濡れ手に阿波


今年は例年になくツーリングへ出掛ける回数が少ない。
特にソロでのキャンプツーリングは8月時点で皆無である。
理由は明らかだが、さすがに夏休みのロングツーリングは外せまい。
今回の目的地は四国。高知を中心にできるだけ幕営地は動かぬよう回る予定だ。
夏休み一日目の土曜日の夕方、東京港から東九フェリーに乗船。
この時点で既に雨に降られた。この度の先行きを暗示してるのだろうか…?
出発時点の週間予報では高知近辺に傘マークはなかったことを付記しておく。
今回も食堂が無いカジュアルフェリーだ。
冷凍食品の自販機が加ト吉からampmに変わってた。
サービスで渡されていた四回分のカードが無いが、こっちの方が味は良い。
とは言え、普通の店には適わないが。

既におなじみ 東九フェリー

既におなじみ 東九フェリー

船内の自販機はampmの製品に

船内の自販機はampmの製品に

メキシカンジャンバラヤ 翌朝の朝食です

メキシカンジャンバラヤ 翌朝の朝食です

夜が明けたら雨は上がってました 良かった…

夜が明けたら雨は上がってました 良かった…

船内で一晩寝て起きて、13:20、徳島港に上陸。
昼飯は我慢して食べずに下船した。R55に出て飯屋を探しつつ南下。
14時を過ぎると普通の店はランチタイム終わってしまうので、あまりのんびりと選んでられない。

徳島港上陸 分かりやすい絵だ

徳島港上陸 分かりやすい絵だ

13:45、日の出食堂へ入店。
カフェテリア方式の食堂で、徳島県で展開しているチェーン店らしい。
食べたのはチキン南蛮とその他。選んだ理由は何となくである。
味はともかくボリュームはあった。

徳島の外食チェーン 日の出食堂

徳島の外食チェーン 日の出食堂

チキン南蛮 まあまあでした

チキン南蛮 まあまあでした

13:55、食べ終えて出発。
R55=阿南道路をガシガシ南下。
幹線道路なのでつまらないが、ペースは速い。
何だか行く手に怪しげな雲が出てきた。
14:15、阿波橘で給油。1リッター@175円だった。

とてもいやーな印象を与える空模様

とてもいやーな印象を与える空模様

14:25、r26を左折。狭い道を抜けて東へと進む。
車が詰まって全然ペースが伸びない。
14:50、四国最東端の蒲生田岬(かもだみさき)に到着。
遊歩道の先、長い階段を上って灯台へ。
悪くないが、かといって最高というほどでもない微妙な眺めだ。
さすがにマイナーなだけのことはある。
携帯をいじりながらだと階段の長さが余り気にならないことを発見した。これは収穫だ。

四国の最東端、蒲生田岬

四国の最東端、蒲生田岬

うーん B級感が漂う微妙な眺め…

うーん B級感が漂う微妙な眺め…

15:00、出発。
またあの狭い道を伝って、国道まで戻らねばならない。
15:20、r200へ分岐。っと、雨が降り始めた。
たいしたことは無かったが、この後も何度か雨に降られた。
15:30、R55=土佐浜街道に復帰。
車列に混じって南へ進む。
15:45、道の駅・日和佐で小休止。
ここの物産館であの「ザ・すだち」を発見。内心、狂喜乱舞である。
徳島で普及している缶ジュースなのだが、前回散々探しても入手できなかった経緯がある。
はやる気持ちを抑えてナチュラルに購入。外のベンチですぐに飲んでみた。
甘味が押さえ気味でスッキリした味わいだ。お酒を割ったりしても良さそうだ。
ついでに買ったやまももドリンクはいかにも木の実という味で、これも独特の美味しさだった。

道の駅・日和佐

道の駅・日和佐

徳島が誇る柑橘飲料 ザ・すだち 安!

徳島が誇る柑橘飲料 ザ・すだち 安!

甘味ひかえめでサッパリしてて(゚Д゚)ウマー

甘味ひかえめでサッパリしてて(゚Д゚)ウマー

やまももドリンク これも(゚Д゚)ウマーでした!

やまももドリンク これも(゚Д゚)ウマーでした!

10分ほど休憩して出発。R55をさらに南下。
南阿波サンラインは時間に余裕が無いのでパス。
国道でも多少海の見える区間もあって、その辺りは楽しめる。
さて、ここから林道を2本ほど経由してキャンプ場へ…と計画していたが、どうにも時間に余裕が無い。
蒲生田岬までの往復で、思ったより時間を取られてしまったせいだ。
アプローチ路だけでも大した距離がある上、通行止めの恐れもゼロではなく、リスクが大きい。
仕方なく今日は林道は諦め、国道を使ってキャンプ場を目指すことにした。
16:25、宍喰のスーパーで買出し。
買い物袋は5円出さないと貰えなかった。
エコか…仕方あるまい。
16:45、出発。少し南下して高知県に入った。
17:00、野根でR493を右折。
ウネウネとした山道を上り、17:10、四郎ヶ野峠を越えた。
紀伊水道側から山を越えて土佐湾側へ抜けたわけだ。

R493=旧土佐浜街道からの眺め

R493=旧土佐浜街道からの眺め

四郎ヶ野峠(しろがねとうげ) 旅っぽくなってきた

四郎ヶ野峠(しろがねとうげ) 旅っぽくなってきた

今度は山道を下り、奈半利川の流域へ。
平鍋橋を渡って、さらに川沿いを下る。
対岸に大きくキャンプ場の文字があるが、渡る橋がなかなか見つからない。
何の案内も無い小道を左折して、それらしい橋を渡り対岸へようやく到達。
一応無愛想な「キャンプ場」の看板があるが、右とも左とも書いてない。
GPSが正しければ左だろう、と勘で進んで、17:35、小島キャンプ場に到着。

奈半利川沿い 小島キャンプ場

奈半利川沿い 小島キャンプ場

炊事場からの眺め セローの大きさで広さが伝わるか?

炊事場からの眺め セローの大きさで広さが伝わるか?

管理人も居ない無料のキャンプ場だ。
かなり広いが、ちょっと荒れた感じがする。
炊事場は一番奥にしかないが、入口付近のトイレにも一応水道があった。
今日の利用者は自分一人のようだ。適当な場所を選び、早速テント設営。
薮蚊が寄ってきたが、線香を焚くのも面倒なので無視することにした。

テント設営完了 とりあえず落ち着いた

テント設営完了 とりあえず落ち着いた

目の前を流れる奈半利川

目の前を流れる奈半利川

設営を完了し、荷物を中へ納め、とりあえず風呂へ。
18:05、対岸の国道沿いにある北川村温泉へと向かった。
3分ほどで到着。これは便利だ。近すぎる。
「中岡先生碩徳碑」というのが入口にあった。
中岡慎太郎が、この辺りの出身らしい。なるほどねぇ。
入浴料は700円。温質は硫黄を含むナトリウム泉でなかなか良かった。

北川村温泉 宿泊もできます

北川村温泉 宿泊もできます

地元出身の志士・中岡慎太郎を偲ぶ碩徳碑

地元出身の志士・中岡慎太郎を偲ぶ碩徳碑

さっぱりして幕営地へ戻ったのは18:55。
早速晩酌を開始。ツマミはトマト・上天・カツオのたたき。
上天はジャコ天の類の魚の練物だが、この類の名前はあまり厳密ではない気がする。
カツオのたたきは土佐流に薬味がたっぷり乗った品だ。
タレも付いてて完璧だった。美味美味。
御飯は炊かずにこれで夕食も完了とした。

初日からタタキ行きました! (゚∀゚)=3ウマー!

初日からタタキ行きました! (゚∀゚)=3ウマー!

雨には多少ふられたが、ま、まずまずのスタートだと思う。
明日は室戸岬へ行くつもりだったが、面倒臭いなぁ。
一度行ったことあるから、林道メインに予定変更するか…。



コメント

濡れ手に阿波 — 2件のコメント

  1. >>yumasoulさん
    いやいや、京都の貴邸にお邪魔させていただいたときも
    相当なものでしたよ~w

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