6:00起床。朝食は7:00でお願いしてあるので、30分ほどテレビを見てだらだらすごす。
布団を片付けトイレを済ませ着替えて準備OK。
朝食はエボダイの干物にハムエッグ、その他もろもろ。
朝からガッツリ二膳食べ、7:30にチェックアウト。
7:35、宿の方々に見送られながら出発ー♪
R148を北上。寒いのですぐにフリースを着た。
7:40、県道433号=北国街道を左折。栂池に寄り道。
ロープウェイで湿原まで行ってみようかと思っていたが、雲が多そうなので止めた。
登っても景色が見えないんじゃね…。
8:00.R148へ復帰。
いくつかのトンネルを抜け、8:10、道の駅・小谷(おたり)で小休止。
肌寒いのでどうしてもトイレが近くなってしまう。
8:15、国境橋を越えて新潟県に入ると慰霊碑のある駐車スペースがあった。
構造線の真上に位置するため、この辺は水害が多い土地なのだ。
8:20、国道を離れ、姫川温泉街といくつかの集落を抜ける。
ややこしいが姫川温泉街で、また長野県に戻った。
今日はこの後も長野と新潟の県境を行ったり来たりすることになる。
8:30、林道姫川妙高線の起点に到着。しばらく進むとダートになった。
戸倉山、さらには雨飾山を眺めつつ、紅葉の中を快走。
視界の開ける展望スポットが多く、走っていて飽きない林道だ。
路面はほとんどフラットだが、ところどころ荒れている。
土砂崩れでマディだったり、路肩が崩落してたり。
だが二輪なら通行には支障無し。四輪も途中に何台か停車していた。
9:10、湯峠に到着してダートは終了。
舗装路になったとたん、四輪車と頻繁に擦れ違う。
ワインディングを少し降った地点にあった鎌池という池に寄り道。
この辺りも紅葉が美しい。暑くなってきたのでフリースはここで脱いだ。
小谷温泉の集落を経て、引き続き林道妙高小谷線へ接続。
谷間は一面見事な紅葉。うーん…素晴らしい。
松尾川を離れ、九十九折れの登りになる辺りから未舗装路になった。
紅葉目当ての行楽客か、交通量が多い。対向車がバンバン来る。
10:00、トンネルを抜け新潟県に入る。
乙見湖越しに妙高山が悠然と聳えていた。
ワインディングを下り、ニグロ川沿いに進む。
どこかの団体が発狂しそうな名前の川だ。
ツーリングマップルでは乙見湖に突き出た岬沿いに林道の本線が描かれてる。
しかし実際の道路は岬を大胆にショートカットしていた。
地図の路線らしき道も分岐していたので探索。
なかなかハードな道だったが楽しめたので良し。
本線に戻って、ほんのつかの間、火打山も望むことが出来た。
やがて未舗装路も終わり、10:35、県道39号に接続。
妙高山はすでに頭を雲の中に突っ込んでしまっていた。
牧場の脇を抜け、スキー場エリアのワインディングを降る。
眼下には午後に探索する予定の野尻湖と斑尾山が望めた。
11:05、R18を左折して、11:10、妙高高原駅に寄り道。
観光案内所でトイレ休憩。天気が良いのは嬉しいけど、ちと暑い。
11:25、R18に復帰して北上。
11:35、上越市に入ってすぐの右側、食堂ニューミサに到着。
10年近く前に、peachmanさんにご馳走していただいた地元民に人気の店だ。
客の大半が注文するミソラーメンがここの名物である。
普段、ツーリング先ではラーメンを避ける僕もミソチャーシューメン900円を注文。
たっぷりのタマネギとその甘みが染み出たスープは強く印象に残る。
その癖、最後の方になると一味の辛さやニンニクが顔を覗かせる。
表面を軽く焦がしたチャーシューも美味い。麺の量もなかなかあって、満足満足。
お昼時とあって家族連れが続々と来店。帰る頃には順番待ちの行列が出来ていた。
12:10、出発。すぐそばのGSで給油を済ませる。
時間が余りそうなので、怪しげな林道探索をしてみよう。
県道175号を左折し、県道262号を経て県道97号へ。
ちょっと山道へ入ってみたが簡易舗装の作業道。
すぐ行き止まりっぽいのでそこは退出。
少し戻って妙高パインバレーCCへ向かう二車線の舗装路へ進む。
ゴルフ場からスキー場へとワインディングをグングン登坂。
スキー場を過ぎると寂れた感じになったがまだ舗装路が続いていた。
っと、12:45、袴岳のの手前から右手に分岐する未舗装路があった。
一見、廃道チックだが地図で見ると抜けられそうな雰囲気だ。
四輪の轍もあるので突入してみた。
路面は落ち葉と泥ヌタでジメジメしてる。いかにも熊が出そうな雰囲気だ。
警戒のため、クラクションを時折鳴らしながら進む。
リアが滑って走りにくい。登り勾配だと辛いかも知れない。
降るにつれて道はなだらかになったが、廃道チックさは消えない。
っと、行く手に車が停められていた。
子供連れのおばちゃんが、熊避けの笛を鳴らしながらゴソゴソやってる。
たぶんキノコ採りだろう。尋ねてみたら、この先も抜けられるそうだ。よかったー。
廃墟のロッジを過ぎ、川沿いの林道に合流。13:05、人里に出た。
未舗装路は合計5km余り。ここまでの間に新潟から長野へと戻っていた。
県道96号を左折して、斑尾高原方面に進む。
13:15、花ヶ入林道の起点に到着。
さすがに有名どころ。フラットダートで走りやすい。
紅葉が綺麗だが、ここまでの間にたっぷり見たから感動はちと薄め。
13:30、斑尾支線林道の分岐を右折。ワインディングをウネウネ降る。
未舗装を期待していたのだが麓まで全線舗装されていた。うーん、残念。
野尻湖畔の県道96号に出た。時計回りにしばらく走る。
快晴なら湖の向こうに黒姫山が見えるのだろうが雲に隠れていた。
晴れてる日に再訪してみたい。
13:45、紫津林道を左折。林間のフラットダートを快走。
入ってすぐ右手に池があった。ルアーマンがいたがブラックバスだろうか。
斑尾林道本線に出るまでずいぶんと距離があった。
14:00、斑尾林道を左折。さっきの支線分岐まで走ってみる。
途中、4WD軍団とすれ違った。この林道もずいぶんと交通量が多い。
支線分岐のすぐ手前に、視界が開ける展望ポイントがあった。
野尻湖がよく見える。これで雲が無ければ文句なしなんだけどなぁ…。
14:10、分岐まで戻ったところでUターン。来た道を辿って南下。
途中、斑尾山の山頂方面に分岐した支線もあったが数百mで行き止まり。
14:30、県道96号に出た。うーん、微妙に時間が余っているなぁ…。
時間つぶしがてら、回り道でもしてみるか。
すぐ右手から南に分岐する舗装路(林道?町道?)を左折。
上信越道のさみずトンネルの上部を通過。
全線舗装されているが見晴らしは良い。
戸谷峰を過ぎて、14:45、T字路を右折。
…っとすぐ左に妙な角度で分岐する道を発見。
0.8車線くらいの未舗装路だが軽トラックの轍がある。
地図では数百mほど先までは道路があるようだ。
そこに抜けられるかも知れない。行き止まり覚悟で突入ー♪
暗い森の中をおっかなびっくり降ってゆく。
2km弱のシングルトラックを経て、現れたのは林檎畑。
赤く染まった林檎がたわわに実り、爽やかな香りを放っている。
やがて道は舗装路になり、中村という集落に出た。
予想していた道とは違うが、ま、完抜していたから良しとしよう。
14:55、県道60号に接続。牟礼の市街地を経て一路南下。
15:00、道路わきにあった産地直売所でお土産を物色。
さっき香りを嗅いで食べたくなったので林檎を購入してしまった。
さらに県道60号をひたすら南下。
15:30、R18に接続し、長野IC方面に進む。
県庁所在地の幹線道路だけあって混雑してるなぁ…。
15:45、県道35号を左折して長野ICへ…っと、その前に川中島古戦場に寄り道しとこう。
まずは佐久間象山の像に挨拶。古戦場とは思えない牧歌的な公園だ。
川中島合戦の史跡は併設された八幡神社に多くあった。
土塁や様々な謂れの木石が境内に配置されている。
信玄と謙信が対峙している銅像もあったが、謙信の太刀が重みで垂れ下がっているのが惜しい。
そういえば謙信=女性という説もあったなぁ…なんてことを思い出す。
16:10、出発。16:15、長野ICから上信越道に。
霧ヶ峰を右手に快走。段々と空が暗くなり始めた。
17:05、横川SAで釜飯の夕食。ついでに給油。
17:35、出発。そこから先はノンストップ。
18:05、藤岡JCTで関越道に合流。
渋滞をずっとモゴモゴしながら南下して、19:20に帰宅。
とんだ忘れ物でキャンプはできなかったが、紅葉は十二分に満喫できた。
枯れ山の冬景色になる前に、あちこち行って眼に焼き付けておくとしよう。