5:30起床。
明け方に雨が降ったが大したことなくすぐ止んだ。
朝食はお手軽にペンネ・アラビアータ。
調理する合間にも釣り人が行き来している。
食器を洗いトイレを済ませて撤収開始。
キャンプ場を出る段になって、初めてゴミ捨て場があることに気がついた。
7:40、出発。
神割崎をスルーしてR398へ。リアス式海岸のウネウネ道を南下。
白浜岬から追波湾と北上川河口を一望。
元々は石巻の旧北上川が本流だが、明治期の治水工事でこちらに河口が設けられたらしい。
周辺一帯は濃霧に包まれて幻想的な雰囲気だ。
実際に走るとシールドの内側に水滴が付いて厄介ではある。
8:05、新北上大橋を渡って雄勝方面へ進む。
釜谷トンネルを越えるとあっさり霧は晴れた。
雄勝半島を横目にリアスブルーラインを南下。
三陸のリアス式海岸の入り江はどこも静かだ。
リアス式海岸沿いの道なので必然的にタイトなカーブが連続する。
大型車の後ろに付くと速度は上がらず追い越しも出来ず。
ペースはなかなか上がらないが、慌ててもしゃーない。のんびり行こう。
女川町の市街地を抜けて、8:40、県道220号=牡鹿コバルトラインへ接続。
牡鹿コバルトラインは牡鹿半島の稜線を抜ける気持ちの良い道だ。
入口に一部区間の通行止が告知されていた気もするが気にせず進もう。
朝早い時間帯なので交通量も少なめ。景色を楽しみながら快走。
9:05、丁度半分くらいの位置、大原ICで通行止めの看板が現れた。
ここは大人しく県道41号へ接続し、石巻湾方面に降る。
大原浜で県道2号を左折し、海岸線を南下。
このまま半島先端まで降ろうかと思ったが、バキュームカーの後ろについてしまった。
むぅ。実に臭い。
あまりに臭いので、事前に調べておいた十八成林道へとルート変更。
分岐をちょっと間違えながら、9:20、十八成林道の起点に到着。
2kmも無いほど短いが、急勾配で路面がガレた箇所もあり、なかなか走り応えがある。
この林道が、この日唯一のダート走行となった。
9:25、コバルトラインへ出たが路面は落ち葉で汚れている。
まだ通行止め区間内なのだろう。
林道へとUターンするのも馬鹿らしいので、ダメもとで走ってみた。
途中、鹿の群れに遭遇。来ないはずの人間が来て慌ててた。すまぬ。
9:30、鮎川への分岐の手前で通行止のバリケードが現れた。
ここまで工事や土砂崩れなどは皆無。林道で上手く迂回できたのだろう。
さて、ここからどうしたものか。
バリケード上部のパイプにはチェーンがグルグル巻きつけられている。
引き返そうかと思ったが、構造を見てなんとか行ける算段が付いた。
モゴモゴして元の状態に戻して…と作業時間は正味10分ほど。
9:40、通行可能区間へ。ここから先は大手を振って走れる。
がーっと走って、9:45、御番所公園に到着。
展望棟からは南三陸の名勝・金華山がよく見えた。
次の目的地はあの島である。
10:00、鮎川港に到着しコバルトライン走行完了。
バイクを停めて金華山観光の高速船を探す。
船は各社いろいろあるらしいが、すぐに出発するのはホエール号だった。
往復1800円を支払ってチケットを受け取り、すぐに乗り込む。
乗客は皆カッパえびせんを手にしている。カモメの餌として売られているらしい。
10:10、出港。カモメの様子は帰りの航路で。
20分ほどで金華山に到着。早速鹿がお出迎え。
黄金山神社を目指し急坂の参道をヒィヒィ言いながら徒歩で登る。
横をマイクロバスが追い越していった。うらやましい。
15分ほど掛けて黄金山神社の境内に到着。ここも鹿だらけ。
隅っこで日向ぼっこしてるやつもいる。まるで野良猫だ。
売店で鹿せんべいも売られてたが、悲惨なことになりそうなので買わず終い。
由緒書きによると金華山黄金山神社の祭神は黄金の神様とされる金山毘古神・金山毘売神。
東大寺の大仏建立の際に必要とされた黄金だが、それまで日本では採れないと考えられていた。
それが陸奥の国で発見され、それを祝してこの地に神社が建立された。
以来、明治までは神仏習合の霊場だったそうで、弁天堂もある。
参拝を終え、すぐに山を下る。
神社に寄っただけで帰るのは僕以外にも大勢いた。
この島で普通に立ち寄れる場所は港と神社に限られるようだ。
港の土産物屋で勧められた佃煮海苔を購入。
出港まで時間があるので400円の焼きホタテを食べた。
貝柱がでかくて旨い。おまけに付けてくれたお吸い物も美味。
さて帰りの船。
えびせん目当てのカモメが大群で追いかけてくる。
高速船のスピードに負けじと翼をはためかせ、えびせんよこせと口を開けてる。
ヒッチコックの映画を髣髴とさせる迫力だ。
12:00、鮎川港に帰着。昼飯を食べに石巻に向かう。
県道2号で牡鹿半島の海岸線をひたすら北上。
風越トンネルを抜け、万石橋を渡り、12:35、石巻市街へ。
市街地はやはり混雑している。三連休最後の日曜日だもんなぁ。
覚悟はしていたが渋滞にうんざり。
13:00、ようやく目当ての店、八鶏飯蔵(はっとりはんぞう)に到着。
石巻発祥とされる蒸し焼そばが目的だ。
南部屋という店が有名だったが、しばらく前に閉店してしまった。
その南部屋の焼そばを復活させたというのがこのお店。
本来は居酒屋だがランチでその焼そばを…って、閉まってる…orz
隣のGSで給油ついでに聞いてみたら最近は昼の営業をしていないらしい。
むぅ。これは困った。
他の焼そば屋はないかと駅へ向かってみる。
13:10、ご当地出身・石ノ森章太郎氏のイラストが飾られた石巻駅前の交番へ。
おまわりさんに聞いてみたが「南部屋ってのがあったけどなくなって…」。
うーん、どうも他には無いらしい…。残念。
仕方なく石巻市街をウロウロして別の店を探す。
13:25、旧北上川の脇にあった島料理友福丸というお店に決定。
注文したのは看板にも掲げられてた名物うにごはん、1575円。
うにをたっぷり乗せて蒸篭で蒸された逸品だ。美味い。確かに美味い。
でも焼そば食べたかったなぁ…。はぁ。
13:45、食事を終えて出発。
今日の最終目的地は阿武隈川河口の亘理町(わたりちょう)である。
とりあえずR398を西へと走り、13:55、R45に合流。
道なりに仙台方面へ向かうと、途中から渋滞に巻き込まれた。
できれば松島へ寄ろうかとも思っていたが、そんな時間は無さそうだ。
14:20、迂回路の県道8号へと右折。リエゾンに徹っすることにした。
14:45、仙台市に入り、R4を左折。
片側3車線で、なかなか快適に仙台市街を通過。
15:00、休憩したコンビニの隣が丁度半田屋の支店だった。
今回、食事はできなかったが、また来てみたい。
その後もR4を南下して、15:15、県道20号を左折。
さらに15:20、県道10号を右折して南下。
15:30、阿武隈川を渡り、亘理町に入った。※渡りと亘理(わたり)の洒落ですよ~
15:40、鳥の海荘に到着。
食堂で注文したのはこの季節限定・名物のはらこ飯、1100円。
さっきの食事から2時間しか経ってないけど(゚ε゚)キニシナイ!!
イクラはプリプリ。シャケもホクホク。
シャケの煮汁で炊かれた御飯もこれまた美味い。
満足満足。お土産に折り詰めを一つ購入。
16:00、出発。
夕陽を眺めながら県道を繋いで西へと走る。
16:35頃、大河原でR4に合流。
周りはすっかり夕闇に包まれていた。
16:45、白石ICから東北道へ。川口JCTまで約300km。
17:40、安達太良SAで給油。18:40、黒磯PAで休憩。
那須高原の辺りはやはり寒かった。19:40、佐野SAで最後の給油。
20:35、川口JCTから東京外環へ接続し、大泉へ向かう。
20:45、新倉PAで小休止。帰宅したのは21:30。
予想よりも早く到着できた。
後半はオンロードでの移動が中心で、景色の良い道は少なかった。
岩手や気仙沼まで足を延ばせなかったのも心残りか。
ま、美味しい食べ物もツーリングもちょっと物足りないくらいで丁度いいかもね。
塩さん、どもこんばんは。(^-^)
東北ツーレポ三日目最終日、お疲れ様でやんした。
塩さんツーレポは、山梨らの帰京道中の貴重な目の肥ですたいっ!(^O^)
今回もまたまたウマそうな海産物をたらふく食ってまんなぁ〜..。
まったくもって羨やましい限りです。
コバルトラインに金華山と言えば、若かりし頃、仲間数人と学園祭を
サボって行った、二泊三日の宮城ツーリングが懐かしいです。
あの頃、ワタシは CBX400Fに乗っておりました。
コバルトライン終点にある国民宿舎コバルト荘で一人お櫃一桶
メシをおかわりしたしたのは、今となっては懐かしい記憶..。
やはり来年以降のターゲットは、東北方面かな??
どもども、毎度ご愛読いただきありがとうございます。
なんだかんだ言って、やっぱ東北の海の幸は美味いっすね!
それにしても一人お櫃一桶おかわりとは…(^。^;)
学生時代でしょうけど、こりゃまた随分食べましたねぇ。
東北もいいですけど、今年行きそびれた飛騨方面もぜひぜひ。