秋真っ只中、体育の日を絡めた三連休。
天気予報は芳しくないが、R352を使った会津・新潟ツーリングを計画通り決行することにした。
ちなみにこの日の前の日は36歳の誕生日。いつまでこんなレポを続けるのだろう。
土曜の朝は6:00に起床したのだが、つい二度寝。7:00に目を覚ました。
いやはや、あやうく昼近くまで寝てしまうとこだった。
慌ててパッキングして、8:40、出発。
9:00、大泉ICから東京外環自動車道へ乗り、東へ進む。
9:10、川口JCTから浦和料金所を経て東北道へ接続。
9:50、佐野SAで給油。10:05、都賀西方PAでトイレ休憩。
それ以外は休憩せずに北上。途中、雨がパラついたが雨具は着ず。
それよりも猛烈な横風が怖かった。
10:50、塩原ICを降り、R400で箒川沿いに塩原温泉方面へ進む。
脇の深い谷は潜竜峡と呼ばれているそうだ。
山間だけあって雨が降りはじめたが、やはり雨具はつけず。
11:10、塩原温泉に到着するも目的の釜彦は本日休業の張り紙。
塩原名物のスープ入り焼そばを食べたかったのだが残念。
もう一件、たしかこばや食堂という店もあったはず…と諦めずに探して、11:25、発見。
スープ入り焼そばにありつくことが出来た。注文したのは特大800円。
炒めた焼そばを中華風スープに投入した文字通りスープ入り焼そば。
見た目はラーメンぽく思えるが、ソースが滲みたスープは全くの別物。
紛うことなくジャンルは焼そばである。予想していたよりも美味い。
なるほど名物になるのも頷ける。はぁー、うまかったー。
食べ終わって地図を見ていたらバイク数台が行過ぎた。
赤いXRもいた気がする。もしかしたら今宵、合流予定のemiさんだろうか?
出発してしばらく進むとコンビニの駐車場にさっきのバイクたちが停まっていた。
XRのライダーが手を振っている。やはりemiさんだったか。
手を振り返してひとまずさらば。夕方お会いしましょう。
12:00、県道266号=塩那道路を右折。
スカイラインとして計画され陸上自衛隊の協力で切り開かれたオフローダーの間では有名な道である。
しかし余りに峻険なエリアのため、計画はなかなか進まず維持費だけが嵩む一方。
その上、死亡事故まで出てしまっため、紆余曲折を経て栃木県が中間部の計画中止を決定した。
僕がバイクに乗り始めた直後のことで、もちろん既に通行はできない。
今回はせめてゲートまで行ってみようというつもりでやってきた。
曲がりくねったワインディングをウネウネと登る。
あいにくの天気だがいくらか展望は楽しめた。
ワインディングを上りきったところにある第二ゲートでシャットアウト。
残念ながらバイクで来れるのはここまで。しゃーない。諦めよう。
雨が激しくなってきたので工事スペースで雨具を完全装備する。
Uターンしてワインディングを降って行くと一台の自動車に追いついた。
後部座席の窓から愛らしいゴールデンレトリバーが首を出している。
どうも進行方向に応じて首を出す窓を左へ右へと入れ替える癖があるらしい。
幾度もカーブが連続する九十九折の道なので忙しそうだ。
行く手を見極めようと目まぐるしく後部座席を移動していた。
R400に復帰してすぐ県道19号=日塩もみじラインを右折。
余り展望は開けないが気持ちの良い林間の快走路だ。
もう少し遅い時期なら紅葉が綺麗だったろう。雨は降ったり止んだり。
13:00、峠茶屋でトイレ休憩。
脇にある白滝という滝の周囲はいい感じで色づき始めていた。
13:10、富士見台という展望台に到着。
雨は一時的に上がっていたが、雲のせいで景観は宜しくない。
13:25、太閤下ろしの滝へ寄り道。濁流だが水量は多かった。
13:35、料金所で400円を支払って有料区間を退出。
R121を右折して、13:40、川治温泉で県道23号へと分岐。
川治ダムを横目に栗山村へと向かう。
一昨年、前沢稲ヶ沢林道を訪れた時に通ったエリアだ。
この辺りの鬼怒川の眺めは素晴らしい。が撮影はせず先を急ぐ。
14:00、給油してから県道249号へと右折。
渓流沿いを遡り土呂部峠を目指す。
降り続く雨のせいで、ところどころ冠水していた。
14:20、土呂部峠に到着。
っと、進行方向からセローの集団がやってきた。会釈して擦れ違う。
峠を左折してすぐに右手に分岐しているのが目的の県道350号栗山舘岩線(田代山林道)。
普段ゲートが閉鎖されているが、秋のわずかな期間だけ開放されるそうだ。
雨量が心配だったが特に通行止などの告知は無し。ほっ。
今日始めての未舗装路だ。フラットダートをグングンと上ってゆく。
やはり雨は降っていたが霧は出てないのでいくらか見通しはきいた。
標高が上がるとさすがに紅葉がちらほら見え始めた。ええぞええぞ。
福島県境が近づくと頭上すぐ上にまで霧が近づいてきた。
14:45、田代山峠に到着。風が無茶苦茶強い。
撮影で手袋を外したらすぐ手がかじかんできた。
先日取り付けたばかりのグリップヒーターをオンにする。
峠を越えて福島県に入る。
林道は降り勾配になり、林間に入ると風も弱まった。
栃木側よりも紅葉は進んでる気もしたが、まだ見頃ではなかった。
14:55、田代山登山口で小休止。
登山者の自動車が何台か停まっている。
この雨にもかかわらず脇の渓流は澄んでいた。
その後もダートを北上。林間を走ってやがて舗装路になり人里へ出た。
県道350を道なりに進んで、15:20、湯ノ花温泉の集落に到着。
キャンプのための買出しをしようと食料品店を探したが目ぼしい店がみつからず。
仕方ない。キャンプ地手前の集落で探してみることにした。
唐沢林道を経由して、15:35、飯豊檜枝岐大規模林道を左折。
15:40、木賊温泉の酒屋で買出し。食料は缶詰やレトルトや冷凍肉ばかり。
田舎では良くあることだが、それだけでは寂しい。
となりの土産物屋でなめこを一パック買う。
15:55、シルクバレーキャンプ場へチェックイン。
前述したが、今日はemiさんのお誘いで団体さんに合流させていただくことになった。
オフ会の主催は二輪便利帳というサイトを管理しているちんさん。
emiさんも既に到着し、テント・タープは設営済みだった。
emiさん以外は初対面である。皆様に一言挨拶を済ませ、雨の中でテント設営開始。
夕食の下拵えも済ませてから、17:00、一人で木賊温泉へ向かう。
西根川沿いにある露天風呂・岩風呂で協力金400円を箱に入れて入浴。
川の増水で脱衣場まで行く間に靴がずぶ濡れ。
普段は無色透明らしいお湯も川の水が入り込んで黒褐色に濁っていた。
それでも硫黄臭や湯温は僕好み。貴重な体験と前向きに捉えておこう。
17:40、キャンプ場に帰着。
楽な服装に着替え、荷物を整理して18:00。
入れ替わりに皆で風呂へ行ってしまったらしい。
待ちきれずテントの中で一人でビールを開けてチビチビ飲み始める。
18:30頃、皆さんが温泉から戻ってきた。タープの下に移動して宴会開始。
僕はコッヘルにおでん缶をあけて温めてつついた。
皆さんが徐々にワイワイと盛り上がっていく中、僕だけマイペースで飯へと移行。
なめこの炊き込みご飯をモシャモシャと食べて、あとは日本酒ちびちび。
酔眼でまったりと会話を拝聴。北海道のツーリング話が中心のようだ。
やばい発言をしないよう口にチャックしとこ。
シチューや鍋物のおすそ分けをいただきつつ、宴は進む。
そっかぁ、団体だと皆に振舞えるくらいの量を作るものなのね。
徐々に眠くなってきた。明日も早いので20:00過ぎに退席させていただく。
食器を洗い、テントの中で写真やGPSデータをまとめ、日記をメモってから就寝。
フライシートを叩く雨や風の音が激しいが、内側にいると増幅されて聞こえるものなのだ。
でもちょっと音が大きすぎるような…。
早速第一日目のレポですね〜
私は2日後に同じ田代山を通り抜けましたがスゴく景色よかったですよ、強風でしたけど。
各支線も調査しましたが泥ヌタでした。塩さんが通過した時の暴風雨っぷりが想像できます(-.-;)