ヤンバル喰いな!


4:30起床。沖縄とは言え、さすがに肌寒い。
昨晩はほとんど寝てないのに、早起きしてしまった。
急ぐとすぐに予定が消化されてしまうので、なるべくのんびりしよう。
ガソリンストーブでのんびり飯を炊いて朝食。
この朝食で持ってきた米をいきなり使い切ってしまった。まぁ、どうにでもなるだろう。
おかずはポーク玉子。昨日、スーパーで卵をバラ売りしてもらえたのだ。当然、美味。

朝焼けの屋我地ビーチ 今日も天気は良さそうだ

朝焼けの屋我地ビーチ 今日も天気は良さそうだ

朝飯は手製のポーク玉子 (゚д゚)ウマー

朝飯は手製のポーク玉子 (゚д゚)ウマー

のんびり2度寝して、のんびり片付けして、のんびり、9:35、出発。
それまでの間に随分暑くなってきた。
うーん、今後テントは日影に張る方が良さそうだ。

出発するころには、だいぶ暑くなってきました

出発するころには、だいぶ暑くなってきました

さらば屋我地ビーチ 一晩お世話になりました

さらば屋我地ビーチ 一晩お世話になりました

屋我地島を北上し、古宇利島大橋で古宇利島へ渡る。
海が物凄く綺麗だ。橋からの釣り人が意外に多い。

古宇利島大橋 気持ち(・∀・)イイ!!

古宇利島大橋 気持ち(・∀・)イイ!!

エメラルド色の海がとてもとても綺麗です

エメラルド色の海がとてもとても綺麗です

古宇利島では最高地点まで登って展望など楽しんだ。
周囲のサトウキビ畑の雰囲気が素晴らしい。
梅雨のはずなのに実にいい天気だ。

サトウキビ畑の間道を行こう

サトウキビ畑の間道を行こう

目に痛いほどの緑と青

目に痛いほどの緑と青

彼方に見えるは伊是名島か

彼方に見えるは伊是名島か

道端に何気なく繋がれた馬

道端に何気なく繋がれた馬

10:25、本島に戻り、R58を北上。
10:30、開店直後の前田食堂に到着。牛肉そば600円を注文した。
器はそれほど大きくないが、ラーメン二郎を髣髴とさせる豪快な盛り付けだ。
もやしはシャキシャキで、黒コショウがこれでもかと入っている。
スパイシーで汗をダラダラ掻きながら食す。牛肉の風味も相まって実に美味かった。
食後、スープの底に溜まっていた大量の黒コショウなんて(゚ε゚)キニシナイ!!

大宜味村 国道沿いの老舗・前田食堂

大宜味村 国道沿いの老舗・前田食堂

牛肉そば ボリュームたっぷりで(゚д゚)ウマー

牛肉そば ボリュームたっぷりで(゚д゚)ウマー

10:50、出発。さらに北上し辺戸岬を目指す。
11:10、道の駅・ゆいゆい国頭などに寄り道。
天気の良い日曜と言うこともあって、観光バスが多い。
また、それ以上に多いのがバイクだ。
ツーリングの目的地は先端かつ交通量が少ないことが条件だ。
沖縄本島だと、どうしても北部先端になってしまうんだろうなぁ。

道の駅・ゆいゆい国頭

道の駅・ゆいゆい国頭

ヤンバルのシーサイドラインを快走

ヤンバルのシーサイドラインを快走

辺土岬のすぐ手前、宣名真(ぎなま)の集落から脇道へ入った。
11:40、急勾配を上りきった場所にある茅打ちバンタで小休止。
断崖絶壁からの絶景を楽しんだ。
海の透明度が凄い。上からでもよく分かる。

茅打ちバンタ近くの奇岩 バランスが怖い

茅打ちバンタ近くの奇岩 バランスが怖い

茅打ちバンタより宣名真漁港を俯瞰

茅打ちバンタより宣名真漁港を俯瞰

11:45、辺土岬へ到着。駐車場は地元のライダーだらけだ。
とりあえず岬の先端に行き、祖国復帰闘争碑を見学。
彼方に見える島影は鹿児島県の与論島か。
アメリカ統治下の沖縄の人々はどんな思いであの島を眺めたのだろう…。

辺土岬駐車場 バイクだらけでした

辺土岬駐車場 バイクだらけでした

辺土岬 西側の眺め

辺土岬 西側の眺め

彼方に見えるのは与論島か?

彼方に見えるのは与論島か?

本土復帰闘争碑

本土復帰闘争碑

目を南に転じると辺戸御嶽、別名・安須森御嶽(あすむぃうたき)の独特な山容が望める。
手前の物凄い断崖絶壁をダイバーが登っていた。
重そうなボンベを背負い、手にはフィン。辛そうだ。

国頭の聖地・辺戸御嶽を遠望

国頭の聖地・辺戸御嶽を遠望

暑さ凌ぎに売店で沖縄の定番・ブルーシールのウベ(ベニヤマイモ)アイスを購入。
いかにも芋、という甘みが不思議に美味い。
ついでに自販機でさんぴん茶も購入。さわやかな味わいのジャスミン茶である。
これも定番商品で、沖縄に滞在中ずっとお世話になった。

ブルーシールのウベ(ベニヤマイモ)アイス (゚д゚)ウマー

ブルーシールのウベ(ベニヤマイモ)アイス (゚д゚)ウマー

さんぴん茶 各メーカーから発売されてます

さんぴん茶 各メーカーから発売されてます

12:10、出発。県道70号=県道国頭東線で太平洋側を南下。
海は時々現れるが、あとはほとんど山の中。文字通りヤンバル(山原)だ。
奥の共同店で少し買い物。集落の町並みが実に良い雰囲気だった。

生誕100年 奥共同店

生誕100年 奥共同店

何気ない集落の佇まいに足を止めてしまう

何気ない集落の佇まいに足を止めてしまう

この辺りの『とび出し注意』の標識にはヤンバルクイナが描かれていた。
本当に出てくるのかねぇ…(苦笑)と思った矢先、右手の路肩から鳥が現れて目の前を横切った。
赤いくちばしに黒い体で、どうにも危なげにヨタヨタと反対の草むらに隠れて行く。
うーん、看板に偽り無しだった…。ってか、会えてラッキー♪

ヤンバルクイナ まじでとび出し注意

ヤンバルクイナ まじで飛び出し注意

ジャングルの多くは米軍の演習場とか

ジャングルの多くは米軍の演習場とか

13:20、平良でR331に合流しさらに南下。
13:25、慶佐次のマングローブ群生に寄り道。いかにも南国といった趣がある。
和名はヒルギと呼ぶのね。知らなかった。

平良の辺りのビーチ 綺麗な海ですねぇ~

平良の辺りのビーチ 綺麗な海ですねぇ~

慶佐次のマングローブ群生

慶佐次のマングローブ群生

二見でR329に接続。さらに先を急ぐ。
キングタコスを探して金武の街中でちょっと迷ってしまった。
始めは2号店へ行ってしまったが、案内の紙を見て1号店へ転進。

キャンプハンセンの目の前をウロウロ

キャンプハンセンの目の前をウロウロ

14:20、キングタコス1号店(=パーラー千里)に到着。
うわ、凄い内装だ。昭和の場末の温泉街のキャバレーみたいだ。
注文したのはタコライス野菜チーズとコーラS。
米の量が予想以上に多い。1合くらいあるんじゃないか。
米兵相手だからこれくらい量がないとダメなのかな。
味はいいのだが量が辛い。サルサソースとケチャップを掛けながら何とか完食。
ふぅ、腹一杯だ。夕食は遅めの時間に取ろう。

タコライス発祥の店・パーラー千里

タコライス発祥の店・パーラー千里

元祖タコライス ボリュームたっぷりで(゚д゚)ウマー

元祖タコライス ボリュームたっぷりで(゚д゚)ウマー

14:45、出発。もう今日は予定がない。
とりあえずキャンプ場へ行ってしまえ。
R329を西南に進んで、15:05、具志川野外レクリエーションセンターに到着。
cultkingさんに勧められたキャンプ場だ。受付で200円支払う。
シャワーは100円掛かるとのこと。事前情報と違うけど、その程度なら、まぁいいや。
テントサイトはバイクの乗り入れ可だそうだ。
親子連れが仲良く遊ぶ中をバイクで分け入るというのは、なんとなく済まない気がするが仕方ない。
今朝の日差しに懲りて、朝も日影になりそうな林間を選んでテントを設営。

具志川野外レクリエーションセンター

具志川野外レクリエーションセンター

木陰の涼しさにくつろいでしまい、しばしテントの中でゴロゴロ。
16:30、時間が勿体無いので残波岬方面へ行ってみることにした。
県道6号からR58を経て再び県道6号へ。途中、ルネッサンスビーチに寄り道。
16:45、真栄田岬に到着。波に浸食された断崖の奇観を楽しむ。
ダイバーが大勢いた。駐車場は一杯だ。

恩名海岸 ルネッサンスビーチ

恩名海岸 ルネッサンスビーチ

真栄田岬 人気のダイビングスポットらしい

真栄田岬 人気のダイビングスポットらしい

さらに西へ向かって県道を離れ、17:10、残波岬に到着。
断崖と珊瑚礁が組み合わさった迫力ある地形だ。
灯台へ登って眺めると周囲の地形がよくわかる。
昇降でヘトヘト。太ももが筋肉痛になるかなぁ。
断崖には釣り人が多かった。
一人、タモを構えたが、どうやらバラしてしまったようだ。

残波岬のシンボル 残波岬灯台

残波岬のシンボル 残波岬灯台

迫力ある断崖が彼方まで続いてます

迫力ある断崖が彼方まで続いてます

釣り人多し 可愛そうに一匹バラしてました

釣り人多し 可愛そうに一匹バラしてました

西側も遠浅の独特の地形

西側も遠浅の独特の地形

 
南西諸島特有の植物相も印象的だ。
ここも紅芋アイスが名物らしいが、さすがに止めといた。

内地ではたぶん見たことない植物

内地ではたぶん見たことない植物

廃バスを利用したパーラーはスルー

廃バスを利用したパーラーはスルー

17:35、残波ビーチへ移動。
干潮でむき出しになった珊瑚ベースのエリアは黒ナマコだらけ。
タイドプールの様々な生き物相手に、ずいぶんと時間を費やした。

残波ビーチ 珊瑚のエリア

残波ビーチ 珊瑚のエリア

黒ナマコだらけ 踏みまくり

黒ナマコだらけ 踏みまくり

アナハゼの稚魚かな 肉が緑色だ…

アナハゼの稚魚かな 肉が緑色だ…

先っぽに毛に包まれた小さなカニ…分かる?

先っぽに毛に包まれた小さなカニ…分かる?

夕焼けまでここでねばろうかと思ったが、飽きたのでキャンプ場に戻る。
18:20、出発。県道6号に出てR58経由で県道74号に接続。嘉手納方面に出た。
基地の近くなので当たり前なのだが、米軍関連の車輌が多い。
18:45、トイレに寄った道の駅・かでなでは、戦闘機の模型が売られていた。

道の駅・かでな

道の駅・かでな

段々と日が暮れてきたが、知花のスーパーでのんびり買出し。
19:40、キャンプ場へ戻る。あれ? Σ(゚口゚; ゲートが閉まってる…!?
なんと締め出されてしまったようだ。鍵まで掛かっている。
脇の階段から管理棟の事務所を外から覗いてみた。
電気はついてるが人影は無い。自動ドアも閉ざされている。まじかよ…。

どーすんの? どーすんの、おれ??

どーすんの? どーすんの、おれ??

まず管理棟に本当に誰もいないか確かめねば。
ドアの張り紙でここの電話番号を調べてみる。…っと、館内に人影が!
ノックしたら気付いてくれた。警備員のおじさんだ。助かった。
別に締め出した訳でなく、職員は帰ったのでゲートを閉じたそうだ。それにしても人騒がせな…。
戻ってきたら開けるつもりだったそうだが、ドアの向こうの人影に気付かなかったらどうなっていたことか…。
これが噂のテーゲー主義というやつだろうか。
とりあえずゲートを開けてもらって、一安心。
シャワーの使用も全く問題ないらしい。そのままざっと浴びて、テントへ戻る。
着替えてサッパリ。(*´Д`)=3 フゥ
もう21時近いが、軽く晩酌。
つまみはフーチャンプルーにゆし豆腐、海ぶどう。
フーチャンプルーは初めて食べた。
歯応えのある沖縄麩が玉子と絡んで乙な味わいだ。

本日の晩酌 サッパリ系でまとめました

本日の晩酌 サッパリ系でまとめました

フーチャンプルー 沖縄麩が(゚д゚)ウマー

フーチャンプルー 沖縄麩が(゚д゚)ウマー

海ぶどうは軽く水洗いして、青ジソドレッシングを付けて食べる。
粒々のプチプチした食感が楽しい。ドレッシングを上から掛けるのはNGとのこと。
ゆし豆腐はおぼろ豆腐のようなふわふわの状態の豆腐で、普通はビニール入りで売られている。
僕が購入したのはプリンのような容器で食べやすいタイプだった。
大豆の味が丸々残っていてこれまた美味い。汁も飲んでしまった。

海ぶどう プチプチ粒々が(゚д゚)ウマー

海ぶどう プチプチ粒々が(゚д゚)ウマー

ゆし豆腐 ふわふわプルプルで(゚д゚)ウマー

ゆし豆腐 ふわふわプルプルで(゚д゚)ウマー

締めはうずまきパンとまた玄米。
疲れた体には丁度良いかと思ったが、やっぱりどちらもすこぶる甘い。
少々胸焼け気味になる…うぷ…。

うずまきパン 砂糖がジャリジャリして(+д+)アマー

うずまきパン 砂糖がジャリジャリして(+д+)アマー

昨日とは違うメーカーの玄米だけど(+д+)アマー

昨日とは違うメーカーの玄米だけど(+д+)アマー

AirH”で掲示板をチェックしてみたら、どうやらサーバーがダウンしてるらしい。
諦めて眠りに就いたが、何やらキャンプ場の下の方が賑やかだ。
近所の若者が宴会でもしてるのだろうか、深夜までテントの脇を人が往来した。
うーん。なんだかんだでハプニングがあるなぁ…。



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