上野の東京文化会館で来日中のメトロポリタン・オペラを観てきました。
いや、好きなんですよオペラ。意外でしょうけどね。
劇場まで行って観る(聴く?)のは10年ぶりくらいです。
以下、興味の無い方はスルーしてちょんまげ。
今日の演目はモーツァルトの傑作『ドン・ジョバンニ』でした。
序曲から始まって「カタログの歌」や「シャンパンの歌」などのアリア。
要所要所の二重唱や多重唱に、なんといってもクライマックスのシーン。
有名な曲も多くて楽しめる作品で、私も大好きです。
昔2度ほど観ましたしCDも持っております。
クライマックスの音楽は背筋にゾクっとくるものがありますね。
さて、今回の公演で白眉だったのがドンナ・アンナ役のアンナ・ネトレプコ。
キャストの筆頭に紹介されているソプラノ歌手ですが、余り期待していませんでした。
ドンナ・アンナという役は印象が薄いのです。しかしアンナ・ネトレプコは違いました。
「こんな曲あったんか?」と忘れかけてたアリアでも、彼女が歌うと名曲になるのです。
うーん、歌手の力ってすごいですねぇ。
他の要素も「さすがメト」といった感じ。
各キャストもオーケストラの演奏も舞台装置も演出も安心してみていられました。
ジェームス・レヴァインが指揮してくれらばなお良かったのですが、いやぁ、おもろかった~。
SaltyDogさんはオペラだけじゃなくヘビメタもお好きでしたね。
読書量も半端じゃなく、絵画も描けて、文化的な面では本当に多彩な方ですよね。
誉め殺しですか…(・∀・;)
ヘビメタというか特にジャーマンメタルが好きでしたが、20歳前後のことですからねぇ…。
絵も下手の横好きですし、「器用貧乏」という表現がしっくりきます。
いえいえ、ほめ殺しなどではなく―
しかし趣味と実益というものはなかなか合致できないものですね。
オペラ好きでも、それがsaltydogさんの仕事に
生かされてるかは別問題ですよね。
オペラが生きる仕事なんて音楽関係者以外ほとんどなさそうですな。
あえていうなら外交官とか。セレブな社交の話題にはなりそうです。
そういえばこのメトロポリタンオペラも上流階級そうな方々が大勢いらっしゃいました。
前日だか前々日だかの『椿姫』には皇太子夫妻も来られてたとか。