いろんなサイトや意見を参考にコツコツと自作したスタッドレスタイヤもどき。
先週末、バイク屋で換装してもらったが、実際に氷雪路を走れるのだろうか?
全く役に立たなかった場合、北海道で死ぬことになる。さすがにそれは避けたい。
ってことで、どんなものか雪を求めて日帰りで長野まで行ってきた。
朝食を済ませてから自宅を8:30に出発。
「走れませんでしたー」という場合に備え、一応タイヤチェーンも携行した。
練馬ICから関越道に乗って、9:30に花園ICを降りた。
給油や休憩など挟みつつ長瀞経由で西へと進む。
10:15、道の駅・龍勢会館で小休止。すでに寒い。
ここでタイヤを簡単にご紹介。
前輪はダンロップのD603。後輪はブリジストンのTW302。
それぞれ横方向にサイプ(溝)を刻んである。後輪の方が溝の幅はやや広め。
さらに効くかどうか分からんけど、「アイスセンサーゆきみち」というやつも付けてみた。
ここまでの走行はノーマルタイヤとほとんど変わらず。
雪道も上手く走れたら後日詳しくまとめようかと思っているのだが…。
R299に接続して、10:45、志賀坂峠を通過。群馬県に入った。
11:00、道の駅・上野で再び休憩。
寒いのでトイレが近い。
11:10、R229を外れて、舗装林道の矢弓沢林道へ。
ぐいぐいと高度を上げてゆく。11:25、再びR299に合流。
気温が高めのせいか、特に問題なく抜けられた。
標高が1300mを超えた辺りから雪が目立ちはじめてきた。
日陰にはたっぷりと積もっており、路面も踏み固められて凍っている。
さて、走ってみると…滑る。。。が、全くグリップしないわけでもない。。。
急な動きをしなければ、一応坂道も登れる。うーん、しかし微妙だ。
11:30、群馬と長野の県境、十石峠に到着。
駐車場に停めようとしたが、透明な氷の上ではほとんどグリップしなかった。
うーん、なんだか期待はずれかも知れないぞ。
峠を越えたら路面はずっとドライなまま。
R299を下って、佐久でR141を左折。
12:05、ライダーにはおなじみの食事処、どんぶりや・風とりに到着。
馬刺身定食1050円を注文。昼飯を食べて午後に備える。
腹拵えをしたらいよいよ本番である。12:30、出発。
なんだか良いタイミングも雪が降り始めた。
松原湖を経由してr480を上るに連れ、雪の勢いも強くなる。
小海リエックス・スキー場を過ぎた辺りから積雪も目立ち始めた。
そのうち、完全に雪に覆われた状態になった。
凍った轍の上に新雪がうっすらと積もって実に走りづらい。が、一応は走ることはできた。
チェーンを巻いて来たときと同程度の速度だが、路面状況は今の方が悪かろう。
自分より先に行った車がUターンして戻ってきた。気持ちは分かる。
写真を撮ろうと路肩に寄ろうとしたら、轍に前輪を取られて転んでしまった。
もう転びたくないので轍に集中して慎重に進む。
走ってるうちにコツを取り戻してきた。
呼気に含まれる水分がシールドに付着して凍るのが厄介だ。
やはりゴーグルが必要か。
13:00、R299との合流点、麦草峠の閉鎖ゲートに到着。
冬季閉鎖したレストハウスの駐車場からは、雪に包まれた浅間山が遠望できた。
除雪された駐車場や踏み固められて凍った轍などは、さすがにグリップしにくい。
しかし両足を出したまま、そろそろと走れば、まず転ばずに済みそうだ。
こういった路面の走破性はチェーンを巻いたときと大差ない気がする。
白い圧雪路やドライな路面ならスタッドレスの方が快適だろう。
(ま、スパイクが最も確実なんだろうけど)
3月にキャンプした八千穂高原スキー場までR299を降りてみた。
スキー客がこっちを見ているが、仲間になりたそうではない。
ここでUターンして来た道を戻る。
13:15、稲子湯への分岐を右折。
交通量が少ないため、轍らしい轍もない真っ白な道だ。
林道なのでカーブが多く、勾配も急である。
ここを無事に抜けられたら、ま、ひとまず試走は成功と言って良いだろう。
しばらくは快適に走れた。雪が降っただけの道なら問題なさそうだ。
「これなら下まで降りられそう」と思ったが、谷を巻くカーブでステーンと転んでしまった。
バイクはツーッと2mほど滑って停止。立ち上がろうとすると足元がツルツルすべる。
どうやら沢水が凍った上に新雪が積もっていたようだ。これは厳しい。
路肩に停まってた車の運転手さんが降りてきて、起こすのを手伝ってくれた。
(この車にちょっと気をとられたのも転んだ原因の一つだろう)
運転手さんに心配を掛けるのは申し訳ないので、この先は諦めよう。
Uターンして雪道を戻った。(こっちのルートも大差なさそうだが)
分岐まで戻って、県道を下る分には全く問題なし。
やがて雪もなくなり、松原湖へ出て、13:42、R141へ接続。
結局チェーンは使わずに済んだ。
今日の目的は果たしたし、明日は休日出勤する予定なので疲れも残したくない。
時間はまだ早いが、さっさと帰ることにしよう。
R141を南下して野辺山から清里へ出て山梨県入り。
14:30、須玉ICから中央道に乗った。
双葉SAで休憩がてら、Mr.mudさんに試走の結果を報告。
まぁチェーンと同程度には走れるし、成功ってことにしましょうという話でまとまった。
帰宅したのは17:00。
心配は残るが、慣れれば割と行けそうな気がする。
今回は規定の空気圧だったが、本番では0.5くらいまで下げてみるか。
できればもう一度くらい試走しておきたいなぁ…。
バイクで雪道,すごいですね。
スタッドレスタイヤって,溝を含めて,ゴムのコンパウンドとかから滑りにくくなってるんじゃないでしたっけ?
普通タイヤだと寒い日はタイヤが温まるまで,舗装路でもグリップ弱くなってます。雪道だとタイヤ温まり難いんで,厳しそうな気がします。
郵便バイクみたいなスパイクタイヤにはしないんですか?
スタットマンさん、コメントありがとうございますー。
普通のスタッドレスタイヤは滑り止めにクルミの殻とか入ってるみたいですね。
まぁ、あくまでも「もどき」なんで、色々と割り切ってます。
スパイクタイヤも勿論考えたんですが、北海道だけならまだしも
東京に戻ってからの雪国ツーリングを想定した場合、
ドライな路面を走る量の方が圧倒的に多いんですよね。
それも考えてスタッドレスにしました。
ダーさんのLINKからきました。299号ツーリングお疲れさまです。十国峠は閉鎖されてからが面白いですよ~
冬季通行止めの期間も地元の方は利用してるそうです(ガソリンスタンドのおじさん情報)
のりさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
十石峠、また行ってみたいですね。
あるいはもっと積もったところへ行くかも知れませんです。
ほんとに年末年始北海道に行く期満々デスネ。
考えたんですが予備のタイヤ持込でを自作スパイク(ビス打ち込み)するかサイズ変えてビジネス車用の冬タイヤ履くのはどうでしょうか?
車でしたらゴム製チェーンでスパイク打ち込んでるのありましたね。
なるくまさん、コメントありがとうございます。
色々考えてのスタッドレス化なので、ま、このあれで行きますです。
ダメでもともとって感じですので、生温かい目で見守ってくださいませ。