GWに患った足首の怪我をきっかけに、ガエルネのオフロードブーツ・ED-PRO(黒)を思い切って購入した。
定価4万円弱。これまでの生涯で最も高価な履物である。
だが買って以来、玄関の飾りにしたまま、まだ一度もツーリングに履いてない。
東北やらイワナやら、キャンプツーリングばかりだったせいもある。
野営には不向きだろうし、終日使ってみて靴ズレとかが酷かったりしたら翌日が困る。
やはり最初は日帰りの林道ツーリングで試してみなければ。
ってなわけで、ブーツの評価がてら、ひさびさに日帰りで奥多摩に行くことに。
10:00、遅めの出発。
梅雨&降水確率40%なので雨具を持ってく。後は工具にGPS。今日も雨男が来るのかなぁ…。
給油してから青梅街道を西走。阿佐ヶ谷の吉野家で豚キムチ丼の朝食。
道路の混雑は東伏見のあたりがピークだった。で、青梅に着いたのが11:45。
自宅から距離的には40kmちょっとだっていうのに一時間半以上も浪費してしまった。
山間部は気温が低めの予報が出ていたので、薄手のジャケットを着て来てしまったのだが、渋滞気味の区間が多かったので暑い暑い。
高速道路を使って三浦半島や群馬に行く方が精神的にも肉体的にも楽なんだよなぁ…。
青梅のセブンイレブンでちょっと休憩し水分補給。
これから行く日原方面の道順を確認しようとツーリングマップルを…
無い。。
なんてこった、地図を忘れてしまった…。( ̄へ ̄|||) ウーム
…まぁいっか。道は大体覚えているし、GPSあるし。
日原方面は林道も含めて全て袋小路の行き止まりのはずだ。
右手伝いに全ての分岐に入ってもピストン往復で元の道に戻ってくることになるだろう。
迷路を脱出する時の「右手(左手)の法則」である。
奥多摩駅を過ぎ、急角度の三叉路を右折して、日原街道に。
狭い一車線の道をジグザグ進み、一本目の川乗林道の分岐に到着。
残念、ゲートが厳重に封鎖されていた。
チェーンが南京錠と針金でガッチリ固定されている。
普通に開け閉めできる状態なら控えめにお邪魔させていただくのだが、これは当然NG。
日原街道を先へ進んだ。
ここまで走ってブーツにもだいぶ慣れてきた。
靴底が厚いため、リアブレーキを踏み込み過ぎてしまうが、シフトチェンジは思ったほど違和感はない。
停車時に足を着くとき、しばしば靴底のブロックパターンがフットレストに一瞬引っかかってしまうことが気になる。
フットレストから横にずらすというよりは、一度足を持ち上げる感覚が必要だ。
また、思うようにつま先を伸ばすことが出来ないのもつらい。
足が届く範囲が狭くなり、停車時に足を出す場所も真横に限られてしまう。
少し離れた位置に足を着こうとして、何度か赤信号でヨタっとなってしまった。危ない危ない。
そのうち、足首の部分が柔らかくなるのかなぁ…?
さて、倉沢橋を渡ってすぐ右手。
12:35、倉沢林道に到着した。
今度はゲートも無く、スムースに奥へ。
路面は角ばった石が大目のややガレ。水溜りも多い。
そんな悪路にも関わらず、釣り人だろうか、何台か車も駐車されていた。
新しそうなバイクのタイヤ跡もある。誰か先に走ってるのかな。
と、数km進んだとこで、沢を渡る橋の向こうが盛り土で塞がれていた。
(*’へ’*) ンー
さすがに先行者のバイクもそこから先へ進んだ形跡は無い。
どうしたものか少し躊躇したが、何か挑まれてる気がした。
よっしゃ行くか。
こないだの二の舞だけは踏むまい。
助走をつけて、フロント抜重。
…
なんとか無事通過できた。ほっと一息。
さすがセロー。こういうのが本当は得意なのだ。
こういう障害物があると、最近ちょっとニヤついてしまう。
その先はさすがに全く交通量もないらしく、かなりの悪路。
かなり大き目の石がゴロゴロしてる急勾配だ。
100mほど進んだが、その先はどうもやばそうな雰囲気がしたので、Uターンできるうちに引き返すことに。
狭い幅員でどうにか切りかえして、盛り土も無事クリア。
ブーツも林道走行に影響はなさそうだ。
日原街道まで戻り、日原トンネルをくぐって少し進むと日原林道との分岐が。
ツーレポ二回目に訪れて以来だ。懐かしい。
とりあえず右手伝いに日原鍾乳洞方面に進む。
だが、鍾乳洞そのものは無視!
こんなブーツであの中を歩き回るなんてごめんこうむる!!
死んじゃう!!
日原街道を終点まで進むと、そこからは小谷川林道が延びていた。
入口の写真を撮ってるとエンジン音が聞こえ始め、奥からオフロードバイク二台がやって来た。
さっきの倉沢のタイヤ跡の主だろうか。会釈してすれ違う。
小谷川林道はかなり走りやすいフラットな路面だった。
時折、視界も開け、開放感がある。
車やハイカーに気を使いながら奥へ奥へ。
二箇所、通行止めの表示があったが自己責任で先へ進み、13:30、終点に到着。
終点付近は大き目の落石があるので、より注意が必要だった。
林道入口まで戻り、鍾乳洞をやりすごし、日原林道の分岐へ。
免許を取ったばかりの頃、カモシカに出会った思い出の林道だ。
前回は落石がもっと多かったような気がするが、随分綺麗になっていた。
途中、孫忽谷林道の分岐で停車。
以前来た時はゲートがあるのを見て端から諦めていたが、よく見れば鍵は特に無い。
普通に上に跳ね上げて下をくぐってゲートの内側へ。
その先も随分フラットな路面。結構交通量も多そうだ。
ちなみに「孫忽谷」は「まぐそだに」と読むらしい。
難読にしても、馬糞ってのはいかがなものか。
ずんずん進んだらプレハブの小屋があっておばちゃんがいたので挨拶。
さらに進んだら現場監督っぽいお兄ちゃんともすれ違った。
ダム工事でもやってるのかなと思ったら、どん詰まりが鉱山の採掘現場になっていた。
なるほど、この林道は鉱山関連の作業道なのね。道理で電線が通ってるはずだ。
それにしても何を掘ってるのだろう。
日原林道の白い岩塊を見る限り、このあたりは石灰岩が多そうな気がするが、それかな?
ゲートは開いていて道も続いてはいたが、発破作業注意みたいな表示を見つけてビビッてUターン。
分岐まで戻り、日原林道の本線をさらに進む。
雲取山へのアプローチや渓流釣りのためか、途中四輪が何台か駐車していた。
14:30、終点に到着。残念ながら今回はカモシカとの出会いは無かった。
休憩しながら足元のブーツを見ると、見るも無残な状態。
休憩を終え、日原街道の分岐まで戻って本日の林道探索は終了。
来た道を辿ってR411=青梅街道へ出て、奥多摩湖方面に左折。
15:30、奥多摩湖畔の丹下堂というお店で遅めの昼食をとることに。
注文したのはとろろめし定食800円。
けんちん汁・刺身コンニャク・山芋の揚げ物が付いていて、とてもお得な定食だった。
「今日は道空いてるでしょう、天気予報じゃ雨って言ってたからねぇ」
とおばちゃんに言われて、ふと気づく。
そういえば、雲は出ているが雨には降られていない。
雨男は別コースに行ったのだろうか? いいことだ。
丹下堂には日帰り温泉もあったが、この後もどうせ汗をかくだろうから今日はやめといた。
R411を少し進んで、都民の森方面に左折。
ひさびさに奥多摩周遊道を走ってから帰ることに。
相変わらずサーキットと勘違いしてレーサーレプリカで膝擦りしている連中がちらほら。
やはりここの雰囲気はなじめないなぁ。。
桧原村から武蔵五日市に抜けて、福生経由で新青梅街道へ。
ここから帰路の混雑具合も相変わらず…。。ふぅ。
まぁ何はともあれオフブーツでも走行には支障無し。(当たり前か)
次はキャンプ…あの足首の固さじゃ、さすがにNGSはきつそうだなぁ…。
移行お疲れ様でした。
祝BLOG開設ですね。
そしてツーレポ読みました。
ブーツ私も履きなれなくて硬くて、リヤ踏みっぱなしぽかったのでリヤブレーキとチェンジペダル角度調節してもらいました。だいぶラクになりました。
麦とろ定食いいですねぇ~
素朴なのも味わい深くておいしかったりしますよね。
初コメント、ありがとうございます!
もともと足首が固くて、ペダルからは足を外して運転してるんですけど、
今まで以上に、ペダルに足を乗せたら踏んでるような感覚ですね。
確か、調節もほとんど最下段まで下げてしまってたはず…。
まぁ、運転に支障なければ何でもありですな。
今後とも一生懸命書きますので、よろしくお願いいたしますです。