アンコウ椿は濃いの花


4:30、トイレのため外に出ると満天の星。この季節ならではの光景だ。
…っと感慨に耽るのも束の間、寒いので二度寝。
5:30、起床。暗い中、前室で米を炊く。
せっかく茨城に来たので水戸名物の納豆を食べてみた。
考えてみると、どうも僕のキャンプは引きこもり的だ。
誰かと一緒で無い場合、ほとんど前室で調理も食事も済ませてしまう。
雨や風や人目を気にしなくて良いので楽なのだ。

茨城と言えば水戸納豆

茨城と言えば水戸納豆

炊きたて御飯に納豆・味噌汁 (゚д゚)ウマー

炊きたて御飯に納豆・味噌汁 (゚д゚)ウマー

食事を片付け、ぼちぼちと撤収開始。
途中、NHKラジオにあわせて体操(第1のみ)をやる。
テントを畳んでる最中、一台のジムニーが通りすぎた。
物好きに思われただろうなぁ。

早朝の幕営風景 地面が霜で白くなってますなぁ

早朝の幕営風景 地面が霜で白くなってますなぁ

防寒装備を装着して、7:35、出発。
カチコチの路面を下り、横川林道を退出。
R461とR349の交差点のコンビニに立ち寄り、ホットレモンで一服。
R349を南下し、8:00、道の駅・さとみでトイレを済ます。
これで良しと。
R349をまた戻り、8:15、R461を左折。
昨日、車が邪魔していた細崎入林道の北側分岐を通過。
車が無くてもチェーンが邪魔して入れなかったろう。
峠道を降って、県道33号を左折。
まぶしい朝日に目を細めつつ南へ下る。
8:30、竜神大吊橋に到着。
丁度、開業したばかりの料金所に300円を支払って橋を歩いて渡る。
周囲の山の紅葉が綺麗だ。高さがありすぎて恐怖感は薄れてしまう。
それでも床がガラス張りになってる部分はさすがに怖い。
橋の両端に描かれた壁画のイラストが両極端なのが印象に残った。

竜神ダムに架かる竜神大吊橋  長さ375m高さ100m

竜神ダムに架かる竜神大吊橋  長さ375m高さ100m

なかなか良い眺めですなぁ

なかなか良い眺めですなぁ

片や、加山又造風の壁画

片や、加山又造風の壁画

片や、鳥山明風の壁画

片や、鳥山明風の壁画

此岸の駐車場に戻ってきたころには行楽の車がぼちぼち集まっていた。
8:50、出発。県道33号を少し北上して、武生(たきゅう)林道を左折。
全線舗装済みの林道だが観光道路として活用されてるようだ。

武生(たきゅう)林道 入口

武生(たきゅう)林道 入口

観光道路としても使われてるらしいです

観光道路としても使われてるらしいです

集落が点在している舗装林道を稜線に沿って北上。
木立に遮られて視界がなかなか開けない。
それでも所々にある展望ポイントでは眺望を楽しめた。

武生林道 うーん…いまいち地味

武生林道 うーん…いまいち地味

八溝山方面の展望 ランドマークが無いなぁ

八溝山方面の展望 ランドマークが無いなぁ

9:15、R461に出た。左折して北上し、生瀬で県道23号へと接続。
9:20、広域農道県北を右折。明神峠方面に快走。
9:35、明神峠手前でR349を経由し、県道22号に接続。さらに東へ。
福島との県境の近くだけあって、この辺りは標高も高い。
寒さも一段と増したように感じる。水路に氷も張っていた。

広域農道県北 交通量が少なくて快適

広域農道県北 交通量が少なくて快適

この辺はやっぱり凍ってるのね

この辺はやっぱり凍ってるのね

峠を一つ越え、9:50、短い舗装林道を経て県道111号に接続。
9:55、大金田林道の西側の分岐に到着した。
まずはウネウネと九十九折れの登り道が続く。
標高は700m超。かなり寒い。

大金田林道 西側分岐

大金田林道 西側分岐

とりあえず登りましょう ワッショイワッショイ

とりあえず登りましょう ワッショイワッショイ

登りきったあとはひたすらダウンヒル。
路面状況はガレ気味でよろしくない。幅員も狭い。
10:05、小さな橋を渡ったところで分岐する花園林道を左折。
ガレ気味の登りをしばらく走ると路面状況は改善された。
しかし、無情にもチェーンゲートに阻まれた。迂回するほどの時間は無し。
10:15、Uターンして大金田林道へ戻る。

花園林道 ややガレ気味

花園林道 ややガレ気味

チェーンゲートで封鎖 やむなくUターン

チェーンゲートで封鎖 やむなくUターン

本線に戻って、再びダウンヒルの続きを走る。
沢沿いに出ると勾配は緩くなった。
10:25、人家のある辺りで未舗装は終了。
むぅ。思っていたより短かったなぁ…。

大金田林道を沢沿いに降ってゆきます

大金田林道を沢沿いに降ってゆきます

この先人家が現れて未舗装も終了

この先人家が現れて未舗装も終了

10:35、広域農道を左折。大津漁港方面へと走る。
途中、海が見える展望スポットがあった。しかし珍走団がたむろしていたのでスルー。
その先の路肩で撮影はできたが、やはり茨城には残ってるんだなぁ、ああいう連中。

広域農道から太平洋を遠望

広域農道から太平洋を遠望

路肩の看板 なぜアニメ絵…? しかも制服…?

路肩の看板 なぜアニメ絵…? しかも制服…?

県道153号から県道154号を経て、11:00、大津の市街地でR6を横断。
11:05、五浦岬公園に到着した。
散策してみたがフェンスが張られて大海原は見えず。

五浦岬公園より「いわき方面を望む

五浦岬公園より「いわき方面を望む

あれに見えるは岡倉天心ゆかりの六角堂

あれに見えるは岡倉天心ゆかりの六角堂

11:20、六角堂へ移動。入場料300円。
岡倉天心が何者か良く知らぬまま見学した。
横山大観などの師として日本の近代美術の発展に尽力した人物らしい。
結局良くわからないままだが、とりあえず釣りがしたくなった。

六角堂 こじんまりしてます

六角堂 こじんまりしてます

晩年の天心はここ五浦で釣りに耽ったそうで

晩年の天心はここ五浦で釣りに耽ったそうで

さて本日の昼食だが、すでに事前に予約を済ませておいた。
11:40、平潟の民宿・相模屋に到着。
予約したのは特産品のアンコウを贅沢に使った「どぶ汁」という郷土料理。
アンコウから出た水分以外、水を一切使わない独特の調理法が特徴だ。
お刺身・デザート、日帰り入浴料も込みのランチで料金はな・な・なんと4000円!
これまでで最も高価な昼食だが、これでも標準的な価格なのだ。
ほとんどのお店は「2人前から」と但し書きがあったが、このお店はランチなら一人でもOKとのこと。
食事用の大部屋は他のお客さんで満杯。一人なのはさすがに僕だけだった。

北茨城平潟の民宿・相模屋

北茨城平潟の民宿・相模屋

お刺身でもつまみながら待ちましょう

お刺身でもつまみながら待ちましょう

刺身をつまみつつ、待つことしばし。出来上がった鍋がやってきた。
普通のあんこう鍋はセルフサービスだが、どぶ汁は焦げやすく客に任せられないのだろう。
この店の材料はアンコウとネギと味噌のみ。名前は汁だが、見た目は炒め物に近い。
アン肝を纏った様々な部位の切り身はひたすら濃厚な味わいだ。
トロトロプルプルの軟骨や皮をしゃぶりつくす。んま~~~い♪

アンコウを使った北茨城の郷土料理 どぶ汁

アンコウを使った北茨城の郷土料理 どぶ汁

コラーゲンたっぷり アン肝の風味がメチャ(゚д゚)ウマー

コラーゲンたっぷり アン肝の風味がメチャ(゚д゚)ウマー

締めはおじや。汁を足して沸騰させ、適量の御飯を投入。
再び沸騰させて火を止め、しばらく蒸らして出来上がり。ハフハフ、フマヒフマヒ。
宿の温泉で入浴も出来るので、食後、ひと風呂浴びた。
この日はこれ以降、ずっと口の周りにアンコウの匂いが付きまとうこととなる。

アン肝たっぷりのスープが追加されておじや調理開始

アン肝たっぷりのスープが追加されておじや調理開始

〆のおじや 熱々で(゚д゚)ウマー

〆のおじや 熱々で(゚д゚)ウマー

13:25、出発。平潟港へちょっと立ち寄ってからR6へ出た。
右折してほんの一瞬だけ足を踏み入れた福島県から退出。
北茨城の海岸沿いを南下する。途中、海産物直売店に立ち寄ってみた。
アンコウが一匹そのまま売られているが、買ったところで一般人に捌けるのだろうか。

平潟港 やっぱりアンコウの水揚げが多そうです

平潟港 やっぱりアンコウの水揚げが多そうです

海産物直売所で見かけたアンコウ いかつい顔…

海産物直売所で見かけたアンコウ いかつい顔…

R6は海岸沿いの幹線道路だが、この辺はあまり海は見えなかった。
高荻を過ぎ、14:20、川尻町で県道297号を右折。
県道10号へと合流して南下。常磐道の日立北ICはスルー。
14:30、不動滝林道の入口に到着したが、不動滝はチェーンが張られて入れず。
分岐する滑川林道方面へと左折し、少し荒れ気味の坂を登る。
稜線に出ると路面もフラットになった。海が見えるのはポイント高い。

不動滝林道 ちょっと暗い雰囲気

不動滝林道 ちょっと暗い雰囲気

チェーン閉鎖 左折して滑川林道へ

チェーン閉鎖 左折して滑川林道へ

滑川林道を登ってゆきます

滑川林道を登ってゆきます

林道から見る海は格別ですねー

林道から見る海は格別ですねー

稜線に出て一つ目の3差路の右手はチェーン封鎖。
左手に進むと広場に出た。奥に狭い道が続いているがとりあえず後回し。
本線はしばらく進んだ場所で行き止まりとなっていた。

フラットな本線を進むと

フラットな本線を進むと

最後は行き止まり

最後は行き止まり

さっきの広場に戻り、狭い道を探索してみる。
左手は焚火の跡が残る広場。シングルトラックが先に伸びているが行き止まりっぽい。
右手へ降るとロッジの棟が連なる地帯に迷い込んでしまった。
日立クリスチャンキャンプ場というキャンプ場らしい。
このエリアは全て袋小路だと確認し、Uターンして退出。

この広場から正面に伸びるシングルトラックへ…

この広場から正面に伸びるシングルトラックへ…

左手に進むとキャンプファイヤー用の広場

左手に進むとキャンプファイヤー用の広場

右手のシングルトラックへ進んじゃうと…

右手のシングルトラックへ進んじゃうと…

ロッジが立ち並ぶキャンプ場 退出ー

ロッジが立ち並ぶキャンプ場 退出ー

15:20、県道10号に復帰した。
そのまま日立北ICから常磐道で帰路に着く。
15:25、日立中央PAで小休止。16:30、守屋SAで休憩&給油。
辺りはすでに夕闇に包まれている。急ごう。

日立中央PAにて 空が青いなぁ

日立中央PAにて 空が青いなぁ

夕闇迫る守屋SA 寒くなってきた…

夕闇迫る守屋SA 寒くなってきた…

三郷JCTで東京外環道に接続し、後はいつも通り大泉ICへ。
三郷から首都高を使って加平で環七、…というコースもあるが、
首都高は700円なので外環道500円に比べ割高になってしまう。
18:00、帰宅。ちと早いがこの時期なので仕方ない。
…っと、携帯電話を見ると社長から留守電が入っていた。
荷物を置いて、そのまま事務所へ。いやはや、師走は忙しいなぁ。



コメント

アンコウ椿は濃いの花 — 2件のコメント

  1. SaltyDogさん、おはよ〜さんです。
    この週末は、ダーさんセッションに茨木ツーレポと、忙しかったっスね。(^^;
    どもども、お疲れ様でやんした。
    確かに、塩さんツーレポの野宿ブレックファ〜ストで、納豆ライスを見るのは
    久しぶりで、すご〜く懐かしい気が..。(^O^)
    けど、気温も冷え込んでこれからがバイク野宿の真骨頂〜!(^O^)/
    なんぞと騒いでいるのは、我々だけでしょうか??(^。^;
    我がエイプ号は昨日、ハンドル周り(ブレーキ、クラッチ)の改修が終わり
    残すは、いよいよ本丸の心臓部のみとなりやんした。
    予定通り、この年末休みを使ってイッキに片付けようかと画策しております。
    慣らし運転も兼ねて旅立てるのは、年明け1月の中旬くらいでしょうねぇ〜。

  2. どーもどーも、mudさん。
    いよいよ本格的な冬ですねー。
    エイプのチューンも着々と進んでいるようで、
    私のセローじゃぶっちぎられるんじゃないかと戦々恐々です。
    いや、本当に。
    お互い風邪と肝臓に注意しながら、年末年始を乗り切りましょう~!

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