)へ寄り道した。
拝観料は150円。想像していたよりずっと大きな規模だ。
内地の戦国時代の城跡と比べても遜色ない。
ここもそうだが沖縄は外国人の観光客が多かった。
米軍関係者だけでなくバックパッカーもよく見かけた。
安宿も多くて居心地が良いのだろう。
15:50、出発。さて、そろそろ幕営地を決めねば。
ここまでの途中、心当たりをつけておいた塩川ビーチをチェックしたが、周辺工事中で使用不可。
他のビーチを物色しながら本部半島の北東岸を進む。
R505で羽地内湾沿いを走り、R58に合流。
屋我地方面へ分岐する交差点にあったコンビニで小休止。
ここで沖縄のローカルドリンク・玄米(げんまい)を飲んだ。
名前の通り主原料はあの玄米である。
飲んでみると、ゆるゆるのおかゆを黒糖で無理やり甘くしたような味だ。
実際の甘さはたいしたことないのに、ドロドロした食感のせいでしつこく感じる。
うーん…変だが飲めないことは無いな。
結局、幕営地はツーリングマップルに載っていた有料の屋我地ビーチに決定。
16:55、チェックイン。入場料・駐車代・テント泊代で、しめて1200円也。
本島の有料ビーチでのキャンプはゲストハウス並みに高いようだ。
探せば無料でもっと良いキャンプ場もあるだろう。リサーチ不足が悔やまれる。
でもま、いろいろ設備は整ってるし、文句を言われないからいっか。野宿だとハブ怖いし。
早速テントを設営して買い出しに。
近隣の集落をうろうろとスーパーを探して走り回る。
何件かあったが、何故か後に見つけるスーパーほど大きくなる。ちぇ。
ビーチに戻って、オリオンビールを飲みながら釣り開始。
餌は管理人さんに特別にタダで分けていただいた。
前のお客さんが残していった冷凍オキアミが半パックだけあったらしい。
ぶっこんだ第一投が着水すると同時に、すぐ側で驚いたのか、いきなり魚が跳ね上がった。
30cmほどのタイの仲間のようだ。キビレかな。これはいけるかも。
晩酌のツマミはイラブチ(青ブダイ)の刺身。
少し筋があったが癖の無い味だ。だが、これだけでは物足りない。
追加の肴、いや魚が掛かってくれないものか。
潮風にあたって晩酌しながら、20:00くらいまで粘ったが結局アタリ無し。
ゴカイやアオイソメなどの虫餌の方が良いのだろうか。うーむ。
釣りは諦めて、晩飯で締め。
共同売店で買った飯とオカズの詰め合わせ150円。安!
ポークに天ぷら、ゴーヤチャンプルー、もやしチャンプルーがギューギュー詰めだ。
値段の割りに量があって美味かった。沖縄って(・∀・)イイ!!
日本の中でも独自の文化と歴史の地・沖縄。
未舗装林道は無いが、充実した旅になりそうだ。
沖縄です。入梅したばかりの沖縄です。
今回はバイク運送やら飛行機やらレンタルバイクやらゲストハウスやら
今までのツーリングに無かった要素がいろいろあります。
代わりに未舗装路はほとんど無し…orz
ま、それもしゃーないっすね。
そうそう、年頭から友達に頼まれたサイトが今月頭から公開されました。
埼玉を中心とした歯科関連の求人サイトなんですが宣伝しちゃいます。
歯科求人サイト e-job
このサイトのお陰で、この冬のツーリングはお預けになりましたが
我ながらなかなか頑張ったと思っております。えらい俺。
(イラストは無料素材サイトから拝借しました、俺が描いたわけじゃないっすよ、念のため)
GWの最中、日帰りで行って来た小諸・浅間山方面のツーレポをアップしました。
http://s-dog.net/archives/000500.html
今年はなかなかソロキャンプできないなぁ。
今年もGWは時期をずらして代休を取ることになった。
バイク仲間があちこちに旅立つ最中、僕は仕事。それでも土日は休みである。
鬱憤を晴らすべく日帰りで浅間山方面に出かけることにした。
7:45、念のためフリースを着こんで出発。練馬ICから関越自動車道へ。
連休の真っ只中なので、下り方面の流れは速い。
8:45、上里SAで給油。藤岡JCTから長野方面へと上信越道を進む。
9:30、八風山トンネルを抜け、長野県内に入った。
9:45、小諸ICを降り、小諸市街方面へ進む。
9:50、懐古園駐車場に到着。200円を支払って駐輪。
いい天気だが、ちと暑い。フリースを脱ぐ。
さて、まずは朝食。懐古園の入口脇にある蕎麦屋、草笛・小諸本店へ入り、ざるそばを注文。
ボリュームたっぷりの蕎麦がたらいに入れられて運ばれてきた。
やや太めに切られた田舎蕎麦で、量は気取った蕎麦屋の1.5~2倍ほどもありそうだ。
味も満足。ついでにお土産も購入した。
せっかくなので入園料300円を払って腹ごなしに小諸城址・懐古園を散策。
大河ドラマの影響もあり、山本勘助をアピールしまくっている。
とりあえず、本丸跡の懐古神社に参拝。
城下町より低い位置にある、全国でも珍しい城らしい。
千曲川やもともとの地形を上手に利用した築城というのが歩いてみると良く分かる。
天守台は思っていたよりこじんまりしている。
季節が丁度良かったようで、園内は様々な花が咲いていた。
小諸の象徴でもある三之門を撮影し忘れたのは残念だ…。
駐車場脇の無料休憩所でトイレを済ませ、10:50、出発。
小諸市街を北に抜けて、浅間南麓の林道群を目指す。
R141からr79へ合流し、すぐ糠地方面に右折。
途中、天池という所で鯉のぼりを撮影。
11:10、糠地林道の西端に到着。東へと走り始める。
今回も林道浪漫の地図を参考にさせていただいた。健さんに感謝感謝。
日当たりの良い開放的な林道だが、展望はあまり開けない。
何箇所か作業道の分岐もあったが、きりがなさそうなので本線を進む。
11:40、東端の小姓の集落に出た。
道なりに東へ進み、菱野温泉を横切って1000m林道に合流。
千曲川流域の展望がなかなかよろしい。蓼科や霧ヶ峰も薄っすら望めた。
1000m林道にも少しだけダートが残っていた。
交通量が多いせいか超フラットで走りやすい。
北へ分岐する道をチェックしながら進むが、やはり事前情報通り。
水出林道も清万林道もがっちりゲートで閉鎖されている。
12:05、最後の頼りの追分林道もゲート閉鎖されてたが、ここは脇からモゴモゴできた。
のんびり北上して、12:15、御代田三石林道の分岐を左折。
家族連れのハイカーが道端で昼食を取っていた。挨拶をして通りすぎる。
一台、自動車とすれ違った。地元民か。意外に人と出会う林道だな。
ひたすら西へ進み、12:45、西端のゲートに到着。
すぐにUターンして、北の1500m林道へ抜ける道を探す。
最初の作業道は藪の中にフェードアウト。
途中、熊らしき糞があった。くわばらくわばら。
結局、水出林道で北へ抜けることにした。
少しガレ気味の路面を北上し、13:10、1500m林道=浅間林道に出た。
とりあえず左折して、これまた西端をチェック。
林道の最後は熊笹の中に消えてしまった。
Uターンして東へ向かう。眼下に開ける展望が素晴らしい。
やがて浅間山が眼前にドドーンと姿を現した。
林間ダートになってもまだまだ続く。
13:40、石尊山への登山道はゲート閉鎖。
ここから少し歩くと血の池・血の滝があるらしい。
興味があったが疲れそうなのでパス。
13:45、御代田三石林道へと下る分岐をスルーして浅間林道を直進。
しかし数百mほど先の転回スペースで行き止まり。
Uターンして、さっきの分岐を左折して下り始める。
ちなみにこの分岐の辺りでテンを見かけた。テラカワユス
13:55、再び御代田三石林道へ出た。
左折して、東へ。一組カップルと遭遇。
追分林道の分岐へ戻り、左折して北上。
落ち葉の下はフカフカの火山灰だ。ややもするとハンドルを取られる。
途中、オフ車軍団10台ほどとすれ違った。
抜きつ抜かれつしながら、かなりのスピードで走っていた。( ̄へ ̄|||) ウーム
レースなら完全なクローズドコースでやってもらいたいものだ…。
14:15、R146の手前、峰の茶屋の裏手にあるゲートに到着。ここまで意外に距離があった。
予想はしていたが、やはりこのゲートは抜けられそうにない。Uターン。
14:35、千ヶ滝方面に降る支線へと左折。
ゲートがあったが、ここは脇をモゴモゴ…。ようやく舗装路に戻った。
ここまでのダート走行距離は約50~60kmくらいか…げふっ。
別荘街を抜けて、14:45、R146に出た。ひさびさに人里に出てホッとする。
が、キャピキャピとテニスをやってるコートを横目に見て、すぐにやさぐれ。(▼⊿▼) ケッ!
少し南下して、北原白秋文学碑の向かいにあるGSで給油。
軽井沢の中心部を避けて、裏道で1000m林道へ舞い戻る。
15:00、追分林道の分岐をスルーして、さらに西へ。
15:15、菱野温泉でチェリーパークラインを右折。
ワインディングをウネウネ登って、15:30、高峰高原・車坂峠に到着。
おぉー、素晴らしい眺めだ! 絶景かなー!
朝飯の蕎麦は大盛だったが、さすがに腹が減ってきた。
今更昼飯も何なので虫養いにおやつを摂ることにする。
しかし、休憩所で注文したおやきは、蒸されすぎてグチャグチャな状態。
完全にハズレだ。ちぇっ。
15:40、出発。湯の丸林道で西へと向かう。
高峰高原から池の平までの数kmは尾根伝いのフラットダートである。
すでに閉鎖されたスキー場にはまだ雪が残っていた。
眺めも良く、期待以上の林道だった。
15:50、湿原・池の平の駐車場に到着。
散策しようとしたが、コースを見ると最低1時間は歩く必要がありそうだ。
林道のゲートが閉鎖されかねないし、疲れそうなので諦めた。
16:10、湯の丸高原の地蔵峠に出た。
記念撮影だけ済ませて、r94を小諸方面に降る。
比較的緩やかなカーブが多く、スピードを出しやすい。
16:35、R18を右折して、すぐに左折。
r166で千曲川を渡り、さらにr40を左折。
16:40、道の駅・みまきに到着した。
併設された温泉・御牧乃湯でざんぶと入浴。
一日の汗を洗い流した。
17:20、出発。
地元のスーパーへ寄り道してから、再びr40に戻って小諸方面に。
小諸市街を抜け、17:45、小諸ICから上信越道へ乗った。
下仁田から花園まで渋滞50kmの表示。
うーん…GWの帰省ラッシュがどうやら始まったらしい。
18:05、佐久平PAで早めの夕食。(それとも遅めの昼飯か?)
ネタ目的で佐久鯉の唐揚げ丼を注文したが、これが失敗。
唐揚げの油が酸化していたのか、実に実に嫌な臭いである。
セオリー通り、横川SAでおぎのやの釜飯を食べればよかった…。
18:25、フリースを着こんで出発。夕暮れの碓氷峠はやはり肌寒い。
進むに連れ、表示されてる距離は少しずつ縮んできたが、渋滞には違いない。
モゴモゴしながら藤岡JCTで関越道に合流し、19:15、上里SAで給油。
さらにモゴモゴして、20:30、自宅に到着。はぁ、疲れた。
その夜、Kannaに持っていったのはスーパーで調達したビタミンちくわ。
ちくわにビタミンA・Eを添加! …と言っても、魚脂が加えられてるだけなのだが。
普通のちくわに比べて油っぽいが、なかなか美味しい。
日帰りだが、なかなか充実したツーリングだった。
さぁーて、GWの代休も楽しむぞー。
先週末に開催された山梨での山菜塾の様子をまとめました。
塾長、ありがとうございました! 参加者の皆様お疲れ様でした!
http://s-dog.net/archives/000498.html
ちなみにタイトルの元ネタが分かる方は、たぶん30代以上です。
先週末、Mr.mudさんの主催で行われた山菜塾@2007。
その収穫を皆で賞味する晩餐会を昨夜Kannaで開きました。
その他にも珍味がいろいろ。
mudさんが作ってくださったイルカの味噌煮は皮が苦手な僕でも大丈夫でした。
さて、宴の最中。
先日、ここで飲んだ珍しいノンアルコールのカクテルの話題を唐突に私が持ち出しまして。
塩犬「本でも紹介されてる正式なカクテルなんですが、誰か飲んでみます?」
黒洋梨さん「あ、私飲みます」
塩犬「本当に飲むんですね? (・∀・)ニヤニヤ」
黒洋梨さん「…?」
日本バーテンダーズ協会も公認しているノンアルコールカクテル、『プレーリーオイスター』。
材料は卵黄・ビネガー・ウスターソース・ケチャップ・胡椒。以上。
臭いを嗅ぐと、ドレッシングの香りがします。白飯にあいそう…ってカクテルなんですが。
私が飲んだときは一気に喉の奥に流し込みましたが、いやぁ辛かった。
黒洋梨さん、憂鬱な表情でしばし逡巡した後、グビっと飲み干しました。さすが漢!
バイク談義も盛り上がり、またまた楽しい宴となりました。
ツーレポはしばしお待ちを。
今年も開催されたMr.mudさん主催の山菜塾。
昨年は参加できなかった山梨エリアでの山菜採り&ナマズ釣りである。(昨年の様子はこちら)
ひさびさのキャンプツーリングでもあるので、ちょっと緊張してしまう。
当日は5:00に起きて準備開始。釣り道具もOK。でも何か忘れてそうだなぁ…。
7:00、出発。環七から高井戸ICを経て中央道へ。8:00、談合坂SAで小休止。
なかなか良い天気だ。予報によると明日の夕方までは持つらしい。
8:15、大月ICを降りてR20へ。
給油を済ませ、コンビニで朝食を購入。
待ち合わせまで時間が余りそうだ。
旧道の笹子峠へ行ってみよう。
8:40、笹子トンネルの手前から分岐するr212を左折。
いきなり狭くなったワインディングをウネウネと登る。
先日降った季節はずれの雪が、まだカーブや日陰に残っていた。
この冬は記録的な暖冬だったが、ここ最近やけに寒い日が続いている。
山菜への影響はどんなものだろう?
8:50、笹子峠に到着。峠にはハイカラな随道があった。
説明書きによると昭和13年に完成されたらしい。
トンネルを抜けると小さな東屋と展望スペースがあった。
脇道に寄り道しながら大和町方面に降る。
R20に復帰して、笹子トンネル方面に戻る。
9:15、待ち合わせ場所の道の駅・甲斐大和に到着。
塾長・Mr.mudさんのジムニーが直後に到着。
BAJAを盗難され交通手段の無くなった怪人M氏も助手席に同乗している。
ろーどまんさんも少し遅れてXLRで到着。これでひとまずメンツは揃った。
他にも参加者がいるが、仕事のため幕営地へ駆けつける手筈になっている。
9:35、移動開始。まずはコゴミ(クサソテツ)の採取スポットへ。
昨年の山菜塾で大量に採れた場所だが、時期が早かったのかあまり採れず。
場所を少し移動してみたが、やはりコゴミは見つからず。
その代わり、タラの芽をいくつか収穫できた。
去り際にアオダイショウを捕まえたが「食べても不味い」という理由でリリース。
指に蛇の臭いが移ってしまい辟易する。少し噛まれたところから血も出てきた。ちっ。
10:30、再び移動開始。
途中、コンビニで昼食用の買出しを済ませる。
農道を快走して鰍沢町方面にショートカット。
相変わらず、mudさんのジムニーは速い。
11:45、次の山菜スポットに到着。まずフキとミツバを収穫。
昨年同様の巨大ミツバを期待していたが、まだそれほど大きくなってなかった。
フキも小さめだ。塾長の指示で今回は葉っぱごと摘む。
その代わり、なぜかワラビがいい感じに生えている。嬉しい誤算だ。
4人で30分ほど掛けてミツバ・フキ・ワラビをどっちゃり採った。
さらに近くの休耕田でタゼリ(セリ)を収穫。
根元をナイフで切って、ワラ屑やスギナを取り除く。
法面の草むらにノビル(野蒜)も発見。ここでも予想外にいろいろ採れた。
13:30、山菜採りを終えて、やや遅めの昼食。
各自でインスタントラーメンを作り、湯掻いたミツバと生卵を乗せて食す。
うめー。野外での自炊昼食は随分ご無沙汰しているが、やっぱいいなぁー。
食べ終わって収穫した山菜を種類毎に選り分けた。
ミツバ、フキ、ワラビ、タゼリ、ノビル。新聞紙に包んで袋に入れる。
どれもこれもかなりの量だ。食べる方も大変だぜ♪
14:15、出発。鰍沢町の市街地で買出しを済ませる。
ホームセンター、スーパーマーケット、釣具屋と廻っていく。
これで幕営の準備は万全。R52へ合流して、富士川を南下する。
15:20、幕営地に到着。
富士川の土手のドン詰まりである。川の眺めがなかなか良い。
まずは各自でテントの設営。落ち着いたところで、ナマズ釣り開始。
と言っても、ミミズを付けてぶっこんでおくだけだ。
ビールをチビチビ飲んで待つも、アタリなし。
竿を放ってテントに戻るとmudさんが夕飯の支度に取り掛かっていた。
できることを皆で手伝う。…っと、初参加の釣りキチ四平さんが現れた。
昨年、群馬で偶然お会いして以来、古都オフなどで何度かご一緒した方である。早速、皆さんにご紹介。
桁外れの大食い・早食いの猛者として私の仲間内では既に有名人だ。
仕事が終わって駆けつけて下さったが、夜のうちに戻らねばならないらしい。
釣りの方は芳しく無いが、たっぷりの山菜があるのでツマミもオカズも心配ない。
ノビルの味噌炒めにセリの御浸し…Mr.mudさんが次々と調理していく。
山梨の地酒・七賢が旨い。四平さんの持ってきてくださった越後の純米吟醸も実に旨い。
幸せだなぁ…と良い気分に浸っていると、段々辺りは暗くなってきた。
そして初めてヘッドランプを忘れたことに気付く。くそぉ。
手持ちのLEDランタンで一晩しのいだが、やっぱヘッ電は必需品だよなぁ。
さらにスーパーで見かけたイルカを、Mr.mudさんが味噌煮にしてくださった。
海のない山梨だが、昔からイルカが食されてるそうだ。不思議な食文化である。
これまで僕は2度イルカを食べたことがあるが、皮が独特な臭いで苦手だった。
だが牛蒡が丁度良いにおい消しになるのか、なかなか美味い。普通に食べられた。
そうこうしている間に黒洋梨さんがシェルパに乗って登場。
席に着くと大食いネタで釣りキチ四平さんにいじられはじめた。
本日の〆はコゴミとタラの芽の天ぷら丼。
各自好きなだけ御飯をよそって、揚げたての天ぷらを乗せツユを掛ける。
んー…美味い! 一升炊いたはずの米がどんどん減っていった。
21:00過ぎ、放置しておいた竿を見に行くと怪人M氏の竿にナマズが一匹掛かっていた。
サイズは40cm弱。外道バスターズの面目躍如。スカリに入れて生かしておく。
結局、釣果はこの一匹だけだった。後にKannaで天ぷらに…。南無。
釣りキチ四平さんは翌日も仕事のため、ここでお別れ。
ご参加いただきありがとうございました! また、お会いしましょう!
お見送りの後、昼間の疲れもあって皆、三々五々テントに入って寝始める。
僕と黒さんが最後まで起きていたが、それでも23:00には就寝。
翌朝は5:00過ぎに起床。外はすでに明るい。
「怪人M氏やMr.mudさんはすでに釣ってるかな…」と釣り場に行ったが誰もいない。
むぅ。どうやら僕が一番早起きだったらしい。もっと寝ていればよかった。
僕がガサゴソ動き回ったせいで、皆もぼちぼち起きだした。
Mr.mudさんが淹れてくれたコーヒーで一服。
今日の予定は温泉と昼飯だけなのでのんびり過ごす。
朝食は山菜のかき揚げと御浸し。さらにセリを使ったオムレツ。
昨夜の御飯が僅かに残っていたが、おかずだけでも充分だった。
これだけ食べてもミツバやセリが、まだまだたっぷり残っているのだ。山菜ってすげぇ。
朝食を終えてボチボチと片付け。夜露に濡れてないのでテントを干す必要も無い。楽だ。
ろーどまんさんは次回オフ会場の下見のため、ここでお別れし早々に出発。お疲れ様でしたー。
10:25、出発。Mr.mudさんのジムニーを先頭に、僕と黒洋梨さんがバイクであとに続く。
R52を経て、10:35、甲州鰍沢温泉・かじかの湯に到着。
なかなか小奇麗な建物だ。入浴料は大人500円。
4人でのんびり入浴…といきたいところだが僕は長湯が苦手なので早々に上がってしまった。
昨日の山菜採りで疲れた筋肉を電動マッサージ機で解す。
12:05、さっぱりしたところで出発。
昼食まで時間を空けたい事情もあり、僕のお土産を買うため少し離れた道の駅へと移動。
R52を北上し、富士川大橋を渡ってR140に接続。
さらに北上して、12:30、道の駅・とよとみに到着した。
ここで購入したのは甲州の高級名物・あわびの煮貝。
一個2000円(これでもずいぶん安いのだ)のやつを2個購入。
残った山菜やナマズと一緒に、翌日Kannaで賞味した。
12:40、さぁ、いよいよ昼食に出発。
笛吹川や釜無川の堤を使って竜王方面へショートカット。
さすが地元民のMr.mudさん。わけわからん道を走りまくる。
13:00、決戦の場・ぼんち食堂に到着。デカ盛りで有名な店なのである。
Mr.mudさんと黒洋梨さんはカツカレー。怪人M氏はスタミナ定食。
僕は写真の面白さで選んだ中華丼。うーん…想像以上に量が多い…。
具が溢れてたり、伊達巻が乗ってたり、突っ込みどころ満載である。
Mr.mudさんと怪人M氏は完食したが、黒さんと僕は半分ちょっとでギブアップ。
食べていて憂鬱になるメニューは辛い。今後の予定など何も考えたくなくなった。
餃子も頼んでいたが、それも半分くらい残った。
13:55、会計を済ませ、店を出たところで解散。
夕方から雨の予報だったので僕はまっすぐ帰宅することにした。
14:00、甲府昭和ICから中央道に乗り、たいした渋滞も無く、16:00前に帰宅。
結局、雨に降られずに済んだ。荷物を片付けた頃、なんとなく小腹が空いているのに気付く。
餡の水分を吸って中華丼が雑炊状だったから、消化されるのが早かったのだろうか…。
その足でコンビニにカレーパンを買いに出かけた。
A地点から~B地点まで~♪ 行く間に~すでに腹が減ってたのです~♪
昨夜、とある方と飲みに行った高円寺のあかちょうちんと言うお店。
安い飲み屋の多い高円寺でも、酒の値段ならダントツでしょう。
週のうち3日間は焼酎ボトル半額セールで、いいちこ他が一升で1450円!
普通に3ヶ月キープなのに、そのへんの酒屋で売ってるような値段です。
(調べてみたらメーカー希望小売価格より10円安かった)
ツマミも軒並み300円以下。以前より味も鮮度もまともになってました。
従業員に日本人はいない感じですけど、その代わり台湾料理が充実してます。
いろいろ突っ込みどころ満載なお店で、ネタ的に面白いですよ。
あ、安いからといってカシスをボトルで頼むとたぶん後悔します。
原液を一升を飲みきるのはきついっす。
沖縄ツーリングについて、さらに調べてます。
東京から那覇までは空路、那覇から石垣まではフェリーと想定して、
A) バイクを持ち込んだ場合、B) 持ち込まなかった場合
両パターンの差分だけを試算してみました。
A) バイクを持ち込んだ場合
キャンプなので宿泊費は節約できますね。
那覇-石垣のフェリーでは特殊手荷物料金を取られます。
(石垣でレンタルバイクも考えたが、試算したらあまり変わらず)
トーリク輸送費 \58,970-
那覇-石垣フェリー \10.900-
キャンプ代 \500×6泊= \3,000-
計 \72,870-
B) バイクを持ち込まなかった場合
レンタルバイク(100ccのスクーター)とゲストハウス(一泊2000円)と想定して…。
那覇 100cc 3日間 \8,810-
石垣 100cc 36時間 \6,500-
那覇 100cc 3日間 \8,810-
宿泊費\2000×6泊= \12,000-
計 \36,120-
その差、\36,750-。うーん。
ただし、レンタルバイクや宿のレベルを上げると、さらにこの差は縮みます。
バイクを持ち込んだときの便利さを考えると、さほど割高に感じないような…。
往復ともフェリーで輸送できれば安いんですけど、
残念ながら復路で使えそうな便が無いんですよねぇ。
ちなみにマルエーフェリー(東京-那覇)をバイク輸送に片道だけ使ってみると…
C) マルエーフェリーで往路輸送した場合
バイク輸送費(往路)\16,500-
バイク輸送費(復路)\36,855-
那覇-石垣フェリー \10.900-
キャンプ代 \500×6泊= \3,000-
計 \67,255-
5000円しか安くならないのか…。
事前に平日の夕方に仕事を抜け出してフェリーに積む手間を考えると、
これはちょっと割りにあいませんね。
釣り竿持ってビーチでキャンプ、というネタのためにも、バイク持ってくかー。
(でも、本島のビーチのキャンプ場は1000円が相場なんだよなぁ…orz)
まだ詳しい日程は決まってませんが、今年のGWの代休で沖縄に行こうと考えております。
今日、一日いろいろ調べたのですが、いろいろ悩みますね…。
・奄美大島へ寄るか?
沖縄には未舗装林道はほとんど無いようですが、奄美にはあります。
でも寄るとなるとオフバイクをフェリーで運ばねばならず、限りある日程が大きくロス…。
残念ながら寄らない方向で今は考えてます。
・バイクを持ち込むか?
フェリーだと何より日数が掛かります。
バイクだけ輸送し、人間は飛行機で行き現地受け取り…という手もありますが、
調査した中で一番安い業者でさえ往復で約6万円。(トーリクでClub YAMAHA会員価格)
オフバイクで走りたい未舗装路は無いし、離島へ足を延ばすにも邪魔になりそうです。
レンタルバイクがスケジュールや予算の点では一番現実的なのでしょうかねぇ…。
・キャンプするか?
レンタルバイクだとキャンプ道具をどさっと積んで走るのは無理。
ゲストハウスや安宿を中心に泊まり歩くことになりそう。
そういうスタイルは僕の性に合わないんですけど、仕方ないのかなぁ…。
・どの程度まで離島へ行くか?
宮古や石垣へのフェリーを就航していた琉球海運が、昨年9月に旅客業務から撤退してしまいました。
残るは大阪・名古屋から台湾まで就航する有村産業のフェリーのみ。
これが困ったことに便数がとても少ないのです。
フェリーで宮古・石垣の両方へ行こうとすると、本島へ戻れるのはなんと約10日後!
片方だけなら3日で済むのですが、帰路はほとんど一日船上で潰れます。
飛行機なら運賃は高いけどひとっ飛び。
バイクが無ければ本島へ戻ることも考慮しなくてOKなんですけどねぇ。
うーん、どうしたものか。休みが腐るほどあればなぁ…。
あ、一番の問題は休みが林道仲間のオフ会の日程と重なりそうな点です。
どもども、今年初めてのツーレポです。こちらからどうぞ。
未更新期間が長かったから、読者の皆さんは離れてしまったかなぁ…すみません。
それにしてはなかなかハードでした。さーて、次はどこへ行こうかなぁー。
年頭に友達から頼まれたWEBサイト作りがようやく一段落。
長いトンネルを抜けた気分だ。これで心置きなくツーリングに出かけられる。
リハビリ一発目は日帰りでの房総半島ツーリング。鈍った勘を取り戻さねば。
7:50、出発。給油を済ませて環七を南下。
8:10、R15=第一京浜を右折し、産業道路へと接続。
多摩川を渡り、川崎市に入って、R409=浮島通りへと左折。
真っ直ぐに進み、8:25、東京湾アクアラインへ。
海底トンネルを抜け、海ほたるはスルー。朝食はこの先でとる予定。
そのまま木更津の料金所を抜け、館山自動車道方面へ進む。
8:50、木更津南ICを降り、R127=内房なぎさラインを南下。
桜の季節のためか、渋滞気味。バイクの集団も多い。
9:10、竹岡漁港すぐそば、竹岡式ラーメン発祥の店・梅乃屋に到着。
こんな朝早くだというのに、すでに行列が出来ていた。
バイクを止めて行列に並ぶ。10分ほどで席に着けた。
注文したのはラーメン大盛600円+薬味40円=640円。
ここのラーメンの作り方は、すこぶる特徴的である。
麺は乾麺。それを七輪で茹で、スープはその茹で汁でチャーシューの煮汁を割ったもの。
さらに薬味は長ネギではなく、タマネギの微塵切り。
七輪で茹でているためか、一般のラーメンより出てくるまで時間が掛かる。
目の前に座ってる地元のおっちゃんは、こんな時間から酒を飲んでいた。
ラーメンは半分も食べ残してるが、店のおばちゃんと仲が良さそうだ。
元々はこういう店なのだろう。マスコミに紹介され行列ができるなんてのは不本意なのかも知れない。
ラーメンは普通に美味しかった。思っていたほど味に特徴はなく、不思議に感じるほどだ。
スープは濃い目。薬味のタマネギは甘めでスープの濃さを緩和してくれる。
麺は言われなければ乾麺と気付かないかも知れない。
チャーシューはとても美味かった。枚数も一般のチャーシューメン並である。
客が多すぎてチャーシューメンは現在、注文不可らしいが、これならラーメンでも充分だろう。
満足満足。この満腹加減だと昼過ぎまで持つな…。
食べ終わって、9:45、出発。r91に接続して東へ。
富津館山道路の富津竹岡IC方面の先を右折。
9:50、林道竹岡線の入口に到着した。
名物の素掘トンネルを潜り、ドロヌタ路面を進む。
登ってゆくと、途中で土砂崩れが出現。
小山のようになっているが、かすかにバイクの跡がある。
今日はキャンプ道具も無く、身軽なので迷わず超えた。
のっけからなかなか楽しませてくれるぜ。
10:00、金谷元名線に接続。左折して尾根筋を進む。
ここは右折した方が眺めが良いポイントがあったはずだが、ま、いいや。
数台のオフバイクとすれ違った。岩盤路面を下って、10:10、退出。
r34=長狭街道を左折して東へと進み、横根峠を越えてr182を左折。
この辺はスピード重視のバイクが多かった。
カーブでの対向車線はみ出しにはくれぐれも注意したい。
10:25、山中林道の起点に到着。案内板があるが通行不能の文字…。
ま、行けるとこまで行ってみよう。急坂の舗装路を登る。
本道と思われる道を進んだら、やがて民家で行き止まり。
分岐を間違えたかな? とりあえずUターン。
途中から枝分かれする細めの道へと入ってみたが、こちらも展望台で行き止まり。
まだ道は続いていたが、バリケードが阻んでいる。
工事現場の足場のように組まれた展望台には一応登っておこう。
10:50、r182に復帰。北上して下郷の集落を右へ。
田取林道へ向かうつもりが、分岐を見逃し川沿いの道を遡ってしまった。
後日調べたら、志駒林道という名のピストン林道らしい。
ダート路面と素掘りのトンネルが続き、最後はやっぱり行き止まり。
正規ルートの田取林道の起点に戻ったのは11:10。
走りやすいフラットダートを進む。踏み固められて幅員も広い。
ところどころ路面に溝もできているが、注意していれば問題なし。
やがて舗装路面になり、戸面原ダムを見下ろしながら降る。
11:25、r88に接続。右折して戸面原ダムを横目に南下。
5分ほど走って、大山林道の分岐に到着。
すぐダートになり東へと進む。いつしか横尾林道に接続。
房総では珍しい開放感のある区間だ。
それにしても暑い。念のため冬装備できてしまったが辛い。
ちなみにこの日、静岡では史上最速の真夏日を記録したらしい。
11:55、R410の旧道を経て林道高山線に接続。
ダートは入り口付近にわずかに残るのみ。
通行止でバリケードとロープが設けられていたがモゴモゴ…。
進路は北へと向きを変え、復員狭めの舗装路が続く。
12:10、林道渕ヶ沢奥米線との丁字路を右折。
すぐに三間林道の分岐に出た。2km程度のピストン林道だが、一応往復。
ずいぶん立派な隋道がいくつもあった。
終点はちょっとした広さで幕営にも使えそうだ。覚えておこう。
12:25、r24を左折して北上。
12:30、道の駅・ふれあいパークきみつに到着。ここで小休止。
そろそろ食事を気にしても良い時間だが、朝のラーメン大盛りのおかげで空腹感が無い。
このまま夕方まで持ちそうだ。とりあえず自動販売機でMAXコーヒーを買って飲む。甘い。
マップルを眺めながら次の目的地を思案。
うーん、時間も余ってるし、あそこに行ってみるか…。
12:40、出発。
亀山湖を渡り、R465を経て、12:50、坂畑に到着。
ここから北に伸びる名無しの道へと進んでみる。(林道浪漫さんの地図参照)
集落を抜け、いくつものトンネルを潜る。道に沿って電線も続いている。
13:00、左手にトンネルのある四差路に出た。
正面の道を進んでみたが、ジメジメした道を1kmも行かぬうちに行止り。
Uターンして、左へ伸びるトンネルへと進む。途中、湧水があった。
周辺にはワラビなどが生えていたが、今日は放っておく。
さらに先へすすむと民家が現れた。
ずいぶん前にルートを調べた覚えがあるが、なんとなく思い出してきた。
13:10、手前の細い道を左へ折れる。ずいぶんと狭い道だ。
すぐ右手に折れ、潅木地帯を登って稜線に出た。とりあえず右折。
開けた区間もあるが復員が狭い急勾配のシングルトラックである。
うーん、無事にどこかへ抜けられれば良いが…。
道はやがて暗い森の中へ…。
マディな路面で交換したばかりのタイヤが滑る。
そして現れた狭く深い轍の水溜り。むぅ…これは撤退すべきだろうか…?
木の枝で深さを測ったり、歩いて進路を確認した上で、結局前進を選択。
バイクの右側に立ち、支えながら進んで何とかクリア。はぁー、疲れたー。
さらにその先で現れたのがチュルチュル滑る急勾配の岩盤。
深いV字溝に何度も嵌ってしまう。バイクを空荷にしてもなかなか登れず。
3度ほど転倒し、20分ほど格闘して疲労困憊…。( つД`)
しばらく体力回復を待ってから再度チャレンジしよう。
それで駄目ならUターンするか…。
ジャケットを脱ぎ路肩に座って息を整えていると、思いがけずエンジン音が聞こえてきた。
おぉーっ! 地獄に垂れた蜘蛛の糸! 助かった!
クラクションを鳴らし、停車してくださったオレンジのKLXのライダーに声を掛ける。
事情を説明し押してくださるようお願いすると、快く承諾してくださった。
手助けしていただき、ようやくクリア。そこから100mほどで舗装路だった。
さっきの地点に戻ってみると、KLXだけでなく、後ろにも複数台のバイクが続いていた。
僕のせいで前が詰まり勢いが殺されたためか、やはり何台か悪戦苦闘している。
さきほどのオレンジのKLX…Junさんもやがてクリアして舗装路に現れた。
そこで名刺をいただき、千葉の獣道を専門に走っているTeamTrickyと紹介していただいた。
お仲間の方にスポーツドリンクまでいただいて…いやはや本当にお世話になりました。
このままいるのも気恥ずかしいので、お礼を言って、14:15、出発。
っと、すぐ先のカーブで濡れた泥に乗ってしまいズザーっと転倒。
ジャケットの袖に穴が空き、肘を思い切りすりむいてしまった。・゜・(ノД`)・゜・。
Trickyの方々にまで転倒した音が聞こえてしまっただろうか…?
バイクは走れるようなので、痛さを堪え、そそくさと再出発。うぅ…。
万田野林道とのT字路を右折し、14:30、林道大福山線の分岐を左折。
すぐ先で分岐する月崎大久保林道へ向かってみたが、終点の手前で工事中だった。
仕方なくUターンして大福山線へと戻る。
先ほどの分岐まで戻って左折。ダート混じりの山道を下る。
復員は広く、路面はフラットだが、痛い目にあったばかりなので慎重に走る。
戸面蔵王林道に接続し、養老方面に折れる。
14:55、R465を右折。
ここから鹿野山・マザー牧場方面を目指し一気に西走。
亀山湖を横切り、R410=久留里街道へ。
15:10、上総松丘で給油を済ませてから、r93に接続。
秋元でR465に一瞬だけ復帰して、マザー牧場方面へ登ってゆく。
この時間になり、さすがに涼しくなってきた。
15:45、マザー牧場に到着。凄い人出だが僕は用がないのでスルー。
少し迷いつつ、15:50、鬼泪( きなだ ) 林道の分岐を発見。
GPSで事前に記録しておいたポイントがずれてたようだ。早速、砂利の路面を下る。
林間ダートだがカラっとしてなかなか良い雰囲気である。
16:05、林道を退出。r163を左折して、佐貫市街方面に進む。
R465を経て、16:10、東京湾観音に到着。
56mの巨大な仏像で、中の階段を頭まで登ることもできる。
しかし、それほどの体力はない。外から眺めるだけで十分だ。
敷地からは富津岬が良く見えた。
さてさて、昼飯抜きでさすがにお腹が空いている。
駐車場の脇にある民宿・辰金で早めの夕食を済ませておこう。
注文したのははかりめ丼、900円。煮アナゴを使った富津の新名物らしい。
思っていたよりも甘めの味付けだが、なかなか美味かった。
蒲焼や天ぷらとは一風違う、やさしい味わいだ。
食べ終わって、16:45、出発。
朝、通ったR127を木更津方面に北上。
君津で風呂に入ろうかとも思ったが、なんとなくそのまま直進。
17:05、木更津南ICから館山自動車道へ乗った。
往路と同じく、アクアラインを使い、海ほたるにも寄らず。
海底トンネルを抜け、川崎から環七へ。
帰路は少し渋滞気味だったが、それでも18:10には帰宅できた。
セローは一日でドロドロ。でも、やっぱこうでなくては。
転倒でこしらえた肘の傷は、湿潤療法の人体実験に使われている。
リハビリにしては少々ハードだったが、やっぱりツーリングは楽しいなぁー。
いろんな候補者が出てますけど、こりゃまた強烈なのが出て来ましたね。
ネタでやってると思われますが、だとしても完成度が高いです。
「スクラップ&スクラップ!」「私もびびる!」などなど名言満載です。
昨日はもうお彼岸でしたか。桜も開花して、すっかり春めいてきましたね。
今年はまだどこにもキャンプツーリングに出かけないままですが、いろいろ忙しいのでございます。(;_;
とかなんとか言いながら、Kannaで日々酒をかっ食らっておりますが…。
さて。
そのKannaの常連さんの一人・ゆっこさんが、昨日お仕事先からお土産を買って現れました。
(ゆっこさん=武内由紀子さんは吉本興業所属の女優・タレントさんなのです。メチャ美人!)
Kannaのみなさんと一緒にいただいたのは老祥記というお店の豚饅頭。
神戸の中華街にある超有名な老舗で、いつも行列ができているそうです。
「ぶたまん」と命名して売り始めたのもこの店が元祖とか。(551蓬莱じゃないのね)
先日お聞きしてた通り小ぶりですね。5個や10個は一人でペロリと食べられるという話もうなずけます。
どっさり持ってきた中から、早速いくつか蒸しなおしたやつを僕もお裾分けしていただきました。
んー、うまい~♪
醤油の効いた独特の香りの餡と、程よい厚さと歯応えの皮が絶妙にマッチしてます。
こりゃ本当に何個でも食べられますね。フライパンで焼いたやつも香ばしくて美味しかったです。
帰宅後調べてみましたが、通信販売は一切やってないもよう。くぅ、残念!
その後、ゆっこさんの旦那様も交えて、映画「佐賀のがばいばあちゃん」関連の話で盛り上がりました。
うーん、観てみたい…DVD買おうかなぁ…。それとも原作を読もうかなぁ…。
式根島の釣りレポ、全然進んでません。うーん。
怪人M氏とMr.mudさんのレポに任せて、お蔵入りにしちゃおうかなぁ…。
ところで噂ですけど、ヤマハから新型トレールがもうすぐ出るとか出ないとか。
http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/bike/1172512183/l50
発表すらされてないので、発売はまだまだでしょうけど、ちょっと興味ありますね。
すっかり放置状態ですが、みなさまご機嫌いかがでしょうか?
実は先週末、Mr.mud氏と怪人M氏とで近場の外道バスターに行って来ました。
ターゲットは今が旬のゴンズイ。流行最先端の人気魚種ですから、皆さんご存知ですよね。
(知らないという不届きな方はここやここで勉強して下さい!)
乗り込んだ先は聖地と呼ばれる相模湾・腰越漁港。交通手段は珍しく電車です。
この日はなぜか僕が好調でした。
しょっぱなに小型ハゼを上げたあと、ドンコ(イソアイナメ)2匹にタコ3匹。
本命のゴンズイも1匹確保。怪人M氏はゴン様2匹にデカハゼ2匹。Mr.mud氏はドンコ1匹。
午後16時から4時間ちょっとで納竿という短い釣りでしたが、上々の釣果でした。
ゴンズイ・タコ・ドンコ・ハゼが、どれも丁度3匹ずつ釣れるというのは珍しいですね。
ちゃんと本命も一安心。毒針を切り落とすのにキッチンバサミが役立ちました。
んなわけで。
式根島で釣ったクロアナゴ&先週いつのまにか手に入れたゴンズイ・タコ・ドンコ・ハゼ。
それに土産の変り種クサヤを交えた豊漁祭が先日Kannaで開催されました。
Mr.mudさんの手により干物にされた旬のゴン様は絶品ですね。
ドンコは今度は肝ごと煮付けで味わってみたいものです。
今回のきわめつけは式根島でお土産に購入したサメのクサヤ。
サメは尿を体外に排出できず、その肉は独特のアンモニア臭が滲みこんでます。
かたやクサヤはう○こを思わせる腐敗臭。
サメ=アンモニア臭=おしっこの臭い …(A)
クサヤ=腐敗臭=う○この臭い …(B)
A及びBより以下の結論が導かれる。
サメのクサヤ=便所の臭い (証明終り)
某ちゃんねるの書き込みでは「夏場の工事現場の架設便所の匂い」と評されてましたが、言いえて妙です。
これまで食べたものの中でも、サメのクサヤの危険度はかなり高レベルですね。
深呼吸すると刺激臭が胃から鼻に抜けて、しばらくきつかったです。
肉も皮も旨味が濃縮され、とても美味しいのですが…。
興味がある方は一度是非。
先週末からの三連休、式根島へ釣りに行ってまいりました。
詳細は後日レポにまとめますんで、しばらくお待ち下さい。
さて、その最終日に伊豆諸島名物の明日葉をMr.mudさん、怪人M氏と摘んで来ました。
道端のそこかしこに生えている中から、新芽の柔らかそうな部分を選んでガシガシ収穫。
「明日になれば新しい葉が生える」と謂われるくらい強靭な植物なので遠慮は無用です。
摘んだ獲物は水で塗らして新聞紙で包み、ビニール袋に入れて本土へお持ち帰り。
ってな訳で、いつものKannaさんに持ち込んで昨日明日葉祭りをこじんまりと開催しました。
仕事の都合で来れないmudさんに代わり、黒さんが緊急参戦。
セリ科特有の峻烈な香りがいいですねー。少し早めの山菜塾って感じです。
釣れたお魚の賞味会はまた来週に行う予定です。そちらも楽しみ♪
そういえば、こないだ行ったのを忘れてました。
ラーメン二郎桜台店。50分の行列待ち。とほほ。
開店直後ということもあってか、馬場や荻窪より盛りは多いかも。
小なのに完食できませんでした(><;
うーん。ま、メタボ回避のためには残すくらいの方がいっか。
今週末の三連休、三宅島を予定していたのですが
常宿のホテル海楽が観光客で埋まってしまい予約取れず。
この季節、空いてると思ったのに甘かった…。
やむなく急遽目的地を式根島に変更しました。
天気予報が心配ですが、ま、全滅ってことはないでしょう。たぶん。
今年はまだちゃんとしたキャンプツーリングに行けてませんけど、いろいろ忙しいのです。
特にお部屋の掃除。2月の休みもほとんどつぶれそうです。ご勘弁をば。
YOUTUBEなどにアップロードされた動画にコメントを付けられるニコニコ動画というサイトがあります。
絶妙なタイミングの突っ込みコメントが某ちゃんねるの実況板のノリで乱舞する様は壮観です。
↓これなんか横隔膜が痙攣しそうなほど笑ってしまいました。
もちろん、素材の面白さも一因なのですが、やはり決め手はコメントですね。
新しい形態のコンテンツの楽しみ方になるかも知れません。おもろいw
この土日、桧原村の某林道で林道仲間の野営新年会がありました。
土曜日の午前中から怪人M氏と待ち合わせて出発。
途中、昼飯に国立西でひさびさのスタ丼。
B級の王道、やっぱ美味いっすねー。
その後、あきる野の辺りで買出しを済ませ、会場に到着したのは13:30。早すぎ。
テント張って焚き木集めて、さっさと一杯やろうと思っていたのですが、何やら小型ユンボが作業してます。
うーん。落ち着ける状況では無さそうな。…ってことで、2時間ほど時間つぶし。
払沢の滝を見に行ったり、滝の入口の喫茶店でお茶を飲んだり。
15:30になり、途中、寝袋Mさんとも合流して再び会場へ。
丁度、作業を終えたユンボがトラックに積まれて出て行くところでした。
よさげな草地を選んでテントを張り、そのうちに参加者が続々到着。
Mr.mudさんが中心となって焚火を熾し、ぼちぼちと宴会が始まりました。
私のメインディッシュは豚バラ肉とホウレン草の常夜鍋。
寒い季節なので他の方々のつまみも鍋物が多いですね。
…っと、何やら空から白いものが。ま、雨よりましか。
この日、風邪気味だったこともあり、早々に私は就寝。
雪はぱらつきましたが厚い雲のお陰でそれほど冷え込みませんでした。
翌朝も太陽が昇ると気温が上昇。出発する頃には暑いくらいに。
心配していた凍結もなく無事に一般道へと戻れました。
昼飯を食べただけでどこにも寄らず、帰宅したのは14:30。
寒い中を走ったので体は疲労してますが、やっぱ真冬のキャンプは楽しいですね。
参加された皆様、お疲れ様でした~♪
この日曜日、宴会のお誘いを受け、埼玉は越生(おごせ)まで行ってまいりました。
誘っていただいたのはネット麻雀に凝っていた頃に知り合った美女(?)2名。
真昼間から酒を飲むため、交通手段は電車です。珍しい。
さて。予約まで時間があったので、黒山三滝を3人で散策。
土産物屋も何件かあって、ちゃっかりと観光地化してました。
滝の景観も近場にしてはなかなかです。
散策を済ませてから向かったのは飛騨観光・陽山亭という風変わりなお店。
白川郷から移築した合掌造りの建物に加え、妙ちきりんなアイテムがあちこちにあります。
今回は探検しませんでしたが、3Fには古民具なども展示されてるそうです。
囲炉裏を囲んでの炭火焼や鍋物が主なメニュー。
山の中に相応しく鹿や猪、熊に雉などの鍋が供されます。
変わったところでは狸鍋や蛙の串焼きなどもありました。
今回は蛙に初挑戦。鶏肉に似た癖の無い味わいでした。
越生は梅林が有名だそうで、あと一ヶ月もすれば見頃でしょう。
その頃にバイクで再訪してみたいものです。今度は狸かなー?
お二人ともお疲れさま&ご馳走様でした♪
どーもどーも、みなさまご無沙汰しちゃってすみません。
今日も終日お掃除してました。さて、掃除で出てくるのが不用品。
ヤフオクで処分するのも面倒なので、この場で大物2点の引き取り手を募集しまーす♪
ご希望の方は希望商品(AまたはBのどちらか)とメールアドレスを記載の上で、
この記事にコメントを投稿して下さい。希望商品はどちらか片方でお願いします。
※ 注意事項 ※
・私の家(東京都中野区)まで引き取りに来られる方に限らせていただきます。
・無料で構いませんけど、返品不可でお願いします。
・先着順でコメントをいただいた方に当方からメールで連絡させていただきます。
で、不用品はこちら。自分のツーリングスタイルに合わなかった品を放出ですー。
A.FRPトランクボックス(引取手、決定済み)
バイク便用のトランクボックスです。こちらのサイトの「Traveler-IV」という製品です。
ツーレポにも登場しないほどの初期にヤフオクで買いましたが、でかすぎて使わず仕舞い。
Lサイズで色はグレー。ターンロック仕様で下部はJ型フックです。
多少のキズはありますが気にならない程度だと思います。
B.バニアケース(引取手、決定済み)
こちらのページで紹介しているキャリアとサイドボックスのセットです。
転倒してスリキズだらけ。キャリアも汚れてます。気になる方はご遠慮下さい。
サイドボックスには赤い反射シールが貼られています。
キャリアとボックスを固定する金具のボルトが一つ行方不明です。
普通に走る分には大丈夫ですが、引き取った後にワイズギアから取り寄せた方がいいかも知れません。
以上です。
箱フェチの方、過積載マニアの方、貰ってやって下さい~。
正月、そしてこの三連休、部屋の掃除に乗り出しました。
まともに掃除したのはなんと数年ぶり。(ーー;)
一通りゴミを捨てるだけでも今月一杯はかかるでしょう。
さらに書籍や不要な品々も処分するつもりなので、来月も…。
この冬、あまりツーレポを書けないかも知れませんが、ご了承下さい。
切実な状況なのです。(´∀`;)
楽しみにしていた三連休ですが、どうも悪天候のため伊豆諸島では釣りどころじゃなさそうです。
ってことで、協議の結果、式根島行きは中止となりました。
うーん…どうも今年はインドアの日々が続きます。残念。
今年は亥年ですね。『猪突猛進』なんて四字熟語がTVで連呼されてたり。
そういえば小説・帝都物語では亥年に動乱が発生しやすいとか書かれてました。
辛亥革命や関東大震災。前回の亥年は阪神大震災とオウムの地下鉄サリン事件がありましたね…。
オウム事件の頃はWEBが少しずつ世の中に浸透しはじめた時代でした。
私も電話モデムを使い、夜な夜な56kbpsで接続して、オウム関連の怪しげな情報を漁ってました。
HtoH&T.Kの怪文書とか強制捜査直前の浅草NETのログとか懐かしいです。
麻生太郎があの時代を振り返り、「マンガでもオカルトが流行っていた」と言ってますけど、たしかにそうでしたね。
オカルトとはちょっと違いますが、Xファイルも流行ってました。
ゲームでは真・女神転生が個人的に好きでした。
そう考えて現在を振り返ってみると、さらに怪しくなったオカルトの類が跳梁跋扈してます。
最近、私が気に入らないのが細木数子とか『オーラの泉』とかの番組。
かつてはオカルトと言えども(矛盾だらけにせよ)体系だった彼らなりの理論を拠所にしてました。
オウムにしても、チベット密教やヨーガなど、一応それらしい理屈をこねてました。
(朝まで生テレビで「幸福の科学」を相手に、誰が釈迦の生まれ変わりかで議論してましたね)
それが最近は、いわゆる『見える人』が好き勝手にあーだこーだ断言するのが流行のようです。
それぞれ六星占術や霊視(心霊主義)が根拠のようですが、まことに理不尽極まりない。
例えば細木の場合、ズバズバ言われた側は占い相手にまともに反論できるわけも無し。
デヴィ夫人や野村佐知代などの辛口おばさんの系譜なのでしょうけど、
下品な暴言ババァとしか思えない点が見ていて不快です。
実際、少しでも登場したらチャンネル変えて見ないようにしてます。
全く、何でこんな怪人物を公共電波に乗せるんだ? …と確認してみたらメインはTBSでした。
オウムの時といい、亀田といい…免許取り上げられちゃえ、TBS!
さて。今回の亥年は何が起こるでしょうかねぇ?
杞憂に終わればいいのですが、個人的には北のキチガイ国家が心配です。
猪突”盲”進しすぎです。
2007年明けましておめでとうございます。
結局、年越しキャンプはせずに、実家までとんぼ返りしてきました。
掛川花鳥園といういろいろな鳥と遊べるスポットに寄り道。
目当ては「おはたき餅」という食べ物だったのですが、鳥との触れ合いにはまりました。ええわぁ。
さて、目的のおはたき餅。入場したすぐ左手の売店に売られてます。
でも大晦日に行ったら品切れなのか閉まってました。
尋ねてみたら明日から売るとのこと。
また入園料を支払わなきゃなりませんが、今日…元日に再訪しました。
我ながらようやるわ。
うるち米で作った五平餅のような食感の餅です。
素朴な感じでなかなか乙ですよ。
…あっ、忘れてました。昨日撮影した富士山の写真。
やっぱ、どーんと聳える富士山を見ると正月って感じがしますね。
年末年始にキャンプツーリングするつもりでしたが、心が折れて(?)しまいました。
実家にちょろっと帰省するだけで終わりそうです。あー、憂鬱。
帰っても何も楽しみ無いんだよなぁ。
東京に残ってゴロゴロする方がまだましっす。
さっさと戻ってこようっと。
前々から一度、年越しキャンプってやつをやってみたいんですけど、どうしようかなぁ…。
やるとしたら実家を起点と考えて、遠州は秋葉神社前とか…。
片道2日くらい掛けて、紀伊半島最南端の潮岬なんてのもいいなぁ。
うーん…悩む。無難に実家でテレビ観そうな気もしますが。
2次元より平らな世界という本を読み終わりました。
高次元の幾何学に始まって、フラクタルやトポロジー、果ては量子力学や相対性理論、
超ひも理論までを読み物仕立てで解説した本です。
広く浅くといった感は否めないのですが、イメージしにくい概念が何となく理解できた気がします。
ここのところ「スティング」や「大脱走」なんかの懐かし映画をネット配信で観たりしてます。
この手の映画を見ると何となく年末だなぁと実感しちゃうから不思議。
天気の良い週末だってのに、インドアな生活してますです。
今日は冬至。一年で最も昼が短い日ですね。
これから寒さは増すわけですが、昼の長さだけは伸びてきます。
本格的な春が来るまではまだまだ掛かりますけど、
なんとなく一つのピークを過ぎた感じで嬉しくもありますね。
『ジョン平と去っていった猫』という文庫本の小説を読み終わりました。
30男が読むのはちょっと恥ずかしい、中高生向けのライトノベルなのですが、
私が著者・大西科学(というか雑文サイト・大西科学と管理人・ジャッキー大西氏)のファンでして、
「えいや」っとAmazonで購入してしまいました。
9月に刊行された『ジョン平とぼくと』という作品の続編なんですが、
独特の世界設定やゆるーい学園ドラマが丁寧に描かれています。
舞台は魔法が日常的に存在する現代日本に似た世界。
そして主人公は高校生の男の子とその使い魔の犬・ジョン平。
物語の原型となった雑文など、詳しくはこちらからどうぞ。
私が雑文サイト・大西科学で最も感銘を受けているのは、その独特の科学的な視点です。
真摯な科学的批判精神とでも呼べばいいでしょうか、理系に徹した論理展開がそこにはあります。
そして温かい人間味と、ちょっとシニカルな自分自身の描写と、ストンと収まる落ち。
こんな文章が書けたらなぁ…と身の程知らずにも羨んでおります。
『SFで描かれる超能力の多くは「エネルギー保存」「作用反作用」などの法則に矛盾する』と
普段の雑文で論じているだけあって、小説の魔法の設定もいろいろ考えられておりました。
ご紹介したサイトを読んだ上で興味湧いた方はぜひ文庫本も読んでみて下さい。
小説を読んだ後にこういう雑文を読むのも、また面白いかと思います。
ちなみにここで言う「雑文」は蔑称ではありませんので悪しからず。
ずいぶん昔に確立されたWEBサイトの1ジャンルなのです。
今がWeb2.0なら、たぶんWeb1.0くらいの昔に。
月頭に行って来た茨城ツーリングのレポートの2日目っす。
忘れてる方々も多いでしょうけど、ま、気が向いたら読んでください。
http://s-dog.net/archives/000465.html
昨日は、映画「デスノート the Last name」を観て来ました。
原作よりもすっきりしたラストでしたね。私好みっす。
L役の松山ケンイチが美味しいとこをほとんど持ってっちゃいましたが、それもGOOD。
その後、高円寺で知り合いのライブに行ってきました。
らしくないクリスマスソングメドレーなんかもあったりして、楽しめたです。
あ、映画といえばインディーズムービー・フェスティバル応募作品・風紀Japan、よろしくです。
そのバンドのメンバーがエンディングを演奏してたり、知り合いが関わってまして。
TSUTAYAで借りてネットで投票すると、映画の関係者が喜びますです。
ダーさん主催の古都オフに今回も参加して参りました。
復活したばかり掲示板で、告知も急でしたから参加者は全部で三人。
私はすきやき定食を注文しました。
御飯の盛りは相変わらずです。
参加者が少ない=ダーさんとゆっくりお話できるわけでして、
真冬のツーリングに関するいろいろな情報交換してまいりました。
この冬はスノーチェーンでどこまで行けるか頑張ってみましょうかね…。
今週末、土曜日は夜に友達のライブが。
日曜日は…特に決まって無し。日帰りで釣りにでも行こうかな?
高校時代の友達3人集まって、新宿靖国通りの「世界のやまちゃん」で飲んできました。
二年近く前に韓国料理を食べに行ったメンツですが、今回は名古屋めし。
10月の名古屋ツーリングで食べられなかったものを何点かクリアできました。
とは言え、味噌カツやあんかけスパはその道の専門店に行ってみたいですね。
師走は飲み会が多くて辛いっす。げふー。
丁度一週間前に行って来た茨城県北部ツーリングの一日目のレポをアップしました。
よろしかったら、どうぞお読み下さい。
http://s-dog.net/archives/000463.html
最近、放置気味ですみません。
忙しいわけではなく、モチベーションが下がっているだけです、はい。
二日目はいましばらくお待ちをー。
4:30、トイレのため外に出ると満天の星。この季節ならではの光景だ。
…っと感慨に耽るのも束の間、寒いので二度寝。
5:30、起床。暗い中、前室で米を炊く。
せっかく茨城に来たので水戸名物の納豆を食べてみた。
考えてみると、どうも僕のキャンプは引きこもり的だ。
誰かと一緒で無い場合、ほとんど前室で調理も食事も済ませてしまう。
雨や風や人目を気にしなくて良いので楽なのだ。
食事を片付け、ぼちぼちと撤収開始。
途中、NHKラジオにあわせて体操(第1のみ)をやる。
テントを畳んでる最中、一台のジムニーが通りすぎた。
物好きに思われただろうなぁ。
防寒装備を装着して、7:35、出発。
カチコチの路面を下り、横川林道を退出。
R461とR349の交差点のコンビニに立ち寄り、ホットレモンで一服。
R349を南下し、8:00、道の駅・さとみでトイレを済ます。
これで良しと。
R349をまた戻り、8:15、R461を左折。
昨日、車が邪魔していた細崎入林道の北側分岐を通過。
車が無くてもチェーンが邪魔して入れなかったろう。
峠道を降って、県道33号を左折。
まぶしい朝日に目を細めつつ南へ下る。
8:30、竜神大吊橋に到着。
丁度、開業したばかりの料金所に300円を支払って橋を歩いて渡る。
周囲の山の紅葉が綺麗だ。高さがありすぎて恐怖感は薄れてしまう。
それでも床がガラス張りになってる部分はさすがに怖い。
橋の両端に描かれた壁画のイラストが両極端なのが印象に残った。
此岸の駐車場に戻ってきたころには行楽の車がぼちぼち集まっていた。
8:50、出発。県道33号を少し北上して、武生(たきゅう)林道を左折。
全線舗装済みの林道だが観光道路として活用されてるようだ。
集落が点在している舗装林道を稜線に沿って北上。
木立に遮られて視界がなかなか開けない。
それでも所々にある展望ポイントでは眺望を楽しめた。
9:15、R461に出た。左折して北上し、生瀬で県道23号へと接続。
9:20、広域農道県北を右折。明神峠方面に快走。
9:35、明神峠手前でR349を経由し、県道22号に接続。さらに東へ。
福島との県境の近くだけあって、この辺りは標高も高い。
寒さも一段と増したように感じる。水路に氷も張っていた。
峠を一つ越え、9:50、短い舗装林道を経て県道111号に接続。
9:55、大金田林道の西側の分岐に到着した。
まずはウネウネと九十九折れの登り道が続く。
標高は700m超。かなり寒い。
登りきったあとはひたすらダウンヒル。
路面状況はガレ気味でよろしくない。幅員も狭い。
10:05、小さな橋を渡ったところで分岐する花園林道を左折。
ガレ気味の登りをしばらく走ると路面状況は改善された。
しかし、無情にもチェーンゲートに阻まれた。迂回するほどの時間は無し。
10:15、Uターンして大金田林道へ戻る。
本線に戻って、再びダウンヒルの続きを走る。
沢沿いに出ると勾配は緩くなった。
10:25、人家のある辺りで未舗装は終了。
むぅ。思っていたより短かったなぁ…。
10:35、広域農道を左折。大津漁港方面へと走る。
途中、海が見える展望スポットがあった。しかし珍走団がたむろしていたのでスルー。
その先の路肩で撮影はできたが、やはり茨城には残ってるんだなぁ、ああいう連中。
県道153号から県道154号を経て、11:00、大津の市街地でR6を横断。
11:05、五浦岬公園に到着した。
散策してみたがフェンスが張られて大海原は見えず。
11:20、六角堂へ移動。入場料300円。
岡倉天心が何者か良く知らぬまま見学した。
横山大観などの師として日本の近代美術の発展に尽力した人物らしい。
結局良くわからないままだが、とりあえず釣りがしたくなった。
さて本日の昼食だが、すでに事前に予約を済ませておいた。
11:40、平潟の民宿・相模屋に到着。
予約したのは特産品のアンコウを贅沢に使った「どぶ汁」という郷土料理。
アンコウから出た水分以外、水を一切使わない独特の調理法が特徴だ。
お刺身・デザート、日帰り入浴料も込みのランチで料金はな・な・なんと4000円!
これまでで最も高価な昼食だが、これでも標準的な価格なのだ。
ほとんどのお店は「2人前から」と但し書きがあったが、このお店はランチなら一人でもOKとのこと。
食事用の大部屋は他のお客さんで満杯。一人なのはさすがに僕だけだった。
刺身をつまみつつ、待つことしばし。出来上がった鍋がやってきた。
普通のあんこう鍋はセルフサービスだが、どぶ汁は焦げやすく客に任せられないのだろう。
この店の材料はアンコウとネギと味噌のみ。名前は汁だが、見た目は炒め物に近い。
アン肝を纏った様々な部位の切り身はひたすら濃厚な味わいだ。
トロトロプルプルの軟骨や皮をしゃぶりつくす。んま~~~い♪
締めはおじや。汁を足して沸騰させ、適量の御飯を投入。
再び沸騰させて火を止め、しばらく蒸らして出来上がり。ハフハフ、フマヒフマヒ。
宿の温泉で入浴も出来るので、食後、ひと風呂浴びた。
この日はこれ以降、ずっと口の周りにアンコウの匂いが付きまとうこととなる。
13:25、出発。平潟港へちょっと立ち寄ってからR6へ出た。
右折してほんの一瞬だけ足を踏み入れた福島県から退出。
北茨城の海岸沿いを南下する。途中、海産物直売店に立ち寄ってみた。
アンコウが一匹そのまま売られているが、買ったところで一般人に捌けるのだろうか。
R6は海岸沿いの幹線道路だが、この辺はあまり海は見えなかった。
高荻を過ぎ、14:20、川尻町で県道297号を右折。
県道10号へと合流して南下。常磐道の日立北ICはスルー。
14:30、不動滝林道の入口に到着したが、不動滝はチェーンが張られて入れず。
分岐する滑川林道方面へと左折し、少し荒れ気味の坂を登る。
稜線に出ると路面もフラットになった。海が見えるのはポイント高い。
稜線に出て一つ目の3差路の右手はチェーン封鎖。
左手に進むと広場に出た。奥に狭い道が続いているがとりあえず後回し。
本線はしばらく進んだ場所で行き止まりとなっていた。
さっきの広場に戻り、狭い道を探索してみる。
左手は焚火の跡が残る広場。シングルトラックが先に伸びているが行き止まりっぽい。
右手へ降るとロッジの棟が連なる地帯に迷い込んでしまった。
日立クリスチャンキャンプ場というキャンプ場らしい。
このエリアは全て袋小路だと確認し、Uターンして退出。
15:20、県道10号に復帰した。
そのまま日立北ICから常磐道で帰路に着く。
15:25、日立中央PAで小休止。16:30、守屋SAで休憩&給油。
辺りはすでに夕闇に包まれている。急ごう。
三郷JCTで東京外環道に接続し、後はいつも通り大泉ICへ。
三郷から首都高を使って加平で環七、…というコースもあるが、
首都高は700円なので外環道500円に比べ割高になってしまう。
18:00、帰宅。ちと早いがこの時期なので仕方ない。
…っと、携帯電話を見ると社長から留守電が入っていた。
荷物を置いて、そのまま事務所へ。いやはや、師走は忙しいなぁ。
気がつけば12月。2006年も残り一ヶ月だ。
この時期になるとキャンプツーリングのエリアも限定されてくる。
今回の目的地は茨城県北部。いろいろ美味いもの食うぞー。
暗いうちから起き出して荷造り開始。7:50、自宅を出発。
8:10、大泉ICから東京外環自動車道へ。
8:30、三郷JCTから常磐自動車道へ接続。
利根川を渡って茨城県に入った。
9:00、守谷SAで朝食&給油。食べたのはフランクまん、270円。
ケチャップとマスタードを利かせててなかなか美味。
首都圏を離れてから気温も下がった。
やや寒いのでネックウォーマーを装着。
10:00、東海PAでトイレ休憩。
そのすぐ先の常陸太田ICで常磐道を降りた。
R6からR293を経由して、10:15、R349を右折。
あとは林道を目指して一路北上。
周囲の山々の紅葉がまだ残っていた。
10:30、国道を離れて林道の入口を探す。
が、分岐が判り辛かったり橋が工事中だったりで迷う。
10:40、ようやく国見林道を発見。(この辺り)
建設中の大きな道路を横切ってしばらく進むと未舗装になった。
幅員は狭く路面はなかなか荒れ気味。
谷を大きく巻いて上りきると稜線沿いの道になる。
しかし、その先もアップダウンが激しい。展望も開けず。
11:00、終点の十石峠公園に出た。
舗装路を降って、県道33号を右折。次の林道へ向かう。
すぐ北から左に伸びる県道36号へと進み、県道29号に接続してズンズン西へ。
11:23、R118を右折。11:25、舟生沢林道の起点に到着。
集落を抜けると二股の未舗装路があった。
沢筋を離れる左側ルートを選ぶと何やら工事中だった。
(後日調べたところ、右側ルートが本線だった)
切り開かれたばかりのフラットダートはすぐに現場で通せんぼ。
「あっち行け」と手を振るゼスチャーをされ、やむなくUターン。
現場入口付近から右手に伸びる隘路へと転進してみる。
突入した隘路は交通量がほとんど無さそう。
急勾配で幅員は狭く、路面は草が生い茂っている。
11:40、木の柵のバリケードを二つ抜けて峠を越えた。
前後の眺めがなかなか良い。
少しましになった路面を降ってゆくと林間の沢沿いに出た。
沢の上流と下流とに分岐している。下るとすぐに舗装路になった。
進む方向が地図と違うので、さっきの分岐に戻って沢を登ってみた。
しばらくすすむが、どうも作業道っぽい。超急勾配の坂道を目にしたところで断念。
下流へ戻って舗装路を道なりに進む。関沢という地名らしい。
12:00、R118に出た。40分ほど前に通過した辺りだ。
左折して北上。奥久慈・袋田の滝方面を目指す。
途中、国道沿いにあった奥久慈しゃも生産組合・直売センターに寄り道。
冷凍された特産品の軍鶏(しゃも)肉、半身分480gで1500円ほどを購入。
駐車場で白セローとアメリカンの二人連れのキャンパーと会話した。
12:25、R461を右折し、県道324号へと進み、12:30、袋田の滝に到着。
滝は後回しにして、まず昼飯。土産物屋の並びにある昔屋へ入った。
注文したのは昔屋そば=つけけんちんそば1000円の大盛(+200円)。
茨城の蕎麦は常陸秋そばとして有名らしい。
さらに茨城で普及しているけんちんそばは、この店が発祥とのこと。
豆腐や野菜の味噌汁に冷たい蕎麦を付けて食べる、このつけけんちんそばもご当地麺としてアピール中。
ふむふむ、素朴な感じで美味しい。思っていた以上に麺の量が多かった。満腹ー。
食べ終わって袋田の滝を観光。
四度の滝と呼ばれ、季節ごとに四回来る価値があるらしい。
とりあえず今回は二回目である。
前回は水の量が少なくて物足りなかったが、今回は充分な水量。
紅葉はあらかた散ってしまったが、それなりに楽しめた。
13:15、出発。
R461を東に進み、13:23、県道22号へ接続。
13:30、ピストン林道・猪ノ鼻林道の入口に到着。
終点までをさっくり往復。わりと走りやすかった。
県道22号を東に進み、13:45、R349を右折。
南下して、国道沿いのGSで給油を済ます。
13:55、道の駅・さとみでトイレついでの大休止。
野菜の直売コーナーでネギを探したが、大量にしか売ってない。
とりあえず買出しは後回しにして今日の林道探索を済ませよう。
14:10、出発。R349を引き返して、R461を右折。
14:15、横川林道の分岐を右折した。
支線がいくつもあるがいずれも行き止まりの袋小路である。(詳しくは健さんの地図で)
第三林道は第二林道の分岐の先でチェーン封鎖。
仕方なく第二林道のみ探索して引き返した。
犬を連れたハンターや、林道途中の湧水などで意外に交通量は多い。
僕もペットボトルに水を汲んだ。
国道に戻り交差点の少し南にあった、小さなスーパーへ。
期待通りネギはあったのだが、痛んで羽虫が沸いているのでNG。
とりあえずコンビニで酒やその他の食料品を購入。
結局、温泉目指してR349を北上する途中にあった農産物直売所でネギを購入。
4本入り130円のやつを値段はそのままで構わないからと2本にしてもらった。
勿体無いが捨てるよりは良い。
15:25、里美温泉保養センター・ぬく森の湯に到着。
入浴料は1000円と高め。ひとっ風呂浴びて暖まった。
帰りがけにタオルを忘れてしまったようだ。
お気に入りだったモンベルの速乾性タオル、なくすのは二本目だ。
もう高いタオルは持ち歩かない方がいいかなぁ…。
16:05、幕営地を求めて出発。日暮れが近い。
16:15、細崎入林道の北側の分岐に到着。
入口にチェーンが張られ、しかも車が塞ぐように停まっているため入れない。
林道浪漫の健さんが幕営したポイントがこの林道にあるはずなのだが…。
南側の入口はどうだろうと、R349やら県道やらを使って大きく迂回。
辺りは暗くなってきた。釣瓶落としとは良く言ったものだ。
16:35、東金砂神社の脇の細崎入林道の南側に到着。
こちらもチェーンが張られ、モゴモゴもできそうにない。
うーん、困った。辺りはすっかり真っ暗である。
県道33号に降りて竜神ダム入口周辺を迷走。
結局、横川林道で幕営することに決め、R461を東へ進む。
17:00、林道分岐に到着し、黒洋梨さんばりのナイトラン開始。
丁度、林道を退出する軽トラのハンターとすれ違った。
「!? なにごと?」と話しかけられ、キャンプだと応えるとびっくりしてた。
こんな時間に林道の奥へ走ってく荷物満載のバイク…確かに変だよなぁ。
17:10、例の分岐のスペースに到着。
バイクのエンジンを付けたまま、ヘッドライトを頼りにテントを張る。
時間は早いはずなのに、どうも追い立てられている気分だ。
ひと段落したところで晩酌開始。メインディッシュはシンプルな軍鶏の水炊き。
リアバッグに放り込んでおいた冷凍肉はカチカチのまま。解凍ついでに水から温める。
昆布でも敷けば完璧なのだろうが、無いものは仕方ない。
灰汁を丁寧に取りながら、解れた肉をキッチンバサミで一口大に切る。
ひと煮立ちしたところにネギを切り入れ、さらに沸騰したら出来上がり。
ポン酢につけてハフハフ食う。んー、んまひ。温まるー。
シコシコした固めの肉質で、旨味に溢れている。
ポン酢を汁で割ったやつでも充分ツマミになる。
最後の締めにうどんを投入。シマダヤの茹で麺だが充分いける。
はー、食った食った飲んだ飲んだ。
…ってまだ19:00か…。さて、長い夜を何してすごそう。
焚火をやろうかとも思ったが、満腹になったら眠くなってきた。
とりあえず一眠りするか…。
今朝、明け方にオシッコをする夢を見ました。
夢占いとか確認しなくても分かりますね。
あわててトイレへ…! セーフ!! ギリセーフ!
さて、今週末は茨城北部方面へキャンプツーリングの予定。
あんこう鍋(どぶ汁)を予約しましたが、やっぱ高いっすねー。
一年で2万kmという目標をクリアすべく、午前中から秩父へプチツーリングに出かけました。
デジカメにSDカードを入れ忘れるという失態をしでかし、道中の写真は無し。すんません。
お昼ごはんはダー岩井さんのサイトで知った秩父のこみに亭。
注文したのは、秩父の郷土料理「ずりあげうどん」の、その名も「ダー盛」1000円。写真が無いのが残念。
うどん4玉+御飯1.5杯はかなりきつかったですけど、何とか食べきることができました。
目標の20000kmは奥武蔵グリーンラインの刈場坂峠で到達できました。
せっかくなので、オドメーターだけでも携帯電話のカメラで撮影。
未舗装林道は一本だけでしたが、それなりに楽しめました。
写真撮らずに普通にツーリングってのも新鮮ですね。レポも楽チン。
大変長らくお待たせしました。
宮城ツーレポの最終日・三日目です。
http://s-dog.net/archives/000458.html
今月末でセロー250が購入から丁度一年です。
現在の走行距離は19885km。うーん、あと120kmで2万かぁ…。
明日にでも、どこかに出かけてこようかな。
お待たせしました。ようやく宮城ツーレポの二日目アップです。
はー、疲れた。いつもと同じくタイトルに深い意味はありませぬ。
http://s-dog.net/archives/000455.html
いやぁー、宮城ツーレポの続きがとんと書けてませんね。
ご愛読いただいている皆様方には毎度の事ながら申し訳ありません。
今週は何かと多忙でして…いや仕事じゃないんですけどね。
Kanna関係で知り合った方々のお芝居などが集中しちゃってるんですよ。
先週の土曜日はミルク寺の「美しい食卓」。
昨日はタテヨコ企画の「フラミンゴの夢」。
明日は無機王の「吉田鳥夫の未来」。
その翌日の金曜日は阿佐ヶ谷でライブもありまして。
ま、げいじつの秋ってやつですか。楽しんでおります。
さてさて、さらにその間隙を縫うように本日釣り&林道仲間で集まりました。
件のお店・Kannaさんにご無理を言って鍋ぱーちぃ。
黒洋梨さんがオフ会のために購入したうどん5玉も締めに投入されました。
ひとしきり濃い話で盛り上がりつつ、秋の長夜は更けていきましたとさ。
とっぴんぱらりのぷぅ。
来週に延期されたオフ会が幹事の山男さんの判断で中止となりました。
うーん…残念。半年に一度のお楽しみだったんですが…。
さて。
今日の昼間は新宿へ買い物に出かけました。珍しく電車です。
自宅で使ってたマウスの調子が悪くなったので、ワイヤレスのマウスを購入。
それから無線LANのアクセスポイントを衝動買い。少し便利になりました。
昼飯はサブナード地下街のぼてぢゅうでお好み焼き。
カウンターでグラスビールを飲みながら、手際よく次々と焼かれる粉物をボーっと見てました。
出来たてホヤホヤの三種ミックス月見焼(1400円)は熱々のウマウマでした。
冬に一度、大阪まで行ってこようかなぁ。
一週間経ってしまいましたね。宮城ツーリングレポートの一日目をアップしました。
オフ会が延期になったので、この週末に二、三日目もあげちゃいたいですね。
http://s-dog.net/archives/000450.html
明日・明後日で予定されてた林道オフ会が雨のため来週に延期になりました。
雨スパイラルにならなきゃいいけど…。ま、今週末は宮城レポでもまとめますかね。
すみません。BLOGのバージョンアップに失敗しました。
エントリーが文字化けしちゃってる状況です。
復旧まで、しばらくコメント・トラックバックを停止します。すみません。
掲示板はこれまで通り使用できます。
…
ふぅ。近況の一部を除いて復旧できました。
システム屋がDBのバックアップ取る手間を惜しんじゃ駄目ですね。反省。
一応コメント・トラバは復活させときます。
動作が変な点など気づきましたらお知らせくださると助かります。
半年に一度の林道オフ会が、いよいよ今週末に開催されます。
今回の幹事は山男さん。天気も良さそうで今から楽しみです。
http://forest-x.s17.xrea.com/cgi-bin/annevote.cgi
宮城ツーレポですが、えー、全然進んでません。やっべー。
5:30起床。
明け方に雨が降ったが大したことなくすぐ止んだ。
朝食はお手軽にペンネ・アラビアータ。
調理する合間にも釣り人が行き来している。
食器を洗いトイレを済ませて撤収開始。
キャンプ場を出る段になって、初めてゴミ捨て場があることに気がついた。
7:40、出発。
神割崎をスルーしてR398へ。リアス式海岸のウネウネ道を南下。
白浜岬から追波湾と北上川河口を一望。
元々は石巻の旧北上川が本流だが、明治期の治水工事でこちらに河口が設けられたらしい。
周辺一帯は濃霧に包まれて幻想的な雰囲気だ。
実際に走るとシールドの内側に水滴が付いて厄介ではある。
8:05、新北上大橋を渡って雄勝方面へ進む。
釜谷トンネルを越えるとあっさり霧は晴れた。
雄勝半島を横目にリアスブルーラインを南下。
三陸のリアス式海岸の入り江はどこも静かだ。
リアス式海岸沿いの道なので必然的にタイトなカーブが連続する。
大型車の後ろに付くと速度は上がらず追い越しも出来ず。
ペースはなかなか上がらないが、慌ててもしゃーない。のんびり行こう。
女川町の市街地を抜けて、8:40、県道220号=牡鹿コバルトラインへ接続。
牡鹿コバルトラインは牡鹿半島の稜線を抜ける気持ちの良い道だ。
入口に一部区間の通行止が告知されていた気もするが気にせず進もう。
朝早い時間帯なので交通量も少なめ。景色を楽しみながら快走。
9:05、丁度半分くらいの位置、大原ICで通行止めの看板が現れた。
ここは大人しく県道41号へ接続し、石巻湾方面に降る。
大原浜で県道2号を左折し、海岸線を南下。
このまま半島先端まで降ろうかと思ったが、バキュームカーの後ろについてしまった。
むぅ。実に臭い。
あまりに臭いので、事前に調べておいた十八成林道へとルート変更。
分岐をちょっと間違えながら、9:20、十八成林道の起点に到着。
2kmも無いほど短いが、急勾配で路面がガレた箇所もあり、なかなか走り応えがある。
この林道が、この日唯一のダート走行となった。
9:25、コバルトラインへ出たが路面は落ち葉で汚れている。
まだ通行止め区間内なのだろう。
林道へとUターンするのも馬鹿らしいので、ダメもとで走ってみた。
途中、鹿の群れに遭遇。来ないはずの人間が来て慌ててた。すまぬ。
9:30、鮎川への分岐の手前で通行止のバリケードが現れた。
ここまで工事や土砂崩れなどは皆無。林道で上手く迂回できたのだろう。
さて、ここからどうしたものか。
バリケード上部のパイプにはチェーンがグルグル巻きつけられている。
引き返そうかと思ったが、構造を見てなんとか行ける算段が付いた。
モゴモゴして元の状態に戻して…と作業時間は正味10分ほど。
9:40、通行可能区間へ。ここから先は大手を振って走れる。
がーっと走って、9:45、御番所公園に到着。
展望棟からは南三陸の名勝・金華山がよく見えた。
次の目的地はあの島である。
10:00、鮎川港に到着しコバルトライン走行完了。
バイクを停めて金華山観光の高速船を探す。
船は各社いろいろあるらしいが、すぐに出発するのはホエール号だった。
往復1800円を支払ってチケットを受け取り、すぐに乗り込む。
乗客は皆カッパえびせんを手にしている。カモメの餌として売られているらしい。
10:10、出港。カモメの様子は帰りの航路で。
20分ほどで金華山に到着。早速鹿がお出迎え。
黄金山神社を目指し急坂の参道をヒィヒィ言いながら徒歩で登る。
横をマイクロバスが追い越していった。うらやましい。
15分ほど掛けて黄金山神社の境内に到着。ここも鹿だらけ。
隅っこで日向ぼっこしてるやつもいる。まるで野良猫だ。
売店で鹿せんべいも売られてたが、悲惨なことになりそうなので買わず終い。
由緒書きによると金華山黄金山神社の祭神は黄金の神様とされる金山毘古神・金山毘売神。
東大寺の大仏建立の際に必要とされた黄金だが、それまで日本では採れないと考えられていた。
それが陸奥の国で発見され、それを祝してこの地に神社が建立された。
以来、明治までは神仏習合の霊場だったそうで、弁天堂もある。
参拝を終え、すぐに山を下る。
神社に寄っただけで帰るのは僕以外にも大勢いた。
この島で普通に立ち寄れる場所は港と神社に限られるようだ。
港の土産物屋で勧められた佃煮海苔を購入。
出港まで時間があるので400円の焼きホタテを食べた。
貝柱がでかくて旨い。おまけに付けてくれたお吸い物も美味。
さて帰りの船。
えびせん目当てのカモメが大群で追いかけてくる。
高速船のスピードに負けじと翼をはためかせ、えびせんよこせと口を開けてる。
ヒッチコックの映画を髣髴とさせる迫力だ。
12:00、鮎川港に帰着。昼飯を食べに石巻に向かう。
県道2号で牡鹿半島の海岸線をひたすら北上。
風越トンネルを抜け、万石橋を渡り、12:35、石巻市街へ。
市街地はやはり混雑している。三連休最後の日曜日だもんなぁ。
覚悟はしていたが渋滞にうんざり。
13:00、ようやく目当ての店、八鶏飯蔵(はっとりはんぞう)に到着。
石巻発祥とされる蒸し焼そばが目的だ。
南部屋という店が有名だったが、しばらく前に閉店してしまった。
その南部屋の焼そばを復活させたというのがこのお店。
本来は居酒屋だがランチでその焼そばを…って、閉まってる…orz
隣のGSで給油ついでに聞いてみたら最近は昼の営業をしていないらしい。
むぅ。これは困った。
他の焼そば屋はないかと駅へ向かってみる。
13:10、ご当地出身・石ノ森章太郎氏のイラストが飾られた石巻駅前の交番へ。
おまわりさんに聞いてみたが「南部屋ってのがあったけどなくなって…」。
うーん、どうも他には無いらしい…。残念。
仕方なく石巻市街をウロウロして別の店を探す。
13:25、旧北上川の脇にあった島料理友福丸というお店に決定。
注文したのは看板にも掲げられてた名物うにごはん、1575円。
うにをたっぷり乗せて蒸篭で蒸された逸品だ。美味い。確かに美味い。
でも焼そば食べたかったなぁ…。はぁ。
13:45、食事を終えて出発。
今日の最終目的地は阿武隈川河口の亘理町(わたりちょう)である。
とりあえずR398を西へと走り、13:55、R45に合流。
道なりに仙台方面へ向かうと、途中から渋滞に巻き込まれた。
できれば松島へ寄ろうかとも思っていたが、そんな時間は無さそうだ。
14:20、迂回路の県道8号へと右折。リエゾンに徹っすることにした。
14:45、仙台市に入り、R4を左折。
片側3車線で、なかなか快適に仙台市街を通過。
15:00、休憩したコンビニの隣が丁度半田屋の支店だった。
今回、食事はできなかったが、また来てみたい。
その後もR4を南下して、15:15、県道20号を左折。
さらに15:20、県道10号を右折して南下。
15:30、阿武隈川を渡り、亘理町に入った。※渡りと亘理(わたり)の洒落ですよ~
15:40、鳥の海荘に到着。
食堂で注文したのはこの季節限定・名物のはらこ飯、1100円。
さっきの食事から2時間しか経ってないけど(゚ε゚)キニシナイ!!
イクラはプリプリ。シャケもホクホク。
シャケの煮汁で炊かれた御飯もこれまた美味い。
満足満足。お土産に折り詰めを一つ購入。
16:00、出発。
夕陽を眺めながら県道を繋いで西へと走る。
16:35頃、大河原でR4に合流。
周りはすっかり夕闇に包まれていた。
16:45、白石ICから東北道へ。川口JCTまで約300km。
17:40、安達太良SAで給油。18:40、黒磯PAで休憩。
那須高原の辺りはやはり寒かった。19:40、佐野SAで最後の給油。
20:35、川口JCTから東京外環へ接続し、大泉へ向かう。
20:45、新倉PAで小休止。帰宅したのは21:30。
予想よりも早く到着できた。
後半はオンロードでの移動が中心で、景色の良い道は少なかった。
岩手や気仙沼まで足を延ばせなかったのも心残りか。
ま、美味しい食べ物もツーリングもちょっと物足りないくらいで丁度いいかもね。
5:30起床。
明け方はそれほど冷え込まず予備の寝袋は使わず終い。
心配していた熊も現れず。さて。誰かが来る前に出発しなきゃ。
昨日の残りのはっとを温めて朝食。撤収もできるだけ急いで出発準備OK。
駐車場のチェーンが外されていた。昨夜一度車が来たが、そのせいか?
7:20、出発。
加美富士=薬莱山の脇を抜け、R347を横切るように県道267号に接続。
北上して県道262号に合流し、田代高原方面に進む。
平地から段々と山間部へ。
7:40、陶芸の里でトイレ休憩。助かった。
キャンプ場のトイレに鍵が掛けられていたため、ここまで我慢していたのだ。
それにしても厚着のツアラーに和式トイレは辛い。
公衆トイレは全て洋式になればいいのになぁ…。
7:55、県道262号=田代林道が湯の倉の辺りから未舗装路になった。
一応県道だが、勾配も路面もなかなかハードだ。
途中に工事中通行止の看板が出ていたのが気になる。
山形県側に抜けられるだろうか…。
8:05、田代キャンプ場の少し手前から幅広フラットになった。
大型の工事車輌に踏み固められてる感じだ。
築沢林道との十字路を過ぎ、しばらく進む。
ダンプと何度かすれ違った。
箕ノ輪山の脇の辺りが工事現場だった。
かなり大規模で通れそうも無い。ここで行止りか。
丁度、宝森ピングシ林道の分岐の辺りが現場なので迂回も出来まい。
仕方なくUターンしてコースを変更。
さっきの十字路に戻って、8:15、築沢林道を左折した。
8:20、宇土沼林道との分岐をスルー。
8:45、三叉路を沼井林道へと繋いでさらに北上。
田代キャンプ場から12km余り走って、未舗装区間終了。
鳴子温泉郷の温泉街を抜けて、8:55、R47を左折。
むむ。えらく渋滞している。この先にある紅葉の名所・鳴子峡が原因らしい。
ついでだから僕も寄ってみるか。
9:00、駐車スペースの脇にバイクを停めて鳴子峡を散策。
人が大勢来ているのでどんなものかと期待したが、うーん…。
林道で見る紅葉の方が僕的には好きだな。
と言っても、入口からほんの100mくらいしか歩いてないけど。
9:20、出発。
渋滞は少し登った先の大きな駐車場で解消。
速度を回復し、9:30、県境を越えて山形県へ。
峠を降った最上の平地は深い霧に包まれていた。
9:40、国道沿いのコンビニで携帯電話の充電器を購入。
実は今回、携帯電話の充電器を忘れてしまい、昨夜来バッテリー切れで困っていたのだ。
せっかくMNPでauに乗り換えたのに、これじゃ意味が無いっての。
その後もR47を直進し、9:55、県道63号を花立峠方面に右折。
しばらく進むと未舗装路になった。
九十九折れを登って、10:15、花立峠で宮城県に舞い戻った。
目の前の花立山も眼下の鬼首温泉峡も素晴らしい眺望だ。
峠から先は舗装路となる。快走して、R108を経由し、鬼首温泉へ。
10:30、鬼首かんけつ泉に到着。入園料は400円。
約10分置きに噴出する「弁天」他、いくつかの源泉があるらしい。
弁天の噴出す高さは約15m。実際に見ると想像以上だ。
温泉玉子が売られていたが、敷地の隅に鶏小屋があった。
ふむ。材料も調理も自前なのね。
10:45、出発。
鳴子ダム・荒雄湖畔沿いにR108を少し降る。
10:55、田代川林道(=片山地獄林道)を左折。
田代川沿いに未舗装路を北上する。
7.4kmのフラットダートをを快走して、11:10、県道249号に出た。
左折して、がーっと走り、11:20、今度は鎌内林道を右折。
鎌内沢の谷筋からウネウネとワインディングを登って高度を上げる。
11:30、R398に出た。
この日の林道走行は以上。ダート総距離は30kmくらいか。
左折して、11:35、湯浜峠に到着。栗駒山が良く見える。
景色の良い快走路だけあって、ツーリングライダーも多い。
さて、ここで午後の予定を再検討。
このまま秋田へ抜け、栗駒山をグルリと巡る予定だったが時間が無い。
Uターンして宮城側の里へ下り、とりあえず昼食をとることにしよう。
峠道を下り、11:50、本沢温泉を左折。
TMに紹介されている店がこの辺にあるはずなのだが…。
2kmほど未舗装林道を沢沿いに遡ったが見つからない。
Uターンして、入口近くの集落にその店を発見! …したけど休業中…orz
仕方なく国道に戻り、里へと下る。あー腹減ったー。
12:00、国道脇に手打ち蕎麦の幟を発見。
食事できれば何でもいいや、とその店・花舞の里へフラフラ入店。
もりそば800円と炊き込みご飯300円を注文。
出てきた蕎麦は予想以上の盛り量。新蕎麦で味もなかなか。
それほど期待していなかったがこれは当たりだ。満足満足。
12:30、出発。
午後はリエゾンに専念し、R398で一気に南三陸を目指す。
岩手の平泉から気仙沼へ…というルートも視野に入れていたのだが今回は諦めよう。
13:00、一迫のGSで給油。朝が早かった割りに距離を走ってないなぁ。
13:10、R4を横断。築館をスルーして県道176号へと進む。
13:20、伊豆沼に寄り道。
ラムサール条約で保護された野鳥の園らしい。
沼というだけあって水質は汚い感じだが、この環境が水生生物を育むのだろう。
13:30、再びR398に合流してさらに東走。
14:00、北上川を渡り、米谷で県道202号へ。北上川沿いにしばらく走る。
そのままR342に合流し、14:15、R45を左折して北上川を離れた。
14:20、道の駅・津山に寄り道。土産を探したが何も買わず。
14:45、戸倉でR398を右折して南三陸の海岸に出た。
キャンプ場を目指してリアス式海岸沿いに南下する。
途中の駐車スペースになぜかモアイ像があった。
15:00、神割崎キャンプ場にチェックイン。レストランで受付、料金は800円。
かなり早い時間帯だが日が短い季節なのでこれで良いのだ。
バイクの乗り入れはOKだが、芝生にはなるべく入れぬように言われた。
テントを張っている最中、散歩で通りがかった近所の人に温泉の場所を聞いてみた。
日帰り施設は20kmも離れてるが、近くのホテルでやってるかも知れないとのこと。後で行ってみよう。
テントを張り終えて、15:50、神割崎を見に行った。
なるほど変わった地形だ。磯から張り出した岩塊が一刀両断で切り離されている。
狭い海峡を通り抜ける波は、勢いが増幅されてなかなか迫力があった。
16:00、買出しと温泉に出かけた。
海岸沿いに走り、16:20、志津川で大き目のスーパーを見つけた。
魚売り場でじっくり品定めしたかったのだが、店員の若い兄ちゃんが鬱陶しい。
魚を勧めるだけならまだしも、「今17歳」「車が欲しい」とか知らんがな。
帰りに件のホテルに寄ってみたが、日帰り温泉はやってないとのこと。残念。
キャンプ場にコインシャワーもあるが、今日は温泉を諦めておこう。
17:00、キャンプ場に帰還して晩酌開始。
ツマミは三陸名物のホヤと生牡蠣。
実はホヤを食べるのは今回が初めてだ。
さっきの兄ちゃんに教わった通り、剥き身になったパックから出してそのまま食べる。
ふむ。案の定の歯応え&生臭さ。最後に独特の香りが鼻を抜ける。
ま、苦手で食えないって事は無いな。日本酒にあう。
生牡蠣は勿論美味いのだが、ホヤと生臭さが被ってしまい失敗。
全部食べきったが、逃げ道が無くて最後の方は辛かった。もっと少なくてよかったなぁ。
締めは炊きたて御飯にシーチキン&マヨネーズ醤油。普通に食べられてほっとする。
食事を終え、食器を片付けシュラフに潜り込む。
このキャンプ場は散歩コースになっているらしく夜中になっても人が絶えない。
磯釣り目当ての人もいてなかなか落ち着かない。
うーん、熊が出ないのはいいけど、熊より人の方が怖かったりもするからなぁ…。
文化の日を含んだ三連休は以前から計画していた宮城に遠征することにした。
東北の紅葉はそろそろ見納めだろう。
天気予報では連休中は暖かい陽気が続くようだ。
一応、寒さ対策も抜かり無く準備して行こう。
5:00、起床。目的地が遠いので早起きなのだ。
今回からリアバッグをラフ&ロードのAQA DRY コンテナーに変えた。
これまでのモンベルの防水バッグだと冬場の装備がキツキツだったのだ。
ってことでネットで注文して昨日届いたばかりのバッグに荷物をまとめる。
前回みたいなことにならないよう、テントのポールも忘れず積んだ。
6:40、出発。仙台まで約350km。安全運転でGO。
下道で給油を済ませ、7:00、大泉ICから東京外環道へ。
行楽客の渋滞はこの辺りから既に始まっていた。
川口JCTから、7:15、東北道へ接続。この先もやはり激しく渋滞。
7:30、蓮田SAできつねそばの朝食を摂る。天気はなかなか良好だ。
その後もひたすら東北自動車道を北上した。
9:15、那須高原SAで給油&トイレ休憩。
トイレの外から聞きなれない外国語が聞こえてきたと思ったら、福島弁だった。
いよいよ東北さ、やってきただなぁ。
11:05、仙台の手前の菅生PAでもう一度給油。
11:20、仙台宮城ICで東北道を降り、R48で仙台市街へ向かう。
11:35、老舗の中華料理店・龍亭に到着。
かつて存在した全冷中(全日本冷し中華愛好会)が認定した冷やし中華の元祖の店である。
涼拌麺というメニューがそれでゴマダレと醤油ダレとある。僕は醤油を注文した。
出てきたのは1200円という価格に相応しい上品な冷し中華。具は別皿に並べて供される。
外観は高級感に溢れているが、甘酢のタレはやっぱりパンチが効いてる。
さすがに美味い。ただ、食事としてはちょっと量が足りない気がする。
もしかしたら、この物足りなさも冷し中華として外せない要素かも知れない。
11:50、物足りないのですぐに牛タンの店・味太助へ移動。
アーケードで何やらパレードに出くわした。なんかの祭りだろうか?
津軽三味線の一団が格好よかった。
牛タン発祥の店・味太助がある裏通りでちと迷う。
っと、行列が出来ている店を発見。どうやらここが目的の店らしい。
10分ほど待って店内へ。直前に並んでいたカップルと相席となる。
「定食でいいですね?」と有無を言わさず牛タン定食1260円をオーダー。
牛タンもテールスープも美味かった。麦飯を一杯お代わり(300円くらいしたかな?)。
ただ、流行ってる店の傲慢さを感じたのはマイナス点。
食べ終わってバイクへ戻る途中、別の行列を発見。…あれ? ここも味太助?
支店なのか気になり、帰宅後調べたところ、僕が入ったのは「旨味太助」。
入りたかった「味太助」といろいろゴニョゴニョしてるらしいライバル店だった。
うーん…美味かったけど複雑な心境。皆様、類似店には気をつけませう。
12:40、出発。R48で仙台市街を離れ、林道エリアへ向かう。
奥羽山脈の東山麓を林道を繋いで北上するルートが目的地。
今年の夏のアウトライダーで寺崎氏も走っていたコースだ。
アプローチ路のR48は一車線になってからえらい渋滞。
いつもこんなに混んでるのだろうか??
13:15、熊沢林道の分岐にようやく到着。
大粒の砂利路面が時々現れて緊張する。緩やかな峠の前後はやや荒れていた。
紅葉は丁度見頃だった。信州や山梨とは植生が違うのか赤い色が強く感じる。
13:30、熊沢林道を走行完了。続いて定義林道へ。
すぐに分岐を左折。定義林道は概ねフラットだった。
グイグイ登り、13:45、横川林道の分岐を右折。
横川林道は幅員が狭く、ガレ気味のなかなかハードな道だった。
その癖、交通量も多いからやっかいだ。
何度か四輪ともすれ違ったが、四輪同士での離合は大丈夫なのだろうか?
路面も悪いし勾配も急だし…。
途中、撮影ポイントを見繕ってウロウロしてる最中に立ちゴケ。
エキパイでツーリングパンツが溶けて大きな穴が空いてしまった。
あーあ…勿体無い。この状態で雨が降ったら足が辛いだろうなぁ。
14:35、横川林道を走行完了。県道55号を左折して大倉ダム方面に下る。
県道263号から県道223号を経由して、15:00、泉ヶ岳スキー場から「ふるさと緑の道」へ。
15:05、さらにその先の泉高原スプリングバレーから大平桑沼林道に接続。
しばらくしてダートが始まったが時間がなさげなので写真もそこそこに急いで走る。
フラットとまでは言い難いが荒れてる箇所もたいしたことは無い。
15:10、種沢林道との丁字路を直進して升沢林道へとなだれ込む。
桑沼を横目にスルーして快走し、15:25、旗坂野営場に抜けた。
さらにすぐ先の小荒沢林道に接続。ここも似たような道だった。
上り詰めたところで岳山林道へと合流し、谷を大きく迂回。
時折視界が開け景色も良いが、傾いた日差しに急かされてのんびり堪能も出来ない。
16:05、青野岳山林道の分岐を左折。この林道はめちゃくちゃフラットだった。
谷沿いの紅葉はまた格別。とはいえ、ゆっくり走る暇は無い。
16:20、青野の集落に出て走行完了。
まだ日がある。よかった。そのままキャンプ場へ向かおう。
16:30、大滝農村公園に到着。
ここのキャンプ場が一泊800円ってことであてにしていた。
しかし熊が危険な時期になったため、今月から冬季閉鎖に入ったとのこと。
使う場合も役場に予約が必要らしい。うーん、困った。
他に目ぼしい場所もなし。スタッフが引き払った頃にモゴモゴさせてもらうか…。
先に買出しと温泉を済ませておこう。
16:40、やくらい薬師の湯に併設された農産物直売所でエノキと平茸を購入。
レジでスーパーの場所を聞き、R347に出て市街地へと下る。
17:00、スーパーに到着して買出し。ついでに給油も済ませた。
17:30、もうすっかり暗くなった中をやくらい薬師の湯へ戻る。
一風呂浴びて、ふぅ、サッパリ♪
18:20、大滝農村公園キャンプ場へ戻ると駐車場から車は消えていた。
モゴモゴしてテントサイトへ。暗くなってからテントを張るのはひさびさだ。
商品名『ムーンライト』の由来通り、月明かりを頼りにテント設営完了。
笹かまぼこをツマミに早速晩酌開始。
メインディッシュは宮城の郷土料理・はっと。
いわゆる「すいとん」のことで、平たいうどんをイメージすれば良い。
語感からして、山梨のほうとうと同じルーツなのだろう。岩手のひっつみというのもある。
今回の具は白菜、エノキ、平茸、油揚げ、豚肉。
それらを適当に煮込んで鍋を作り、それをツマミに飲んだ上で、締めに茹でたはっとをぶち込む。
…という目論見だったが具の量が多すぎた。
美味いが食べきれない。3分の1は朝食に残しておこう。
食べ終わって寝袋に潜り込む。
かなり冷え込んできたので、ハクキンカイロに出動願った。
熊にびびりながらラジオを付けっ放しで就寝。
明朝は早起きして誰かが来る前に撤収せねば。
月光の関係者は皆、疾風のように現れて疾風のように去ってゆくのだ。
がんばりました! 北信ツーレポの二日目をアップしました。
早いでしょ? ね、いつもより早いでしょ?
http://s-dog.net/archives/000447.html
紅葉が綺麗だったため、普段の倍近く写真を撮ってしまい、取捨選択に苦労しました。
ともかくこれで三連休は心置きなく出かけられます。
北信ツーレポの一日目をアップしました。
よかったらお読み下さい。
http://s-dog.net/archives/000445.html
ついでに二日目に走った林道の情報をレポの前にお伝えしておきます。
こちらの道路情報の1=林道姫川妙高線、6=林道妙高小谷線ともに全線通過できました。
林道姫川妙高線(姫川小谷林道)は四輪だと注意が必要でしょう。
くれぐれも自己責任でお願いします。今週末の三連休が紅葉の見収めでしょう。
また、野尻湖~斑尾山エリアの林道もあらかた走れました。
今日、セローの12ヶ月点検を済ませたんですけど、その際、代車に貸していただいたのがこれ↓。
乗ってみて買いたくなったらどうしよう…なーんて思ってたんですが、
車体がでかいわ、ニーグリップはできないわ、エンジンブレーキは無いわ、慣れないと駄目っすねー。
リアブレーキレバーをどうしてもクラッチレバーのタイミングで握りたくなります。剣呑剣呑。
6:00起床。朝食は7:00でお願いしてあるので、30分ほどテレビを見てだらだらすごす。
布団を片付けトイレを済ませ着替えて準備OK。
朝食はエボダイの干物にハムエッグ、その他もろもろ。
朝からガッツリ二膳食べ、7:30にチェックアウト。
7:35、宿の方々に見送られながら出発ー♪
R148を北上。寒いのですぐにフリースを着た。
7:40、県道433号=北国街道を左折。栂池に寄り道。
ロープウェイで湿原まで行ってみようかと思っていたが、雲が多そうなので止めた。
登っても景色が見えないんじゃね…。
8:00.R148へ復帰。
いくつかのトンネルを抜け、8:10、道の駅・小谷(おたり)で小休止。
肌寒いのでどうしてもトイレが近くなってしまう。
8:15、国境橋を越えて新潟県に入ると慰霊碑のある駐車スペースがあった。
構造線の真上に位置するため、この辺は水害が多い土地なのだ。
8:20、国道を離れ、姫川温泉街といくつかの集落を抜ける。
ややこしいが姫川温泉街で、また長野県に戻った。
今日はこの後も長野と新潟の県境を行ったり来たりすることになる。
8:30、林道姫川妙高線の起点に到着。しばらく進むとダートになった。
戸倉山、さらには雨飾山を眺めつつ、紅葉の中を快走。
視界の開ける展望スポットが多く、走っていて飽きない林道だ。
路面はほとんどフラットだが、ところどころ荒れている。
土砂崩れでマディだったり、路肩が崩落してたり。
だが二輪なら通行には支障無し。四輪も途中に何台か停車していた。
9:10、湯峠に到着してダートは終了。
舗装路になったとたん、四輪車と頻繁に擦れ違う。
ワインディングを少し降った地点にあった鎌池という池に寄り道。
この辺りも紅葉が美しい。暑くなってきたのでフリースはここで脱いだ。
小谷温泉の集落を経て、引き続き林道妙高小谷線へ接続。
谷間は一面見事な紅葉。うーん…素晴らしい。
松尾川を離れ、九十九折れの登りになる辺りから未舗装路になった。
紅葉目当ての行楽客か、交通量が多い。対向車がバンバン来る。
10:00、トンネルを抜け新潟県に入る。
乙見湖越しに妙高山が悠然と聳えていた。
ワインディングを下り、ニグロ川沿いに進む。
どこかの団体が発狂しそうな名前の川だ。
ツーリングマップルでは乙見湖に突き出た岬沿いに林道の本線が描かれてる。
しかし実際の道路は岬を大胆にショートカットしていた。
地図の路線らしき道も分岐していたので探索。
なかなかハードな道だったが楽しめたので良し。
本線に戻って、ほんのつかの間、火打山も望むことが出来た。
やがて未舗装路も終わり、10:35、県道39号に接続。
妙高山はすでに頭を雲の中に突っ込んでしまっていた。
牧場の脇を抜け、スキー場エリアのワインディングを降る。
眼下には午後に探索する予定の野尻湖と斑尾山が望めた。
11:05、R18を左折して、11:10、妙高高原駅に寄り道。
観光案内所でトイレ休憩。天気が良いのは嬉しいけど、ちと暑い。
11:25、R18に復帰して北上。
11:35、上越市に入ってすぐの右側、食堂ニューミサに到着。
10年近く前に、peachmanさんにご馳走していただいた地元民に人気の店だ。
客の大半が注文するミソラーメンがここの名物である。
普段、ツーリング先ではラーメンを避ける僕もミソチャーシューメン900円を注文。
たっぷりのタマネギとその甘みが染み出たスープは強く印象に残る。
その癖、最後の方になると一味の辛さやニンニクが顔を覗かせる。
表面を軽く焦がしたチャーシューも美味い。麺の量もなかなかあって、満足満足。
お昼時とあって家族連れが続々と来店。帰る頃には順番待ちの行列が出来ていた。
12:10、出発。すぐそばのGSで給油を済ませる。
時間が余りそうなので、怪しげな林道探索をしてみよう。
県道175号を左折し、県道262号を経て県道97号へ。
ちょっと山道へ入ってみたが簡易舗装の作業道。
すぐ行き止まりっぽいのでそこは退出。
少し戻って妙高パインバレーCCへ向かう二車線の舗装路へ進む。
ゴルフ場からスキー場へとワインディングをグングン登坂。
スキー場を過ぎると寂れた感じになったがまだ舗装路が続いていた。
っと、12:45、袴岳のの手前から右手に分岐する未舗装路があった。
一見、廃道チックだが地図で見ると抜けられそうな雰囲気だ。
四輪の轍もあるので突入してみた。
路面は落ち葉と泥ヌタでジメジメしてる。いかにも熊が出そうな雰囲気だ。
警戒のため、クラクションを時折鳴らしながら進む。
リアが滑って走りにくい。登り勾配だと辛いかも知れない。
降るにつれて道はなだらかになったが、廃道チックさは消えない。
っと、行く手に車が停められていた。
子供連れのおばちゃんが、熊避けの笛を鳴らしながらゴソゴソやってる。
たぶんキノコ採りだろう。尋ねてみたら、この先も抜けられるそうだ。よかったー。
廃墟のロッジを過ぎ、川沿いの林道に合流。13:05、人里に出た。
未舗装路は合計5km余り。ここまでの間に新潟から長野へと戻っていた。
県道96号を左折して、斑尾高原方面に進む。
13:15、花ヶ入林道の起点に到着。
さすがに有名どころ。フラットダートで走りやすい。
紅葉が綺麗だが、ここまでの間にたっぷり見たから感動はちと薄め。
13:30、斑尾支線林道の分岐を右折。ワインディングをウネウネ降る。
未舗装を期待していたのだが麓まで全線舗装されていた。うーん、残念。
野尻湖畔の県道96号に出た。時計回りにしばらく走る。
快晴なら湖の向こうに黒姫山が見えるのだろうが雲に隠れていた。
晴れてる日に再訪してみたい。
13:45、紫津林道を左折。林間のフラットダートを快走。
入ってすぐ右手に池があった。ルアーマンがいたがブラックバスだろうか。
斑尾林道本線に出るまでずいぶんと距離があった。
14:00、斑尾林道を左折。さっきの支線分岐まで走ってみる。
途中、4WD軍団とすれ違った。この林道もずいぶんと交通量が多い。
支線分岐のすぐ手前に、視界が開ける展望ポイントがあった。
野尻湖がよく見える。これで雲が無ければ文句なしなんだけどなぁ…。
14:10、分岐まで戻ったところでUターン。来た道を辿って南下。
途中、斑尾山の山頂方面に分岐した支線もあったが数百mで行き止まり。
14:30、県道96号に出た。うーん、微妙に時間が余っているなぁ…。
時間つぶしがてら、回り道でもしてみるか。
すぐ右手から南に分岐する舗装路(林道?町道?)を左折。
上信越道のさみずトンネルの上部を通過。
全線舗装されているが見晴らしは良い。
戸谷峰を過ぎて、14:45、T字路を右折。
…っとすぐ左に妙な角度で分岐する道を発見。
0.8車線くらいの未舗装路だが軽トラックの轍がある。
地図では数百mほど先までは道路があるようだ。
そこに抜けられるかも知れない。行き止まり覚悟で突入ー♪
暗い森の中をおっかなびっくり降ってゆく。
2km弱のシングルトラックを経て、現れたのは林檎畑。
赤く染まった林檎がたわわに実り、爽やかな香りを放っている。
やがて道は舗装路になり、中村という集落に出た。
予想していた道とは違うが、ま、完抜していたから良しとしよう。
14:55、県道60号に接続。牟礼の市街地を経て一路南下。
15:00、道路わきにあった産地直売所でお土産を物色。
さっき香りを嗅いで食べたくなったので林檎を購入してしまった。
さらに県道60号をひたすら南下。
15:30、R18に接続し、長野IC方面に進む。
県庁所在地の幹線道路だけあって混雑してるなぁ…。
15:45、県道35号を左折して長野ICへ…っと、その前に川中島古戦場に寄り道しとこう。
まずは佐久間象山の像に挨拶。古戦場とは思えない牧歌的な公園だ。
川中島合戦の史跡は併設された八幡神社に多くあった。
土塁や様々な謂れの木石が境内に配置されている。
信玄と謙信が対峙している銅像もあったが、謙信の太刀が重みで垂れ下がっているのが惜しい。
そういえば謙信=女性という説もあったなぁ…なんてことを思い出す。
16:10、出発。16:15、長野ICから上信越道に。
霧ヶ峰を右手に快走。段々と空が暗くなり始めた。
17:05、横川SAで釜飯の夕食。ついでに給油。
17:35、出発。そこから先はノンストップ。
18:05、藤岡JCTで関越道に合流。
渋滞をずっとモゴモゴしながら南下して、19:20に帰宅。
とんだ忘れ物でキャンプはできなかったが、紅葉は十二分に満喫できた。
枯れ山の冬景色になる前に、あちこち行って眼に焼き付けておくとしよう。
ツーリング先の民宿にて。暇なのでブログ更新。
何やらソフトバンク・モバイルへの新規・変更が殺到してシステムがパンクしているそうで。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061028-00000110-mai-soci
例の予想外割引…大きな字で¥0と書かれた下のほうに小さな文字で細かく書かれたアレの影響でしょうね。
(あの文字、ハイビジョンで50インチくらいのモニタなら読めるんでしょうか?)
いずれこんな大規模障害が発生すると思ってました。
インフラを整備し切れてないまま見切り発車して障害だらけ…YBBの二の舞ですね。
たぶん来月末以降、料金のことでクレームが殺到すると思います。
プランの説明不足だけでなく、過請求・過引き落としとか契約変更が反映されてないとか。
さらに顧客サポートが木で鼻をくくったような対応しかせず火に油。
契約期間2年とかの縛りでキャリア変更も不可とか言い出して訴訟沙汰に…。
以上、私の予想です。外れるに越したことはありませんが。
今現在、ソフトバンク側の障害のためMNPで他所に逃げる手続きもお預け喰らってるようですね。
あー、さっさと変えといてよかったー。ちなみに戸隠奥社でも圏内でした、au。
考えてみると北海道以来ソロキャンプをしていない。
このままじゃいかん! 今週こそは…!
ってことで紅葉と蕎麦目当てで信州は戸隠・妙高方面へ出かけることにした。
土曜の朝、6:00に起きて荷造り開始。うし、OK。
7:55、出発。8:10、練馬ICから関越道に。
9:05、上里SAで惣菜パンの朝食と給油。
この辺りでは曇りだったが、この後天気は回復した。
9:25、藤岡JCTから上信越道へ。
ノンストップで進み、10:40、長野ICを降りた。
川中島古戦場を横目に県道35号を北上。
そのままR117に接続し、さらに長野市街を北へと進む。
11:00、善光寺に到着。日差しが暑い。
大きな本堂は参拝客で大賑わいだ。七五三のお参りも多い。
このお寺の本尊・阿弥陀三尊像は絶対秘仏で誰も姿を拝むことは出来ないそうだ。
不謹慎だが『飾りじゃないのよ阿弥陀は♪』なんて替え歌が頭をよぎる。
参拝を終え、11:10、戸隠を目指して出発。
R406に出て鬼無里方面に進み、11:20、県道76号を右折。
二桁の県道なのでそれなりに整備されてるかと思ったが、舗装林道に毛の生えた程度だ。
道は悪く地図上での移動距離がなかなか進まないが、紅葉や景観は素晴らしい。
行く手に険しい山容が見えてきた。あれが戸隠連峰か。
11:45、県道36号に接続。
11:55、戸隠神社・中社門前にある戸隠蕎麦の有名店・うずら家に到着。
事前情報そのままの人気店で、やはり混んでいる。(お店の写真を撮り忘れた…)
50分待ちとのことなので、とりあえず名前を書いて時間つぶし。
奥社まで往復すれば丁度いいだろう、と思ったが甘かった。
12:05、戸隠神社奥社の参道に到着。
ここから社まで片道2km往復4kmの道程だ。
ほとんど平坦な真っ直ぐの道だったが、残り500mくらいから登り階段になった。
運動不足が祟って、辛い辛い。予想以上にヘトヘトだ。
奥社に到着したのは、12:40頃。ここまでの間にかなりへばってしまった。
戸隠神社は天岩戸伝説に縁の深い神社だそうだ。
奥社には岩戸を開けた天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)が祭ってある。
その開け放った岩戸を放り投げて出来たのが戸隠山らしい。
奥社には他に戸隠大神と九頭竜をそれぞれ祭った社があった。
バイクに戻ったのは、13:15。片道2kmを35分か。
参拝の時間を差し引いても遅すぎるよなぁ…。
うずら家に戻ったのは、13:20。予定をはるかにオーバーしていた。
「もうキャンセル扱いだろう、他所の店に行くしかないか」
半ば諦めつつ、念のため店員さんに確認してみると覚えていてくれた。
「お一人様ならすぐご案内できますよ」と中へ通していただけた。
助かった。お通しの蕎麦茶と野沢菜漬けも嬉しい。好印象。
戸隠の新蕎麦は神事を済ませた11月1日以降でなければ食べられないらしい。
ただ、この店は新蕎麦の風味を残すよう、真冬に石臼製粉し冷凍した蕎麦粉を売りにしてる。
そう考えれば季節はそれほど気にしなくてもいいだろう。
さて注文。やはり、ざるそばがいいだろう。
ボッチ盛りと呼ばれる馬蹄形に纏めたそばが並は5ヶ、大盛は7ヶとのこと。
さらにその大盛の2倍=14ヶ盛られている大権現そばというのもあった。
食べられるか不安だったが大権現そば1800円を注文。
ワサビをちょいと効かせた少な目の蕎麦汁でペロリと平らげてしまった。
美味しかったのでお土産に生そば三人前1000円も購入。あー、美味かったー。
13:45、出発。中社と奥社の間にある小鳥ヶ池にちょっと寄り道。
静かな水面に映る戸隠の峰々と紅葉が美しかった。
ここもそうだったが紅葉の綺麗な場所は一眼レフカメラと三脚構えた人が多いねぇ。
県道36号を鬼無里方面に下る。
14:05、大望峠の手前で分岐を右折。
道の入り組んだキャンプ場を抜け、舗装林道・西岳林道へ接続した。
色付いた森越しに西岳の険しい山並みが迫ってくる。
緑から黄色、オレンジ・赤へと変化するグラデーションに見とれてしまう。
この辺の紅葉は絶好のタイミングだった。
舗装林道だがなかなか楽しめる。
落ち葉で時々リアが滑るので注意が必要だ。
14:25、土倉林道とのT字路を左折。
災害による通行止めと出ているが、念のため探索してみた。
西岳林道の本線なのだろう、あいかわらず舗装されている。
2km弱進んだところで土砂崩落で道が完全に閉ざされていた。
Uターンして、14:35、T字路を土倉林道方面に進む。
ところどころ荒れ気味の場所もあるがダートは概ねフラットだ。
切り出し作業の周辺はかなりマディ。泥ヌタで足元が汚れてしまった。
県道56号に出て、14:55、奥裾花ダムでトイレ休憩。
橋からの眺めがこれまた素晴らしかった。
休憩を終え裾花沿いに下って、15:10、R406を右折。
鬼無里の集落へと走る。
15:15、おやきの名店・いろは堂本店に到着。
野菜ミックス、しめじ、まいたけの三つを注文。
ギリギリの量のつもりだったのだが野沢菜を一つおまけしてくれた。店内で食べると付きものらしい。
喫茶マウンテンのゴーヤジュース以来、おまけに対しては複雑な心境だが、ありがたくいただこう。
どれも具沢山で美味い。蕎麦粉が混ざってるという皮も美味い。
これまで食べたおやきよりも、ずっと皮が薄い。中華まんやピロシキに似た食感だ。
肉や魚が無いのはなぜだろう。あうと思うのになぁ。
15:30、満腹気味で出発。白馬方面へとR406を急ぐ。
急ぐのだが、ウネウネした狭い酷道でそれほど早くは走れない。
紅葉に包まれた道を進み、トンネルを抜けると白馬岳が目の前に現れた。
山頂部は雲に隠れているが、迫力ある山容だ。
16:00、R148を左折。白馬市街のメインストリートを抜ける。
ジャスコがあったが買出しはテント設営後でいいだろう。
16:05、グリーンスポーツの森に到着。
キャンプ料金500円と入場料50円を払ってチェックイン。
『最近、この辺りにも熊が出没しますので注意して下さい』と言われる。むぅ。
受付を済ませ、キャンプサイトへ移動してテントを設営開始。
グランドシートを広げて…ポールを組…あれ…?
ない! Σ(゚д゚lll) ポールが無い!!!
そういえば玄関先で見かけたような…。
テント本体だけ荷物にまとめて置いて来たようだ。痛恨のミス…orz
受付に戻って貸テントをお願いしたが、予約が必要でここにはないと断られてしまった。
熊出没エリアでシュラフに包まってビバークするのはごめん蒙りたい。
仕方ない。今回は民宿に泊まることにした。
キャンプ場はキャンセルして料金は全額返却してもらえた。
16:40、白馬駅前の宿泊案内所で民宿情報を調べてもらう。
観光地なので料金は高め。その上、土曜日ということでどこも割り増しだ。
結局、一泊二食7000円の民宿をお願いしてもらった。この時点で覚悟しておこう。
スズメバチの巣とか雉の剥製が飾られた薄暗い玄関。
愛想なんて戦争の頃に忘れたよぼよぼのババァ。
米と味噌汁と漬物は美味いけど、解凍を失敗した水っぽい刺身がメインの夕食。
ツーレポのネタになれば何でも良い。
駅から数百m程の距離に民宿あさひやはあった。
古風な宿の名前に反して、内装はファンシーなペンション風である。
応対してくれたのは溌剌とした自分より若そうな女将さん。まるで覚悟は的外れだった。
30男が一人で泊まるにはちと気恥ずかしいが仕方ない。
部屋に案内され、着替えてから温泉で一風呂浴びる。
夕食は盛り沢山で美味しかった。地元の山の幸は勿論、魚介類も多かった。
いろいろな調理法で工夫を凝らしてある。部屋のパンフによると米は自家製らしい。
嬉しい誤算はコゴミの和えもの。この季節に食べられるとは。
瓶ビール一本と御飯2膳で全て美味しくいただいた。満腹満腹。
夕方食べたおやきはどこへ消えたのだろう。不思議だ。
部屋に戻り、ノートPCで一日のまとめ。無線LANが使えるのも嬉しい。
その後はTVドラマ・弁護士 灰島秀樹を見て秋の長夜を過ごす。
上げ膳据え膳もいいけど、やはりキャンプをしたかった。
キーンと冷えた中でシュラフに潜り込んで堪能するヌクヌクは何物にも変えがたい。
翌朝は白い息を吐きながら炊き立ての米をハフハフと食べたかったなぁ。
信州信濃の新蕎麦よりも
焦げたコッヘルの米が良い
…こんな都都逸、流行りそうにないか。
お待たせしました。先々週の名古屋飯ツーレポアップしました。
このあとしばらく甘いものは見るのも嫌でした。
http://s-dog.net/archives/000441.html
昨日から携帯番号ポータビリティ(MNP)が実施されましたが早速SoftBankからauに乗り換えました。
あの会社の経営方針がどうも気に入らないので、料金とか関係なく関係を切りたくて…。
ってゆーか、元々J-PHONEと契約してたんですけどね。
いつのまにかVodafoneになって、またいつのまにかSoftBankになって…。
ま、今後どうなるか傍観させていただきますです。
季節はずれですが仕事で少々忙しく、今夜はひさびさに会社にお泊りです。
夜食も買ったし準備万端。ま、あと4時間も作業すれば納品可能なレベルになるでしょう。たぶん。
先日の名古屋レポ、いつもながら遅れてすみません。
あとわずかなんですけどね。明後日くらいにはアップできると思います。
今週末は信州に行く予定です。晴れろー。
会津新潟ツーレポの三日目です。時間掛かりすぎですね。
いつものことなのでご勘弁下さい。
http://s-dog.net/archives/000439.html
今週末はたまったレポ書きにいそしんでおります。
晴れてるけど、まぁしゃーないですね。
おまたせしました。会津新潟ツーレポの二日目です。
今回の一番の目的、国道352号がどんな道か、ご堪能下さい。
http://s-dog.net/archives/000435.html
さて、続きも頑張って書かなくちゃ。
草木も眠る丑三つ時。何故か僕は名古屋で行列に並んでいた。
事の発端はその日の朝にまで遡る。
紅葉の始まる季節。この週末は全国的に晴天との予報だった。
早朝から信州方面へ出掛ける予定だったのだが何故かバイクの鍵が見つからず。
ようやくツーリングパンツのポケットから発見されたのは、既に信州キャンプツーリングを諦めた頃。
今日・明日どうしたものかなぁ…とネット閲覧で気を紛らわしてると衝撃の情報が目に入った。
甘口スパゲティや巨大カキ氷など絶大なインパクトのメニューで全国的に有名なお店、喫茶マウンテン。
B級グルメの聖地、名古屋の霊峰とも呼ばれるその店が耐震工事のため11月5日から休業するとのこと。
この冬に遠征するつもりだったが、再開は来年の春らしい。むむぅ、これは休業前に行かねば!
ってことで喫茶マウンテン他、なごやめし食い倒れツーリングが行き当たりばったりで決定した。
出発前、土曜日の昼飯は高田馬場のラーメン二郎で済ませておいた。
いつもの通り小豚・野菜ニンニク唐辛子。これで胃袋がいくらか大きくなったかな。
13:30、出発。荷物は地図とGPSと念のためのフリースのみ。
キャンプ道具はおろか、雨具も工具も持たず。
13:55、東京ICから東名高速道路へ乗り、一路西へと走る。
15:20、富士川SAで給油。16:10、小笠PAでトイレ休憩。
17:15、上郷SAでもう一度給油し、17:40、名古屋ICで一般道へ降りた。
そのまま県道60号で今池へ赴き、18:00過ぎにカプセルホテル・ウェルビー今池にチェックイン。
一泊4,100円&駐車場代500円。朝食はサービスで付いてくるらしいが、今回はあえて断った。
さて。落ち着いたところで今池市街探索に赴く。
夕闇に包まれた町で、まずは大丸ラーメンの位置を確認。
大丸ラーメンは今回必ず訪れたい店だった。
後述するが、喫茶マウンテンに比肩するアミューズメントスポットである。
営業時間は2:00AMから5:00AMという、とんでも無い時間帯。
こんな機会でもなければ食べられないだろう。
で、その場所だが、事前にGPSにポイントを登録しておいた。
それを手にして近辺をグルグル歩き周るがそれらしい店舗は見つからない。
念のため携帯電話で情報を検索して位置を確かめたが、この辺りに間違いない。
『外観からは判別困難だが深夜になれば行列が出来て一目瞭然』らしい。
仕方ない。深夜にぶっつけ本番で探すとしよう。
続いて、この近くにある台湾ラーメンの元祖の店・味仙の場所を確かめる。
これはすぐに判った。すぐ近くに都合よくとんちゃんを看板に掲げる店があった。
晩酌はその店、やぶ屋・今池西店に決定。とんちゃん600円と生ビール、キャベツの一夜漬けを注文。
とんちゃんとは有体に言えば豚ホルモンを八丁味噌ベースのタレを絡めたもの。
鉄板焼きが一般的だと思うのだが、この店は七輪の網焼きが特徴らしい。
焼き方マニュアルに従い、一味とニンニクの利いたタレと良く混ぜる。
混ざったら一枚ずつ丁寧に広げながら網に並べる。ゴソっと置いたりしてはいけないらしい。
ビールでもチビチビやりながら待ち、丸まったら食べ頃。んー、んまい♪ビールによくあう。
もう一杯ビールをお代わりして軽めの晩酌終了。
深夜に待ってる大丸に備え、控えめに抑えておいた。
締めに味仙へ移動して台湾ラーメンを注文。思ったよりもずっと小ぶりの器だ。
いつもなら量が少ないと嘆くのだが今日は特別。満腹にならずに助かった。
位置づけとしては数ある中華料理のメニューの一品に過ぎないのだろう。
ニラと挽肉が辛いスープによくあう。坦々麺以上にスパイシーだ。
汗だくになってサクッと完食。ふぅ、美味しかった。
20:00頃、カプセルホテルに戻り、一風呂浴びて一服。
山ほど揃えてある漫画の中から釣りキチ三平を二巻ほど読む。
22:00くらいから仮眠をとったが、なかなか寝付けず。
そして日付が変わって、1:45。やおら起き出し、着替えて外出。
表通りの目星を付けた場所には情報通り行列ができていた。
昼間は廃墟同然なのに夜闇が訪れると魑魅魍魎で賑わう…。
『千と千尋の神隠し』の冒頭シーンを髣髴とさせるその様は、まさに魔境と呼ぶに相応しい。
店内はカウンターの6席しかないので、どうしても回転が遅くなる。
並んでいるグループを観察してみると、順番が来たと同時に列を離れる人々がいた。
どうも大丸未経験者を生贄に連れて来た経験者のようだ。
ここまで来て本人は食べずに『がんばれよ』と背中を押すのがその役目。
喫茶マウンテンのシェルパに相当する存在か。
ちなみに目の前のグループには一人、物凄い美女が混ざっていた。
うひょー。意味も無く盛り上がる。
20分ほど待って、いよいよ僕の番がやってきた。
着席する前からオヤジのマシンガントークが始まる。
「もう麺四人分6玉茹でてるでね。荷物はそこに乗せて下さい」」(※1)
「みんなラーメンでいいですね? うどん? 1玉でいいですか?」(※2)
「そっちのお客さん、すみませんが後ろからうどん玉を取っていただけますか」(※3)
「そちら、量多くてもいいですか? よーけいれましょうか?」(※4)
「はい、立って下さい、こぼれるで布巾でドンブリを持ってカウンターに下ろしてください」(※5)
※1 一人1.5玉が標準。量が増えることはあっても減ることはまず無い。
※2 ラーメン屋だがうどんやそばやきしめんもミックス可能、『麺無し』にすら応じるらしい。
※3 店内が狭いこともあり、冷蔵庫前の席に着くと雑用を言いつけられる。
※4 どれだけ増やしても価格は550円。具の好みにも応じてくれる。油断すると増えてる。
※5 座ったままでも大丈夫だろうがオヤジさんの言うことは素直に聞かねばならない。
噂通りの一連のやり取りは、まるで一種独特の様式美で完成された通過儀礼だ。
この体験だけでも名古屋まで足を運んだ甲斐がある。
そして僕の目の前にもラーメンが置かれた。(自分で下ろしたのだが)
当面の敵はモヤシである。ただ茹でただけで味が全く無い。
しかも必要以上の山盛りだ。このモヤシをまずやっつけねばならない。
カウンターに置かれたソースや胡椒などの調味料、各種ドレッシングから醤油を選び、ぶっ掛けた。
3分の1ほど片付け、モヤシの下から現れたのは竹輪・蒲鉾・ナルトの練物連合軍。
ただ切っただけで特別な味付けを加えていないのでこれは普通に食べられる。
その下には甘辛い味付けをされた謎の肉が敷き詰められている。
缶詰の肉っぽいという前情報だったが僕的にはなかなか美味いと感じた。
スープは醤油と昆布ダシがベースらしいが体調を考えてほとんど飲まず。もちろんレンゲなど無い。
そして最後に待っているのが本丸の麺。ここに到達するまでの間にだいぶ伸びている。
量もたっぷり。ラーメンだけのはずだが、うどんの切れ端も混じっていた。
全体的には昼間食べたラーメン二郎と丁度互角の量だろうか。
麺と具を無事完食してご馳走様。心地よい達成感だが、さすがに食べ過ぎた。
明日の朝食を食べきることが出来るだろうか…。
代金550円を支払うと、「はい、これどうぞ」とガムを1パッケージ頂いた。これもこの店のお約束。
ドラえもんの横に「サイバーパンチ味」と書かれたそれは強烈な甘い香りを放っていた。
外の行列はずいぶんと伸びていた。土曜の夜は4:00くらいで麺がなくなることもあるという。
そうでなくても5:00近くなると『残していいから早く帰ってくれ』と急かされるそうだ。
また、開店前に並んでいても『まだ時間が掛かるから他所で食べた方が良い』と言われるらしい。
理由は…謎ということにしておこう。取材拒否の店なので写真を撮る時はご注意を。
カプセルホテルに戻ったのは3:00頃。
それから一眠りして翌朝は6:00に起床。
顔を洗って着替えて、7:20、チェックアウト。
GPSを頼りに走って、7:35、喫茶マウンテンに到着。
憧れの看板と耐震工事を控えた店舗が待ち構えていた。
さぁ、地獄のダブルヘッダー、二戦目の火蓋が切って落とされた。
着席して注文したのは定番の甘口抹茶小倉スパゲティ。
飲み物は注文せず、あえて水だけで勝負することにした。
待つこと数分。やがて湯気を立てて緑の悪魔が現れた。
マウンテンでの食事は慣習的に『登山』と呼ばれている。
食べきれば『登頂』、食べきれない場合は『遭難』。
果たして『初登山単独登頂』は成功するのか。気合を入れて挑む。
まずは麺を一口…あまーーーーーーーーーーい! あますぎる!!!
最初の2・3口は「これなら楽勝かな」と思ったのだが、その先がきつい。
何しろ麺そのものがやたら甘いのだ。しかもとにかく量が多い。
実際に食べる前はトッピングされた小倉餡や果物、生クリームが難敵かと思ったが誤解だった。
この過酷な戦場に於いては、彼らは実に貴重な味方だと肝に銘じる必要がある。
食べるに従い咀嚼して嚥下するまでの時間が徐々に長くなる。
『旨い』という言葉は『甘い』が語源になっているらしいが、とても信じられない。
3分の2をクリアした辺りから段々と気持ち悪くなってきた。こめかみに鈍痛を感じる。
体が異常を察知したのか、全身から妙な汗まで吹き出てきた。
お皿を見ていると嘔吐感がこみあげて来るので、最後の方は窓の外へ目を逸らして食べた。
苦しみながらも何とか完食。頂上のさくらんぼが美味しかった。
甘味にうんざりして苦い飲み物が欲しくなった。メニューをもう一度見せてもらう。
アイスコーヒーやアイスティーが欲しかったが『加糖してあります』の注意書きを見てパス。
そういえば後から来た客が抹茶小倉スパと一緒にゴーヤジュースを注文していた。
もしかしたらそれが苦いのかもしれない。いや、きっとそうなのだ。
無難にホットコーヒーも考えたが、あえて勘にまかせてゴーヤジュースを注文。
そういえばここは名古屋の喫茶店。
うっかり忘れていたが飲み物にはオマケが付きものだった…orz
サービスのビスケットもミルクケーキも勿論甘い。本当に良かれと思って付けてるのだろうか。
そしてゴーヤジュースもしっかり甘口。罠以外の何者でもない。軽い人間不信に陥る。
苦痛を感じつつも意地で胃袋に流し込んだ。あぁー、きつかったー…。
危うく下山途中に遭難してしまうところだった。
8:20、しばらくお腹を休めるため、名古屋観光に出発。
昨日も思ったが、噂以上に名古屋の運転マナーは酷い。
車線変更でウインカーは一切出さず。
停止線超過に見切り発車、赤信号への駆け込みも当たり前。
マナーという概念自体が無いのだろうか…。
8:35、テレビ塔に到着したが営業時間前だったので名古屋城へ。
9:00、名古屋城に到着。
今日は名古屋まつりとやらがあるらしく、入園料が無料だった。ラッキー♪
中国人の団体に混じって内堀沿いを搦め手へと歩く。
加藤清正によって建造された石垣は緻密な堅固さを誇っていた。
狭い門を潜って本丸へ入り、天守閣へ。
中は驚くほど近代的に整備されていた。エレベーターまである。
展望台から各階の展示物をじっくり見て周る。
のんびりと腹の消化を促すがむかつきが収まらない。
売店で冷たいお茶を飲んでも好転せず。
時間だけが解決してくれるのか…。
10:20、名古屋城観光を終えて出発。
祭り準備で警官だらけの市街を走り、10:35、セントラルパークに到着。
他に行くところもないので750円を支払ってテレビ塔へ登る。
鉄網で囲まれた最上階は上空の風をそのまま感じられてなかなか良かった。
地上では祭りのためか露店が軒を連ねていた。
膨満感で食べ物を見るのも辛いのだが暇なので歩いて周る。
味噌串カツ、ドテ煮、味噌おでんなど名古屋っぽい店が多い。
リング焼きというのは初めてみた。こっち独特の粉モノだろうか。
鉄板に丸い輪を置き、その中に水と溶いた小麦粉と具を流し込んで焼いたものだ。
僕は未食だが東京中心に普及している『大阪焼』という粉モノがこれに近い存在らしい。
一個200円ってのは安いなぁ。こんなコンディションじゃなければ食べるのだが…。
露店を見終わって11:00。
そろそろ昼飯時も近いのだが、まだまだ食欲は戻りそうに無い。
栄の辺りであんかけスパや味噌煮込みうどんも考えていたが諦めよう。
R19で名古屋中心部を南下。途中、千寿大須本店に立ち寄って天むすを購入。
これはお土産というか帰り道で食べる予定。
12:00~14:00は店内で食事も出来るようだが、かなり混むらしい。
11:20、熱田神宮に到着。七五三や結婚式で大賑わいだ。
そういえば名古屋の結婚式は嫁入り道具や引き出物が派手と聞くが…。
白無垢の花嫁さんを眺めながらいらぬ心配をしてしまう。
由緒書きを探したが見つからず。まぁいっか。
御祭神は熱田大神(あつたのおおかみ)=草薙剣(くさなぎのつるぎ)の神霊らしい。
11:45、参拝を終えてもまだ腹が減らない。
一応昼飯を予定している店、あつた蓬莱軒本店へバイクで移動。
有名店だけあってもの凄い混雑だ。観光バスで来ている団体もいた。
順番待ちに相当時間が掛かりそうなので、とりあえず食欲が戻るまでしばらく時間つぶし。
堀川の辺、七里の渡し跡の公園を散歩。
12:20、少し落ち着いたので、様子を確認しに店へ戻ったが、混雑の状況は変わらない。
「予約した上で30分ほど経ったら店先に来て下さい、順番に名前をお呼びします」とのこと。
予約用紙に名前を書いて、また公園に戻る。
夏のような日差しの中、木陰のベンチで仮眠を取った。
「どえらい暑さだねぇ」とどこかで名古屋弁の会話が聞こえる。
そうこうしているうちに腹のむかつきもだいぶ収まった。食事も美味しくいただけそうだ。
30分経った頃、店先に戻った。しばらくして名前を呼ばれた。
靴を脱いで、店の中でさらに20分ほど待ち、ようやく部屋に通された。
早速、名物のひつまぶし2,520円と肝焼き840円を注文。(高いなぁ…)
肝焼きはすぐに出された。つまみつつ、ひつまぶしを待つ。
さらに15分ほど待たされて、ようやくひつまぶしがやってきた。
能書きに従って、十文字に切れ目を入れていただきまーす。
一膳目はそのまま、二膳目は薬味を混ぜて、三膳目は出汁でお茶漬け風。
老舗らしいしっかりしたタレが鰻と御飯に絡んで実に旨い。
昨晩と朝食の味を思い返しつつ、普通の食事のありがたさを実感した。
食べ終わって、14:10、さて、帰ろう。
高速道路だとつまらないので、R19=木曽街道を走ってみることにした。
名古屋市街の中心部を抜け、多治見方面へと北上する。
この間も名古屋の交通マナーの悪さに辟易させられた。
15:00、内津峠を越えて岐阜県・美濃地方に入った。
それからもしばらくは灰色の町並みが続いた。
多治見から土岐を過ぎ、瑞浪の辺りから少しずつ田舎っぽくなってきた。
恵那から中津川へ入るといい感じの道になる。
恵那山が右手に見えるが、なかなか良い写真を撮ることができない。
16:15、長野県に入った。暮れてゆく木曽川沿いを遡る。
16:25、道の駅・賤母に寄り道。
おやきや五平餅が美味しそうだったが、さすがに今日はやめといた。
その後も見え隠れする木曽駒ヶ岳を眺めながら北上。
木曽福島の辺りに着く頃にはすっかり日は落ちていた。
給油を済ませてから、17:30、R361を右折。
フリースを着込んでから権兵衛トンネルへと向かう。
寒い寒い権兵衛トンネルを抜け、17:55、伊那ICから中央道へ。
あとはのんびりと帰京。18:15、諏訪湖SAで小休止。
19:45、談合坂SAで大休止。大混雑で席が全然空かず。
寒いのだが仕方なく外のテーブルで昼間買った天むすを食べた。
一つ一つが小さい分、御飯に比べて具の割合が大きい。
すっかり冷えていたが海老の風味が美味かった。
SAの先は渋滞だったがモゴモゴして、21:20、帰宅。
はー、二日間でいろいろ喰ったなー。本当にいろいろ…。
全く名古屋はディープでかんわ。
今週末もキャンプツーリングに出かけようかなと思ってたんですが朝からバイクの鍵が見つからず。
出発するにはもう遅いなぁ…という時間になって、ツーリングパンツのポケットから見つかりました。
紅葉を見に信州に行きたかったんですけどね。ま、あきらめましょう。
ところで名古屋の名峰・喫茶マウンテンが2006年11月5日からしばらく営業を停止する予定だそうで。
『今度の冬に行こう』と思ってたんですが、明日、日帰りで行ってこようかな。
ついでにあのラーメンも食べたいなぁ…夜中に出発するか。
会津新潟ツーレポの一日目をアップロードしました。
宜しかったらご覧下さい。
http://s-dog.net/archives/000433.html
昨日、Mr.mudさんの急遽召集が発せられ、怪人M氏とKannaへ集合。
『ヌメリスギタケモドキ』という聞いたことない名前のキノコを食する機会をいただきました。
初めて食べたんですけどシャキシャキした食感で変わったキノコでした。
山菜・キノコに外道魚と本当にいつもいろいろ珍味を味わせていただいております。
感謝感謝♪
えー、3連休で行って来た会津・新潟ツーリングですが今回もレポアップまでお時間が掛かります。
場つなぎにダイジェストでどんな感じか、ご紹介。
んでもって、二日目に長岡でcultkingささきさんと牛の角突きを見てきました。
どんな感じか、動画でご覧下さい。 武勇伝VS良虎(20MB)
※ 再生にはWindowsMediaPlayerが必要です
6:25、起床。予定より寝過ごしてしまった。
外は曇り空だが雨の気配は全く無い。冷え込みも無く快適な朝だ。
cultkingさんの言葉に甘え、朝食は任せて撤収開始。
荷物をあらかたまとめたところでホットサンドとコーヒーの朝食。んまい♪
自分だけだとまず無理だけど、こういうメニューもいいなぁ。
後片付けもcultkingさんに甘えてお任せてしてしまった。何て良い人なんだ。
テントや雨具は濡れているが帰宅後に乾かすことにして全て撤収。
それにしても蚊が多いキャンプ場だ。暑い季節だともっと酷そうだ。
あと炊事場の排水が森に垂れ流しになってるのはいかがなものか。
無料だとしても、もうちょい整備しないと利用する人もいないだろう。
8:15、cultkingさんに挨拶をしてキャンプ場を後にした。
麓の悠久山公園へ立ち寄ってトイレを済ませ、8:30、本格的に始動。
R352から長岡市街を経由してR8へ接続。上り車線を進んで、9:00、県道23号を右折。
地蔵トンネルを抜けて、9:05、西山林道の分岐に到着した。
ここから北へと何本かの林道が繋がっているのだ。
早速突入。まずは舗装されたワインディングでグングン高度を上げる。
(※ 今回はこちらのサイトのこのページを参考にいたしました)
舗装路がずっと続くが景色が良い。天気も上々。
3kmほどの未舗装区間になって、しばらく進むと工事作業をしていた。
現場監督さんに会釈しながらソロソロと通過。
重機が道を塞いでいたが少し動かして通してくれた。
盛り土もあったが、ユンボでバイク一台分退けてくれた。感謝感謝。
9:40、急勾配の支線を右折して、小木ノ城跡に寄り道。
終点の辺りは木に囲まれていたが管理施設前の広場は開けていた。
弥彦山や佐渡島まで良く見える。
9:50、三島林道1号線に接続。ここからはほとんど全線未舗装路だ。
森の中で景観は開けないが走りやすくて良い雰囲気。
きのこ狩りだろうか、四輪車の交通量も多い。
県道443号を右折して、10:05、今度は三島林道2号線を左折。
10:10、県道69号(旧道)との交差点を横断し、大阪塔とやらはスルー。
そのまま三島林道3号線へ接続した。ずっと1号線と似たような道である。
途中、何故か出雲神社の植林地があった。
出雲崎という町が近くにあるが何か関係してるのだろうか??
10:20、県道274号に出て、三島林道3号線の走行完了。
この県道も右折してすぐ左に分岐する三島林道4号線へ。
ガーっと一気に走り抜け、10:30、県道410号に出て林道走行終了。
出口でセローと擦れ違った。
この後の予定は余り厳密に立てていない。
とりあえず昼飯を食べに寺泊へ向かうことにしよう。
県道410号を東に進み県道22号を左折。
土手を乗り越えて信濃川の様子を見てみたが濁流で眺めは良くない。
県道22号を道なりに進み、10:50、寺泊に到着。
アメヤ横丁の駐車場にバイクを停める。昼近くだけあってかなり暑い。
濡れた雨具をバイクの上に広げ乾かしておこう。
表通りを一通り眺めてから裏通りの路地に入り、ゆきちゃんという店で昼食。
cultkingさんに教えてもらったお店である。ふむふむなかなか良い雰囲気だ。
注文したのは刺身定食1600円。お通しで蛸の子のみかん味噌和えをいただいた。
初めて食べたが乙な味だ。日本酒が飲みたくなるが我慢我慢。
盛り沢山の刺身もカニの味噌汁も美味い美味い。
御飯も美味しくてお代わり(+300円)してしまった。
満腹だけどデザートは別腹。
ってことでここの名物・イカの浜焼き300円を食べた。
美味いが醤油で手がベトベトするのが難点。
ウェットティッシュを持ち歩いた方がいいかもしれない。
海岸を少し散歩してからバイクへ戻った。
雨具はあらかた乾いていた。よしよし。畳んで片付ける。
さて、午後の予定だが『ポッポ焼き』探しをメインにすることにした。
新潟市周辺で売られるローカル食なのだが縁日などの屋台でしか入手できないらしい。
人の集まりそうな場所を探して、12:00、出発。
R402を東へ進み、県道159号を右折。
看板に引き寄せられて何となく国上寺へ寄り道。
12:15、駐車場に到着。なかなかの賑わい。
展望台から吊橋、五合庵、本堂と一通り散策。
良寛ゆかりの古刹だが今は真言宗豊山派に属してるらしい。
ポッポ焼きを期待していたが残念ながらここには無かった。
12:40、出発。
林道国上長崎線という道が駐車場の脇から伸びてたので行ってみた。
珍しい一方通行の林道だ。全線舗装済みだが景色はなかなか良かった。
ほんの2kmくらいの距離を降り、突き当たりの県道2号を左折。
左折したすぐ脇に道の駅・国上があった。
散策で少々疲れていたのでお茶を飲んで一服。
ここにも件のポッポ焼きは無し。
県道2号を北上して、13:00、弥彦神社に到着。
越後国の一ノ宮で御祭神は天之香具山命(あめのかぐやまのみこと)。
まずは駐車場にバイクを停めて境内へ。っと、途中に露店があった。
でも綿飴とベッコウ飴の二件のみ。くぅー、残念。
参拝した後、門前町を覗いてみたがそちらも空振り。
あぁ、ポッポ焼きは何処…。
まだ時間に余裕があるので、ポッポ焼き目当てに新潟市まで足を延ばすことにした。
中心部にある白山神社なら土日に限り入手可能、という事前情報を得ていた。
今日は月曜だが祝日なので手に入るかも知れない。ってことで、13:30、出発。
県道2号を北上し、13:35、岩室で県道55号を左折。
二輪通行禁止の弥彦スカイラインの分岐をスルーして、13:40、R402を右折した。
R402=越後七浦シーサイドラインは豪快な海沿いの道だ。
北海道を思わせる快走路でなかなか気持ちよい。岩礁地帯を越えて東へ進む。
角田浜から先はずっと砂浜が続いた。
信濃川河口手前のバイパスは飛砂で路面が埋もれていた。
どこか外国の砂漠を貫くハイウェイを思わせる。
写真を撮っておけばよかった。
新潟市街へ入り給油を済ませ、14:30、白山神社に到着。
参拝後、参道へ行ってみるポッポ焼きの露店をついに発見した。
9本300円、15本500円、30本1000円という値段はどこでも共通らしい。
勢い込んで土産用も含め30本購入。ホカホカ焼きたてで暖かい。
とりあえずその場で一本食べてみた。思ったより柔らかくサイズも小さい。
黒糖がキャラメル風の味わいで素朴な美味しさだ。パンとお菓子の中間といったところ。
ちなみに新発田周辺では蒸気パンと呼ばれているらしい。
モグモグと瞬く間に三本食べてしまったが、このままでは土産の分が無くなってしまう。
自制心を発揮してストップ。14:50、新潟市街を後にして帰路に着く。
県道164号を南下し、R8からR49を経て、15:05、新潟亀田ICから北陸自動車道に乗った。
越後駒ヶ岳に八海山…高速道路から遠くの山並みまで見えた。
15:30、栄PAに立ち寄って、大ぎつねそば550円を注文。
ここもcultkingさんに教えてもらったスポットだ。
聞いたとおり栃尾名物のじゃんぼ油揚げ(あぶらげ)が二枚も乗っている。
一枚が厚揚げぐらいのサイズなので具だけで腹一杯になりそうだ。
大豆の味が残っていて旨い。今度はうどんを試してみよう。
16:05、長岡JCTで関越道へ。後はひたすら東京目指して南下。
越後駒ヶ岳がよく見えた。写真を撮れなくて残念。
16:50、湯沢SAで本日最後の給油。寒くなってきたのでフリースを着る。
18:00、藤岡JCTを通過して以降ずっと渋滞。モゴモゴして19:30に無事帰宅。
さて、その夜。
近所に住む新潟市出身の友達に電話してちょいと一杯飲むことに。
何も告げず、お土産としてポッポ焼きを渡す。
それを受け取った時のリアクションと言ったら、いやぁ実に面白かった。
あれほど感激してもらえるなら苦労して探した甲斐があるってものだ。
風の強い夜だった。雨も夜通し降り続いた。
6:00少し前に起き、恐る恐る外を見る。
案の定、昨夜の宴に使われた大型タープが無残に倒されていた。
emiさんのレポによると、どうも猫バスのルートだったらしい。
猫バス怖ぇー。つるかめつるかめ。
早めに出発する予定なのですぐに朝食を作りはじめる。
雨風を避けテントの前室でコトコト炊飯。
今朝のメニューはお茶漬けの素を使った炊き込みご飯に水煮の鯖缶。
実は昨夜のなめこ御飯は朝食に食べるつもりでいつもよりもだいぶ多めに炊いた。
しかし勢いでついバクバクと1合半全部食べてしまった。美味かったことだしあきらめよう。
むしゃむしゃと平らげて食器片付けとトイレを済ませ、雨具を完全武装して撤収開始。
雨の朝はやっぱり気が重い。起きてきた方何人かに挨拶して、7:30出発。
飯豊檜枝岐大規模林道で小繁峠を越える。
青空が時々見え、朝日も届くが基本は雨。見通しも良くない。
峠付近では紅葉がちらほらし始めた。風が強い。
7:50、R352に合流して尾瀬方面に進む。
桧枝岐村の中心部を過ぎたあたりに小出まで90kmの標識。
ふむ、90kmならガソリンは持つだろう。
かなり強い雨に降られながら桧枝岐川沿いを西へ走る。
ワインディングを上って、8:15、御池駐車場に到着。
尾瀬散策を楽しむならここが目的地だが、僕はR352を直進。
交通量は一気に減り、1.5車線の道になる。
紅葉は見頃で嬉しいが、峠付近の強烈な風には参った。
ウネウネと降って、8:30、広沢林道の分岐に到着。
できれば林道探索はご遠慮願いたいコンディションだが、どうしたものか。
入口は開いていたので一応少し中を走ってみた。
が、本格的な山道になる手前で通行止の看板を発見。
簡易バリケードごと風に飛ばされて倒れていた。くわばらくわばら。
こりゃ、止めといた方がよさそうだ。林道は退散してR352に専念する。
やがて只見川沿いの平坦な道になり、8:40、金泉橋を渡って新潟県に入った。
手持ちの地図ではここから大湯温泉までの区間が『二輪通行禁止』となっている。
それが今年の夏から規制が解除され、二輪車も通れるようになった。
今回のツーリングの一番の目的はこの道路を走ることなのだ。
既に走行済みのダーさんやMr.mudさんのレポを参考にして、いざ突撃。
濁流を横目に赤岩平の湿原を快走。この辺りは走りやすい。
尾瀬口船着場を過ぎ、奥只見湖沿いの道になった途端、道路状況は悪化した。
狭い幅員に繰り返されるカーブ。ダム側は千尋の谷。
そしてR352の名物・沢渡り。いったい幾度、流れに突っ込んだろう。
雨のせいか川と呼んでも差し支えない水量だ。
流速も早いし、木や石や土砂が流れの中でこんにちはをしながら遠ざかる。
深いものでは膝ぐらいの深さが優にあった。
普段の沢渡りなら水流中にバイクを停めて撮影もするのだが流石に無理。
オフロードバイクであることに感謝しつつ、一つずつクリア。
大型オンロードバイクとすれ違ったが、大丈夫かいな。
雨は時折強くなり、何度か土砂降りにもなった。
ただでさえ路肩や方面の崩落があちこちある怖い国道なのだが。
パトカーや道路公団の車と数度すれ違った。
被害状況を確認しているのだろう。
ダム越しに見る景観は素晴らしい迫力だった。
頂上付近から谷間まで一気に落ちる幾筋もの滝。雪渓もちらほら見える。
奥只見湖そのものも巨大だ。呆れるほどでかい。
この下流にさらに田子倉ダムが控えているのだから恐れ入る。
9:10、中ノ岐林道の分岐に到達したが今日はスルー。
探索するには天候が悪すぎる。まじで遭難しかねない。
まぁいずれ林道浪漫の健さんが丹念に探索してくれることだろう。
さらにいくつもの川を渡って、9:40、銀山平に到着。
公衆トイレで小用を足してる間に、また土砂降りになってしまった。
しばらく待ったが、少し勢いが弱まる程度でいっこうに止みそうに無い。
仕方なく出発。大粒の雨で煙って、前がよく見えない。
北ノ又川を渡り、再び狭いワインディング路に。
対向車に気をつけながらグイグイと上っていく。
路肩が欠損してギリギリ一車線の区間もあった。
屋根を滝が流れるスノーシェッドもあった。
奥只見湖を離れても、全く油断がならない。
10:05、枝折峠に到着。
その手前から霧が深くなってきた。風も強い。
深い深い谷に面した路肩からなるべく距離を保ちつつトラバース路を降る。
ちなみに約24時間後=翌朝からこの区間が全面通行止になってしまった。
『全線通行OK』という僕の報告を信じて訪れた黒洋梨さんがえらい目にあったとか…。
10:30、大湯温泉に到着。
この辺りから快適な二車線道路になり、国道らしいコンディションに戻った。
未だに二輪通行禁止の奥只見シルバーラインへの分岐はスルーして直進。
朝からあいにくの天候だったが、ここまで良いペースで来ることが出来た。
湯之谷温泉を経て小出市街へ向かう。
10:40、R352を離れ、道の駅・ゆのたにで小休止。
雨の中、地図を眺めて今後の予定を確認。
時間節約のため小出ICから関越道で長岡へ向かうことにした。
関越道では凄まじい横風に悩まされた。
雨はそれほどでも無く時折日差しも刺したが、路面はびしょ濡れ。
追い越すトラックが撒き散らす水飛沫を横目で見たら、虹が出来ていた。
11:05、越後川口PAで給油を済ませ、11:25、長岡ICでR8に接続。
長岡市街の中心部へ進み、11:35、麺味・金子屋本店で昼食。
雨具を脱いで店内へ。注文したのは長岡名物・洋風カツ丼の大盛・820円。
御飯とカツとデミグラスソースは知っていたがナポリタンにサラダまで乗ってる。
まるでトルコライスだが、タクアンが二切れ乗っている辺りはカツ丼ぽい。
カツやソースはなかなか美味いが、御飯の量がとにかく多い。一合以上あるだろう。
しかもそれがやや団子状で正直いまいちだった。米どころなのに…。
その代わりと言ってはなんだが豆腐となめこの味噌汁は美味しかった。
その味噌汁で御飯を胃袋に流し込んで完食。うーん、かなり辛い満腹感だ。
ちなみに他の客は皆麺類を注文していた。麺が自慢の中華料理屋さんなのね。
12:10、出発。次の目的地は近いので雨具を着ず。
R352に接続し、長岡駅近辺を抜け、市街地の東側へ抜けた。
悠久山公園をスルーして、12:25、東山ファミリーランドに到着。
ここで『牛の角突き』と呼ばれる闘牛イベントが催されるのだ。
『牛の角突き』は旧山古志村で行われてきた長い歴史を持つ伝統行事だ。
本来は山古志に闘牛場があるのだが、二年前の中越地震で甚大な被害を受けてしまった。
復興は進み、先月は元の場所で闘牛サミットというイベントが開催されるまで戻った。
だがまだ状況が芳しくないため、今月はここ長岡の臨時闘牛場に戻されたそうだ。
駐車場の脇の立木には牛が何十頭も繋がれていた。
2000円の入場料を払うと、パンフレットと折りたたみ座布団を渡された。
この座布団がなかなか味があって気に入った。
復興支援の募金と座布団代ってことで2000円も納得しておこう。
13:00から開始予定なのだが、予想通り微妙な雰囲気。
基本的にジジババが多い。しかも雨なので長靴と雨合羽。地味である。
焼そばとかお好み焼きの露店ぐらいは出てるかと思ったが全く無い。
ジュースの自動販売機さえ無いのに日本酒の匂いは漂っている。不思議だ。
しばらくして、待ち合わせをしていたcultkingささきさんと合流。
この春に東京から新潟へ引っ越して以来の再会だ。
とは言え互いに東京-新潟間=近距離という感覚なので感慨も無い。
今夜宿泊予定のキャンプ場に既にチェックインして下さったらしい。感謝感謝。
cultkingさんもこの微妙な雰囲気に戸惑っているようだ。
こじんまりした闘牛場。特に席が用意されているわけでは無い。
泥と雨で汚れたブルーシートに座布団を乗せて座席をどうにか確保。
牛は興奮して鳴き喚き、思い出したように雨も降る。
いやがうえにも盛り下がる。これで角突き自体がつまらなかったらどうしよう。
酒と塩で会場が清められ、司会の挨拶と共にいよいよ取り組みが始まった。
最初は3歳ぐらいの若手から。いわば幕下の取り組みである。
何度か頭をぶつけただけで盛り上がらずにマターリと終了。
cultkingさんと顔を見合わせ、苦笑してしまった。
微妙な和やかさで見守る観衆。まぁ、こんなのもたまにはよかろう。
登場する牛の年齢が上がるに連れて、段々と取り組み時間も長くなってきた。
先月の闘牛サミットに引き続き、沖縄や徳之島から連れて来られた牛たちもいた。
彼らは幼い頃からの矯正によって角の幅も狭くなってるのですぐに判る。
地元の牛は南部牛と呼ばれる種類だそうだ。牛によって使う技も違うらしい。
山古志の闘牛は勝敗を付けないのが特徴だ。
一度でも惨敗するとそれ以降戦う意欲を失うことがあるそうだ。
そのため決着が付く前に勢子と呼ばれる人々が間に入り、牛を無理やり引き分けさせる。
その命懸けの様も角突きの見所になってるらしい。
この日も勢子が一人怪我をして救急車で運ばれた。
まぁ説明を書き連ねるより実際に取り組みをご覧いただいた方が良いだろう。
この日十一番目の取り組み、武勇伝VS良虎(20MB)。
この日の取り組みの中でも、攻守が目まぐるしく入れ替わる面白い取り組みだったかと思う。
温かい目で観戦下さい。
※ 再生にはWindowsMediaPlayerが必要です
16:00、全てのプログラムが終わった。
観客のジジババは勢子との顔なじみも多いらしく、挨拶して話しこんでいる。
なんというか地方の小学校の運動会のような雰囲気だ。
昔から地元の人たちにとってはK-1やPRIDE以上の娯楽だったに違いない。
cultkingさんのパジェロミニと連れ立ってキャンプ場へ向かう。
都合よく闘牛場のすぐ上、東山ファミリーランド内にある無料のキャンプ場である。
事前に聞かされていた通り、急勾配の泥道を降って登って到着したテントサイトは雨でグチャグチャ。
深い森で暗い雰囲気だ。炊事場はちゃっちい。トイレも遠い。ま、無料なので文句は言うまい。
テント設営の間、雨が止んでくれて助かった。
cultkingさんが気を使ってくださり、今日は完全にオヨバレさせていただくことになった。
ラッキー♪ ってことで、17:10、僕一人だけで温泉へ。
暗くなる中、向かったのは近くの民営国民宿舎・悠久山湯元館。
すぐに到着したが日帰り湯はやってないとのこと。『湯元』と名前に入ってるのにー。
仕方なくツーリングマップルに載ってる最寄の温泉に向かう。
途中また雨が降り始めた。完全に日も暮れた。むぅ。
17:40、長岡かまぶろ温泉に到着。入浴料は800円とかなり高め。
学生の団体と入る。どこかの運動部の高校生らしく礼儀正しかった。
温泉の売りになってる「かま風呂」は塩が敷き詰められたの和風のサウナだった。
敷かれた筵に横たわり汗をかく。なかなか気持ち良い。
風呂から上がってR17経由でキャンプ場に戻る。
18:40、テントサイトに帰着。早速、宴開始。
cultkingさんが調理してくれたのはローストビーフにちゃんこ鍋。
四輪の強みを生かしてダッチオーブンで豪勢にもてなしてくださった。
おまけに八海山の純米吟醸まで。いやはや、本当にご馳走様でした!
いつか埋め合わせせねば…。
お言葉に甘え、後片付けもお任せしてテントに戻った。
まだ雨は時々降っているが、天気予報によると明日は晴れらしい。
とりあえず今夜は猫バスが通らないことを願っておこう。むにゃむにゃ。
秋真っ只中、体育の日を絡めた三連休。
天気予報は芳しくないが、R352を使った会津・新潟ツーリングを計画通り決行することにした。
ちなみにこの日の前の日は36歳の誕生日。いつまでこんなレポを続けるのだろう。
土曜の朝は6:00に起床したのだが、つい二度寝。7:00に目を覚ました。
いやはや、あやうく昼近くまで寝てしまうとこだった。
慌ててパッキングして、8:40、出発。
9:00、大泉ICから東京外環自動車道へ乗り、東へ進む。
9:10、川口JCTから浦和料金所を経て東北道へ接続。
9:50、佐野SAで給油。10:05、都賀西方PAでトイレ休憩。
それ以外は休憩せずに北上。途中、雨がパラついたが雨具は着ず。
それよりも猛烈な横風が怖かった。
10:50、塩原ICを降り、R400で箒川沿いに塩原温泉方面へ進む。
脇の深い谷は潜竜峡と呼ばれているそうだ。
山間だけあって雨が降りはじめたが、やはり雨具はつけず。
11:10、塩原温泉に到着するも目的の釜彦は本日休業の張り紙。
塩原名物のスープ入り焼そばを食べたかったのだが残念。
もう一件、たしかこばや食堂という店もあったはず…と諦めずに探して、11:25、発見。
スープ入り焼そばにありつくことが出来た。注文したのは特大800円。
炒めた焼そばを中華風スープに投入した文字通りスープ入り焼そば。
見た目はラーメンぽく思えるが、ソースが滲みたスープは全くの別物。
紛うことなくジャンルは焼そばである。予想していたよりも美味い。
なるほど名物になるのも頷ける。はぁー、うまかったー。
食べ終わって地図を見ていたらバイク数台が行過ぎた。
赤いXRもいた気がする。もしかしたら今宵、合流予定のemiさんだろうか?
出発してしばらく進むとコンビニの駐車場にさっきのバイクたちが停まっていた。
XRのライダーが手を振っている。やはりemiさんだったか。
手を振り返してひとまずさらば。夕方お会いしましょう。
12:00、県道266号=塩那道路を右折。
スカイラインとして計画され陸上自衛隊の協力で切り開かれたオフローダーの間では有名な道である。
しかし余りに峻険なエリアのため、計画はなかなか進まず維持費だけが嵩む一方。
その上、死亡事故まで出てしまっため、紆余曲折を経て栃木県が中間部の計画中止を決定した。
僕がバイクに乗り始めた直後のことで、もちろん既に通行はできない。
今回はせめてゲートまで行ってみようというつもりでやってきた。
曲がりくねったワインディングをウネウネと登る。
あいにくの天気だがいくらか展望は楽しめた。
ワインディングを上りきったところにある第二ゲートでシャットアウト。
残念ながらバイクで来れるのはここまで。しゃーない。諦めよう。
雨が激しくなってきたので工事スペースで雨具を完全装備する。
Uターンしてワインディングを降って行くと一台の自動車に追いついた。
後部座席の窓から愛らしいゴールデンレトリバーが首を出している。
どうも進行方向に応じて首を出す窓を左へ右へと入れ替える癖があるらしい。
幾度もカーブが連続する九十九折の道なので忙しそうだ。
行く手を見極めようと目まぐるしく後部座席を移動していた。
R400に復帰してすぐ県道19号=日塩もみじラインを右折。
余り展望は開けないが気持ちの良い林間の快走路だ。
もう少し遅い時期なら紅葉が綺麗だったろう。雨は降ったり止んだり。
13:00、峠茶屋でトイレ休憩。
脇にある白滝という滝の周囲はいい感じで色づき始めていた。
13:10、富士見台という展望台に到着。
雨は一時的に上がっていたが、雲のせいで景観は宜しくない。
13:25、太閤下ろしの滝へ寄り道。濁流だが水量は多かった。
13:35、料金所で400円を支払って有料区間を退出。
R121を右折して、13:40、川治温泉で県道23号へと分岐。
川治ダムを横目に栗山村へと向かう。
一昨年、前沢稲ヶ沢林道を訪れた時に通ったエリアだ。
この辺りの鬼怒川の眺めは素晴らしい。が撮影はせず先を急ぐ。
14:00、給油してから県道249号へと右折。
渓流沿いを遡り土呂部峠を目指す。
降り続く雨のせいで、ところどころ冠水していた。
14:20、土呂部峠に到着。
っと、進行方向からセローの集団がやってきた。会釈して擦れ違う。
峠を左折してすぐに右手に分岐しているのが目的の県道350号栗山舘岩線(田代山林道)。
普段ゲートが閉鎖されているが、秋のわずかな期間だけ開放されるそうだ。
雨量が心配だったが特に通行止などの告知は無し。ほっ。
今日始めての未舗装路だ。フラットダートをグングンと上ってゆく。
やはり雨は降っていたが霧は出てないのでいくらか見通しはきいた。
標高が上がるとさすがに紅葉がちらほら見え始めた。ええぞええぞ。
福島県境が近づくと頭上すぐ上にまで霧が近づいてきた。
14:45、田代山峠に到着。風が無茶苦茶強い。
撮影で手袋を外したらすぐ手がかじかんできた。
先日取り付けたばかりのグリップヒーターをオンにする。
峠を越えて福島県に入る。
林道は降り勾配になり、林間に入ると風も弱まった。
栃木側よりも紅葉は進んでる気もしたが、まだ見頃ではなかった。
14:55、田代山登山口で小休止。
登山者の自動車が何台か停まっている。
この雨にもかかわらず脇の渓流は澄んでいた。
その後もダートを北上。林間を走ってやがて舗装路になり人里へ出た。
県道350を道なりに進んで、15:20、湯ノ花温泉の集落に到着。
キャンプのための買出しをしようと食料品店を探したが目ぼしい店がみつからず。
仕方ない。キャンプ地手前の集落で探してみることにした。
唐沢林道を経由して、15:35、飯豊檜枝岐大規模林道を左折。
15:40、木賊温泉の酒屋で買出し。食料は缶詰やレトルトや冷凍肉ばかり。
田舎では良くあることだが、それだけでは寂しい。
となりの土産物屋でなめこを一パック買う。
15:55、シルクバレーキャンプ場へチェックイン。
前述したが、今日はemiさんのお誘いで団体さんに合流させていただくことになった。
オフ会の主催は二輪便利帳というサイトを管理しているちんさん。
emiさんも既に到着し、テント・タープは設営済みだった。
emiさん以外は初対面である。皆様に一言挨拶を済ませ、雨の中でテント設営開始。
夕食の下拵えも済ませてから、17:00、一人で木賊温泉へ向かう。
西根川沿いにある露天風呂・岩風呂で協力金400円を箱に入れて入浴。
川の増水で脱衣場まで行く間に靴がずぶ濡れ。
普段は無色透明らしいお湯も川の水が入り込んで黒褐色に濁っていた。
それでも硫黄臭や湯温は僕好み。貴重な体験と前向きに捉えておこう。
17:40、キャンプ場に帰着。
楽な服装に着替え、荷物を整理して18:00。
入れ替わりに皆で風呂へ行ってしまったらしい。
待ちきれずテントの中で一人でビールを開けてチビチビ飲み始める。
18:30頃、皆さんが温泉から戻ってきた。タープの下に移動して宴会開始。
僕はコッヘルにおでん缶をあけて温めてつついた。
皆さんが徐々にワイワイと盛り上がっていく中、僕だけマイペースで飯へと移行。
なめこの炊き込みご飯をモシャモシャと食べて、あとは日本酒ちびちび。
酔眼でまったりと会話を拝聴。北海道のツーリング話が中心のようだ。
やばい発言をしないよう口にチャックしとこ。
シチューや鍋物のおすそ分けをいただきつつ、宴は進む。
そっかぁ、団体だと皆に振舞えるくらいの量を作るものなのね。
徐々に眠くなってきた。明日も早いので20:00過ぎに退席させていただく。
食器を洗い、テントの中で写真やGPSデータをまとめ、日記をメモってから就寝。
フライシートを叩く雨や風の音が激しいが、内側にいると増幅されて聞こえるものなのだ。
でもちょっと音が大きすぎるような…。
楽しみにしている今週末の三連休ですが、土曜日は完全に雨マークですね…。
日曜日も曇りがちのようで。うーん、秋雨前線どっか行ってくれないかなぁ。
予定しているコースが大雨の影響で通行止めになったりしないか心配です。
先週末に行って来た奥秩父日帰りツーリングのレポアップしました。
お暇なら読んでください。
http://s-dog.net/archives/000428.html
ちなみに本日の昼御飯はまたまたラーメン二郎。
週に一度は食べないと気が済まなくなってきました…。今回は高田馬場店です。
開店直前に行列に並んで、最初のローテーションで食べられました。
小豚野菜ニンニク唐辛子。今日は崩し豚でスープはやや辛めでした。
さて。
先日、轍というフリーソフトの存在を知りました。
GPSのトラックやウェイポイントをGoogleMapsに再現するというソフトなんです。
カシミールでの編集がいくらか必要なんですが、こりゃ便利ですなぁ。
これまで地図を切り出してサイトで公開する場合は国土地理院の認可が必要でした。
以前に比べて手続きは幾分楽になったようですが、それでも地図でのログ公開は躊躇してました。
(FLASHやActiveXが主体のサイトってだけでイライラしますね。)
でもこのソフト使えば面倒くさいこと気にせずに走行軌跡をWEB上で公開できそうです。
今日アップした先週末の奥秩父ツーリングで軌跡ページのサンプルを作ってみました。いかがです?
(自宅近辺のGPSログは削除してます…^^;)
これまで溜まったGPSログも自分で眺めてニヤニヤしてる以外に使い道が出来た感じです。
変換作業、面倒臭いけど…。
それから話は変わって田代山林道。
普段通行止めの栃木側が10/2~11/26まで通行止め解除されるようです。
http://www.pref.tochigi.jp/nikko-dj/(go)tateiwa.html
「やったー、林道オフ会の機会に行ってくるか!」
…と思ったんですがオフ会会場が群馬・上野村に変更されそうですね…。
こうなったら来週末の三連休にR352と併せて行ってきちゃいます。
ついでに長岡で復活した牛の角突きでも見てくるかな…。
この秋もなんやかんやで忙しそうです。
エリア別インデックスなんてものを作ってみました。
メニュー「ツーリングレポート」の表紙の右上の方にリンク付けました。
よかったらツーレポの過去ログ探しにでも使ってください。
http://s-dog.net/areaindex.php
こうして見ると、まだいってない場所もちらほらありますね。
沖縄、三陸、瀬戸内海。大阪と名古屋もバイクではまだ探索して無いですね。
がんばんべ。
おまたせしましたー。7日目最終日の北海道ツーレポでーす。
タイトルは北海道に縁のある石川啄木の短歌から拝借しました。
http://s-dog.net/archives/000424.html
はー、ようやく終わった。C=(^◇^ ; ホッ!
つってもこないだの日曜日に行って来た日帰りツーリングのレポが残ってるんですけどね。
ま、のんびりコツコツやりますんで。えぇ、これまでどおり。
ツーレポ完成までの場つなぎに、また小ネタをば。
皆様、うずまきパンをご存知でしょうか?
私がまだ足を踏み入れたことの無い土地、沖縄県で普及している菓子パンです。
実は行きつけのお店、Kannaのたみさんが先週お土産に買ってきて下さいました。
私が事前にお願いしてまして、あちこち探し回って下さったそうです。ありがとうございました。
一見、普通のロールケーキに見えますが生地が完全にパンなのです。
クリームもバタークリームをさらに粗悪にした感じでボリュームもなかなかあります。
手に入れたのは石垣島だったそうですが、台風被害を受けた直後で大変だったようです。
さて偶然にも時を同じくして別のお友達が沖縄旅行に行ってました。
そちらに対しても以前「沖縄土産はそれがいい」と伝えてたんですが、全く同時期とは思いもよらず。
二日連続してそのうずまきパンをお土産にいただいてしまいました。
宮古島の空港でお土産として売っていたというそれは食パン一斤ほどもある巨大サイズ。
砂糖がジャリジャリするようなクリームで食べきるのに苦労しました。
自分で頼んでおいて何ですが、いかにもB級ですねー。僕の好みです。
たみさんには、この他にもいろいろと沖縄のローカル食情報を教えていただきました。
うーん、やっぱ一度は自分で行かなきゃならんかのぉ…。来年当たり…。
セローは待機させて、レンタルバイクが現実的な線でしょうけどね。
ところでそのbar and kitchen Kannaですが、開店3周年記念で
9/30(土)~10/2(月)の三日間、ドリンク半額の感謝セールだそうです。行かねば。
北海道から戻って以来の清清しい秋晴れの週末。
出かけるつもりでいたのだが土曜日に起きたのはお昼過ぎ。
せめて日曜日だけは…と山梨から奥秩父界隈の林道に行ってみた。
8:15、出発。
環七から甲州街道を経て、8:30、中央自動車道へ。
一路西へ走って、9:15、藤野PAで蕎麦の朝食。
9:30、談合坂SAで給油を済ませ先へ進む。
10:15、甲府中央ICからR20=甲州街道へ降りた。
西へ進み県道25号を右折。竜王を抜けて昇仙峡方面に北上。
この近所で今日はmudさんが稲刈りのはずだがスルー。
県道101号を経て10:30、県道7号に合流。独特の奇観が姿を現し始めた。
日曜日は遊歩道になる区間を迂回して、10:55、仙蛾滝の駐車場に到着。
バイクを停めて滝まで散策。規模は小さいが美しい滝だった。
特産品の水晶に関連した土産物屋が多い。
11:10、出発。県道112号を右折して荒川ダムの脇を奥へと進む。
日差しがだいぶ強くなってきた。標高は高いのだが暑い。
全面舗装された野猿谷林道を経て、11:20、黒平の集落に到着。
ちょいと早いが藤原庵で昼食。Mr.mudさんから教えていただき、ずっと来てみたかったお店だ。
注文したのは、ほうとう1200円。暑い日だったせいか蕎麦を頼んでいる人が多かった。
山菜やきのこなどのサイドオーダーも美味そうだが、とりあえず今日はメインのみ。
25分ほど待って、熱そうな鉄鍋に入れられてほうとうがやってきた。
沢山の野菜と手打ちの平打ち麺が味噌でクタクタに煮られている。
『打粉ごとドロドロに煮たものが本来のほうとう』とは地元民・mudさんの言。
なるほど、こんな感じなのね。早速いただきまーす。
はふはふ、もぐもぐ、はぐはぐ、ずびび。ふむふむ、あふいがふまひ(熱いが美味い)。
チェーン店なんかとは一味違うな、こりゃ。
慌てていたせいかカボチャで舌を火傷してしまった。もう少し落ち着かねば。
汗だくになって、12:05、出発。
林道を道なりに進んで、クリスタルラインに合流した。
金峰山を左手に見ながら乙女高原方面に進む。
山間を吹きぬける風が気持ち良い。
水ヶ森林道の分岐をスルーして、12:30、焼山峠に出た。
左折して、乙女湖大橋を渡り柳平トンネルを抜ける。
突き当たりのT字路を左折して川上牧丘林道のゲート(開)に到着。
登山客が多く利用する林道でもある。早速突入。
ゲートの地点で標高は1500mもあるのだが、そこからさらにグイグイと高度を上げていく。
まもなく現れた鶏冠山林道のゲートは閉鎖されていた。
脇というか法面をモゴモゴした後はあるが、今日はスルー。
木々に遮られて標高の高さの割りに面白い眺望は少ない。
それでも秋晴れのお陰で富士山や南アルプスの稜線が望めた。
なおも標高を上げてゆく。近くの峰も間近に迫ってきた。
13:00、大弛(おおだるみ)峠に到着。トイレを済ませて一息ついた。
ここまで山梨県に属する南側は残念ながら全て舗装されていた。
前回もそうだったが登山客の路肩駐車の列が凄い。
峠の前後、かなりの区間が自動車で埋まっている。
峠を越えて長野県側に入るとようやく未舗装路が始まった。
なかなかのガレ具合だ。オンロード車の集団がいたがよくやるなぁ。
金峰山から続く稜線上の屋根岩を眺めながら下ってゆく。
何度も折り返して、段々と勾配もなだらかになってきた。
金峰山川沿いに下って高原野菜の畑を抜け、13:40、県道68号に出た。
右折してしばらく進み、左手にあったGSで給油を済ませ中津川林道へ向かう。
中津川林道は長野県側が完全舗装されている。不思議だ。
四輪に二輪に混じりながら峠道を上る。観光バスまで擦れ違った。
14:00、三国峠に到着。長野側も埼玉側も良い眺めだ。
500ccのペットボトル入りのお茶で一服。
峠を越え埼玉県に入ると未舗装路が始まる。走りやすいが交通量が多いので気をつけて進む。
見晴らしの良い峠にその前後の九十九折れ。豪快な切り通しに素彫りのトンネル。
やはり北海道とは違うなぁ。初めて走った林道でもある。何もかも皆懐かしい…。
渓流沿いの林間を進み、14:30、原生の森へ至る支線へと右折。
全面舗装だが交通量は少なそうだ。落ち葉や苔が怖い。
終点まで往復して14:50、戻ってきた。
15:00、県道210号を左折。
日釜鉱山方面に進み、15:05、上野大滝林道の分岐に到着。
しばくは断崖に沿って進み、やがて谷筋を離れて急勾配になる。
良い雰囲気だ。傾いた日差しを背に受けてワインディングを上ってゆく。
峠の天丸トンネルとその先はやけに立派に整備されていた。
群馬県に入り勾配は下りに変わる。上州の山々の眺めもなかなか良い。
ウネウネと標高を下げて未舗装区間終了。集落をいくつか過ぎてR299へ出た。
左折して、15:40、道の駅・上野でトイレ休憩。
休憩が済んだら一転、秩父を目指す。途上にある恐竜の足跡は華麗にスルー。
16:00、志賀坂峠を越えて埼玉県に戻った。
赤平川沿いに快走して、16:20、小鹿野を通過。
16:35、秩父市街でオヤツというか、ちょいと早めの夕食。
入ったのは事前に調査しておいた某お好み焼き屋。地元の人に愛されてる昔ながらの店らしい。
(店名については伏せておきます。ごめんなさい。あまり宣伝して欲しくなさそうだったので…)
注文したのは焼そば(肉卵入)330円とお好み焼き(肉卵入)200円。締めて530円。安い。
お好み焼きはカレー粉を使った独特の風味だ。焼そばは小エビまで入っていた。
この値段なのに味もなかなか。近所の大人も利用してるらしくお酒も置いてあった。
食べ終えて、17:10、出発。
R299を東京目指して進む。17:30、正丸トンネルを通過。
飯能、入間、所沢と進んで、19:00過ぎに帰還。はぁー、面白かった。
北海道のツーレポを書いてる間にすっかり季節は秋に変わっていた。
本格的な紅葉のシーズンも近い。楽しみだなぁー。
北海道ツーレポの6日目をアップしました。
表現に失礼な点が無いか、自分なりにチェックしましたが大丈夫かな…。
なんのことかは読めば判りますー。
http://s-dog.net/archives/000421.html
さて、残るは後一日。
明日(というか今日)頑張って書き上げようか、それともツーリングに出かけるか。
ま、起きてから考えます。寝よう寝よう。
天気に恵まれた土日だっていうのに、目が覚めたのはお昼過ぎ。
はー、ツーレポアップに精出すか…。さて、場つなぎにもろもろ小ネタをば。
購入してみたいですねー。はいはい、セローの代車です。
一昨日、ちょいとセローにオプション部品を追加しまして、その機会に貸してもらいました。
実に軽くて乗りやすいですねー。まるで自転車でした。
さて、その夜、作業を終えたセローを引き取り、その足で板橋方面へ。
やってきたのは川越街道沿いにあるドンキホーテ…の一角にある半田屋というお店。
仙台発祥の大衆食堂で、ここは都心に近い唯一の店舗なのです。
セルフサービスでおかずを選んだあと御飯や味噌汁を注文するカフェテリア方式。
御飯のサイズは中・小・ミニ。「ん? 大は無いの?」と思ったあなた。
「とても食べられません。(中)で充分です」 …だそうですよ。
選んだオカズはサンマの塩焼きに小松菜モヤシ炒め、ひじき、生卵。
大には後日挑戦するとして、今日はめし中と味噌汁を注文して、締めて641円也。
他の店舗に比べ若干価格は上乗せされてるようですが、それでも激安です。
御飯は大振りの茶碗にテンコ盛りでしたが、古都の普通盛りには及びませんね。
ガッツリ食べて満腹、満足。
で、話は飛びますが、昨日は会社の打ち上げがありました。
食材に拘ったやや高級志向の中野駅の近くにある隠れ家的なお店でした。
まぁ、そういうお店もたまにはいいですね。(←自分が払わないから)
コースが一通り出た後、もうちょっと食べたいな…と思ってメニューにあった卵かけ御飯を追加オーダー。
「卵かけ御飯? もっと高いもの頼めばいいのに」と思ったあなた。
820円ですよ。何がって烏骨鶏の卵かけ御飯がですよ!
普通の卵よりふた回りくらい小ぶりなんですねー。
醤油を垂らして食べてみる…うわー、うまーい!
ダシで入っているかのような味わいで、ほのかな甘みもあります。さすがに美味しいです。
昨日のあの定食、生卵もつけて御飯にもかけましたが、あれより高いんですねー。
自腹じゃとても手を出せませんな…。(←貧乏性なので値段ばかり気になる)
ってことで、セローにグリップヒーター付けましたー。
追記:昼飯に出かけようと思ったら財布ありませんでした。昨日事務所に忘れていたようです。
そのままツーリングに出かけてたら、またハプニング発生してましたね…。結果オーライ。
おまたせしました、5日目です。
先に謝っておきますが、北海道好きの方、すみません。
雨でやさぐれてたんです。
http://s-dog.net/archives/000419.html
いろいろ近況に書きたいネタもあるんですが、あーもーこんな時間か…。寝ます。
北海道ツーレポの4日目です。ようやく半分を過ぎました。ほっ。
http://s-dog.net/archives/000417.html
さてさて、半期に一度の林道オタクのオフ会ですが、次の予定が発表されました。
詳しくは今回の幹事・山男さんの特設ページをご覧下さい。
常識のある林道好きの方でしたら、どなたでもお気軽にどーぞー。
お待たせしました。北海道ツーレポの3日目です。
http://s-dog.net/archives/000415.html
この三連休、何もしないのもつまらんので、昨日ネタ作りに中野ブロードウェイに行ってきました。
アキバに次ぐオタクの聖地ですが、そっち方面に用は無し。
向かったのは2Fにある『こいけ』というトンカツ屋さん。
注文したのはクレイジー定食のトンカツ定食。
どのくらいの量か確認したところ普通の3倍くらいとのこと。
なるほど、この地に相応しいシャア専用とかいうヤツかもしれません。
店主から「大丈夫、いけるいける」と無責任な暖かい声を掛けていただきました。
…大丈夫かな?
調理場を見てると、たしかに肉を三枚重ね、筋を叩きながら伸ばしてます。
待つこと十数分。直径40cmのお皿にドドーンとかなりの迫力のカツが出てまいりました。
御飯の量は普通ですがお代わり自由。味噌汁・おしんこ付きで2400円。
お店のおばちゃんから「頑張ってねー」との声援を受けました。
大きさも厚みも、さすがにボリューム満点。味もなかなか。
ソースと醤油を使い分け、飽きずに最後まで食べることができました。
御飯は1杯半。パセリまで完食。ふぅ、ご馳走様でした。
値段的にお得感はいまいちですが、ガッツリ食べたい時にはいいかも知れませんねー。
食後は地下に降りて、デイリーチコでソフトクリームのデザート。
ここは8段重ねが名物だそうですけど、今回は4段で勘弁をば。
美味しいのですが、さすがに途中で飽きてきました。
食欲の秋。皆様も食べ過ぎには注意しましょう。
少し間があいてしまいましたが、北海道2日目のツーレポです。
http://s-dog.net/archives/000413.html
今週は貴重な3連休なのですが、迷った挙句自宅待機としました。
ツーレポに専念…しなきゃいけないんでしょうけど…頑張りまふ。
北海道ツーレポ、まずは1日目アップしました。
http://s-dog.net/archives/000411.html
あわよくば今週末の三連休も出かけるつもりなんですが天気悪そうですね…。
連休全て傘マークなら、ツーレポに専念するしかなさそうです。
一週間の北海道滞在を終えて、無事本州に戻ってきました。
フェリーは予定通り14時に大洗に到着したんですが、実際に下船できたのは14:30頃でした。
せっかく茨城県に来たので、ついでに水戸まで足を延ばすことにしました。
水戸のローカルBグルを食べるため、フェリーでの昼食も我慢我慢。
で、15時過ぎ、目的のお店に到着したのですがすでに昼の営業終了。orz
夕方の営業は17時からだそうで…空腹を抱えて時間つぶしを偕楽園へ行きました。
好文亭という建物の見学は16時までだそうで、ギリギリ間に合いました。
徳川斉昭公が設計した瀟洒な3階建ての建物です。見学料190円。
その先にあった吐玉泉という湧き水は飲めるそうで、冷たくて美味かったっす。
17時までの腹つなぎに売店で大判焼きとカキ氷(レモン)を食べました。
カキ氷は別段問題なかったのですが、大判焼きの餡の少なさには参りました。
さてさて、ほどよく時間もつぶれたところで、お店に再度向かいました。
丁度17時に到着。店員さんが暖簾を掛けたところでした。
行ったお店は松五郎、目的は水戸名物・スタミナ冷しラーメンです。
僕が注文したのは麺2玉で750円。
モチモチの太麺に甘辛い野菜とレバーのあんかけという組み合わせ。
スープは無く、野菜にカボチャが使われてるのは意外でした。
あんかけ焼そばにイメージが近いですが、麺も餡もかなり独特です。
麺2玉でしたが昼飯抜きということもあり、ペロリと食べられました。満足満足。
腹も満たされたところで東京に帰りましょう。
水戸ICから常磐道に乗って、後は外環で練馬へ…といつものコース。
自宅には20時前に到着しました。はー、楽しかった。
皆様、管理人が留守中にも関わらず掲示板・コメントなど書き込みありがとうございました。
いつものことながらツーレポアップはしばしお待ちを。
5:00起床。北海道で向かえる最後の朝は晴れていた。よかったよかった。
昨日の情報によると今日も天皇皇后両陛下の北海道行幸啓は続くはず。
国道はまた交通規制が敷かれ、パトカーうじゃうじゃになるのだろう。
何としてもそれは避けたい。なるべく早く出立して国道を迂回してしまおう。
朝食はコンビニで済ませることにして、急いで撤収開始。
とはいえ、せっかく晴れた最終日なのでテントはできるだけ乾かした。
7:00過ぎに出発。まずはすぐ近くにあるエンルム岬を見に行った。
岩壁をジグザグに登る散策路はいかにも疲れそうなので止めておこう。
道警の制服を来たおまわりさんが三人散歩に来ていたので交通規制情報を尋ねてみた。
この辺りは10時前後に規制予定で、浦河まで出てR236=天馬国道で十勝方面に抜けるそうだ。
ふむふむ、それなら余り問題ないかもしれない。
7:20、様似市街のセイコマでおにぎりとお茶の朝食。
すぐ隣の役所に泊り込んでいるらしい警官たちが食料を買いあさってた。
すでに国道は警察車両だらけ。こりゃたまらん。やっぱ国道は避けよう。
7:35、西様似の駅から町道へエスケープ。
サラブレッドが放牧された牧場を貫くアスファルトを快走。
昨夜の温泉・あえるの湯の辺りでR236に接続し、7:50、道道1025号を右折。
絵笛から道道348号を経て、8:10、道道746号との交差点に到着した。
ここを左折してしばらく進むとようやくダート走行開始となる。
道道なのでさすがに幅広フラットだ。
8:20、道道234号を右折して美河ピラシュケ林道へ接続。
8:35、三石ダムを通過し、さらに三石ダム関連林道へ。
通行止の簡易バリケードはあったが休工中らしいのでモゴモゴ。
ほとんど幅広、ところどころ細々とした完抜ダートを走って道道534号に出た。
9:05、道道1025号を右折して国道を迂回。
事前情報にはなかったが、この道も一部区間がダートだった。
9:25、観農台から静内を眺望。上々の眺め。良いかな良いかな。
静内のホクレンで給油を澄ませてから桜並木で有名な二十間道路へ寄ってみた。
季節が季節だけに期待してなかったのだが、コスモス=秋桜が沿道に咲いていた。
ふむ、なかなかよい。花も牧場もありかも知れない。やっぱ天気なのかなぁ…。
道道71号を南西に走り、10:00、R235を右折。
10:05、道の駅・サラブレッドロード新冠でトイレ休憩。
帰りのフェリーは受付も含めて17時までに苫小牧港に着けばよい。
そう考えると時間にまだまだ余裕がある。
のんびり遠回りして林道めぐりをするか。
R235を海岸沿いに西へと進む。10:35、厚賀で、道道208号を右折。
北上して10:50、美宇で道道71号に合流し、さらに道なりに北上。
苫小牧とはてんで方向が違うが(゚ε゚)キニシナイ!!
11:05、町道総主別旭線に到着。
登り勾配から降り勾配へとなだらかに移行して、総主別川沿いに進む。
路面は概ねフラットなのだが、川辺の地すべりが酷い状態だ。
流れの周りにも随分土砂が溜まっていた。
11:20、道道845号を右折し、道道638号に接続。
桂峠を越えるルートを選んだがゲートが閉じられ通行止め。
うーん、ここを通過できないとなると、大きく迂回しなければならない。
脇が辛うじてモゴモゴ出来たのでそのまま進んでみた。っと、いきなりトラックと行き合わせ。
『走ってなにかあっても責任もてないぞー』と注意される。了解しましたー。
あちこち路肩が崩落していたが気をつけて走行し問題なく通過。
11:40、振内でR237を左折。
国道沿いの沙流川も土砂や流木がすごい量だった。
さっきの道道や町道といい、何か水害でもあったのだろうか…?
と思って帰宅後調べたら8月に日高地方を豪雨が襲ったらしい。なるほどね…。
11:45、幌毛志で道道131号を右折。
北上して、12:00、穂別で道道74号へと右折した。
丁度、良い時間帯なので穂別市街で昼食を取ろうと手頃なお店を探してみた。
しかしなかなか見つからない。グルグル周って食事処あらいという店に決定。
良い感じのママさんが一人で切り盛りしている店のようだ。
外からは売り物が全く不明だったがラーメン類やカレーライス、親子丼などがあった。
ただしメニューの種類は少ない。おっ? カツラーメンなんてのがあった。
実はこのツーリングに旅立つ前に、知人(の知人)からカツラーメンの話題を振られていた。
『以前、長万部のラーメン屋に入ったとき、その店では皆がカツラーメンを注文していた。
北海道(あるいは道南)ではカツラーメンというメニューは一般的なのだろうか?』
気になってWEBで調べてみたところ、カツラーメン(とんかつラーメン)を供する店は全国に点在した。
中でも北海道の割合がやはり多い。長万部の店は見つけられなかったが、道内あちこちにあった。
ルーツは不明。誰でも思いつきそうなメニューなので同時発生的なのかも知れない。
味噌が主流だが、塩・醤油を選べる店も少なくないようだ。店のスープの種類によるのだろう。
これが定番メニューとして限られた地域に定着しているという情報は得られなかった。
んなわけで北海道でどの程度一般化しているのか、今回の旅で少し気になってた食べ物なのだ。
ここも味噌・塩・醤油から味を選べるとのことで味噌を選択。値段は850円。
近種の排骨麺(パーコーメン)を考えると、それほど高い価格設定でもないかな。
昼時ということもあるだろうが地元の方々が家族連れでひっきりなしに訪れて順番待ちまで出た。
まだ12時半なのにラーメンが売切れて暖簾まで外してしまうとは…むむぅ。
いつもこんなに繁盛してる店なのだろうか、思わず期待してしまう。
僕より前のお客さんの注文も溜まっていたので出てくるまで若干時間がかかった。
30分ほど待たされて、ようやく目の前のカウンターに置かれたカツラーメン。
その名の通り味噌ラーメンに包丁の入れられたトンカツが乗っている。当たり前か。
ちなみにこの店の客は他のメニューと同じようにカツラーメンを違和感なく注文していた。
とりあえずラーメンから…むぅ…美味い。十分合格点。カツと味噌の相性も良い。
予想通りカツの衣が剥がれやすいが、肉に十分な下味が付けてあるため最後まで美味しくいただける。
熱々の味噌スープが染み込んだ揚げたての衣は口の中を火傷しやすいので気をつけよう。
まだサクサクの状態のパン粉が、さらにその傷口を引っ掻くなんて悲惨な事態になりかねない。
あー熱いけど美味かったー。カツラーメンと北海道の関係は謎のままだが満足満足。
12:50、出発。道道74号を北上。
13:00、中穂別林道の分岐に到着したが、少し進んだところにバリケードが置かれていた。
災害通行止めらしい。モゴモゴは可能だが、ここは大人しく迂回することに。
道道74号へ引き返してさらに北上。13:05、R274を左折。
13:10、釣堀のある豊進林道への分岐に到着した。
さっきの中穂別林道と同じく炭鉱厚真川線へ至る林道である。
ツーリングマップルで通行止めとなっているが、釣堀から先も特にバリケードなどはなかった。
交通量は少なそうな荒れ気味の細い未舗装路だ。
走り始めてすぐ、母仔のエゾシカに遭遇。母親はキョトンとこっちを向いている。
仔鹿は夢中になって物凄い勢いで乳を吸っていた。
エンジンを止めて写真を撮っても、エンジンを掛けなおしても動く気配が無い。
仕方なく目を合わせないようにして、なるべく脇をゆっくり進んでみた。
もう少しで手が届くくらいの距離でようやく母親が子供を促して逃げ出した。
その先へ進むと藪からキタキツネも出て来た。そういえば今回は会ってなかったなぁ。
13:25、佐主岳登山道の分岐の先で炭鉱厚真川線本線に合流。
いきなり幅広のフラットダートになった。厚真川沿いに降ってゆく。
13:40、厚真ダムの湖畔を通過し、そのまま道道235号を南下。
厚真川林道の分岐が途中にあったが、通り抜けはできないと注意書きされていた。
今日はこれ以上時間をロスしたくないので探索は見送る。
13;55、幌内宇隆林道に接続。ここも走りやすい林道だ。
ぐいぐいと高度を上げて開けた尾根道へ出た。っと、辺り一面が伐採されている。
良く見ると黒焦げだ…。山火事でもあったのだろうか?
帰宅後調べてみたが、これに関する情報は見つからなかった。
道道59号を右折して、14:15、最後のダート町道豊丘字宇隆線へ。
渓流沿いの林間ダートをがーっと走って、14:30、道道10号にでた。
今日のダート走行距離は合計約65km。はぁー、面白かった。
そのまま直進して、14:40、上厚真のホクレンで最後の給油。
ついでに水道を貸していただき、バイクと足元の泥を軽く落とした。これでよし。
14:55、厚真ICから日高自動車道の無料区間に乗った。
沼ノ端ICまでショートカットし苫小牧市街へ出た。
15:05、道道259号沿いのコンビニで小休止。
まだまだ時間に余裕があるのでフェリーターミナルはひとまずスルー。
15:25、海の駅ぷらっとみなと市場へ赴き、お土産を購入した。
苫小牧港フェリーターミナルに到着したのは15:50。
すぐに手続きを済ませて、2Fのロビーで乗船開始のアナウンスを待つ。
夕食用に売店で弁当を購入した。ほっ。これで思い残すことはない。
17:35、乗船開始。バイクを固定して客室へ。
覚悟はしていたが、やはり2等和室は一人分が極狭い。
気をつけの姿勢で寝ても隣の人と腕が触れたりする。
さらにコインランドリーで洗濯する気満々だったがトラックドライバー専用ということで断られた。
うーん…同じ2等和室でも新日本海フェリーや東九フェリーの方が好条件かも…。
落ち着いたところで、ホッキ弁当をツマミに缶ビールの晩酌。
コリコリした食感が小気味良い。ビールにもよくあう。美味い美味い。
飲み終わってから、ひとっ風呂浴びて後はゴロゴロ。
狭いのは気になったが、それなりにぐっすり眠れた。
いろいろあったけど、なんだかんだで楽しめた一週間だった。
美味いもの食べて、林道走り回って、雨に降られて。
次に北海道へ来るのはいつのことやら。
今よりも、もっともっと寒い時期だったりして。
5:00過ぎに起床。
天気予報では晴れ時々曇りのはずだが、まだ雨がシトシト降っている。
だが一晩寝た分、やさぐれ具合は幾分緩和されていた。
とりあえず朝食だ。米と味噌汁と久しぶりの納豆。
せっかく購入したバターを納豆にも味噌汁にも乗せてみた。ふむ。なかなかいける。
食べ終わって小雨の中、撤収開始。今朝もテントを乾かせないのか…。
出発する頃には雨は殆ど収まっていた。これぐらいなら雨具を着けずに済むな。
管理棟でトイレを済ませて、7:50、出発。富良野川沿いを西へ向かう。
8:10、ファーム富田に到着。
富良野の代名詞・ラベンダー畑の有名どころである。
ラベンダーのシーズンはほぼ終わりなので、畑はほとんど緑か茶色。
それでもマリーゴールドやコスモスなど秋の花が明るい色で出迎えてくれた。
お約束のラベンダーも僅かながら咲いている。
でもこれが一面に咲いていたとしても、僕は正直それほど感動しないだろうな…。
ただし売店で食べたカットメロンは美味かった。単に花より団子ってことか。
8:30、出発。線路を横断して南東へと進む。
ベベルイへの道の未舗装区間は通行止め。
迂回して、8:50、布礼別林道の分岐に到着。さっそく突入。
路面はフラット。いかにも林道っぽい渓流沿いの林道だ。
それにしても霧が酷い。細かな水滴でヘルメットが曇る。
一台の4WD車に追いついたが途中、分岐する橋の手前で停車した。どうやら釣り人らしい。
9:00、最後は広場で行き止まり。ここから先は登山道なのでUターン。
入口まで戻り、道道253号へ接続。
TV撮影によく使われるとかいう八幡丘近辺をウロウロしてみた。
だめだ、ただの牧場にしか見えない。良さが全くわからん。orz
9:35、展望駐車場で富良野盆地を一望。ここの眺めは良かった。
標高が下がると霧も晴れてきた。道道253号を東南へと直進し、道道544号に接続。
ダート区間を抜けて、9:50、R38へと合流した。
目の前をパトカーが走っていた。制限速度ギリギリのスピードだ。
むむぅ。もちろん速度違反はいけないことだが、これは辛い。
見通しの良い直線路で60km、市街地で40km/hは泣ける。
このペースはツーリングのスケジュールに響く。
R237を右折したが、パトカーも同じように右折。状況は変わらず。
脇道からパトカーの前に入った車がジワジワ先へ進むのが羨ましい。
思わず少しスピードを上げて追い越したら、すぐにスピーカーで注意された。
でもま、つかまらなかっただけ良いか。そのタイミングでパトカーは姿を消した。
10:10、道道465号を右折しかねひら湖畔を快走。
キャンプ場や売店もある行楽地になってるらしい。
ここでも湖畔の一角にまだラベンダーが咲いていた。
10:30、南富良野でR38を右折。
道の駅・南ふらのでトイレを澄ませてから、近くにあるにわとり牧場へ向かってみた。
名物のオムライスでちょっと早い昼食のつもりだったが営業時間前なのか閉まってた。残念、肩透かし。
R38へ戻り狩勝峠方面に抜けようと思っところでパトカーに迂回路を指示された。
四輪に混じって農道を進む。国道に負けないくらい農道のペースも早い。
11:00、再びR38に合流。
給油したかったので西へ右折して落合の集落へ。
っと、なにやらものものしい雰囲気。旅館で火災のようだ。
なるほど、これが通行止めの原因か。
炎は収まっていたがほぼ全焼のようだ…。お気の毒に…。
不幸中の幸いか、けが人などは出なかったようだ。
給油を済ませて狩勝峠へ。峠前後は爽快な道だ。
11:15、狩勝峠に到着。雲は出ていたが、霧は無い。
峠からの眺めは富良野方面も十勝方面も素晴らしかった。
十勝平野に下り、11:30、R38を離れて迂回路で帯広を目指す。
道道75号から道道133号へと接続して東へ東へ。
ダートを求めて、12:05、十勝牧場の展望台にも寄り道。
眺めも良かったが途中の白樺並木もなかなかのものだった。
道道133号は南へと進路を曲げ、道道377号を経てR241に合流。
さらにR236へと接続して帯広市街を南下した。
天気もテンションもだいぶ回復してきた。
12:35、帯広駅前のぱんちょうに到着。名物・豚丼の発祥のお店である。
有名店なのでやはり行列が出来ていた。TMにも紹介されているのでライダーの割合も多い。
入店までに約10分、注文してからさらに10分。ようやく豚丼が運ばれてきた。
僕が頼んだのは一番肉の多い「華」。それとライス大盛にわかめ椀である。
米の量も肉の量も予想していたより多い。嬉しい誤算だ。
空いた器とドンブリの蓋を回収したが、大盛は食べ辛いでしょうからお使い下さいといわれた。
焦げた醤油と豚肉が実によく合う。御飯も美味い。満腹。満腹。
地元民からは観光客向けの店とされているらしいが、僕は充分満足できた。
それにしても携帯電話で写真撮る人が多いなぁ。
13:15、出発。
帯広から中札内までR236と並行して走る直線路を走行。
13:45、R236へ戻って、道の駅・なかさつないでトイレ休憩。
出発して、すぐまた国道を離れて道道55号を直進する。
道なりに進んで、14:15、大樹でR236へ復帰した。
かなりハイペースだったが、それでも帯広からここまで約一時間か。やはり北海道は広い。
立ち寄った道の駅・コスモール大樹では警察車両が沢山停まってた。
むぅ。大規模な交通取締りでもあるのだろうか…?
14:30、豊似でR336へと直進し、14:40、広尾で海岸線に出た。
道の周りに家屋がなくなる辺りから、黄金道路となる。
厳しい断崖の地形に穿たれた、ほとんど隧道と洞門の道。交通量は少ない。
地元漁師が器用に路肩にクレーンつきの軽トラを止め昆布漁をしていた。
15:15、望洋台に寄り道。荒々しい豪快な眺めだ。
展望台のすぐ足元に廃屋と黄金の名とのギャップが印象的だ。
川崎ナンバーのBMW・GSとXRの二人連れがいた。
僕が先に出発したが、以後しばらく前後して走ることとなる。
道道34号を左折して、15:20、個人経営のGSで給油を済ませてさらに南下。
百人浜でもやはり昆布漁をしていた。これらが日高昆布として市場に出回るのだろう。
15:30、百人浜展望台に到着。しかし海が遠すぎて眺めは期待したほどでもなかった。
15:40、出発。
5分ほど走ったえりも岬手前の集落で沿道に群集がいた。
皆が手に手に日の丸を持ってる。僕の出迎えにしては派手すぎる。
警察も大勢いるではないか。いったい何だ? 何が起こったんだ?
道端の私服警官に聞いてみると、何ともうすぐ天皇皇后両陛下が来られるとのこと。Σ(゚Д゚;)
「よかったらお出迎えに参加しますか?」と気軽に聞いてきた。
後10分程度らしい。めったにない機会なので参加してみよう。
指示された場所にバイクを停め、沿道の群集の端に加えてもらう。
(この先へと急いでも、どうせ交通規制され通行止めだった)
パトカーに白バイ、その他諸々の警察車輌。さらにはヘリまで飛んでいる。
警察官だけでなく、地元の役人まで動員されていた。
神奈川から来たという若い警官が住民を笑わせてリラックスさせていた。
両陛下の車輌が来られるまでの場つなぎなのだろう。
そうかと思えば渋面で無線にボソボソ告げている警官もいる。
ここ数年笑ったことさえ無さそうな表情だ。色んな役割分担があるんだなぁ。
予定より10分ほど遅れて、「いよいよ来ます」と警官が告げた。
16:05、青ランプのパトカーに続いて、白バイ。さらに赤・青ランプのパトカー。
そして白バイと警備車輌に先導され、菊の御紋の車輌がキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
日の丸を振る群衆に応え、その車輌が目の前でスピードを落とす。
奥の席の今上陛下と窓側の皇后陛下が微笑みを浮かべ手を振られていた。
紀子さまがつい先日ご出産されたばかりなので『御誕生おめでとうございます』との祝福の声が多い。
東京に住んでいながら生で拝見したのはこれが初めてだ。実に貴重な経験だった。
車輌はとある建物に消えた。20分ほどしたら、また来た道を戻るらしい。
地元の人たちはそれまで残るようだが、僕は先を急がねば。
16:10、許可してくれた警官にお礼を言って出発。
すぐに襟裳岬に到着。ここにもつい先ほど陛下が立ち寄られたそうだ。
厳重警備の後がなまなましい。大勢の婦人警官に萌え。
GSとXRの二人連れもいた。やはり交通規制で止められていたようだ。
襟裳岬の眺めは素晴らしかった。日高山脈が岩礁になって点々と海原に沈んでいく。
さて、絶景をのんびり楽しんでもいられない。
20分ほどでまた道路が規制されてしまう。その前に出発せねば。
16:30、出発。岬の尾根沿いの道は風が強かった。
R336へ合流して太平洋を左に見ながら北上。
ずっと目の前に警察車両がいるため制限速度で走らなければならない。
カーブ毎に私服警官まで配備されている。よくこれだけ集めたものだ。
いい風景だなと思って路肩に停車してカメラを取り出すだけで、すぐに走りよって来る。
さらには集落ごとに住民が集まり、日の丸を手にUターンしてくる両陛下を待ち構えていた。
うーん、どうにも落ち着かない。予定よりだいぶ遅れているが、今日は急いでも無駄だろう。
超VIP相手にジタバタするのは諦めて、最寄のキャンプ場へチェックインすることにした。
17:00、アポイ岳を通過し、エンルム岬を横目に様似市街をスルー。
17:15、親子岩ふれ愛ビーチキャンプ場に到着。
荷物を降ろしてると、おばちゃん二人がキャンプ料金600円の徴収に来た。
この辺でも両陛下の出迎えがあり、何日も前から準備で大変だったらしい。
最寄の温泉を尋ねたが、そのアポイ山荘がまさに御宿泊所で貸切とのこと。
仕方ない、少し遠くの温泉まで足を延ばすか。
18:00、落ち着いたところで温泉へ入るため浦河方面へ出発。
R236を経て、18:20、浦河温泉あえるの湯に到着。
乗馬施設と宿泊施設に併設された温泉で、気後れするくらい豪華な建物だった。
事情があって現在は温泉ではなく、水道水を沸かしなおしているらしい。
まぁ、僕は気にしない性質なので問題なかった。
帰る時に気づいたが、ここの駐車場にも警察車両が沢山停まっていた。
動員された警官が大勢泊まってるのだろう。おそらく一緒に入浴した中にもいたに違いない。
さっきのおばちゃんからも聞いたが、こりゃ明日も国道は警察だらけだな…。
風呂から上がって、そのまま様似の市街へ戻り、Aコープで買出し。
キャンプ場へ戻ったのは19:30。早速、晩酌開始。
サラダをつまみながら、ちゃんこ鍋を暖める。出来合いだがなかなか美味い。
具がまだ残る鍋にうどんを投入し、鍋焼きうどんで締めとする。
また例のバターを浮かべてみたが、これが予想以上に美味い!
ダシと醤油にコクが加わり、具も麺も味わいが深まった。
北海道最後の夜。
さすがに疲れが溜まっていたのか、気を失うように眠りに付いた。
それにしても物々しい警戒態勢だなぁ。
こんな場所にキャンプしてて、夜中に職務質問されたらどうしよう。
持ち物はナイフにナタに熊避けスプレー…よくお出迎えに加われたよなぁ…。
夜半からまた雨が降り出した。シトシトと嫌な感じだ。
5:30起床。NHKラジオの天気予報によると今日は終日ぐずつくらしい。欝。
朝飯は取らずに即撤収開始。東屋が使えたのは不幸中の幸いだった。
プレハブの管理棟の脇にあるリアカーは鎖で繋がれ鍵が掛けられていた。
管理人はまだ来ないので使えない。仕方なく一輪車(通称・ネコ)で荷物を運ぶ。欝欝。
7:20、出発。道道46号を右折して南下。
雨量が多く視界が狭い。交通量の多い道は危険かも知れない。
国道手前のサンクスで雨宿りしながら朝食。
2個で105円の菓子パンとぶどうカツゲン。締めて210円也。
R274を左折して東へ進む。だが前述したように交通量が多いのは危険に感じた。
これまでの経験からすぐに道道3号へとルートを変え、国道を避けて東へ進んだ。
案の定、信号も無く交通量も少なかった。
長沼・由仁を過ぎ、道道602号を経て、8:20、R274に復帰。
GSで給油を済ませてから雨霧林道へと向かった。
ちょっと迷いながらも入口を見つけ、8:40、ゲートに到着。
ゲートはガッチリ閉ざされていたが、脇に隙間があった。今回もモゴモゴ。
うーん…人の通った気配が無い…路面も荒れ気味だ。
地図では完抜してるはずだが嫌な予感がする。
雨の中、薄暗い森の峠道をトコトコと上ってゆく。
峠を付近はなかなかのガレ場。霧まで出てきた。林道名に嘘は無かったようだ。
さらに進むと、9:10、バリケードが現れその先がドーンと路面陥没していた。
幅員一杯に深さ1mくらいの溝が横切っている。むぅ…これはさすがに越えられない。
その先も重機で均されたばかりのような道だった。
仕方ない。出口まで3/4くらいの地点だが諦めてUターン。
入り口のゲートをモゴモゴして、9:40、道道477号に出た。
右折して道道3号に接続し夕張方面へと向かう。
夕張で道道38号を右折し、10:00、清水沢でR452を左折。
メロンの直売所も多かったがスルー。
10:15、大夕張ダムを通過。随分水が茶色いなぁ…。
原野と原生林の中を夕張川沿いに北上。雨はまだ降り続いている。
代わり映えのしない道を走り続け、さすがに気分が滅入ってきた。
10:30、三夕トンネルで峠を通過し、三笠市へ入った。
幾春別川沿いに下り、10:40、桂沢ダムに到着。
ダムから分岐する桂沢林道(惣芦別林道)はゲート閉鎖されていた。
さっきの雨霧林道で懲りたのでモゴモゴせず。投げやり気味に先へと進む。
さらにR452を北上し、10:50、三芦トンネルでもうひとつ峠を通過。
芦別川沿いに下るに連れ、ようやく雨が小降りになってきた。
11:00、三段滝で休憩。一応、観光バスも停まるような景勝地のようだ。
雨はほとんど止んでいたが、気分は一向に晴れず。疲れのせいか観光客の喧騒さえ疎ましい。
滝の景観にも心動かされず。すっかりネガティブモードになってしまった。
駐車場のトイレの紙が丁度切れていたらしく、困ってるご婦人がいた。
すぐ自分の車に戻ってしまったが、手持ちの紙を貸してあげればよかったなぁ…。
11:20、道道135号を右折し、11:35、R38を右折。富良野方面に降る。
R237を左折したが国道は交通量が多いので避けておこう。
市街地から道道759号へと方向転換。鉄道に並行して走る道を北東へ進む。
雨はあがりアスファルトも乾き始めたが、遠くまでは見渡せず景観は良くない。
ちなみに僕はドラマ『北の国から』を一度も見たことが無く、富良野に思い入れも無い。
だだっ広い土地とただの真っ直ぐな道である。つまらん。全く面白くない。
中富良野をスルーしてR237も横断し、12:00、上富良野市街で昼飯。
脱いだ雨具はバイクの上に広げてなるべく乾かそう。
入ったのは下調べして選んでおいた増屋という焼肉店。
テーブル席に、と思ったが座敷席しか無い。
ずぶ濡れで足が臭いのだが…うーん…欝…。
定食は無いそうなので、豚サガリのタレ・塩にライス、それとキムチを注文。
豚サガリとは豚の横隔膜(ハラミ)の一部で、上富良野では昔から食べられてるそうだ。
ジュウジュウと焼けた肉片を頬張る。うん、美味い!
カシラのような歯応えのある食感だ。タレも良かったが塩の方が僕の好みだった。
肉のボリュームが意外にあったので御飯をもう一杯お代わり。締めて合計1850円也。
(ツーリングだと定食で食べられる大阪苑というお店がいいかも。豚サガリ定食もあるようです)
食事中にメールが届いた。
仕事関係、それも京都で林道探索中にメールしてきたクライアントから不具合報告だ。orz
あれ以来、不具合は出てなかったのに…僕のロングツーリングを狙い撃ちしてるのだろうか?
食後、社長に電話したら出来るだけこちらだけで対応するとのこと。
前回のこともあったので、だいぶ気を使わせてしまってるようだ。うーん…。
美味しい食事だったが残念ながら大した気分転換にはならなかった。
12:45、出発。道道291号を十勝岳温泉方面へと進む。
標高が上がるにつれ雨が再び降り始めたが、面倒なので雨具を着けないまま。
13:10、十勝岳温泉の展望台に着いたが見えるのは霧ばかり。
少し下って道道966号を右折し、13:15、吹上温泉に到着。無料の混浴露天風呂である。
ここでひとっ風呂浴びていこう。っと、若いライダーの集団に女性が一人混じっていた。
バスタオルでちゃんとガードしてポロリはなかったが、これはラッキー♪
お湯の熱さを話題に挨拶。みんなライダーハウスで知り合ったそうだ。ちょっと羨ましいぞ。
熱い湯は苦手なのでカラスの行水でお先に失礼。13:45、出発。
13:50、望岳台へ寄り道。いくらか雲は晴れてきた。眼前に十勝連峰の雄姿が迫る。
晴れてたらなお良かったろうが、それでも壮大な眺めだ。
さっきの風呂と併せ技で、ほんの少しテンションが回復してきた。
白樺の森を貫く直線路を美瑛へと降る。そのうち、また雨が降り始めた。
あーもーなんだか嫌になってきた。さっき回復したテンションも完全に失せた。
14:30、美瑛市街で給油を済ませたが、今日はもうキャンプ場へ入ることにしよう。
手持ちのTMに出ていた中富良野の無料キャンプ場へ行ってみることにした。
R237を左折して富良野方面へ戻る。雨の勢いは増す一方、テンションは下がり続ける。
走りながら一面を同じ色で飾った花畑が目に入ったが、その白痴的な美しさに嫌悪感を覚えた。
例えて言えば単に綺麗なだけのアイドルか。存在に厚みが全く無い。
どうにも腹が立つうちに、心の中で富良野・美瑛への八つ当たりが始まった。
そのうち北海道そのものにまで悪態は及ぶ…。
「何がラベンダーだ、花畑だ! んなもん人間が植えただけじゃねーか!
同じ色を敷き詰めりゃパッと見は確かに綺麗かもしれんが、そんだけだろ?
■■の丘だの●●の木だのもくだらねぇ、広告やTVに出てたからなんだってんだ?
道も直線ばかりで景色は変わらねーし、数分走れば飽きるだろ! どこが面白いんだ。
ついでに林道だ、北海道の林道! 広い道は単調だし、狭い道は熊が怖いし…!
やたら距離が長いだけで正直楽しめねーんだよ!!! (゚Д゚#)ゴルァ
そもそも北海道ツーリングなんて本能的で単純な快感しか得られねーじゃねーか。
好き嫌いは人それぞれだが、そんなに特別なもんかね? けっ!」
うーん、どうにも荒んでる…。北海道好きの方、すんません。(*- -)(*_ _)ペコリ
お花畑の写真で気分転換でもどうぞ。
この日は雨でやさぐれてたし、花の季節も時期はずれだった。
晴れてるベストシーズンに来れば、また違う印象だったかも知れない。
ガーっと来た道を走って、15:05、中富良野森林公園キャンプ場に到着。
長期滞在者だろうか、テントがいくつか張られている。
受付を済まそう…と案内板を良く見るとキャンプ代が500円に値上がりしていた。
無料キャンプ場に居つく浮浪者もどきへの対策だろうが、けったくそ悪い。
好意を仇で返すキャンパーにも、値上げしか思いつかない行政にも腹が立つ。
このキャンプ場をやめて、上富良野のキャンプ場へ向かうことにした。
そちらも500円だが、中富良野のキャンプ場より市街地が近いのだ。
昼の不具合対応で万が一仕事でAirH”を使う場合を考えて、そちらを選んだ。
上富良野市街を抜け、つい二時間くらい前に通った道を進む。
15:25、日の出公園オートキャンプ場に到着。早速受け付けを済ませテントを張る。
キャンプ料金は前述の通り500円。コインシャワーもコインランドリーも付いている好条件である。
せっかくなので、ずぶ濡れのジャケット・パンツも乾燥機で乾かす。
そのついでに許可を取って室内のコンセントでPCの充電もさせてもらえた。
AirH”も圏内だ。いろいろ懸念が払拭されて、ささくれ立った心が少しだけ潤う。
他にもバイクでのキャンパーが多かったが皆テンションが低いように見えた。
終日降り続いた雨のせいだろうか…。
17:30、近くのスーパーに買出し。
コンビニにも立ち寄って漫画雑誌・週間モーニングを買う。
テントの前室で晩酌開始。つまみは出来合いの惣菜で済ませた。
これなら失敗は無いだろう…と思ったが、チーズとバターを間違えるという痛恨の古典的ミス。
「北のきんぴら」とかいう惣菜も甘すぎて辟易。どうにも歯車がかみ合わない。
夕食はひじき御飯とお味噌汁。
混ぜるだけで出来る、お弁当一食分のレトルト商品を使った。
初めて食べたが簡単なのにそれなりに美味い。便利な世の中だなぁ。
食べ終わってほろ酔い気分で横になり、さっきの悪態を少し落ち着いて反芻してみる…。
北海道でも特に富良野や美瑛に対して多くのライダーが魅力を感じているらしい。
だけど僕がキャンプツーリングに求める魅力は、それとは全く別物なのだろう。
「もう来なくていいや」と思った土地は初めてだ。どこか歪んでるのかも知れない。
「あーもーどうでもいいや」とそのまま声に吐き出した。
漫画も読み終わった。いやなことは忘れてさっさと寝よう。
明日の天気は今日よりはましになりそうだ。
6:00前に起床。朝食は松前漬け丼。
松前ではなくスーパーで買ったものだが、充分美味い。
チュルチュルネバネバのスルメ・昆布・数の子が炊き立てホカホカ御飯と渾然一体となって…
まぁ、とにかく美味かったのだ。うんうん。
いい感じで晴れてくれたのでテントや雨具や寝袋を念入りに干す。
テーブルにゴミ袋を出したまま食器を洗ってたら、カラスに少し荒らされてしまった。
威嚇しながら諸々片づけ。少し遅れて、8:35、出発。
今日は暑いくらいなのでTシャツに直接ジャケットでも大丈夫だろう。
長万部でR5を左折。道なりにニセコ方面へと北上。
幹線道路だが交通量は大したこと無い。青空の下、んがーっと快走。
途中、三河ナンバーのバイクと前後して走る。
9:00、道の駅・くろまつないで小休止してると、さっきの三河ナンバーもやってきた。
しばし会話。どうやら今日走るルートがかなり重なってるようだ。
ここで朝食を食べてくとのことなので、先に出発することにした。
R5は東寄りに進路を変え、9:25、蘭越を通過。
9:50、元町の交差点のホクレンで給油し、そのまま道道66号を右折。
羊蹄山をグルリと一周するルートへと進んだ。
残念ながら山頂は雲の中だが、段々晴れてきた気がする。
10:00、真狩で道道97号を直進し、羊蹄山の東側に回り込んだ。
風景は森林から牧場へと変わり、さらに山頂付近の雲も晴れてきた。
南京極の辺りでついに山容全体が現れた。ひゃっほー。
さすが蝦夷富士と称されるだけあって美しい。
10:10、ふきだし公園に到着。
羊蹄山の伏流水、ふきだし湧水をペットボトルに汲む。ついでに一口。
むむむむ! めちゃくちゃ冷たくて美味い!
日本中の湧き水を飲んできたが、これはかなりハイレベルだ。
『この世で一番美味い飲み物は水』と信じる僕にとっては、まさに甘露である。
平日だというのに大勢の人が訪れていたが、うーむ、それもむべなるかな。
10:20、出発。道道478号を左折して西へと転進。
羊蹄山の北麓を直線で豪快に横切り、R5に復帰した。
倶知安市街へと北上し、10:30、道道58号を左折。
ニセコ連山を正面に眺めつつ、ワインディングをウネウネ登る。
標高が上がるに連れ、段々涼しくなってきた。
10:55、ニセコアンヌプリとイワオヌプリの間に広がる平原を通過。
活火山の荒涼とした雰囲気と高原の長閑な雰囲気が混ざった奇妙な景観だ。
道はニセコ五色温泉を横目に下り勾配となる。
スノーシェードを抜けるとニセコ方面の視界がドーンと開けた。
11:00、T字路を右折して道道66号=ニセコパノラマラインへ。
道の名前に相応しく素晴らしい展望だが、ちょっと涼しすぎる。
下り勾配になる頃に頭痛がしてきた。いかん、やばい。
11:10、神仙沼の駐車場に停車して中間着の薄手フリースを着込む。 はぁー、暖かい…幸せー♪
ヌクヌクを堪能しながら峠道を降る。岩内平野とその先に伸びる積丹半島が見えてきた。
岩内市街を抜け、11:30、道の駅・いわないに到着。
駐車場で朝の三河ナンバーの彼と再会した。これから積丹半島に向かうらしく、すぐにお別れ。
僕の方はちょっとうろついて出発…のつもりが、併設されているタラ丸市場で足が止まった。
特産品のタラコが余りに美味そうだったのだ。うーん…どうしよ…。
今日の昼飯は積丹半島でウニを食べる予定なんだけど…えーい、食べちゃえ!!
ってことで、タラ丸市場の右端・大津商店で予定外の昼食。
注文したのはタラコ丼900円。ピンク色の綺麗な粒粒が丼飯に敷き詰められてやってきた。
『そのまま食べて』ってんで、何もつけずにいただきまーす。…んまーい!!
口の中に粒粒が弾け、程よく味付けされたタラコの甘みが広がる。
美味い…ただのタラコがこんなに美味いとは思わなかった。
イカソーメンや小鉢も付き、お得なメニューで大満足。
予想以上の満腹感だ。積丹のウニはどうしよう…?
11:50、出発。R229=雷電国道に出て北上開始。
岩内市街を抜け、積丹半島へと足を踏み入れる。断崖絶壁で起伏の激しい地形だ。
トンネルとスノーシェードが続き、奇岩・奇観が次々と現れた。
12:35、沼前岬のPAでトイレ休憩。むむ、会社から着信履歴がある。
電話を掛けてみたが、幸い大したことはなさそうだ。ほっ。安心した。
休憩を終え、12:55、出発。
13:05、神威岬の駐車場に到着。見慣れた三河ナンバーもあった。
駐車場から灯台までは『チャレンカの小道』と呼ばれる片道15分ほどの散策路になっている。
買出し用のリュックに水とタオルと手荷物を入れて、にわか徒歩ダーに変身。
戻ってくる人達は一様に疲れた表情をしている。
三河の彼とも擦れ違った。うーん、辛そうだ。
左右の断崖に足をすくめながら、上り下りを何度も繰り返す。
最初はワッセワッセと進んでいたが…ヒィヒィ…この高低差はきつい…。
灯台に着く頃にはバテバテである。本当、歩きもヘタレだなぁ…。
先端から眺めた景色には、ここまでの道程の価値が充分あった。
屹立する神威岩に積丹ブルーと呼ばれる海の青さ…絶景だ。
ベンチで水分を取り、汗を拭って駐車場まで戻る。あー、しんど。
バイクの傍らで息を整えて、13:55、出発。
R229に戻って左折…っと、生ウニ丼の幟に引き寄せられて食堂うしおへ寄ってしまった。
「昼御飯を食べたばかりなんですが小さい丼とかありませんか…?」と無謀な交渉。
お店の御好意で、単品メニューのウニ刺身と小ライスでミニうに丼を作ってもらえた。
刺身は1200円のムラサキウニもあったが、ここは奮発して1500円のバフンウニをチョイス。
小ライス150円とあわせて1650円、おまけにお吸い物までサービスしてくれた。嬉しい~♪
味はもちろん大満足。舌の上でとろけるような滑らかさと、鼻腔をくすぐる甘い香りに酔いしれた。
小サイズだったが美味しいものは少ないくらいで丁度いいかも知れない。
14:20、オヤツを終えて出発。
積丹岬方面に進むと、途中、また三河ナンバーの彼と遭遇した。
二台連ねて積丹岬に寄ってみたが、二人とも駐車場までで散策路には赴かず。
神威岬でくたびれ果ててしまったのだ。彼はこの後、洞爺湖方面に進むらしい。
今度こそさらばさらば。
R229を東へ進み、15:20、余市でR5に接続。
混雑気味の幹線道路を小樽海岸沿いに進む。
奇観も多かったがのんびり寄り道してる暇はもう無い。
途中で給油だけ済ませ、写真も撮らずに先を急ぐ。
16:00、やや渋滞気味の小樽市街をようやく抜けた
16:20、札幌に入る手前のコンビニでアイスを食べて小休止。
札幌中心部には用が無いので札幌新道で迂回する。
R274を経て、17:00、R275へと接続。交通量の多い北海道らしからぬ道だ。
道道46号で野幌を経由して南下。17:25、森林公園へと右折。
1km余りの未舗装路を抜けて、17:30、江別市森林キャンプ場に到着した。
早速受付、キャンプ料金は400円。この時間で今日の客はまだ僕一人だそうだ。
サイトへの乗り入れは禁止されているため、駐車場からリアカーで荷物を運んだ。
唯一ある東屋の脇にテントを設営。ちと蚊が多いのが難点だな。
18:00、風呂へと出発。
18:25、江別駅近くの銭湯・松鶴湯温泉を見つけたが本日・水曜日は定休日。またかよ…orz
神威岬の散策で随分汗を掻いたので、どうしても今日は入っておきたいんだよなぁ。
近くの旅館に聞いてみたが日帰り湯はやってないらしい。とほほ。
仕方なくツーリングマップルで別の風呂を探す。
かなり遠いが北広島方面に森の湯という温泉があるらしい。
R12から、もみじ台の団地を抜けるショートカットを利用してR274に接続。
18:55、森の湯に到着した。パークゴルフ場に併設された入浴施設か…。
場違いだがここまで来て好き嫌いは言ってられない。600円を支払ってすぐ入浴。
湯質はヌルヌルの濁り湯でなかなか良い。温度もぬるめでまったりできた。
風呂から上がって19:40。いまから食事を作るのは少々辛い。
お手軽に外食で済ませることにしておこう。…と探したが国道沿いには目ぼしい店が無い。
道道46号を北広島方面に右折してすぐにラーメン屋「かず屋」が目に入った。
ここでいっか、と味噌ラーメン700円と餃子350円を注文。
それほど期待してなかったが意外に美味い。合格点。
デザートをコンビニで購入し、道道46号を北上して20:20、キャンプ場に戻った。
出かけている間に車の団体8人が現れたらしい。まぁ、テントは離れてるので問題なかろう。
テントに潜り込んでデザートをつまみながらゴロゴロ。調理しないのは楽だなぁ。
北海道も今日で4日目。日程の折り返しを過ぎ、少々疲れが溜まり始めたかも。
夜半から雨が降り始めた。高原のキャンプ場だけに霧と風も凄まじい。
朝になっても止まず。6:00に起床し、鬱々とテントの中で雨具を着込む。
濡れ鼠になりながらテントを撤収。6:50、出発。
函館新道で函館へ向かう。気温表示は16度。うー、寒いわけだ。
7:30、函館駅の南に併設されている函館朝市に到着。
雨具を脱いで朝ごはん。早朝にもかかわらず客も多く呼び込みも激しい。
どの店にするか全く決めてなかったのでしばらくウロウロ。
結局、きくよ食堂というお店に決定。
注文したのは元祖函館・巴丼1480円+ミニイカ刺400円。
巴丼はウニ・イクラ・ホタテの三色丼だ。ホタテにだけ醤油を掛けろと指示される。
んまーい。ウニもホタテもとろけるような甘さがある。イクラもプリプリ新鮮だ。
透き通るような白さのイカも絶品。次はイカソーメンを食べてみたいなぁ。
雨で沈んだ気分も朝からの豪勢な食事で少し晴れた。
8:05、出発。雨は止んでたので雨具は着けず。
函館市街を北上し、8:20、五稜郭タワーに到着。
展望料金840円を支払ってエレベーターで展望台へ。
ちょいと料金が高めだが、五稜郭を一望できるのは嬉しい。
それにしても土方歳三、まるでアイドルの扱いだな。
見終わって、8:45、出発。
すぐに雨脚が強くなった。路肩に止めて雨具を着込む。
R227から七重浜でR228へと直進。
後は道なりに松前半島を南下する。
9:20、茂辺地を通過。9:40、木古内で今日一回目の給油。
10:00、道の駅・しりうちに寄ったが見るべきところは特に無し。
ついでに熊の被害が多いため閉鎖中のはずのトンガリチリチリ林道も見て来た。
入口は開放されているが、まじで怖いので深入りは止めとこう。
10:20、福島、10:30、吉岡を通過。津軽海峡を左手に見ながら西へと進む。
海へ落ち込む断崖に鉛色の空。寂れた雰囲気が最果ての地に相応しい。
10:35、北海道最南端の白神岬に到着。はぁ、函館から遠かったー。
10:45、松前市街の手前でR228から道道607号へと右折。
そのまま道南最長のロングダート・石崎松前林道へと進む。
全面通行止めの看板はあるが、事前情報では支線で西へ抜けられるはず。
問題はそのエスケープルートが見つかるかどうかだが…。
南側から数kmはアスファルトの路面が続く。
シトシト雨の降る原生林。何とも嫌な雰囲気だ。
最近は道南の林道の方が熊遭遇の話が多い気がするし…。
一山越えたあたりから未舗装路になった。
やや荒れの路面だが本州なら問題にもならない程度。
2台ほど四輪とすれ違った。交通量はそれなりにあるのかな。
いくつもの山と川を越え、原生林の奥へ奥へと分け入って行く。
何本か支線はあったが、どれも廃道っぽい。
荷物満載で突っ込むのは憚られる。工事箇所も多かった。
11:50、峠に到着してしまった。ここまでの未舗装距離は約25km。
エスケープルートは大鴨津林道という名前なのだが、その名の川は峠の手前にある。
当然、その林道も峠の手前から分岐してるはずだが、結局見つけられなかった。うーむ…。
本線をこのまま上ノ国方面に進んでも時間をロスしてしまうだけかも。
霧が出てきたこともあり、総合的に判断して峠でUターンすることにした。
(帰京後、うーたんさんのサイトで確認したところ峠より北側に分岐があった、惜しい…)
写真も撮らずに来た道をひたすら戻る。
4WDを数台連ねた集団とすれ違ったが抜けられたんだろうなぁ。
12:55、R228に復帰。時間を大幅にロスしてしまったが、雨はもう止んでいた。
昼飯の前に松前城へ赴き、駐車場で雨具を脱いだ。
さて、昼飯。そば処まるにという渋い佇まいの蕎麦屋に入った。
注文したのは、にしんそば840円とライス210円。
腹が満たされてようやく落ち着いた。
食べ終わって、13:35、出発。R228を江差方面に北上する。
明日以降の予定を考えると、今日は長万部辺りでキャンプしたい。
日本海沿いの原野を行く快走路だが、特に感慨も湧かず。
タイムロスを挽回するため、ひたすら走るのみ。
それにしても遠い。北海道は広すぎる…。
14:20、道の駅・上ノ国もんじゅでトイレの小休止。
なんだか廃墟みたいに寂れてたが…大丈夫かいな??
14:30、上ノ国を通過。14:35、江差で本日二度目の給油。
15:15、熊石でR277を右折し、ワインディングを一気に走って、15:30、雲石峠を通過。
15:45、八雲でR5を左折し内浦湾沿いに北上。つい昨日、対向車線を南下した道である。
長万部市街をスルーして、そのまま16:15、長万部公園キャンプ場に到着。
受付を済ませサイトへ移動してテント設営。キャンプ料は500円。
せっかく太陽が出ているので雨具・テント・ドカシーを乾かした。
他にもチャリダーやライダーのキャンプ者がちらほらいた。
設営を終えバイクに再び跨って温泉街に移動。
17:25、長万部温泉ホテルの共同浴場で入浴。入浴料は390円。
ついでにコインランドリーで洗濯もしておこう。
温泉は湯船が熱過ぎて全くくつろげず。むぅ。
洗濯物を乾燥器に移し、乾くまでの30分の間に買出しを済まそう。
市街地をウロウロしてすぐにスーパーマーケットを発見。
最近、スーパーを見つける勘が冴えてきたぞ。ふふん♪
洗濯物を引き取りに戻ってから、18:45、キャンプ場へ帰還。早速晩酌を開始。
今日はコンパクトストーブVHSでの炭火焼を試みた。初使用だが、うまく行くかな…?
ビールをチビチビやりながら、組み立て。
東京の100円ショップで買っておいた木炭の火起こしは、電動フイゴのお陰で無難に成功。
(かしさんにコメントで教えていただいた単三バージョンの方が欲しい…)
スーパーで買ってきたツブ貝・とうもろこし・厚揚げ・ニンニクをじっくり焼く。
ハフハフホクホク、んまいんまい。ネイチャーストーブ小よりもBBQには向いてそうだ。
熱で鉄板が幾分歪んだが、翌日片付ける際の収納には支障なかった。
締めはホンコンやきそば。北海道ではメジャーなインスタント麺らしい。
チキンラーメンのようにフライ麺そのものに味付けがされている。
フライパンに沸騰させたお湯に麺を入れ、ほぐしながらお湯がなくなるまで加熱。
付属の青海苔を掛けて出来上がり。妙な味だが癖になるかも。
好みで卵を載せるのが一般的らしいのだが、今日は無し。
日中は雨で沈んでいたが、ちょっと晴れて美味いもの食べればすぐ幸せになれる。
俺ってば単純だよなぁ。ま、それでもいいか♪