2008年も既に一ヶ月が経とうとしてる。
昨年の埼玉でのオフ会以来、ツーリングに出かけていない。というかバイクを動かしていない。
年頭3連休の釣りの予定も悪天候で延期してしまった。
復活のきっかけを逃したまま極寒プロジェクトを迎えてしまう。その状況は避けたい。
よっしゃ、ひさしぶりにツーリングに出かけてみるか!
そんな感じで鎌倉や江ノ島周辺のツーリングに出発することにした。
近場&日帰り&オンロード&観光の軟弱リハビリコースだが、最初はそのくらいが良かろう。
一通りの防寒装備を身につけて、いざ鎌倉!
…っと、放置しすぎたせいでセローのエンジンが掛からず、いきなり先制パンチを喰らう。
セルの回しすぎでバッテリがあがりそうになり、押し掛けも試してみる。
しかしエンジンは始動せず、疲れ果ててしまった。汗だくで頭から湯気が立ち上る。
諦めかけたがキャブからガソリンを抜いて、入れ替えたら一発で掛かった。
なーんだ、最初からやっときゃ良かった。
端からヘロヘロの状態で9:30に出発。
環七からR246経由で環八へ出て、9:50、第三京浜へ。
10:00、保土ヶ谷PAで小休止。横浜新道から横浜横須賀道路へ。
このルートは料金所がいくつもあるが、ETCのお陰で楽々通過。
10:20、朝比奈ICで横横道路を降りる。
r204で鎌倉へ。10:35、鶴岡八幡宮に到着。
今日は偶然、鶴岡厄除大祭(お焚きあげ)が催されてるらしい。
鎌倉市街は基本的に渋滞してるそうだが、神社周辺は特に混んでいた。
駐輪スペース探しでちょっと迷う。
大鳥居周辺を眺めた後、脇の牡丹庭園が見頃らしいので入ってみた。
入園料500円だが、(゚ε゚)キニシナイ!!
寒い中、色とりどりの牡丹が艶やかに咲いていた。
さすが花の王と呼ばれるだけのことはある。
写真を熱心に撮る人たちが大勢いた。
庭園を出、流鏑馬馬場を歩いて参道へ戻る。
舞殿の側を抜け、大石段を登って本宮に参拝。
既に神楽などの奉納は済んでいたようだ。
石段脇の大銀杏は樹齢千年余の天然記念物。
樹木にも記憶があるのなら、チラリと覗かせてもらいたいものだ。
鶴岡八幡宮の由緒は源頼義の奥州平定にまで遡る。
源氏の氏神だった京都の石清水八幡宮をこの地に勧請したのがその始まりらしい。
源頼朝が鎌倉で挙兵して以来、北条・足利・徳川など各時代で坂東武者に尊崇されてきた。
現代でも初詣の時期は鎌倉市内の自家用車乗り入れ禁止にされるほど賑わうらしい。
参拝を終え、11:10、出発。
若宮大路を経て、R134を左折。
由比ガ浜沿いを西へ進み、長谷の辺りに移動。
かいどうという店を探したが、登録ポイントが間違っていたため見つからず。
11:45、代わりに長谷駅前の長兵衛という店に入り、鎌倉丼(上)1260円の昼食。
鎌倉丼は一応この地方独特の丼モノである。
カツの代わりにエビフライを使ったカツ丼と言えば分かってもらえるだろう。
味はご想像の通り、奇抜ではなく普通に美味しい。
食べ終わって、12:10、長谷観音として有名な長谷寺へ。
入山料金300円。バイクの駐輪は無料だった。
本尊の十一面観音像は思っていたより立派な仏像だった。撮影不可なので写真なし。
観音像右手の弘法大師像を不思議に思ったが、長谷寺って真言宗豊山派だったのか。
観音堂の右隣には少し小さめの阿弥陀堂があった。
観音菩薩は阿弥陀如来の脇侍のはずだが、立場が逆転しててもいいのかね?
…ま、細かいことは気にしないでおこう。
一回転させると一切経を読誦したのと同じ功徳が得られるという輪蔵もあった。
12:30、続いて鎌倉大仏で有名な高徳院へ。
駐車場が一時間300円で萎える。拝観料は200円。
以前一度来たことがあるが、やはり微妙な大きさだ。
一応、国宝。背光もなく印も分かりづらいが阿弥陀如来である。
20円払って胎内へも入ってみたが、まぁ、値段相応の面白味か。
大仏を背中から見ると背中の窓が痛々しかった。
罰当たりだが、疲れた猫背にサロンパスでも張ったかの様に見えてしまう。
この大仏前でカップルに写真を頼まれること二回。内一回は外国人だった。
パッと見、頼みやすそうな人相なのだろうか。
12:50、出発。極楽寺経由で稲村ガ崎へ出た。
七里ガ浜沿いにR134を西へ進む。
さすが湘南、こんな季節でもサーファーが多い。
江ノ電も趣があってよろしい。これで渋滞さえなければなぁ。
昨年の真冬にゴンズイ釣りに訪れた腰越港をスルーして江ノ島へ。
実は江ノ島へ上陸したのは初めてである。
13:10、バイクを停めて江島神社へ参拝。
江島神社は辺津宮・中津宮・奥津宮の三宮に分かれていて、高低差が激しい。
そのためエスカーという有料の屋外エスカレーターが用意されている。
僕は迷わず全区間と展望台のセット券・750円を購入。
金で解決できることは金で解決してしまえ。
とは言え、登り階段をパスしても随分と歩かされることになるのだが…。
江島神社は三人姉妹の女神が祀られているらしい。
辺津宮は田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)、中津宮は市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)、
そして奥津宮は多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)。
福岡県の宗像大社や広島の厳島神社でも祀られていて、「宗像三女神」と総称される。
海上交通の神様だが、瀬戸内・九州地方以外では珍しいかも知れない。
ここ江ノ島では神仏習合の折に弁財天と習合したそうだ。ふむふむ。
辺津宮・中津宮と経て、13:30、サムエル・コッキング苑へ。
手前のエントランスではジャグリングの大道芸が披露されていた。
面白かったので500円投げ銭してから展望台へ向かう。
展望台と灯台を兼ねている江ノ島展望灯台はエレベータで昇降できる。
当たり前だが海の眺めが素晴らしい。
少し歩き疲れたので、降りたところでトイレ休憩。
休憩を済ませ、江島神社の奥津宮へ参拝。
亀や龍など、爬虫類系のモティーフが目立つ。
昔から江ノ島自体が龍宮に見立てられており、最寄の片瀬江ノ島駅も龍宮風の造りになってる。
道はこの先も岩屋まで続く。せっかくなので行ってみる。
いくつかの売店を抜け、海岸沿いの道に出た。
最後の売店で湘南サイダーなるものを購入。
すっきりしててなかなか美味い。
14:20、ようやく岩屋に到着したがヘトヘトで汗だく。
入洞料500円を支払い、上着を脱いで中へ入る。
今日はいちいち金を払ってばかりだなぁ…。
簡単な解説エリアを抜け、いよいよ第一岩屋へ。
手燭を渡され仏像や巳像の間を進む。この趣向はなかなか良い。
役小角の頃から富士山の風穴と繋がってるという伝承があるが、昔の人の想像力は逞しいなぁ。
第一岩屋はまだよかったが、第二岩屋は酷かった。
カラフルなライティングや波の音響の演出は蛇足でしょ。
おまけに龍の模型まで…うーん、センス悪くない?
岩屋を抜けて海岸沿いを戻る。
これから階段をしこたま登らねばならない。
その前に岩場でちょっと休憩。
フカセやカゴで磯釣りしてる人がいた。
14:50、小腹が空いたので魚見亭という店に入る。
名物の江ノ島丼890円を注文。サザエを卵で綴じた丼モノである。
しかしサザエの切り身は小さい奴が4切れしか入ってなかった。80%卵丼である。
うーん…こないだの伊豆のサザエ丼の方が断然良かったなぁ。
まぁ、会計のときに近道を教えてくれたのはありがたい。
近道を使って島の入口周辺へ帰還。
ペットボトルのお茶を購入して少し休憩。ふぅ疲れた。
さて、時間はまだ余ってるが、ここから行きたい場所も無い。
鎌倉に戻って土産でも買って帰るか…。
15:30、出発。R134を戻り、15:50、鎌倉に再び到着。
農協連即売所、それと向かい側の丸七商店街を物色。
丸七鮮魚店で値段高めのアジの干物とカサゴを購入して帰路に着いた。
16:30、朝比奈ICから横横道路に乗り、往路と同じルートで戻る。
混雑している環八・環七にうんざりしながら、17:45、自宅に到着。
久々のツーリングは余裕を持って終了した。
さて、次は幕営ツーリングかな…。どこにしよう…。
> SaltyDog さん
ちぃ~す!!
日帰りツーとは言え、久々の長編レポ、お疲れ様でやんした。
読み応えバッチリ!!(b^ー°)でやんすよ。
因みに、あっしは鎌倉には、未だ一度も訪れたことがなく..。(汗)
先週の日曜日は良く晴れたんで、寒いながらもお出掛けには良かったかと。(^^;
久しぶりのバイクのエンジン始動に大分手こずった様でやんすね..。(^w^)
なんて他人事ではなく、あっしも似たようなモンで、去年のOFF会以来
2ヶ月近くほったらかしてたモンで、先々週久々にエンジン掛けた時は
足がもげるか!?くらいのキック30連発ですた..orz。
ヤパーリ、タマにはご機嫌伺いしないとアキまへんですな。
Mr.mudさん、こんちゃーっす!
コメントありがとうございますです。
まったくもって、たまに御機嫌取らないと駄目ですなぁ。
この日は帰宅してから燃料コックをオフにして、
キャブのガソリンが空になるまでエンジン掛けておきました。
これで次回はすんなり始動できる…はず…たぶん。
今週末はYプロジェクトですね。
お気をつけていってらっしゃいませ。
好天を祈っております!