21世紀も、すでに10年の節目を迎えんとするこの時代、
旧世紀どころかその前の時代の遺物たる見世物小屋が現存しようとは…。
今日は新宿・花園神社の二の酉前夜祭。
昨日、ぼーっと乗った都営地下鉄のポスターでそれを知り、
「そーいえば、見世物小屋が出るはず…」と思い出した私であります。
「よっしゃ行ってみっか!」とは思ったものの、なーんとなく気が引けるこの企画。
誘いに乗ってくださったのは元Kanna店主「たみさん」でありました。
花園神社には足を運んだ経験もあり、なおかつ見世物小屋も経験済みだそうで、実に頼れます。
さてさて、そんな女傑才女と待ち合わせたのは午後4時の靖国通り。
参道から境内へと足を運ぶと、祭礼独特の賑やかさが増してまいります。
まずは本殿へ参拝。その後、見世物小屋を求めてうろうろ。
酉の市の名物・熊手のお店から聞こえる三本締めにこちらも調子を合わせつつ逍遥。
やっと見つかった見世物小屋では、「午後6時から開演」ってな口上を述べてます。
「しゃーねーなー時間つぶすか」ってんで、件の女傑と差し飲み二時間弱。
こういう場で屋台で飲むってのもいいですよねー。テキヤ万歳!!!
ながらみやおでんをつまみつつ、その辺から聞こえる三本締めにあわせて拍手したり。
隣の席に座った外人が海老の丸焼きを写真に収めて「Hmm」と言ってるのを横目で見たり。
そんなこんなで過ごしている内に開演時間も迫ってきました。
17:45、一旦撤収! 見世物小屋へレッツゴー!
先に告知していた時間より早いはずですが、既に場当たり的に客入れを始めておりました。
「お代は見てのお帰りだよー!」という声に励まされ、二人入場いたします。
デーモン小暮をトイカメで撮影した写真を、再度撮影した写真みたいなおっちゃんが
様式美溢れる口上を述べつつ様々な芸を見せてくださいました。
「場内撮影禁止」というお約束なので、視覚的に再現できないのが残念ですが
「見世物小屋」という単語に抱く貴方の期待を裏切ることは決してないでしょう。
河童の剥製とか人体標本とか、荒俣宏が手を出しそうなアイテムも続々。
おっちゃんの後に登場した看板娘・蛇女の小雪さんはいわずもがな。
いやー、本当に来てよかったと思いました。見料800円は安すぎ。
Youtubeに動画ありました。こんな感じっす。
さて、この見世物小屋に行ってみたいと思っている方にアドバイス。
行くならその日の初演回がお勧めです。
私は偶々この日の初演回だったわけですが、蛇が頭付の完全な状態でした。
それを小雪嬢が喰い千切る様を拝めた訳ですが、二回目以降は使いまわしです。
ですので、可能な限り1回目がよろしいかと思います。
この日は18:00の回が初演回でした。
演目は20分1セットで繰り返されてるようです。
(追記)蛇は一時間に一回、新しいのが用意される、という説明していた動画がありました。
ですので、初演回でなくても見れそうですね。
見世物小屋・蛇女を堪能した我々はその後も引き続き、「古き良き文化を味わうべく」
小便横丁や某私鉄沿線の駅などでディープなお店をはしごしたのですが、それは余談なので割愛。
何はともあれ、興味ある方は明日の「二の酉本祭」や来週・金土の「三の酉」をお見逃しなきよう!
まじ、おすすめっす!!!
めちゃくちゃ気になるっす。
ちょくちょくゴールデン街で飲んでいる私には良い情報でした。
三の酉で見れるかなぁ・・・
>>かもしかさん
おぉー、ゴールデン街からなら間近ですね。
酉の市そのものも楽しめるので
ぜひ少し足を伸ばしてみてください~。
こんにちは!
去年うちの近くの川越まつりに行ったときにも見世物小屋・蛇女の小雪さんのを見ました!同じ看板です。
子供と一緒に入ったのですが、子供には良いのか悪いのか(苦笑)
しかし、あの昭和初期を感じることができる事ができる独特な雰囲気はとてもステキですね。
ちなみにその時おばけ屋敷もあり入りました。これまた良かったです~
おぉー、yunoさんも(さん付けw)見たんですか。
この一座、日本中あちこちの祭りへ行ってるみたいですね。
私が見たときも子供来てて、一番前で蛇を触ってましたw
あるんですねぇ、見世物小屋。
あわわわわ。貼ってあるようつべのは2分半見て断念しちゃいました。ヘビまで到達できず・・・。
うひー、苦手です。こんな時間に見るんじゃなかった・・・。いてててて。
>>ブルカニロさん
苦手だったなんて意外です。これは一度是非見るべきかと。
もっと「いてててて」な演目もありますんでw
季刊・見世物
== 花園神社のお酉さま、今年も終わっちゃいましたねぇ。そこの貴方、見世物小屋には行かれました? ==
== 今年の見世物巡業は、残すところあとひとつ! ==…