一週間ほど前から読み始めた宮部みゆきの小説『ブレイブ・ストーリー』。
ようやく読み終わりました。あー、面白かったー。
宮部みゆきの作品はこれまでミステリーしか読んだことがなかったのですが、
この作品は『ハリーポッター』や『はてしない物語』のような現実と異世界を巡る冒険ファンタジーです。
今週末からアニメ映画で公開されるらしく書店に平積みされてたのをつい手に採ったんです。
上・中・下の3巻なんですが読み始めたら引き込まれてしまいました。
主人公は小学5年生の男の子で、運命を変えたくて幻界(ヴィジョン)という世界を旅するのですが、
その異世界へ至る前の現実世界の描写に全体の4分の1を費やしてます。
両親を含めた大人たちの描き方なんてのはさすがです。感服。
テーマや異世界の設定はありきたりですけど、素直に真正面から取り組んでる辺りに好感が持てます。
アニメはともかく、ファンタジーRPGが好きな方とか楽しめると思いますよ。オススメ。
宮部みゆき作品は、時代物は好きなのですが、ミステリー系はイマイチでどうも歯切れが私に合いませんでした。
ブレイブはアニメで見てみたいですね。
今は福井晴敏の「OP.ローズダスト」読んでいますが、なかなかおもろいですね。
福井晴敏、いいですね。文庫化されたものはあらかた読みました。
しかし良い小説ってのは映画化されると、どうも不満が先立ちますね…。
宮部みゆきの本は厚くってなかなか最後までたどり着けません。たしか,私とほとんど同年代なんですよね。それなのに時代物,ミステリー,現代物,テレビドラマとはば広く,精力的なので感心してしまいます。
こんど挑戦してみますね。
福井晴敏氏の小説はたてつづきに映画化されていますが、ローレライを見た時は、う~~ん、見なくても良かったかなと思いました。
宮部みゆきの模造犯(あれ、字が違う??)を読んだ時は3回ぐらい飽きが来ました。
どうも畳みかけるテンポがダルダルで。
そこへ行くと畳みかけのテンポは最高なのですが、前置きがものすごく長いのが京極夏彦のうぶめの夏から始まるシリーズですね。
やっぱり私は大沢有昌の新宿鮫シリーズあたりが懐かしいですね。
うぎゃ、ブレイブストーリーですか・・・。
うちはなんで映画になったりあんなに人気がでるのかがわからない口だったりします
(好きな人ゴメン)
去年入院してるときに読んだからかなぁ
結構憂さが溜まっててる時に読んだからということで(汗
宮部作品は。。。。蒲生邸事件がマイヒットです。
>>スタットマンさん
宮部みゆきって幅広いジャンル書いてるんですね。
私もボチボチと拾い読みしてみます。
>>ろーどまんさん
うーん、たしかにカタルシスに欠けるところはありますね。
ただ女性の醜い一面の描写は秀逸だなぁと思いました。
否定的になるでもなく、そういうものとして淡々と描くのは男性作家にはできそうにないなぁと。
>>かしさん
この作品に限ると、全体的な構成は使い古された感がありますからねぇ。
でもまぁ、それを承知の上で児童文学として楽しみました。