常州霞水周遊記


ホテルということでユニットバスのワンルームにベッドを予想していたのだが、意外にも和室だった。

ムチャクチャ殺風景な八畳間

ムチャクチャ殺風景な八畳間

四名はきついでしょ

四名はきついでしょ

外階段を下りて大浴場へ…(寒い)

外階段を下りて大浴場へ…(寒い)

3人で洗い場が一杯になる大浴場

3人で洗い場が一杯になる大浴場

キタワー.*:.。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。.:*!!☆
上記写真以外にも、いろいろポイントが高い。
・各部屋には内風呂・トイレやユニットバスなどは全く無い
・っていうか鍵がかかる普通の部屋
・建て増しのため廊下などは段差が多い
・二階のトイレに行くにも別の外階段へ一度出ねばならない
・トイレの洗面台は壊れていて手も洗えない
・お風呂は温泉ではなく「神秘」という不思議な石が入ってる(いろいろ効能があるらしい)
ホテルとは名ばかりの民宿だと思って泊まった方がよさげだ。
レストランも雰囲気はまさに食堂。
ただし期待していたよりも食事自体はまともだった。
ぶり大根の大根の皮が剥いてないのがちょっと気になったが、
きっと栄養を考えてのことだろう。ありがたいことである。
食べて寝るための場所、と割り切ってる僕には丁度いい宿である。
何にせよ、雨風しのげる一夜の宿を提供していただいたことには感謝せねばなるまい。

おひつでご飯が出ます 正直、かなり満足

おひつでご飯が出ます 正直、かなり満足

筑波山 部屋の窓から撮影

筑波山 部屋の窓から撮影

一日走った疲れも手伝って、その晩は完全熟睡。
翌朝は6時半起床。7時に朝食を取り8時、荷物を積んで出発。
いろんな意味で面白いホテルだった。
アミューズメント施設として考えると宿泊代金は妥当だと思う。
(ホテル名を知りたい方はメールで個別にお教えしますw)
さて、茨城ツーリング2日目。最初の目的地は筑波山。
ロープウェイで山頂まで登るため、昨夕通った道を再び登り、有料の筑波スカイラインをウネウネ進む。
で、8時半、ロープウェイの発着駅に到着。

ん?まさか…

ん?まさか…

運転休止期間中!?

運転休止期間中!?

・゚・(つД`)・゚・こんなんばっかり…
諦めてUターン。途中の景色で我慢するしかない。
ってか、帰宅後調べたら、離れた場所にあるケーブルカーは運行してたらしい…。_| ̄|○

一応、日本100名山のひとつです…

一応、日本100名山のひとつです…

筑波スカイラインから関東平野を望む

筑波スカイラインから関東平野を望む

気を取り直して目指したのは日本第二の広さを誇る湖・霞ヶ浦。
土浦を経て、湖畔に至ったのが午前9時半。
さぁ、ここから霞ヶ浦一周、約120kmの開始だ!
霞ヶ浦の湖畔の道路は未舗装の部分がかなりの割合を占めている。
ところどころ迂回が必要な箇所もあるが、湖の沿岸に沿ってほぼ一周が可能だ。
未舗装の部分はとても走りやすく、障害物もなく見通しもいいため思わずアクセルを開けてしまう。

霞ヶ浦越しに見える筑波山

霞ヶ浦越しに見える筑波山

霞ヶ浦湖畔は未舗装路がたっぷり

霞ヶ浦湖畔は未舗装路がたっぷり

今日は日曜。釣り人が多い。
ブラックバス狙いの若者にヘラブナ釣りのお爺さん。
鯉狙いだろうかセンサー付の竿を何本も出している人もいる。
鯉と言えば、昨年来鯉ヘルペス騒ぎで霞ヶ浦の養鯉業者は大変だろうなぁ…。
鯉、まだ食べたことないから食べてみたいなぁ…食べれるかなぁ…。
なんてことを考えつつ沿道の景色を眺めながら、ひたすら湖畔を進む。

野良牛!? いえいえ繋がれてます

野良牛!? いえいえ繋がれてます

これは珍しいタナゴ釣り 始めて見た

これは珍しいタナゴ釣り 始めて見た

霞ヶ浦は左岸・右岸・中岸で成り立ってます

霞ヶ浦は左岸・右岸・中岸で成り立ってます

ラジコンのモーターボートも疾走

ラジコンのモーターボートも疾走

ほぼ全面舗装済みの左岸の途中、霞ヶ関大橋のたもとに位置する道の駅・たまつくりに正午前に到着、トイレ休憩。
地元の方々による直売の露店を眺めてみると、鮎の塩焼き300円の隣に鯉甘煮450円を発見!
やれうれしや。お土産に即買い。
日が高くなってくるにつれて、だいぶ風が強くなってきた。

霞ヶ浦大橋と筑波山

霞ヶ浦大橋と筑波山

道の駅・たまつくり

道の駅・たまつくり

その後も、ひたすら湖畔を快走。 ぐるりと一周走行完了し土浦市街まで戻ってきたのは13:00。
ほとんど走ることに集中しても4時間半かかったが、結構楽しかった。

穏やかな日差しの下、煌く湖面

穏やかな日差しの下、煌く湖面

枯れた葦も霞ヶ浦っぽい風景です

枯れた葦も霞ヶ浦っぽい風景です

さて、腹が減った。せっかくなので昼食は川魚料理が食べたい。
うろうろ探しているうちに目に入ったのが「三浦柳」 。
高級な雰囲気の店だったが、表に出ていたランチメニューが手ごろだったのでそこに決めた。
道端にバイクを停めて店に入る。風が強いがまぁ大丈夫だろう。
小汚い格好で小奇麗な二階の個室に通された。仲居さんがわざわざ灯油ストーブを付けてくれる。
霞ヶ浦の眺めのいい部屋だった。で、注文したのはうな重(並)1600円。
鯉こくや鯉の洗いも注文したかったのだが、例の鯉ヘルペス騒ぎで注文が少なく、
その少ない注文に応じて鯉をつぶすことはできないので受け付けられないんです、と申し訳なさそうに断られた。
しゃーない。 事情を聞けば諦めるしかない。
並なのでうなぎの切り身は小さいが、老舗だけあってしっかりした味で美味しかった。
付け合せのレンコンも、霞ヶ浦の名産品らしい。満足満足。

川魚料理の老舗 三浦柳

川魚料理の老舗 三浦柳

うな重1600円 肝吸い付

うな重1600円 肝吸い付

食後、満腹になった腹を抱えてふと窓の外を見て愕然!
バイク倒れてる~!Σ(゚Д゚;)
あわてて支払いを済ませ、バイクの元へ。ヘルメットは坂を転げて数メートル先に。
あぁ~傷だらけ~。ヽ(TдT)ノ

駆け寄ってる最中の撮影なのでピンボケ

駆け寄ってる最中の撮影なのでピンボケ

この湖は野鳥の楽園でもあります

この湖は野鳥の楽園でもあります

午後2時半。そろそろ帰宅せねば。
せっかくなのでちょっと迂回して牛久大仏に寄ってみた。
ギネスにも認定されている最大の大仏らしい。
手のひらに奈良の大仏が乗る大きさだというから驚きである。

霞ヶ浦でかすかに見えた牛久大仏

霞ヶ浦でかすかに見えた牛久大仏

近くで見るとでかすぎ

近くで見るとでかすぎ

中へ入るほど酔狂ではないので外観だけ見てそのまま通過。
水戸街道へ出てあとは来た道を戻るだけ…渋滞気味で苦痛さが増した関東平野…
クラッチの握りすぎで左手の握力がなくなってきた…_| ̄|○
ようやく自宅へ到着したのが17:40。荷物を整理して、早速晩酌の準備。
つまみはもちろん、鯉甘煮。タッパーに移してレンジでチン。

鯉甘煮 見た目グロいけどめちゃくちゃ(゚Д゚)ウマー

鯉甘煮 見た目グロいけどめちゃくちゃ(゚Д゚)ウマー

卵の入った鯉をぶつ切りにして煮込んだだけだろうが、美味い!
鱗のゼラチン質やトロットロのハラミが絶品である。
鯉を食べたのは初めてだが、いやー、いいもの知った。
鯉ヘルペスのせいでこんなに美味いのかなぁ…もし、そうだとしたら…
初恋の味はカルピスだけど、初鯉の味はヘルペスってとこですか?
…こんな落ちでいいのかなぁ…?



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