またくるどーほっかいどー


北海道での最後の朝も5:00起床。
朝食はいつもの納豆卵。
テントが夜露で結構濡れていた。
キャンプも最後なので日光で丹念に乾かす。
やはり結構寒いが、昨日の羅臼ほどではないな。

おなじみのメニューも今日で最後

おなじみのメニューも今日で最後

のんびり撤収していると、隣のテントのキャンパーも起き出してきた。
挨拶して会話。網走のオフローダーらしい。
今日は道東スーパー林道へ行く予定とのこと。うらやますぃ。
あの林道の辺りは熊は少ないよ、と教えてもらえた。
言われてみれば「ヒグマに注意」の看板を見かけなかったなぁ。
「ヒグマの縄張りは広くて、だいたい一山に一匹くらい。
だから、偶然会う確率も結構少ないんだよ。
それにバイクなら音を聞いて熊のほうが逃げて、隠れるし」
なーんだ、安心していいのか。
「あ、でもこないだ道南の林道で出たらしいけどね」
(;´Д`)…会うときは会うのね…

さて、もう一頑張り頼んます

さて、もう一頑張り頼んます

うらほろ森林公園 設備充実です

うらほろ森林公園 設備充実です

8:00過ぎ出発。
「17:00に苫小牧港フェリー乗り場」が今日のノルマ。
出航は19:00だが乗船手続きは90分前に済ませろ、と告知されてるのだ。
手続きの時間を考えると、17:00には到着しておきたい。
まぁとにかく西へ進まねば。R38を西走。
浦幌から十勝平野を経て日高山脈を越えるルートである。
襟裳岬を経由する南回りのルートも考えたが、時間の予想ができないので今回は避けることにした。
豊頃(トヨコロ)で道道73へ。R38の裏道を行く。こっちの方が空いているらしい。
9:10、十勝川温泉のローソンで休憩。
あの星崎さんと過ごしたキャンプ場のすぐ麓だ。
ついでにタウンページを貸してもらい、近くのバイク屋を探す。
明日はフェリーで仙台に上陸し、そこから東京までは高速走行。
オイルの交換時期をすでに過ぎていたので気に掛かっていた。
で、よさげなのが帯広のYSP。ヤマハのバイク専門店なので安心できそう。
こちらから見て、帯広の中心街の反対側の住所だ。
なるべく中心街を避けるように南下してR38を進む。
途中で電話を掛けて細かい場所を聞き、10:00過ぎ、YSP帯広に到着。
「フロントタイヤもだいぶ減ってるので、もし在庫があるなら交換したいんですが…」
とお願いしたら、丁度ダンロップのD605があった。ラッキー♪
店内をウロウロしながら、オイル交換とタイヤ交換を待つこと数十分。

YSP帯広 お世話になりました

YSP帯広 お世話になりました

新品のフロントタイヤ

新品のフロントタイヤ

そういえば紀伊半島でも交換したっけなぁ…

11:00、作業終了。これで後顧の憂いも無くなった。
帯広市街をよけるように北上して、道道75まで出て、再び西へ向かう。
十勝平野の向こう、日高山脈が段々近づいてきた。
途中で左折し、十勝川を渡り、御影でR38へ合流。
十勝清水市街をパスするため、すぐに裏道の広域農道へ折れる。
国道を避けて裏道ばかり使ってるが、市街地でのタイムロスは馬鹿にならないのだ。
迂回に迂回を重ねて、11:40、R274に合流できた。

日高山脈が刻々と近づく

日高山脈が刻々と近づく

十勝岳やトムラウシからの流れが十勝川に

十勝岳やトムラウシからの流れが十勝川に

丁度いい頃合なので、昼食。
十勝清水方面に少し走ったところにあった和食レストラン・潮という店へ。
注文したのは十勝牛のステーキ180g。
価格1575円。昨日から贅沢なものばかり食ってるなぁ。
レア気味の柔らかお肉に、醤油ベースの和風ソース。白ゴマ少々。
噛み締めると肉汁がじわーっと口の中に広がる。幸せ~♪
豚も美味いが牛も美味いぜ、十勝!

和食レストラン 潮

和食レストラン 潮

十勝牛ビフテキ (゚Д゚)ウマー

十勝牛ビフテキ (゚Д゚)ウマー

満腹のお腹を抱えて、12:20出発。
日高山脈を越える峠道、R274を西へ。
急勾配・急カーブのワインディングを登る。
最高所・日勝峠のトンネルを越えると、気候が一変。
太陽が燦々と輝き、気温もがらりと暖かくなった。

日勝峠の展望台より十勝平野を望む

日勝峠の展望台より十勝平野を望む

日高山脈の山頂付近は雲の中…残念…

日高山脈の山頂付近は雲の中…残念…

樹海を走りぬけ、13:30、道の駅・樹海ロード日高でトイレ休憩。
いいペースだ。フェリーには十分間に合う。
駐車場で知り合った埼玉の過積載セロー乗りと会話。
サイドバッグの熱対策などについて情報交換する。
道の駅の隣のGSで給油して、今度はR237へ。
沙流川沿いを冨川方面に進む。
急いでいるときは川沿いの道がよい。
勾配はなだらかで、カーブも緩めなのだ。

沙流川 かなり深い谷もありました

沙流川 かなり深い谷もありました

日高山脈の西側に出ても山頂の雲は…

日高山脈の西側に出ても山頂の雲は…

14:30、ちょっと暑くなってきたので、平取のローソンでアイスを食べた。
このままR237を進むと富川という町で海に出るのだが、それをショートカットするルートへ。
道道59~道道74で富川市街をパスし、鵡川(ムカワ)へ。
15:00、道の駅・むかわ四季の館のすぐ先にあったスーパーで買い物。
自分の土産に焼きそば弁当と氷下魚(コマイ)を購入。
さぁ、ここまで来れば苫小牧はもうすぐそこだ。
日高自動車道の無料区間を使って、鵡川ICから沼ノ端東ICまで一気に移動する。

道の駅・むかわ四季の館

道の駅・むかわ四季の館

日高自動車道・鵡川IC~沼ノ端東ICは無料♪

日高自動車道・鵡川IC~沼ノ端東ICは無料♪

交通量もそこそこ多かったが流れは速い。
一車線なので煽られないように必死にセローで流れに乗る。
20数分で沼ノ端へ到着。15:30には苫小牧港へ続く大通りへ出た。
もう、余裕。フェリーに乗るまで時間があるので、軽く食事を取ることに。
夕食には早すぎるが、フェリーでの食事はコストパフォーマンスが悪すぎるのだ。
陸にいる間に何か食べておいた方がいい。
ってなわけで、15:55、通りにあったラーメン屋・山岡家へ。
特製ネギ味噌ラーメン700円を食す。
チェーンのラーメン屋だが、味はまぁまぁかな。

山岡家 苫小牧店

山岡家 苫小牧店

特製ネギ味噌ラーメン それなりに美味しいっす

特製ネギ味噌ラーメン それなりに美味しいっす

…実はラーメンは、なるべく旅先で食べないようにしている。
麺類は大好きなのだが、地方でラーメンを食べてもなかなか満足できないのだ。
30分圏内に各種ラーメンの名店が揃っている、いわゆるラーメン激戦区に住んでるので…。。
インスタントやカップなら、別な料理として味わうんだけどなぁ…。。
食後、コンビニで漫画を購入してから、フェリーターミナルへ向かった。

コンビニにも「祝・駒沢苫小牧優勝!」の文字

コンビニにも「祝・駒沢苫小牧優勝!」の文字

16:20、フェリーターミナルへ到着。
早速、窓口で乗船手続き。
ん? 何やら張り紙が…。

台風16号の影響が予想され…

台風16号の影響が予想され…

Σ(゚口゚;
一瞬驚いたが、仙台から先、名古屋までの区間についてのアナウンスだ。
仙台までは心配なさそうなので、とりあえず安心してよかろう。
手続き後、ターミナルの売店で、友達用のお土産を追加購入。
定番だが六花亭のバターサンドクッキーなら文句は言われないだろう。

苫小牧フェリーターミナル

苫小牧フェリーターミナル

太平洋フェリー いしかり号

太平洋フェリー いしかり号

16:50頃から、バイクの乗船が始まった。
楽しかった北海道ともお別れだ。またいつか!
先頭グループに混じりスムースに乗船。
荷物は貴重品以外バイクにくくりつけたまま、船内へ。
共有スペースはかなり豪華で、まるで高級ホテル。
期待して二等客室へ行ってみた。

大広間ドーン 体育会系の合宿か!?

大広間ドーン 体育会系の合宿か!?

対照的に豪華な船内 ピアノまであるっす

対照的に豪華な船内 ピアノまであるっす

うわ。これまで乗ったフェリーの中でも最悪だ。一人分のスペースが狭すぎる…。
「気をつけ!」の姿勢で寝ないと、隣の人に腕や足が当たってしまう。
棚やロッカーなど、最低限の手荷物を置くスペースも無い。
枕元におきたくても、寝床の頭上はすぐ壁だ。
仕方なく皆、寝床の足元に置くので通路が殆ど塞がってしまう。
どこに寝るか、窓口で渡された乗船券で指定されているため移動するわけにもいかない。
まぁ一番安い席だから仕方ないと言われればその通りなのだが…。
とりあえず風呂へ。設備も綺麗で満足。
ちなみに、この船は風呂の時間制限がなく24Hいつでも入浴可能らしい。
風呂上りに缶ビールを一本飲んだが、食後時間が経ってないので全然美味くない。
そうこうしているうちにいよいよ出航。19:00。
「夜中腹減るだろうなぁ。夜食どうしよう」とか考えながら、
部屋で漫画を読んだり、共有スペースで文庫本を読んだりして暇をつぶす。
結局、21:00頃、ビュッフェでエビピラフを食べた。スープ付550円。
就寝は22:00だったかな。
隣の寝床の若者ライダー3人組は名古屋行きのようだ。
仙台から運航できるのか心配している。
そっかぁ、台風だもんなぁ…。
北海道・東北北部を除いて、明日は雨で荒れ気味、って予報だもんなぁ…。
…!? Σ(゚Д゚;
仙台から東京まで、バイクで自走って大丈夫なのかっ…!? 



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