6:00過ぎに起床。朝食は買い食いする予定なので調理なし。
外はまだ雨っぽいのでうだうだ過ごす。
今日の日程は時間的に余裕があるため、のんびりできるのだ。
7:30頃、日が差して来たのを見計らって、濡れたものを干しがてら撤収開始。
心配していたよりは良い天気になりそうだ。
8:15、おっちゃんに挨拶をして出発。
R194を少し下って、R33に合流。
コンビニで今日も野菜ジュースを飲んで、高知市街へ向かう。
県庁前を過ぎると道路はR32に名前を変える。
r16を左折して北上。8:45、ヤマテパンに到着。
ここでのお目当ては高知県のローカルフード、ぼうしパンだ。
文字通り帽子の形をしたパンで、高知県内でのみ普及しているらしい。
実際、昨日・一昨日に買出しで行ったスーパーにも同様の品が置いてあった。
具無しノーマルの品は残念ながら売り切れらしいので、つぶあん入りと抹茶を購入。
思っていたよりサイズがずっと大きい。これが今日の朝食となる。
R33へ戻って左折し、8:55、はりまや橋に到着。
うわ、ちゃっちいっ! 「ちっちゃい」だけでなく「ちゃっちい」!!
日本三大がっかり名所に数えられるらしいが、こりゃガッカリするわな。
近くのベンチに腰掛け、さっき買ったぼうしパンを食べる。
ツバの部分はカステラっぽく、ボディは普通のコッペパン風。
あん入りの方は、もろアンパンだった。サイズを考えると二つは多かったな…。
やや食べ過ぎた感じの朝食完了。9:10、胸焼け気味で出発。
R32を東へ進み、r35を右折。高知市街を抜け、海縁に出てr14を右折。
浦戸大橋を渡って、9:30、桂浜の駐車場に到着した。駐車料金50円。
ここへ来るのは二度目だ。竜馬像は相変わらずクールな表情である。
まだ朝早い時間帯なのに観光客が結構多い。さすが高知随一の観光名所。
高知市の近くって、はりまや橋と桂浜以外には高知城くらいしか行くとこないからなぁ…。
砂浜に木材で囲まれた区画があった。
何かと思ったらウミガメが産卵した場所のようだ。
岬に立つ社が気になって行ってみたが、多少眺めがいいという程度か。
その岬が下竜頭岬、浜を戻って竜馬像のある側が上竜頭岬という名前らしい。。
今日は時間が有り余りそうなので、浜に面した桂浜水族館へ入ってみる。入館料・1100円也。
一番の目的はアカメである。高知と宮崎の汽水域にのみ生息する幻の魚だ。
子供の頃、釣りキチ三平で存在を知って以来、憧れてきた魚に初対面。
聞き及んではいたがこれはデカイ! 飼育されてる中で最大のヤツは1.2m近いらしい。
なお、ここではストロボでの撮影も許可されている。
アカメという名前の由来となった目の反射光が楽しめた。
同じエリアの中央の水槽ではウミガメに餌をやることもできる。
ここの魚の多くは近隣の海で職員が自ら釣ってきたものらしい。
そのためか、外道バスターズでもおなじみの面々がいた。
ゴンズイ・クロホシイシモチ・ウツボ・オヤビッチャ…なかなか楽しい水族館である。
帰りしな、駐車場近くの売店でアイスクリン・200円を購入。美味い。
闘犬センターにも興味があったが、土俵入りや試合は1時間くらい先にならないと見れないらしい。
さすがにそこまで時間を潰すのも勿体無いので今回は諦めた。
10:40、出発。r14=黒潮ラインで西へと進む。
海岸沿いを直進してr23に接続し、仁淀川の河口を越えた。
11:00、宇佐大橋を渡って、r47=横浪黒潮ラインへ。
入り組んだ海岸線を走る断崖絶壁の快走路だ。
全体的な雰囲気は西伊豆に似てるのだが、海の色が違う。
11:30、r23に復帰。左折して大間市街でR56を左折。
須崎市街に分け入って、11:40、橋本食堂に到着した。
住宅街の路地裏でとても分かりにくい位置だ。GPSがなかったらかなり迷ったろう。
さて、この店で注文したのは鍋焼きラーメン(並)と小ライス。
須崎市のみで普及しているローカルフードで、この店の評判が特に高いらしい。
混雑した中、通された席で待つこと約25分。濛々と湯気が立つ土鍋がやってきた。
具は鶏肉・竹輪・ネギ。あと、鍋のなかに玉子が沈んでいた。
麺は延びにくくなってるのだろうか、普通のラーメンより腰が強い。
スープは鶏がらベースだが和風っぽい。小ライスにも良くあった。
店内に飾られた写真を見ると、高円宮御夫妻や橋本県知事他、芸能人も多数来店してるようだ。
さすが人気店。この日もかなり混んでいて、出る頃には満席だった。
表のホワイトボードに名前が次々書き込まれ、店隣の待合室に何人もいた。
食べ終わって、12:20、出発。R56を四万十市方面へ南下する。
中土佐市の久礼を過ぎると、海沿いを離れて山間の道になる。
12:50、七子峠でr41を右折。トンネルを一つ越えて山道を下る。
四万十川上流エリアの旧大野見村(現中土佐市)へ抜けて、r19に接続。
13:00、本日の幕営地、天満宮前キャンプ場に到着した。
このキャンプ場へは3連泊する予定である。
普段に比べて随分と早い時間帯だがテントを設営してしまおう。
風呂や買出しもさっさと済ませてしまおうと、13:50、出発。
それさえ済めば今日はもう何の予定もない。走りたかったコースは既に全て走った。
県道が工事中で四万十川を跨ぐ沈下橋が迂回路に使われている。
この橋は鈴ヶ森林道の入口に辺り、以前走った覚えがある。懐かしい。
r19を10分ほど北上して、四万十源流の家という宿泊施設に到着。
しかし風呂は16:00からと断られてしまった。残念、また後で来よう。
県道に戻って、すぐ目の前にある食料品店で買出し。
品数は少なく値段は高い。いかにも田舎の食料品店だ。
帰路、久万秋の湧水とやらが道端にあったが、水量が乏しいのでスルーした。
14:25、キャンプ場に帰還。
岩の椅子・テーブルに腰掛けて、早速、ジャコ天をアテに一杯飲んだ。
明るいうちから飲むビールは、格別だ。
少しずつ雲行きが怪しくなってきたが、まだ雨は降っていない。
ちょっと喉を潤したところで釣りをやってみた。
餌はそこいらを掘って出てきたミミズである。
ナマズを狙ってリール竿でぶっこんでみたが根がかりしまくり。
餌も全部取られてしまった。もう掘るのが面倒なので今日は断念。
明日、釣具屋に寄ってちゃんとした餌を買おう。
16:00過ぎ、再び風呂へと出発したが、1kmも行かないうちにパラパラと降りだした。
粒の大きさと空模様に不穏な気配を感じたので即Uターン。
キャンプ場最寄の商店で酒とツマミを少々補給して、16:20、帰還した。
(前述の商店よりさらに品数が少ない店だった)
テントの中でグビグビやりはじめると、やがて雨が本降りに変わった。
フライシートを激しく叩く滴の音を枕に、横になってゴロゴロとまどろむ。
うーん、こりゃもうテントの外に出たくないなぁ…。
今日の風呂はキャンプ場に併設されてるコインシャワーで済ませよう。
19:00ごろ、眼が覚めてまた飲み始める。今日は半日飲んでばかりだ。
冷凍の豚肉生姜焼きを刻んだキャベツと炒めてツマミにした。
その後、米を炊き、ツマミの残りにキャベツとウインナーを追加投入して夕飯に。
腹一杯だ。喰った喰った。食器を洗いがてら、コインシャワーを浴びた。
温水は100円で3分だが、冷たい水はいつまでも出るらしい。覚えておいて損は無い。
暗くなり始めた頃から、河原に地元のおっちゃんたちが集まり始めた。
発電機を回し、物凄く明るい光を熾している。話に聞いた火振り漁だろうか…?
連泊なので今度見に行こうと思ったが、翌日・翌々日はその機会がなかった。
「あの時、テントから這い出て行けば良かったなぁ…」と今でも悔やまれる。