例の焼きそばサイトだが、開設以来週に三回欠かさず更新している。
三日坊主が常なので、我ながら偉いと思う。
その焼きそばサイトで紹介したい店が会津にあったので、雪解けを待って福島方面をぐるっと巡ってきた。
一年前の原発事故以来、何かと気になるエリアでもある。
三月最後の週の木曜日、午前7:30くらいに出発。
大泉ICから東京外環道を経て東北道へ。合間に休憩を挟みながら北上。
東北エリアは三月一杯無料措置が取られているので、財布にも優しい旅である。
郡山JCTから磐越道に合流し、会津方面に進むに連れて周囲の雪が増えてきた。
猪苗代の辺りは除雪された道路以外は真っ白。磐梯山もまだまだ冬の山容である。
会津坂下ICを降りてR252を奥会津へと向かう。
周りは雪だらけだが降雪直後でない晴れてる日中なら凍結も心配無さそうだ。
12:15、JR只見線の会津宮下駅に到着。
目的の店、双葉食堂は駅前の通りにあった。
昔ながらの鄙びた食堂で、会津名物のソースかつ丼やカレー焼きそばがある。
このカレー焼きそばがまた変わった品らしいのだが、今回の目的は焼きそばラーメン。
塩原のスープ入り焼きそばにも似た品である。詳細はこちらの記事を参照してほしい。
食後は国道沿いにあった道の駅・尾瀬街道みしま宿へ寄り道。
土産になめこの缶詰を購入した。
今回の一番の目的は果たしたが、中通りに行きたい店が他にもいくつかある。
午後一時半という時間で、昼営業に間に合うか微妙だったが、再度高速に乗り、東へ戻る。
無料措置のため高速は割と混雑し、また災害復旧で一車線通行や交互通行も多かった。
磐梯山の麓を抜け郡山JCTを経由して二本松ICを降り、候補の店に到着したのが午後3時。
ぎりぎりで間に合わず、すでに昼営業は終わっていた。
「まぁここは明日来ればいいや」ってことで次の店へ。
再び高速道路に乗って北上。福島西ICで降りて福島西道路=R13を経て住宅街に。
15:40、本日の2軒目、たけやに到着。
メニューはラーメンと焼きそばの類しかない。
注文したのはチャーシュー焼きそば。
ソース後掛けタイプで、これもなかなか変わった焼きそばだった。
食べ終えて、また東北道に乗り、今度は南下。
17:30、予約しておいた須賀川の山清旅館に到着。
原発事故の波及効果か、平日だというのにこの辺の宿は軒並み満室で、かろうじて取れた宿である。
まぁなんというか優しいおばちゃんがもてなしてくれる、とても家庭的な民宿でした。建物はともかく。
荷物をまとめるなどしてから、19時、一人飲みに須賀川の町へ。
選んだのはとり峰という焼き鳥屋さん。
カウンターで隣に座った常連さんと仲良くなっていろいろと教えてもらった。
もともとはお肉屋さんで、豚モツ系にも強い店だそうだ。
そして〆はやっぱり焼きそば。
この店の名物にもなっていて、その常連さんも持ち帰りにしていた。
ボリュームたっぷりでなかなか美味しい焼きそばだった。
ビールやウーロンハイ、肴諸々でお会計は3千円余り也。
宿に戻ってあとは寝るだけ。
高速道路ばかり走った一日だったが、久しぶりに雪景色をバイクで走れて楽しかった。
天候や時間帯を選ぶ必要があるけど春先の雪国ツーリングは面白い。