先週末からの3連休ですが、また東京で過ごしてしまいました。
kihirohitoさんの出題したクイズを解いたり、久しぶりに会った友達と飲んだり……
で、昨日は演劇実験室◎万有引力という劇団の『書物の私生児』というお芝居を見てきました。
知らない方にはどこから説明すべきか分かりませんし、知ってる方には説明不要でしょうけど、
かつて寺山修司という人が主宰していた「天井桟敷」というアングラ劇団がありまして、
彼の死後、「天井桟敷」で主に音楽を担当していたJ・A・シーザーという人が
新たに立ち上げたのが「万有引力」という劇団です。(いいのかこんな説明で……)
今回は寺山修司の詩や短歌、散文をJ・A・シーザーの音楽に乗せて朗読する、という舞台でした。
(今回の公演では「J・A・シィザー」と記載されてましたが、モゴモゴ……)
と一文にまとめると単なる朗読劇と思われるでしょうけど、
全身をこれでもかと酷使しての肉体表現や映像・陰影を巧みに活用した演出、
そして洪水のような寺山の言葉とシーザーの音楽にただただ圧倒された2時間弱でした。
前日に観劇したJ・A・シーザー好きのソワカちゃんファン数人(※)から良い評判を聞いており、
それがきっかけで急きょ一人で当日券を狙って観に行くことにしたのですが、
期待していた以上に素晴らしい舞台でした。機会があればまた観に行きたいと思います。
※ソワカちゃんファンにはJ・A・シーザーのコアなファンが何故か多いのです。
J・A・シーザーについては『少女革命ウテナ』の楽曲で知ってる人も多いのかな……
自分はまだ作品を通してちゃんと見たことがないけど、一曲貼っておきます。
あと、これは全く余談になりますが実は高校の頃、僕は演劇部に所属してました。
文化祭だったか、とある公演で寺山修司の『狂人教育』という脚本を演じたことがあり、
そのせいか今でも寺山修司の作品には妙な因縁を感じてます。
まぁ高校演劇としてはちょっとそぐわない脚本でして、それを選ぶ顧問の教師も教師だと思いますし、
観衆からの評判も頗る悪かったように記憶してますが……えっと、それも含めて楽しかった思い出です。
K原先生、お世話になりました。