めんそーれ沖縄


今年もGWの代休で9連休が手に入った。
今回の旅先は沖縄と随分前から決めていた。
これで日本の全都道府県・最南西端を制覇する予定である。
本島だけでなく離島もいくつか回りたい。
計画はいつも以上に綿密に行った。
まず本島はセローでキャンプしながら回りたい。
だがフェリーで運ぶと拘束日数で日程の大半を費やしてしまう。
いろいろ調べてトーリクバイクパレットを利用することにした。
Club-YAMAHAの会員価格で費用は58,970円。高いが時間の節約を考えると仕方ない。
レンタルバイクの方がずっと安いが、こういう無駄遣いもたまには良かろう。
僕本人の移動はオーソドックスに空路を使用。
土日の便ということもあり、羽田-那覇間は往復で28,400円
離島めぐりは周遊券の美ら島きっぷ 39,500円を利用。
この時点で13万近くが飛んだ。(゚∀゚)アヒャ 大半を占めるバイク輸送費が激痛い。
せめて離島での宿をゲストハウスにすることで節約しよう。

セローは一週間前に運送会社へ受渡完了

セローは一週間前に運送会社へ受渡完了

さて、一日目の朝は自宅にて4:00に起床。
寝坊しないか不安だったので、ほとんど寝ずに起きた。
バイクは一週間前に輸送会社に預け、すでに沖縄に到着している。
というわけで、少しの手荷物だけを持って出発。
4:45野方発の電車に乗り、馬場で山手線に乗り換え。
浜松町でモノレールに乗り換えて、6時前に羽田第1ターミナルに到着。
まずは搭乗手続きを済ませた。

東京モノレール 早朝の浜松町駅

東京モノレール 早朝の浜松町駅

ついに空港まで利用するようになったか…

ついに空港まで利用するようになったか…

実は一人で飛行機に乗るのは初めてである。
というか飛行機自体、生まれて2度目である。
ドキドキしながらチケット入手。早起きしたので眠い。
搭乗前に売店でおにぎりを2個買い朝食を取る。

あれに乗るのだ わーいわーい

あれに乗るのだ わーいわーい

やがて6:55発のスカイマーク・エアライン511便への搭乗開始。
そして離陸。通路側の席だが、窓の外も割りと見える。
わーい。空飛んでる、すごいなー。良い眺めだなー。
と内心はしゃぎながらも、大人しくしていた。

機内の様子 はしゃいでる人はいませんね

機内の様子 はしゃいでる人はいませんね

雲が多いのが気になります…

雲が多いのが気になります…

9:25、那覇空港に到着。
雨がポツポツ降っていたが気にならない程度だ。
ここからバイクを引き取りにタクシーで那覇新港の琉球物流へ向かう。
途中、沖縄の町並みを車の窓から眺めた。やはり内地とどこかが違う。
那覇新港に着き、タクシーを降りて琉球物流の事務所へ。どこで受け取るのか、少しうろうろ。
10:40、ようやくセローとご対面~♪ 暖機しながら荷物を整理していざ出発。

さぁ、いよいよ沖縄ツーリング開始!

さぁ、いよいよ沖縄ツーリング開始!

沖縄の幹線道路R58に出て、まず名護方面の北東へと進む。
まばらだった雨は、そのうち完全に止んだ。
しばらく走って気付いたのだが、こっちの車の巡航ペースは随分ゆっくりだ。
あと、片側3車線もあるのに、内側2車線は二輪車通行禁止だったりする。むかっ。

道沿いにあった歓海門 信号待ちで撮影

道沿いにあった歓海門 信号待ちで撮影

街路樹がヤシの木だったりする点が沖縄~♪

街路樹がヤシの木だったりする点が沖縄~♪

北谷町(ちゃたんちょう)で国道を離れ西へ向かい、11:20、海辺の食堂・浜屋に到着。
会社の同僚から教えてもらった一押しの店である。
お腹も空いてるので早速、浜屋そば大450円を注文。
麺も汁も具もあっさりした味わいだ。ぷるぷるの軟骨ソーキが実に美味い。
ボリュームもあったのだが、最後の一滴まで全てあっという間に完食。
もっと食べたいが、次の店のためにあえて我慢し、食欲をキープしておくか。

北谷町の人気店・浜屋

北谷町の人気店・浜屋

浜屋そば 軟骨ソーキがメチャ(゚Д゚)ウマー

浜屋そば 軟骨ソーキがメチャ(゚Д゚)ウマー

食べ終わって店から出、何気なく携帯を確認。
とあるクライアントからトラブル発生のメールが来ていた。
むぅ。やはり今回の旅でも早々に始まったか…。
さっさと決着したいので直接電話して対応。無事に落着。(;-_-) =3 フゥ
11:45、気を取り直して、出発。
R58に出て、名護方面へ一気に北上。
恩名の辺りから海岸沿いの道になる。
時々停車してビーチを物色。砂と海の色がやはり内地と違う。
12:45、道の駅・許田でトイレ休憩。段々と暑くなってきた。

瀬良垣の辺りのビーチ いいねぇ

瀬良垣の辺りのビーチ いいねぇ

道の駅・許田

道の駅・許田

名護はスルーしてR449に合流し、本部方面へとさらに北上。
本部で国道を離れ、13:20、きしもと食堂に到着。
有名店のため混雑していたがすぐに入れた。そば(小)450円を注文。
麺は腰が強く、ソーキは濃い目の味付けだ。
浜屋とは異なるインパクトの強い美味さである。なるほどねぇ~。

きしもと食堂 こう見えて創業1905年の老舗

きしもと食堂 こう見えて創業1905年の老舗

そば(小) 腰の強い麺が(゚Д゚)ウマー

そば(小) 腰の強い麺が(゚Д゚)ウマー

店を出たその足ですぐそばの新垣ぜんざい屋へ入り、デザートにぜんざい200円を注文。
「きしもと食堂→新垣ぜんざい屋」というのはここの定番コースらしい。
沖縄のぜんざいは、甘く煮た金時豆にカキ氷を載せた独特の氷菓子である。
こちらでは定番商品らしく、あちこちの行楽地でも必ずメニューに「ぜんざい」があった。
これまたさっぱりした甘さで美味。シャクシャクといただいた。

新垣ぜんざい屋 最近改築した綺麗な建物

新垣ぜんざい屋 最近改築した綺麗な建物

ぜんざい 冷たくて(゚Д゚)ウマー

ぜんざい 冷たくて(゚Д゚)ウマー

沖縄の民家って本島にシーサーが乗ってるのね

沖縄の民家って本島にシーサーが乗ってるのね

こじんまりした港 あれに見えるは本部大橋

こじんまりした港 あれに見えるは本部大橋

13:45、出発。さらに北上して、海洋博公園に向かう。
13:55、駐車場にバイクを停め、公園内を歩いて、沖縄美ら海水族館へ。
今回の旅は未舗装林道が無い分、観光地と食べ歩きがメインになってしまうのだ。

海洋博公園 彼方に見えるは瀬底島

海洋博公園 彼方に見えるは瀬底島

沖縄美ら海水族館 悪い評判を聞きませんな

沖縄美ら海水族館 悪い評判を聞きませんな

入場料・1800円を支払って中へ。
カップルと家族連れ、団体客で混む中を単独行動でサクサク見学。
ほとんどの水槽は他の水族館と同じ規模だが、見せ方が巧いのか迫力がある。
まるで海の中に潜っているかのように楽しめた。

ハタの仲間 ドアップー

ハタの仲間 ドアップー

サメ 目が空ろですよ

サメ 目が空ろですよ

ウミガメ 優雅に泳いでますー

ウミガメ 優雅に泳いでますー

黄色のウツボ類 でかくてオソロシス

黄色のウツボ類 でかくてオソロシス

そして目の前に現れた名物の巨大水槽。
ジンベイザメやマンタが悠々と泳ぎ回っている。大迫力だ。こりゃすごい。
こんなの釣れてもあげられるわけないわ。

美ら海水族館名物の巨大水槽

美ら海水族館名物の巨大水槽

目の当たりにするジンベイザメやマンタ 大迫力!!

目の当たりにするジンベイザメやマンタ 大迫力!!

ちゃっかりコバンザメもついてるのね

ちゃっかりコバンザメもついてるのね

こんなの釣れてもあげられません

こんなの釣れてもあげられません

その先は興味のある展示だけを見て撤退。
あぁー、面白かった。確かにここは訪れて損は無い。
沖縄へ行く機会があったら、ぜひどうぞ。

ダイオウイカ でっかー

ダイオウイカ でっかー

さらば美ら海水族館 楽しかったぞー

さらば美ら海水族館 楽しかったぞー

15:10、出発。505に出て東へ向かう。
時間が余りそうなので、すぐ近くにあった今帰仁城(なきじん・ぐすく)へ寄り道した。
拝観料は150円。想像していたよりずっと大きな規模だ。
内地の戦国時代の城跡と比べても遜色ない。

今帰仁城跡 沖縄本島北部の代表的な城跡です

今帰仁城跡 沖縄本島北部の代表的な城跡です

正門 裏手の石段で門の上にもちゃんと登れます

正門 裏手の石段で門の上にもちゃんと登れます

門から廓に至る石道 長くて疲れた…

門から廓に至る石道 長くて疲れた…

今帰仁の城郭と東シナ海を一望

今帰仁の城郭と東シナ海を一望

ここもそうだが沖縄は外国人の観光客が多かった。
米軍関係者だけでなくバックパッカーもよく見かけた。
安宿も多くて居心地が良いのだろう。

本丸跡 遠い昔に思いを馳せる…

本丸跡 遠い昔に思いを馳せる…

火の神(ひぬかん)を祀った御獄(うたき=拝所)

火の神(ひぬかん)を祀った御嶽(うたき=拝所)

15:50、出発。さて、そろそろ幕営地を決めねば。
ここまでの途中、心当たりをつけておいた塩川ビーチをチェックしたが、周辺工事中で使用不可。
他のビーチを物色しながら本部半島の北東岸を進む。

サトウキビ畑の未舗装路 やっぱダートは楽しい

サトウキビ畑の未舗装路 やっぱダートは楽しい

マングローブ群生 遠くてワカラン

マングローブ群生 遠くてワカラン

R505で羽地内湾沿いを走り、R58に合流。
屋我地方面へ分岐する交差点にあったコンビニで小休止。
ここで沖縄のローカルドリンク・玄米(げんまい)を飲んだ。
名前の通り主原料はあの玄米である。
飲んでみると、ゆるゆるのおかゆを黒糖で無理やり甘くしたような味だ。
実際の甘さはたいしたことないのに、ドロドロした食感のせいでしつこく感じる。
うーん…変だが飲めないことは無いな。

沖縄独特の飲み物・玄米(げんまい) (-Д-)微妙ー

沖縄独特の飲み物・玄米(げんまい) (-Д-)微妙ー

羽地内湾は干潟が多し 貝拾ってるのかな?

羽地内湾は干潟が多し 貝拾ってるのかな?

結局、幕営地はツーリングマップルに載っていた有料の屋我地ビーチに決定。
16:55、チェックイン。入場料・駐車代・テント泊代で、しめて1200円也。
本島の有料ビーチでのキャンプはゲストハウス並みに高いようだ。
探せば無料でもっと良いキャンプ場もあるだろう。リサーチ不足が悔やまれる。
でもま、いろいろ設備は整ってるし、文句を言われないからいっか。野宿だとハブ怖いし。

沖縄での最初の夜は屋我地ビーチでテント泊

沖縄での最初の夜は屋我地ビーチでテント泊

早速テントを設営して買い出しに。
近隣の集落をうろうろとスーパーを探して走り回る。
何件かあったが、何故か後に見つけるスーパーほど大きくなる。ちぇ。
ビーチに戻って、オリオンビールを飲みながら釣り開始。
餌は管理人さんに特別にタダで分けていただいた。
前のお客さんが残していった冷凍オキアミが半パックだけあったらしい。
ぶっこんだ第一投が着水すると同時に、すぐ側で驚いたのか、いきなり魚が跳ね上がった。
30cmほどのタイの仲間のようだ。キビレかな。これはいけるかも。

のんびり晩酌しながら釣り開始

のんびり晩酌しながら釣り開始

ただでもらえた冷凍オキアミ半パック ラッキー♪

ただでもらえた冷凍オキアミ半パック ラッキー♪

晩酌のツマミはイラブチ(青ブダイ)の刺身。
少し筋があったが癖の無い味だ。だが、これだけでは物足りない。
追加の肴、いや魚が掛かってくれないものか。
潮風にあたって晩酌しながら、20:00くらいまで粘ったが結局アタリ無し。
ゴカイやアオイソメなどの虫餌の方が良いのだろうか。うーむ。

本日の晩酌セット やっぱオリオンビールっしょ!

本日の晩酌セット やっぱオリオンビールっしょ!

イラブチ(イラブチャー=青ブダイ)の刺身 (゚Д゚)ウマー

イラブチ(イラブチャー=青ブダイ)の刺身 (゚Д゚)ウマー

釣りは諦めて、晩飯で締め。
共同売店で買った飯とオカズの詰め合わせ150円。安!
ポークに天ぷら、ゴーヤチャンプルー、もやしチャンプルーがギューギュー詰めだ。
値段の割りに量があって美味かった。沖縄って(・∀・)イイ!!

本日の晩飯 150円だけど素朴に(゚Д゚)ウマー

本日の晩飯 150円だけど素朴に(゚Д゚)ウマー

日本の中でも独自の文化と歴史の地・沖縄。
未舗装林道は無いが、充実した旅になりそうだ。



コメント

めんそーれ沖縄 — 4件のコメント

  1. 初日から楽しそう。
    沖縄ソバと水族館は必食必見ですね。
    今帰仁城跡は歴史マニアとして興味ありですが
    オフブーツで回るのはつらそうですな。

  2. 黒さん、こんちゃーっす。
    確かにオフブーツでは辛いでしょうけど
    未舗装林道ほとんど皆無の沖縄なので、
    そもそもオフブーツを履く必要が希薄かと…(・∀・;)
    この今帰仁以外もあちこち城跡にいったのでお楽しみに~。

  3. ささきんぐさん、こんちゃーっす。
    ご無沙汰しちゃってますね。
    石垣の前に宮古編が待ってるでやんす。
    鋭意執筆中。しばしお待ちを。

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